JPH08239951A - Pc鋼材ケーブル用保護管 - Google Patents

Pc鋼材ケーブル用保護管

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Publication number
JPH08239951A
JPH08239951A JP4279695A JP4279695A JPH08239951A JP H08239951 A JPH08239951 A JP H08239951A JP 4279695 A JP4279695 A JP 4279695A JP 4279695 A JP4279695 A JP 4279695A JP H08239951 A JPH08239951 A JP H08239951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steel
tube
protective tube
steel cable
rib
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4279695A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Arai
英雄 新井
Hiroshi Masuko
博志 益子
Akira Morohashi
明 諸橋
Kazuo Shirasagi
和夫 白鷺
Kunihiko Nakai
邦彦 中井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Construction Co Ltd
Fuji Kako Inc
Original Assignee
Sumitomo Construction Co Ltd
Fuji Kako Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Construction Co Ltd, Fuji Kako Inc filed Critical Sumitomo Construction Co Ltd
Priority to JP4279695A priority Critical patent/JPH08239951A/ja
Publication of JPH08239951A publication Critical patent/JPH08239951A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 PC鋼材ケーブルの製作時に、大幅なコスト
削減と製作工程の省力化とを可能にするPC鋼材ケーブ
ル用保護管の提供。 【構成】 熱可塑性合成樹脂の押出し成形での製造過程
において、PC鋼材ケーブル4を構成する各PC鋼より
線またはPC鋼線3の管内面1aへの密着を阻止できるリ
ブ状の突起2を、管内面1aに定間隔で多数一体成形す
る。そして、このリブ状突起2が、従来から保護管1内
に必要とされていたスペーサと同じ機能を有することか
らそのスペーサをなくすことができる。このことから、
PC鋼材ケーブル4の製作時における、施工性や経済性
を向上させることができ、大幅なコスト削減と製作工程
の省力化とを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、多数のPC鋼より線
またはPC鋼線からなるPC鋼材ケーブルを保護するた
めに用いるPC鋼材ケーブル用保護管に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のPC鋼材ケーブル用保護
管としては、図2および図3に示すように、ポリエチレ
ン管等の合成樹脂製のものが多く使用されており、その
保護管20の内部における、PC鋼より線21と保護管内面
22との間や各PC鋼より線21の間に、防錆材(図示せ
ず)を充填したものが一般に知られている。
【0003】そして、各PC鋼より線21が保護管20の内
面22に密着しないようにして、前記防錆材が各PC鋼よ
り線21を充分に包み込めるようにするために、各PC鋼
より線21と保護管20との間に、図2に示すようなスパイ
ラルPC鋼線や、図3に示すような樹脂材料等のスペー
サ23を挿入して固定している。
【0004】
【この発明が解決しようとする課題】しかし、前述した
ような従来のPC鋼材ケーブル用保護管は、スパイラル
PC鋼線等のスペーサを併用することが、〔従来の技
術〕の項で述べたように機能上必要不可欠である。とこ
ろが、このスペーサは、保護管内部への挿入作業が手間
を要するものであると共に、スペーサ自身の材料費も高
価なものである。
【0005】これらのことから、従来のPC鋼材ケーブ
ル用保護管では、スペーサの挿入作業の省力化と、材料
費から起こる全体コスト向上の低減とを行い、施工性や
経済性を向上させて省力化を可能とすることが望まれて
いた。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的はPC鋼材ケーブルの製作時におけ
る、大幅なコスト削減と製作工程の省力化とを可能にす
ることができるPC鋼材ケーブル用保護管を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のPC鋼材ケー
ブル用保護管は、熱可塑性合成樹脂の押出し成形での製
造過程において、PC鋼材ケーブルを構成する各PC鋼
より線またはPC鋼線の管内面への密着を阻止できるリ
ブ状の突起を、管内面に定間隔で多数一体成形する。こ
のリブ状突起は、一般的な熱可塑性合成樹脂の押出し成
形機を用い、例えば、押出し機からの吐出樹脂量を一定
量とした成形状態で引取り速度を断続的に加減調整する
ことにより、容易に成形することができる。
【0008】そして、こうして製造された、本発明のP
C鋼材ケーブル用保護管によれば、前記リブ状突起が、
従来から併用されていたスパイラルPC鋼線やその他の
スペーサと同じ機能を有することから、これら従来のス
ペーサを不用にすることができる。
【0009】このように、本発明のPC鋼材ケーブル用
保護管は、従来から保護管内に必要とされたスペーサを
なくすことで施工性や経済性を向上させて、PC鋼材ケ
ーブルの製作時における、大幅なコスト削減と製作工程
の省力化とを可能とするものである。
【0010】
【実施例】以下、この発明のPC鋼材ケーブル用保護管
を、図示する実施例によって説明する。
【0011】図1の(b) に示すように、多数のPC鋼よ
り線またはPC鋼線3からなるPC鋼材ケーブル4を保
護するために用いるPC鋼材ケーブル用保護管1は、熱
可塑性合成樹脂の押出し成形による保護管1の製造過程
において、図1の(a) に示すように、管内面1aにリブ状
突起2を定間隔で多数一体成形する。そして、PC鋼材
ケーブル用保護管1は、この各リブ状突起2によって、
各PC鋼より線またはPC鋼線3が管内面1aに密着しな
いように構成されている。
【0012】なお、この実施例でのリブ状突起2は、一
般的な熱可塑性合成樹脂の押出し成形機(図示せず)を
用いて容易に行うことができる。即ち、一般的な熱可塑
性合成樹脂の押出し成形機は、通常、管の断面が一様で
あることから、押出し機からの吐出樹脂量と管の引取り
速度を一定に保ちながら成形作業を行う。そこで、本発
明の保護管1は、その押出し成形機からの吐出樹脂量を
一定量とした成形状態で、引取り速度のみを断続的に加
減調整することにより、多数のリブ状突起2を一体成形
する。
【0013】このような構成からなるPC鋼材ケーブル
用保護管1によれば、そのリブ状突起2が、従来から併
用されていたスパイラルPC鋼線等のスペーサ(図2参
照)と同じ機能を有している。即ち、PC鋼材ケーブル
4を構成している各PC鋼より線またはPC鋼線3が、
保護管1の内面1aに密着しないようにする機能を有して
いる。
【0014】このことから、本発明のPC鋼材ケーブル
用保護管1では、リブ状突起2によって従来からのスペ
ーサ(図2参照)を不用とし、PC鋼材ケーブル4の製
作時における、大幅なコスト削減と製作工程の省力化と
を可能にしている。しかも、このリブ状突起2によっ
て、各PC鋼より線またはPC鋼線3が保護管1の内面
1aに密着しないようにすることができ、保護管1内に充
填される防錆材(図示せず)が各PC鋼より線またはP
C鋼線3を充分に包み込めるようにすることができる。
【0015】
【発明の効果】この発明のPC鋼材ケーブル用保護管に
よれば、リブ状突起を保護管製造時に一体成形すること
により、PC鋼材ケーブルを構成している各PC鋼より
線またはPC鋼線が管内面に密着しないようにする従来
からのスペーサを、管内に挿入する必要が無いものとし
ている。
【0016】そのため、スパイラルPC鋼線等のスペー
サ挿入作業を無くしたことから、PC鋼材ケーブル製造
時の工程数を低減することができ、PC鋼材ケーブルの
製作工程の省力化が可能となる。しかも、このスペーサ
挿入作業を無くしたことは、スパイラルPC鋼線等の材
料費を削減することができて、PC鋼材ケーブルの製作
時の大幅なコスト削減が可能となる。
【0017】また、本発明のPC鋼材ケーブル用保護管
は、PC鋼材ケーブルの直線部分や曲がり部分にも連続
的に使用できるので、保護管における継手箇所数を低減
させることができる。さらに、リブ状突起の強め輪効果
により、保護管自身の耐圧力を向上させることもでき
る。
【0018】これらのことから、本発明のPC鋼材ケー
ブル用保護管は、斜材保護管や外ケーブル用保護管とし
て利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) はこの発明のPC鋼材ケーブル用保護管を
示す概略図で、(b) は(a) のA−A線断面図である。
【図2】従来のPC鋼材ケーブル用保護管を示す概略図
である。
【図3】従来のPC鋼材ケーブル用保護管を示す概略図
である。
【符号の説明】
1…PC鋼材ケーブル用保護管、1a…管内面、2…リブ
状突起、3…PC鋼より線またはPC鋼線、4…PC鋼
材ケーブル。
フロントページの続き (72)発明者 諸橋 明 東京都新宿区荒木町13番地の4 住友建設 株式会社内 (72)発明者 白鷺 和夫 静岡県富士市前田90 富士化工株式会社内 (72)発明者 中井 邦彦 静岡県富士市前田90 富士化工株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のPC鋼より線またはPC鋼線から
    なるPC鋼材ケーブルを保護するために用いるPC鋼材
    ケーブル用保護管であり、 熱可塑性合成樹脂の押出し成形による前記保護管の製造
    過程において、その管内面に、定間隔で多数一体成形し
    たリブ状突起により、前記各PC鋼より線またはPC鋼
    線が管内面に密着しないように構成されていることを特
    徴とするPC鋼材ケーブル用保護管。
JP4279695A 1995-03-02 1995-03-02 Pc鋼材ケーブル用保護管 Pending JPH08239951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4279695A JPH08239951A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 Pc鋼材ケーブル用保護管

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JP4279695A JPH08239951A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 Pc鋼材ケーブル用保護管

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JPH08239951A true JPH08239951A (ja) 1996-09-17

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ID=12645938

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JP4279695A Pending JPH08239951A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 Pc鋼材ケーブル用保護管

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JP (1) JPH08239951A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002129553A (ja) * 2000-10-27 2002-05-09 Kajima Corp アンカー頭部の止水方法および止水構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60217138A (ja) * 1984-04-13 1985-10-30 Teiyoo Kk 合成樹脂管製造法とその装置
JPH06287946A (ja) * 1993-04-05 1994-10-11 Guraundo Eng Kk Pc鋼線のシ−ス材
JPH0683816B2 (ja) * 1985-03-13 1994-10-26 関西ペイント株式会社 塗膜の形成方法

Patent Citations (3)

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