JP2002129553A - アンカー頭部の止水方法および止水構造 - Google Patents

アンカー頭部の止水方法および止水構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アンカー頭部のアンボンドPC鋼より線入込
み部分の止水を確実に行える止水方法および止水構造を
提供する。 【解決手段】 この発明の止水方法では、アンカー頭部
1内へのアンボンドPC鋼より線3(アンカー用引張
材)の入込み部分1aを内部圧力に耐える構成とし、アン
カー頭部1内に防錆材5を加圧注入する。そして、その
防錆材5が、アンボンドチューブ3a被覆を取除いた後の
端部から、アンボンドチューブ3aとPC鋼より線3bとの
間に入込ませてアンボンドPC鋼より線3の外径を膨張
させ、アンボンドPC鋼より線3とアンカー頭部1の入
込み部分1aとの密着性を向上させる。この発明の止水構
造6では、アンカー頭部1内への各アンボンドPC鋼よ
り線3の入込み部分1aである補剛管8から、止水部本体
9aが抜け出すことを押え板9bとストッパー9cで阻止し
て、入込み部分1aを内部圧力に耐えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地中のアンカー
体部から延びるアンボンドPC鋼より線を固定している
アンカーヘッドの周囲に、密閉構造として形成するアン
カー頭部の止水方法および止水構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】アンカー頭部の止水方法として、従来で
は、アンボンドPC鋼より線のアンカー頭部内への入込
み部分を止水部材で密閉するものが一般に知られてい
る。
【0003】即ち、アンカー頭部の止水構造として、従
来では、図9に示すように、アンボンドPC鋼より線30
のアンカー頭部31内への入込み部分である、支圧板32に
設けた補剛管33の地中側端部に止水部材34を嵌合したも
のが一般に知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の止水構
造は、補剛管の地中側端部に一般的な止水部材を嵌合し
ており、アンカー頭部におけるアンボンドPC鋼より線
の入込み部分の止水を確実に行えるものではなかった。
【0005】この発明は前述した事情に鑑みて創案され
たもので、その目的はアンカー頭部におけるアンボンド
PC鋼より線の入込み部分の止水を確実に行うことので
きるアンカー頭部の止水方法および止水構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の止水方法(請
求項1の発明)では、アンカー頭部内へのアンボンドP
C鋼より線(アンカー用引張材)の入込み部分を、アン
カー頭部内からの圧力に耐えうるように構成すると共
に、そのアンカー頭部内に防錆材を加圧注入することに
する。
【0007】そして、アンカー頭部に加圧注入した防錆
材が、アンボンドチューブ被覆を取除いた後の端部か
ら、アンボンドチューブとPC鋼より線との間にも入込
むようにして、アンボンドPC鋼より線の外径を膨張さ
せることで、アンボンドPC鋼より線とアンカー頭部の
入込み部分との密着性を向上させる。
【0008】このようなこの発明の止水方法によれば、
アンボンドPC鋼より線の外径を膨張させて、アンボン
ドPC鋼より線とアンカー頭部の入込み部分との密着性
を向上させることにより、アンカー頭部におけるアンボ
ンドPC鋼より線の入込み部分の止水を確実に行えるよ
うにする。
【0009】このようなこの発明の止水方法(請求項1
の発明)を実施できるようにする、この発明の止水構造
(請求項2の発明)としては、地中のアンカー体部から
延びている複数のアンボンドPC鋼より線における地上
側の先端部を固定するアンカーヘッドと、このアンカー
ヘッドを地上部において固定する支圧板と、この支圧板
に設けており、アンカーヘッドの地上側周表面を覆うヘ
ッドキャップと、支圧板の地中側に、地中に延びるよう
にして一体的に設けている補剛管と、この補剛管の地中
側端部に嵌合している止水部材とからアンカー頭部を構
成する。
【0010】ここで、補剛管の地中側端部は各アンボン
ドPC鋼より線のアンカー頭部内への入込み部分であ
り、止水部材はその入込み部分を密閉する部材である。
そして、止水部材は、各アンボンドPC鋼より線が貫通
してその配列状態を保持できる止水部本体と、この止水
部本体の地中側に嵌合しており、補剛管からの抜け出し
を阻止する押え板と、この押え板の補剛管からの抜け出
しを阻止するストッパーとからなるものとする。
【0011】このようなこの発明の止水構造によれば、
押え板およびストッパーによって、止水部本体の補剛管
(各アンボンドPC鋼より線のアンカー頭部への入込み
部分)からの抜け出しを阻止することにで、アンカー頭
部における各アンボンドPC鋼より線の入込み部分を、
アンカー頭部内からの大きな圧力に耐えるようにしてい
る。
【0012】なお、従来、アンカー頭部の内部にもグリ
ス等の防錆材を充填しているが、その防錆材のアンカー
頭部内への注入は大きな圧力をかけて行っていない。そ
のため、従来のアンカー頭部における止水部材は、補剛
管からの抜け出しを心配する必要がなく、従来から用い
られている一般的なものを使用していた。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明のアンカー頭部の
止水方法および止水構造を図示する一実施形態によって
説明する。
【0014】アンカー頭部1は、図1および図6に示す
ように、地中のアンカー体部2から延びるアンボンドP
C鋼より線3(アンカー用引張材)の、アンボンドチュ
ーブ3a被覆を取除いたPC鋼より線3bを、地上において
固定するアンカーヘッド4の周囲に、密閉構造として形
成したものである。
【0015】そして、この発明のアンカー頭部1の止水
方法では、図1に示すように、アンカー頭部1内へのア
ンボンドPC鋼より線3の入込み部分1aを、アンカー頭
部1内からの圧力に耐えられるように構成すると共に、
アンカー頭部1内に防錆材5を加圧注入する。
【0016】このアンカー頭部1内への加圧注入によっ
て、図7に示すように、防錆材5が、アンボンドチュー
ブ3a被覆を取除いた後の端部から、アンボンドチューブ
3aとPC鋼より線3bとの間にも入込めるようにする。
【0017】このアンボンドチューブ3aとPC鋼より線
3bとの間に入り込んだ防錆材5により、図8に示すよう
に、アンボンドPC鋼より線3の外径を膨張させること
で、アンボンドPC鋼より線3とアンカー頭部1の入込
み部分1aとの密着性を向上させている。
【0018】このようなこの発明の止水方法を実施す
る、この発明の止水構造6におけるアンカー頭部1(図
1〜図5参照)は、地中のアンカー体部2から延びてい
る複数のアンボンドPC鋼より線3における地上側の先
端部を固定するアンカーヘッド4と、このアンカーヘッ
ド4を地上部において固定する支圧板7と、この支圧板
7に設けており、アンカーヘッド4の地上側周表面を覆
うヘッドキャップ10と、この支圧板7の地中側に、地中
に延びるようにして一体的に設けている補剛管8と、こ
の補剛管8の地中側端部に嵌合している止水部材9とか
ら構成している。
【0019】そして、補剛管8の地中側端部は、図1に
示すように、各アンボンドPC鋼より線3のアンカー頭
部1内への入込み部分1aであると共に、止水部材9はそ
の入込み部分1aを密閉する部材である。
【0020】また、止水部材9は、図2に示すように、
各アンボンドPC鋼より線3が貫通してその配列状態を
保持できる止水部本体9aと、この止水部本体9aの地中側
に嵌合しており、補剛管8からの抜け出しを阻止する押
え板9bと、この押え板9bの補剛管からの抜け出し、なら
びに、止水部本体9aの地中側の変形を阻止するストッパ
ー9cとからなっている。
【0021】この実施形態での支圧板7は、その地中側
に、補剛管8が地中に延びるようにして一体的に設けら
れていると共に、その地上側に、アンカーヘッド4の地
上側周表面を覆うヘッドキャップ10が設けられている。
【0022】そして、この支圧板7および補剛管8に
は、各アンボンドPC鋼より線3が貫通する貫通孔11が
連通して形成されている。この実施形態での止水部材9
における止水部本体9aは、図2に示すように、その周表
面に、補剛管8の内周面に形成した止水用溝8aに嵌合す
る止水用突条部9dが形成されており、この止水用突条部
9dを止水用溝8aに嵌込ませることで、補剛管8に設けら
れている。
【0023】また、この止水部本体9aには、各アンボン
ドPC鋼より線3がそれぞれ個別に貫通する保持用貫通
孔12が形成されている。なお、この実施形態での保持用
貫通孔12は、図3に示すように、計七個形成されてい
る。この保持用貫通孔12の数は、アンボンドPC鋼より
線3の本数に応じた数になるので、七個に限定されるも
のではない。
【0024】この実施形態での止水部材9における押え
板9bは、図2および図4に示すように、止水部本体9aの
地中側直後に設けている薄板体であり、止水部本体9aの
各保持用貫通孔12に連通する同様の保持用貫通孔13が形
成されている。
【0025】この実施形態での止水部材9におけるスト
ッパー9cは、図2に示すように、押え板9bの地中側直後
に設けており、図5に示すように、略C状に形成した薄
板体である。
【0026】また、このストッパー9cは、図2に示すよ
うに、補剛管8の内周面に形成した係止用溝8bに嵌め込
むことで設けており、止水部本体9aおよび押え板9bの補
剛管8からの抜け出しを阻止している。
【0027】なお、アンカー頭部1の外部である補剛管
8後方の地中側位置には、図1に示すように、各アンボ
ンドPC鋼より線3の配列状態を保持することのできる
配列スペーサー14を設けている。
【0028】このような構成からなるこの発明の止水構
造6におけるアンカー頭部1を使用して、この発明の止
水方法を施すには、次に述べるようにして行う。先ず、
ヘッドキャップ10における側面の注入口15から、圧力管
理されたグリス等の防錆材5をヘッドキャップ10内に注
入する(図1参照)。
【0029】そして、このヘッドキャップ10内に注入さ
れた防錆材5は、ヘッドキャップ10の背面に形成した注
入用溝16を伝わって補剛管8内へ流入すると共に、補剛
管8の端部に取付けた止水部材9によって塞き止められ
ることとなる(図1および図2参照)。
【0030】この止水部材9で塞き止められた防錆材5
は、ヘッドキャップ10および補剛管8の内部に充満して
一杯になると、ヘッドキャップ10における先端面のエア
抜き孔17から出てくる(図1参照)。
【0031】次に、この防錆材5がエア抜き孔17から出
てきたところで、エア抜き孔17に螺合しているエア抜き
用ビス18を半締めすると共に、注入口15からさらに防錆
材5を注入していくと、アンカー頭部1(ヘッドキャッ
プ10および補剛管8)の内部に圧力がかかり始める(図
1参照)。
【0032】この時に、各アンボンドPC鋼より線3
は、図1,図2,図7に示すように、補剛管8内でアン
ボンドチューブ3a被覆を取り除かれているために、アン
ボンドチューブ3aの端部が補剛管8内にある状態となっ
ている。
【0033】そのため、補剛管8内に防錆材5が圧入さ
れていくと、図7に示すように、アンボンドチューブ3a
の内部にも、即ち、アンボンドチューブ3aとPC鋼より
線3bとの間にも防錆材5が入り込み、アンボンドチュー
ブ3aが膨れることに、即ち、アンボンドPC鋼より線3
の外径が膨張することになる。
【0034】次に、この防錆材5の圧入により、図8に
矢印で示すように、各アンボンドPC鋼より線3の外径
が膨張して、各アンボンドPC鋼より線3の外周面と、
止水部本体9aにおける保持用貫通孔12の内周面とが完全
に密着することになる。
【0035】そして、この各アンボンドPC鋼より線3
の外周面と保持用貫通孔12の内周面とが密着した後、さ
らに防錆材5が圧入されると、図3に示すように、各ア
ンボンドPC鋼より線3が止水部本体9aの外周面に沿っ
て配置されていることから、止水部本体9aの外周面も膨
張させることになる。
【0036】この止水部本体9aの外周面が、図8に矢印
で示すように、膨張することによって、補剛管8の内周
面に完全に密着することになる。そして、前述した各過
程において、各アンボンドPC鋼より線3の外周面と止
水部本体9aにおける保持用貫通孔12の内周面とを完全に
密着させると共に、止水部本体9aの外周面と補剛管8の
内周面とが完全に密着させることにより、各アンボンド
PC鋼より線3の補剛管8内への入り込み部分、即ち、
各アンボンドPC鋼より線3のアンカー頭部1への入込
み部分1aを確実に密閉して止水することができる。
【0037】このように、この発明のアンカー頭部1の
止水方法によれば、アンカー頭部1(補剛管8)内に防
錆材5を加圧注入することによって、アンボンドチュー
ブ3a被覆を取除いた後の端部から、アンボンドチューブ
3aとPC鋼より線3bとの間に防錆材5を入込ませ、アン
ボンドPC鋼より線3の外径を膨張させているので、ア
ンボンドPC鋼より線3の外周面とアンカー頭部1の入
込み部分1aとの密着性を向上させることができて、アン
カー頭部1におけるアンボンドPC鋼より線3の入込み
部分1aの止水を確実に行うことができる。
【0038】また、この発明の止水構造6によれば、止
水部本体9a,押え板9b,ストッパー9cからなる止水部材
9によって、アンカー頭部1における各アンボンドPC
鋼より線3の入込み部分1aを、アンカー頭部1内からの
圧力に耐えるようにして、アンカー頭部1内へ防錆材5
を加圧注入できるようにしている。
【0039】さらに、この発明の止水構造6によれば、
アンカー頭部1外位置である補剛管8後方の地中側位置
に、各アンボンドPC鋼より線3の配列状態を保持する
配列スペーサー14を設けたことにより、各アンボンドP
C鋼より線3の配列を適正な状態に保持できる。
【0040】そのため、各アンボンドPC鋼より線3が
適正な配列状態を保持したまま、止水部材9における止
水部本体9aおよび押え板9bの保持用貫通孔12内および保
持用貫通孔13内を貫通するため、その保持用貫通孔12お
よび保持用貫通孔13が歪まない構造になっている。
【0041】このことは、各アンボンドPC鋼より線3
と、保持用貫通孔12および保持用貫通孔13との密着性を
高めることができて、止水部材9の止水部本体9aおよび
押え板9bによる止水能力をより向上させることができ
る。
【0042】なお、この発明の止水構造6では、押え板
9bおよびストッパー9cを追加して、止水部材9(止水部
本体9a)の抜け出しを阻止することにより、アンカー頭
部1(補剛管8)の内部に1MPaの圧力を加えられるよ
うにすることが望ましい。
【0043】
【発明の効果】この発明の止水方法(請求項1の発明)
によれば、アンカー頭部に防錆材を加圧注入することに
より、アンボンドチューブ被覆を取除いた後の端部から
アンボンドチューブとPC鋼より線との間に防錆材を入
込ませ、アンボンドPC鋼より線の外径を膨張させて、
アンボンドPC鋼より線とアンカー頭部の入込み部分と
の密着性を向上させることができる。
【0044】そのため、アンカー頭部におけるアンボン
ドPC鋼より線の入込み部分の止水を確実に行うことが
できるようになる。また、この発明の止水構造(請求項
2の発明)によれば、アンカー頭部への各アンボンドP
C鋼より線の入込み部分である補剛管からの、止水部本
体の抜け出しを押え板とストッパーとで阻止することに
より、アンカー頭部における各アンボンドPC鋼より線
の入込み部分を、アンカー頭部内からの大きな圧力に耐
えるようにしている。
【0045】そのため、防錆材を、アンカー頭部に、大
きな圧力で加圧注入することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアンカー頭部の止水方法を実施すべ
く構成した、この発明のアンカー頭部の止水構造を示す
概略断面図である。
【図2】図1のA部拡大断面図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】図2のD−D線断面図である。
【図6】この発明の止水構造を用いたアンカー全体を示
す部分省略概略図である。
【図7】この発明の止水構造における止水過程を示す概
略断面図である。
【図8】この発明の止水構造における止水過程を示す概
略断面図である。
【図9】従来のアンカー頭部の止水構造を示す概略断面
図である。
【符号の説明】
1…アンカー頭部、1a…入込み部分、2…アンカー体
部、3…アンボンドPC鋼より線、3a…アンボンドチュ
ーブ、3b…PC鋼より線、4…アンカーヘッド、5…防
錆材、6…止水構造、7…支圧板、8…補剛管、8a…止
水用溝、8b…係止用溝、9…止水部材、9a…止水部本
体、9b…押え板、9c…ストッパー、9d…止水用突条部、
10…ヘッドキャップ、11…貫通孔、12…保持用貫通孔、
13…保持用貫通孔、14…配列スペーサー、15…注入口、
16…注入用溝、17…エア抜き孔、18…エア抜き用ビス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金氏 眞 東京都港区元赤坂1丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内 (72)発明者 米田 致義 東京都港区元赤坂1丁目6番4号 ケミカ ルグラウト株式会社内 (72)発明者 野口 明 東京都青梅市今井3丁目3番地12 弘和産 業株式会社内 Fターム(参考) 2D041 GA01 GB01 GC05 GC12 GC14

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中のアンカー体部から延びるアンボン
    ドPC鋼より線の、アンボンドチューブ被覆を取除いた
    PC鋼より線を、地上において固定するアンカーヘッド
    の周囲に、密閉構造として形成するアンカー頭部の止水
    方法であり、前記アンカー頭部内への前記アンボンドP
    C鋼より線の入込み部分を、アンカー頭部内からの圧力
    に耐えられるようにして構成すると共に、そのアンカー
    頭部内に防錆材を加圧注入することにより、 このアンカー頭部に注入した防錆材が、前記アンボンド
    チューブ被覆を取除いた後の端部から、アンボンドチュ
    ーブと前記PC鋼より線との間にも入込むようにして、 この内部に入り込んだ前記防錆材により、前記アンボン
    ドPC鋼より線の外径を膨張させることで、アンボンド
    PC鋼より線と前記アンカー頭部の入込み部分との密着
    性を向上させることを特徴とするアンカー頭部の止水方
    法。
  2. 【請求項2】 地中のアンカー体部から延びている複数
    のアンボンドPC鋼より線における地上側の先端部を固
    定するアンカーヘッドと、このアンカーヘッドを地上部
    において固定する支圧板と、この支圧板に設けており、
    アンカーヘッドの地上側周表面を覆うヘッドキャップ
    と、前記支圧板の地中側に、地中に延びるようにして一
    体的に設けている補剛管と、この補剛管の地中側端部に
    嵌合している止水部材とからアンカー頭部を構成してお
    り、 前記補剛管の地中側端部は前記各アンボンドPC鋼より
    線の前記アンカー頭部内への入込み部分であると共に、
    前記止水部材はその入込み部分を密閉する部材であり、 前記止水部材は、前記各アンボンドPC鋼より線が貫通
    してその配列状態を保持できる止水部本体と、この止水
    部本体の地中側に嵌合しており、前記補剛管からの抜け
    出し、ならびに、止水部本体の地中側の変形を阻止する
    押え板と、この押え板の補剛管からの抜け出しを阻止す
    るストッパーとからなることを特徴とするアンカー頭部
    の止水構造。
  3. 【請求項3】 前記アンカー頭部の外部である前記補剛
    管後方の地中側位置において、前記各アンボンドPC鋼
    より線の配列状態を保持する配列スペーサーを設けてい
    ることを特徴とする請求項2記載のアンカー頭部の止水
    構造。
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