JPH08245224A - ガラス成形品の製造方法および装置 - Google Patents

ガラス成形品の製造方法および装置

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JPH08245224A
JPH08245224A JP4846795A JP4846795A JPH08245224A JP H08245224 A JPH08245224 A JP H08245224A JP 4846795 A JP4846795 A JP 4846795A JP 4846795 A JP4846795 A JP 4846795A JP H08245224 A JPH08245224 A JP H08245224A
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    • C03B2215/65Means for releasing gas trapped between glass and press die
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 必要最小限の大きさのガラス素材を用い、空
気溜りおよび割れの無い成形品を得る。 【構成】 同軸上で上下方向に移動する上下両押圧部材
1,2を上下に対向配置する。上下両押圧部材1,2の
内部に、この内部で摺動する上下両型5,6をそれぞれ
設ける。ガラス素材4を内部で保持した状態で搬送する
リング状搬送部材上下面の全外周を上下両押圧部材1,
2で把持し、ガラス素材4の上下両面の周囲に微小密閉
空間7,8を作る。上下両押圧部材1,2には、微小密
閉空間7,8に連通する通孔13〜16を設け、この通
孔13〜16を介して減圧装置21〜24により微小密
閉空間7,8を減圧する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱軟化したガラス素
材を加圧成形することにより、所望の形状の光学素子を
成形する光学素子の製造方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学素子の製造方法として、プリ
フォームを加熱軟化させ、ガラスの転移点以下の温度に
した上下成形型により押圧成形する方法が知られてい
る。また、より安価な平板状ガラス素材を、凹面または
凸面の曲率を持つ形状に変形させた後、所望の光学素子
を得る方法としては、特開平4−280823号公報に
示されているような、光学面相当部外周を上下押圧部材
により平板状ガラス素材を押圧し、上下押圧部材により
密閉された光学面相当部上下面の空間を増圧または減圧
することにより、凹面または凸面の曲率を持つ形状に平
板状ガラス素材を変形させた後、上下成形型により押圧
成形し、所望の光学素子を得る方法が示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の光学素
子の成形方法では、成形を大気圧の下で行うため、特に
平板状プリフォームを用いて凸レンズを成形する場合、
プリフォームの平面と成形型の凹状成形面の間に封じ込
められた空気が、成形型による押圧の過程で上記成形型
の凹状成形面から外側に抜け切らず内部に部分的に集ま
ることにより、その部分でガラス素材が成形型に密着し
ないままにガラスが硬化し、空気溜りと称する光学面の
窪みを伴う不良が生じる問題点があった。
【0004】また、特開平4−280823号公報に記
載される方法は、平板状ガラス素材を凹面または凸面の
曲率を持つ形状に変形させると同時に、所望の光学素子
に押圧成形することを目的としたものであり、凹面また
は凸面の曲率を持つプリフォームを成形するために、上
下成形型による被成形部の外周を上下押圧部材で押圧す
る必要があるため、光学面に対しかなり大きなガラス素
材を用いる必要がある。さらに、上下押圧部材およびそ
の内部で摺動する上下成形型の温度をガラスの転移点以
下の温度にて押圧成形する場合には、上下押圧部材によ
りガラス素材の熱が吸収され、光学面の外側に割れが生
じ易くなるという問題点があった。また、上下押圧部材
およびその内部で摺動する上下成形型をガラスが十分軟
化する温度、すなわち転移点以上に加熱して成形する場
合は、所望の光学素子を成形した後、上下押圧部材およ
び上下成形型を冷却し、成形した光学素子より離す必要
がある。しかし、上下押圧部材および上下成形型を加熱
しかつ冷却するためには、上下押圧部材および上下成形
型をガラスの転移点以下の温度にて押圧成形する場合に
比べて多くの時間を必要とするため、光学素子の成形時
間が非常に長くなるという問題点があった。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであって、必要最小限の大きさのガラス素
材を用い、空気溜りおよび割れの無い成形品を短時間で
得ることができるガラス成形品の成形方法を提供するこ
とを請求項1の目的とし、前記ガラス成形品を製造する
装置を提供することを請求項2,3の目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のように構成した。請求項1の発明
は、加熱軟化したガラス素材を上下方向に対向配置した
一対の上下成形型により加圧成形するガラス成形品の製
造方法において、前記ガラス素材を成形する直前にガラ
ス素材周囲の空間を減圧し、その後に所望の形状の光学
素子に押圧成形することとした。
【0007】請求項2の発明は、加熱軟化したガラス素
材を上下方向に対向配置した一対の上下成形型により加
圧成形するガラス成形品の製造装置において、上記上下
成形型それぞれの外周部に、上下成形型と独立して上下
方向に移動可能なリング状からなる上下の押圧部材を対
向配置し、この上下の押圧部材により、上記ガラス素材
を保持搬送するリング状搬送部材上下面の全外周を押圧
把持、密封した際に上下成形型と上下の押圧部材および
搬送部材とで閉塞されるガラス素材周囲の微小空間に連
通する通孔を上下の押圧部材の双方または一方に設け、
上記通孔を介して上記微小空間を減圧する装置を備えて
構成した。
【0008】請求項3の発明は、請求項2にあって、搬
送部材に、搬送部材に保持したガラス素材の上下面の間
で空気が自在に流動できる通孔を設けて構成した。
【0009】
【作用】請求項1に記載のガラス成形品の製造方法にあ
っては、加熱軟化したガラス素材を上下成形型により押
圧する直前に、減圧装置によりガラス素材周囲を減圧す
ることにより、上下成形型とガラス素材間に多量に空気
が封じ込められるのを防ぎつつ、ガラス素材を押圧成形
するものである。
【0010】請求項2に記載のガラス成形品の製造装置
にあっては、加熱軟化したガラス素材を保持した搬送部
材の上下面の外周を、上下の押圧部材により押圧把持、
密閉することにより、押圧部材、搬送部材および成形型
で囲まれたガラス素材周囲の微小空間をつくり、上記空
間を上下の押圧部材の双方または一方に設けた通孔を介
して減圧装置により減圧した後、成形型によりガラス素
材を押圧成形する。
【0011】請求項3に記載のガラス成形品の製造装置
にあっては、ガラス素材の上下面の間で空気が自在に流
動できる通孔を設けた搬送部材を用いることにより、上
押圧部材または下押圧部材のどちらか一方に設けた通孔
を介して減圧装置により減圧することができるようにし
たもので、この他の作用は請求項2と同様にして、所望
の光学素子を得るものである。
【0012】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 [実施例1]図1は本発明に係るガラス成形品の製造装
置の実施例1を示す中央縦断面図である。図1におい
て、5は上型、6は下型であり、共に光学素子を成形す
る成形型である。上記上型5および下型6は、それぞれ
の凹状成形面5aおよび6bを対向させ、円筒状の上押
圧部材1および下押圧部材2の内径部に配置されてい
る。上記上型5および下型6は、それぞれ上摺動装置1
1および下摺動装置12に連結されており、上押圧部材
1および下押圧部材2の内径面である摺動面1aおよび
2aに沿って、上下方向に摺動可能となっている。
【0013】上記上押圧部材1および下押圧部材2は上
下方向に対向配置されており、それぞれ上押圧装置9お
よび下押圧装置10により同軸上で上下方向へ移動可能
に設けられている。上記上押圧部材1の側部には、加熱
軟化したガラス素材4を保持した搬送部材3の上面を上
押圧部材1の下面で押圧した際に、上押圧部材1、上型
5、搬送部材3およびガラス素材4によりガラス素材4
の上面方向に形成される微小密閉空間7に連通する複数
の通孔13,14が設けられている。一方、下押圧部材
2の側部には、搬送部材3の下面を下押圧部材1の上面
で押圧した際に、下押圧部材2、下型6、搬送部材3お
よびガラス素材4によりガラス素材4の下面方向に形成
される微小密閉空間8に連通する複数の通孔15,16
が、上押圧部材1と同様に設けられている。上記微小密
閉空間7,8は、上記通孔13,14,15,16にそ
れぞれ接続されたパイプ17,18,19,20を介し
てそれぞれ減圧装置21,22,23,24に通じてい
る。ここで、上記通孔13,14,15,16は、上型
5、下型6がガラス素材4を最大限に押圧する成形位置
に摺動しても、上型5、下型6により塞がれることのな
い位置に配設されている。
【0014】次に、上記構成の製造装置を用いたガラス
成形品の製造方法を説明する。まず、ガラス素材4は、
搬送部材3の内壁に設けた凸状の突起3aにより保持さ
れた状態で、図示を省略した加熱炉により、搬送部材4
と共にガラスの軟化点以上の温度まで加熱された後、図
示を省略した搬送装置により、上型5および下型6の間
に側方より搬送される。上記搬送部材3が上下両押圧部
材1,2および上下両型5,6の軸芯位置に到達した所
で、上押圧装置9により上押圧部材1は下方に、下押圧
装置10により下押圧部材2は上方に移動し、搬送部材
3の上下面外周を金属シール等の手段を用いて押圧把
持、密閉すると、上下両押圧部材1,2、搬送部材3、
上下両型5,6により囲まれたガラス素材4の周囲に
は、微小な密閉空間7,8が形成される。
【0015】上記微小密閉空間7,8は、ガラスの転移
点より50℃程度低い温度に加熱された上記上下両押圧
部材1,2が搬送部材3を押圧密閉した直後に、減圧装
置21,22,23,24により10-2(Torr)以
下に減圧される。次いで、上摺動装置11が上型5を下
方に、下摺動装置12が下型6を上方に摺動させること
により、ガラスの転移点より50℃程度低い温度に加熱
された上下両型5,6の成形面5a,6aがガラス素材
4を押圧成形する。この状態でガラスが十分に硬化する
温度まで3〜90秒間冷却され、所望の光学素子が成形
されると、上型5を上摺動装置11で上方に、下型6を
下摺動装置12で下方に移動することにより、上下両型
5,6は光学素子より離れる。次いで、上押圧部材1を
上押圧装置9で上方に、下押圧部材2を下押圧装置10
で下方に移動することにより、上下両押圧部材1,2は
搬送部材3より離別し、成形された光学素子は搬送部材
3と共に、図示されない搬送装置により側方に搬出され
る。
【0016】以上のように、本実施例によれば、上下両
型5,6によりガラス素材4を押圧成形する前に、ガラ
ス素材4の周囲に形成される微小密閉空間7,8を減圧
することにより、上下両型5,6の凹状成形面5a,6
aとガラス素材4の間に空気が封じ込められるのを防ぐ
ことができるため、空気溜りの無い高精度な光学素子を
成形することができる。また、減圧により軟化ガラスか
らの揮発成分が上下両型5,6に付着することが無いた
め、良好な成形面を得ることができる。
【0017】また、この成形方法によれば、上下両押圧
部材1,2は直接ガラス素材4を押圧することが無いた
め、余分な径を有するガラス素材4を必要とせず、コス
トを低減することができ、しかも、上下両押圧部材1,
2が搬送部材3を押圧するため、上下両押圧部材1,2
の温度がガラスの転移点以下の温度であっても、ガラス
素材4の温度が急激に低下することがなく、上下両型
5,6によりガラス素材4を押圧する際に、光学面の外
側に割れを生じることがない。したがって、ガラス素材
4の温度は軟化点以上、上下両型5,6および上下両押
圧部材1,2の温度はガラスの転移点以下の一定温度
(例えば、「ガラス転移点(Tg)〜(ガラス転移点
(Tg)−100℃)」の範囲で)制御すればよい。す
なわち、上下両型5,6および上下両押圧部材1,2
を、ガラス素材4の押圧前に転移点以上の温度に加熱
し、押圧後に転移点以下の温度に冷却する必要がなく、
この加熱冷却に伴う成形時間の増加を防ぐことができる
ため、短時間で光学素子を得ることができる。なお、微
小密閉空間7,8を減圧するは圧力10-1(Torr)
が実験的に効果が確認される限界の値である。
【0018】[実施例2]図2および図3に本発明に係
るガラス成形品の製造装置の実施例2を示す。図2は製
造装置の中央縦断面図、図3は本実施例の製造装置に用
いる搬送部材を示し、図3(a)は平面図、図3(b)
は中央縦断面図である。
【0019】本実施例の製造装置に備えた上押圧部材1
には、図1と同様の構成で通孔32,33が設けられて
おり、パイプ34,35を介して減圧装置36,37に
接続されている。一方、下押圧部材2には、通孔等は設
けられていない。その他の装置構成は、実施例1と同様
である。
【0020】搬送部材25の外周部には、上下面に貫通
する数箇所の通孔26,27,28,29が設けられて
いる。また、上下押圧部材1,2が搬送部材25の上下
面をそれぞれ押圧した場合に、上記通孔26,27,2
8,29が塞がれないように、搬送部材25の上下面に
は上記通孔26,27,28,29と連通する段差3
0,31が設けられている。
【0021】次に、上記構成の製造装置を用いたガラス
成形品の製造方法を説明する。上記実施例1と同様に、
加熱軟化されたガラス素材4を載せた搬送部材25の上
下面を上下両押圧部材1,2がそれぞれ押圧し、押圧部
材1,2、搬送部材25、成形型5,6により、ガラス
素材4の周囲には微小な密閉空間7,8が形成される。
上下両押圧部材1,2が搬送部材3を押圧、密閉した直
後に、上記微小密閉空間7は、通孔32,33を介して
減圧装置36,37により減圧される。この時、上記微
小密閉空間8の空気が、搬送部材27に設けられた通孔
26,27,28,29を介して圧力の低い微小密閉空
間7へ移動するため、微小密閉空間7,8は同時に10
-2(Torr)以下に減圧される。次いで、実施例1と
同様に光学素子が成形される。
【0022】本実施例によれば、上記実施例1の効果に
加えて、搬送部材25に設けた通孔26,27,28,
29により、ガラス素材4の上下面の間で空気が流動で
きるようになるため、減圧を行うための減圧装置36,
36、パイプ34,35、および通孔32,33は、上
押圧部材1にのみ設けるだけでよく、装置構成が簡略化
できる。しかも、ガラス素材4の上下面の間で空気が流
動できるようになり、ガラス素材4の上下面間における
圧力差が無くなるため、上記圧力差によるガラス素材4
の不要な変形を避けることができる。
【0023】なお、本実施例では、減圧を行うため減圧
装置36,37、パイプ34,35および通孔32,3
3は上押圧部材1にそれぞれ2個ずつ設けたが、この数
はこの限りではなく、さらに、上押圧部材1に代えて、
下押圧部材2に設けて構成することも可能である。ま
た、搬送部材25に設ける通孔は26,27,28,2
9の4箇所としているが、この数もこの限りではない。
そして、この構成にあっても、上記本実施例と同様な効
果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は以下の効果
を得ることができる。請求項1に示す成形方法によれ
ば、加熱軟化されたガラス素材を押圧成形する際に生じ
る空気溜りを防止し、成形品の窪みを無くすことができ
る。また、減圧により軟化ガラスからの揮発成分が成形
型に付着することが無いため、良好な成形面を得ること
ができる。
【0025】請求項2に示す成形装置によれば、請求項
1の効果を実現するとともに、ガラス素材の搬送にリン
グ状の搬送部材を用いることにより、光学素子成形のた
めに必要な最小限の径のガラス素材から所望の光学素子
を得ることができる。また、この搬送部材の上下面を上
下の押圧部材により押圧把持するため、上下の押圧部材
の温度がガラスの転移点以下の温度であっても、加熱軟
化されたガラス素材の熱が直接押圧部材に吸収されるこ
とはなく、ガラス素材の急冷を防ぐことができるため、
割れの無い良好な光学素子を短時間で成形することがで
きる。
【0026】請求項3に示す成形装置によれば、請求項
1および請求項2の効果に加えて、搬送部材に設けた通
孔により、ガラス素材の上下面の間で空気が流動できる
ようになるため、減圧を行うための減圧装置、パイプお
よび通孔は、上下押圧部材のどちらか一方のみに設ける
だけでよく、装置構成が簡略化できる。しかも、ガラス
素材の上下面間における圧力差が無くなるため、上記圧
力差によるガラス素材の不要な変形を避けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガラス成形品の製造装置の実施例
1を示す中央縦断面図である。
【図2】本発明に係るガラス成形品の製造装置の実施例
2を示す中央縦断面図である。
【図3】本発明の実施例2の製造装置に用いる搬送部材
を示し、図3(a)は平面図、図3(b)は中央縦断面
図である。
【符号の説明】
1 上押圧部材 2 下押圧部材 3,25 搬送部材 4 ガラス素材 5 上型 6 下型 7,8 微小密閉空間 13,14,15,16 通孔 21,22,23,24 減圧装置 26,27,28,29 通孔 36,37 減圧装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱軟化したガラス素材を上下方向に対
    向配置した一対の上下成形型により加圧成形するガラス
    成形品の製造方法において、前記ガラス素材を成形する
    直前にガラス素材周囲の空間を減圧し、その後に所望の
    形状の光学素子に押圧成形することを特徴とするガラス
    成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】 加熱軟化したガラス素材を上下方向に対
    向配置した一対の上下成形型により加圧成形するガラス
    成形品の製造装置において、上記上下成形型それぞれの
    外周部に、上下成形型と独立して上下方向に移動可能な
    リング状からなる上下の押圧部材を対向配置し、この上
    下の押圧部材により上記ガラス素材を保持搬送するリン
    グ状搬送部材上下面の全外周を押圧把持、密封した際に
    上下成形型と上下の押圧部材および搬送部材とで閉塞さ
    れるガラス素材周囲の微小空間に連通する通孔を上下の
    押圧部材の双方または一方に設け、上記通孔を介して上
    記微小空間を減圧する装置を備えたことを特徴とするガ
    ラス成形品の製造装置。
  3. 【請求項3】 搬送部材には、搬送部材に保持したガラ
    ス素材の上下面の間で空気が自在に流動可能な通孔を設
    けたことを特徴とする請求項2記載のガラス成形品の製
    造装置。
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