JP3638329B2 - 不凝縮ガス抽出装置 - Google Patents

不凝縮ガス抽出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3638329B2
JP3638329B2 JP00455295A JP455295A JP3638329B2 JP 3638329 B2 JP3638329 B2 JP 3638329B2 JP 00455295 A JP00455295 A JP 00455295A JP 455295 A JP455295 A JP 455295A JP 3638329 B2 JP3638329 B2 JP 3638329B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condensable gas
aftercooler
condenser
gas extraction
extraction device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00455295A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08193791A (ja
Inventor
尚理 小宮山
康幹 永島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP00455295A priority Critical patent/JP3638329B2/ja
Publication of JPH08193791A publication Critical patent/JPH08193791A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3638329B2 publication Critical patent/JP3638329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は地熱発電プラントの復水器に付設される不凝縮ガス抽出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術の地熱発電プラントの復水器に付設される不凝縮ガス抽出装置は図5に示すように第1段エゼクタ1を出た蒸気および不凝縮ガスはインタークーラー2内で凝縮水(ドレン)と不凝縮ガスとに分離され、このうち凝縮水は復水器(図示せず)へと回収される。また、不凝縮ガスは更に第2段エゼクタ3により吸引され、蒸気と共にアフタークーラー4に導かれる。この器内でも蒸気のみ凝縮水(ドレン)となり復水器へ回収される。不凝縮状態のまま残されたガスはベント配管により大気へ放出される。凝縮水がアフタークーラー4から復水器に回収される過程においては、通常アフタークーラー4内に水位を一定に保つための水位調節弁装置5が設けられ、常に凝縮水のみを復水器に回収させるために機能している。なお、図中、符号6はUシール装置を示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前述のアフタークーラー4から排出される凝縮水を地熱プラントの冷却水系統に回収するために、水位調節弁装置5を設置して復水器に排出している。しかし、この水位調節弁装置5を設置することは装置を増やすばかりでなく幾多の問題をも抱えている。まず水位調節弁装置5自体に地熱プラント特有のスケール付着という不具合が発生する。また水位調節弁装置5は可動部や摺動部があるため、信頼性が低くなる。さらには駆動するための電源や空気源等が必要になり、設備の増大はもとより、電源,空気源の信頼性も影響する。万一この水位調節弁装置5に不具合が発生した場合にはアフタークーラー4と復水器の圧力差が1気圧近くあるためアフタークーラー4内で分離した不凝縮ガスが復水器に流入し、真空度が低下してしまう。これに対し、配管だけで構成されるUシール装置は水柱による差圧調整機構としては水位調節弁装置5のような不具合はなく、駆動源が不要で運転コストの引下げにも効果がある、しかし、不凝縮ガス抽出装置のアフタークーラー4と復水器の間の配管上に水位調節弁装置5に代わるUシール装置を設けた場合には、運転中のプラントにおける両器内の圧力差の突変に対して配管だけで構成されるUシール装置の調節範囲の設定が難しいこと、更には、圧力差が、平衡を保てるはずの範囲に安定していたとしても、凝縮水の流動によるエネルギーでアフタークーラー4内の不凝縮ガスが随伴されてドレン配管内に気層を生成させ、ついにはシール破壊により復水器まで不凝縮ガスが流れ、復水器の真空度が低下する可能性がある。
【0004】
本発明の目的は上記の欠点を排除し、アフタークーラーの凝縮水を水位調節弁装置を設けずに、冷却水系統に確実に回収することのできる不凝縮ガス抽出装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、復水器の不凝縮ガスを排出するための多段式蒸気エゼクタと、これら作動蒸気を凝縮させるためのインタークーラーおよびアフタクーラーを直列に備えたものにおいて、前記アフタークーラーから復水器にかけての経路に汽水分離タンクを設け、該汽水分離タンク中の残留不凝縮ガスを排出させるためのベント配管を前記アフタークーラーに接続したことを特徴とするものである。
【0006】
また、請求項2に係る発明は汽水分離タンク中の残留不凝縮ガスを排出させるためのベント配管をアフタークーラーから不凝縮ガスを大気へ排出するベント配管に直接接続したことを特徴とするものである。
【0007】
さらに、請求項3に係る発明は、復水器の不凝縮ガスを排出するための多段式蒸気エゼクタと、これら作動蒸気を凝縮させるためのインタークーラーおよびアフタクーラーを直列に備えたものにおいて、凝縮水を復水器へ回収する代わりに近傍に設置される冷却塔ピットに回収させるように構成し、凝縮水と共に随伴される不凝縮ガスを当該冷却塔ピット内にて分離するようにしたことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項4に係る発明は、凝縮水を復水器へ回収する代わりに近傍に設置される冷却塔ピットに回収させるように構成し、当該冷却塔ピットまでの間にUシール装置を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】
請求項1及び請求項2に係る発明は汽水分離タンクによって凝縮水だけを復水器に回収し、不凝縮ガスをベント配管を通してアフタークーラーまたは大気放出経路に導くことができる。
また、請求項3及び請求項4に係る発明は凝縮水を冷却塔ピットに回収し、不凝縮ガスをピット内にて分離して処理することができる。
【0010】
【実施例】
図1において、アフタークーラー4と復水器(図示せず)とを結ぶ経路に汽水分離タンク7を設ける。汽水分離タンク7の気相部はベント配管8を介してアフタークーラー4に接続されている。
【0011】
上記のように構成したものにおいてはアフタークーラー4で生じたドレンが汽水分離タンク7に回収され、そこで凝縮水と不凝縮ガスとに分離される。凝縮水は、この後復水器に排出され、一方不凝縮ガスはベント配管8を通ったアフタークーラー4に回収される。
【0012】
このように本実施例によれば、凝縮水だけを確実に冷却水系統に戻すことができ、複雑な水位調節弁装置を使用しないので、安価な不凝縮ガス抽出装置として構成することが可能になる。
【0013】
次に、他の実施例を図2を参照して説明する。
上記実施例の不凝縮ガス抽出用のベント配管8はアフタークーラー4に接続したが、本実施例ではベント配管8をアフタークーラー4の大気放出経路に接続している。
【0014】
このようにベント配管8を接続しても、汽水分離タンク7で抽出される不凝縮ガスはアフタークーラー4からの不凝縮ガスと合流し、その後大気中に拡散して行く。
【0015】
さらに、他の実施例を説明する。
図3において、アフタークーラー4の凝縮水溜めと冷却塔ピット9とをドレン配管10を介して連絡している。冷却塔ピット9の一部は暗きょ11として構成されており、ドレン配管10の出口がこの暗きょ11に接続されている。なお、符号12はベント配管である。
【0016】
凝縮水は冷却塔ピット9に排出され、冷却水と合流することができる。このとき随伴される不凝縮ガスは暗きょ11で封じられ、その後ベント配管12を通って大気中に拡散して行く。
【0017】
また、図4において、冷却塔ピット9が凝縮水の排出のために用いられる上記実施例と同様である。凝縮水排出経路はUシール装置13で構成されており、不凝縮ガスの流入を防ぐためにアフタークーラー4内に凝縮水の水位を維持する。
【0018】
【発明の効果】
本発明によれば、アフタークーラーの凝縮水を複雑な水位調節弁装置を用いずに、簡単な手段を用いて確実に冷却水系に戻すことができ、部品の故障等が少なくなり、不凝縮ガス抽出装置の信頼性を高め、併せてプラントの運転を容易にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による不凝縮抽出装置の一実施例を示す系統図。
【図2】本発明の他の実施例を示す系統図。
【図3】本発明の他の実施例を示す系統図。
【図4】本発明の他の実施例を示す系統図。
【図5】従来技術による不凝縮ガス抽出装置を示す系統図。
【符号の説明】
2 インタークーラー
4 アフタークーラー
7 汽水分離タンク
9 冷却塔ピット
11 暗きょ

Claims (4)

  1. 復水器の不凝縮ガスを排出するための多段式蒸気エゼクタと、これら作動蒸気を凝縮させるためのインタークーラーおよびアフタークーラーを直列に備えたものにおいて、
    前記アフタークーラーから復水器にかけての経路に汽水分離タンクを設け、該汽水分離タンク中の残留不凝縮ガスを排出させるためのベント配管を前記アフタークーラーに接続したことを特徴とする不凝縮ガス抽出装置。
  2. 請求項1記載の不凝縮ガス抽出装置において、
    汽水分離タンク中の残留不凝縮ガスを排出させるためのベント配管を前記アフタークーラーから不凝縮ガスを大気へ排出するベント配管に直接接続したことを特徴とする不凝縮ガス抽出装置。
  3. 復水器の不凝縮ガスを排出するための多段式蒸気エゼクタと、これら作動蒸気を凝縮させるためのインタークーラーおよびアフタクーラーを直列に備えたものにおいて、
    凝縮水を復水器へ回収する代わりに近傍に設置される冷却塔ピットに回収させるように構成し、
    凝縮水と共に随伴される不凝縮ガスを当該冷却塔ピット内にて分離するようにしたことを特徴とする不凝縮ガス抽出装置。
  4. 請求項3記載の不凝縮ガス抽出装置において、凝縮水を復水器へ回収する代わりに近傍に設置される冷却塔ピットに回収させるように構成し、当該冷却塔ピットまでの間にUシール装置を設けたことを特徴とする不凝縮ガス抽出装置。
JP00455295A 1995-01-17 1995-01-17 不凝縮ガス抽出装置 Expired - Fee Related JP3638329B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00455295A JP3638329B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 不凝縮ガス抽出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00455295A JP3638329B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 不凝縮ガス抽出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08193791A JPH08193791A (ja) 1996-07-30
JP3638329B2 true JP3638329B2 (ja) 2005-04-13

Family

ID=11587216

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00455295A Expired - Fee Related JP3638329B2 (ja) 1995-01-17 1995-01-17 不凝縮ガス抽出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3638329B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012167909A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Tlv Co Ltd 廃蒸気回収装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08193791A (ja) 1996-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2812543B1 (en) Water/steam cycle and method for operating the same
JP3638329B2 (ja) 不凝縮ガス抽出装置
JP2021055965A (ja) ドレン回収装置
WO1990007633A1 (en) Steam condensing apparatus
CN212867652U (zh) 一种汽轮机冷凝处理系统
CN110374700B (zh) 一种燃气-蒸汽联合循环机组疏水回收系统
GB2274464A (en) Recovering refinery petroleum gases
JP4113213B2 (ja) 真空蒸発式蒸留装置
JP3854084B2 (ja) 真空蒸発式淡水化装置
CN219079165U (zh) 一种自带不凝气回收处理的污水提浓装置
JP3509954B2 (ja) 復水排出装置
CA1226860A (en) Condensate draining system for temperature regulated steam operated heat exchangers
CN213965178U (zh) 一种自动回收凝液的乙醇蒸发浓缩系统
CN114856734B (zh) 一种基于板式换热器的汽轮机乏汽冷凝系统
JP2001355411A (ja) 蒸気タービンプラントの蒸気回収装置および蒸気回収方法
JPH0144952Y2 (ja)
JPH08238Y2 (ja) タービンドレン回収装置
JP4004676B2 (ja) 気体廃棄物処理設備
JP2677740B2 (ja) 地熱発電プラントのガス抽出装置
JPH11182206A (ja) 蒸気タービンのグランド漏洩蒸気回収システム
JPS61213594A (ja) 復水器の不凝縮性ガス抽出装置
JPS5853197B2 (ja) 地熱タ−ビン設備
JPS6080087A (ja) セパレ−ト型熱交換装置の非凝縮性ガスの排出方法
CN114483226A (zh) 一种用闪蒸负压蒸汽驱动的冷凝式汽轮机系统
JP2007285610A (ja) 共用式復水器真空ポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040702

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040928

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080121

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090121

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100121

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110121

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees