JPH10131713A - グランド蒸気復水器のドレン排出装置 - Google Patents
グランド蒸気復水器のドレン排出装置Info
- Publication number
- JPH10131713A JPH10131713A JP28663596A JP28663596A JPH10131713A JP H10131713 A JPH10131713 A JP H10131713A JP 28663596 A JP28663596 A JP 28663596A JP 28663596 A JP28663596 A JP 28663596A JP H10131713 A JPH10131713 A JP H10131713A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- drain trap
- steam condenser
- condenser
- gland steam
- exhaust pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 グランド蒸気復水器のドレンを主復水器へ確
実に回収できるようにしたものを提供することを課題と
する。 【解決手段】 グランド蒸気復水器と主復水器との間に
配設したドレントラップの頂部を前記グランド蒸気復水
器の空気層に空気排出管で連通し、ドレントラップに滞
留する空気をグランド蒸気復水器に吸引除去し、同ドレ
ントラップ内にその機能に支障を来す空気が滞留しない
ようにした。
実に回収できるようにしたものを提供することを課題と
する。 【解決手段】 グランド蒸気復水器と主復水器との間に
配設したドレントラップの頂部を前記グランド蒸気復水
器の空気層に空気排出管で連通し、ドレントラップに滞
留する空気をグランド蒸気復水器に吸引除去し、同ドレ
ントラップ内にその機能に支障を来す空気が滞留しない
ようにした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はドレン回収用のドレ
ントラップを備えたグランド蒸気復水器に関する。
ントラップを備えたグランド蒸気復水器に関する。
【０００２】
【従来の技術】蒸気タービン車室をロータが貫通する個
所には、蒸気の漏れや空気の漏入を防止するためのグラ
ンドが設けられていて、内部圧力が高い場合には、途中
にポケットを設けタービン本体の適当な圧力の所に連通
させ、漏れ蒸気による損失を減ずるようにしている。
所には、蒸気の漏れや空気の漏入を防止するためのグラ
ンドが設けられていて、内部圧力が高い場合には、途中
にポケットを設けタービン本体の適当な圧力の所に連通
させ、漏れ蒸気による損失を減ずるようにしている。
【０００３】また、グランドポケットは、図３のグラン
ド蒸気復水器廻りの系統図に示すように、グランド蒸気
復水器１の胴側に連通され、若干の真空に保たれてい
る。グランド蒸気復水器１には、グランドからの蒸気の
他に主蒸気止め弁や、蒸気加減弁のシステムからの漏洩
蒸気も導入される。
ド蒸気復水器廻りの系統図に示すように、グランド蒸気
復水器１の胴側に連通され、若干の真空に保たれてい
る。グランド蒸気復水器１には、グランドからの蒸気の
他に主蒸気止め弁や、蒸気加減弁のシステムからの漏洩
蒸気も導入される。
【０００４】更にこれ等の他にも、プラントの雑用漏洩
蒸気が導入される場合もある。グランド蒸気復水器１で
ドレンになった復水は、復水回収ライン３にフロート型
ドレントラップ４を設けて主復水器２のホットウエル５
に戻される。また、グランド蒸気復水器１で分離された
空気は、排気ファン６などによって大気へ放出される。
なお７は復水ポンプ、８は連続運転用の空気抽出器であ
る。
蒸気が導入される場合もある。グランド蒸気復水器１で
ドレンになった復水は、復水回収ライン３にフロート型
ドレントラップ４を設けて主復水器２のホットウエル５
に戻される。また、グランド蒸気復水器１で分離された
空気は、排気ファン６などによって大気へ放出される。
なお７は復水ポンプ、８は連続運転用の空気抽出器であ
る。
【０００５】図４は復水回収ライン３に設けられた前記
フロート型ドレントラップ４の詳細図で、フロート９が
破線のように上部に浮き上がると、復水は主復水器２の
ホットウエル５に排出されるようになっている。
フロート型ドレントラップ４の詳細図で、フロート９が
破線のように上部に浮き上がると、復水は主復水器２の
ホットウエル５に排出されるようになっている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来の
ものにおけるグランド蒸気復水器のドレンの主復水器へ
の回収は、フロート型ドレントラップを用いて行ってい
るが、グランド蒸気復水器と主復水器との圧力差が小さ
いうえ、フロート型ドレントラップのフロートの上部に
空気の滞留があればフロートが浮き上がらず、ドレンの
排出機能が損なわれるという問題点がある。
ものにおけるグランド蒸気復水器のドレンの主復水器へ
の回収は、フロート型ドレントラップを用いて行ってい
るが、グランド蒸気復水器と主復水器との圧力差が小さ
いうえ、フロート型ドレントラップのフロートの上部に
空気の滞留があればフロートが浮き上がらず、ドレンの
排出機能が損なわれるという問題点がある。
【０００７】本発明はこのような従来のものの問題点を
解消し、確実に機能して安定性を高めたものを提供する
ことを課題とするものである。
解消し、確実に機能して安定性を高めたものを提供する
ことを課題とするものである。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した課題を
解決するべくなされたもので、グランド蒸気復水器と主
復水器との間に設けられたグランド蒸気復水器のドレン
を回収するドレントラップの頂部と、前記グランド蒸気
復水器の空気層とを空気排出管で連通したグランド蒸気
復水器のドレン排出装置を提供し、空気排出管によりド
レントラップの頂部をグランド蒸気復水器の空気層に連
通したことにより、ドレントラップ内に滞留しようとす
る空気は、真空に保たれたグランド蒸気復水器の空気層
側に吸引流入されてドレントラップ内から除かれるの
で、ドレントラップ内のフロート等の作動は支障なく安
定して行なわれ、適切に安定したドレン排出機能を維持
するものである。
解決するべくなされたもので、グランド蒸気復水器と主
復水器との間に設けられたグランド蒸気復水器のドレン
を回収するドレントラップの頂部と、前記グランド蒸気
復水器の空気層とを空気排出管で連通したグランド蒸気
復水器のドレン排出装置を提供し、空気排出管によりド
レントラップの頂部をグランド蒸気復水器の空気層に連
通したことにより、ドレントラップ内に滞留しようとす
る空気は、真空に保たれたグランド蒸気復水器の空気層
側に吸引流入されてドレントラップ内から除かれるの
で、ドレントラップ内のフロート等の作動は支障なく安
定して行なわれ、適切に安定したドレン排出機能を維持
するものである。
【０００９】
【発明の実施の形態】図１及び図２により本発明の実施
の一形態を説明する。なお、前記した従来のものと同一
の部分については図中に同一の符号を付して示し、重複
する説明は極力省略する。
の一形態を説明する。なお、前記した従来のものと同一
の部分については図中に同一の符号を付して示し、重複
する説明は極力省略する。
【００１０】グランド蒸気復水器１と主復水器２とを連
通する復水回収ライン３には、フロート型のドレントラ
ップ４が設けられている。ドレントラップ４とグランド
蒸気復水器１との間には、破線で示すように空気排出管
１０が配設され、両者はこれで連通されている。
通する復水回収ライン３には、フロート型のドレントラ
ップ４が設けられている。ドレントラップ４とグランド
蒸気復水器１との間には、破線で示すように空気排出管
１０が配設され、両者はこれで連通されている。
【００１１】図２に詳細に示すように、フロート型ドレ
ントラップ４の頂部蓋１１には、空気排出用の配管穴が
設けられており、グランド蒸気復水器１の空気層位置に
設けた配管穴と空気排出管１０を介して連通させてあ
る。
ントラップ４の頂部蓋１１には、空気排出用の配管穴が
設けられており、グランド蒸気復水器１の空気層位置に
設けた配管穴と空気排出管１０を介して連通させてあ
る。
【００１２】このような配列に空気排出管１０を設ける
ことによって、ドレントラップ４内のフロート９の上部
に滞留した空気は、グランド蒸気復水器１の真空度を保
った空気層内に抜け、排気ファン６などによって大気に
放出される。
ことによって、ドレントラップ４内のフロート９の上部
に滞留した空気は、グランド蒸気復水器１の真空度を保
った空気層内に抜け、排気ファン６などによって大気に
放出される。
【００１３】このように本実施の形態においては、ドレ
ントラップ４内の空気を確実に除去することにより、ド
レントラップ４内のフロートが異常動作することなく正
確に作動し、主復水器２のホットウエル５へ向けてのド
レン排出機能を確実に維持して、装置の安定性を向上す
るものである。
ントラップ４内の空気を確実に除去することにより、ド
レントラップ４内のフロートが異常動作することなく正
確に作動し、主復水器２のホットウエル５へ向けてのド
レン排出機能を確実に維持して、装置の安定性を向上す
るものである。
【００１４】以上、本発明を図示の実施の形態について
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
説明したが、本発明はかかる実施の形態に限定されず、
本発明の範囲内でその具体的構造に種々の変更を加えて
よいことはいうまでもない。
【００１５】
【発明の効果】以上、本発明になるグランド蒸気復水器
のドレン排出装置によればドレントラップのフロート上
部の空気は常時排出されているのでドレントラップの浮
き上りが妨げられず排出機能が維持できる。従って蒸気
タービンの信頼性を一段と高めることができたものであ
る。
のドレン排出装置によればドレントラップのフロート上
部の空気は常時排出されているのでドレントラップの浮
き上りが妨げられず排出機能が維持できる。従って蒸気
タービンの信頼性を一段と高めることができたものであ
る。
【図１】本発明の実施の一形態に係るドレン排出装置の
系統図。
系統図。
【図２】図１のドレン排出装置の要部を抜すいして示す
詳細図。
詳細図。
【図３】従来のドレン排出装置の系統図。
【図４】図３のドレン排出装置の要部を抜すいして示す
詳細図。
詳細図。
【符号の説明】 １ グランド蒸気復水器 ２ 主復水器 ４ ドレントラップ １０ 空気排出管
Claims (1)
- 【請求項１】 グランド蒸気復水器と主復水器との間に
設けられたグランド蒸気復水器のドレンを回収するドレ
ントラップの頂部と、前記グランド蒸気復水器の空気層
とを空気排出管で連通したことを特徴とするグランド蒸
気復水器のドレン排出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28663596A JPH10131713A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | グランド蒸気復水器のドレン排出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28663596A JPH10131713A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | グランド蒸気復水器のドレン排出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10131713A true JPH10131713A (ja) | 1998-05-19 |
Family
ID=17706974
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28663596A Withdrawn JPH10131713A (ja) | 1996-10-29 | 1996-10-29 | グランド蒸気復水器のドレン排出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10131713A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019163467A1 (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 三菱重工業株式会社 | 復水システムの制御方法並びに復水システム及びこれを備えた船舶 |
| CN114198161A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-18 | 华能国际电力股份有限公司丹东电厂 | 一种火电厂轴封加热器综合利用系统 |
| CN114893261A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-12 | 新乡市汇能玉源发电有限公司 | 一种高效的汽机射水抽气系统控制装置 |
-
1996
- 1996-10-29 JP JP28663596A patent/JPH10131713A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019163467A1 (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 三菱重工業株式会社 | 復水システムの制御方法並びに復水システム及びこれを備えた船舶 |
| JP2019143945A (ja) * | 2018-02-23 | 2019-08-29 | 三菱重工業株式会社 | 復水システムの制御方法並びに復水システム及びこれを備えた船舶 |
| CN114198161A (zh) * | 2021-12-16 | 2022-03-18 | 华能国际电力股份有限公司丹东电厂 | 一种火电厂轴封加热器综合利用系统 |
| CN114893261A (zh) * | 2022-05-07 | 2022-08-12 | 新乡市汇能玉源发电有限公司 | 一种高效的汽机射水抽气系统控制装置 |
| CN114893261B (zh) * | 2022-05-07 | 2023-12-08 | 新乡市汇能玉源发电有限公司 | 一种高效的汽机射水抽气系统控制装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040106 |