JPH0144952Y2 - - Google Patents

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JPH0144952Y2
JPH0144952Y2 JP15259785U JP15259785U JPH0144952Y2 JP H0144952 Y2 JPH0144952 Y2 JP H0144952Y2 JP 15259785 U JP15259785 U JP 15259785U JP 15259785 U JP15259785 U JP 15259785U JP H0144952 Y2 JPH0144952 Y2 JP H0144952Y2
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pressure
gas
control valve
condensable gas
condensable
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、熱交換器の不凝縮ガス除去装置に関
するもので、詳しくは、発電ボイラ、産業用ボイ
ラ、加熱炉等のガス・エアヒータなどに使用され
るヒートパイプ式熱交換器で発生する不凝縮ガス
を容易に自動排出する装置として利用されるもの
である。
従来の技術 従来のヒートパイプ式熱交換器における不凝縮
ガス除去装置としては、たとえば、第3図に示す
ようなものが知られている。第3図において、2
1はヒートパイプ式蒸発部、22はヒートパイプ
式凝縮部、23は前記蒸発部21の上部ヘツダ、
24は同じく下部ヘツダ、25は前記凝縮部23
の上部ヘツダ、26は同じく下部ヘツダ、27は
蒸気連絡管、28は液連絡管、29は細管で構成
された不凝縮ガス除去用ヒートパイプ管部、30
はその上部ヘツダ、31はその下部ヘツダであ
る。そして、前記上部ヘツダ30にはガス取出し
管32が連結されており、このガス取出し管32
には下流側へと順に、第1制御弁33、ガス溜3
4、第2制御弁35、ポンプ36、ガス放出管3
7が設けられている。また38は制御装置、39
は前記上部ヘツダ30の内部温度T1を計測する
第1温度計、40は前記ガス溜34の内部温度
T2を計測する第2温度計である。
すなわち、ヒートパイプを鋼管、作動液を水と
した場合、ヒートパイプ式蒸発部21の上部ヘツ
ダ23からの水蒸気の一部を不凝縮ガス除去用ヒ
ートパイプ管群29の下部ヘツダ31に取入れ、
該ヒートパイプ管群29で管外の冷空気によつて
冷却し、凝縮して水とし、前記下部ヘツダ31か
らヒートパイプ式蒸発部21の下部ヘツダ24に
戻すが、第1制御弁33を開にし、第2制御弁3
5を閉にしておくことにより、長時間運転で系内
に発生した不凝縮ガス(水素ガス)は該ヒートパ
イプ管群29に入り、さらに浮力により、その上
部ヘツダ30からガス取出し管32を通つてガス
溜34に溜まる。すると、第1温度計39で計測
される温度T1と第2温度計40で計測される温
度T2の温度差(T1−T2)が少なくなるから、こ
れらの温度信号を制御装置38に伝え、第1制御
弁33を閉とし、第2制御弁35を開とし、ガス
溜34内の不凝縮ガス(水素ガス)をポンプ36
で大気へ排出する。
考案が解決しようとする問題点 前述のように、従来の装置では、不凝縮ガス除
去用ヒートパイプ管群29を特別に設けているの
で、装置が複雑となり、また温度検出による制御
方式であるため、その制御が複雑となるという問
題点がある。本考案は、このような問題点を解決
しようとするものである。すなわち、本考案は、
構造および制御が簡単であるヒートパイプ式熱交
換器の不凝縮ガス除去装置を提供することを目的
とするものである。
問題点を解決するための手段 ヒートパイプ式熱交換器の凝縮部に不凝縮ガス
分離管を立設し、この分離管に下流側へと順に、
不凝縮ガスセパレータ、第1制御弁、ガス溜、第
2制御弁、ガス強制排出装置を設け、また前記凝
縮部とガス溜にそれぞれ圧力発信器を設け、制御
装置により、前記両制御弁およびガス強制排出装
置を制御するようにした。すなわち、本考案の構
成は、ヒートパイプ式熱交換器の凝縮部に立設さ
れた不凝縮ガス分離管を備え、かつ、この不凝縮
ガス分離管には、下流側へと順に設けられた不凝
縮ガスセパレータと、第1制御弁と、ガス溜と、
第2制御弁と、ガス強制排出装置とを有し、しか
も、前記凝縮部の圧力を検出する第1圧力発信器
と、前記ガス溜の圧力を検出する第2圧力発信器
とを有して、前記第1圧力発信器で検出された圧
力が該凝縮部の規定圧力未満のときに前記第1制
御弁および第2制御弁を閉にし、前記第1圧力発
信器で検出された圧力が該規定圧力以上のときに
前記第1制御弁を開にし、前記第2圧力発信器で
検出された圧力が該ガス溜の規定圧力になつたと
きに前記第1制御弁を閉にして前記第2制御弁を
開にするとともに前記ガス強制排出装置を作動さ
せて該ガス溜内の不凝縮ガスを系外に排出させる
制御装置を備えていることを特徴としている。
作 用 熱交換器が作動中は、ヒートパイプ内の作動液
が蒸発部で蒸気となつて凝縮部に至るが、発生し
た不凝縮ガスも、その蒸気に混在して凝縮部に至
る。そして、不凝縮ガスは比重が小さいため、不
凝縮ガス分離管内を上昇して不凝縮ガスセパレー
タの入口に至る。ここで、凝縮部の圧力が規定値
未満では第1制御弁および第2制御弁は閉にして
あるが、凝縮部の圧力が規定値以上になると第1
制御弁が開になるようにプログラム制御する。こ
の第1制御弁が開になると、不凝縮ガスは不凝縮
ガスセパレータを透過してガス溜に達し、ガス溜
の圧力が上昇してくる。このようにして、ガス溜
の圧力が規定値に達したとき、第1制御弁を閉に
し、第2制御弁を開にし、ガス強制排出装置を作
動させてガス溜内の不凝縮ガスを系外に排出す
る。
実施例 第1図は本考案の一実施例を示している。第1
図において、1はケーシング、2は仕切壁、3は
ヒートパイプ、4は蒸発部、5は凝縮部、6は上
部ヘツダ、7は下部ヘツダ、8は前記上部ヘツダ
6から分岐して立設された比較的細い不凝縮ガス
分離管である。そして、この不凝縮分離管8に
は、下流側へと順に設けられた不凝縮ガスセパレ
ータ9、第1制御弁10、ガス溜11、第2制御
弁12、ガス強制排出装置としての排気ポンプ1
3を有している。また14は制御装置、15は前
記上部ヘツダ6内の圧力を検出する第1圧力発信
器、16は前記ガス溜11内の圧力を検出する第
2圧力発信器である。
なお第1図の実施例では、ヒートパイプ3が鋼
管で、内部の作動液が水の場合を示しており、し
たがつて、作動中に、 Fe+++2H2O→Fe(OH)2+H2 なる反応により、H2が発生するので、不凝縮ガ
スは主として水素である。また不凝縮ガスセパレ
ータ9は水素ガスを選択的に透過し得るパラジウ
ムなどの金属板または金属膜で構成されており、
ガスの透過性は膜の両側の差圧が大きいほうが、
また膜が薄いほど大であるが、膜は差圧に耐える
ようにするため、あまり薄くできない。またガス
強制排出装置としての排気ポンプ13は、エジエ
クタなどに替えてもよい。
第1図に示すように構成されたヒートパイプ式
熱交換器の不凝縮ガス除去装置においては、熱交
換器が作動中は、ヒートパイプ3内下部の作動液
としての水が蒸発部4で水蒸気となつて凝縮部5
に至るが、発生した不凝縮ガスである水素ガス
も、その水蒸気に混在して凝縮部5に至る。そし
て、水素ガスは比較的比重が小さいため、上方、
つまり、上部ヘツダ6から不凝縮ガス分離管8を
通つて不凝縮ガスセパレータ9の入口に溜りやす
い。ここで、制御装置14により、第1圧力発信
器15で検出される凝縮部5の上部ヘツダ6内の
圧力P1が規定値未満では第1制御弁10および
第2制御弁12を閉にしているが、上記圧力P1
が規定値以上になると第1制御弁10が開になる
ようにプログラム制御する。この第1制御弁10
が開になると、水素ガスは不凝縮ガスセパレータ
9を透過してガス溜11に達し、ガス溜11の圧
力が上昇してくる。このようにして、第2圧力発
信器16で検出されるガス溜11内の圧力P2
そのガス溜11としての規定圧力に達したとき、
第1制御弁10を閉にし、第2制御弁12を開に
し、排気ポンプ13を作動させてガス溜11内の
水素ガスを大気に放出する。
なお水素ガス放出時に第1制御弁10を閉にす
る理由は、不凝縮ガスセパレータ9の差圧を制限
し、金属膜の強度を保持するためである。また上
部ヘツダ6の圧力が規定値以上で第1制御弁10
を開とするのは、効果的に水素ガスを透過させる
ためと、負荷の低下などで上部ヘツダ6の圧力の
ほうがガス溜11の圧力より低下した場合に、ガ
ス溜11内の水素ガスが不凝縮ガスセパレータ9
を逆流するのを防止するためのインタロツク機構
である。
第2図は本考案の第2実施例を示したもので、
ヒートパイプ式蒸発部4とヒートパイプ式凝縮部
5が分離している分離形ヒートパイプ式熱交換器
の場合である。第2図では、第1図の場合と同様
な部分には同一符号をつけている。そして、17
は蒸発部4の上部ヘツダ、18は凝縮部5の下部
ヘツダ、19は蒸気連絡管、20は液連絡管であ
る。なお第2図の実施例では、不凝縮ガス分離管
8を凝縮部5の下部ヘツダ18から分岐させてい
るが、不凝縮ガスセパレータ9を凝縮部5の上部
ヘツダ6より上位に設けているので、作用および
効果の点では、第1図の場合と同様である。
考案の効果 本考案は、ヒートパイプ式熱交換器の凝縮部に
立設された不凝縮ガス分離管を備え、かつ、この
分離管には、下流側へと順に設けられた不凝縮ガ
スセパレータ、第1制御弁、ガス溜、第2制御
弁、ガス強制排出装置を有し、しかも、前記凝縮
部の圧力を検出する第1圧力発信器と、前記ガス
溜の圧力を検出する第2圧力発信器とを有して、
これら両圧力発信器からのアナログ信号などによ
り制御装置が所定の圧力のときに前記両制御弁を
開閉させてガス溜内の不凝縮ガスを系外に排出さ
せるから、従来の温度検出による方式に比較して
簡単であり、かつ、前記不凝縮ガス分離管は単純
な細い1本のパイプなどでもよいので、従来の不
凝縮ガス除去用ヒートパイプ管群による場合に比
較して著しく構造が簡単になり、また不凝縮ガス
セパレータが設けられているので、不凝縮ガスと
作動液を分離するための特別な管群などを必要と
しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示した一部断面立
面図、第2図は同じく第2実施例を示した説明
図、第3図は従来の技術の一例を示した説明図で
ある。 1……ケーシング、2……仕切壁、3……ヒー
トパイプ、4……蒸発部、5……凝縮部、6……
上部ヘツダ、7……下部ヘツダ、8……不凝縮ガ
ス分離管、9……不凝縮ガスセパレータ、10…
…第1制御弁、11……ガス溜、12……第2制
御弁、13……排気ポンプ、14……制御装置、
15……第1圧力発信器、16……第2圧力発信
器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヒートパイプ式熱交換器の凝縮部に立設された
    不凝縮ガス分離管を備え、かつ、この不凝縮ガス
    分離管には、下流側へと順に設けられた不凝縮ガ
    スセパレータと、第1制御弁と、ガス溜と、第2
    制御弁と、ガス強制排出装置とを有し、しかも、
    前記凝縮部の圧力を検出する第1圧力発信器と、
    前記ガス溜の圧力を検出する第2圧力発信器とを
    有して、前記第1圧力発信器で検出された圧力が
    該凝縮部の規定圧力未満のときに前記第1制御弁
    および第2制御弁を閉にし、前記第1圧力発信器
    で検出された圧力が該規定圧力以上のときに前記
    第1制御弁を開にし、前記第2圧力発信器で検出
    された圧力が該ガス溜の規定圧力になつたときに
    前記第1制御弁を閉にして前記第2制御弁を開に
    するとともに前記ガス強制排出装置を作動させて
    該ガス溜内の不凝縮ガスを系外に排出させる制御
    装置を備えていることを特徴とする、熱交換器の
    不凝縮ガス除去装置。
JP15259785U 1985-10-07 1985-10-07 Expired JPH0144952Y2 (ja)

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JP15259785U JPH0144952Y2 (ja) 1985-10-07 1985-10-07

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JPS6263574U JPS6263574U (ja) 1987-04-20
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