JP3509954B2 - 復水排出装置 - Google Patents

復水排出装置

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JP3509954B2
JP3509954B2 JP24700294A JP24700294A JP3509954B2 JP 3509954 B2 JP3509954 B2 JP 3509954B2 JP 24700294 A JP24700294 A JP 24700294A JP 24700294 A JP24700294 A JP 24700294A JP 3509954 B2 JP3509954 B2 JP 3509954B2
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  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は蒸気使用装置内に滞留す
る不凝縮性の気体としてのエア―や、蒸気が凝縮して生
じた復水を、蒸気使用装置から排出するものに関する。
通常、蒸気使用装置では蒸気による加熱効率を高くする
ために、装置内部に滞留するエア―や、蒸気が加熱を行
なうことによって生じた復水は、速やかに装置外へ排出
されている。 【0002】 【従来の技術】従来から初期エア―や復水を排出するも
のとして、所謂スチ―ムトラップが用いられていた。ス
チ―ムトラップは各種型式のものが用いられているが、
蒸気と復水の比重差を利用して復水が流入してくればフ
ロ―トが浮上して弁口を開口することにより復水を系外
へ排出するものや、バイメタルやベロ―ズ等の温度応動
素子を組み込んで蒸気よりも所定温度低くなった復水や
エア―を排出するもの等が使用されている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来から用いられてい
るスチ―ムトラップは、蒸気使用装置で発生した復水を
吸引することができず、蒸気使用装置に復水を滞留して
しまう問題があった。蒸気使用圧力が低くて大気圧とほ
とんど差が無い場合や、蒸気使用装置とスチ―ムトラッ
プとの間に立下げ部を設けることができないような場合
には、蒸気使用装置で発生した復水がスチ―ムトラップ
に自然流下することができず滞留してしまうのである。 【0004】従って本発明の技術的課題は、蒸気使用装
置等で発生した復水を確実に吸引することができるよう
にして、復水を滞留することがない復水排出装置を得る
ことである。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、蒸気使用装置
から不凝縮性の気体や凝縮した復水を排出するものにお
いて、気液分離容器と、当該気液分離容器の中心部にパ
イプを取り付けて当該パイプの下端に隙間を設け、当該
パイプの下部にパイプよりも小径の大気圧連通管を配置
して、当該大気圧連通管の上端をパイプの下端よりも上
部に位置するように取り付けると共に、大気圧連通管の
外周とパイプの内外周及び気液分離容器の下部内周とで
液溜め部を形成し、大気圧連通管及びパイプの内周で
気圧連通部を形成し、気液分離容器の内部上方でパイプ
の外周に螺旋状に取り巻いた冷却部とから成り、液溜め
部に復水が滞留すると気液分離容器内を大気圧よりも低
い減圧状態に維持するものである。 【0006】 【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
蒸気使用装置の使用開始時はエア―が滞留しており、気
液分離容器内の液溜め部に液体は存在しない。従って、
蒸気使用装置に初期蒸気が供給されてエア―が気液分離
容器内へ押し出されて来ると、エア―は気液分離容器を
素通りして系外へ排出される。 【0007】エア―が排出された後、蒸気使用装置で凝
縮した復水が気液分離容器内へ流入して来ると、復水が
下部に溜って液溜め部に滞留すると共に、復水の一部が
再蒸発する。再蒸発した蒸気を冷却部により冷却するこ
とにより、気液分離容器内は大気圧よりも低い減圧状態
となる。気液分離容器内が減圧状態と成ることにより、
蒸気使用装置で生じた復水は気液分離容器内へ吸引さ
れ、所定量溜ると水頭圧により液溜め部と大気圧連通部
とを経て系外へ排出される。 【0008】 【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する。蒸気使用装置1に加熱用の蒸気を供給する蒸気
供給管15をバルブ16を介して接続する。蒸気使用装
置1に管路2を介して気液分離容器3を接続する。気液
分離容器3は円筒状容器で形成し、中心部に気液分離容
器3よりも小径の円筒パイプ4を下端に隙間5を設けて
取り付ける。円筒パイプ4の下部に円筒パイプ4より更
に小径の大気圧連通管6を配置する。大気圧連通管6は
パイプ20により大気へ開放されている。大気圧連通管
6の上端は円筒パイプ4の下端よりも所定量だけ上部に
位置するように取り付ける。大気圧連通管6の外周と円
筒パイプ4の内外周及び気液分離容器3の下部内周とで
液溜め部7を形成する。大気圧連通管6及び円筒パイプ
4の内周で大気圧連通部8を形成する。 【0009】気液分離容器3の上方部に冷却部としての
冷却管10を取り付ける。冷却管10は円筒パイプ4の
外周を螺旋状に取り巻いたもので、冷却流体供給部11
から冷却流体を供給して、気液分離容器3内の蒸気を冷
却することにより凝縮させて復水とし、冷却流体取り出
し部12から系外へ排除したり、あるいは、別途の温水
使用箇所へ送付するするものである。 【0010】蒸気供給管15を分岐して管路17とバル
ブ18を介して気液分離容器3の上部と接続する。この
分岐管路17は、気液分離容器3内の再蒸発蒸気の量が
少ない場合や変動する場合等に所望量の蒸気を供給する
ことにより、気液分離容器3内の減圧状態を確保するた
めのものである。 【0011】次に作用を説明する。蒸気使用装置1の使
用初期においては、蒸気使用装置1内には不凝縮性のエ
ア―が滞留していると共に、気液分離容器3下部の液溜
め部7に液体は存在しない。この状態でバルブ16を開
弁して加熱用の蒸気を蒸気供給管15から蒸気使用装置
1へ供給すると、蒸気使用装置1内のエア―は蒸気に押
し出されて気液分離容器3に至り、液体の存在しない下
部液溜め部7と隙間5と大気圧連通管6及びパイプ20
を経て外部に排出される。 【0012】エア―が排出されるに連れて気液分離容器
3内へは、蒸気使用装置1を初期加熱して生じた復水が
流入し、液溜め部7に溜ると共に、その一部が再蒸発し
て再度蒸気となり気液分離容器3の上方に溜る。冷却管
10に冷却流体を供給することにより、再蒸発した蒸気
は再度凝縮して復水となり、蒸気が凝縮した割合いだけ
気液分離容器3内は減圧状態となる。減圧状態となるこ
とにより、蒸気使用装置1で加熱により生じた復水は気
液分離容器3内へ吸引され液溜め部7に溜る。液溜め部
7に溜った復水の量が所定量を越えるとその水頭圧によ
り大気圧を越えて大気圧連通管6とパイプ20から外部
へ排出される。 【0013】 【発明の効果】上記のように本発明によれば、気液分離
容器内を液溜め部により大気圧雰囲気と遮断し、冷却部
により所定の減圧状態を維持することができることによ
り、低圧の蒸気使用装置やスチ―ムトラップへの立下げ
部を設けることができないような場合であっても、蒸気
使用装置で発生した復水や初期エア―を気液分離容器内
へ吸引して系外へ排出することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の復水排出装置の使用例を示す構成図で
ある。 【符号の説明】 1 蒸気使用装置 3 気液分離容器 4 円筒パイプ 6 大気圧連通管 7 液溜め部 8 大気圧連通部 10 冷却管 15 蒸気供給管

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 蒸気使用装置から不凝縮性の気体や凝縮
    した復水を排出するものにおいて、気液分離容器と、
    該気液分離容器の中心部にパイプを取り付けて当該パイ
    プの下端に隙間を設け、当該パイプの下部にパイプより
    も小径の大気圧連通管を配置して、当該大気圧連通管の
    上端をパイプの下端よりも上部に位置するように取り付
    けると共に、大気圧連通管の外周とパイプの内外周及び
    気液分離容器の下部内周とで液溜め部を形成し、大気圧
    連通管及びパイプの内周で大気圧連通部を形成し、気液
    分離容器の内部上方でパイプの外周に螺旋状に取り巻い
    冷却部とから成り、液溜め部に復水が滞留すると気液
    分離容器内を大気圧よりも低い減圧状態に維持すること
    を特徴とする復水排出装置。
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