JPH08244469A - 自動車用グラスラン及びその製造方法 - Google Patents
自動車用グラスラン及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08244469A JPH08244469A JP7079665A JP7966595A JPH08244469A JP H08244469 A JPH08244469 A JP H08244469A JP 7079665 A JP7079665 A JP 7079665A JP 7966595 A JP7966595 A JP 7966595A JP H08244469 A JPH08244469 A JP H08244469A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass run
- visor
- resin
- wall portion
- automobile
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 バイザーの製造及び取付けコストを安くす
る。 〔構成〕 製品形状を型空間として有する金型３４内に
予め成形された樹脂製のグラスラン１０をセットし、バ
イザー１６をインジェクション成形してグラスラン１０
と一体化したことを特徴とする自動車用グラスランの製
造方法。
る。 〔構成〕 製品形状を型空間として有する金型３４内に
予め成形された樹脂製のグラスラン１０をセットし、バ
イザー１６をインジェクション成形してグラスラン１０
と一体化したことを特徴とする自動車用グラスランの製
造方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のグラスラン及
びその製造方法に関するものである。
びその製造方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車の窓枠には、窓ガラスの気密性を
保つためにグラスランが設けられている。このグラスラ
ンは、ゴム又は軟質樹脂で作られ、窓ガラスを迎入して
その両面に摺接するようになっている。一方で、窓枠の
外側には雨等が入り込まないためのバイザーも設けられ
ている。このバイザーは、金属又は硬質樹脂で作られ、
窓枠に対してビス又は止め金具で止め付けられるように
なっている。
保つためにグラスランが設けられている。このグラスラ
ンは、ゴム又は軟質樹脂で作られ、窓ガラスを迎入して
その両面に摺接するようになっている。一方で、窓枠の
外側には雨等が入り込まないためのバイザーも設けられ
ている。このバイザーは、金属又は硬質樹脂で作られ、
窓枠に対してビス又は止め金具で止め付けられるように
なっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従って、両者を止め付
けるのに取付け工数を必要とするとともに、シール部材
等を用いて両者のシール維持も図らなければならかっ
た。本発明は、グラスランとバイザーとを一体化してこ
の課題を解決したものである。
けるのに取付け工数を必要とするとともに、シール部材
等を用いて両者のシール維持も図らなければならかっ
た。本発明は、グラスランとバイザーとを一体化してこ
の課題を解決したものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、グラスランとバイザーとを一体化したことを特徴と
する自動車用グラスランと、製品形状を型空間として有
する金型内に予め成形された樹脂製のグラスランをセッ
トし、バイザーをインジェクション成形してグラスラン
と一体化したことを特徴とする自動車用グラスランの製
造方法をそれぞれ提供するものである。
は、グラスランとバイザーとを一体化したことを特徴と
する自動車用グラスランと、製品形状を型空間として有
する金型内に予め成形された樹脂製のグラスランをセッ
トし、バイザーをインジェクション成形してグラスラン
と一体化したことを特徴とする自動車用グラスランの製
造方法をそれぞれ提供するものである。
【０００５】
【作用】本発明が以上の手段をとることにより、即ち、
バイザーはグラスランと一体化されるために両者の取付
け作業やシール維持構造は必要としない。
バイザーはグラスランと一体化されるために両者の取付
け作業やシール維持構造は必要としない。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図３は自動車の側面図であるが、グラスラン１０
は、前部ドア１２及び後部ドア１４とも、両側辺と上辺
の３辺に設けられる。バイザー１６は、少なくとも上辺
に設けられるが、このうち前部ドア１２のバイザー１６
は前方の側辺にかけても設けられる。
する。図３は自動車の側面図であるが、グラスラン１０
は、前部ドア１２及び後部ドア１４とも、両側辺と上辺
の３辺に設けられる。バイザー１６は、少なくとも上辺
に設けられるが、このうち前部ドア１２のバイザー１６
は前方の側辺にかけても設けられる。
【０００７】図１は図３のＡーＡ断面図であるが、ここ
に示すグラスラン１０は、上壁部１８及び外壁部２０並
びに内壁部２２からなる断面略門形をしているものであ
り、この上壁部１８を金属製窓枠サッシュ２４に弾性嵌
合して止め付けているものである。尚、外壁部２０及び
内壁部２２には窓ガラス２６に摺接する摺接部２８、３
０を設け、上壁部１８には同じく緩衝部３２を設けて窓
ガラス２６との気密性を保っている。
に示すグラスラン１０は、上壁部１８及び外壁部２０並
びに内壁部２２からなる断面略門形をしているものであ
り、この上壁部１８を金属製窓枠サッシュ２４に弾性嵌
合して止め付けているものである。尚、外壁部２０及び
内壁部２２には窓ガラス２６に摺接する摺接部２８、３
０を設け、上壁部１８には同じく緩衝部３２を設けて窓
ガラス２６との気密性を保っている。
【０００８】本発明は、以上のグラスラン１０とバイザ
ー１６とを一体化したものである。この一体化構造は、
両者の材質等にもよるが、接着、溶着、圧着、締着具等
を用いての機械的結合、一体成形等、何であってもよ
い。しかし、両者とも樹脂を材質として以下の一体成形
によるのがもっとも適当である。
ー１６とを一体化したものである。この一体化構造は、
両者の材質等にもよるが、接着、溶着、圧着、締着具等
を用いての機械的結合、一体成形等、何であってもよ
い。しかし、両者とも樹脂を材質として以下の一体成形
によるのがもっとも適当である。
【０００９】図２はその方法を示す説明図であるが、製
品形状を型空間として有する金型３４（本例では、３４
ａ、３４ｂ、３４ｃの三つの割型によるものを示した）
内に予め成形した樹脂製のグラスラン１０をセットし、
残った型空間３６に射出路３８から樹脂をインジェクシ
ョンしてこれをバイザー１６として両者を一体化するの
である。具体的には、外壁部２０の下方にバイザー１６
部分を延長させるのがもっとも好ましい。尚、バイザー
１６は必要な箇所だけにインジェクション成形されるこ
とになる。この場合、樹脂は熱可塑性を有するから、バ
イザー１６は既に硬化したグラスラン１０に対しても相
溶性のある材料同士では一体化されるが、必要なら両者
の臨界面に接着剤等を塗布しておけばよい。
品形状を型空間として有する金型３４（本例では、３４
ａ、３４ｂ、３４ｃの三つの割型によるものを示した）
内に予め成形した樹脂製のグラスラン１０をセットし、
残った型空間３６に射出路３８から樹脂をインジェクシ
ョンしてこれをバイザー１６として両者を一体化するの
である。具体的には、外壁部２０の下方にバイザー１６
部分を延長させるのがもっとも好ましい。尚、バイザー
１６は必要な箇所だけにインジェクション成形されるこ
とになる。この場合、樹脂は熱可塑性を有するから、バ
イザー１６は既に硬化したグラスラン１０に対しても相
溶性のある材料同士では一体化されるが、必要なら両者
の臨界面に接着剤等を塗布しておけばよい。
【００１０】ところで、グラスラン１０は、全長に亘っ
て断面形状を一様にできるから、押出し成形によるのが
経済的である（インジェクション成形であってはならな
いというのではない）。尚、押出し成形に限らず、イン
ジェクション成形であっても、部分的に樹脂の材質を変
えることができるから、強度を要する上壁部１８と外壁
部２０はＰＰ、ＰＶＣ等の硬質樹脂で、ある程度の弾力
性を要する摺接部２８、３０と緩衝部３２はＴＰＯ、Ｐ
ＶＣ等の軟質樹脂で構成するようなことも可能である。
て断面形状を一様にできるから、押出し成形によるのが
経済的である（インジェクション成形であってはならな
いというのではない）。尚、押出し成形に限らず、イン
ジェクション成形であっても、部分的に樹脂の材質を変
えることができるから、強度を要する上壁部１８と外壁
部２０はＰＰ、ＰＶＣ等の硬質樹脂で、ある程度の弾力
性を要する摺接部２８、３０と緩衝部３２はＴＰＯ、Ｐ
ＶＣ等の軟質樹脂で構成するようなことも可能である。
【００１１】上壁部１８を強度のある材質で構成する
と、窓枠サッシュ２４に弾性的に嵌合でき、グラスラン
１０を強固に固定できる。即ち、上壁部１８を固定する
ことで、これに連なる硬質樹脂からなる外壁部２０も固
定され、この先に位置するパイザー１６も固定できるの
である。この場合、バイザー１６の端部をグラスラン１
０の縦部分と一体化すれば、更に強く固定できる。この
バイザー１６は当然に強度を要するから、透明ＰＰ、Ｐ
ＶＣ、ＰＣ、ＭＭＡ、ＰＳ等が適する。
と、窓枠サッシュ２４に弾性的に嵌合でき、グラスラン
１０を強固に固定できる。即ち、上壁部１８を固定する
ことで、これに連なる硬質樹脂からなる外壁部２０も固
定され、この先に位置するパイザー１６も固定できるの
である。この場合、バイザー１６の端部をグラスラン１
０の縦部分と一体化すれば、更に強く固定できる。この
バイザー１６は当然に強度を要するから、透明ＰＰ、Ｐ
ＶＣ、ＰＣ、ＭＭＡ、ＰＳ等が適する。
【００１２】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したように、グラ
スランとバイザーとを一体化したものであるから、別体
のバイザーを窓枠等に取り付けるものに比べて取付け工
数を必要としないとともに、バイザーのシール構造等も
不要になる。従って、コストを大幅に低減できる。
スランとバイザーとを一体化したものであるから、別体
のバイザーを窓枠等に取り付けるものに比べて取付け工
数を必要としないとともに、バイザーのシール構造等も
不要になる。従って、コストを大幅に低減できる。
【図１】本発明の実施例を示す自動車用グラスランの断
面図である。
面図である。
【図２】本発明の実施例を示す自動車用グラスランの製
造方法の説明図である。
造方法の説明図である。
【図３】自動車の側面図である。
１０ グラスラン １６ バイザー １８ グラスランの上壁部 ２０ グラスランの外壁部 ２４ 金属製窓枠サッシュ ３４ 金型
Claims (7)
- 【請求項１】 グラスランとバイザーとを一体化したこ
とを特徴とする自動車用グラスラン。 - 【請求項２】 グラスラン及びバイザーとも、樹脂で構
成される請求項１の自動車用グラスラン。 - 【請求項３】 製品形状を型空間として有する金型内に
予め成形された樹脂製のグラスランをセットし、バイザ
ーをインジェクション成形してグラスランと一体化した
ことを特徴とする自動車用グラスランの製造方法。 - 【請求項４】 グラスランが外壁部を有するものであ
り、外壁部の下方にバイザーを延長させたものである請
求項３の自動車用グラスランの製造方法。 - 【請求項５】 グラスランの外壁部及びバイザーとも、
硬質樹脂で構成される請求項４の自動車用グラスランの
製造方法。 - 【請求項６】 グラスランが上壁部を有するものであ
り、この上壁部を硬質樹脂で構成するとともに、これを
金属製窓枠サッシュに弾性嵌合した請求項３〜５いずれ
かの自動車用グラスランの製造方法。 - 【請求項７】 グラスランを押出し成形で成形する請求
項３〜６いずれかの自動車用グラスランの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7079665A JPH08244469A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 自動車用グラスラン及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7079665A JPH08244469A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 自動車用グラスラン及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244469A true JPH08244469A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13696470
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7079665A Pending JPH08244469A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 自動車用グラスラン及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08244469A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003146074A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Tamura Plastic Mfg Co Ltd | 自動車用バイザー |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP7079665A patent/JPH08244469A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003146074A (ja) * | 2001-11-08 | 2003-05-21 | Tamura Plastic Mfg Co Ltd | 自動車用バイザー |
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