JPH08239145A - 粘着面保護材剥離装置 - Google Patents

粘着面保護材剥離装置

Info

Publication number
JPH08239145A
JPH08239145A JP30073595A JP30073595A JPH08239145A JP H08239145 A JPH08239145 A JP H08239145A JP 30073595 A JP30073595 A JP 30073595A JP 30073595 A JP30073595 A JP 30073595A JP H08239145 A JPH08239145 A JP H08239145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective material
web
winding
peeling
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30073595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2635305B2 (ja
Inventor
Yoshinori Jiyoutou
吉則 上等
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd filed Critical Tokyo Kikai Seisakusho Co Ltd
Priority to JP30073595A priority Critical patent/JP2635305B2/ja
Publication of JPH08239145A publication Critical patent/JPH08239145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2635305B2 publication Critical patent/JP2635305B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取ウェブ始端部尖端の貼着力低下や、粘着
面露出を忘れる、即ち保護材剥離を忘れるような人的ミ
スによる貼り継ぎ失敗を一掃する。 【解決手段】 巻取体支持手段と、巻取体回動手段と、
同手段に作動位置と作動位置から離隔して待機する待機
位置との間で移動可能にする機構とともに、作動位置に
おいて保護材に接触しこれを保持して剥離する保護材保
持機構を備えた保護材剥離手段と、消費中の巻取ウェブ
の径を検出する巻取径検出手段とを有し、消費中の巻取
ウェブが貼り継ぎのわずかに前であるあらかじめ定めた
所定の径となったのを検出した信号によって保護材剥離
手段を作動させるようにしたことを特徴とする粘着面保
護材剥離装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 この発明は、ウェブ供給装
置に係る。詳細には、走行消費中の先行消費ウェブに貼
り継ぎされるべく待機する巻取ウェブの始端部を順次貼
り継いで連続供給する装置において、待機する巻取ウェ
ブの始端部に貼付した両面粘着材、たとえば、始端部尖
端を周面に固定するタブ表面の粘着面保護紙を剥離する
粘着面保護紙剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、巻取ウェブを順次貼り継いで供
給するウェブ供給装置としては、例えば輪転機の給紙装
置については、「新聞印刷印刷編改訂版」昭和55年10
月31日(社)日本新聞協会発行の第64頁乃至第79
頁に記載された給紙装置が知られている。
【0003】上記給紙装置における料紙の貼り継ぎは、
前述の「新聞印刷印刷編改訂版」の第71頁乃至第78頁
に記載されるように、オートペースターによって行なわ
れる。そして、その前準備としては、例えば「新聞印刷
印刷編改訂版」の第79頁に図示されるように、或い
は、図9に示すように、巻取紙の始端部に尖端を設ける
とともに粘着面P1、P2を構成し、かつ、貼り継ぎ時ま
で巻取紙が巻きほぐれることがないよう、尖端部を、例
えば図9に示すようにタブで巻取体周面に固定し、しか
も、貼り継ぎ直後には先行料紙にしっかりと粘着して追
従するよう、尖端部に粘着面を設ける。粘着面は、図9
中央に示すように巻取紙表面に設けたり、図9上または
下に示すようにタブ表面に設けたりする。図10(a)、
(b)は使用するタブを例示したもので、斜線部は粘着面
である。貼り継ぎ直後に巻取紙尖端が周面から支障なく
解放されるようタブに適宜切目Sが設けられていること
は周知の通りである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 そして、前記前準備
は、一般には、巻取紙を支持手段に装着後、両面粘着材
を人手により貼り付けて行っている。この方法では、表
面に付された粘着面保護材を剥離する時期を、紙粉の付
着や露出経時による粘着面の粘着力の低下を招くことが
ないよう好適に選び得る。しかしながら、その作業に時
間を縛られるわずらしさがある。この煩わしさを避ける
ために、前以て保護材を剥離しておく方法が一応考えら
れるが、この場合は前記のように紙粉の付着や露出経時
により粘着面の粘着力の低下を招き、とりわけ、巻取紙
始端部尖端の粘着面が粘着力の低下をきたした場合には
貼り継ぎがうまくいかない重大な原因となる問題点を有
していた。
【0005】また、極めて最近においては、例えば、特
開昭61ー273454号「巻取紙の自動紙継用前処理
装置及び自動紙継用前処理方法」公報に示されるような
自動装置により、前準備としての両面粘着材の貼り付け
を行う場合がある。すなわち「回動自在に軸支した巻取
紙に対して移動自在に支持され、前記巻取紙の始端部に
切れ目を形成するカッター装置と、紙継用粘着層形成器
と、タブテープ供給装置とを備えた主処理器と、前記巻
取紙の始端部を支持載置するテーブルと、移動自在に配
設され、前記巻取紙を吸着するサッカーと、摺動自在に
積み重ねた差し込み板と、押さえ板とから形成され、前
記巻取紙に対して移動自在に配設したしごき装置とより
構成した巻取紙の自動紙継用前処理装置」及び「回動自
在に軸支した巻取紙の表層部を取り除くと共に、巻取紙
始端部をテーブル上へ繰り出して該始端部に主処理器に
より紙継用粘着層と切目を形成したあと、前記切目に沿
って巻取紙始端部を分離し、サッカーにより巻取紙の切
目尖端部を折り返すと共にタブテープの基端部を折り返
し片の上面に貼着し、その後しごき装置により巻取紙始
端部をしごきつつタブテープの先端部を巻取紙外表面へ
貼着することを特徴とする自動紙継用前処理方法」から
なる。
【0006】しかし、この場合でも、粘着材を貼り付け
たときに粘着面保護材を剥離して粘着面を露出させてお
いた場合には、前記同様粘着力低下に起因する問題点を
有し、粘着材を貼り付けたときに粘着面保護材を剥離し
ない場合には、後で人手により保護材を剥離しなければ
ならず、作業員が時間を縛られる煩わしさが残る問題点
を有した。
【0007】さらに特公昭50ー2282号「輪転機に
於ける巻取紙の接着装置」公報が、知られている。同装
置は、「輪転印刷機の走行紙と接着せしむべき巻取紙の
山形状端縁において、該端縁上に設けた接着線と、該接
着線の表面に貼付せしめた被覆用テープと、該接着線の
先端部に於いて前記被覆用テープと連なり且該接着線の
接着性表面を非接着に被覆する所の前記被覆用テープの
剥離用誘導片とを備えて成ることを特徴とする輪転機に
於ける巻取紙の接着装置」及び、「輪転印刷機の巻取紙
を助走し且つ巻取紙を走行紙に向かって移動圧接せしめ
るものにおいて、特許請求の範囲第1項に掲げた接着装
置を有せしめた巻取紙と、更に前記巻取紙を助走する手
段と、巻取紙が走行紙に接触する面との中間位置に於い
て作動しえるように設くる所の前記巻取紙の接着装置に
於ける被覆用テープの剥離手段とを具えて成ることを特
徴とする輪転機に於ける巻取紙の接着装置」からなるも
のである。しかしこの発明は、「電動機を起動して助走
ベルトを動かし新巻取紙を回転せしめる。」、「新巻取
紙の周速が、走行紙の速さと略同じになったら…」、
「新巻取紙の周速が、走行紙の速さと同一になったと
き、電磁バルブが電気信号によって開かれるので、新巻
取紙が回転して、ちょうど吸着口の真下に誘導片が来た
瞬間に、該誘導片の先端は、吸着口に吸着されて剥ぎ採
られ、それにつれて両面粘着テープ上を覆える被覆用テ
ープも片端から剥ぎ採られて粘着面が露出する。」もの
であるため、特別に剥離誘導片を要し、また保護材端部
を剥離誘導片にとめる前準備を要する問題点を有した。
さらに、巻取紙を停止した状態で吸入口を保護材に吸着
して剥離作動するのではなく、巻取紙を走行紙の走行速
度と等しい周速までプリドライブし、吸入口を剥離誘導
片から離隔した状態で剥離作動するので、剥離作業に確
実性に欠ける問題点を有した。
【0008】
【課題を解決するための手段】 この発明は、
【0009】待機する巻取ウェブの始端部に一面を保護
材で被覆保護した両面粘着材の 他面を貼着し、貼り継
ぎに先立って保護材を剥離し、待機する巻取ウェブを消
費中の巻取ウェブに貼り継ぎして供給するウェブ供給装
置において、巻取ウェブが装着される位置と巻取ウェブ
が貼り継ぎされる位置との間を移動可能であるととも
に、前記2つの位置の間の所定の保護材剥離位置で停止
させることが可能な巻取体支持手段と、所定の保護材剥
離位置で停止している巻取体支持手段に停止状態に支持
された任意の外径を有する巻取ウェブを回動駆動する巻
取体回動手段と、所定の保護材剥離位置で停止している
巻取体支持手段に停止状態に支持された任意の外径を有
する巻取ウェブの周面に接触して保護材剥離作動をする
ための前記周面と所定の関係となる作動位置と作動位置
から離隔して待機する待機位置との間で移動可能にする
機構とともに、作動位置において保護材に接触しこれを
保持して剥離する保護材保持機構を備えた保護材剥離手
段と、消費中の巻取ウェブの径を検出する巻取径検出手
段とを有し、消費中の巻取ウェブが貼り継ぎのわずかに
前であるあらかじめ定めた所定の径となったのを検出し
た信号によって保護材剥離手段を作動させるようにした
ことを特徴とする粘着面保護材剥離装置、
【0010】を提供することで従来の問題点を解決す
る。
【0011】この発明によれば、一面を保護材で被覆保
護した両面粘着材を始端部に貼着した巻取ウェブを巻取
体支持手段で支持し、保護材剥離位置に移動する。この
保護材剥離位置は、例えば、巻取体支持手段が先行消費
巻取ウェブと待機巻取ウェブとの双方を支持する一体形
である場合には、図1(a)に示すように、先行消費巻取
ウェブを消費位置であるように巻取体支持手段を変位し
た時に待機ウェブ巻取体が前記剥離位置に位置するよう
定める。この位置で先行消費巻取ウェブの消費が進みそ
の残量が所定量になった時点で剥離手段を作動し保護材
を剥離する。さらに、剥離すべき保護材の位置が剥離手
段の作動範囲を超えた周面上にある場合には、巻取体を
巻取体回動手段で巻取体支持手段上で回動し、剥離手段
の作動範囲に整合する。
【0012】
【発明の実施の形態】 次にこの発明の実施の形態を、
図1乃至図8に示す、輪転機の給紙装置に設置した場合
について説明する。
【0013】1は巻取体支持手段、2は支柱、3は軸で
ある。図1(a)に図示するように、巻取体支持手段1
は、対向した支柱2にブラケット(図示せず)を介して
回動自在に架設された軸3に軸線方向に摺動自在に装着
される。更に巻取体支持手段1は、軸3の回動に従って
回動し、軸3の中心から放射状に等分角に配されたアー
ム形状体11が同一位相で対向するように構成され、こ
の実施形態では、三叉状アームからなる。各アーム11
a、11b、11cの開放側には、外方端部に歯車13
を固設された巻取体支承部材12が、回動自在かつ対向
する一組毎に軸3と平行になる様に設けられる。軸3の
回動によって、巻取ウェブ(この実施形態においては、
巻取紙R)を、巻取ウェブ装着位置、保護材剥離位置、
巻取物(この実施形態においては、ウェブ料紙)の貼り
継ぎ位置、巻取物の消費位置、巻取物消費後の芯体脱荷
位置に順次変位して履歴させる。尚、芯体脱荷位置と巻
取ウェブ装着位置は、一致させて構成することが多い。
【0014】4は、この発明の実施形態に係る剥離手段
である。剥離手段4には、第1フレーム400を設け
る。第1フレーム400は、図1(a)、図2に図示する
ように、対向して設けた支柱2の上側部に、支柱2の対
向面と平行に、かつ、支柱2と同様に対向して設けたス
テー21に、軸3と平行に架設したステー22に固設し
たレール5、5に沿って摺動自在であるように懸垂す
る。420は同じく剥離手段4を構成する第2フレーム
である。第2フレーム420には、第1フレーム400
の内壁に固設した案内溝付ブロック401の溝に沿って
摺動自在となるように、ブロック401の溝に嵌合する
レール421を固設する。
【0015】403は、同じく剥離手段4を構成する制
動機構付流体圧シリンダーであり、第1フレーム400
に図2、図3に図示するように、ブラケット402を介
して取り付けられ、ロッド先端を第2フレーム420に
連結する。 440は剥離手段4を構成する第3フレー
ムである。第3フレーム440は、図5に図示するよう
に第2フレーム420の内壁に固設した溝カム422に
嵌合するカムフォロアー441により第2フレーム42
0に連結され、溝カム422に沿って変位する。424
は、同じく剥離手段4を構成する、第2流体圧シリンダ
ーである。第2流体圧シリンダー424は、第2フレー
ム420にブラケット423を介して回動自在に取り付
けられ、そのロッド先端を第3フレーム440に回動自
在に連結する。442は、同じく剥離手段4を構成する
第3流体圧シリンダーである。第3流体圧シリンダー4
42は、第3フレーム440に固設され、そのロッド先
端に第4フレーム450を支持する。451は、同じく
剥離手段4を構成する案内棒である。案内棒451は、
第3フレーム440に設けた案内ブロック443の貫通
穴に摺動自在にかつ第3流体圧シリンダー442と平行
に挿嵌され、その一端を第4フレーム450に固設す
る。452は、同じく剥離手段4を構成する吸着部材で
ある。吸着部材452は、第4フレームに装着され、そ
の開放端に吸着部を備えるとともに吸着部側に付勢され
る。428は、同じく剥離手段4を構成する押棒であ
る。押棒428は、第2フレーム420に固設したブラ
ケット425、426に遊嵌されるとともにブラケット
425、426の間となる位置にカラー427を固設す
る。429は、同じく剥離手段4を構成する付勢力調整
部材である。付勢力調整部材429は、ブラケット42
5、426間に位置した中空部に押棒428が遊嵌され
る雌雄一対の螺子体からなる。430は、同じく剥離手
段4を構成する付勢部材である。付勢部材430は、こ
の実施形態では金属製のスプリングからなり、押棒42
8に継続しカラー427と付勢力調整部材429との間
に設けられ、カラー427を介して押棒428を付勢す
る。432は、同じく剥離手段4を構成する回動輪であ
る。回動輪432は、押棒428の付勢側開放端に固設
された連結軸431の両側に設けられる。433は、同
じく剥離手段4を構成するスイッチである。スイッチ4
33は、押棒428の他端近傍に設けられ押棒428の
退縮により作動する。
【0016】404は、ロータリーアクチュエーターで
あり、第1フレーム400に設けられる。ロータリーア
クチュエーター404の出力軸には、回動自在に受け皿
405を取り付ける。412は、同じく剥離手段4を構
成する位置決棒である。位置決棒412は、図4、図7
に図示するように、第1フレーム400に固設したブラ
ケット406、407に遊嵌されるとともに、ブラケッ
ト406、407の間となる位置にカラー408、ブラ
ケット406側の端部にハンドル409、ブラケット4
07側の端部近傍に緩衝材を伴ったカラー410、ブラ
ケット407への遊嵌位置にブラケット407の溝部と
係合するピン411をそれぞれ固設する。413は、剥
離手段4を構成する付勢力調整部材である。付勢力調整
部材413は、図4、図7に示すようにブラケット40
6、407間に位置し中空部に位置決め棒412が遊嵌
される雌雄一対の螺子体からなる。414は、付勢部材
であり、この実施形態では金属製コイルスプリングから
なる。付勢部材414は、位置決め棒412に係属しカ
ラー408と付勢力調整部材413との間に設けられ、
カラー408を介して位置決め棒412を付勢する。4
34は、剥離手段4を構成するセンサーであり、図2に
示すように前記巻取体支持手段1に支持され保護材剥離
位置に位置する巻取紙Rの周面に対向して第2フレーム
420に設けた、例えば、光電管からなる。403a、
424a、424b、442a、442b、404a、
404bは、剥離手段4を構成する検出部である。検出
部403a、424a、424b、442a、442
b、404a、404bは、この実施形態では各駆動体
に設けられた近接スイッチからなり、制動機構付流体圧
シリンダー403、第2流体圧シリンダー424、第3
流体圧シリンダー442、ロータリーアクチュエーター
404の各駆動体の作動が完了したことを検出し、検出
信号を送信する。位置決め棒412の付勢側開放端は、
前記ステー22に固定された位置決めブラケット6a、
6b、6cのいずれかと係合し、剥離手段4を、巻取紙
Rの幅寸法別に定めた幅方向の所定位置に固定する。ま
た、ステー22のレール5の端部近傍には、剥離手段4
が誤ってレール5をオーバーランしないようストッパー
7を設ける。
【0017】巻取体回動手段8は、図8に示すように駆
動部86、歯車84、伝動部85等からなる。駆動部8
6は、軸3に装着されアーム形状体11と連結されて連
動する環状体81の外周に、環状体81が回動自在であ
るとともに環状体81と一体で軸3の軸線方向に移動す
るよう嵌合装着されたブラケット82に固設された減速
機構83を含んで構成される。歯車84は、保護材剥離
位置にある巻取紙Rを支承する巻取体支承部材12の外
方端部の歯車13と噛合する。伝動部85は、減速機構
83乃至歯車84の間に設ける。尚、駆動部の駆動体は
ブラケット82上の適宜位置に取り付けて良く、駆動体
乃至減速機構83間の伝動部とともに図示を省略した。
【0018】次に以上記載実施形態の構成における作動
を説明する。巻取体、この実施形態では巻取紙Rをアー
ム形状体11のそれぞれに支持した巻取体支持手段1
は、図1に示す位相でアーム11bに支持した巻取紙R
が消費位相にあり消費されるとともに、アーム11aに
支持した巻取紙Rが保護材剥離位置にあり、以下に詳細
を記載する通り保護材の剥離が行なわれる。
【0019】巻取紙Rは、人手もしくは自動装置によっ
て図9に示されるような貼り継ぎのための粘着面P1、
P2を設ける前準備処理がほどこされて前記のように巻
取体支持手段1の巻取体支承部材12に支承され保護材
剥離位置に支持される。粘着面のうちP1は、貼り継ぎ
時に、部分的に粘着しない位置があっても重大な支障と
なる場合がないので、準備処理として両面粘着材を貼り
付ける時に、表面の保護材を剥離するが、巻取紙R始端
部尖端に設ける粘着面P2は、貼り継ぎ時に、巻きほぐ
れ防止のためのタブを裂断して尖端を巻取紙R周面から
開放し得るだけしっかりとかつ確実に貼着する必要があ
ることから、粘着材P2の表面の保護材の剥離は、貼り
継ぎのわずかに前に行う。
【0020】巻取紙R始端部尖端位置は、巻取紙Rを貼
り継ぐときにプリドライブするプリドライブ装置PDの
作用位置Xの関係から、巻取紙Rの幅によって図9に示
されるように異なる。そこで、まず、図4に図示する剥
離手段4のハンドル409により位置決め棒412をひ
いてブラケット6a、6b、6cいずれかとの係合を解
き、レール5に従って移動して、使用する巻取紙Rの前
記尖端に整合させ、位置決め棒412をブラケット6
a、6b、6cのいずれかと再係合し、剥離手段4の巻
取紙Rの幅方向に対する位置を固定する。
【0021】先行消費中の巻取紙があらかじめ定めた径
まで小さくなったことを周知の手段、例えば、巻取紙を
消費する下流装置の消費速度と消費中の巻取紙を支承す
る巻取体支承部材12の巻取紙消費に従った回動数との
関係から換算する手段によって検出し、その検出信号を
出力する。
【0022】この信号により、制動機構付流体圧シリン
ダー403がロッド伸長作動し、第2フレーム420お
よびこれに係属する全部材を、案内溝付ブロック401
とレール421との共同案内により、保護材剥離位置に
ある巻取紙R周面に接近させる。この移動により、回転
輪432が巻取紙R周面に当接し、巻取紙R周面により
付勢部材430の付勢力に抗して退縮させられ、他端部
がスイッチ433を作動させる。この作動信号により、
制動機構付流体圧シリンダー403の制動機構403c
が作動し、制動機構付流体圧シリンダー403のロッド
をロックして、第2フレーム420およびこれに係属す
る各部材をそれぞれ巻取紙R周面から所定距離関係で固
定するとともに、巻取体回動手段8の駆動体(図示せ
ず)が作動し、減速機構83、伝動部85、歯車84、
巻取体支承部材12の外方端部の歯車13を介して巻取
体支承部材12をゆっくり回動させる。
【0023】第2フレーム420に設けたセンサー43
4は、巻取体支承部材12に従って回動する巻取紙R周
面上の所定マーク、例えば、タブ端縁を検出して検出信
号を出力する。この信号によって巻取体回動手段8が作
動を停止するとともに、巻取体支承部材12が周知のブ
レーキ装置(図示せず)でロックされ、また、所定時間
を設定した第1タイマー(図示せず)が作動する。
【0024】前記巻取体回動手段8の停止により、巻取
紙R始端部尖端は剥離手段4の吸着部材452と対向す
る。巻取紙Rを巻取体支持手段1に装着して支持する
際、いつも、巻取紙R始端部尖端が確実に吸着部材45
2と対向するよう支持し得る場合は、巻取体回動手段8
は必ずしも必要では無い。
【0025】第1タイマーの所定時間経過信号により、
第2流体圧シリンダー424がロッド伸長作動し、第4
フレーム450およびこれに係属する全部材を、案内ブ
ロック443と案内棒451との共同案内により、巻取
紙R周面に接近させ、吸着部材452が付勢力に抗して
若干退縮する程度に保護材表面に押圧する。この作動完
了は、第2流体圧シリンダー424のロッド伸長作動完
了を検出部424bが検出することによって確認する。
【0026】前記検出部424bの検出信号により図示
しない適宜の位置に設けた公知の減圧発生手段が作動
し、図5に図示するように吸着部材452の吸着部を保
護材表面に吸着する。この吸着は、吸着部材452(図
示実施形態では4個)毎に設けた減圧状態で作動するス
イッチ(図示せず)によって確認する。
【0027】吸着部材452の少なくとも1個が保護材
表面に吸着したことを確認する前記図示しないスイッチ
の信号で、第3流体圧シリンダー442がロッド退縮作
動し、第3フレーム440およびこれに係属する全部材
を、溝カム422とカムフォロアー441との共同案内
により、巻取紙R周面から吸着部材452の吸着部が離
隔するよう揺動し、保護材の少なくとも一部を粘着面か
ら剥離する。この作動完了は、第3流体圧シリンダー4
42のロッド退縮作動完了を検出部442aが検出する
ことによって確認する。
【0028】検出部442aの検出信号で、第2流体圧
シリンダー424がロッド退縮作動し、第4フレーム4
50およびこれに係属する全部材を巻取紙R周面から遠
ざけ、保護材を粘着面から完全に剥離する。この作動完
了は、第2流体圧シリンダー424の検出部424aが
ロッド退縮作動完了を検出することで確認する。 検出
部424aが検出することによって出力する検出信号に
より、制動機構付流体圧シリンダー403の制動機構4
03cを解除し、制動機構付流体圧シリンダー403を
ロッド退縮作動させて第2フレーム420およびこれに
係属する全部材を巻取紙R周面から遠ざけるとともに、
第3流体圧シリンダー442がロッド伸長作動して第3
フレーム440およびこれに係属する全部材を揺動して
元の姿勢に戻す。これらの作動完了はそれぞれ検出部4
03a、検出部442bが制動機構付流体圧シリンダー
403のロッド退縮作動完了、第3流体圧シリンダー4
42のロッド伸長作動完了を検出することで確認する。
【0029】前記検出部403aの検出信号で図2に示
すロータリーアクチュエーター404が反時計回りに1
80°だけ回動し、受け皿405が、元の位置に戻った
吸着部材452の吸着部下方位置に移動する。この作動
完了は、検出部404aがロータリーアクチュエーター
404の反時計回り180°回動完了を検出することで
確認する。
【0030】検出部404aが出力する検出信号で、前
記図示しない減圧発生手段の作動が停止するとともに、
所定時間を設定した第2タイマーが作動する。
【0031】第2タイマーが出力する所定時間経過信号
により、ロータリーアクチュエーター404が時計回り
に180°だけ回動し、受け皿405は元の位置に戻
る。この作動完了、すなわち、検出部404bがロータ
リーアクチュエーター404の時計回り180°回動完
了を検出することで、保護材剥離装置の全作動が完了す
る。この保護材剥離装置の作動は、巻取紙Rの貼り継ぎ
が必要な都度繰り返される。
【0032】この発明は、以上記載の実施形態に局限さ
れるものではなく、特許請求の範囲を逸脱しない設計上
の改変を含むものである。
【0033】
【発明の効果】 この発明では、巻取ウェブ貼り継ぎ時
に最も重要である巻取ウェブ始端部尖端に貼着した粘着
材の粘着面を、貼り継ぎのタイミングに整合した最適な
時機に、人手によらず自動的に保護材を剥離して露出す
るので、巻取ウェブ始端部尖端の貼着力低下や、粘着面
露出を忘れる、即ち保護材剥離を忘れるような人的ミス
による貼り継ぎ失敗を一掃し、また保護材剥離のために
作業員が時間的に縛られることがなくなる。
【0034】従って、巻取ウェブの貼り継ぎの失敗によ
るウェブ供給装置の稼働率低下を防止できるとともに、
前記失敗によるウェブの損失を減少することができる。
また、省力化、省人化にも寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は本発明の概略図 (b)は図1(a)A矢視図
【図2】 剥離手段の拡大概略図
【図3】 図2FーF矢視一部省略図
【図4】 図2BーB矢視図
【図5】 図3のCーC矢視図
【図6】 図3のDーD矢視図
【図7】 図4のEーE矢視図
【図8】 巻取体回動手段概略図
【図9】 巻取紙端部に設けた粘着面(斜線部)の例を
示す図
【図10】 (a)(b)はタブを例示したもので、実線斜
線で表面の粘着面を破線斜線で裏面の粘着面を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 巻取体支持手段 11 アーム形状体 11a アーム 11b アーム 11c アーム 12 巻取体支承部材 13 歯車 2 支柱 21 ステー 22 ステー 3 軸 4 剥離手段 400 第1フレーム 401 案内溝付ブロック 402 ブラケット 403 制動機構付流体圧シリンダー 403a 検出部 403c 制動機構 404 ロータリーアクチュエーター 404a 検出部 404b 検出部 405 受け皿 406 ブラケット 407 ブラケット 408 カラー 409 ハンドル 410 カラー 411 ピン 412 位置決め棒 413 付勢力調整部材 414 付勢部材 420 第2フレーム 421 レール 422 溝カム 423 ブラケット 424 第2流体圧シリンダー 424a 検出部 424b 検出部 425 ブラケット 426 ブラケット 427 カラー 428 押棒 429 付勢力調整部材 430 付勢部材 431 連結軸 432 回動輪 433 スイッチ 434 センサー 440 第3フレーム 441 カムフォロアー 442 第3流体圧シリンダー 442a 検出部 442b 検出部 443 案内ブロック 450 第4フレーム 451 案内棒 452 吸着部材 5 レール 6a 位置決めブラケット 6b 位置決めブラケット 6c 位置決めブラケット 7 ストッパー 8 巻取体回動手段 81 環状体 82 ブラケット 83 減速機構 84 歯車 85 伝動部 86 駆動部 R 巻取紙 P1 粘着面 P2 粘着面 PD プリドライブ装置 S 切目 X プリドライブ装置作用位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 待機する巻取ウェブの始端部に一面を保
    護材で被覆保護した両面粘着材の他面を貼着し、貼り継
    ぎに先立って保護材を剥離し、待機する巻取ウェブを消
    費中の巻取ウェブに貼り継ぎして供給するウェブ供給装
    置において、巻取ウェブが装着される位置と巻取ウェブ
    が貼り継ぎされる位置との間を移動可能であるととも
    に、前記2つの位置の間の所定の保護材剥離位置で停止
    させることが可能な巻取体支持手段と、所定の保護材剥
    離位置で停止している巻取体支持手段に停止状態に支持
    された任意の外径を有する巻取ウェブを回動駆動する巻
    取体回動手段と、所定の保護材剥離位置で停止している
    巻取体支持手段に停止状態に支持された任意の外径を有
    する巻取ウェブの周面に接触して保護材剥離作動をする
    ための前記周面と所定の関係となる作動位置と作動位置
    から離隔して待機する待機位置との間で移動可能にする
    機構とともに、作動位置において保護材に接触しこれを
    保持して剥離する保護材保持機構を備えた保護材剥離手
    段と、消費中の巻取ウェブの径を検出する巻取径検出手
    段とを有し、消費中の巻取ウェブが貼り継ぎのわずかに
    前であるあらかじめ定めた所定の径となったのを検出し
    た信号によって保護材剥離手段を作動させるようにした
    ことを特徴とする粘着面保護材剥離装置。
JP30073595A 1995-10-25 1995-10-25 粘着面保護材剥離装置 Expired - Fee Related JP2635305B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30073595A JP2635305B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 粘着面保護材剥離装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30073595A JP2635305B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 粘着面保護材剥離装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31566587A Division JPH01156260A (ja) 1987-12-14 1987-12-14 粘着面保護材剥離装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08239145A true JPH08239145A (ja) 1996-09-17
JP2635305B2 JP2635305B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=17888479

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30073595A Expired - Fee Related JP2635305B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 粘着面保護材剥離装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2635305B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341297A (zh) * 2018-01-26 2018-07-31 徐雪华 三辊式开料机自动上料控制系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108341297A (zh) * 2018-01-26 2018-07-31 徐雪华 三辊式开料机自动上料控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2635305B2 (ja) 1997-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1008544B1 (en) Method of Making Coreless Rolls of Pressure Sensitive Adhesive Tape and a Liner/Tab for a Roll of Pressure Sensitive Adhesive Tape
EP0274088B1 (en) Apparatus for automatically threading the leading end of a spool web into a conveying passage
US6814123B2 (en) Method and apparatus for applying a splicing tape to a roll of sheet material
US20020189746A1 (en) Method and apparatus for automatically applying a flying splicing tape to a roll of sheet material
JPS5817105B2 (ja) 自動紙継ぎ給紙装置
EP1380526B9 (en) Web winding method and apparatus therefor
US6405969B1 (en) Coreless adhesive tape winding mandrel and method
EP1306334B1 (en) Fiberboard splice apparatus, corrugate machine and fiberboard feed method
CA2083183A1 (en) Method and apparatus for formation and holding of a loose starting flap of a replacement paper roll, typically a paper roll in a printing machine roll changer
JP2635305B2 (ja) 粘着面保護材剥離装置
EP0830304A1 (en) Coreless adhesive tape winding mandrel and method
JP2007261774A (ja) タブ付きテープ貼付装置
JP3404877B2 (ja) ラベリング装置
JP4397467B2 (ja) 両面粘着テープ貼付装置
EP1149788A2 (en) Fiberboard splice apparatus, corrugate machine, and fiberboard splice method
JPH04223957A (ja) 輪転機の給紙装置における残紙巻取装置
JPH0524056B2 (ja)
JP2802048B2 (ja) ウェブロールの端末処理方法
JPH10157893A (ja) 両面粘着テープ貼付装置
JP3876031B2 (ja) 両面粘着テープ貼付装置
JP2659855B2 (ja) 輪転印刷機の給紙装置
JPS6059140B2 (ja) 可撓性シ−ト状タイヤ構成材料の巻付方法およびその装置
JP3564429B2 (ja) 巻取りロールの巻端処理方法及び装置並びに巻取りロール製造方法及び装置
JPH0447168Y2 (ja)
JP2718128B2 (ja) 管端に粘着テープを巻回する装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees