JPH08239072A - 自動二輪車の前照灯減光制御装置 - Google Patents

自動二輪車の前照灯減光制御装置

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Publication number
JPH08239072A
JPH08239072A JP4278095A JP4278095A JPH08239072A JP H08239072 A JPH08239072 A JP H08239072A JP 4278095 A JP4278095 A JP 4278095A JP 4278095 A JP4278095 A JP 4278095A JP H08239072 A JPH08239072 A JP H08239072A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hazard
switch
side stand
lamp
headlamp
Prior art date
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Application number
JP4278095A
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English (en)
Inventor
Yuichi Shirahata
勇一 白畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常時点灯式の前照灯による前方からの被視認
性向上という目的を維持しつつ、大型発電機を用いずに
バッテリー電力の消耗を防止できる自動二輪車の前照灯
減光制御装置を提供する。 【構成】 常時点灯式のヘッドランプ14と、ハザード
ランプの点灯をするハザードスイッチ24と、サイドス
タンドとを備えた自動二輪車の前照灯を制御する装置に
おいて、サイドスタンドの収納状態を検出するサイドス
タンドスイッチ40と、ハザードランプをハザード表示
状態に切り換えるハザードスイッチ24と、サイドスタ
ンドの収納状態が検出されていないときであって、ハザ
ードスイッチ24がハザード表示状態に切り換えられた
ときには、前記ヘッドランプ14を消灯するヘッドラン
プリレー48とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、常時点灯式の前照灯
(ヘッドランプ)と、ハザードランプの点灯手段と、サ
イドスタンドとを備えた自動二輪車の前照灯を減光制御
する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動二輪車は、前照灯(以下ヘ
ッドランプという)を手動で点灯および消灯ができるよ
うになっている。これに対して、自動二輪車には、その
自動二輪車の他の車両等からの被視認性を向上させるた
めに、夜間のみならず昼間もヘッドランプを点灯する常
時点灯式が採用されているものがある。図6はこのよう
な常時点灯式のヘッドランプを含む車両のランプ部Aお
よびイグニッション部Bの回路である。このランプ部A
においては、車両の前方を照らすヘッドランプaと、そ
のヘッドランプaのハイビーム/ロービームを切り替え
るディマースイッチbと、自動二輪車の左右進行方向を
他の車両の運転者等に表示するターンシグナルランプc
と、ターンシグナルランプcの点灯を制御するターンシ
グナルスイッチdと、ターンシグナルランプcを点滅作
動させるターンシグナルリレーeと、ターンシグナルラ
ンプcを4灯一括して点滅作動させてハザード状態を表
示するハザードスイッチfと、ターンシグナルランプc
の作動を運転者に表示するターンシグナルパイロットラ
ンプgとが設けられる。
【0003】前記のヘッドランプaとターンシグナルラ
ンプcとには、バッテリーhからの電源がイグニッショ
ンスイッチiを介して供給される。すなわち、バッテリ
ーhの電源はイグニッションスイッチiを介してターン
シグナルリレーe、およびディマースイッチbに供給さ
れる。
【0004】また、イグニッションスイッチiからは、
バッテリーhの電源がイグニッション部Bに供給され
る。イグニッション部Bには、スパークプラグjと、ス
パークプラグjに点火電圧を供給するイグニッションコ
イルkおよびイグナイタmと、エンジンを停止させるた
めのエンジンストップスイッチnと、サイドスタンドの
収納状態を検出するサイドスタンドスイッチoと、サイ
ドスタンドスイッチoにより作動しかつ接点p1がエン
ジンストップスイッチnにシリーズに接続されるサイド
スタンドリレーpと、変速ギアのニュートラル状態を検
出するニュートラルスイッチqと、ニュートラル状態で
点灯するニュートラルランプrとが設けられる。なお、
図6において符号sの付してある素子はダイオードであ
って、前記回路における各部電流の回り込みを規制して
各構成素子に所定の作動を行わせるためのものである。
【0005】このイグニッション部Bでは、サイドスタ
ンドが収納状態でなくかつ変速ギアがニュートラル状態
でなければ、イグニッションコイルkおよびイグナイタ
mへの電源の供給を禁止してエンジンを停止させる。す
なわち、サイドスタンドが出ている自動二輪車の停車状
態であって変速ギアが入ったままでは始動を禁止し、サ
イドスタンドがでているか、あるいは、変速ギアがニュ
ートラルであればエンジンの始動ができるようにしてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術においては、ハザードランプは、図6の回路のように
ターンシグナルランプと共通のバルブ(電球)または専
用のバルブが4灯同時に点滅するため、常時点灯式の車
両ではエンジンの停止時またはアイドリング時など低回
転時では発電能力がおいつかず、バッテリーが放電傾向
となることがあり、バッテリー上がりを起こしたり、バ
ッテリーの負担が大きくなり寿命を縮めたりするという
問題点がある。
【0007】ヘッドランプをON/OFFするスイッチ
がついている車両においては、運転者の意志で、ヘッド
ランプを消灯できるが、二輪車の被視認性を高める目的
で採用されている常時点灯式の車両では、走行中の点灯
忘れを防止する意味から、ヘッドランプスイッチを設置
していないため、ヘッドランプを消灯できないという不
具合があった。また、ハザードとヘッドランプを同時に
使用してもアイドリングで充電傾向とするためには発電
電力の大きな大型の発電機が必要になり、コスト、スペ
ース、重量の面で不利となる。なお、ニュートラルスイ
ッチのオンオフ信号により、停車中にヘッドランプの減
光を行う技術がある(実開平1−170038号公報参
照)。しかし、この技術のように、単にニュートラルス
イッチでヘッドランプを減光するのでは停車中も被視認
性を向上したい要請に応えることができない。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、常時点灯式の前照灯による前
方からの被視認性向上という目的を維持しつつ、大型発
電機を用いずにバッテリー電力の消耗を防止できる自動
二輪車の前照灯減光制御装置を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
課題を解決するため、常時点灯式の前照灯と、ハザード
ランプの点灯手段と、サイドスタンドとを備えた自動二
輪車の前照灯を制御する装置において、サイドスタンド
の収納状態を検出するサイドスタンド検出手段と、ハザ
ードランプをハザード表示状態に切り換えるハザードス
イッチ手段と、サイドスタンドの収納状態が検出されて
いないときであって、ハザードスイッチ手段がハザード
表示状態に切り換えられたときには、前記前照灯を減光
する制御部とを有することを特徴とする自動二輪車の前
照灯減光制御装置の構成を有する。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、サイドスタンドの収
納状態が検出されていないとき(つまり、サイドスタン
ドを出しているとき)であって、ハザードスイッチ手段
がハザード表示状態に切り換えられたときに、前照灯を
減光する。したがって、比較的連続して使用されること
が多く、エンジン回転数も低いと考えられる、サイドス
タンドを出して停車している状態でハザードランプが点
灯すると、ヘッドランプを減光するので、バッテリーの
消費電流を押さえられ、バッテリーに大きな負担をかけ
ることを防止できる。よって、大型の発電機や大型のバ
ッテリーを使用することなく、ハザードランプの機構を
採用できる。なお、前照灯の減光には、前照灯に電源
(電流等)を供給しないで消灯すること、前照灯には予
め通常走行時のワット数のものとそれよりワット数の小
さいものを備えてワット数の小さいものに切り換えて点
灯すること、前照灯に供給する電源を少なくして減光す
ることを含むものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の実施例に係る自動二輪車の
平面図である。また、図2は本発明の第1実施例に係る
自動二輪車のヘッドランプ(前照灯)減光制御装置を説
明する回路図、図3(a)、(b)は、第1実施例〜第
3実施例に共通する説明図、図4は第2実施例に係る減
光制御装置を説明する回路図、図5は第3実施例に係る
減光制御装置の説明図である。
【0012】図1のように、自動二輪車は、車体前部に
設けられる車両の前方を照らすヘッドランプ14と、自
動二輪車の左右進行方向を運転者以外の者(他の車両の
運転者等)に表示するターンシグナルランプ18と、ハ
ザード状態を表示するハザードスイッチ24と、サイド
スタンドスイッチ40等が配設される。その他のスイッ
チの配置は適宜に行う。
【0013】図2は、第1実施例に係るヘッドランプ減
光制御装置の、常時点灯式のヘッドランプ14を含むラ
ンプ部10およびイグニッション部12の回路図であ
る。このランプ部10においては、車両の前方を照らも
のであって、ハイビーム/ロービームの各フィラメント
14a/14bを有するヘッドランプ14と、そのヘッ
ドランプ14のハイビーム/ロービームをハイ/ローの
各接点16a/16bで切り替えるディマースイッチ1
6と、自動二輪車の左右進行方向をその点滅で運転者以
外の者(他の車両の運転者等)に表示するターンシグナ
ルランプ18と、左/OFF/右用の切り替え接点20
a/20b/20cで切り替えて、ターンシグナルラン
プ18の点灯を制御するターンシグナルスイッチ20
と、ターンシグナルランプ18を点滅作動させるターン
シグナルリレー22と、ターンシグナルランプ18を4
灯一括して点滅作動させてハザード状態を表示させるハ
ザードスイッチ24と、ターンシグナルランプ18の作
動を運転者に表示するターンシグナルパイロットランプ
26とが設けられる。
【0014】前記ハザードスイッチ24は、ハザードO
N入力のときにターンシグナルリレー22の出力を4つ
のターンシグナルランプ18に供給する接点24aと、
ハザードOFF入力のときに後記ヘッドランプリレー4
8を作動させる接点24bとを有する。
【0015】前記のヘッドランプ14とターンシグナル
ランプ18とには、バッテリー28からの電源がイグニ
ッションスイッチ30を介して供給される。すなわち、
バッテリー28の電源はイグニッションスイッチ30を
介してターンシグナルリレー22、およびディマースイ
ッチ16に供給される。
【0016】また、イグニッションスイッチ30から
は、バッテリー28の電源がイグニッション部12に供
給される。イグニッション部12には、スパークプラグ
32と、スパークプラグ32に点火電圧を供給するイグ
ニッションコイル34およびイグナイタ36と、エンジ
ンを停止させるためのエンジンストップスイッチ38
と、サイドスタンドの収納状態を検出する(サイドスタ
ンドの収納状態でONする)サイドスタンドスイッチ4
0と、サイドスタンドスイッチ40により作動しかつ接
点42aがエンジンストップスイッチ38にシリーズに
接続されるサイドスタンドリレー42と、変速ギアのニ
ュートラル状態を検出するニュートラルスイッチ44
と、ニュートラル状態で点灯するニュートラルランプ4
6とが設けられる。
【0017】また、ヘッドランプ14の点灯・消灯を制
御するヘッドランプリレー48が設けれられ、このリレ
ーのコイル48aには、一端子48a1はイグニッショ
ンスイッチ30に接続されてバッテリー28の+(プラ
ス)電圧が供給されるようになっており、また、他端子
48a2はサイドスタンドスイッチ40に接続されてこ
のスイッチ40を介して接地するようになっている。ま
た、前記ヘッドランプリレー48は常開接点(ノーマル
オープン)の接点48bを有しており、この接点48b
の一端子は、前記イグニッションスイッチ30に接続さ
れて、バッテリー28の+電圧が印加され、また、他端
子は、ディマースイッチ16に接続される。なお、図2
において符号50の付してある素子はダイオードであっ
て、前記回路における各部電流の回り込みを規制して各
構成素子に所定の作動を行わせるものである。
【0018】第1実施例の作動を、図3(a)のフロー
チャート、(b)の作動図に示す。すなわち、サイドス
タンドを出してかつハザードランプを使用(ハザードO
N)したときは、サイドスタンドスイッチ40がオフに
なり、かつ、ハザードスイッチ24は接点が開路するの
で、ヘッドランプリレー48のコイル48aへは電圧が
印加されず、したがって、ヘッドランプリレー48は作
動しない。これにより、常開接点(ノーマルオープン)
のヘッドランプリレー48の接点48bが開くため、ヘ
ッドランプ14へは電源が供給されなくなり、ヘッドラ
ンプ14は消灯する。よって、比較的連続して使用され
ることが多く、エンジン回転数も低いと考えられる、サ
イドスタンドを出して停車している状態において、ヘッ
ドランプ14とハザードランプが同時に点灯することが
ないため、消費電流を押さえられ、バッテリー28に大
きな負担をかけることを防止できる。したがって、大型
の発電機や大型のバッテリーを使用することなく、ハザ
ードランプの機構を採用できる。
【0019】なお、第1実施例では、サイドスタンドが
収納されているかどうかを検知するためのサイドスタン
ドスイッチ40(収納時ON)については、サイドスタ
ンドの収納忘れ防止装置(サイドスタンドが出ている場
合に、変速ギアの状態が、ニュートラルスイッチ44の
作動するニュートラル状態以外のときは点火させな
い。)として用いるサイドスタンドスイッチと共用する
ため、実施例では、このサイドスタンド収納忘れ防止装
置との併用が条件になる。
【0020】走行時については、サイドスタンドスイッ
チ40がON状態になり、サイドスタンドリレー42と
共にヘッドランプリレー48が作動してヘッドランプ1
4に電源が供給されるので、ハザードランプ使用時で
も、ヘッドランプ14が消灯することがない。一般に、
走行時には、十分にエンジン回転数が高く、また、ハザ
ードの使用時間も短いと考えられるため、サイドスタン
ドを出した状態、すなわち、停車中のハザード使用時に
比べバッテリー28への負担は少ない。また、停車時で
あっても、ハザードランプが使用されていなければ、ヘ
ッドランプリレー48が作動してヘッドランプ14を点
灯する。
【0021】第1実施例によれば、停車時にはハザード
ランプまたは、ヘッドランプ14のいずれかが点灯する
ことになるため、前方からの被視認性は確保された上
で、停車中のハザード使用時の消費電流の増加を押さえ
ることができる。
【0022】次に、第2実施例を説明する。図4は 第
2実施例の、イグニッション部周辺を示す回路図であっ
て、図2と異なる部分を中心に示しており、その他の回
路部分は第1実施例と共通するため、同一符号を付しあ
るいは図示を省略している。第2実施例は、消費電流の
増加を押さえる目的で、前記ヘッドランプ14と比べて
大幅にワットW数の小さいスモールランプ52を前照灯
と同様に車両前方に向けて設けた自動二輪車に本発明を
実施したものであって、ハザードランプ使用時に、ヘッ
ドランプ14からスモールランプ52に切り換える方式
のものである。
【0023】第2実施例では、第1実施例のヘッドラン
プリレー48に代えてトランスファーリレー54を用い
ており、このトランスファーリレー54は前記ヘッドラ
ンプリレー48のコイル48a・接点48b(常開接
点)と同様のコイル54a・接点54bの他に常閉接点
(ノーマルクローズ)の接点54cを設けたものであ
る。前記接点54cは、一端子54c1がイグニッショ
ンスイッチ30に接続され他端子54c2がスモールラ
ンプ52に接続される。なお、コイル54a・接点54
bは前記コイル48a・48bと同様に接続されてい
る。その他の構成は第1実施例と同様のため行き先の経
路を符号で示して説明を省略する。
【0024】第2実施例によれば、サイドスタンドを出
してかつハザードランプを使用(ハザードON)したと
きは、トランスファーリレー54コイル54aにそれぞ
れ並列に繋がる、サイドスタンドスイッチ40およびハ
ザードスイッチ24の接点のいずれも開放状態であるの
で、トランスファーリレー54のコイル54aへは電圧
が印加されず、したがって、トランスファーリレー54
は作動しない。これにより、常開接点である接点54b
が開くため、ヘッドランプ14へは電源が供給されなく
なり、ヘッドランプ14は消灯すると共に、常閉接点で
ある接点54cが閉じるためスモールランプ52が点灯
する。一方、ハザードスイッチハザードOFF状態、あ
るいはサイドスタンドスイッチ40ON状態にすれば、
トランスファーリレ54は作動してヘッドランプ14に
電源を供給し、かつスモールランプ52へは電源を供給
しない。
【0025】第2実施例によれば、図3のように、自動
二輪車のサイドスタンドを出した停車時にハザードラン
プを使用するときにはヘッドランプ14を消灯し、か
つ、スモールランプ52を点灯する。したがって、比較
的連続して使用されることが多く、エンジン回転数も低
いと考えられる、サイドスタンドを出して停車している
状態において、ハザードランプを動作させるときにはヘ
ッドランプ14が消灯してスモールランプ52に切替え
て点灯するので、消費電流を押さえられ、バッテリー2
8に大きな負担をかけることを防止できる。したがっ
て、大型の発電機や大型のバッテリーを使用することな
く、ハザードランプの機構を採用できる。
【0026】次に、第3実施例を説明する。第3実施例
は、図5のように、ヘッドランプの電流を制限する減光
ユニット(減光コントローラとも称する)56を装備し
て、この減光ユニット56の制御入力端子56a1、5
6a2が一定状態になったとき、予め決められたワット
W数に減光されるようにする方式を採用したものであ
る。減光コントローラ56は、ヘッドランプ14の−
(マイナス)極とアース極(バッテリー28の−極に接
続されている)との間に設けられているものであって、
一つの制御端子56a1にはイグニッションスイッチ3
0を介してバッテリー28の+電源が接続され、また、
他の制御端子56a2にサイドスタンドスイッチ40お
よびハザードスイッチ24が接続されている。第3実施
例によれば、減光コントローラ56は、図3のように、
サイドスタンドが収納時でサイドスタンドスイッチ40
がON状態になりあるいはハザードスイッチ24がオフ
状態であるとヘッドランプ14への電源供給を通常に
し、一方、サイドスタンドが出されていてサイドスタン
ドスイッチ40がOFF状態になるとヘッドランプ14
への電源供給を少なくして減光する。
【0027】なお、ディマースイッチ16の共通端子
(ハイ/ローの接点に共通する端子)にはイグニッショ
ンスイッチ30を介してバッテリー28の+極電源が供
給される。その他の構成は第1実施例と同様のため行き
先の経路を符号で示して説明を省略する。
【0028】減光コントローラ56は、例えばMOS−
FET等の半導体素子を使用したチョッパ制御によって
電流を押さえる。この場合には、第2実施例のスモール
ランプを装備しない車両であっても、完全にヘッドラン
プ14を消灯することなく減光して、消費電流を押さえ
られるため、被視認性の面から好ましい。
【0029】第3実施例によれば、サイドスタンドを出
してかつハザードランプを使用(ハザードON)したと
きは、減光コントローラ56ににそれぞれ並列に繋が
る、サイドスタンドスイッチ40およびハザードスイッ
チ24の接点のいずれも繋がらないので、その状態を減
光コントローラ56は検出する。すると、減光コントロ
ーラ56は、ヘッドランプ14への供給する電流を予め
決められたワット数になるよう供給電源を制御する。ま
た、ハザードスイッチハザードがOFF状態あるいはサ
イドスタンドスイッチ40がON状態になれば、減光コ
ントローラ56は、ヘッドランプ14に通常のワット数
の電源を供給する。
【0030】第3実施例によれば、自動二輪車の停車時
にハザードランプを使用するときにはヘッドランプ14
を減光する。したがって、比較的連続して使用されるこ
とが多く、エンジン回転数も低いと考えられる、サイド
スタンドを出して停車している状態において、ハザード
ランプ動作時にはヘッドランプ14が減光して、バッテ
リー28に大きな負担をかけることを防止できるので、
大型の発電機や大型のバッテリーを使用することなく、
ハザードランプの機構を採用できる。
【0031】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、比較
的連続して使用されることが多く、エンジン回転数も低
いと考えられる、サイドスタンドを出して停車している
状態でハザードランプが点灯すると、前照灯を減光(消
灯も含む)する、あるいは消費電流の小さなスモールラ
ンプに切替えるので、バッテリーの消費電流を押さえら
れ、バッテリーに大きな負担をかけることを防止でき
る。よって、常時点灯式の前照灯による前方からの被視
認性向上という目的を維持しつつ、大型の発電機や大型
のバッテリーを使用することなく、ハザードランプの機
構を採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る自動二輪車の説明図であ
る。
【図2】第1実施例の減光制御装置の回路図である。
【図3】(a)、(b)は実施例の作用説明フローチャ
ート、動作説明図である。
【図4】第2実施例の減光制御装置の説明図である。
【図5】第3実施例の減光制御装置の説明図である。
【図6】従来のヘッドランプ点灯回路説明図である。
【符号の説明】
14 ヘッドランプ 18 ターンシグナルランプ 24 ハザードスイッチ 28 バッテリー 40 サイドスタンドスイッチ 42 サイドスタンドリレー 48 ヘッドランプリレー 54 トランスファーリレー 56 減光ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】このイグニッション部Bでは、サイドスタ
ンドが収納状態でなくかつ変速ギアがニュートラル状態
でなければ、イグニッションコイルkおよびイグナイタ
mへの電源の供給を禁止してエンジンを停止させる。す
なわち、サイドスタンドが出ている自動二輪車の停車状
態であって変速ギアが入ったままでは始動を禁止し、サ
イドスタンドが収納状態であるか、あるいは、変速ギア
がニュートラルであればエンジンの始動ができるように
している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】次に、第3実施例を説明する。第3実施例
は、図5のように、ヘッドランプの電流を制限する減光
ユニット(減光コントローラとも称する)56を装備し
て、この減光ユニット56の制御入力端子56a1、5
6a2が一定状態になったとき、予め決められたワット
W数に減光されるようにする方式を採用したものであ
る。減光コントローラ56は、ヘッドランプ14の−
(マイナス)極とアース極(バッテリー28の−極に接
続されている)との間に設けられているものであって、
一つの制御端子56a1にはイグニッションスイッチ3
0を介してバッテリー28の+電源が接続され、また、
他の制御端子56a2にサイドスタンドスイッチ40お
よびハザードスイッチ24が接続されている。第3実施
例によれば、減光コントローラ56は、図3のように、
サイドスタンドが収納時でサイドスタンドスイッチ40
がON状態になりあるいはハザードスイッチ24がOF
状態であるとヘッドランプ14への電源供給を通常に
し、一方、サイドスタンドが出されていてサイドスタン
ドスイッチ40がOFF状態になり、かつ、ハザードス
イッチ24がON状態であるとヘッドランプ14への電
源供給を少なくして減光する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】第3実施例によれば、サイドスタンドを出
してかつハザードランプを使用(ハザードON)したと
きは、減光コントローラ56にそれぞれ並列に繋がる、
サイドスタンドスイッチ40およびハザードスイッチ2
4の接点のいずれも繋がらないので、その状態を減光コ
ントローラ56は検出する。すると、減光コントローラ
56は、ヘッドランプ14への供給する電流を予め決め
られたワット数になるよう供給電源を制御する。また、
ハザードスイッチ24がOFF状態あるいはサイドスタ
ンドスイッチ40がON状態になれば、減光コントロー
ラ56は、ヘッドランプ14に通常のワット数の電源を
供給する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 常時点灯式の前照灯と、ハザードランプ
    の点灯手段と、サイドスタンドとを備えた自動二輪車の
    前照灯を制御する装置において、 サイドスタンドの収納状態を検出するサイドスタンド検
    出手段と、 ハザードランプをハザード表示状態に切り換えるハザー
    ドスイッチ手段と、 サイドスタンドの収納状態が検出されていないときであ
    って、ハザードスイッチ手段がハザード表示状態に切り
    換えられているたときに、前記前照灯を減光する制御部
    とを有することを特徴とする自動二輪車の前照灯減光制
    御装置。
JP4278095A 1995-03-02 1995-03-02 自動二輪車の前照灯減光制御装置 Pending JPH08239072A (ja)

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JP4278095A JPH08239072A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 自動二輪車の前照灯減光制御装置

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JP4278095A JPH08239072A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 自動二輪車の前照灯減光制御装置

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JP4278095A Pending JPH08239072A (ja) 1995-03-02 1995-03-02 自動二輪車の前照灯減光制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000313381A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Misato Computer Insatsu Kk 二輪車転倒表示装置

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