JP2002054886A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
- Publication number
- JP2002054886A JP2002054886A JP2000242198A JP2000242198A JP2002054886A JP 2002054886 A JP2002054886 A JP 2002054886A JP 2000242198 A JP2000242198 A JP 2000242198A JP 2000242198 A JP2000242198 A JP 2000242198A JP 2002054886 A JP2002054886 A JP 2002054886A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cooling fluid
- pipe
- heat
- drain
- steam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 熱回収率の向上した熱交換器を得ること。
【解決手段】 蒸気供給管２を接続した熱交換容器１の
内部に、コイル状の冷却流体管３を取り付ける。熱交換
容器１の下部にドレン溜部４を設ける。ドレン溜部４内
に渦巻き状の冷却流体管５を取り付ける。冷却流体管５
の一端は冷却流体供給管７と接続し、他端はコイル状の
冷却流体管３の下端１０と接続する。熱交換容器１内の
冷却流体管３の外周で凝縮した高温ドレンは、下方のド
レン溜部４内の渦巻き状冷却流体管５で熱交換されて熱
回収される。
内部に、コイル状の冷却流体管３を取り付ける。熱交換
容器１の下部にドレン溜部４を設ける。ドレン溜部４内
に渦巻き状の冷却流体管５を取り付ける。冷却流体管５
の一端は冷却流体供給管７と接続し、他端はコイル状の
冷却流体管３の下端１０と接続する。熱交換容器１内の
冷却流体管３の外周で凝縮した高温ドレンは、下方のド
レン溜部４内の渦巻き状冷却流体管５で熱交換されて熱
回収される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種蒸気使用装置
で使用されて残った蒸気や、高温ドレンから発生した再
蒸発蒸気などを、水等の冷却流体で熱交換して凝縮させ
ることによって、モヤモヤと立ち込める蒸気を無くした
り、あるいは、冷却流体を熱交換して温度上昇した温水
を別途使用して蒸気の保有熱を有効利用するものに関す
る。
で使用されて残った蒸気や、高温ドレンから発生した再
蒸発蒸気などを、水等の冷却流体で熱交換して凝縮させ
ることによって、モヤモヤと立ち込める蒸気を無くした
り、あるいは、冷却流体を熱交換して温度上昇した温水
を別途使用して蒸気の保有熱を有効利用するものに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の熱交換器としては、例え
ば特開昭６０−１２０１８６号公報に示されたものがあ
る。これは、蒸気供給口を有する熱回収室に冷却管を内
設し、この熱回収室に大気開放部を連通して、大気開放
部と熱回収室の下部に凝縮液を貯溜させることにより、
熱回収室内へ不凝縮気体、例えば空気等、が流入するこ
とを防止して効率良く熱交換することができるものであ
る。
ば特開昭６０−１２０１８６号公報に示されたものがあ
る。これは、蒸気供給口を有する熱回収室に冷却管を内
設し、この熱回収室に大気開放部を連通して、大気開放
部と熱回収室の下部に凝縮液を貯溜させることにより、
熱回収室内へ不凝縮気体、例えば空気等、が流入するこ
とを防止して効率良く熱交換することができるものであ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の熱交換器で
は、熱回収率が８０パーセントからせいぜい９０パーセ
ント程度と比較的低い値に止まってしまう問題があっ
た。これは、冷却流体を蒸気とのみ熱交換するだけであ
り、蒸気が凝縮して今だ高温状態のドレンと冷却流体を
熱交換しないためである。即ち、上記従来の熱交換器で
は、蒸気が気相から液相に相変化する場合の潜熱を回収
することはできるが、高温ドレンの顕熱を十分には回収
できないのである。
は、熱回収率が８０パーセントからせいぜい９０パーセ
ント程度と比較的低い値に止まってしまう問題があっ
た。これは、冷却流体を蒸気とのみ熱交換するだけであ
り、蒸気が凝縮して今だ高温状態のドレンと冷却流体を
熱交換しないためである。即ち、上記従来の熱交換器で
は、蒸気が気相から液相に相変化する場合の潜熱を回収
することはできるが、高温ドレンの顕熱を十分には回収
できないのである。
【０００４】従って本発明の課題は、蒸気の潜熱と共に
高温ドレンの顕熱も回収することによって、熱回収率の
向上した熱交換器を得ることである。
高温ドレンの顕熱も回収することによって、熱回収率の
向上した熱交換器を得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに講じた手段は、熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給
して、蒸気を冷却流体で熱交換することにより凝縮させ
るものにおいて、熱交換容器の下部に熱交換容器よりも
大径のドレン溜部を形成し、当該ドレン溜部に冷却流体
の通過する冷却流体管を配置して、冷却流体とドレンが
熱交換するものである。
めに講じた手段は、熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給
して、蒸気を冷却流体で熱交換することにより凝縮させ
るものにおいて、熱交換容器の下部に熱交換容器よりも
大径のドレン溜部を形成し、当該ドレン溜部に冷却流体
の通過する冷却流体管を配置して、冷却流体とドレンが
熱交換するものである。
【０００６】
【発明の実施の形態】熱交換容器の下部に熱交換容器よ
りも大径のドレン溜部を形成して、このドレン溜部でド
レンと冷却流体が熱交換されることにより、高温ドレン
の保有する熱量即ち顕熱が熱回収される。
りも大径のドレン溜部を形成して、このドレン溜部でド
レンと冷却流体が熱交換されることにより、高温ドレン
の保有する熱量即ち顕熱が熱回収される。
【０００７】
【実施例】図１において、熱交換容器１と、凝縮させる
べく蒸気を供給する蒸気供給管２と、熱交換容器１内に
配置した冷却流体管３と、熱交換容器１の下部に形成し
たドレン溜部４、及び、ドレン溜部４内に配置した冷却
流体管５とで熱交換器を構成する。
べく蒸気を供給する蒸気供給管２と、熱交換容器１内に
配置した冷却流体管３と、熱交換容器１の下部に形成し
たドレン溜部４、及び、ドレン溜部４内に配置した冷却
流体管５とで熱交換器を構成する。
【０００８】熱交換容器１内の中心部に円筒パイプ状の
大気開放管６を設ける。大気開放管６の外周に、銅製長
尺パイプをコイル状に形成した冷却流体管３を配置し
て、冷却流体管３の下端１０をドレン溜部４内の冷却流
体管５の一端と接続する。冷却流体管５も銅製長尺パイ
プを渦巻き状に連続して配置したもので、その他端を冷
却流体供給管７と接続する。一方、冷却流体管３の上部
出口側は温水排出管８と接続する。蒸気供給管２から熱
交換容器１に供給された蒸気が冷却流体管３の外表面と
接触して凝縮するものである。
大気開放管６を設ける。大気開放管６の外周に、銅製長
尺パイプをコイル状に形成した冷却流体管３を配置し
て、冷却流体管３の下端１０をドレン溜部４内の冷却流
体管５の一端と接続する。冷却流体管５も銅製長尺パイ
プを渦巻き状に連続して配置したもので、その他端を冷
却流体供給管７と接続する。一方、冷却流体管３の上部
出口側は温水排出管８と接続する。蒸気供給管２から熱
交換容器１に供給された蒸気が冷却流体管３の外表面と
接触して凝縮するものである。
【０００９】大気開放管６の内部下方にオーバーフロー
管９を配置する。オーバーフロー管９は鉛直直線状で、
上端１１を大気開放管６内に開口し下端は図示しないド
レン回収先と連通する。蒸気の凝縮した高温ドレンがド
レン溜部４からオーバーフロー管９を通ってドレン回収
先に流下する。
管９を配置する。オーバーフロー管９は鉛直直線状で、
上端１１を大気開放管６内に開口し下端は図示しないド
レン回収先と連通する。蒸気の凝縮した高温ドレンがド
レン溜部４からオーバーフロー管９を通ってドレン回収
先に流下する。
【００１０】熱交換容器１の下部を大径に製作してドレ
ン溜部４とする。ドレン溜部４内に、渦巻き状の銅製長
尺パイプ５を配置する。本実施例においては、ドレン溜
部４内に渦巻き状パイプ５を１段のみ配置した例を示し
たが、複数段の渦巻き状パイプを重ねて配置することも
できる。
ン溜部４とする。ドレン溜部４内に、渦巻き状の銅製長
尺パイプ５を配置する。本実施例においては、ドレン溜
部４内に渦巻き状パイプ５を１段のみ配置した例を示し
たが、複数段の渦巻き状パイプを重ねて配置することも
できる。
【００１１】熱交換容器１の上部には、バルブ１７を介
して水エゼクタ１９の吸引室２０と接続する。水エゼク
タ１９の入口側には高圧水供給管２１を連通する。この
水エゼクタ１９は、エゼクタ内を高圧水が通過して吸引
室２０で吸引力を生じ、バルブ１７を開弁することによ
って、熱交換容器１内に溜まった不凝縮気体としての空
気等を吸引して外部に排除することができる。
して水エゼクタ１９の吸引室２０と接続する。水エゼク
タ１９の入口側には高圧水供給管２１を連通する。この
水エゼクタ１９は、エゼクタ内を高圧水が通過して吸引
室２０で吸引力を生じ、バルブ１７を開弁することによ
って、熱交換容器１内に溜まった不凝縮気体としての空
気等を吸引して外部に排除することができる。
【００１２】蒸気供給管２は、図示しない蒸気使用装置
の出口側や再蒸発タンク等と接続して、凝縮すべく蒸気
を熱交換容器１内に供給する。蒸気供給管２から熱交換
容器１内へ供給される蒸気が、冷却流体管３で冷却され
て凝縮し高温ドレンとなって底部のドレン溜部４に滴下
する。ドレン溜部４に溜まった高温ドレンは、渦巻き状
の冷却流体管５で熱交換されることによって、高温ドレ
ンの顕熱が熱回収される。熱回収されたドレンは、供給
される蒸気の圧力により大気開放管６内を上昇して、オ
ーバーフロー管９の上端１１から外部に排出される。
の出口側や再蒸発タンク等と接続して、凝縮すべく蒸気
を熱交換容器１内に供給する。蒸気供給管２から熱交換
容器１内へ供給される蒸気が、冷却流体管３で冷却され
て凝縮し高温ドレンとなって底部のドレン溜部４に滴下
する。ドレン溜部４に溜まった高温ドレンは、渦巻き状
の冷却流体管５で熱交換されることによって、高温ドレ
ンの顕熱が熱回収される。熱回収されたドレンは、供給
される蒸気の圧力により大気開放管６内を上昇して、オ
ーバーフロー管９の上端１１から外部に排出される。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、蒸気の相変化に伴う潜
熱を熱回収すると共に、ドレン溜部で高温ドレンの顕熱
も熱回収することによって、熱回収率を向上させること
ができる。
熱を熱回収すると共に、ドレン溜部で高温ドレンの顕熱
も熱回収することによって、熱回収率を向上させること
ができる。
【図１】本発明の熱交換器の実施例を示す構成図。
１ 熱交換容器 ２ 蒸気供給管 ３ コイル状冷却流体管 ４ ドレン溜部 ５ 渦巻き状冷却流体管 ６ 大気開放管 ７ 冷却流体供給管 ８ 温水回収管 ９ オーバーフロー管 １９ 水エゼクタ ２１ 高圧水供給管
Claims (1)
- 【請求項１】 熱交換容器に蒸気と冷却流体を供給し
て、蒸気を冷却流体で熱交換することにより凝縮させる
ものにおいて、熱交換容器の下部に熱交換容器よりも大
径のドレン溜部を形成し、当該ドレン溜部に冷却流体の
通過する冷却流体管を配置して、冷却流体とドレンが熱
交換することを特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242198A JP2002054886A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000242198A JP2002054886A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002054886A true JP2002054886A (ja) | 2002-02-20 |
Family
ID=18733252
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000242198A Pending JP2002054886A (ja) | 2000-08-10 | 2000-08-10 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002054886A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303785A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
| JP2010117106A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
| WO2017158984A1 (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社テイエルブイ | 熱交換器 |
| WO2019223037A1 (zh) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 袁昭 | 一种高温全热回收的分体式凝汽器 |
-
2000
- 2000-08-10 JP JP2000242198A patent/JP2002054886A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007303785A (ja) * | 2006-05-15 | 2007-11-22 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
| JP2010117106A (ja) * | 2008-11-14 | 2010-05-27 | Tlv Co Ltd | 熱交換器 |
| WO2017158984A1 (ja) * | 2016-03-16 | 2017-09-21 | 株式会社テイエルブイ | 熱交換器 |
| JPWO2017158984A1 (ja) * | 2016-03-16 | 2018-12-06 | 株式会社テイエルブイ | 熱交換器 |
| WO2019223037A1 (zh) * | 2018-05-22 | 2019-11-28 | 袁昭 | 一种高温全热回收的分体式凝汽器 |
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