JPH08242151A - 伝送線路損失の補償手段を有するドライバ回路 - Google Patents
伝送線路損失の補償手段を有するドライバ回路Info
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- JPH08242151A JPH08242151A JP7044403A JP4440395A JPH08242151A JP H08242151 A JPH08242151 A JP H08242151A JP 7044403 A JP7044403 A JP 7044403A JP 4440395 A JP4440395 A JP 4440395A JP H08242151 A JPH08242151 A JP H08242151A
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Abstract
により、任意の伝送線路に対して損失の補償を行なうこ
とが可能なドライバ回路を提供する。 【構成】信号発生器1と、方形波のパルス幅データ、振
幅データを格納するレジスタ2と、レジスタ2に格納し
たパルス幅データ、振幅データに従って方形波を生成す
る方形波発生器3、方形波発生器4および方形波発生器
5と、信号発生器1の出力1aと方形波発生器3の出力
3aと方形波発生器4の出力4aと方形波発生器5の出
力5aとを加算する加算器6と、加算器6の出力6aを
増幅する増幅回路7とを有し、方形波パルスを信号波形
に加算することにより伝送線路の損失を補償する。
Description
の伝送を行うドライバ回路を含むシステムに係り、特
に、伝送線路での損失を補償することが可能なドライバ
回路に関する。
または容量で構成したフィルタ回路を用いて、増幅回路
の周波数特性が伝送線路の損失特性の逆となるように調
整して行っていた。例えば、実開平5ー87750号公
報で開示されているように、ピーキングコイルを用いて
高い周波数での増幅率を上げることにより、伝送線路の
損失により減衰する高周波成分の補償を行っている。
手段を備えたドライバ回路においては、コイルまたは容
量で構成したフィルタ回路を用いるために、1つの伝送
線路の損失に合わせてドライバ回路の周波数特性を調整
すると、そのドライバ回路を別の伝送線路に用いること
が困難であった。また、フィルタ回路にコイルを用いる
場合には、ドライバ回路の集積回路化が難しいという課
題があった。
対応可能なドライバ回路および伝送線路の損失補償方法
を提供することにある。
タ回路を用いない、集積回路化に適しているドライバ回
路および伝送線路の損失補償方法を提供することを目的
とする。
信号を増幅して伝送線路へ出力するドライバ回路におい
て、所定の波形形状を備えるパルスのパルス幅と振幅と
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶されている
パルス幅と振幅とを持つパルスを、前記伝送すべき信号
の立ち上り時及び立ち下り時に発生する、1個以上のパ
ルス発生手段と、前記伝送すべき信号と、前記1個以上
のパルス波発生器から出力されるパルスとを加算する加
算手段と、前記加算器の出力を増幅する増幅手段とを有
することを特徴とするドライバ回路により達成できる。
する所定の波形形状のパルスとしては、例えば方形波パ
ルスまたは三角波パルスを用いる。
信号の波形のうち、伝送線路での損失により高周波成分
が減衰する、立ち上がりおよび立ち下がりの部分を補う
ために、予め定められたパルス幅及び振幅を持つ方形波
または三角波等の波形形状の1以上のパルスを、前記信
号波形の高レベル(Hi)と低レベル(Low)との切
り替えと同期して、前記信号波形に加算する。
送線路の損失特性に応じて予め設定された、前記信号波
形に加算する1以上のパルスのパルス幅及び振幅を記憶
する。また、1個以上のパルス発生手段は、記憶手段に
記憶される前記パルス幅及び振幅に応じて、発生するパ
ルスのパルス幅及び振幅を変える。したがって、記憶手
段に記憶するデータを変えることにより、任意の伝送線
路に対して損失補償を行なうことができる。
伝送線路の損失補償を行なうドライバ回路のように、コ
イルを備えたフィルタ回路を使用しないため、集積回路
化に適している。
手段を有するドライバ回路の実施例を図を参照して説明
する。
するドライバ回路の一実施例を、図1〜図3を参照して
説明する。
に示すように、伝送線路9を介して伝送すべき信号を発
生させる信号発生器1と、伝送線路9での損失補償のた
めに用いる方形波パルスのパルス幅データ及び振幅デー
タを格納するレジスタ2と、レジスタ2に格納したパル
ス幅データ及び振幅データに従い方形波を発生させる方
形波発生器3、4、5…とを有する。
1aと、方形波発生器3の出力3aと、方形波発生器4
の出力4aと、方形波発生器5の出力5a…とを加算す
る加算器6、及び加算器6の出力6aを増幅する増幅回
路7を有する。
る、伝送線路損失の補償方法について、図2、図3の波
形図に基づいて説明する。なお、以下では、伝送すべき
信号がデジタル信号であり、方形波発生器が3個の場合
について説明する。
で発生される信号の一部の立ち上がり時における波形を
示すものである。伝送線路の損失補償を行なわないドラ
イバ回路の場合には、このような波形10を備えた信号
をそのまま、増幅回路7を介して伝送線路9へ供給す
る。
のために、立ち上がり部分の高周波成分が減衰され、伝
送線路端9aでは、波形11(図2(b))のように、
波形が鈍る。このような伝送線路損失は、伝送する信号
の周波数が高ければ高いほど顕著なものとなり、例え
ば、100MHz以上の信号では、50cm程度の伝送
線路9でも、表皮効果等による損失が大きくなる。
周数帯で50cm以上の伝送線路9、または、より低い
周波数帯では、数m以上の伝送線路9での損失を補償す
るため、図2(c)に示すように、波形10と波形11
との差分の大きさ及び形状に対応する、パルス幅及び振
幅を備えた方形波12、方形波13、及び方形波14
を、伝送すべき波形(以下では元の波形と呼ぶ)10に
加算する。
れのパルス幅及び振幅は、例えばこれら3つの方形波を
元の波形10に加算して形成される波形と、波形11と
の差が、最小あるいは予め定めたしきい値以下となるよ
うに決定する。また、本実施例で扱っている伝送線路で
の損失の特性を考慮すると、図2(c)に示すように、
各方形波のパルス幅及び振幅を、互いに異なるように決
定することで、波形11との差をより小さくすることが
できる。
を、波形15(図2(d)の太線部分)のように、予め
求められている、互いに異なるパルス幅及び振幅をそれ
ぞれ備えた、方形波12、方形波13および方形波14
を、元の波形10に、当該波形の高レベル(Hi)及び
低レベル(Low)への切り替えと同じタイミングで加
算した波形とする。
線路9に供給され、伝送線路9で損失を受けると、図2
(e)に示すような波形16となる。
での損失補償がされない場合の、伝送線路端9aでの波
形11と比較して、より元の波形10に近い波形16を
得ることができ、伝送線路損失を補償することが可能と
なる。
がり時の波形について説明したが、図3(a)〜(e)
に示すように、信号の立ち下がり時にも、全く同じよう
な事が言える。ここで、信号の立ち下がり時における本
実施例の作用の説明は、上記の立上り時の場合と同様で
あり、省略する。なお、図3では、図2と同様に、10
は元の波形、11は伝送線路9での損失を受けた波形、
15は本実施例でのドライバ回路8の出力波形、及び1
6は波形15が伝送線路9により損失を受けた場合の波
形を、それぞれ示している。
ように元の波形10と、ある特定の伝送線路9での損失
を受けた波形11との差分に対応するように(図2
(c)及び図3(c)参照)、各方形波のパルス幅及び
振幅を予めデータとして求めておき、レジスタ2に格納
する。
ータや振幅データに従って、方形波発生器3、方形波発
生器4および方形波発生器5により、方形波3a、方形
波4aおよび方形波5aを生成し、加算器6により信号
発生器5の出力5aと加算し、加算器の出力6aを増幅
回路7により増幅することで、波形15を得る。
は、発生する方形波のパルス幅と振幅とを可変とするも
のである。このため、伝送線路9を変える場合には、新
たに使用する伝送線路での損失に応じてレジスタ2に格
納するデータを変えるか、または、予め複数種類の伝送
線路に対応するデータをレジスタ2に格納しておき、そ
の時点でより適切なデータを選択して用いる構成とす
る。
て損失補償を行うことができる。さらに、本実施例によ
れば、コイルを用いたフィルター回路を用いることなく
損失補償を実現することができるため、本実施例のドラ
イバ回路の集積回路化が可能となる。さらに、本実施例
のドライバ回路を集積回路化により、本実施例のドライ
バ回路の小型化、低価格化を図ることが容易に可能とな
る。
したが、方形波発生器の個数は1個以上の任意の数をと
ることができる。方形波発生器の個数を増やすに従い、
伝送線路端9aの補償後の波形16を、元の波形10に
より近づけることが可能となる。
ジスタ2に格納されたパルス幅データ及び振幅データに
応じた方形波を発生することが可能な構成としたが、こ
の代わりに、方形波発生器で可変とできるのはパルス幅
及び振幅のうちのどちらか一方だけとし、他方は固定と
する構成としてもよい。例えば、振幅を固定とする場合
は、各方形波発生器での振幅値を同一とする。このよう
な構成によれば、パルス幅データまたは振幅データのう
ちの固定としたデータを格納するための記憶領域を、レ
ジスタ2から省略することが可能となる。
が、加算器6が伝送線路9をドライブ可能な場合には、
増幅回路7を省略することができる。
するドライバ回路の他の実施例を、図4、図5を参照し
て説明する。本実施例のドライバ回路8は、伝送線路の
損失補償に必要な方形波のパルス幅及び振幅を求める構
成を有するものである。
ように、上記図1の実施例と同じ構成として、信号発生
器1と、方形波パルスのパルス幅データ及び振幅データ
を格納するレジスタ2と、レジスタ2に格納したパルス
幅データ及び振幅データに従い方形波を発生させる方形
波発生器3、4、5…と、信号発生器1の出力1a、方
形波発生器3の出力3a、方形波発生器4の出力4a、
及び方形波発生器5の出力5a…を加算する加算器6
と、加算器6の出力6aを増幅する増幅回路7とを有す
る。
例と共通する構成については、同じ符号を付し、その説
明を省略する。
加え、さらに、レジスタ2に格納されるパルス幅及び振
幅を求める構成として、増幅回路7の出力端7aでの波
形をデジタル化するデジタイジング装置17と、デジタ
イジング装置17により得られた波形に基づいて、方形
波12、方形波13、方形波14…のパルス幅と振幅と
を求める演算装置18とを有する。
で検出する、伝送線路9を通り伝送線路端9aで反射さ
れ戻ってくる波形のデジタルデータに基づいて、伝送線
路端9aでの波形11を求め、さらに、伝送線路損失の
補償を行う前の増幅回路7の出力波形10と求めた波形
11とを比較して(図2及び図3参照)、両波形10、
11の差が最小あるいは予め定めたしきい値以下となる
ように、方形波12、方形波13、方形波14…のパル
ス幅と振幅とをそれぞれ求める。
うち、損失補償のための各方形波のパルス幅及び振幅を
求める処理手順の一例である、補償値測定処理につい
て、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本
処理は、本実施例のドライバ回路8に接続する伝送線路
9の伝送線路端9aを短絡、オープンのいずれかの状態
で実行するものである。
される、伝送線路端9aが短絡しているか、オープンし
ているかの設定を受け入れた後(ステップ501)、伝
送線路の損失補償を行わずに、すなわち信号発生器1か
らの信号(図2又は図3参照)を、そのまま伝送線路9
に供給するように、ドライバ回路8を動作させる(ステ
ップ502)。より具体的には、加算器6を制御して、
この時点での方形波の加算を禁止するか、または、方形
波発生器3、4、5を制御して、方形波を発生させない
ようにする。
送線路損失の補償を行なわない場合の増幅回路7の出力
波形(以下では波形10と呼ぶ)と、当該波形10が伝
送線路9を通り、短絡又はオープンとなっている伝送線
路端9aで反射されて戻ってくる反射波をデジタル化す
る(ステップ503)。ここで、波形10と、波形10
の反射波が重なっている場合(ステップ504でYe
s)、両波形の分離処理を演算装置18で行う(ステッ
プ505)。
定されている場合には(ステップ506でYes)、伝
送線路端9aでの反射の際に波形10が反転するため、
演算装置18で波形10の反射波を反転する(ステップ
507)。さらに、演算装置18により、波形10と波
形10の反射波との差をとり、それを1/2にして、波
形10と伝送線路端9aでの波形11との差Aを求める
(ステップ508)。
波形と、方形波12、方形波13および方形波14を加
算してできる波形との差が、最小あるいは予め定めたし
きい値以下となる、各方形波のパルス幅と振幅とを演算
装置18により求め(ステップ509)、求めた各方形
波のパルス幅及び振幅をレジスタ2に書き込む(ステッ
プ510)。
て、その損失補償に必要な方形波パルスのパルス幅及び
振幅を求めることが可能となる。
り損失を受けた場合の波形11を、波形10の反射波の
波形を用いて演算装置18により求めたが、本発明で波
形11の求める手段はこれに限定されるものではない。
例えば、デジタイジング装置17をもう一つ、伝送線路
端9aに設けて、直接、波形11を検出してデジタル化
し、そのデータを演算装置18に転送する構成としても
かまわない。このような場合には、伝送線路端9aを短
絡またはオープンにする必要がなくなる。
するドライバ回路の他の実施例を、図6、図7を参照し
て説明する。本実施例のドライバ回路は、上記図1の実
施例のドライバ回路において、方形波の代わりに三角波
を用いるものである。
に示すように、信号発生器1と、伝送線路9での損失補
償のために用いる三角波パルスのパルス幅データ及び振
幅データを格納するレジスタ2と、レジスタ2に格納し
たパルス幅データ及び振幅データに従って三角波を生成
する三角波発生器19、20…と、信号発生器1の出力
1a、三角波発生器19の出力19a、及び三角波発生
器20の出力20a…を加算する加算器6と、加算器6
の出力6aを増幅する増幅回路7とを有する。
路損失の補償方法について、図7の波形図に基づいて説
明する。なお、以下の説明では、三角波発生器が2個の
場合について説明する。なお、図7(c)、(d)は、
発生された三角波パルスが加算された結果を示してい
る。
の補償を行なわない場合の増幅回路7の出力である。波
形10は、伝送線路9での表皮効果等の損失により、伝
送線路端9aで波形11(図7(b))のように鈍る。
この波形11に、当該信号波形のHi及びLow状態へ
の切り替えと同じタイミングで、異なるパルス幅、振幅
をもつ、三角波21および三角波22を、図7(c)に
示すように加算すると、元の波形10に近づくことが分
かる。
(d)に示すように、波形10に三角波21および三角
波22を加算して形成される波形15とすることによ
り、伝送線路端9aでも、波形10に似た波形16(図
7(e))を得ることが可能となる。したがって、伝送
線路損失を補償することができる。
ように元の波形10と、伝送線路9での損失を受けた波
形11との差分の大きさ及び形状に対応するように(図
7(c)参照)、各三角波のパルス幅及び振幅を予めデ
ータとして求めておき、レジスタ2に格納する。
ータ及び振幅データに従って三角波発生器19および三
角波発生器20により、三角波19aおよび三角波20
aを生成し、加算器6により信号発生器5の出力5aと
加算し、加算器の出力6aを増幅回路7により増幅する
ことで波形16を得る。
は、発生する三角波のパルス幅と振幅とを可変とするこ
とが出きるものである。このため、伝送線路を変える場
合には、新たに使用する伝送線路での損失に応じてレジ
スタ2に格納するデータを変えるか、または、予め複数
種類の伝送線路に対応するデータをレジスタ2に格納し
ておき、その時点でより適切なデータを選択して用いる
構成とする。
て損失補償を行うことができるのに加え、コイルを用い
たフィルター回路を用いることなく損失補償を実現する
ことができるため、本実施例のドライバ回路の集積回路
化が可能となる。さらに、ドライバ回路の集積回路化に
より、本実施例のドライバ回路の小型化、低価格化を図
ることが容易に可能となる。
るため、方形波パルスを用いる場合に比較して、より少
ないパルスの個数で、より適切に波形10と波形11と
の差分を埋めることが可能となる。このため、本実施例
は、上記図1の実施例に示されたドライバ回路に用いら
れる方形波発生器の個数に比べ、より少ない個数の三角
波発生器で、同品質の伝送線路損失補償を行うことがで
きる。
したが、三角波発生器の個数は1個以上の任意の数をと
ることができる。三角波発生器の個数を増やすに従い、
伝送線路端9aの補償後の波形16を、波形10により
近づけることが可能となる。
生する三角波のパルス幅及び振幅を可変とする構成とし
たが、この代わりに、三角波発生器のパルス幅または振
幅のどちらか一方を固定とする構成としてもよい。例え
ば、振幅を固定する場合は、各三角波発生器の振幅値を
同一とする。このような構成によれば、パルス幅データ
または振幅データのうちの、固定としたデータを格納す
るための記憶領域を、レジスタ2から省略することが可
能となる。
が、加算器6が伝送線路をドライブ可能な場合、増幅回
路7を省略することができる。
するドライバ回路の他の実施例を、図8を参照して説明
する。本実施例のドライバ回路8は、伝送線路の損失補
償に必要な三角波のパルス幅及び振幅を求める構成を有
するもので、上記図4の実施例において、方形波の代わ
りに三角波を用いたものである。
ように、信号発生器1と、三角波パルスのパルス幅デー
タ及び振幅データを格納するレジスタ2と、レジスタ2
に格納したパルス幅データ及び振幅データに従って三角
波を生成する三角波発生器19、20…と、信号発生器
1の出力1a、三角波発生器19の出力19a、及び三
角波発生器20の出力20a…を加算する加算器6と、
加算器6の出力6aを増幅する増幅回路7とを有する。
送線路の損失補償に必要な三角波パルスのパルス幅及び
振幅を求める構成として、増幅回路7の出力端7aでの
波形をデジタル化するデジタイジング装置17と、デジ
タル化した増幅回路7の出力端7aでの波形に基づい
て、伝送線路端9aでの波形11を求め、伝送線路損失
の補償を行なわない場合増幅回路7の出力波形10と波
形11とを比較して(図7参照)、波形10と波形11
との差が最小あるいは予め定めたしきい値以下となる三
角波21、22のパルス幅と振幅とを求める演算装置1
8とを有する。
のための三角波パルスのパルス幅及び振幅を求める処理
としては、例えば、上記図4の実施例の補償値測定処理
(図5参照)において、方形波パルスの代わりに三角波
パルスを用いる処理を使用するものである。本処理は、
上記補償値測定処理と同様に、伝送線路端9aを短絡ま
たはオープンにしておいた状態で実行する。
損失補償を行わずにドライバ回路8を動作させて、デジ
タイジング装置17により、伝送線路損失の補償を行な
わない場合の増幅回路7の出力波形10と、波形10の
伝送線路端9aでの反射波とを検出してデジタル化す
る。ここで、波形10と、波形10の反射波とが重なっ
ている場合、その分離処理を演算装置18で行う。ま
た、伝送線路端9aを短絡している場合は、演算装置1
8で波形10の反射波を反転する。
波形10の反射波との差をとり、それを1/2にして、
波形10と伝送線路端9aでの波形11との差を求め
る。この波形10と波形11との差の波形と、三角波2
1および三角波22を加算して形成される波形との差
が、最小あるいは予め定めたしきい値以下となる、各三
角波のパルス幅と振幅とを演算装置18により求め、求
めた各三角波のパルス幅及び振幅をレジスタ2に書き込
む。
て、その損失補償に必要な三角波パルスのパルス幅及び
振幅を求めることが可能となる。
したが、三角波発生器の個数は1個以上の任意の数をと
ることができる。
0の反射波に基づいて、演算装置18により求めたが、
デジタイジング装置をもう一つ伝送線路端9aに設け
て、直接、波形11を検出してデジタル化し、そのデー
タを演算装置18に転送する構成としてもかまわない。
この場合、伝送線路端9aを短絡またはオープンにする
必要はない。
するドライバ回路の他の実施例を、図9、図10を用い
て説明する。
方形波を用いるドライバ回路での方形波発生器の具体的
構成の一例を示す。なお、以下の説明では、信号発生器
から発生される信号波形の立ち下がり時(図3参照)の
伝送線路損失を、2個の方形波発生器から発生する方形
波パルスを用いて補償する場合を、例にとって説明す
る。
うに、信号発生器1と、方形波パルスのパルス幅データ
及び振幅データを格納するレジスタ2と、レジスタ2に
格納したパルス幅データ及び振幅データに従って方形波
パルスを発生する方形波発生器3、4と、信号発生器1
の出力1a、方形波発生器3の出力3a、及び方形波発
生器4の出力4aを加算する加算器6と、加算器6の出
力6aを増幅する増幅回路7とを有する。
クタに接続する抵抗を共有する差動増幅回路をそれぞれ
有する。
れる差動増幅回路の一方の入力へ入力する、信号発生器
1の出力1aを、レジスタ2に格納したパルス幅データ
に従って遅延する可変遅延回路23と、当該差動増幅器
に流れる電流の電流値を、レジスタ2に格納した振幅デ
ータに従って変化する可変電流源25とを有する。
に、方形波発生器4に含まれる差動増幅回路の一方の入
力へ入力する、信号発生器1の出力1aを、レジスタ2
に格納したパルス幅データに従って遅延する可変遅延回
路24と、当該差動増幅器に流れる電流の電流値を、レ
ジスタ2に格納した振幅データに従って変化する可変電
流源26とを有する。
に基づいて説明する。なお、図10は、本ドライバ回路
の信号発生器1の出力1a、1b、方形波発生器3、4
の可変遅延回路の出力23a、24a、及び加算器6の
出力6aにおける電圧の時間変化を示すと共に、方形波
発生器3、4の出力3a、4aでの電流の時間変化を示
す波形図である。また、図10において、t1は信号波
形の立ち下がりの開始タイミングを示し、t2、t3
は、レジスタ2に格納されている、方形波発生器3、4
で発生する方形波のパルス幅のそれぞれに対応するタイ
ミングである。
3aには電流源25の電流の1/2が流れ、方形波発生
器4の出力4aには電流源26の電流の1/2が流れ
る。したがって、加算器6の出力6aは、図中6dでの
電圧から、コレクタ抵抗6bを流れる電流源25の電流
の1/2及び電流源26の電流の1/2の和による電圧
降下を減じた電圧となる。
して、信号発生器1の出力1aが、所定の低レベル(L
ow)から高レベル(Hi)に変化すると、方形波発生
器3の出力3aには電流源25の電流が流れ、方形波発
生器4の出力4aには電流源26の電流が流れる。した
がって、加算器6の出力6aは、電圧6dから、コレク
タ抵抗6bを流れる電流源6cの電流、電流源25の電
流、及び電流源26の電流の和による、電圧降下を減じ
た電圧となる。
つの方形波パルスのうちの一方である方形波発生器3で
発生する方形波パルスの終了に対応して、遅延回路23
の出力23aがLowからHiに変化すると、方形波発
生器3の出力3aには電流源25の電流の1/2が流
れ、方形波発生器4の出力4aには電流源26の電流が
流れる。したがって、加算器6の出力6aは、電圧6d
から、コレクタ抵抗6bを流れる電流源6cの電流、電
流源25の電流の1/2、及び電流源26の電流の和に
よる電圧降下を減じた電圧となる。
形波パルスの終了に対応して、遅延回路24の出力24
aがLowからHiに変化すると、方形波発生器3の出
力3aには電流源25の電流の1/2が流れ、方形波発
生器4の出力4aには電流源26の1/2の電流が流れ
る。したがって、加算器6の出力6aは、電圧6dか
ら、コレクタ抵抗6cを流れる電流源6cの電流および
電流源21の電流の1/2および電流源21の電流の1
/2の和による電圧降下を減じた電圧となる。
発生器3、4の電流源25、26及び可変遅延回路2
3、24により制御されたパルス幅及び振幅を持つ方形
波パルスを用いて、信号発生器1から出力される信号波
形の立ち下がり部分に対して、伝送線路での損失補償を
行った波形(図3(d)参照)が形成される。
変遅延回路の遅延量によって、また方形波の振幅は電流
源の電流量によって可変する事ができるので、レジスタ
2に格納するデータを変えることにより、任意の伝送線
路に対して損失補償を行うことができる。
る信号波形の立ち下がり部分に対して損失補償を行なっ
た場合を例にとって説明したが、本実施例の構成によれ
ば、上記と全く同様に、信号波形の立ち上がり部分(図
2参照)に対しても、伝送線路の損失補償を行なうこと
ができる。また、方形波発生器の個数を2としたが、方
形波発生器の個数は1個以上の任意の数をとることがで
きる。
回路及び電流源の両方を可変としたが、どちらか一方を
固定としてもよい。例えば、電流源を固定とする場合に
は、各方形波発生器の電流源の電流値を同一とする。こ
のように一方を固定とすると、パルス幅データ及び振幅
データのうち、固定とした方に対応するデータを格納す
るための記憶領域を、レジスタ2から省略することが可
能となる。
クタ抵抗6bを、伝送線路9の特性インピーダンスZo
と等しくした場合、増幅回路7を省略することができ
る。
するドライバ回路の他の実施例を、図11、図12を用
いて説明する。
路での三角波発生器の具体的構成の一例を示す。なお、
以下の説明では、1個の三角波発生器を用いて、信号発
生器から発生される信号波形の立ち下がり時の損失補償
を行なう場合を、例にとって説明する。
ように、信号発生器1と、三角波のパルス幅データ及び
振幅データを格納するレジスタ2と、三角波パルスを発
生する三角波発生器19と、信号発生器1の出力1aと
三角波発生器19の出力19aとを加算する加算器6
と、加算器6の出力6aを増幅する増幅回路7とを有す
る。
タに接続する抵抗を共有する差動増幅回路をそれぞれ有
する。
含まれる差動増幅回路の入力に接続する容量19e、1
9iと、信号発生器1の出力1aの立ち上がり時にレジ
スタ2に格納した振幅データに従ったパルスを発生し
て、当該立ち上り時に容量19eを充電するパルス発生
器19bと、信号発生器1の出力1aの立ち下がり時に
レジスタ2に格納した振幅データに従ったパルスを発生
して、当該立ち下がり時に容量19iを充電するパルス
発生器19gとを有する。
容量19eの電荷を徐々に吸い出す可変電流源19c
と、充電された容量19gの電荷を徐々に吸い出す可変
電流源19hとを有する。
に格納されたパルス幅データに従って電流値を可変とす
るもので、この電流値によって容量19e、19iに蓄
積された電荷の吸い出す速さを変えることにより、パル
ス幅を調整するものである。
に基づいて説明する。なお、図12は、本ドライバ回路
の信号発生器1の出力1a、1b、三角波発生器19の
電圧源19bの出力、及び加算器6の出力6aにおける
電圧の時間変化を示すと共に、三角波発生器19の出力
19aでの電流の時間変化を示す波形図である。また、
図12において、t1は信号波形の立ち下がりの開始タ
イミングを示し、t2は、三角波発生器19で発生する
三角波が終了するタイミングを示す。
9aには、電流源19dにより設定された電流値I1の
1/2の電流が流れる。したがって、加算器6の出力6
aは、図中の6dでの電圧から、コレクタ抵抗6bを流
れる電流源19dの電流値I1の1/2による電圧降下
を減じた電圧となる。
して、信号発生器1の出力1aがLowからHiに変化
すると、パルス発生器19bにより発生する、レジスタ
2に格納された振幅データに応じて設定された振幅を持
つパルスにより、容量19eが充電され、三角波発生器
19の出力19aには、電流値I2の電流が流れる。し
たがって、加算器6の出力6aは、電圧6dから、コレ
クタ抵抗6bを流れる、電流源6cの電流と電流値I2
の電流との和による、電圧降下を減じた電圧となる。
された三角波パルスの傾斜部分に対応する。すなわち、
三角波発生器19の電流源19cによって、時間t1で
充電された容量19eの電荷が除々に吸い出されて、三
角波発生器19の出力19aに流れる電流値は少なくな
っていく。したがって、加算器6の出力6aの電圧は徐
々に上がっていく。
9aには電流値I1の1/2の電流が流れる。したがっ
て、加算器6の出力6aは、電圧6dから、コレクタ抵
抗6bを流れる、電流源6cの電流及び電流値I1の1
/2の電流の和による、電圧降下を減じた電圧となる。
発生器19の可変電流源19cにより制御されるパルス
幅、及びパルス発生器19bにより制御される振幅を備
えた三角波パルスを用いて、信号発生器1から出力され
る信号波形の立ち下がり部分に対して、伝送線路での損
失補償を行った波形が形成される。
流源19cによって、また三角波の振幅はパルス発生器
19bによって可変する事ができる。このため、レジス
タ2に格納するデータを変えるだけで、任意の伝送線路
に対して損失補償を行うことができる。
る信号波形の立ち下がり部分に対して損失補償を行なっ
た場合を例にとって説明したが、本実施例の構成におい
て、信号波形の立ち上がりに対応して、信号発生器1の
出力1aの立ち下がりと同時にパルス発生器19gによ
りパルスを発生することにより、上記と同様に、立ち上
がり波形に対して損失補償を行うことができる。また、
三角波発生器の個数を1としたが、三角波発生器の個数
は1個以上の任意の数をとることができる。
ス幅及び振幅の両方を可変としたが、どちらかを一方を
固定としてもよい。例えば振幅を固定とする場合には、
各三角波発生器の振幅値を同一とする。このように、一
方を固定とする場合には、パルス幅データ及び振幅デー
タのうち、固定として方に対応するデータを格納する記
憶領域を、レジスタ2から省略することが可能となる。
クタ抵抗6bを、伝送線路9の特性インピーダンスZo
と等しくした場合、増幅回路7を省略することができ
る。
するドライバ回路を用いたドライバICの一実施例を、
図13を用いて説明する。本実施例のドライバICに含
まれるドライバ回路は、基本的には、上記図1の実施例
のドライバ回路と同じ構成である。上記図1の実施例と
同じ構成については、上記図1の実施例と同じ符号を用
い、その説明を省略する。
示すように、信号発生器1と、信号発生器1にタイミン
グやパターン等の情報を与える1個以上の端子27b
と、方形波パルスのパルス幅データ及び振幅データを格
納するレジスタ2と、レジスタ2に格納するパルス幅及
び振幅に関する情報を入力する端子27cと、端子27
cに入力されたシリアルデータをパラレルデータに変換
してレジスタ2の各記憶領域にパルス幅データ、振幅デ
ータを与えるシリアル・パラレル変換器26とを有す
る。
たパルス幅データ、振幅データに従って方形波を生成す
る方形波発生器3、4、5…と、信号発生器1の出力1
a、方形波発生器3の出力3a、方形波発生器4の出力
4a、及び方形波発生器5の出力5a…を加算する加算
器6と、加算器6の出力6aを増幅する増幅回路7と、
増幅回路7の出力を伝送線路に与える端子27aとを有
する。
タ回路を用いない、上記図1のドライバ回路を、1チッ
プ上に集積化することができる。さらに、ドライバ回路
を1チップ上に集積化できるため、当該ドライバ回路あ
るいは当該ドライバ回路を備える電子機器装置の小型化
及び低価格化が可能となる。
の間にシリアル・パラレル変換器26を設けたが、端子
数を増やし、直接、レジスタ2の各記憶領域に、パルス
幅データや振幅データを格納させる構成としても良い。
ドライバ回路として、上記図1の実施例のドライバ回路
の構成を用いたが、代わりに、上述した他の実施例のド
ライバ回路(図4、図6、図8、図9、及び図11参
照)の構成を用いてもよい。なお、上記図4、図8のド
ライバ回路は、方形波または三角波のパルス幅及び振幅
を求める手段を有しているので、これらの回路構成を用
いる場合には、外部からパルス幅や振幅データを受け入
れるための端子27cを省略した構成とすることができ
る。
するドライバ回路またはドライバICを用いた半導体試
験装置の一実施例を、図14を用いて説明する。
に示すように、タイミング発生器29と、パターン発生
器30と、波形フォーマッタ31と、ディジタルコンパ
レータ32と、伝送線路損失の補償手段を有するドライ
バ回路8またはドライバIC27と、アナログコンパレ
ータ33と、被試験素子34を当該半導体試験装置37
に電気的に接続するための伝送線9とを有する。
上述した実施例のいずれのドライバ回路(図1、図4、
図6、図8、図9、及び図11参照)でも用いることが
できる。また、ドライバIC27としては、上記図13
の実施例のドライバIC27を用いることができる。
図8に示すドライバ回路を用いる場合には、そのドライ
バ回路8に含まれるデジタイジング装置17として、ア
ナログコンパレータ33を用いることができる。
成されたタイミング信号29aとパターン発生器30で
作成されたテストパターン30aとが、波形フォーマッ
タ31で合成され、その出力が、ドライバ回路8によっ
て試験波形8aとして伝送線9を通して、被試験素子3
4へ与えられる。
素子34からの出力信号34aは、アナログコンパレー
タ33で電圧変換され、”0”、”1”のディジタル値
に変換される。このデジタル変換後の被試験素子34か
らの応答信号は、ディジタルコンパレータ32により、
パターン発生器30で作成した良品素子の応答である期
待値30bとの間で、タイミング信号29bの示す時刻
に、比較試験が行なわれ、その良否等が判断される。
回路8またはドライバIC27を用いているため、試験
波形8aを伝送線路9を通して被試験素子34へ送る際
に、伝送線路9での損失を補償することが可能となる。
の損失を補償できるため、従来の半導体試験装置に比
べ、使用する伝送線路9の長さが同じであれば、より高
周波数の試験波形8aを被試験素子34に与えることが
可能となり、試験波形8aのタイミング精度を向上させ
ることが可能となる。また、従来の半導体試験装置と同
じ試験周波数、同じタイミング速度を使用する場合であ
れば、伝送線路9の長さを長くすることが可能となり、
半導体試験装置の構成配置の自由度、あるいは操作にお
ける自由度を向上させることができる。
するドライバ回路またはドライバICを用い、伝送線路
を通してデータの送信を行う送信装置の一実施例を、図
15を用いて説明する。
に示すように、伝送線路損失の補償手段を有するドライ
バ回路8またはドライバIC27を備え、例えば100
MHz以上の周波数のデータを50cm以上の伝送線路
9を通して、受信装置36に信号を伝達する。
置36とは、伝送線路9を通してデータ等の信号の送
信、受信を行なう装置を指し、より具体的には、伝送装
置、コンピュータおよびコンピュータ周辺機器、ネット
ワーク機器、計測器等から構成される装置を指す。
手段を有する、上述した実施例のいずれかのドライバ回
路8(図1、図4、図6、図8、図9、及び図11参
照)を、ドライバ回路8として用いることができる。ま
た、ドライバICとしては、上記図10の実施例のドラ
イバIC27を用いることができる。
償することが可能となるため、従来の伝送装置、コンピ
ュータ、コンピュータ周辺機器、ネットワーク機器、計
測器等から構成される送信装置35に比べ、伝送線路9
の長さが同じであれば、より高い周波数の信号波形8a
を受信装置36に伝達することが可能となる。また、同
じ送信周波数であれば、伝送線路9の長さを長くするこ
とが可能となり、伝送装置、コンピュータ、コンピュー
タ周辺機器、ネットワーク機器、計測器等から構成され
る、送信装置35、受信装置36の構成、配置の自由度
を向上させることができる。
Hz以上、伝送線路9の長さを50cm以上としたが、
これらの条件は単なる一例である。一般的に言って、こ
のような条件では、従来の装置構成において、伝送線路
での表皮効果による損失が顕著となり始めるが、本実施
例によれば、上述の各実施例でも述べたように、伝送線
路での損失を補償することが可能となる。
て、伝送線路での損失を補償をすることができると共
に、集積回路化に適しているドライバ回路及び伝送線路
の損失補償方法を提供することができる。
ドライバ回路の一実施例の構成を示す回路図。
場合のドライバ回路からの出力波形10を示す波形図。 図2(b):波形10が伝送線路を通過した後の波形1
1を示す波形図。 図2(c):波形10と波形11との差に対応する方形
波を示す説明図。 図2(d):図1の実施例によるドライバ回路からの、
損失補償が行なわれた場合の出力波形15を示す波形
図。 図2(e):波形15が伝送線路を通過した後の波形1
6を示す波形図。
場合のドライバ回路からの出力波形10を示す波形図。 図3(b):波形10が伝送線路を通過した後の波形1
1を示す波形図。 図3(c):波形10と波形11との差に対応する方形
波を示す説明図。 図3(d):図1の実施例によるドライバ回路からの、
損失補償が行なわれた場合の出力波形15を示す波形
図。 図3(e):波形15が伝送線路を通過した後の波形1
6を示す波形図。
ドライバ回路の他の実施例を示す回路図。
の一例を示すフローチャート。
ドライバ回路の他の実施例を示す回路図。
い場合のドライバ回路からの出力波形10を示す波形
図。 図7(b):波形10が伝送線路を通過した後の波形1
1を示す波形図。 図7(c):波形10と波形11との差に対応する方形
波を示す説明図。 図7(d):図1の実施例によるドライバ回路からの、
損失補償が行なわれた場合の出力波形15を示す波形
図。 図7(e):波形15が伝送線路を通過した後の波形1
6を示す波形図。
ドライバ回路の他の実施例を示す回路図。
ドライバ回路の他の実施例を示す回路図。
るための波形図。
るドライバ回路の他の実施例を示す回路図。
するための波形図。
るドライバ回路を用いたドライバICの一実施例を示す
回路図。
るドライバ回路またはドライバICを用いた半導体試験
装置の一実施例を示す回路図。
るドライバ回路またはドライバICを用いた、伝送線路
を通してデータの送信を行う、伝送装置、コンピュータ
およびコンピュータ周辺機器、ネットワーク機器、計測
器等から構成される送信装置の一実施例を示す回路図。
ライバの出力波形 11…損失補償を行わないときの伝送線路端でのドライ
バの出力波形 12、13、14…方形波 15…損失補償を行ったときのドライバ出力端でのドラ
イバの出力波形 16…損失補償を行ったときの伝送線路端でのドライバ
の出力波形 17…デジタイジング装置 18…演算装置 19、20…三角波発生器 21、22…三角波 23、24…可変遅延回路 25、26…可変電流源 27…ドライバIC 28…シリアル・パラレル変換器 29…タイミング発生器 30…パターン発生器 31…波形フォーマッタ 32…ディジタルコンパレータ 33…アナログコンパレータ 34…被試験素子 35…送信装置 36…受信装置
Claims (12)
- 【請求項1】伝送すべき信号を増幅して伝送線路へ出力
するドライバ回路において、 所定の波形形状を備えるパルスのパルス幅と振幅とを記
憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶されているパルス幅と振幅とを持つ
パルスを、前記伝送すべき信号の立ち上り時及び立ち下
り時に発生する、1個以上のパルス発生手段と、 前記伝送すべき信号と、前記1個以上のパルス波発生器
から出力されるパルスとを加算する加算手段と、 前記加算器の出力を増幅する増幅手段とを有することを
特徴とするドライバ回路。 - 【請求項2】伝送線路を通して伝送すべき信号を発生す
る信号発生器と、 前記伝送すべき信号の波形のうち、前記伝送線路での損
失により減衰する部分に対応して設定された、方形波パ
ルスのパルス幅と振幅とを記憶するレジスタと、 前記レジスタに記憶されたパルス幅と振幅とを持つ方形
波パルスを、前記信号発生器の出力波形の立上り時及び
立下り時の少なくとも一方で発生する、1個以上の方形
波発生器と、 前記信号発生器の出力波形と前記1個以上の方形波発生
器の出力波形とを加算する加算器と、 前記加算器の出力を増幅して、前記伝送線路へ出力する
増幅回路とを有することを特徴とするドライバ回路。 - 【請求項3】請求項2において、 前記信号発生器の出力に前記方形波パルスを加えない状
態で得られる前記増幅回路からの出力波形と、当該出力
波形が前記伝送線路を通過した後の波形とを取得する波
形取得手段と、 前記波形取得手段で得られた、前記伝送線路を通過前の
波形と通過後の波形とを比較し、両波形の差が最小ある
いは所定のしきい値以下となる、前記1個以上の方形波
発生器で発生される各方形波パルスのパルス幅と振幅と
を求め、前記求めたパルス幅及び振幅を前記レジスタに
記憶させる演算回路とをさらに有することを特徴とする
ドライバ回路。 - 【請求項4】請求項2または3において、 前記1個以上の方形波発生器のそれぞれは、 2つの入力の差分を増幅する差動増幅回路と、 前記レジスタに記憶されたパルス幅に関する情報に従
い、前記差動増幅回路の1方の入力を遅延する遅延回路
と、 前記レジスタに記憶された振幅に関する情報に従い、前
記差動増幅回路の駆動電流の電流値を変化させる電流源
回路とを有することを特徴とするドライバ回路。 - 【請求項5】伝送線路を通して伝送すべき信号を発生す
る信号発生器と、 前記伝送すべき信号の波形のうち、前記伝送線路での損
失により減衰する部分に対応して設定された、三角波パ
ルスのパルス幅と振幅とを記憶するレジスタと、 前記レジスタに記憶されたパルス幅と振幅とを持つ三角
波パルスを、前記信号発生器の出力波形の立上り時及び
立下り時の少なくとも一方で発生する、1個以上の三角
波発生器と、 前記信号発生器の出力波形と前記1個以上の三角波発生
器の出力波形とを加算する加算器と、 前記加算器の出力を増幅して、前記伝送線路へ出力する
増幅回路とを有することを特徴とするドライバ回路。 - 【請求項6】請求項5において、 前記信号発生器の出力に前記三角波パルスを加えない状
態で得られる前記増幅回路からの出力波形と、当該出力
波形が前記伝送線路を通過した後の波形とを取得する波
形取得手段と、 前記波形取得手段で得られた、前記伝送線路を通過前の
波形と通過後の波形とを比較し、両波形の差が最小ある
いは所定のしきい値以下となる、前記1個以上の三角波
発生器で発生される各三角波パルスのパルス幅と振幅と
を求め、前記求めたパルス幅及び振幅を前記レジスタに
記憶させる演算回路とをさらに有することを特徴とする
ドライバ回路。 - 【請求項7】請求項5または6において、 前記1個以上の三角波発生器のそれぞれは、 2つの入力の差分を増幅する差動増幅回路と、 前記差動増幅回路の入力の少なくとも一方に接続した容
量と、 前記レジスタに記憶された振幅に関する情報に従い、前
記容量を充電するパルスの振幅を変化させるパルス発生
回路と、 前記レジスタに記憶されたパルス幅に関する情報に従
い、前記容量に充電された電荷を徐々に放出させるため
の電流を変化させる電流源回路とを有することを特徴と
するドライバ回路。 - 【請求項8】請求項1〜7のいずれかに記載のドライバ
回路を、1つの集積回路上に構成したことを特徴とする
伝送線路補償手段を有するドライバIC。 - 【請求項9】タイミング発生器と、パターン発生器と、
前記タイミング発生器で作成されたタイミング信号と前
記パターン発生器で作成されたテストパターンとを合成
する波形フォーマッタと、前記波形フォーマッタの信号
を増幅するドライバと、前記ドライバから出力した試験
波形を被試験素子へ与える伝送線路と、前記試験波形の
応答としての前記被試験素子からの出力信号を前記伝送
線路を通し入力して電圧比較するアナログコンパレータ
と、前記アナログコンパレータの出力と前記パターン発
生器で作成された期待値とを前記タイミング発生器から
の信号の示す時刻に論理比較試験するデジタルコンパレ
ータとからなる半導体試験装置において、 前記ドライバは、請求項1〜7のいずれかに記載のドラ
イバ回路、あるいは請求項8記載のドライバICである
ことを特徴とする半導体試験装置。 - 【請求項10】伝送線路を通してデータの送信を行う送
信手段を有する装置において、 前記送信手段は、請求項1〜7のいずれかに記載のドラ
イバ回路、あるいは請求項8記載のドライバICを有す
ることを特徴とする送信手段を有する装置。 - 【請求項11】伝送線路を通して伝送する信号の波形の
うちの前記伝送線路での損失により減衰する部分を補
う、予め定めたパルス幅及び振幅を持つ1以上の方形波
パルスを、前記伝送する信号波形の、高レベルから低レ
ベルへ、及び、低レベルから高レベルへの切り替えと同
じタイミングで、前記伝送する信号波形に加算すること
を特徴とする伝送線路損失補償方法。 - 【請求項12】伝送線路を通して伝送する信号の波形の
うちの前記伝送線路での損失により減衰する部分を補
う、予め定めたパルス幅及び振幅を持つ1以上の三角波
パルスを、前記伝送する信号波形の、高レベルから低レ
ベルへ、及び、低レベルから高レベルへの切り替えと同
じタイミングで、前記伝送する信号波形に加算すること
を特徴とする伝送線路損失補償方法。
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