JPH08242730A - 魚釣用両軸受型リール - Google Patents

魚釣用両軸受型リール

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JPH08242730A
JPH08242730A JP7055497A JP5549795A JPH08242730A JP H08242730 A JPH08242730 A JP H08242730A JP 7055497 A JP7055497 A JP 7055497A JP 5549795 A JP5549795 A JP 5549795A JP H08242730 A JPH08242730 A JP H08242730A
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信之 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】釣糸の放出性が良好な魚釣用両軸受型リールを
提供する。 【構成】リール本体1の左右フレーム1a,1b間に回
転可能に支持されたスプール3は、クラッチ機構10に
よって釣糸巻取状態と釣糸放出状態に切り換えられる。
クラッチ機構10は、スプール軸5の一側部に形成され
た係合部5aと、ハンドル7によって駆動される駆動歯
車20に噛合し係合部5aに継脱するピニオン12と、
ピニオン12をスプール軸5と独立して回転可能で、か
つ係合部5aに継脱されるよう軸方向に移動可能に支持
する軸受13a,13bとを具備している。スプール5
は、釣糸巻回胴部を規定する円筒外周面3aとフランジ
3bとを具備し、フランジ3bの外径を(D)、円筒外
周面3aの径を(d)とした場合、(d/D)が50〜
80%に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、魚釣用両軸受型リー
ルに関し、詳細には釣糸放出性の向上を図った魚釣用両
軸受型リールに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】上記両軸受型リールは、例
えば、実公平2−36389号公報、実開平3−796
65号公報に開示されているように、リール本体の側板
間に、釣糸を巻回したスプールを回転自在に保持してお
り、釣糸巻取状態とスプールフリー状態に切換えるクラ
ッチ機構を備えている。そして、このクラッチ機構の操
作により、釣糸をスプールから放出したり、放出された
釣糸を巻取るようになっている。
【0003】これらの両軸受型リールのスプールは、そ
の釣糸巻回胴部形状が深溝状に形成されており、糸巻き
容量が大きく取られている。通常、上記した従来の両軸
受型リールでは、糸グセの少ない釣糸コンディションで
使用されるように、使用糸巻径の大きい領域の釣糸が利
用される。このため、例えば、使用糸が8〜10Lbラ
インで、糸巻容量が140〜200m位のスプールを用
いた場合、常時放出される1回当りの釣糸放出量は、釣
法によっても異なるが、状況変化に対する安全を見込ん
で大体50〜70m位である。
【0004】従って、スプールに巻回された釣糸の半分
以上の釣糸は、常時使用されないでスプールに巻回され
た状態で残ってしまう。このスプールに残った釣糸(死
糸)により、スプール全体の重量が増して慣性モーメン
トが大きくなり、あるいは放出される部分の釣糸が死糸
の層に食い込みやすく、釣糸放出性が悪くなる。また慣
性モーメントが大きくなることによりバックラッシュ現
象(釣糸の放出速度よりもスプールの回転速度が大きく
なることによって生じる糸フケ)が発生しやすくなる。
これに加えて、クラッチ機構を切り換えてスプールフリ
ー状態にしたとき、スプール軸外周にはピニオン内周が
接触した状態にあるため、回転抵抗の発生によって更に
慣性モーメントが大きくなり、上記問題がより顕著にな
る。
【0005】上記実公平2−36389号公報、実開平
3−79665号公報には、バックラッシュ現象を防止
するために、スプール回転軸に磁気制動装置や遠心力制
動装置を設けているが、上記した慣性モーメントの大き
いスプールの過回転を防止する場合には、強い制動作用
が必要となり、磁石や遠心カラーが大型、重量化して好
ましくない。
【0006】この発明は、釣糸の放出性が良好なスプー
ルを具備する魚釣用両軸受型リールを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の魚釣用両軸受型リールは、リール本体の左
右フレーム間にスプール軸を介して回転自在に支持され
ハンドルの回転操作によって回転駆動されるスプール
を、釣糸巻取状態と釣糸放出状態の夫々に切り換えるク
ラッチ機構を備えており、前記クラッチ機構は、前記ス
プール軸の一側部に形成された係合部と、前記ハンドル
によって駆動される駆動歯車に噛合し前記係合部に継脱
するピニオンと、このピニオンを前記スプール軸と独立
して回転可能で、かつ前記係合部に継脱されるよう軸方
向に移動可能に支持する支持部材とを具備しており、前
記スプールは、釣糸巻回胴部を規定する円筒外周面と、
この円筒外周面の軸方向両端部に形成されたフランジと
を具備し、このフランジの外径を(D)、前記円筒外周
面の径を(d)とした場合、(d/D)が50〜80%
に設定されていることを特徴としている。
【0008】
【作用】釣糸が巻回されるスプールにおいて、釣糸巻回
胴部を規定する円筒外周面の径を(d)、この円筒外周
面の軸方向両端部に形成されたフランジの外径を(D)
とした場合、(d/D)を50〜80%と設定して、ス
プールの釣糸巻回胴部の構成を浅溝状とする。釣糸巻回
胴部を浅溝状としたことにより、従来のスプールでは使
用されていなかった釣糸部分が削除されて、釣糸が巻回
された状態のスプールの軽量化が図れる。スプールの軽
量化によりスプールに作用する慣性モーメントが減り、
また、放出される釣糸の死糸に対する食い込みが減少
し、これにより、釣糸放出性が良好になる。
【0009】また、スプールを釣糸巻取状態と釣糸放出
状態の夫々に切り換えるクラッチ機構に用いられている
ピニオンは、スプール軸と独立して回転可能で、かつス
プール軸の一側部に形成された係合部に継脱されるよう
軸方向に移動可能に支持されているため、釣糸が放出さ
れるクラッチOFF状態では、ピニオンがスプール軸と
接触することはない。このため、スプール軸に回転摩擦
力が発生せず、スプールのフリー回転性が向上し、さら
に釣糸放出性が良好になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好ましい実施例について、添
付図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る魚釣
用両軸受型リールの、一構成例の概略を示す図であり、
図2は、図1に示したスプール軸の端部に配されるクラ
ッチ機構の部分を拡大した断面図である。
【0011】リール本体1の左右両フレーム1a,1b
間には、釣糸が巻回されるスプール3が配されている。
このスプール3は、左右両フレーム1a,1bにそれぞ
れ設けられた軸受4a,4bによって回転可能に支持さ
れたスプール軸5に一体的に取り付けられている。この
スプール軸5の一端側には、ハンドル7の回転操作によ
って、その駆動力がスプール軸5に伝達されると共に、
その駆動力がOFFされるように、クラッチ機構10が
設けられている。
【0012】クラッチ機構10は、スプール軸5の一側
部に形成された断面非円形状の係合部5a及びこの係合
部5aに継脱されるピニオン12を備えている。ピニオ
ン12は、前記スプール軸5とは独立して回転可能で、
かつ係合部5aに継脱可能なように軸方向に沿って移動
可能に支持されている。具体的には、ピニオン12は軸
方向に延出するような形状を成しており、その両端部に
おいて、フレーム1bに設けられた支持部材である軸受
13a,13bによって支持されている。ピニオン12
の外周面には、円周溝12aが形成されていると共に、
その一端面には前記スプール軸5の係合部5aに嵌合す
る凹部12bが形成されている。そして円周溝12aに
はクラッチ板16が嵌合しており、このクラッチ板16
が図示されていない操作レバーによって軸方向に沿って
摺動されることにより、ピニオン12と係合部5aの継
脱が成される。
【0013】ピニオン12には、ハンドル軸8の一端に
取り付けられた駆動歯車20が噛合しており、図1に示
すクラッチON状態(ピニオン12と係合部5aが係合
した状態)で前記ハンドル7を回転操作することによ
り、スプール3は駆動歯車20及びピニオン12を介し
て回転される。また、クラッチ板16が図示されていな
い操作レバーによって駆動され、図2に示すクラッチO
FF状態(ピニオン12が係合部5aから外れた状態)
に切り換えられると、スプール3は、フリー回転可能と
なり、釣糸放出状態になる。この場合、ピニオン12
は、スプール軸5と独立した状態となり、スプール3が
釣糸放出状態となってスプール軸5が回転しても、スプ
ール軸5に負荷を与えることはない。
【0014】スプール軸5の他端部には、スプール3の
過回転を防止して、釣糸放出時のバックラッシュを防止
するバックラッシュ防止装置25が設けられている。図
1に示すバックラッシュ防止装置は、磁気型として構成
されており、スプール軸5に取り付けられ、スプール3
と共に一体的に回転する導電環体27と、この導電環体
27を挾むようにしてN極とS極が対向した一対の磁石
30とを有している。なお、対向して配される一対の磁
石30は、フレーム1a内に設けられた非磁性体の保持
体31に、所定間隔をおいて固定される。この構成によ
り、磁界内で回転する導電環体27内には、渦電流が生
じ、フレミングの左手の法則により、導電環体27の回
転方向と逆方向の制動力が発生して、スプール軸5すな
わちスプール3に制動がかけられる。このため、スプー
ル3が過回転しても、制動がかけられるため、バックラ
ッシュが防止される。もちろん、導電環体27は、スプ
ール3の端面に取り付けられていても良い。
【0015】このバックラッシュ防止装置は、図3に示
すように、遠心力で作用する構成であっても良い。図3
に示すバックラッシュ防止装置は、スプール軸5に直交
して設けられた支軸35と、この支軸に沿ってスライド
するブレーキカラー36とを有している。スプール3す
なわちスプール軸5が過回転すると、ブレーキカラー3
6が径方向外側にスライドし、フレーム1aに形成され
た環状のブレーキリング38の内周面に当接するように
なり、スプール軸5に制動がかけられる。このため、ス
プール3が過回転しても、制動がかけられるため、バッ
クラッシュが防止される。
【0016】また、前記バックラッシュ防止装置とし
て、前記磁気型、遠心型の装置以外にも、スプール軸5
の端面から摩擦力を付与する制動装置を設けても良い。
この制動装置は、手動操作でスプール3の回転力を調整
するように構成され、この制動装置によっても、釣糸放
出時のバックラッシュを防止することが可能となってい
る。具体的には、前記ピニオン12に、軸方向に貫通す
る孔を形成しておき、この部分にスプール軸5と同軸な
軸40を配する。軸40の先端面はスプール軸5の係合
部5aが形成されている端面と当接しており、その基端
面はリール本体1に形成された突出部1cに螺合する圧
接調整ツマミ41の内面に当接している。この圧接調整
ツマミ41を調整することによって、軸40はスプール
軸5に押し付けられ、これによりスプール軸5の先端面
が前記保持体31の内面に形成された摩擦板42に押し
付けられて、スプール3の回転力が調整される。この構
成によれば、軸40よって、ピニオン12をより安定し
て回転可能に支持することが可能になる。もちろん、ピ
ニオン12の内周面と軸40の外周面との間には隙間が
あってもかまわない。
【0017】あるいは、制動装置は、図3に示すよう
に、左フレーム側からスプール軸5に作用する構成であ
っても良い。すなわち、リール本体1の左外側板に圧接
調整ツマミ45を螺合させ、これを螺入することによっ
て、スプール軸5の先端面に摩擦力を与えても良い。こ
のため、図3に示す構成では、ピニオン12は、中実で
軸方向に延出すると共に、その両端部において、フレー
ム1bに設けられた軸受13a,13bによってスプー
ル軸5と独立して回転可能で、かつスプール軸5の係合
部5aに継脱可能なように軸方向に沿って移動可能に支
持されている。
【0018】前記スプール3に巻回された釣糸は、スプ
ール軸5と平行に配されるレベルワインド装置60を介
して放出され、巻取られる。レベルワインド装置60
は、前述した駆動歯車20と噛合するギヤ61を有して
おり、ハンドル7を回転操作することにより、導糸部6
2を左右に摺動させて、スプール3に釣糸を均等に巻回
させる。
【0019】前記スプール軸5に取り付けられるスプー
ル3は、釣糸巻回胴部を規定する円筒外周面3aと、こ
の円筒外周面の軸方向両端部に形成されたフランジ3b
とを具備しており、釣糸は、釣糸巻回胴部である円筒外
周面3aと両サイドのフランジ3bによって規定される
溝状の部分に、レベルワインド装置60を介して均等に
巻回されて行く。
【0020】この場合、フランジ3bの外径を(D)と
し、円筒外周面3aの径を(d)とすると、(d/D)
は50〜80%となるようにスプール3は形成されてい
る。ここで、この両軸受型リールが、キャスティング用
に構成されるのであれば、通常、(D)は50mm以下と
設定される。(d/D)を50%以上としたのは、この
値が50%より小さくなるとスプールは深溝状となり、
スプールに巻回される死糸の量が多くなるからである。
すなわち、死糸の量が多くなれば、その重量分だけスプ
ールに作用する慣性モーメントが大きくなり、釣糸放出
性が悪くなったり、あるいは放出される釣糸の食い込み
量がそれだけ多くなって釣糸放出性が悪くなるなるから
である。また(d/D)を80%より多くすると、例え
ば、(D)を50mm以下としたキャスティング用のスプ
ールでは、通常の使用状態において、安全を見込んで常
時放出される糸の量(例えば50〜70m 程度)が満足
されない可能性があるからである。
【0021】なお、(D)を50mm以下、(d/D)を
50〜80%とした場合において、スプールの軸方向の
幅が異なることにより、釣糸の巻回量に差が生じるが、
安全を見込んで常時放出される釣糸の量は満足された状
態にある。なお、通常、最も使用されるキャスティング
用のリールサイズを考慮すると、上記(D)は40mm以
下、(d)は20〜30mmの範囲に設定することが好ま
しい。
【0022】このように設定されたスプール3によれ
ば、従来のスプールに比べると、釣糸の巻回量が減り、
従来では死糸となっていた部分がなくなり、その分、釣
糸を巻回した状態のスプール3の軽量化が図れる。な
お、スプール3の円筒外周面3aは、従来の構成と比較
すると、その径が大きくなるため、その分、重量が重く
なるが、従来より軽量な材質により作成すれば良い。
【0023】あるいは、スプール3の重量が重くならな
いように、スプール3を中空円筒形状に構成し、その両
端面の中心部分をそれぞれスプール軸5に固定するよう
に構成するのが好ましい。なお、図に示されたた実施例
のスプールの構成では、釣糸巻回胴部とスプール軸5と
の間に空間部3cを形成すると共に、釣糸巻回胴部の中
央部分にスプール軸5に連結される円板状の連結部材3
dを形成して軽量化を図っている。このため、本実施例
のスプール3は、軸方向両端部が開口した状態になって
いる。もちろん、中空円筒形状のスプールに、図に示す
ような円板状の連結部材3dを形成すれば、スプールが
補強される。なお、詳細に図示しないが釣糸巻回胴部と
スプール軸5との間の空間部に、これらを連結してスプ
ールを補強するリブ状の部材を一体的に形成しても良
い。
【0024】また、本実施例の構成によれば、前述した
軸受4bがスプール3の空間部3cに位置するように、
フレーム1bの軸受保持部分が軸方向に屈曲されてい
る。このように、軸受4bをスプール3の空間部位置す
るように配すれば、リール本体1が幅方向において小型
化される。
【0025】上記した構成によれば、以下のような効果
が得られる。
【0026】スプール3は、浅溝状に構成されているた
め、不要な死糸が削除され、釣糸が巻回されたスプール
3が軽量化し慣性モーメントが小さくなる。また、釣糸
巻回層が少なくなることにより、通常放出される釣糸の
食い込みが軽減される。これに加えて、クラッチ機構を
切り換えてスプールフリー状態にしたとき、スプール軸
5の外周にピニオン12の内周が接触していないので、
スプール軸5に摩擦による回転抵抗が発生しなくなる。
これらにより、スプール3の釣糸放出性が良好になり、
飛距離が向上し、キャストコントロール等が一段と向上
する。
【0027】また、釣糸巻回層が少ないので釣糸外周の
軸方向の糸巻状態が良好になり、スプール3の回転バラ
ンスが良くなって、釣糸放出時のスプール3の高速回転
時のノイズ(キャスティングノイズ)の発生が抑制され
る。
【0028】さらに、釣糸が巻回されたスプール3の慣
性モーメントが小さくなるため、スプール過回転による
バックラッシュ現象を防止する磁気制動装置の磁石の大
きさを小さくでき、またその数量を減少させることがで
きる。この場合、遠心型の制動装置を用いた場合におい
ても、ブレーキカラーの大きさを小さくでき、またその
数を減少させることができる。この結果、リール全体が
軽量化されて魚釣り操作性が向上すると共にコストダウ
ンを図ることができる。
【0029】なお、上記した両軸受型リールのハンドル
7には、図4(a)〜(c)で示されるような構成のノ
ブが取り付けられている。従来のハンドルノブの材料に
は合成樹脂や木等が使用されており、ハンドルノブを摘
んで巻き取り操作する際に、感触が良くないと共に、重
量が大きくハンドルの回転バランスが良くない。そのた
め、本実施例においては、ハンドルノブを、(a)に示
すような形状のコルク材80で形成し、ハンドル7の先
端に支持された軸7aに、カラー7bを介して回転可能
で抜け止めされた状態で取り付けている。このように、
ハンドルノブをコルク材で構成することにより、摘んだ
ときに良好な感触が得られると共に滑りにくくなり、巻
き取り操作性が向上する。また、ハンドルノブが軽量化
され、ハンドルの回転バランスが向上する。
【0030】(b)に示すハンドルノブは、コルク材8
0の表面全体が樹脂81で被覆されている。これは、例
えば、樹脂フィルムのラミネートにより、あるいは樹脂
材料を成形時に一体化して作成される。そして、このよ
うに作成されたハンドルノブを軸7aに回転可能に取り
付け、ノブの端面に形成された穴80aからネジ83を
軸7aの端面に螺入して抜け止めしている。このよう
に、コルク材を80を樹脂で覆うことにより、その表面
部が保護される。
【0031】(c)に示すハンドルノブは、軸7aにボ
ールベアリング7cを介して回転自在かつ抜け止め支持
した筐体7dに、螺合して取り付けられている。コルク
材80で構成されたハンドルノブは、筐体7dに螺合す
るだけであり、取り付けが簡単になると共に容易に交換
できる。もちろん、表面全体を(b)に示すように、樹
脂で被覆しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来では不要の糸となっていた部分が削除され、スプー
ルに作用する慣性モーメント並びに摩擦抵抗が減るの
で、釣糸の放出性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る魚釣用両軸受型リールの、一構成
例の概略を示す図。
【図2】図1に示したスプール軸の端部に配されるクラ
ッチ機構の部分を拡大した断面図。
【図3】図2に示す制動装置の別の実施例を示す断面
図。
【図4】(a)〜(c)を含み、それぞれ図1に示した
両軸受型リールのハンドルに取り付けられるノブの具体
的な構成を示す断面図。
【符号の説明】
1…リール本体、1a,1b…フレーム、3…スプー
ル、3a…円筒外周面、3b…フランジ、3c…空間
部、3d…連結部材、4a,4b…軸受、5…スプール
軸、5a…係合部、7…ハンドル、10…クラッチ機
構、12…ピニオン、13a,13b…軸受、20…駆
動歯車、25…バックラッシュ防止装置、60…レベル
ワインド装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リール本体の左右フレーム間にスプール
    軸を介して回転自在に支持されハンドルの回転操作によ
    って回転駆動されるスプールを、釣糸巻取状態と釣糸放
    出状態の夫々に切り換えるクラッチ機構を備えた魚釣用
    両軸受型リールにおいて、 前記クラッチ機構は、前記スプール軸の一側部に形成さ
    れた係合部と、前記ハンドルによって駆動される駆動歯
    車に噛合し前記係合部に継脱するピニオンと、このピニ
    オンを前記スプール軸と独立して回転可能で、かつ前記
    係合部に継脱されるよう軸方向に移動可能に支持する支
    持部材とを具備しており、 前記スプールは、釣糸巻回胴部を規定する円筒外周面
    と、この円筒外周面の軸方向両端部に形成されたフラン
    ジとを具備し、このフランジの外径を(D)、前記円筒
    外周面の径を(d)とした場合、(d/D)が50〜8
    0%に設定されていることを特徴とする、魚釣用両軸受
    型リール。
  2. 【請求項2】 前記スプールは、中空円筒形状を成して
    いることを特徴とする、請求項1に記載の魚釣用両軸受
    型リール。
  3. 【請求項3】 前記釣糸巻回胴部とスプール軸との間に
    は、空間部が形成されると共に、前記釣糸巻回胴部に
    は、その中央部分に前記スプール軸に連結される連結部
    材が形成されていることを特徴とする、請求項1又は2
    に記載の魚釣用両軸受型リール。
  4. 【請求項4】 前記スプールの内部の空間には、スプー
    ル軸をフレームに回転自在に支持する軸受が配されてい
    ることを特徴とする、請求項2又は3に記載の魚釣用両
    軸受型リール。
  5. 【請求項5】 前記スプールの過回転を防止するように
    バックラッシュ防止装置を有することを特徴とする、請
    求項1乃至4のいずれかの1に記載の魚釣用両軸受型リ
    ール。
  6. 【請求項6】前記フランジの外径(D)は50mm以下に
    設定されることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれ
    か1項に記載の魚釣用両軸受型リール。
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