JPH08244445A - 自動車の空気導入装置 - Google Patents
自動車の空気導入装置Info
- Publication number
- JPH08244445A JPH08244445A JP8052583A JP5258396A JPH08244445A JP H08244445 A JPH08244445 A JP H08244445A JP 8052583 A JP8052583 A JP 8052583A JP 5258396 A JP5258396 A JP 5258396A JP H08244445 A JPH08244445 A JP H08244445A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- water separator
- wall
- air inlet
- sectional area
- Prior art date
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H3/00—Other air-treating devices
- B60H3/06—Filtering
- B60H3/0608—Filter arrangements in the air stream
- B60H3/0641—Filter arrangements in the air stream near ventilating openings in the vehicle exterior
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60H—ARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
- B60H1/00—Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
- B60H1/24—Devices purely for ventilating or where the heating or cooling is irrelevant
- B60H1/26—Ventilating openings in vehicle exterior; Ducts for conveying ventilating air
- B60H1/28—Ventilating openings in vehicle exterior; Ducts for conveying ventilating air the openings being situated directly in front of vehicle front window
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Air-Conditioning For Vehicles (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車の空気導入装置を、水分離作用が良好
であり、騒音の発生がほとんど完全に抑制されるまで減
少されるように改良する。 【解決手段】 水分離器（１７）がほぼ垂直に延びる孔
開き壁（１９）によって形成され、それらの孔（２０）
が壁（１９）をそれぞれ互いに平行な孔軸線（２１）を
もって完全に貫通し、空気フィルタ（１８）が水分離器
（１７）から僅かな間隔を隔てて且つ水分離器（１７）
に対して平行にあるいは鋭角を成して傾斜して配置され
ている。
であり、騒音の発生がほとんど完全に抑制されるまで減
少されるように改良する。 【解決手段】 水分離器（１７）がほぼ垂直に延びる孔
開き壁（１９）によって形成され、それらの孔（２０）
が壁（１９）をそれぞれ互いに平行な孔軸線（２１）を
もって完全に貫通し、空気フィルタ（１８）が水分離器
（１７）から僅かな間隔を隔てて且つ水分離器（１７）
に対して平行にあるいは鋭角を成して傾斜して配置され
ている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、特許請求の範囲請
求項１の上位概念部分に記載の自動車の空気導入装置に
関する。
求項１の上位概念部分に記載の自動車の空気導入装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】この種の公知の空気導入装置（ドイツ特
許第４２３４０４５Ｃ１号明細書参照）の場合、水分離
器、空気フィルタおよび活性炭フィルタが粗い網で閉じ
られた新鮮空気入口の下側にいわゆる直列に水平に整列
して配置されている。空気入口の横断面積は、水分離
器、空気フィルタおよび活性炭フィルタが配置されてい
る空気流路の横断面積にほぼ相当している。そこで詳述
されてない水分離器は上向きに開いている多数の棒状捕
捉樋を有し、これらの捕捉樋は互いに平行に並べて間隔
を隔てて配置されている。互いに並んで平行に延びる二
つの捕捉樋ごとに同形に形成された棒状の覆い樋が被さ
れている。これらの覆い樋は下向きに開き、二つの捕捉
樋の互いに並んで位置する端面を覆っている。水分離器
を貫流する新鮮空気はこれらの覆い樋と捕捉樋との間で
数回転向され、これは流れ抵抗を増大し、顕著な流れ騒
音を生ずる。
許第４２３４０４５Ｃ１号明細書参照）の場合、水分離
器、空気フィルタおよび活性炭フィルタが粗い網で閉じ
られた新鮮空気入口の下側にいわゆる直列に水平に整列
して配置されている。空気入口の横断面積は、水分離
器、空気フィルタおよび活性炭フィルタが配置されてい
る空気流路の横断面積にほぼ相当している。そこで詳述
されてない水分離器は上向きに開いている多数の棒状捕
捉樋を有し、これらの捕捉樋は互いに平行に並べて間隔
を隔てて配置されている。互いに並んで平行に延びる二
つの捕捉樋ごとに同形に形成された棒状の覆い樋が被さ
れている。これらの覆い樋は下向きに開き、二つの捕捉
樋の互いに並んで位置する端面を覆っている。水分離器
を貫流する新鮮空気はこれらの覆い樋と捕捉樋との間で
数回転向され、これは流れ抵抗を増大し、顕著な流れ騒
音を生ずる。
【０００３】水分離器に付着する水分および湿気は水膜
として捕捉樋を通って横に流れる。水は空気流路の底に
配置されたトレイから排水口を通って排出される。
として捕捉樋を通って横に流れる。水は空気流路の底に
配置されたトレイから排水口を通って排出される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、冒頭
に述べた形式の空気導入装置を、水分離作用が良好であ
り、騒音の発生がほとんど完全に抑制されるまで十分に
減少されるように改良することにある。
に述べた形式の空気導入装置を、水分離作用が良好であ
り、騒音の発生がほとんど完全に抑制されるまで十分に
減少されるように改良することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項１の上位概念部分に記載の自
動車の空気導入装置において、特許請求の範囲請求項１
の特徴部分に記載の手段によって達成される。
は、特許請求の範囲請求項１の上位概念部分に記載の自
動車の空気導入装置において、特許請求の範囲請求項１
の特徴部分に記載の手段によって達成される。
【０００６】本発明に基づく空気導入装置は、改良され
整流器として作用する水分離器によって発生される平面
的な流れ抵抗が明らかに小さな空気速度を生じ、従って
騒音の発生がほんの僅かであり水分離作用が非常に良好
であるという利点を有する。この小さな空気速度は更
に、分離され壁に付着した水滴が一緒に運ばれることを
阻止する。本発明に基づく新規の水分離器およびその空
気流路内における垂直配置は、単位時間当たり所定の空
気量の場合に水分離作用を極めて狭い構造空間で最適な
流れ抵抗と小さな騒音レベルで行うことを可能にする。
整流器として作用する水分離器によって発生される平面
的な流れ抵抗が明らかに小さな空気速度を生じ、従って
騒音の発生がほんの僅かであり水分離作用が非常に良好
であるという利点を有する。この小さな空気速度は更
に、分離され壁に付着した水滴が一緒に運ばれることを
阻止する。本発明に基づく新規の水分離器およびその空
気流路内における垂直配置は、単位時間当たり所定の空
気量の場合に水分離作用を極めて狭い構造空間で最適な
流れ抵抗と小さな騒音レベルで行うことを可能にする。
【０００７】本発明に基づく空気導入装置の有利な実施
態様は特許請求の範囲の各請求項に記載されている。
態様は特許請求の範囲の各請求項に記載されている。
【０００８】本発明の有利な実施態様において、各孔に
壁の両側に突出する管が気密にはめ込まれている。垂直
の壁を貫通するほぼ水平の各管において同じ流れ抵抗が
生ずる。その流れ抵抗に差異が生ずる場合、その差異は
管の直径および長さによって補償される。上から壁に沿
って流出する水は管の中に入り込まず真下に流出する。
空気流と一緒に案内される水滴は管を通る間に壁と接触
し、重力によって下向きに管の流出端に向かって流れ
る。
壁の両側に突出する管が気密にはめ込まれている。垂直
の壁を貫通するほぼ水平の各管において同じ流れ抵抗が
生ずる。その流れ抵抗に差異が生ずる場合、その差異は
管の直径および長さによって補償される。上から壁に沿
って流出する水は管の中に入り込まず真下に流出する。
空気流と一緒に案内される水滴は管を通る間に壁と接触
し、重力によって下向きに管の流出端に向かって流れ
る。
【０００９】本発明の有利な実施態様において管が内側
に条溝を備えている場合、遠心力によって最後の水滴も
空気流から除去される。流れ方向に見て壁の背面におい
て管の流出端に茸状の空気渦が生じ、この空気渦は管の
下側流出端に到着する水滴をその重力を支えて垂直壁に
遅い流れの領域に転向し、そこで水滴は水膜として流出
する。
に条溝を備えている場合、遠心力によって最後の水滴も
空気流から除去される。流れ方向に見て壁の背面におい
て管の流出端に茸状の空気渦が生じ、この空気渦は管の
下側流出端に到着する水滴をその重力を支えて垂直壁に
遅い流れの領域に転向し、そこで水滴は水膜として流出
する。
【００１０】本発明の有利な実施態様において、水分離
器の空気貫流面積は空気入口の横断面積より数倍大きく
されている。粗い網あるいは覆い格子の横断面積に比べ
てかなり大きくされたこの水分離器の横断面積は、空気
速度を明らかにかなり減少する働きをする。
器の空気貫流面積は空気入口の横断面積より数倍大きく
されている。粗い網あるいは覆い格子の横断面積に比べ
てかなり大きくされたこの水分離器の横断面積は、空気
速度を明らかにかなり減少する働きをする。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図に示した実施例を参照して
本発明を詳細に説明する。
本発明を詳細に説明する。
【００１２】図１に概略的に示されている自動車の空気
導入装置は車体の前部構造物１０に配置され、空気入口
１２を空気出口１３に接続している空気流路１１を有し
ている。その空気入口１２は車体の上側壁１４に時とし
てはボンネットに形成され、粗い網あるいは覆い格子１
５で覆われている。空気出口１３は自動車の暖房あるい
は冷房装置（図示せず）に接続されている。１６は自動
車のフロントガラスである。
導入装置は車体の前部構造物１０に配置され、空気入口
１２を空気出口１３に接続している空気流路１１を有し
ている。その空気入口１２は車体の上側壁１４に時とし
てはボンネットに形成され、粗い網あるいは覆い格子１
５で覆われている。空気出口１３は自動車の暖房あるい
は冷房装置（図示せず）に接続されている。１６は自動
車のフロントガラスである。
【００１３】空気流路１１の中に空気流れ方向に見て水
分離器１７および空気フィルタ１８が前後して配置され
ている。これらの両構成要素１７、１８は空気流路１１
の流れ断面積を完全に覆っている。水分離器１７はほぼ
垂直に延びる孔開き壁１９で形成されている。それらの
孔２０は壁１９をそれぞれ完全に貫通し、それらの孔軸
線２１は互いに平行に延びている。図１には孔２０のう
ちで中央断面内の上部の二つしか示されておらず、その
断面平面内に位置する残りの孔２０はそれらの孔軸線２
１だけで示されている。壁１９は中央範囲において僅か
に湾曲されているので、壁１９の下端は上端に対して鋭
角を成して延びている。空気フィルタ１８は水分離器１
７から僅かに間隔を隔てて配置され、水分離器１７に対
してほぼ平行に配置されている。その平行は水分離器１
７の中央範囲までの上部範囲に限り、壁１９と空気フィ
ルタ１８との間隔は壁１９の下部範囲においてその湾曲
経過に応じて連続的に増大している。
分離器１７および空気フィルタ１８が前後して配置され
ている。これらの両構成要素１７、１８は空気流路１１
の流れ断面積を完全に覆っている。水分離器１７はほぼ
垂直に延びる孔開き壁１９で形成されている。それらの
孔２０は壁１９をそれぞれ完全に貫通し、それらの孔軸
線２１は互いに平行に延びている。図１には孔２０のう
ちで中央断面内の上部の二つしか示されておらず、その
断面平面内に位置する残りの孔２０はそれらの孔軸線２
１だけで示されている。壁１９は中央範囲において僅か
に湾曲されているので、壁１９の下端は上端に対して鋭
角を成して延びている。空気フィルタ１８は水分離器１
７から僅かに間隔を隔てて配置され、水分離器１７に対
してほぼ平行に配置されている。その平行は水分離器１
７の中央範囲までの上部範囲に限り、壁１９と空気フィ
ルタ１８との間隔は壁１９の下部範囲においてその湾曲
経過に応じて連続的に増大している。
【００１４】空気流路１１は水分離器１７および空気フ
ィルタ１８の下側が排水口２３付きのトレイ２２によっ
て境界づけられている。トレイ２２の前端から空気流路
１１の前面境界壁２４が空気入口１２の前縁まで延びて
いる。この境界壁２４はトレイ２２から出発してまず垂
直に延び、壁１９の上部範囲の近くで湾曲され、それか
ら空気入口１２の前方下縁まで真っ直ぐに延びている。
壁１９の上縁から空気流路１１の上面境界壁２５が空気
入口１２の後方上縁まで延びている。前面境界壁２４、
上面境界壁２５およびトレイ２２の横にそれぞれ続いて
いる空気流路１１に対する側面境界壁はここでは図示さ
れていない。
ィルタ１８の下側が排水口２３付きのトレイ２２によっ
て境界づけられている。トレイ２２の前端から空気流路
１１の前面境界壁２４が空気入口１２の前縁まで延びて
いる。この境界壁２４はトレイ２２から出発してまず垂
直に延び、壁１９の上部範囲の近くで湾曲され、それか
ら空気入口１２の前方下縁まで真っ直ぐに延びている。
壁１９の上縁から空気流路１１の上面境界壁２５が空気
入口１２の後方上縁まで延びている。前面境界壁２４、
上面境界壁２５およびトレイ２２の横にそれぞれ続いて
いる空気流路１１に対する側面境界壁はここでは図示さ
れていない。
【００１５】空気流路１１は流れ断面積が境界壁２４、
２５によって空気入口１２から出発して徐々に増大して
いる。その流れ断面積は水分離器１７および空気フィル
タ１８の範囲が最大となっており、これは空気入口１２
の横断面積の数倍となっている。空気流路１１をこのよ
うに形成することによって、空気入口１２を通って流入
する新鮮空気は水分離器１７ないしその壁１９ないしそ
の上部範囲を洗流して流れ、ここから壁１９に沿ってト
レイ２２まで流れる。既に述べたように壁１９はその下
部終端範囲がほぼ鋭角に傾斜して延びているので、そこ
で垂直に延びる前面境界壁２４との間隔は下向きに狭ま
り、空気流は壁１９の下部範囲に鋭角に衝突し、孔２０
を貫流する。
２５によって空気入口１２から出発して徐々に増大して
いる。その流れ断面積は水分離器１７および空気フィル
タ１８の範囲が最大となっており、これは空気入口１２
の横断面積の数倍となっている。空気流路１１をこのよ
うに形成することによって、空気入口１２を通って流入
する新鮮空気は水分離器１７ないしその壁１９ないしそ
の上部範囲を洗流して流れ、ここから壁１９に沿ってト
レイ２２まで流れる。既に述べたように壁１９はその下
部終端範囲がほぼ鋭角に傾斜して延びているので、そこ
で垂直に延びる前面境界壁２４との間隔は下向きに狭ま
り、空気流は壁１９の下部範囲に鋭角に衝突し、孔２０
を貫流する。
【００１６】図１における部分ＩＩに示され図２に拡大
して明瞭に示されているように、壁１９の各孔２０にそ
れぞれ管２６が気密にはめ込まれ、壁１９から両側に突
出している。水分離作用を向上するために管２６の内面
に条溝が付けられる。図３には水分離器１７の正面図が
示されている。空気フィルタ１８と水分離器１７との間
隔は水分離器１７における管断面積の総計と空気フィル
タ１８のフィルタ面積との比率によって決定されてい
る。
して明瞭に示されているように、壁１９の各孔２０にそ
れぞれ管２６が気密にはめ込まれ、壁１９から両側に突
出している。水分離作用を向上するために管２６の内面
に条溝が付けられる。図３には水分離器１７の正面図が
示されている。空気フィルタ１８と水分離器１７との間
隔は水分離器１７における管断面積の総計と空気フィル
タ１８のフィルタ面積との比率によって決定されてい
る。
【００１７】上述した空気導入装置は次のように作用す
る。
る。
【００１８】空気入口１２を通って流入する湿った新鮮
空気は、それが非常に大きな横断面積の空気フィルタ１
８に流入する前に、前置された同様に非常に大きな横断
面積の水分離器１７を貫流しなければならない。多数の
管２６を持った壁で発生される平面の流れ抵抗は、その
横断面積が空気入口１２の横断面積に比べて数倍大きい
ことにより明らかに小さな空気速度を生ずる。この結
果、騒音の発生は僅かとなり、遅くとも管２６内におい
て非常に良好な水分離作用が生ずる。小さな空気速度は
壁１９に付着する水滴が一緒に運ばれることを阻止す
る。空気流内を一緒に導かれる水滴は管２６を通る間に
壁と接触し、重力によって下向きに管２６の流出端に向
かって流れる。管２６に条溝が付けられているとき、管
２６の中における空気柱に旋回流が発生され、遠心力に
よって最後の水滴も空気流から除去される。管２６の流
出端に典型的に茸状の空気渦が形成される。この空気渦
は急速な流れが大きな空間に流出する際に生じ、図２に
符号２７で示されている。この空気渦２７は管２６の下
側流出端に到着する水滴をその重力を支えて垂直の壁１
９に遅い流れの領域に導き、そこで水滴は水膜を形成し
下向きにトレイ２２に向けて流出する。
空気は、それが非常に大きな横断面積の空気フィルタ１
８に流入する前に、前置された同様に非常に大きな横断
面積の水分離器１７を貫流しなければならない。多数の
管２６を持った壁で発生される平面の流れ抵抗は、その
横断面積が空気入口１２の横断面積に比べて数倍大きい
ことにより明らかに小さな空気速度を生ずる。この結
果、騒音の発生は僅かとなり、遅くとも管２６内におい
て非常に良好な水分離作用が生ずる。小さな空気速度は
壁１９に付着する水滴が一緒に運ばれることを阻止す
る。空気流内を一緒に導かれる水滴は管２６を通る間に
壁と接触し、重力によって下向きに管２６の流出端に向
かって流れる。管２６に条溝が付けられているとき、管
２６の中における空気柱に旋回流が発生され、遠心力に
よって最後の水滴も空気流から除去される。管２６の流
出端に典型的に茸状の空気渦が形成される。この空気渦
は急速な流れが大きな空間に流出する際に生じ、図２に
符号２７で示されている。この空気渦２７は管２６の下
側流出端に到着する水滴をその重力を支えて垂直の壁１
９に遅い流れの領域に導き、そこで水滴は水膜を形成し
下向きにトレイ２２に向けて流出する。
【００１９】図４には自動車の空気導入装置の異なった
実施例が示されている。この実施例の場合、空気フィル
タ１８は水分離器１７に対して平行ではなく鋭角を成し
て配置されている。従って空気フィルタ１８は空気流れ
方向に見て斜め上向きに延びており、上流に向けて傾斜
されている。なおこの実施例の空気導入装置の構造およ
び作用は上述の実施例と一致しており、従って同じ構造
部品に同じ符号が付されている。
実施例が示されている。この実施例の場合、空気フィル
タ１８は水分離器１７に対して平行ではなく鋭角を成し
て配置されている。従って空気フィルタ１８は空気流れ
方向に見て斜め上向きに延びており、上流に向けて傾斜
されている。なおこの実施例の空気導入装置の構造およ
び作用は上述の実施例と一致しており、従って同じ構造
部品に同じ符号が付されている。
【図１】自動車の空気導入装置の断面図。
【図２】図１における部分ＩＩの拡大断面図。
【図３】図１における空気導入装置における水分離器の
正面図。
正面図。
【図４】本発明に基づく空気導入装置の異なった実施例
の図１に相応した図。
の図１に相応した図。
１１ 空気流路 １２ 空気入口 １３ 空気出口 １７ 水分離器 １８ 空気フィルタ １９ 孔開き壁 ２０ 孔 ２１ 孔軸線 ２２ トレイ ２３ 排水口 ２４ 境界壁 ２６ 管
Claims (9)
- 【請求項１】 粗い網あるいは格子で覆われている空気
入口、この空気入口を空気出口に接続する空気流路、こ
の空気流路の中にその流れ断面積を覆って配置された空
気フィルタおよび空気流路の中に空気フィルタに前置し
て配置され空気流路の流れ断面積を覆い空気貫流用の多
数の開口を有している水分離器を持っている自動車の空
気導入装置において、 水分離器（１７）がほぼ垂直に延びる孔開き壁（１９）
によって形成され、それらの孔（２０）が孔開き壁（１
９）をそれぞれ互いに平行な孔軸線（２１）をもって完
全に貫通し、空気フィルタ（１８）が水分離器（１７）
から僅かな間隔を隔てて且つ水分離器（１７）に対して
平行にあるいは鋭角を成して傾斜して配置されているこ
とを特徴とする自動車の空気導入装置。 - 【請求項２】 各孔（２０）に壁（１９）の両側に突出
する管（２６）が気密にはめ込まれていることを特徴と
する請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 水分離器（１７）の空気貫流面積が空気
入口（１２）の横断面積より数倍大きいことを特徴とす
る請求項１又は２記載の装置。 - 【請求項４】 空気流路（１１）が、空気入口（１２）
を通して流入する空気が水分離器（１７）を形成する壁
（１９）をその壁上部範囲において洗流して流れ且つそ
こから壁（１９）に対してほぼ平行に壁下部範囲に向っ
て流れるように境界づけられていることを特徴とする請
求項１ないし３のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項５】 空気流路（１１）が、水分離器（１７）
の前をこれに対して間隔を隔てて且つこれに対してほぼ
平行に延び水分離器（１７）の上部範囲から空気入口
（１２）まで延びている境界壁（２４）を有しているこ
とを特徴とする請求項４記載の装置。 - 【請求項６】 境界壁（２４）と水分離器（１７）の間
隔が水分離器（１７）の下部範囲に向かって狭まってい
ることを特徴とする請求項５記載の装置。 - 【請求項７】 空気流路（１１）が水分離器（１７）の
下側において排水口（２３）付きのトレイ（２２）によ
って境界づけられていることを特徴とする請求項１ない
し６のいずれか１つに記載の装置。 - 【請求項８】 管（２６）が内側に条溝を備えているこ
とを特徴とする請求項２ないし７のいずれか１つに記載
の装置。 - 【請求項９】 空気フィルタ（１８）と水分離器（１
７）との間隔が、水分離器（１７）における管断面積の
総計と空気フィルタ（１８）のフィルタ面積との比率に
よって決定されていることを特徴とする請求項２ないし
８のいずれか１つに記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE19505213.7 | 1995-02-16 | ||
| DE19505213A DE19505213C1 (de) | 1995-02-16 | 1995-02-16 | Luftzuführeinrichtung |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08244445A true JPH08244445A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3090418B2 JP3090418B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=7754137
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08052583A Expired - Fee Related JP3090418B2 (ja) | 1995-02-16 | 1996-02-16 | 自動車の空気導入装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5679074A (ja) |
| JP (1) | JP3090418B2 (ja) |
| DE (1) | DE19505213C1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101350629B1 (ko) * | 2011-12-07 | 2014-01-13 | 현대자동차주식회사 | 운전석의 환기성능 개선을 위한 공기흡입장치 |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19628111C2 (de) * | 1996-07-12 | 2001-11-29 | Micro Compact Car Smart Gmbh | Fahrzeug |
| DE19734146C2 (de) * | 1997-08-07 | 2000-11-23 | Daimler Chrysler Ag | Luftzuführeinrichtung |
| DE19756983C1 (de) * | 1997-12-20 | 1998-11-26 | Daimler Benz Ag | Luftzuführeinrichtung |
| JP3613060B2 (ja) * | 1999-03-16 | 2005-01-26 | 日産自動車株式会社 | 自動車の外気導入構造 |
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