JPH08239578A - 改良された分散性を有する重合体で改質されたアスフアルト化合物およびそれからの改良された生成物 - Google Patents

改良された分散性を有する重合体で改質されたアスフアルト化合物およびそれからの改良された生成物

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JPH08239578A
JPH08239578A JP7348277A JP34827795A JPH08239578A JP H08239578 A JPH08239578 A JP H08239578A JP 7348277 A JP7348277 A JP 7348277A JP 34827795 A JP34827795 A JP 34827795A JP H08239578 A JPH08239578 A JP H08239578A
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Dei Manandohaa Erai
エライ・デイ・マナンドハー
Emu Uzumani Aasaa
アーサー・エム・ウズマニ
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 屋根ふき膜またはシートの製造において使用
できる改良された成分分散性を有するアスファルト化合
物であり、熱安定性、短縮された加工時間、改良された
表面密封特性などを含む改良された特性を有する。 【解決手段】 約70〜約45重量部のアスファルト、
約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体改質
剤、約15〜約25重量部の充填剤、および約0.1〜
約5重量部の分散剤を含む。分散剤はステアリン酸、ト
リ(ジオクチル)ピロホスフェート−チタネート、トリ
(ジオクチル)ピロホスフェート−O、ネオアルコキシト
リドデシルベンゼンスルホニルチタネート、レシチン、
ステアリン酸アルミニウム、無水マレイン酸で改質され
たエチレン/アルファ−オレフィン共重合体、無水マレ
イン酸でグラフト化されたプロピレン−エチレン共重合
体、エトキシル化されたアルコール、およびそれらの混
合物よりなる群から選択することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、例えば屋根ふき目的に使用でき
る膜シートを製造するのに適する改質されたアスファル
トをベースにした物質に関する。特に、本発明は化合物
成分の改良された分散性を有する上記のアスファルト組
成物並びに改良された安定性および表面性質を有する製
品に関する。特に、本発明は改良された性質を与える量
の分散剤を内部に含む重合体で改質されたアスファルト
組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】アスファルト化合物は例えば屋根シート
の成形を含む広範囲の用途で使用されている。アスファ
ルト屋根シートは典型的には工業用および商業用の平ら
な屋根用にシングルプライ屋根ふき膜として適用され
る。これらの膜は一般的にはシートロール状に加工され
そして長片状で屋根に適用される。
【0003】価格を安くするためまたは例えば強度のよ
うな所望する性質を与えるために、アスファルト化合物
は一般的には充填剤で延ばされた重合体で改質されたア
スファルトである。そのような充填剤を一般的には機械
的分散操作中に融解した重合体で改質されるアスファル
トの中に高温で分散させる。この分散はどちらかという
と実施が困難であることが証明されている。もちろん、
化合物内での成分の分散性が良好であればあるほど、化
合物はその意図する使用のために良く機能する。しかし
ながら、従来の加工装置および技術を用いると、使用で
きる分散液の製造にはエネルギーおよび時間の両者を消
費する膨大な量の機械的作業を要する。本発明前の技術
状態で特に注目された問題の1つは、例えば炭酸カルシ
ウムの如き充填剤が改質されたアスファルトにより容易
に湿潤化されないことである。従って、混合または分散
時間が長くなり且つ生じた化合物は通常は所望される分
散液の均一性に欠ける。混合時間が長いことはエネルギ
ーの浪費、放射の増加、および生産性の低下を意味す
る。従って、良好な分散特性を有する重合体で改質され
たアスファルト組成物に関する要望がある。
【0004】本発明によると、この要望が満たされる。
特に、それ以外は従来の組成のアスファルト化合物にあ
る種の分散剤を加える。その結果、化合物成分の改良さ
れた分散性およびそこから製造される生成物の改良され
た特性が得られる。発明のこれらのおよび他の利点を以
下でさらに探求する。
【0005】
【発明の要旨】従って、本発明の目的は例えば屋根ふき
膜またはシートの製造において使用できるアスファルト
物質を提供することである。
【0006】本発明の他の目的は改良された成分分散性
を有するアスファルト化合物を提供することである。
【0007】本発明の別の目的は改良された寸法および
熱安定性、短縮された加工時間、改良された表面密封特
性などを含む改良された特性を有する上記のアスファル
ト化合物から製造された製品を提供することである。
【0008】本発明の上記の目的の少なくとも1つまた
はそれ以上が、以下の記述から明らかになるであろう既
存のアスファルト化合物をしのぐ利点と一緒に、以下で
記載されそして特許が請求されている本発明により達成
される。
【0009】一般的には、本発明に従うアスファルト化
合物はアスファルト、重合体アスファルト改質剤、充填
剤および分散剤を含む。重合体アスファルト改質剤はポ
リプロピレン、ポリプロピレン−エチレン共重合体、熱
可塑性オレフィン類およびそれらの混合物よりなる群か
ら選択できる。充填剤は炭酸カルシウム、滑石、ホウ酸
カルシウム、珪酸塩、粘土、処理された粘土、およびそ
れらの混合物よりなる群から選択できる。分散剤はステ
アリン酸、トリ(ジオクチル)ピロホスフェート−チタネ
ート、トリ(ジオクチル)ピロホスフェート−O、ネオア
ルコキシトリドデシルベンゼンスルホニルチタネート、
レシチン、ステアリン酸アルミニウム、無水マレイン酸
(MAH)で改質されたエチレン/アルファ−オレフィ
ン共重合体、無水マレイン酸でグラフト化されたプロピ
レン−エチレン共重合体、エトキシル化されたアルコー
ル、およびそれらの混合物よりなる群から選択できる。
【0010】本発明によると、重合体で改質されたアス
ファルト成分および充填剤を有するタイプのアスファル
ト化合物から製造された製品も提供される。アスファル
ト化合物は化合物中の成分の分散性、化合物の加工特性
並びに製品の寸法および熱安定性および表面特性に関し
て改良される。この改良は、アスファルト化合物に対す
るアスファルト化合物の合計重量を基にして約0.1〜
約5重量部の分散剤の添加を含む。
【0011】アスファルト化合物を製造するための本発
明に従う方法は、約70〜約45重量部のアスファル
ト、約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体
改質剤、約15〜約25重量部の充填剤および約0.1
〜約5重量部の分散剤を混和することを含む。
【0012】本発明はまた重合体で改質されたアスファ
ルトを炭酸カルシウムおよびステアリン酸の反応生成物
と混和することを含むアスファルト化合物の製造方法も
提供する。化学反応および混和は好適にはその場で行わ
れる。
【0013】
【発明を実施するのに好適な態様】本発明は改良された
分散特性を有する重合体で改質されたアスファルト化合
物、およびそこから製造される改良された製品に関す
る。混和中のある量の分散剤の添加により化合物は重合
体網目の安定化および充填剤の分散性に関して改良され
る。生じた物質は改良された分散均一性を有するだけで
なく、そのような物質から製造される生成物は改良され
た特性、最も顕著には改良された例えば表面密封性、研
磨性および滑動性質の如き表面性質並びに改良された熱
および寸法安定性を示す。
【0014】従来のいずれのアスファルト物質でも本発
明において使用できる。例えば、AC−5またはAC−
10と命名されている Ashland Chemical のアスファル
トが本発明において使用できる。そのようなアスファル
トは典型的には約40〜約52重量部の芳香族炭化水
素、約20〜約44重量部の極性有機化合物、約10〜
約15重量部のアスファルテン、約6〜約8重量部の飽
和物質および約4〜約5重量部の硫黄を含有する。本発
明の実施は必ずしも特定のアスファルトの選択により限
定されるものではない。
【0015】典型的には、アスファルト中に存在する芳
香族炭化水素の重量平均分子量は約300〜2000の
間の範囲であるが、一般的にはヒドロキシル化された、
カルボキシル化されたおよび複素環式の化合物を含む極
性有機化合物は約500〜50,000の重量平均分子
量を有する。一般的には重質炭化水素として知られるア
スファルテンは高い分子量を有しそしてヘプタン不溶性
である。飽和物質には一般的に約300〜2000の重
量平均分子量のパラフィン系および脂環式炭化水素が包
含される。
【0016】アスファルト成分用の重合体改質剤は意図
する生成物に使用できるもののいずれであってもよく、
そして最終生成物の所望する特性によっても変化するで
あろう。使用できる重合体改質剤の例にはポリプロピレ
ン、プロピレン−エチレン共重合体、熱可塑性ポリオレ
フィン、それらの混合物などが包含される。ポリプロピ
レンが屋根ふき膜用途に好適である。さらに、以下で例
示されているようにポリプロピレンはアタクチック性、
アイソタクチック性または両者の混合物であってよい。
【0017】従来通り、本発明に従うアスファルト化合
物には充填剤が加えられる。例えば炭酸カルシウム、ホ
ウ酸カルシウム、滑石、それらの混合物などを含む従来
のいずれの充填剤でも使用することができる。充填剤の
量は本発明に従う化合物の最終用途に依存して変動する
ため、この目的のために有効な充填剤の量を使用するこ
とが望ましい。
【0018】例示用の重合体で改質されたアスファルト
化合物は約70〜約50重量部(より好適には70〜4
5、そしてさらに好適には約69.9〜約45重量部)
のアスファルト、約15〜約25重量部の重合体改質剤
および約15〜約25重量部の充填剤を含み、これらの
成分は以上で記載されている。
【0019】アスファルト化合物成分の分散性を改良す
るために、ある量の分散助剤または分散剤を好適には機
械的な分散操作の前または最中に加える。使用できる分
散剤には、例えば、ステアリン酸、トリ(ジオクチル)ピ
ロホスフェート−チタネート、トリ(ジオクチル)ピロホ
スフェート−O、ネオアルコキシトリドデシルベンゼン
スルホニルチタネート、レシチン、ステアリン酸アルミ
ニウム、無水マレイン酸(MAH)で改質されたポリオ
レフィン類、例えばエチレン/アルファ−オレフィン共
重合体、無水マレイン酸でグラフト化されたプロピレン
−エチレン共重合体、脂肪酸の混合物、エトキシル化さ
れたアルコール、それらの混合物などが包含される。ス
テアリン酸またはセチル酸が好ましい。分散剤の量は化
合物の最終用途に依存して変動するが、ある好適範囲の
量は約0.1〜約5.0重量部である。ステアリン酸が使
用されるなら、約0.2重量部が好ましい。
【0020】ステアリン酸は一般的に飽和脂肪酸、主と
してオクタデカン酸およびヘキサデカン酸の混合物であ
ることが知られている。それは多くの製造元からそして
多くの等級で商業的に入手できる。例えば、Witco Chem
ical Corp. は Industrin Rの名で入手できるステアリ
ン酸を製造している。Industrin R はゴム等級のステア
リン酸である。
【0021】ネオアルコキシトリドデシルベンゼンスル
ホニルチタネートは下記の式
【0022】
【化1】
【0023】を有する。それは Kenrich Petrochemical
s, Inc., Bayonne, New Jersey からLICA 38 として商
業的に入手できる。
【0024】トリス(ジオクチル)ピロホスフェート−O
は下記の式
【0025】
【化2】
【0026】を有する。それは Kenrich Petrochemical
s, Inc. から NZ 38 として商業的に入手できる。
【0027】ネオアルコキシトリドデシルベンゼンスル
ホニルチタネートは下記の式
【0028】
【化3】
【0029】を有する。それは Kenrich Petrochemical
s, Inc. から LICA 09 として商業的に入手できる。
【0030】レシチンも本発明において使用できる。レ
シチンは式
【0031】
【化4】
【0032】を有することが知られている。本発明の実
施のために使用できるレシチンには、ADM Ross & Rowe,
Arthur Daniels Midland Company から Yelkin および
Thermolec の名で入手できるものが包含される。
【0033】モノステアリン酸アルミニウムとしても知
られるステアリン酸アルミニウムは例えば SYNPRO Synt
hetic Products Company, Cleveland, Ohio から商業的
に入手できる。
【0034】商業的に入手できる脂肪酸混合物も本発明
において使用できる。例えば、Akron, Ohio の Akroche
m は脂肪酸混合物として知られている PROAID 9802 お
よび9810 を販売している。同様に、Henkel Cororation
も同様な混合物である EMERY 935 および 400 を製造
している。EMERY 935 は30重量%のイソステアリン
酸、28重量%のオレイン酸、26重量%のステアリン
酸、および16重量%の種々のC12〜C16脂肪酸を
含有することが知られている。EMERY 400 は49重量%
のパルミチン酸、35重量%のステアリン酸、9重量%
のオレイン酸、2.5重量%のミリスチン酸、および2
重量%のマルガリン酸を含む。従って、分散剤は約8〜
約22個の炭素原子を有する(C8〜C22)脂肪酸の
混合物であってよい。
【0035】分散剤として使用できる改質されたポリオ
レフィンには、日本、東京の Mitsui Petrochemical In
dustries, Ltd. からの LUCANT A-60206 が包含され
る。このポリオレフィンはMAHで改質されたエチレン
/アルファ−オレフィン共重合体であることが知られて
いる。
【0036】本発明において使用できるエトキシル化さ
れたアルコールには、Tulsa, Oklahoma の Petrolite C
orporation から UNITHOX の名で入手できるものが包含
される。これらのアルコールはC30−C50の平均炭
素鎖長の第1級アルコールから誘導されることが知られ
ている。1つの好適な UNITHOX アルコールは、225
0の代表的な重量平均分子量を有することが知られてい
る UNITHOX 480 である。エトキシル化されたアルコー
ルの相対的な親水性および親油性割合は内部に存在する
酸化エチレンの量を変えることにより調節できる。 UNI
THOX 480 は80重量%の代表的な酸化エチレン含有量
を有することが知られている。
【0037】使用できる分散助剤の前記のリストは単に
例示用であり、そしてそれだけではない。選択される分
散助剤は表面活性剤すなわち「界面活性剤」として作用
して成分間の表面張力を減少させそしてそれらの分散性
を改良することができる。
【0038】上記の化合物から製造される例えば屋根ふ
き膜の如きアスファルト生成物は改良された特性、最も
顕著には改良された加工性、安定性および表面特性を有
することも見いだされた。本発明の化合物は分散助剤を
含まない化合物より増加した堅さを示す。改良された堅
さにより加工速度が増加する。また、全体的な分散時間
も短縮される。分散助剤が湿潤剤として作用して充填剤
物質の湿潤化を促進すると信じられている。
【0039】一般的に疎水性であり且つ疎油性である分
散助剤がアスファルト化合物加工における共通の工程段
階である水中通過を含む工程において特に摩擦を減少さ
せる。これはまた物質上の水汚れの防止も助ける。
【0040】ここに記載されている本発明の化合物から
製造される生成物に関しては、改良された安定性および
表面特性が得られる。例えば、屋根ふき膜の如き製品の
表面は密封、研磨/成形、光沢および他の同様な特徴に
関して改良されることが見いだされた。分散剤がその場
で充填剤成分と反応して配向された化学種を製造すると
信じられている。例えば、分散助剤がステアリン酸であ
りそして使用される充填剤が炭酸カルシウムであるかま
たはそれを含む時には、ステアリン酸カルシウムを製造
する下記の反応がその場で起きると信じられている。
【0041】CaCO3 + 2C1837COOH →
(C1837COO)2Ca ポリプロピレンで改質されたアスファルトは基本的に無
極性炭化水素である。その場の反応のステアリン酸カル
シウム生成物は水で冷却される時に配向するであろう。
すなわち、ステアリン酸塩の炭化水素(脂肪族長鎖)
「テイル」はアスファルト化合物に向かって配向するが
極性カルボキシル「ヘッド」は水に向かって配向するで
あろう。その結果、アスファルト化合物上に配向された
表面ができ、それが物質表面を効果的に密封し、それに
より寸法および熱安定性が増加する。このため、化合物
から製造された生成物は分散助剤を含まずに製造された
化合物と比べて特に少ない表面欠陥を示すであろう。
【0042】一般的実験 ライン速度の改良、化合物成分の改良された分散性およ
び化合物から製造される生成物の他の面の改良における
本発明に従うアスファルト化合物の有効性を示すため
に、以下に報告されている通り多くの試験を行った。こ
こで報告されている各々の試験では、57.5重量部の
アスファルト、18重量部のポリプロピレン、4.5重
量部のアイソタクチックポリプロピレンおよび20重量
部の炭酸カルシウムを含有するアスファルト化合物が製
造された。この化合物を「レギュラーバッチ」と称す
る。
【0043】レギュラーバッチを低速混合タンク中で1
90℃において41/2時間混合した。混合時間の終了時
に、化合物のサンプルを20倍の倍率で検査した。炭酸
カルシウムの不適切な分散性を示すむしろ大きい塊が見
られた。
【0044】
【実施例】実施例1 同様なレギュラーバッチを製造しそして化合物の合計重
量を基にして0.2重量%のステアリン酸をそれに加え
た。4時間の混合後に、顕微鏡観察は非常に完全な分散
性を示した。紫外線顕微鏡下で観察した時の重合体網目
は配列されておりそして良く組織化されていた。
【0045】実施例2 実施例番号2のステアリン酸で改質されたバッチを引っ
張り強度および伸び率に関しても試験した。この試験の
結果を以下の表1に報告する。
【0046】
【表1】
【0047】実施例番号2の本発明の改質されたバッチ
を破壊耐性に関しても試験した。機械方向において力は
109.86ポンドであり、サンプル上の歪みは1イン
チ当たり736.5ポンドであった。機械断面方向では
ポンドでの破壊力は138.28ポンドでありそしてサ
ンプル上の歪みは1インチ当たり930.5ポンドであ
った。
【0048】実施例3 実施例番号2の通りにステアリン酸で改質されたバッチ
を製造しそしてバッチのサンプルを顕微鏡下で試験し、
混合中に5分毎に採取することによっても、本発明の化
合物の性質を測定した。試験結果は、逆反応により引き
起こされるかもしれない種類の可視的な汚染を示さなか
った。バッチは明らかに優れたライン工程性能を示しそ
して物質はレギュラーバッチと比べて光沢がより多くそ
してより良く規定された端部を有することが観察され、
そしてより大きい強度を有するようである。さらに、不
十分な冷却による比較的高いライン速度に通常伴われる
水跡はステアリン酸で改質されたバッチ中ではるかに顕
著でなかった。化合物の他の性質を以下の表IIに報告す
る。
【0049】表II ステアリン酸で改質されたバッチの物理的性質 Avg.3化合物粘度 3540cps4 Avg.化合物軟化剤 150℃ Avg.3完成生成物幅 100.8cm Avg.化合物温度 198℃ Avg.ロール重量 90.4ポンド Avg.3=平均 cps4=センチポイズ この実験バッチは表面活性剤、例えばステアリン酸を含
まないアスファルト化合物と比べて明らかに優れたオン
ライン工程性能並びに完成生成物中の他の改良を示し
た。これらの改良により、ライン速度効率は20%以上
増加した。
【0050】実施例4 実施例番号2の本発明の組成物から製造された膜の寸法
安定性をASTM D5147−91に従い測定した。
4つの別個の本発明のバッチを2種のステアリン酸並び
に2種のレシチンを用いて製造した。比較のために、2
つのレギュラーバッチも試験した。これらの試験の結果
を以下に報告する。サンプル番号1および2は上記の実
施例番号2と実質的に同じアスファルト化合物を用いて
製造したが0.2重量%のレシチン、すなわち Yelkin T
S を用いて改質し、サンプル番号3および4は0.2重
量%のステアリン酸、すなわち Industrin R を含有し
ており、サンプル番号5および6はレギュラーバッチサ
ンプルである。試験の結果を以下の表IIIに報告する。
【0051】
【表2】
【0052】これらの寸法安定性試験は、本発明に従う
サンプルがステアリン酸またはレシチン改質しないアス
ファルト組成物と比べて匹敵するかまたはほとんどの場
合には改良された完成物質中の結果を示したことを明ら
かに示す。
【0053】実施例5 実施例番号4のレシチンおよびステアリン酸で改質され
たアスファルト化合物を280°FにおいてH.T.S.
に関してそして−19℃においてL.T.F.に関しても
試験した。H.T.S.は「高温安定性」であり、ここで
は2インチ×3インチ片は指定温度において21/4時間
にわたり垂れたり滴下したりしない。L.T.F.は「低
温可撓性」であり、ここでは1インチ×6インチ片は指
定温度に保たれた1インチマンドレル中で21/4時間に
わたり割れない。H.T.S.およびL.T.F.結果は、ス
テアリン酸を使用することによるH.T.S.における約
20°F〜30°Fの改良およびL.T.F.における変
化なしを示す。
【0054】実施例6 以上で論じられた種々の分散助剤を用いて多くの比較試
験も行った。0.2重量%の Industrin R すなわち精製
されたステアリン酸(Fischer Scientific から入手で
きる)を用いると、化合物は内部成分の非常に均一化さ
れた分散性を示した。0.2重量%のステアリン酸アル
ミニウム505(Synpro Synthetic Products Company)
は少量だけの塊を有する均一な分散性を示した。同様
に、0.2重量%のステアリン酸亜鉛も少量の塊を有す
る均一な分散性を示した。0.28%の Yelkin TS およ
び Thermolec 200 は少量の塊を有する均一な分散性を
示した。0.3重量%の Lucant は均一な分散性を示し
た。全てが0.2重量%である Emery 935 脂肪酸、Ken
React Lica 09、Ken React Lica 38、Ken React NZ 38
および Unithox 480 は少量の塊を有する均一な分散性
を示した。両者とも0.2重量%である Proaid 9810 お
よび 902 は他の分散助剤と比べてわずかに大きい塊を
有する良好な分散性を示した。
【0055】実施例7 実質的にレギュラーバッチに従うがアタクチックポリプ
ロピレンおよび3重量%だけのアイソタクチックポリプ
ロピレンを使用してポリプロピレンで改質された膜を製
造しそして70℃で2ヶ月間にわたり熱処理した。2週
間後に、油のような液体が膜から滴下することが観察さ
れた。滴下は4週間後に顕著になった。化合物の流れ、
垂れおよび膜の形状不安定性も観察された。0.2重量
%のステアリン酸で改質されそして同様な方法で熱処理
された時には、4週間後に滴下は観察されず、そして膜
はそれらの形状安定性を保っていた。これらの観察は本
発明に従う生成物の密封性、寸法安定性および熱安定性
特性を確認するものである。
【0056】前記の実施例および明細書の開示から、本
発明の分散助剤で改質されたアスファルト化合物および
生成物は改良されたライン工程速度並びに改良された生
成物の安定性および表面特性を含む改良された特性を示
すことが明白である。本発明がここに開示された特定の
アスファルト化合物、重合体改質剤、充填剤および/ま
たは分散助剤に必ずしも限定されないことを理解すべき
である。同様に、実施例は単に当該発明の実施法を示す
ために提供されておりそして必ずしも本発明を限定しよ
うとするものでない。当技術の専門家は以上でなされた
開示に従いアスファルト化合物成分および方法条件を容
易に選択できるであろう。
【0057】従って、ここに開示および記載されている
本発明の範囲から逸脱せずにここに開示されている変数
のいずれを容易に決定および調節できると信じられてい
る。さらに、本発明の範囲には添付されている特許請求
の範囲内に入る全ての改変が含まれる。
【0058】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0059】1.約70〜約45重量部のアスファル
ト、約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体
改質剤、約15〜約25重量部の充填剤、および約0.
1〜約5重量部の分散剤を含んでなるアスファルト化合
物。
【0060】2.該重合体改質剤がポリプロピレン、プ
ロピレン−エチレン共重合体、熱可塑性ポリオレフィ
ン、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、
上記1のアスファルト化合物。
【0061】3.該ポリプロピレンがアタクチックポリ
プロピレンおよびアイソタクチックポリプロピレン並び
にそれらの混合物よりなる群から選択される、上記2の
アスファルト化合物。
【0062】4.該ポリプロピレンが約18重量%のア
タクチックポリプロピレンおよび約4.5重量%のアイ
ソタクチックポリプロピレンである、上記3のアスファ
ルト化合物。
【0063】5.該充填剤が炭酸カルシウム、ホウ酸カ
ルシウム、滑石、およびそれらの混合物よりなる群から
選択される、上記1のアスファルト化合物。
【0064】6.該分散剤がステアリン酸、トリ(ジオ
クチル)ピロホスフェート−チタネート、トリ(ジオクチ
ル)ピロホスフェート−O、ネオアルコキシトリドデシ
ルベンゼンスルホニルチタネート、レシチン、ステアリ
ン酸アルミニウム、無水マレイン酸で改質されたエチレ
ン/アルファ−オレフィン共重合体、無水マレイン酸で
グラフト化されたプロピレン−エチレン共重合体、エト
キシル化されたアルコール、およびそれらの混合物より
なる群から選択される、上記1のアスファルト化合物。
【0065】7.該分散剤が炭素数が約8〜約22の脂
肪酸の混合物である、上記1のアスファルト化合物。
【0066】8.上記1のアスファルト化合物から製造
された屋根ふき膜。
【0067】9.重合体で改質されたアスファルト成分
および充填剤を有するタイプのアスファルト化合物から
製造され、そしてアスファルト化合物中の成分の分散
性、化合物の加工特性並びに製品の寸法および熱安定性
および表面特性に関して改良された製品であって、その
改良が該アスファルト化合物に該アスファルト化合物の
合計重量を基にして約0.1〜約5重量部の分散剤を加
えることを含んでなる製品。
【0068】10.該分散剤がステアリン酸、トリ(ジ
オクチル)ピロホスフェート−チタネート、トリ(ジオク
チル)ピロホスフェート−O、ネオアルコキシトリドデ
シルベンゼンスルホニルチタネート、レシチン、ステア
リン酸アルミニウム、無水マレイン酸(MAH)で改質
されたエチレン/アルファ−オレフィン共重合体、無水
マレイン酸でグラフト化されたプロピレン−エチレン共
重合体、エトキシル化されたアルコール、およびそれら
の混合物よりなる群から選択される、上記9の製品。
【0069】11.約70〜約45重量部のアスファル
ト、約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体
改質剤、約15〜約25重量部の充填剤、および約0.
1〜約5重量部の分散剤を混和することを含んでなるア
スファルト化合物の製造方法。
【0070】12.上記11のアスファルト化合物を製
造しそして該アスファルト化合物を膜に成形することに
より製造される屋根ふき膜。
【0071】13.該重合体改質剤がポリプロピレン、
プロピレン−エチレン共重合体、熱可塑性ポリオレフィ
ン、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、
上記12の方法。
【0072】14.該ポリプロピレンがアタクチックポ
リプロピレンおよびアイソタクチックポリプロピレン並
びにそれらの混合物よりなる群から選択される、上記1
3の方法。
【0073】15.該ポリプロピレンが約18重量%の
アタクチックポリプロピレンおよび約4.5重量%のア
イソタクチックポリプロピレンである、上記14の方
法。
【0074】16.該充填剤が炭酸カルシウム、ホウ酸
カルシウム、滑石、およびそれらの混合物よりなる群か
ら選択される、上記11の方法。
【0075】17.該分散剤がステアリン酸、トリ(ジ
オクチル)ピロホスフェート−チタネート、トリ(ジオク
チル)ピロホスフェート−O、ネオアルコキシトリドデ
シルベンゼンスルホニルチタネート、レシチン、ステア
リン酸アルミニウム、無水マレイン酸(MAH)で改質
されたエチレン/アルファ−オレフィン共重合体、無水
マレイン酸でグラフト化されたプロピレン−エチレン共
重合体、エトキシル化されたアルコール、およびそれら
の混合物よりなる群から選択される、上記11の方法。
【0076】18.該分散剤が炭素数が約8〜約22の
脂肪酸の混合物である、上記11の方法。
【0077】19.重合体で改質されたアスファルトを
炭酸カルシウムおよびステアリン酸の反応生成物と混和
することを含んでなるアスファルト化合物の製造方法。
【0078】20.該反応生成物がステアリン酸カルシ
ウムである、上記19の方法。
【0079】21.該反応生成物がその場で該混和中に
生成する、上記19の方法。
【0080】22.上記19に従い製造されたアスファ
ルト化合物から成形された屋根ふき膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 101:00)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 約70〜約45重量部のアスファルト、
    約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体改質
    剤、約15〜約25重量部の充填剤、および約0.1〜
    約5重量部の分散剤を含んでなるアスファルト化合物。
  2. 【請求項2】 請求項1のアスファルト化合物から製造
    された屋根ふき膜。
  3. 【請求項3】 重合体で改質されたアスファルト成分お
    よび充填剤を有するタイプのアスファルト化合物から製
    造され、そしてアスファルト化合物中の成分の分散性、
    化合物の加工特性並びに製品の寸法および熱安定性およ
    び表面特性に関して改良された製品であって、その改良
    が該アスファルト化合物に該アスファルト化合物の合計
    重量を基にして約0.1〜約5重量部の分散剤を加える
    ことを含んでなる製品。
  4. 【請求項4】 約70〜約45重量部のアスファルト、
    約15〜約25重量部の該アスファルト用の重合体改質
    剤、約15〜約25重量部の充填剤、および約0.1〜
    約5重量部の分散剤を混和することを含んでなるアスフ
    ァルト化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4のアスファルト化合物を製造し
    そして該アスファルト化合物を膜に成形することにより
    製造される屋根ふき膜。
  6. 【請求項6】 重合体で改質されたアスファルトを炭酸
    カルシウムおよびステアリン酸の反応生成物と混和する
    ことを含んでなるアスファルト化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に従い製造されたアスファルト
    化合物から成形された屋根ふき膜。
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