JPH08241741A - 電子制御装置用外箱 - Google Patents

電子制御装置用外箱

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JPH08241741A
JPH08241741A JP4671195A JP4671195A JPH08241741A JP H08241741 A JPH08241741 A JP H08241741A JP 4671195 A JP4671195 A JP 4671195A JP 4671195 A JP4671195 A JP 4671195A JP H08241741 A JPH08241741 A JP H08241741A
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JP
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box body
cover
box
terminal
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JP4671195A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Higuchi
敏弘 樋口
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】配線作業などの電子制御装置用外箱の端子台を
露出させる作業の場合に、必ず端子カバーによって、外
箱の上面の通風孔が覆われる構造にし、配線屑などが電
子制御装置の内部に入らないようにする。 【構成】電子制御装置用外箱Bを箱本体1Bと端子カバー
2Cで構成し、端子カバー2Cの左右の側面に左軸SLと右軸
SRとを設け、箱本体1Bの左右の側面の通風孔12がある上
面に近い部分に、この上面に平行な左軸SLと右軸SRとに
それぞれ遊合する左横軸ガイド13L と右横軸ガイド13R
を設け、常時は左右の軸SL,SR を箱本体1Aの最も前面に
近い位置に移動させて端子カバー2Cを垂下させ、端子台
11の前面を覆う。端子台11に作業する場合は、端子カバ
ー2Cを軸SR,SL を中心にし前方に約1/4回転た後、左
右の横軸ガイド13L,13R に沿わせて箱本体1Aの上面お覆
う位置に移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プログラマブルコント
ローラなどの電子制御装置の本体部分を覆う電子装置用
の外箱に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に電子制御装置用の外箱の一例を示
す。図4の(a) は電子制御装置用外箱(以下の説明では
単に外箱と略記する)の俯瞰図である。図において、A
は外箱であり、外箱Aは箱本体1と端子カバー2とから
なる。箱本体1には、箱本体1に収納されている電子制
御装置と外部からの信号を入力したり、外部の制御対象
に信号を出力するための端子を配列した端子台11が装備
され、内部の電子制御装置から出る熱を放散させるため
の通風孔12が設けられている。端子台11は図示のとおり
に、箱本体の下部に直線状に配列されている。通風孔
は、一般に箱本体の側面にも設けられるが、特に箱本体
の上面に設けると他の面に設けられる通風孔から流入す
る外気の出口となって外気の流通が良くなり冷却効果が
著しく大きくなるので、箱本体1においても通風孔12が
箱本体1の上面に設けられている。また通風孔12は、異
物の侵入を防止するために多数の矩形の孔からなる網目
状をしている。但し、通風孔12の孔は小さくしすぎると
通風が阻害され当初の冷却の目的が失われるので矩形孔
の狭い方の一辺は通常の場合と同様に、数ミリメートル
の巾に作られている。端子カバー2は、帯電部への接触
の危険を防止するために装備が義務づけられているもの
であり、端子台11の前面を覆う形状の絶縁物で作られた
カバーである。端子カバー2は、端子台11の端子に配線
を行う場合は箱本体1から取り外して配線を行い、配線
後再び装着する。
【0003】図4の(b) は、図4の(a) に示した箱本体
1と、箱本体1の端子台11に装着された端子カバー2Aを
示した図である。端子カバー2Aは、図4の(a) に示した
端子カバー2と同一の機能を有するカバーであり、端子
台11の前面を覆い箱本体1の両側面を抱える様にして装
着され、脱落のおそれがある場合は図示外のネジによっ
て箱本体1に固定される。
【0004】図4の(b) に示した端子カバー2Aと同様な
構造を有するカバーを使用する場合は、端子に配線を行
う等のために取り外した後は必ず装着しておく必要があ
る。しかし、装着忘れは起こりがちなので、装着忘れの
事故を防止する方法がとられている。図4の(c) に端子
カバー装着忘れ防止方法の一例を示す。図4の(c) にお
いて、1は図4の(a) に示した箱本体1を側面から見た
図であり、2Bは図4の(a) に示した端子カバー2と同一
の機能を持つ端子カバーであり、SRは端子カバー2Bに箱
本体1の右側面に固定された軸であり、左側面にも軸SR
と同一の軸線に並ぶ軸SLが設けられている。端子カバー
2Bは図示のとおりに、端子カバー2Bの上側面に設けられ
た軸受け孔を軸SR,SL に遊合されて、垂下した状態で端
子台11を覆うっている。端子台11に配線するなどの作業
の必要が生じた場合は、図の矢印ARで示すとおりに軸S
R,SL を回転軸として端子カバー2Bを90度以上回転さ
せる。端子カバー2Bは、箱本体1の側面に設けられた図
示外の突起部に係合する端子カバー2Bの孔を係合させ、
端子カバー2Bが90度を越える位置まで回転した位置で
静止の状態を保たせる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおり、電子制
御装置用外箱においては、内部の電子装置からの発熱を
外部に効率的に放散させるために、電子制御装置を内蔵
する箱本体の上面に通風孔を設けることが多い。ところ
が箱本体の上面に通風孔があると、端子に配線を行う場
合などに配線の切り屑が電子制御装置の内部に落下し、
事故につながる可能性がある。配線の切り屑が電子制御
装置の内部に落下することを防止するために通風孔を細
かい網目状することも考えられるが、前述のとおりこの
方法は通風孔の機能を著しく低下させるので好ましくな
い。そこで、端子台に配線する作業などの配線の切り屑
が生ずる場合には、作業に先立って箱本体の上に適当な
カバーをすることが要求されている。しかし作業の都度
カバーをすることは、煩わしく、手落ちが生ずる可能性
をはらんでいた。
【0006】以上の事情があることに鑑み、本発明は、
装着が義務づけられている端子カバーを、端子への配線
などの作業を行う場合の箱本体の上面を覆うためのカバ
ーとして併用し、しかも必ず端子への作業の場合は端子
カバーが箱本体の上面を覆うカバーとして使用されるよ
うにした電子制御装置用外箱を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明によれば、電子制御装置を内蔵する箱本体と
端子カバーとからなり、箱本体は、この箱本体の下部に
整列する端子からなる端子台を備え、この箱本体の上面
に通風孔を有するものであり、端子カバーは端子台の前
面を覆うものである電子制御装置用外箱において、箱本
体の両側面の上部に、この箱本体の上面に平行な溝状の
ガイドを設け、端子カバーの上辺の両側面にガイドに遊
合する軸を設け、端子カバーは、軸をガイドの箱本体の
前面に近い位置に移動させ、端子カバーの下辺を垂下さ
せると端子台の前面を覆い、軸を回転軸として端子カバ
ーの端子台を覆う面が箱本体の上面にほぼ平行になるま
で回転させた後、ガイドに沿って軸を箱本体の上面に平
行に移動させると通風孔を覆う形状とすることを特徴と
する。
【0008】また、箱本体のガイドは、この箱本体の上
面に平行な横軸ガイドと、端子カバーの箱本体の前面に
平行であって、横軸ガイドと箱本体の前面の上部におい
て連結する縦軸ガイドとから構成すると好適である。ま
た、端子カバーは、箱本体の両側面に第1の回転軸を有
し、端子カバーの両側面に第2の回転軸を有する2個の
連結杆で箱本体に連結する構造とし、第1の回転軸は箱
本体の両側面に第1の回転軸と軸線が一致し、連結杆の
一方の端部に遊合する箱軸を設けて構成し、第2の回転
軸は端子カバーの上辺の両側面に連結杆の他方の端部が
遊合するカバー軸を設けて構成し、端子カバーが端子台
の前面を覆う位置における第2回転軸の位置と、端子カ
バーが端子台に対向する面を上向きにして箱本体の上面
を覆う位置に置かれた場合の第2回転軸の位置の間を2
等分する面内、またはこの面の近傍に第1回転軸を設
け、端子カバーを第1回転軸を回転の中心として箱本体
の上面に至るまで回転させた後に第2回転軸を回転の中
心として回転させると箱本体の上面を覆うようにすると
好適である。
【0009】さらに、端子カバーまたは端子カバーと連
結杆とを絶縁材料で作成すると好適である。
【0010】
【作用】請求項1の発明の電子制御装置用外箱において
は、箱本体の両側面の上部に、箱本体の上面に平行な溝
状の端子カバーの軸に遊合するガイドが備えられてお
り、端子カバーは、端子カバーの上辺の両側面に設けら
れた軸をガイドに遊合した状態で箱本体に取り付けられ
ているので、常時は先端の辺を垂下させて端子台の前面
を覆っているが、端子に配線するなどの作業の必要があ
る場合には、端子カバーは、端子カバーの端子台を覆う
面が箱本体の上面にほぼ平行になるまで軸を中心に回転
させた後、端子カバーの前部が垂れ下がらないように軸
をガイドに沿って箱本体の上面に平行に移動させること
が必要になる。従って、端子カバーによって箱本体上面
の通風孔が必然的に覆われる。
【0011】また、請求項2に記載の電子制御装置用外
箱においては、端子カバーを端子カバーの軸が遊合する
縦軸ガイドに沿わせて垂直方向に移動させることができ
る。そして軸が縦軸ガイドの上端に達してた後に、端子
カバーを端子カバーの前部が垂れ下がらないように横軸
ガイドに軸を沿わせて移動させると、端子カバーは必然
的に箱本体の上面を覆い同時に通風孔がカバーされる。
【0012】また、請求孔3に記載の電子制御装置用外
箱においては、端子台を露出させるためには、端子カバ
ーは、第1回転軸を回転の中心として連結杆が箱本体の
前面の方向を経て上面に至るまで約く1/4回転させる
必要があり、前に垂れ下がらないようにするためには更
に1/4回転させ合計約半回転させた後に第2回転軸を
回転の中心として端子カバーを回転させ、箱本体の上面
を覆を覆うようにする必要がある。この結果箱本体の通
風孔が覆われる。
【0013】さらに、端子カバーまたは端子カバーと連
結杆とは絶縁材料で作成するので、万一端子カバーが破
損し、端子カバーや連結杆が箱本体から外れても、これ
らの外れた部品によって電気回路の短絡などの障害が発
生することがない。
【0014】
【実施例】
(実施例1)図1に本発明の電子制御装置用外箱の一実
施例を示す。図1の(a) は電子制御装置用外箱の全体を
示した図であり、電子制御装置用外箱Bは、箱本体1Aと
端子カバー2Cとからなる。箱本体1Aは、上面に通風孔12
を有し、箱本体1Aの下部の前面には直線状に整列した端
子台11を有し、前面から見た左側面の上面に近い部分に
上面に平行な溝状の左横軸ガイド13L (以下の説明では
左ガイド13L と略記する)を有し、右側面には左右の側
面の中央の面について左ガイドと対象の位置に左ガイド
と同一形状の右横軸ガイド13R (以下の説明では右ガイ
ド13R と略記する)を有する。図では右ガイド13R のみ
が示されている。端子台11と通風孔12とは図4に示した
同符号のものと、端子カバー2Cは図4に示した端子カバ
ー2とそれぞれ同一の機能を有するものである。
【0015】図1の(b) に端子カバー2Cを箱本体1Aに装
着する機構を示す。図において、1Aは箱本体、13L は左
ガイド、13R は右ガイド、であり、2Cは端子カバーであ
って図1の(a) に示した同符号のものと同一のものであ
る。端子カバー2Cの左上端の外側から箱本体1Aに対向す
る側面には左軸SLが、右上端の外側から箱本体1Aに対向
する側面には右軸SRが設けられている。端子カバー2C
は、左軸SLが箱本体1Aの左ガイド13L に遊合され、右軸
SRが箱本体1Aの右ガイド13R に遊合されて箱本体1Aに装
着される。図1の1(c)は、図1の(b) に示した箱本体1A
の右ガイド13R に右軸SRが装着された場合を示した図で
あり、右軸SRは右ガイド13R に沿って箱本体1Aの上面に
平行に移動させることができる。左軸SLも右軸SRと同様
にして箱本体1Aの左ガイド13L に沿って箱本体1Aの上面
に平行に移動させることができる。左軸SLは、例えば図
1の(b) に示すとおりに半径が異なる2個の円柱を重ね
た形状の部品の細い円柱状の部分を端子カバー2Cの上辺
の側面に明けられた孔H1に圧入して構成することができ
る。また端子カバー2Cの一部として他の部分と同時に成
型して作ることもできる。
【0016】図1の(d) は、図1の(a) において、端子
カバー2Cが箱本体1Aに装着され、端子カバー11を覆って
いる場合を側面から示した図である。図示のとおり、端
子カバー2Cが端子台11を覆う場合には、端子カバー2Cの
左右の軸SL,SR か共に箱本体1Aの左右のガイド13R,13L
の箱本体1Aの前面に最も近い部分に移動した状態で、端
子カバー2Cが箱本体1Aの前面に垂下するようにして端子
台11を覆う。
【0017】図1の(e) は、図1の(a) において、箱本
体1Aの端子台11を覆っていた端子カバー2Cが、端子台11
を覆わない状態にされた場合を示した図であり、端子カ
バー2Cは、左右の軸SL,SR を回転軸として、端子カバー
の下端を持ち上げるようにして略90度回転された後、
左右の軸SL,SR を左右のガイド13L,13R に沿わせて箱本
体1Aの前面から最も遠い位置まで移動され図示の位置に
なる。
【0018】以上に説明したとおり、本実施例の電子制
御装置用外箱Bにおいては、端子カバー2Cが端子台11を
覆わない状態にするためには、先ず端子カバー2Cの下端
を持ち上げるようにして半回転させる。しかし、この状
態では端子カバー2Cの先端を持ち上げている外力が無く
なると端子カバー2Cは、再び元の端子台11を覆う状態に
戻ってしまうので、端子カバー2Cを半回転させた動作に
続いて端子カバー2Cを箱本体1Aの上面に平行に前面と反
対の方向に向かって移動させる必要がある。端子カバー
2Cが箱本体1Aの上面に平行に前面と反対の方向に向かっ
て移動させられる結果、箱本体1Aの上面に有する通風孔
12が端子カバー2Cによって覆われ、一方端子台11が露出
する。 (実施例2)図2に本発明の電子制御装置用外箱の他の
実施例を示す。図2の(a) は電子制御装置用外箱の全体
を示した図であり、図においてCは電子制御装置用外箱
であり、電子制御装置用外箱Cは箱本体1B、端子カバー
2Cとからなり、箱本体1Bは通風孔12、端子台11、左横軸
ガイド13L (以下の説明では左ガイド13L と略記す
る)、右横軸ガイド13R (以下の説明では右ガイド13R
と略記する)、左縦軸ガイド14L 、右縦軸ガイド14R を
有する(左ガイド13L と左縦軸ガイド14L とは、それぞ
れ右ガイド13R と右縦軸ガイド14R とに箱本体1Bの両側
面の中央の面に付いて対象の位置にある同形状の軸ガイ
ドであり、図には示されていない)。図において図1に
示した電子制御装置用外箱Bを構成する各要素と同一の
符号を有するものは、電子制御装置用外箱Bを構成する
各要素と同一の要素であり、箱本体1Bは、左右の縦軸ガ
イド14L,4Rを有する点を除いては図1に示した箱本体1A
と同一の構成要素を有するものである。左縦軸ガイド14
L は、箱本体1Bの前面に近い左側面に、前面と平行に設
けられた、端子カバー2Cの左軸SLに遊合する左軸SL用の
ガイドであり、左ガイド13L と左縦軸ガイド14L とは、
左軸SLを左縦軸ガイド14L から左ガイド13L へ移動さ
せ、また左ガイド13L から左縦軸ガイド14L へと移動さ
せることが可能となるように箱本体1Bの左側面上部にお
いて連結される。右縦軸ガイド14L は、箱本体1Bの前面
の近くの右側面に、前面と平行に設けられた、端子カバ
ー2Cの右軸SRに遊合する右軸SR用のガイドであり、右ガ
イド13R と右縦軸ガイド14R とは、右軸SRを右縦軸ガイ
ド14R から右ガイド13R へ移動させ、また右ガイド13R
から右縦軸ガイド14R へと移動させることが可能となる
ように箱本体1Bの右側面上部において連結される。
【0019】図2の(b) は箱本体1Bの右側面の右ガイド
13R と右縦軸ガイド14R の関係を示した図であり、端子
カバー2Cの右軸SRは、右縦軸ガイド14R に沿って上方に
移動した後、円弧状の曲線に沿って右ガイド13R に導
き、箱本体1Bの裏面方向に移動でき、右ガイド13R に沿
って前面に向かって移動した後、右縦軸ガイド14R に沿
って移動することができる。端子カバー2Cの左軸SLも右
軸SRと同様にして、左ガイド13L と左縦軸ガイド14L の
間を移動することができる。
【0020】図2の(c) は、図2の(a) において、端子
カバー2Cを端子台11の前面を覆う位置にした場合を示し
た図であり、端子カバー2Cは、左右の縦軸ガイド14L,14
R の下端に左右の軸SL,SR を支線にして垂下し、端子台
11の前面を覆う。図2の(d)は端子台11を露出した場合
を示した図であり、図2の(c) に示した状態から、図2
の(d) に示した状態に移行させる場合には、先ず端子カ
バー2Cの左右の軸SL,SR を左右の縦軸ガイド14L,14R に
沿わせるようにして端子カバー2Cを箱本体1Bの前面に平
行に移動させ、左右の軸SL,SR が左右の縦軸ガイド14L,
14R の上端に達したならば、約90度回転し、端子カバ
ー2Cの面が箱本体1Bの上面に平行な方向になるようにし
て左右のガイド13L,13R に沿わせて端子カバー2Cを箱本
体1Bの裏面近くまで移動させる。以上に説明した端子カ
バー2Cの移動によって、箱本体1Bの通風孔12が覆われ、
端子台11が露出する。再び、端子台11を覆う場合は以上
に述べた経路と逆な経路によって端子カバー2Cを移動さ
せる。 (実施例3)図3に電子制御装置用外箱のさらに他の実
施例を示す。図3の(a) は電子制御装置用外箱の全体を
示した図であり、図においてDは電子制御装置用外箱で
あり、電子制御装置用外箱Dは箱本体1C、端子カバー2C
と、箱本体1Cの右側面に備えられた箱右軸S12 に一端の
端部が遊合し端子カバー2Cの右側面上部に備えられた右
カバー軸S2に他端の端部が遊合する右連結杆15R と、箱
本体1Cの左側面に備えられた箱左軸S11 (不図示)に一
端の端部が遊合し端子カバー2Cの左側面上部に備えられ
た左カバー軸S1に他端の端部が遊合する左連結杆15L
(図3の(d) 参照)と、からなる。箱左軸S11 とカバー
左軸S2とは、箱本体1Cを左右に垂直に二等分する面に付
いて箱右軸S12 と対象の位置にある。箱左軸S11 と箱右
軸12の軸線は第1の回転軸を形成し、カバー左軸S1とカ
バー右軸S2とは第2の回転軸を形成する。以上に説明し
た電子制御装置用外箱Dを構成する要素の内、図1に示
した電子制御装置用外箱Bの構成要素と同一の符号が付
されたものは、電子制御装置用外箱Bを構成する要素と
同一の機能を有する。
【0021】図3の(b) は、図3の(a) に示した電子制
御装置用外箱Dにおいて、端子カバー2Cが端子台11の前
面を覆う位置にある場合を示した図であり、端子カバー
2Cは左右の連結杆15L,15R を介して箱本体1Cに連結され
た状態で垂下し、端子台11の前面を覆う。図では、箱本
体1Cと、端子カバー2Cと、右連結杆15R と、右連結杆15
R の一方の端部を箱本体1Cに遊合する箱右軸S12 と、右
連結杆15R の他端の端部を端子カバー2Cに遊合するカバ
ー軸S2と、端子台11とが示されている。
【0022】図3の(c) は、図3の(a) に示した電子制
御装置用外箱Dにおいて、端子カバー2Cが端子台11を露
出させた場合を示した図であり、端子カバー2Cは箱本体
1Cの上面を覆うようにして静止する。図に示す位置にす
るためには、先ず端子カバー2Cの下端を持ち上げるよう
にして左右箱軸15L,15R を回転軸にして左右の連結杆15
L,15R を箱本体1Cの前面の側を通るようにして約半回転
し、次いで端子カバー2Cの左右の軸S1,S2 を回転軸にし
て端子カバー2Cを箱本体1Cの後部に端子カバー2Cの先端
が行くようにして箱本体1Cの上面に乗せて静止させる。
【0023】第1回転軸を形成する箱左軸S11 と箱右軸
S12 の軸線は、図3の(b) に示す端子カバー2Cが端子台
11の前面を覆う位置におけるカバー左軸S1とカバー右軸
S2の軸線が作る回転軸の位置と、図3の(c) に示す端子
カバー2Cが端子台11に面していた面を上面にして箱本体
1Cの上面にある位置におけるカバー左軸S1とカバー右軸
S2の軸線が作る第2回転軸の位置の間を2等分する面の
近傍に定め、第1回転軸と第2回転軸の間の距離L を左
右の連結杆SL,SR の両端部の軸間距離にする。以上に説
明した関係に箱左軸S11 、箱右軸S12 の位置を定め、左
右の連結杆SL,SR の両端部の軸間距離を定めることによ
って、端子カバー2Cを端子台11の前面を覆う位置から、
箱本体1Cの上面を覆う位置に移行させることができる。
【0024】図3の(d) は、端子カバー2Cと左右の連結
杆15L,15R との連結部を示した図である。右連結杆15R
は、右連結杆15R の一方の端部に明けられた軸受け孔15
RHの軸線と端子カバー2Cの右側面に明けられた軸取り付
け孔HRの軸線とを一致させカバー右軸S2の先端部を軸取
り付け孔HRに圧入して取り付ける。左連結杆15L と端子
カバー2Cもカバー左軸S1によって右連結杆15R の場合と
同様にして連結する。端子カバー2C、左右の連結杆15L,
15R 、左右のカバー軸S1,S2 は全て絶縁性の材料で作
る。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したとおり、請求項1に記載
の発明によれば、電子制御装置を内蔵する箱本体と端子
カバーとからなり、箱本体は、この箱本体の下部に整列
する端子からなる端子台を備え、この箱本体の上面に通
風孔を有するものであり、端子カバーは端子台の前面を
覆うものである電子制御装置用外箱において、箱本体の
両側面の上部に、この箱本体の上面に平行な溝状のガイ
ドを設け、端子カバーの上辺の両側面にガイドに遊合す
る軸を設け、端子カバーは、軸をガイドの箱本体の前面
に近い位置に移動させ、端子カバーの下辺を垂下させる
と端子台の前面を覆い、軸を回転軸として端子カバーの
端子台を覆う面が箱本体の上面にほぼ平行になるまで回
転させた後、ガイドに沿って軸を箱本体の上面に平行に
移動させると通風孔を覆う形状とする。
【0026】従って、本発明の電子制御装置用外箱にお
いては、本来必要とされる端子カバーが配線などの作業
時の通風孔の防塵カバーとして併用されるので、特別に
防塵用のカバーを用意しなくてもよい。また、端子台を
露出するためには端子カバーの下辺を持ち上げるように
して端子カバーを約90度回転させた後、軸ガイドに沿
って端子カバーを箱本体の裏面方向に移動さなければな
らないので通風孔の防塵を忘れることがない。また、作
業の終了後は端子カバーが箱本体の上面に乗った状態に
あるので、端子カバーが端子台を覆う位置に戻すまでは
作業が完了していないことが一目にして明らかであり、
端子カバー忘れが防止される。
【0027】また、請求項2記載の発明の電子制御装置
用外箱においては、箱本体の両側面の前部に、この箱本
体の前面に平行な、端子カバーの軸に遊合して端子カバ
ーの箱本体の上面に垂直な方向への移動を可能とし、ガ
イドと箱本体の前面の上部において連結する縦軸ガイド
を設け、この縦軸ガイドは、端子カバーを箱本体箱の上
面に垂直な方向に移動させた後にガイドに沿って箱本体
上面に平行に移動させ、またガイドに沿って移動させた
後に縦軸ガイドに沿って移動が可能とする。従って、端
子カバーは箱本体の上面に平行に移動して通風孔を覆う
のみでなく、縦方向にも移動するので、高さ方向の寸法
に比較し、端子台の高さ方向の寸法が小さい形状の電子
制御装置の外箱として好都合である。
【0028】また、請求項3に記載の発明の電子制御装
置用外箱においては、端子カバーは、箱本体の両側面に
第1の回転軸を有し、端子カバーの両側面に第2の回転
軸を有する2個の連結杆で箱本体に連結する構造とし、
第1の回転軸は箱本体の両側面に第1の回転軸と軸線が
一致し、連結杆の一方の端部に遊合する箱軸を設けて構
成し、第2の回転軸は端子カバーの上辺の両側面に連結
杆の他方の端部が遊合するカバー軸を設けて構成し、端
子カバーが端子台の前面を覆う位置における第2回転軸
の位置と、端子カバーが端子台に対向する面を上向きに
して箱本体の上面を覆う位置に置かれた場合の第2回転
軸の位置の間を2等分する面内またはこの面の近傍に第
1回転軸を設け、端子カバーを第1回転軸を回転の中心
として箱本体の上面に至るまで回転させた後に第2回転
軸を回転の中心として回転させると箱本体の上面を覆う
ようにする。
【0029】従って、端子台を露出するためには端子カ
バーの下辺を持ち上げるようにして端子カバーを連結杆
とともに約90度回転させた後、端子カバーを第2軸線
の回りに回転させて箱本体の上部に置く必要があるの
で、通風孔の防塵を忘れることがない。また、作業の終
了後は端子カバーが箱本体の上面に乗った状態にあるの
で、端子カバーが端子台を覆う位置に戻すまでは作業が
完了していないことが一目にして明らかであり、端子カ
バー忘れが防止される。
【0030】さらに、請求項1ないし請求項4に記載の
電子制御装置用外箱において、端子カバーまたは端子カ
バーと連結杆とを絶縁材料で作成すると、万一端子カバ
ーが破損し端子カバーまたは端子カバーに関連する部品
が散乱することがあっても、電気的な障害が及ぶおそれ
がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明による電子制御装置用
外箱の一実施例を示した図であり、(a) は電子制御装置
用外箱の俯瞰図、(b) は箱本体と端子カバーとの連結構
造を示した図、(c) は軸とガイドとの関係の説明図、
(d) は端子カバーが端子台の前面を覆った状態の側面を
示した図、(e) は端子カバーが箱本体の上面を覆った状
態の側面を示した図
【図2】請求項2に記載した発明による電子制御装置用
外箱の他の実施例を示した図であり、(a) は電子制御装
置用外箱の俯瞰図、(b) は箱本体と端子カバーとの連結
構造を示した図、(c) は端子カバーが端子台の前面を覆
った状態の側面を示した図、(d) は端子カバーが箱本体
の上面を覆った状態の側面を示した図
【図3】請求項3に記載した発明による電子制御装置用
外箱のさらに他の実施例を示した図であり、(a) は電子
制御装置用外箱の俯瞰図、(b) は端子カバーが端子台の
前面を覆った状態の側面を示した図、(c) は端子カバー
が箱本体の上面を覆った状態の側面を示した図、(d) は
連結杆による箱本体と端子カバーとの連結構造を示した
図、
【図4】従来の電子制御装置用外箱の一例を示した図で
あり、(a) は電子制御装置用外箱の俯瞰図、(b) は端子
カバーが端子台の前面を覆った状態の側面を示した図、
(c) は従来の他の一例の端子カバーが端子台の前面を覆
った状態の側面を示した図
【符号の説明】
B 電子制御装置用外箱 1A 箱本体 11 端子台 12 通風孔 13L 左ガイド 13R 右ガイド 2C 端子カバー SL 左軸 SR 右軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子制御装置を内蔵する箱本体と端子カバ
    ーとからなり、前記箱本体は、この箱本体の下部に整列
    する端子からなる端子台を備え、この箱本体の上面に通
    風孔を有するものであり、前記端子カバーは前記端子台
    の前面を覆うものである電子制御装置用外箱において、 前記箱本体の両側面の上部に、この箱本体の上面に平行
    な溝状のガイドを設け、前記端子カバーの上辺の両側面
    に前記ガイドに遊合する軸を設け、前記端子カバーは、
    前記軸を前記ガイドの前記箱本体の前面に近い位置に移
    動させ、前記端子カバーの下辺を垂下させると前記端子
    台の前面を覆い、前記軸を回転軸として前記端子カバー
    の前記端子台を覆う面が前記箱本体の上面にほぼ平行に
    なるまで回転させた後、前記ガイドに沿って前記軸を前
    記箱本体の上面に平行に移動させると前記通風孔を覆う
    形状とすることを特徴とする電子制御装置用外箱。
  2. 【請求項2】請求孔1に記載の電子制御装置用外箱にお
    いて、箱本体のガイドは、この箱本体の上面に平行な横
    軸ガイドと、前記端子カバーの前記箱本体の前面に平行
    であって、前記横軸ガイドと前記箱本体の前面の上部に
    おいて連結する縦軸ガイドからなることを特徴とする電
    子制御装置用外箱
  3. 【請求項3】電子制御装置を内蔵する箱本体と端子カバ
    ーとからなり、前記箱本体は、この箱本体の下部に整列
    する端子からなる端子台を備え、この箱本体の上面に通
    風孔を有するものであり、前記端子カバーは前記端子台
    の前面を覆うものである電子制御装置用外箱において、 前記端子カバーは、前記箱本体の両側面に第1の回転軸
    を有し、前記端子カバーの両側面に第2の回転軸を有す
    る2個の連結杆で前記箱本体に連結する構造とし、前記
    第1の回転軸は箱本体の両側面に第1の回転軸と軸線が
    一致し、前記連結杆の一方の端部に遊合する箱軸を設け
    て構成し、前記第2の回転軸は端子カバーの上辺の両側
    面に前記連結杆の他方の端部が遊合するカバー軸を設け
    て構成し、前記端子カバーが前記端子台の前面を覆う位
    置における前記第2回転軸の位置と、前記端子カバーが
    前記端子台に対向する面を上向きにして前記箱本体の上
    面を覆う位置に置かれた場合の前記第2回転軸の位置の
    間を2等分する面内またはこの面の近傍に第1回転軸を
    設け、前記端子カバーを第1回転軸を回転の中心として
    前記箱本体の上面に至るまで回転させた後に前記第2回
    転軸を回転の中心として回転させると前記箱本体の上面
    を覆うようにしたことを特徴とする電子制御装置用外
    箱。
  4. 【請求項4】請求項1〜3に記載の電子制御装置用外箱
    において、端子カバーまたは端子カバーと連結杆とを絶
    縁材料で作成することを特徴とるする電子制御装置用外
    箱。
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