JPH08238Y2 - タービンドレン回収装置 - Google Patents

タービンドレン回収装置

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JPH08238Y2
JPH08238Y2 JP13442889U JP13442889U JPH08238Y2 JP H08238 Y2 JPH08238 Y2 JP H08238Y2 JP 13442889 U JP13442889 U JP 13442889U JP 13442889 U JP13442889 U JP 13442889U JP H08238 Y2 JPH08238 Y2 JP H08238Y2
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JP
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drain
receiving tank
turbine
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marine turbine
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JP13442889U
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JPH0373296U (ja
Inventor
善寿 西本
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はカスケードタンク又は復水器の如きドレン回
収部より低い位置に据え付けられている舶用タービンで
発生したドレンを上記ドレン回収部へ回収するためのタ
ービンドレン回収装置に関するものである。
[従来の技術] 第2図に概要を示す如く、一般に船舶における機関室
a内には、貨油及びバラストポンプ用タービン等の舶用
タービンbが据え付けられており、該舶用タービンbか
らは運転に伴ってドレンが発生するため発生したドレン
を排出させる必要がある。この場合、上記舶用タービン
bは、一般的に、真空型式の復水器cに排気が導かれて
いて内部が真空になっているので、ドレンを重力で大気
圧開放部へ排出するためには、排気弁を閉じて(絞っ
て)舶用タービンb内の圧力を上げる等の複雑な操作が
必要である。一方、舶用タービンbと同一真空状態の復
水器cをドレン回収部として、重力でドレンを排出して
回収させることは、復水器cが舶用タービンbより低い
位置に据え付けられていれば可能であるが、機関室a内
の機器配置上、通常は図示の如く、復水器cが舶用ター
ビンbより高い位置に据え付けられているため、重力で
のドレンの排出は不可能である。
したがって、従来では、タービンドレンの回収は行わ
れず、機関室a内の底部のビルジタンクdにドレン排出
管eを通してドレンを排出させる方式を採用している。
[考案が解決しようとする課題] ところが、ビルジタンクd内にタービンドレンを排出
させる方式の場合、ドレン切りのために上述した如き排
気弁を閉じる等の特殊な操作が必要となるばかりでな
く、機関室ビルジが多くなるため、専用の移送ポンプを
用いてビルジタンクに溜ったものを他所へ移送する作業
が必要である。
そこで、本考案は、ドレン回収部より低い位置に据え
付けられている舶用タービンで発生したドレンを、排気
弁を閉じてタービン内の圧力を上げる等の複雑な操作を
行ったり、専用の移送ポンプを用いて移送したりするこ
となく、ドレン回収部へ移送して回収することができる
ようなタービンドレン回収装置を提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するために、ドレン回収部
より低い位置に据え付けてある舶用タービンよりも更に
低い位置に、該舶用タービンのドレンを受入れるための
ドレン受タンクを設置して、該ドレン受タンクと上記舶
用タービンとを逆止弁付きのドレン排出管にて接続し、
且つ上記ドレン受タンクに、電磁弁を備えた蒸気供給管
を接続すると共に、上記ドレン受タンクに、ドレンのレ
ベルを検出する高位検出用フロートスイッチと低位検出
用フロートスイッチとを設け、該高位検出用フロートス
イッチからの検出信号により上記電磁弁を開き、又、低
位検出用フロートスイッチからの検出信号により上記電
磁弁を閉じるよう指令するコントロールパネルを備え、
更に、上記ドレン受タンクとドレン回収部とをドレン移
送管にて接続してなる構成とする。
[作用] 蒸気供給管の電磁弁が閉じられている状態において、
舶用タービンで発生したドレンは、ドレン排出管を通り
重力によりドレン受タンク内に導かれて溜められて行く
が、ドレンのレベルが上昇して高位検出用フロートスイ
ッチで検出されると、コントロールパネルからの指令で
上記電磁弁が開かれることにより蒸気供給管によってド
レン受タンク内に蒸気が供給されるため、ドレンは供給
される蒸気の圧力でドレン移送管を通りドレン回収部へ
移送されて回収されることになる。一方、ドレンのレベ
ルが下降して低位検出用フロートスイッチで検出される
と、コントロールパネルからの指令で電磁弁が閉じられ
ることにより、ドレン受タンクへの蒸気の供給が停止さ
せられる。したがって、排気弁を閉める等の特殊な操作
を行ったり、動力源を用いることなくドレンの回収が行
われる。
[実施例] 以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示すもので、機関室内に
据え付けられている貨油及びバラストポンプ用タービン
等の舶用タービン1よりも高い位置に真空型式の復水器
2が設置され、且つ該復水器2に、上記舶用タービン1
の排気が導かれるようにしてある構成において、上記復
水器2をドレン回収部として上記舶用タービン1で発生
したドレンを回収させるようにするために、上記舶用タ
ービン1よりも低い位置に小容量のドレン受タンク3を
設置し、該ドレン受タンク3に、上記舶用タービン1を
ドレン排出管4にて接続し、該ドレン排出管4に、上記
ドレン受タンク3の方向へのみドレンを流すための逆止
弁5を設けて、上記舶用タービン1で発生したドレンD
がドレン排出管4を通ってドレン受タンク3内に導かれ
るようにし、又、上記ドレン受タンク3と上記復水器2
とを、常時開状態としておくドレン排出弁6を備えたド
レン移送管7にて接続し、且つ上記ドレン受タンク3
に、電磁弁8を備えた蒸気供給管9を接続する。更に、
上記ドレン受タンク3には、該ドレン受タンク3内に溜
められたドレンDのレベルを検出する高位検出用フロー
トスイッチ10と低位検出用フロートスイッチ11を上下部
に設け、ドレンDのレベルが上昇して高位検出用フロー
トスイッチ10にて検出されたときに、コントロールパネ
ル12の指令によって上記蒸気供給管9上の電磁弁8が開
かれてドレン受タンク3内に蒸気Sを供給してドレン受
タンク3内を加圧することにより、ドレン受タンク3内
のドレンDが上記ドレン移送管7を通り復水器2へ移送
されて回収されるようにし、一方、上記復水器2へのド
レンの移送によりドレン受タンク3内のドレンDのレベ
ルが下降して低位検出用フロートスイッチ11にて検出さ
れたときに、コントロールパネル12の指令によって上記
蒸気供給管9上の電磁弁8が閉じられてドレン受タンク
3内への蒸気の供給が停止されるようにする。なお、13
は空気抜き管、14は該空気抜き管13に設けた空気抜き弁
を示す。
初期運転時には空気抜き弁14を開いて空気抜き管13に
よりドレン受タンク3内の空気を抜いた後、上記空気抜
き弁14を閉じる。一方、逆止弁5及びドレン排出弁6は
常時開にしておく。これによりドレン受タンク3と復水
器2とはドレン移送管7により連通しているため、ドレ
ン受タンク3内は復水器2と同一真空状態となる。
かかる状態において、舶用タービン1の運転に伴って
該舶用タービン1でドレンDが発生すると、発生したド
レンDはドレン排出管4を通りドレン受タンク3内に導
かれる。この際、ドレン受タンク3は、上述した如く内
部が真空になっているため、及び上記舶用タービン1よ
りも低い位置に設置してあるため、ドレンDは重力によ
りドレン受タンク3に落下して徐々に溜められて行くこ
とになる。ドレン受タンク3内のドレンDのレベルが上
昇してそれが高位検出用フロースイッチ10で検出される
と、コントロールパネル12の指令により蒸気供給管9の
電磁弁8が開かれるため、上記蒸気供給管9を通り蒸気
Sがドレン受タンク3内に供給され、ドレン受タンク3
内は加圧状態となる。このとき、ドレン移送管7上のド
レン排出弁6は常時開かれているため、ドレン受タンク
3内のドレンDは、蒸気の圧力によりドレン移動管7を
通り復水器2へ移送されて回収されることになる。な
お、この際、ドレン排出管4には逆止弁5が設けてある
ため、ドレン受タンク3内のドレンDが舶用タービン1
側へ逆流するようなことはない。ドレン受タンク3内の
ドレンDが復水器2へ移送されることによりそのレベル
が下降してそれが低位検出用フロートスイッチ11で検出
されると、コントロールパネル12の指令により蒸気供給
管9の電磁弁8が閉じられるため、ドレン受タンク3内
への蒸気Sの供給が停止させられることによりドレンD
の移送が停止させられる。以後同様に、ドレン受タンク
3内のドレンDのレベルに応じて自動的に蒸気Sの供給
が制御され、ドレンDの移送及び回収が間欠的に繰り返
される。
このように、本考案においては、ドレン受タンク3内
に一旦溜めたドレンDを蒸気Sの圧力を用いて移送させ
るようにするので、舶用タービン1が復水器2より低い
位置に据え付けられていても、復水器2をドレン回収部
としてドレンDの回収を容易に行うことができる。又、
ドレン受タンク3内のドレンDの導入には重力を利用し
ており、更に、ドレンDの移送に用いる蒸気は舶用ター
ビン1を駆動する蒸気の一部を使用すればよいので、舶
用タービン1の排気弁を閉じる等の操作を行うこともな
く、且つ専用の移送ポンプを用いることなく、ドレンD
の回収作業を行うことができる。
なお、上記実施例では、真空型式の復水器2をドレン
回収部とした場合を示したが、大気圧型式の復水器や、
あるいは、カスケードタンクをドレン回収部とした場合
でも、同様に実施できること、その他本考案の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
[考案の効果] 以上述べた如く、本考案のタービンドレン回収装置に
よれば、舶用タービンより低い位置に設置したドレン回
収部より低い位置に据え付けてある舶用タービンよりも
更に低い位置に、該舶用タービンのドレンを受入れるた
めのドレン受タンクを設置して、該ドレン受タンクと上
記舶用タービンとを逆止弁付きのドレン排出管にて接続
し、且つ上記ドレン受タンクに、電磁弁を備えた蒸気供
給管を接続すると共に、上記ドレン受タンクに、ドレン
のレベルを検出する高位検出用フロートスイッチと低位
検出用フロートスイッチとを設け、該高位検出用フロー
トスイッチからの検出信号により上記電磁弁を開き、
又、低位検出用フロートスイッチからの検出信号により
上記電磁弁を閉じるよう指令するコントロールパネルを
備え、更に、上記ドレン受タンクとドレン回収部とをド
レン移送管にて接続し、ドレン受タンク内に導いたドレ
ンのレベルが上昇して高位検出用フロートスイッチで検
出されると、蒸気供給管の電磁弁を開いてドレン受タン
ク内に蒸気を供給し、上記舶用タービンよりも高い位置
のドレン回収部へ蒸気の圧力でドレンを移送することが
できるようにした構成としてあるので、ドレン回収部よ
り低い位置に据え付けてある舶用タービンで発生したド
レンを、舶用タービンの排気弁を操作したり、専用の移
送ポンプを用いたりすることなく、容易にドレン回収部
へ移送して回収することができる、という優れた効果を
発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のタービンドレン回収装置の一実施例を
示す概要図、第2図は従来におけるタービンドレンの排
出方式を示す概要図である。 1……舶用タービン、2……復水器(ドレン回収部)、
3……ドレン受タンク、4……ドレン排出管、5……逆
止弁、7……ドレン移送管、9……蒸気供給管、10……
高位検出用フロートスイッチ、11……低位検出用フロー
トスイッチ、12……コントロールパネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドレン回収部より低い位置に据え付けてあ
    る舶用タービンよりも更に低い位置に、該舶用タービン
    のドレンを受入れるためのドレン受タンクを設置して、
    該ドレン受タンクと上記舶用タービンとを逆止弁付きの
    ドレン排出管にて接続し、且つ上記ドレン受タンクに、
    電磁弁を備えた蒸気供給管を接続すると共に、上記ドレ
    ン受タンクに、ドレンのレベルを検出する高位検出用フ
    ロートスイッチと低位検出用フロートスイッチとを設
    け、該高位検出用フロートスイッチからの検出信号によ
    り上記電磁弁を開き、又、低位検出用フロートスイッチ
    からの検出信号により上記電磁弁を閉じるよう指令する
    コントロールパネルを備え、更に、上記ドレン受タンク
    とドレン回収部とをドレン移送管にて接続してなること
    を特徴とするタービンドレン回収装置。
JP13442889U 1989-11-21 1989-11-21 タービンドレン回収装置 Expired - Lifetime JPH08238Y2 (ja)

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JPH0373296U JPH0373296U (ja) 1991-07-24
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009241905A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 船舶機関室内における機器の設置構造

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