JP2007076219A - 蒸気加熱装置 - Google Patents
蒸気加熱装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007076219A JP2007076219A JP2005268147A JP2005268147A JP2007076219A JP 2007076219 A JP2007076219 A JP 2007076219A JP 2005268147 A JP2005268147 A JP 2005268147A JP 2005268147 A JP2005268147 A JP 2005268147A JP 2007076219 A JP2007076219 A JP 2007076219A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressed air
- steam
- separator
- discharge
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
Abstract
【課題】 蒸気と圧縮空気の分圧比を変更する場合に、時間遅れを生じることがないと共に、エネルギー損失も生じることのない蒸気加熱装置を提供する。
【解決手段】 加硫缶1に蒸気供給管2と圧縮空気供給管3を接続する。加硫缶1内部の圧力と温度を検出する圧力センサ12と温度センサ13を取り付ける。加硫缶1の下部にセパレータ20を接続する。セパレータ20には、小比重流体排出管24と排出弁22、及び、大比重流体排出管25と排出弁23を、それぞれ接続する。
セパレータ20で分離された蒸気と圧縮空気は、比重の大小に基づいて、排出弁22又は23から系外へ排出される。
【選択図】 図1
【解決手段】 加硫缶1に蒸気供給管2と圧縮空気供給管3を接続する。加硫缶1内部の圧力と温度を検出する圧力センサ12と温度センサ13を取り付ける。加硫缶1の下部にセパレータ20を接続する。セパレータ20には、小比重流体排出管24と排出弁22、及び、大比重流体排出管25と排出弁23を、それぞれ接続する。
セパレータ20で分離された蒸気と圧縮空気は、比重の大小に基づいて、排出弁22又は23から系外へ排出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、高温高圧状態の蒸気と、同じく高圧状態の圧縮空気とを、それぞれの分圧ごとに混合して所定の圧力と温度で被加熱物を加熱することのできる蒸気加熱装置に関する。
蒸気加熱装置は、密閉状容器内へ、所定の圧力と温度の蒸気及び圧縮空気を供給して、蒸気と圧縮空気のそれぞれの分圧に応じた圧力と温度で、被加熱物を加熱するものである。
この蒸気加熱装置においては、密閉状容器へ供給する蒸気と圧縮空気の流量を制御すると共に、混合流体の排出量を制御して、密閉状容器内の圧力と温度を所定値に維持するものであるために、密閉状容器内の分圧比を変更する場合に、すばやく変更することができずに時間遅れを生じてしまう問題点、及び、混合流体を排出するために、本来排出しなくても良い流体も排出してしまうことによるエネルギー損失の問題点があった。
すなわち、密閉状容器内がある圧力と温度の状態から、別の圧力と温度へ変更する場合に、一旦、所定量の混合流体を系外へ排出してから再度、必要な量の蒸気と圧縮空気を供給しなければならず、時間遅れ並びにエネルギー損失を生じるのである。
特開2002−337155号公報
解決しようとする課題は、密閉状容器内から特定の流体を排出することができるようにして、蒸気と圧縮空気の分圧比を変更する場合に、時間遅れを生じることがないと共に、エネルギー損失も生じることのない蒸気加熱装置を提供することである。
本発明は、被加熱物を収納する密閉状容器に、加熱源としての蒸気を供給する蒸気供給管を接続すると共に、圧縮空気を供給する圧縮空気供給管を接続して、密閉状容器内を蒸気と圧縮空気の混合状態とし、蒸気と圧縮空気のそれぞれの分圧に応じた圧力及び温度で被加熱物を加熱するものにおいて、密閉状容器の出口側に蒸気と圧縮空気を分離するセパレータを取り付けて、当該セパレータから分離した蒸気と圧縮空気をそれぞれ系外へ排出する分離気体排出手段を設けたものである。
本発明の蒸気加熱装置は、密閉状容器の出口側に蒸気と圧縮空気を分離するセパレータを取り付けて、このセパレータから分離した蒸気と圧縮空気をそれぞれ系外へ排出する分離気体排出手段を設けたことによって、密閉状容器内の分圧比を変更する場合に、セパレータで分離した蒸気あるいは圧縮空気のいずれか排出しなければならない気体だけを系外へ排出することができ、分圧比の変更に時間遅れを生じることがなく、また、エネルギー損失を生じることもない。
本発明は、蒸気と圧縮空気を分離するセパレータを取り付けたものであり、このセパレータとしては、蒸気と圧縮空気の比重差に基づいて遠心力を利用して両者を分離するものが好ましい。あるいは、セパレータとしては、膜分離モジュールを利用して両者を分離するもの等も用いることができる。
本実施例においては、密閉状容器としてゴムロールの加硫を行う加硫缶を用いた例を説明する。図1において、密閉状容器としての加硫缶1と蒸気供給管2と圧縮空気供給管3、及び、セパレータ20とで蒸気加熱装置を構成する。
加硫缶1は、横長円筒状で内部に被加熱物としての図示しないゴムロールを戴置する棚4を取り付ける。加硫缶1の左側部には一部球形状の蓋5を開閉自在に取り付ける。加硫開始時に蓋5を開いて棚4の上にゴムロールを戴置するものである。
加硫缶1の上部には蒸気供給管2と圧縮空気供給管3を接続する。蒸気供給管2は、バルブ6と調節弁7,8を介して加硫缶1と接続し、同じく、圧縮空気供給管3は、バルブ9と調節弁10,11を介して加硫缶1と接続する。
加硫缶1の下部出口側に接続管21を介してセパレータ20を取り付ける。セパレータ20は、内部に図示しない旋回羽根を配置して、比重の大きな流体は旋回羽根の外側に振り出し、一方、比重の小さな流体は旋回羽根の中心側に集めることにより、比重の大小に基づいて流体を分離することができるものである。
セパレータ20には、分離された比重の小さな流体を排出する小比重流体排出管24と排出弁22を接続すると共に、分離された比重の大きな流体を排出する大比重流体排出管25と排出弁23を、それぞれ接続する。排出弁22,23と排出管24,25とで分離気体排出手段を構成する。
加硫缶1の上部には、内部の圧力を検出する圧力センサ12と、温度を検出する温度センサ13を取り付ける。両センサ12,13は図示しないコントローラを介して調節弁7,8,10,11、及び、排出弁22,23と電気的に接続する。それぞれの調節弁7,8,10,11は、コントローラからの信号によって弁開度を大きくしたり、あるいは、小さくすることによって、蒸気や圧縮空気の通過量を調節してそれぞれの分圧を任意に制御することができるものである。同じく、排出弁22,23はコントローラからの信号によって、弁開度を全閉と中間開並びに全開に変更することができるもので、排出すべき流体量に応じてその開度が制御される。
加硫缶1の右側部にはバルブ14を介して大気連通管15を接続する。また、加硫缶1の下部には、蒸気が凝縮した復水を外部に排除するための復水排除管16を接続する。復水排除管16にはバルブ17と、復水だけを出口側に排出する蒸気トラップ18を並列に取り付ける。
棚4上に戴置した図示しないゴムロールを加硫する場合、まず、圧縮空気供給管3から調節弁10,11を介して加硫缶1の内部に所定圧力の圧縮空気を供給する。加硫缶1内部の圧縮空気圧力が所定値に到達すると、続いて蒸気供給管2と調節弁7,8を介して所定圧力の蒸気を供給することによって、加硫缶1の内部には蒸気と圧縮空気のそれぞれの分圧に基づく混合流体が満たされる。
加硫条件を変えるために蒸気と圧縮空気の分圧比を変更する場合は、排出弁22又は23のいずれかを開弁して、比重の大小に基づいて蒸気あるいは圧縮空気のうちから所定の分圧比へ変更できるための流体を排出する。
蒸気と圧縮空気の比重は、混合流体の温度と分圧によって、蒸気が大きくなったり、あるいは、圧縮空気が大きくなったりするために、この蒸気と圧縮空気の比重と、混合流体の温度と分圧との関係をコントローラ内に記憶しておき、設定された混合流体の温度と分圧に基づいて、蒸気と圧縮空気の比重の大小を換算し、排出弁22,23の開閉弁をコントロールすることによって、排出しなければならない流体だけを任意に外部へ排出することができる。
1 加硫缶
2 蒸気供給管
3 圧縮空気供給管
5 蓋
7,8 調節弁
10,11 調節弁
12 圧力センサ
13 温度センサ
20 セパレータ
22,23 排出弁
24 小比重流体排出管
25 大比重流体排出管
2 蒸気供給管
3 圧縮空気供給管
5 蓋
7,8 調節弁
10,11 調節弁
12 圧力センサ
13 温度センサ
20 セパレータ
22,23 排出弁
24 小比重流体排出管
25 大比重流体排出管
Claims (1)
- 被加熱物を収納する密閉状容器に、加熱源としての蒸気を供給する蒸気供給管を接続すると共に、圧縮空気を供給する圧縮空気供給管を接続して、密閉状容器内を蒸気と圧縮空気の混合状態とし、蒸気と圧縮空気のそれぞれの分圧に応じた圧力及び温度で被加熱物を加熱するものにおいて、密閉状容器の出口側に蒸気と圧縮空気を分離するセパレータを取り付けて、当該セパレータから分離した蒸気と圧縮空気をそれぞれ系外へ排出する分離気体排出手段を設けたことを特徴とする蒸気加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005268147A JP2007076219A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 蒸気加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005268147A JP2007076219A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 蒸気加熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007076219A true JP2007076219A (ja) | 2007-03-29 |
Family
ID=37936970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005268147A Pending JP2007076219A (ja) | 2005-09-15 | 2005-09-15 | 蒸気加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007076219A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106313381A (zh) * | 2015-06-19 | 2017-01-11 | 镇江市润州金山包装厂 | 一种橡胶硫化工艺 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456073A (en) * | 1977-10-13 | 1979-05-04 | Masayoshi Matsuda | Automatic control of diluted air volume in paint drying zone and control damper |
JPS5770630A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-01 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Method and apparatus for receovering and reutilizing exhaust gas |
JPS6036891A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-26 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱機器の排気装置 |
JPH0886398A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-04-02 | Tlv Co Ltd | 復水排出装置 |
JP2002337155A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP2003313360A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-11-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム成形品の材料回収用予備加熱装置 |
JP2004160908A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-10 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
-
2005
- 2005-09-15 JP JP2005268147A patent/JP2007076219A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5456073A (en) * | 1977-10-13 | 1979-05-04 | Masayoshi Matsuda | Automatic control of diluted air volume in paint drying zone and control damper |
JPS5770630A (en) * | 1980-10-21 | 1982-05-01 | Sumitomo Rubber Ind Ltd | Method and apparatus for receovering and reutilizing exhaust gas |
JPS6036891A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-26 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱機器の排気装置 |
JPH0886398A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-04-02 | Tlv Co Ltd | 復水排出装置 |
JP2002337155A (ja) * | 2001-05-15 | 2002-11-27 | Tlv Co Ltd | 蒸気加硫装置 |
JP2003313360A (ja) * | 2002-04-18 | 2003-11-06 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | ゴム成形品の材料回収用予備加熱装置 |
JP2004160908A (ja) * | 2002-11-15 | 2004-06-10 | Tlv Co Ltd | 蒸気加熱装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106313381A (zh) * | 2015-06-19 | 2017-01-11 | 镇江市润州金山包装厂 | 一种橡胶硫化工艺 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR970028871A (ko) | 처리액공급방법 및 처리액공급장치 | |
US9597629B2 (en) | Method and device for separating off carbon dioxide from a gas mixture | |
WO2010068031A3 (ko) | 온도감응형 유체흐름 단속장치 | |
CN107427673B (zh) | 用于控制流量和压力释放的隔膜阀 | |
CN106136920B (zh) | 用于咖啡机的供液系统及其控制方法、咖啡机 | |
JP2007076219A (ja) | 蒸気加熱装置 | |
CN204520344U (zh) | 用于咖啡机的供液系统及具有其的咖啡机 | |
US20130270256A1 (en) | Instantaneous water heater | |
EP3825626A3 (en) | Absorption chiller | |
US20150345710A1 (en) | Steam valve driving device and steam valve | |
WO2009031493A1 (ja) | タイヤ加硫方法及び加硫装置 | |
US11156299B2 (en) | Valve with expandable sleeve fitted over perforated walls of inlet and outlet channels to control flow therebetween | |
KR101491713B1 (ko) | 액체 또는 기체의 유량 제어방법 | |
CA2985454C (en) | Expandable sleeve valves and installations thereof | |
JP5133438B2 (ja) | 洗浄システムおよび洗浄方法 | |
JP2008150995A (ja) | 蒸気エゼクタ | |
CN105650919B (zh) | 空调系统及喷气过热度调节方法 | |
KR101403614B1 (ko) | 기액 분리 시스템 | |
CN106662037B (zh) | 气缸盖罩和制造气缸盖罩的方法 | |
JP2006192737A (ja) | 蒸気加熱装置 | |
JP2004076987A (ja) | 蒸気加熱装置 | |
JP2006192736A (ja) | 蒸気加熱装置 | |
CN205781038U (zh) | 气动管夹阀 | |
KR101629562B1 (ko) | 온도조절밸브 | |
JP2000202007A (ja) | 低温蒸気による気流式加熱殺菌装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080805 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101025 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110419 |