JPH08236824A - 直流駆動型超伝導量子干渉素子 - Google Patents

直流駆動型超伝導量子干渉素子

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JPH08236824A
JPH08236824A JP7037291A JP3729195A JPH08236824A JP H08236824 A JPH08236824 A JP H08236824A JP 7037291 A JP7037291 A JP 7037291A JP 3729195 A JP3729195 A JP 3729195A JP H08236824 A JPH08236824 A JP H08236824A
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coil
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washer coil
josephson
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利光 師岡
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高感度電磁気センサ、磁束計、電流計、変位
計、または高周波信号増幅器などに応用するDC SQ
UIDにおいて、シンプルな構成のままで、より大きな
出力電圧を得る。 【構成】 2個のジョセフソン接合1a1bからなる第
1のジョセフソン接合対と、第1のジョセフソン接合対
と環状に接続され第1の超伝導ループを形成するワッシ
ャーコイル4と、ワッシャーコイル4の少なくとも一部
を共有して環状に接続され、第2の超伝導ループを形成
する2個のジョセフソン接合1c1dからなる第2のジ
ョセフソン接合対とにより1つのワッシャーコイル4を
2組のジョセフソン接合対で共有するとともに、ワッシ
ャーコイル4と磁気結合された入力コイル5および帰還
変調コイル6とからDC SQUIDを構成した。 【効果】 従来のDC SQUIDと比較して、複雑な
構造にすることなく、出力電圧を大きくすることができ
るとともに、バイアス配線7の引き回しが簡素化でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高感度電磁気センサ、
磁束計、電流計、変位計、または高周波信号増幅器など
に応用する直流駆動型超伝導量子干渉素子(以下DC
SQUIDと称する)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に従来のDC SQUIDの代表的
な等価回路図を示す。ワッシャーコイル4の両端に接続
された2個のジョセフソン接合1により超伝導ループを
形成する。それぞれのジョセフソン接合1には、電流−
電圧特性におけるヒステリシスをなくすためのシャント
抵抗2が並列接続され、またワッシャーコイルの両端に
はワッシャーコイルでの不必要な共振を抑制するための
ダンピング抵抗3が並列接続されている。図示しない検
出コイルで検出した被検出磁界は、ワッシャーコイル4
と磁束結合した入力コイル5を介してワッシャーコイル
4に入力される。さらにワッシャーコイル4にはFLL
(フラックス・ロックト・ループ)回路を用いて駆動さ
せるための帰還変調コイル6が磁束結合されている。そ
してこの超伝導ループには、ワッシャーコイル4の中間
部、および2個のジョセフソン接合1の接続部にそれぞ
れバイアス配線7が接続され、全体としてDC SQU
IDを構成している。
【0003】DC SQUIDは、バイアス配線7より
定電流を印加した状態で入力コイル5を介してワッシャ
ーコイル4内に磁束Φが入力されると、出力電圧すなわ
ち2つのバイアス配線7の端子間の電圧は入力された磁
束Φの大きさに対応して周期的に変化し、その周期は1
磁束量子Φ0 (2.07×10-15 Wb)となる。
【0004】DC SQUIDを磁束計として使用する
場合には、出力電圧の変化が大きいほど、感度が良くな
り、性能は向上する。そこで従来は、DC SQUID
を直列に複数個接続して、出力電圧を大きくする試みが
成されていた。図4はDCSQUIDを2個直列に接続
した場合の等価回路である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ような構成で複数のDC SQUIDを直列接続した場
合、個々のDC SQUIDを構成しているジョセフソ
ン接合、シャント抵抗、ダンピング抵抗、ワッシャーコ
イル、入力コイル、帰還変調コイルなどの各要素が直列
に接続する数だけ必要となり、回路規模が大きくなる。
特にDC SQUIDを薄膜プロセスで形成する場合、
ワッシャーコイル、入力コイル、帰還変調コイルなどの
広い平面積を必要とする要素を個々のDC SQUID
毎に形成することは、素子の小型化を図るうえ大きな障
害となるという課題があった。また、複数個あるDC
SQUIDはそれぞれ独立に電磁気センサとして動作す
るため、例えば超伝導状態に転移する瞬間に残留磁束が
超伝導膜中の閉じこめてしまうために生じる磁束トラッ
プの影響により、各DC SQUID間の入力磁束に対
する出力電圧の位相が揃わず、確実に複数個分の出力電
圧を得ることが困難であった。
【0006】本発明の目的は、回路規模の拡大を抑えつ
つ、出力電圧を増大させることが可能な構成を有するD
C SQUIDを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、2個のジョセフソン接合からなる第1のジョセフ
ソン接合対と、第1のジョセフソン接合対と環状に接続
され第1の超伝導ループを形成するワッシャーコイル
と、ワッシャーコイルの少なくとも一部を共有して環状
に接続され、第2の超伝導ループを形成する2個のジョ
セフソン接合からなる第2のジョセフソン接合対と、ワ
ッシャーコイルと磁気結合された入力コイルおよび帰還
変調コイルとからDC SQUIDを構成した。
【0008】また、上記DC SQUIDにおいて、第
1のジョセフソン接合対の、ワッシャーコイルと接続さ
れていない側の各々の端子と共通に接続された第1のバ
イアス電流端子と、第2のジョセフソン接合対の、ワッ
シャーコイルと接続されていない側の各々の端子と共通
に接続された第2のバイアス電流端子とを有し、第1お
よび第2のバイアス電流端子からバイアス電流を印加す
る構成とした。
【0009】ここで、上記ワッシャーコイルは複数のコ
イルからなり各々のコイルが直列接続または並列接続あ
るいは、直列接続と並列接続を組合せた構成であっても
よい。上記DC SQUIDにおいてさらに、第2のジ
ョセフソン接合対の、ワッシャーコイルと接続されてい
ない側の各々の端子の間に接続された第2のワッシャー
コイルと、第2のワッシャーコイルと環状に接続され、
第3の超伝導ループを形成する2個のジョセフソン接合
からなる第3のジョセフソン接合対を有する構成も可能
である。
【0010】そして、上記DC SQUIDの第1およ
び第2のジョセフソン接合対を構成する各々のジョセフ
ソン接合にそれぞれ並列にシャント抵抗を接続し、また
ワッシャーコイルに並列にダンピング抵抗を接続するこ
とも同様に可能である。
【0011】
【作用】上記のように構成されたDC SQUIDは、
1つのワッシャーコイルを2組のジョセフソン接合対で
共有する。すなわち1つのワッシャーコイルを介して2
つの超伝導ループを形成するため、専有面積を殆ど増や
さずに、ワッシャーコイルに入力される磁束に対する出
力電圧を理論的に2倍にすることができる。また、ワッ
シャーコイルの数が1つであり、磁束による位相を揃え
る必要がないため、出力電圧を確実に大きくできる。さ
らに超伝導ループを3つあるいはそれ以上形成すること
により、専有面積の増加と比較した出力電圧の増分をよ
り大きくすることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の第1実施例を示すDC S
QUIDの等価回路図である。ワッシャーコイル4の両
端に2個のジョセフソン接合1a、1bからなるジョセ
フソン接合対が環状に接続されており、ワッシャーコイ
ル4−ジョセフソン接合1a−1bにより1つの超伝導
ループを形成している。さらに、2個のジョセフソン接
合1c、1dからなるジョセフソン接合対も、同じワッ
シャーコイル4の両端に環状に接続されており、ワッシ
ャーコイル4−ジョセフソン接合1c−1dにより別の
超伝導ループを形成している。それぞれの超伝導ループ
は1個のワッシャーコイル4の全体を共有し合う形で結
合されている。バイアス電流は超伝導ループを形成する
2個のジョセフソン接合1a、1bの間に接続されたバ
イアス配線7から挿入し、もう一方の超伝導ループを形
成するジョセフソン接合1c、1dの間に接続された別
のバイアス配線7から引き出す。
【0013】それぞれのジョセフソン接合1a、1b、
1c、1dには、電流−電圧特性におけるヒステリシス
をなくすためのシャント抵抗2a、2b、2c、2dが
それぞれ並列接続され、またワッシャーコイル4の両端
にはワッシャーコイルでの共振を抑制するためのダンピ
ング抵抗3が並列接続されている。図示しない検出コイ
ルで検出した被検出磁界は、ワッシャーコイル4と磁束
結合した入力コイル5を介してワッシャーコイル4に入
力される。さらにワッシャーコイル4にはFLL(フラ
ックス・ロック・ループ)回路を用いて帰還電流、変調
電流を流し、DC SQUIDを駆動させるための帰還
変調コイル6が磁束結合されている。DC SQUID
としての出力電圧は、上下それぞれのバイアス配線7の
両端子から取り出され、プリアンプ、位相検波器、積分
器からなるFLL回路等の、図示しない信号処理回路に
入力される。
【0014】図2には、本発明の第1実施例の等価回路
図を薄膜プロセスで形成した場合の平面図を示す。回路
規模は従来のDC SQUIDとほとんど変わらない。
すなわち、広い平面積を必要とするワッシャーコイル、
入力コイル、帰還変調コイルなどの要素をジョセフソン
接合対1a、1bとジョセフソン接合対1c、1dで兼
用しているため、従来の構造のDC SQUIDに対し
て、ジョセフソン接合対1c、1dとシャント抵抗2
c、2dの要素部分を追加するだけで、特に複雑な構造
にすることなく、約2倍の出力電圧を得ることが可能で
ある。実際に試作したDC SQUIDで、2倍近い値
の出力電圧が得られることが確認されている。
【0015】また、バイアス配線7の引き回しも、例え
ば図4に示した従来のDC SQUIDを2個直列に接
続した構成を薄膜プロセスで形成する場合に比べて大幅
に簡素化できる。図5は本発明の第2の実施例を示すD
C SQUIDの等価回路図である。ワッシャーコイル
4a、4b、4cと2個のジョセフソン接合1a、1b
からなるジョセフソン接合対が環状に接続されており、
1つの超伝導ループを形成している。さらに、ワッシャ
ーコイル4d、4b、4eと2個のジョセフソン接合1
c、1dからなるジョセフソン接合対も環状に接続され
ており、別の超伝導ループを形成している。それぞれの
超伝導ループは3個直列に接続されたワッシャーコイル
のうち真ん中のワッシャーコイル4bを共有し合う形で
結合されている。
【0016】バイアス電流は第1実施例と同様に、超伝
導ループを形成する2個のジョセフソン接合1a、1b
の間に接続されたバイアス配線7から挿入し、もう一方
の超伝導ループを形成するジョセフソン接合1c、1d
の間に接続された別のバイアス配線7から引き出す。
【0017】それぞれのジョセフソン接合1a、1b、
1c、1dには、電流−電圧特性におけるヒステリシス
をなくすためのシャント抵抗2a、2b、2c、2dが
それぞれ並列接続され、また直列接続されたワッシャー
コイル4a、4b、4cの両端およびワッシャーコイル
4d、4b、4eの両端にはワッシャーコイルでの共振
を抑制するためのダンピング抵抗3がそれぞれ並列接続
されている。また入力コイル5、および帰還変調コイル
6が第1実施例と同様ワッシャーコイル4に磁束結合さ
れている。
【0018】図1に示した第1実施例のワッシャーコイ
ル4は単一のコイルで形成されたシングルワッシャー構
造であるが、ワッシャーコイルを複数のコイルを直列あ
るいは並列に接続したマルチワッシャー構造とすること
により、信号磁束以外の磁束による生じる雑音電流を低
減させS/N比を向上させることができる。
【0019】例えば図6は本発明の第3の実施例を示す
DC SQUIDの等価回路図であり、ワッシャーコイ
ル4を2つ直列接続したものである。各々のワッシャー
コイル4には並列にダンピング抵抗3が接続されてい
る。また入力コイル5、および帰還変調コイル6が第1
実施例と同様各々のワッシャーコイル4に磁束結合され
ている。そしてこのワッシャーコイル4の全体を、2個
のジョセフソン接合1a、1bからなるジョセフソン接
合対と、別の2個のジョセフソン接合1c、1dからな
るジョセフソン接合対とが共有し合う形で結合されてい
る。シャント抵抗2a、2b、2c、2d、バイアス配
線7は第1実施例と同様に接続されている。この2つの
ワッシャーコイルを薄膜プロセスで、平面的に互いに逆
巻き例えばS字状に形成することにより各々のワッシャ
ーコイルに生じる雑音電流を相殺し、またワッシャーコ
イルに超伝導環電流が生じることを防止し、S/N比を
向上させることができる。
【0020】図7は本発明の第4の実施例を示すDC
SQUIDの等価回路図であり、ワッシャーコイル4を
2つ並列接続したものである。各々のワッシャーコイル
4には並列にダンピング抵抗3が接続されている。また
入力コイル5、および帰還変調コイル6が第1実施例と
同様各々のワッシャーコイル4に磁束結合されている。
そしてこのワッシャーコイル4の全体を、2個のジョセ
フソン接合1a、1bからなるジョセフソン接合対と、
別の2個のジョセフソン接合1c、1dからなるジョセ
フソン接合対とが共有し合う形で結合されている。シャ
ント抵抗2a、2b、2c、2d、バイアス配線7は第
1実施例と同様に接続されている。この2つのワッシャ
ーコイルを薄膜プロセスで、平面的に形成することによ
り各々のワッシャーコイルに生じる雑音電流を相殺して
S/N比を向上させることができるとともに、各々のワ
ッシャーコイルに対する入力コイルの巻数を半分にする
ことができる。
【0021】以上に示した実施例は、超伝導ループを2
つ直列に形成したものであるが、超伝導ループを3つあ
るいはそれ以上の数だけ直列に形成することにより、さ
らに出力電圧を増大させることもできる。図8は本発明
の第5の実施例を示すDC SQUIDの等価回路図で
ある。2個のジョセフソン接合1a、1bからなるジョ
セフソン接合対とワッシャーコイル4aが環状に接続さ
れており、ワッシャーコイル4a−ジョセフソン接合1
a−1bにより1つ目の超伝導ループを形成している。
さらに、ワッシャーコイル4aと2個のジョセフソン接
合1c、1dからなるジョセフソン接合対とワッシャー
コイル4bが環状に接続されており、ワッシャーコイル
4a−ジョセフソン接合1c−ワッシャーコイル4b−
ジョセフソン接合1dにより2つ目の超伝導ループを形
成している。そして、ワッシャーコイル4bと2個のジ
ョセフソン接合1e、1fからなるジョセフソン接合対
が環状に接続されており、ワッシャーコイル4b−ジョ
セフソン接合1e−1fにより3つ目の超伝導ループを
形成している。1つ目の超伝導ループと2つ目の超伝導
ループはワッシャーコイル4aを共有し合う形で結合さ
れている。また2つ目の超伝導ループと3つ目の超伝導
ループはワッシャーコイル4bを共有し合う形で結合さ
れている。バイアス電流は1つ目の超伝導ループを形成
する2個のジョセフソン接合1a、1bの間に接続され
たバイアス配線7から挿入し、3つ目の超伝導ループを
形成するジョセフソン接合1e、1fの間に接続された
別のバイアス配線7から引き出す。
【0022】それぞれのジョセフソン接合1a、1b、
1c、1d、1e、1fには、電流−電圧特性における
ヒステリシスをなくすためのシャント抵抗2a、2b、
2c、2d、2e、2fがそれぞれ並列接続され、また
ワッシャーコイル4a、4bの両端にはワッシャーコイ
ルでの共振を抑制するためのダンピング抵抗3がそれぞ
れ並列接続されている。また入力コイル5、および帰還
変調コイル6が各々のワッシャーコイル4a、4bにそ
れぞれ磁束結合されている。
【0023】この第5実施例の等価回路図を薄膜プロセ
スで形成した場合、従来の構造のDC SQUIDに対
して、実質的にワッシャーコイル1つ分の面積増加で特
に複雑な構造にすることなく約3倍の出力電圧を得るこ
とが可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、1
つのワッシャーコイルを2組のジョセフソン接合対で共
有し、すなわち1つのワッシャーコイルを介して2つの
超伝導ループを形成するため、専有面積を殆ど増やさず
に、ワッシャーコイルに入力される磁束に対する出力電
圧を理論的に2倍にすることができる効果がある。ま
た、ワッシャーコイルの数が1つであり、磁束による位
相を揃える必要がないため、出力電圧を確実に大きくで
きる効果がある。さらに超伝導ループを3つあるいはそ
れ以上形成することにより、専有面積の増加と比較した
出力電圧の増分をより大きくすることができるという効
果がある。そして例えば磁束計に応用した場合、検出感
度が向上する効果がある。またバイアス配線の引き回し
が簡素化できるため、駆動回路との接続もシンプルにで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すDC SQUIDの
等価回路図である。
【図2】本発明の第1実施例に示すDC SQUIDの
平面図である。
【図3】従来例を示すDC SQUIDの等価回路図で
ある。
【図4】従来例を示すDC SQUIDの等価回路図で
ある。
【図5】本発明の第2実施例を示すDC SQUIDの
等価回路図である。
【図6】本発明の第3実施例を示すDC SQUIDの
等価回路図である。
【図7】本発明の第4実施例を示すDC SQUIDの
等価回路図である。
【図8】本発明の第5実施例を示すDC SQUIDの
等価回路図である。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f ジョセフソ
ン接合 2、2a、2b、2c、2d、2e、2f シャント抵
抗 3 ダンピング抵抗 4、4a、4b、4c、4d、4e ワッシャーコイル 5 入力コイル 6 帰還変調コイル 7 バイアス配線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のジョセフソン接合からなる第1の
    ジョセフソン接合対と、前記第1のジョセフソン接合対
    と環状に接続され第1の超伝導ループを形成するワッシ
    ャーコイルと、前記ワッシャーコイルの少なくとも一部
    を共有して環状に接続され、第2の超伝導ループを形成
    する2個のジョセフソン接合からなる第2のジョセフソ
    ン接合対と、前記ワッシャーコイルと磁気結合された入
    力コイルおよび帰還変調コイルとからなることを特徴と
    する直流駆動型超伝導量子干渉素子。
  2. 【請求項2】 前記第1のジョセフソン接合対の、前記
    ワッシャーコイルと接続されていない側の各々の端子と
    共通に接続された第1のバイアス電流端子と、前記第2
    のジョセフソン接合対の、前記ワッシャーコイルと接続
    されていない側の各々の端子と共通に接続された第2の
    バイアス電流端子とを有し、前記第1および第2のバイ
    アス電流端子からバイアス電流を印加する構成である請
    求項1記載の直流駆動型超伝導量子干渉素子。
  3. 【請求項3】 前記ワッシャーコイルは複数のコイルか
    らなり各々のコイルが直列および/または並列に接続さ
    れた構成である請求項1記載の直流駆動型超伝導量子干
    渉素子。
  4. 【請求項4】 前記第2のジョセフソン接合対の、前記
    ワッシャーコイルと接続されていない側の各々の端子の
    間に接続された第2のワッシャーコイルと、前記第2の
    ワッシャーコイルと環状に接続され、第3の超伝導ルー
    プを形成する2個のジョセフソン接合からなる第3のジ
    ョセフソン接合対をさらに有する請求項1記載の直流駆
    動型超伝導量子干渉素子。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のジョセフソン接合
    対を構成する各々のジョセフソン接合は、それぞれ並列
    にシャント抵抗が接続された請求項1記載の直流駆動型
    超伝導量子干渉素子。
  6. 【請求項6】 前記ワッシャーコイルは、並列にダンピ
    ング抵抗が接続された請求項1記載の直流駆動型超伝導
    量子干渉素子。
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