JPH0823668A - ブラシレスモータ - Google Patents

ブラシレスモータ

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Publication number
JPH0823668A
JPH0823668A JP15492894A JP15492894A JPH0823668A JP H0823668 A JPH0823668 A JP H0823668A JP 15492894 A JP15492894 A JP 15492894A JP 15492894 A JP15492894 A JP 15492894A JP H0823668 A JPH0823668 A JP H0823668A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnet
rotor yoke
yoke
rotor
section
Prior art date
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Pending
Application number
JP15492894A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Nakamura
明博 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP15492894A priority Critical patent/JPH0823668A/ja
Publication of JPH0823668A publication Critical patent/JPH0823668A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロータヨークの鍔部近傍に、底面部と上面部
を貫通する複数の透孔を有し、樹脂製FGマグネツトは
上記透孔を通して上記鍔部内外周面を覆うように固着す
ることにより、ロータヨークとFGマグネットの固定強
度を得る。 【構成】 ロータ1は、回転軸2の一方の端部に、ロー
タヨーク3の中心部に成型したバーリング部8と嵌合し
て固定され、ロータヨーク3の中心を基点として同心円
上に、ステータ20のコイル23に対向して駆動マグネ
ツト6が環状に固設されると共に、ロータヨーク3の外
縁部に鍔部5が環状に立設され、更に、鍔部外周にFG
マグネット10が形成されている。また、ロータヨーク
3の鍔部近傍12には底面部と上面部を貫通するように
複数個の透孔9が穿設され、FGマグネット10を構成
する樹脂部材が透孔9を通って硬化し、あたかも樹脂が
ヨーク3を貫通したかのように設けられている。この結
果、FGマグネットの外周振れを防ぎ、しかも感磁素子
に磁気ノイズを発生させない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロータの回転数に応じた
周波数信号を出力する回転周波数検出を電磁誘導手段
(以下、FGマグネットという)を有するブラシレスモ
ータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ブラシレスモータはAV機器で多用され
ているが、このような機器では高度な回転精度が要求さ
れることが多い。この要望に答える回転の速度制御、位
相制御に必要なロータの回転数に応じた回転周波数検出
が必要になる。この回転周波数検出を電磁誘導で行うた
めFGマグネットは構造が簡易であるため多用されてい
る。このようなFGマグネットを持つブラシレスモータ
において、モータを安価に供給するため切削加工をせず
にFGマグネットの外周振れを防ぎ、且つ、FGマグネ
ットとロータヨークの固定強度を確保するため図5およ
び図6に示すロータ構造を取っている。
【0003】回転軸2の一端部を圧入する金属性のボス
20とロータヨーク13とはそれ自体もしくは樹脂部1
4を介して一体に結合している。回転軸を圧入するボス
の孔をロータの基準位置とするが、ロータヨークの精度
が悪い場合、FGマグネットもしくは樹脂部14で精度
を補正吸収する。この方式では別部品としてボス20を
必要とし、経済的に不利となる。またボス周辺の樹脂部
14を形成する樹脂部材は熱変形の少ない樹脂材料を用
いる必要があり、このような材料は一般的に高価である
ため別部品を必要とする以外にこの面からも経済的に不
利となる。
【0004】ロータヨークの精度が悪いため外周振れの
要因となるとき、FGマグネット10をロータヨークの
鍔部縁面7上を流動させて鍔部内周面16まで回り込ま
せ、この内周面側回り込み樹脂分量で精度の悪さを吸収
すると共に、ロータヨークとFGマグネットとの固定強
度を確保する。
【0005】この方式では図7に示すように、FGマグ
ネットを形成する樹脂を鍔部縁面7上を流動させて鍔部
内周面16まで回り込ませるため、鍔部縁面7を駆動マ
グネット端面の高さ位置tまで延ばすことができないの
で漏洩磁束が発生する可能性が高く、駆動マグネットの
磁束が回転周波数検出センサなどの感磁素子に回り込み
磁気ノイズを発生させる虞れがあり、設計上に影響を与
える。
【0006】その他、ロータヨークとFGマグネットと
の固定強度を確保するため、例えば、図6に示すよう
に、ロータヨークの鍔部外周面に突起部18を設け、ロ
ータヨークとFGマグネットの固定強度を確保してい
る。この場合、ロータヨーク外周の突起がFGマグネッ
ト10に亀裂を生じさせる応力集中が起こり易く、FG
マグネットの材質が限られる上、成型の管理を厳しくす
る必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで発明は、上記実
状に鑑み、FGマグネットの外周振れを防ぎ、ロータヨ
ークとFGマグネットの固定強度を確保し、しかも感磁
素子に磁気ノイズを発生させる虞れがない、ブラシレス
モータを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のブラシレスモー
タは、その目的を達成するため、環状の駆動マグネツト
が固着された略カップ状のロータヨークと、上記駆動マ
グネツトと対向して配設されたステータと、上記ロータ
ヨークの中央にとりつけられ軸受によって回転可能に軸
支された回転軸と、上記ロータヨークの外周面よりも外
周側に着磁面を有して固着された樹脂製のFGマグネツ
トとを備えたブラシレスモータにおいて、上記ロータヨ
ークは、中央が軸方向に起立したバーリング部と、底面
部と、鍔部と底面部と上面部を貫通するように設けられ
た複数の透孔とを有してなり、上記バーリング部は上記
回転軸の一端側に嵌合固定され、上記FGマグネツトは
上記透孔を通して上記鍔部内外周面を覆うように固着さ
れている。
【0009】上記複数の透孔は、上記ロータヨークの底
面部の鍔部近傍に設けられていることを要旨とするもの
である。
【0010】
【作用】ロ−タケ−スの底面部と上面部を貫通するよう
に設けられた複数の透孔を通してFGマグネットを構成
する部材が、鰐部の内周面まで回り込む構造とすること
により、ロ−タヨ−クの中央の軸方向に起立したバ−リ
ング部を基準としてFGマグネットを成型した場合のロ
−タケ−スの精度の悪さを、鰐部内周面に回り込んだF
Gマグネットで吸収することができ、FGマグネットは
切削加工なしに外周面の振れ精度を確保できる。したが
って、ボスを構成する部材を必要としない。
【0011】また、FGマグネットとロ−タヨ−クは一
体に固着されるため、FGマグネットの固定強度が確保
できる。
【0012】
【実施例】図1および図2は本発明第1実施例のブラシ
レスモータの断面図および平面図で、図5で示した従来
例と対照されるものである。また、図4に本発明の第2
実施例の要部断面図を示す。図において、図5、図6お
よび図7と同じ機能、作用を示すものには同じ符号をつ
けて説明する。
【0013】図に於いて、ロータ1は、回転軸2の一方
の端部に、ロータヨーク3の中心部に成型したバーリン
グ部8と嵌合して固定され、ロータヨーク3の中心を基
点として同心円上に、ステータ20のコイル23に対向
して駆動マグネツト6が環状に固設されると共に、ロー
タヨーク3の外縁部に鍔部5が環状に立設され、更に、
鍔部外周にFGマグネット10が形成されている。ま
た、ロータヨーク3の鍔部近傍12には底面部と上面部
を貫通するように複数個の透孔9が穿設され、FGマグ
ネット10を構成する樹脂部材が透孔9を通って硬化
し、あたかも樹脂がヨーク3を貫通したかのように設け
られている。
【0014】他方ステータ20は基板22上に上記駆動
マグネツトの対向面にコイル23が設けられ、基板22
から立設したハウジング21内部に上記回転軸を軸支す
る軸受24および25、ハウジング21の底部にスラス
ト軸受26があり、軸受24および25にロータの回転
軸2を回転自在に支承している。
【0015】尚、図でステータはコイルからなる面対向
型ブラシレスモータの場合を示したが、周対向型の場
合、ステータはコイルおよびコアーからなり、発明にか
かわる作用効果は面対向型ブラシレスモータの場合と同
じである。
【0016】このような構成のモータはコイル23に所
定の電圧を印加することにより、駆動マグネツト6との
磁気作用によりロータ1は回転する。この際、FGマグ
ネット10の磁力変化を図示しないFGマグネット外縁
部に配設したMR素子などの感磁素子が感磁しロータの
回転変化を監視する。
【0017】ロータヨーク3成型の際、鍔部5の立設と
共にロータヨーク3の中心部にバーリング部8を成型す
る。同時にロータヨーク3の中心部を基点として同心円
上の鍔部近傍12に複数個の透孔9を穿設する。そして
鍔部外周面15にFGマグネットを溶融成型するとき、
FGマグネットを構成する樹脂部材は溶解してロータヨ
ーク下方部から透孔9を通過し、あたかも樹脂が貫通し
たかのような状態で駆動マグネット6と鍔部内周面との
間を埋めつくし硬化する。従って、樹脂部材とFGマグ
ネットは一体に形成され、特にロータヨーク3とFGマ
グネットの接続方法を考慮することなくFGマグネット
はロータヨーク3に固着される。
【0018】図3は本発明に関わる駆動マグネットの漏
洩磁束を説明する図で、図7で示した従来例と対照され
るものである。
【0019】上記のように、ロータヨークとFGマグネ
ットとの固着は透孔9を通過した樹脂部材で行っている
ので、ロータヨークの鍔部縁面7を駆動マグネットの端
面11と同じ高さ位置まで延設することができる。この
ため鍔部縁面7と駆動マグネット端面11は磁気的に近
接しているので、この部分から漏洩磁束の生じることが
少なくなり、FGマグネット外縁部に配設したホール素
子などの感磁素子の制御が容易になるなど設計上好まし
い結果が得られる。
【0020】図4において、透孔をステータ対向面の鍔
部近傍12に穿設するものに代えて、鍔部外面15に複
数個の透孔19を穿設した例を示す。これは前記透孔を
ステータ対向面の鍔曲部12に穿設したものと同じ作用
・効果が生じるものである。
【0021】図では複数個の透孔を円形で示したが角形
や楕円形さらに扇型をもって穿設してもよい。また、以
上説明した実施例以外にも本発明の枠を逸脱しない範囲
内で各種の変形実施が可能である。
【0022】
【発明の効果】以上に述べたように本発明ではロータヨ
ークの中心部に成型したバーリング部に回転軸の一方の
端部が嵌合して固定され、ボス部材を特に用いることが
ないので経済性が高い。
【0023】ロータヨークの中心部を基点として同心円
上の鍔部近傍に複数個の透孔が穿設され、鍔部外周部に
FGマグネットを溶融成型するとき、FGマグネットを
構成する樹脂部材を溶解して透孔を通過させ、あたかも
樹脂が貫通したかのように硬化させる。従って、樹脂部
材とFGマグネットは一体に形成され、特にロータヨー
ク3とFGマグネットの接続方法を考慮することなくF
Gマグネットはロータヨークに固着されるので、鍔部に
対する固着強度がよい。このため、FGマグネットの接
続強度を増すために鍔部に突起を設ける必要がなくな
る。
【0024】ロータヨークの鍔部縁面を駆動マグネット
端面の位置まで延ばすことができるので漏洩磁束が生じ
にくくなり、駆動マグネットの磁束が感磁素子に回り込
み磁気ノイズを発生させないので設計上有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のブラシレスモータの断面図
である。
【図2】本発明第1実施例のブラシレスモータの平面図
である。
【図3】本発明の第2実施例のブラシレスモータの要部
断面図である。
【図4】本発明に関わる駆動マグネットの漏洩磁束を説
明する図である。
【図5】ブラシレスモータの従来例の断面図である。
【図6】別なブラシレスモータロータの従来例の断面図
である。
【図7】従来例の駆動マグネットの漏洩磁束を説明する
図である。
【符号の説明】
1 ロータ 2 回転軸 3 ロータヨーク 6 鍔部 8 バーリング部 9 透孔 10 FGマグネット 20 ステータ 23 コイル 24 軸受

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状の駆動マグネツトが固着された略カ
    ップ状のロータヨークと、上記駆動マグネツトと対向し
    て配設されたステータと、上記ロータヨークの中央にと
    りつけられ軸受によって回転可能に軸支された回転軸
    と、上記ロータヨークの外周面よりも外周側に着磁面を
    有して固着された樹脂製のFGマグネツトとを備えたブ
    ラシレスモータにおいて、上記ロータヨークは、中央が
    軸方向に起立したバーリング部と、底面部と、鍔部と底
    面部と上面部を貫通するように設けられた複数の透孔と
    を有してなり、上記バーリング部は上記回転軸の一端側
    に嵌合固定され、上記FGマグネツトは上記透孔を通し
    て上記鍔部内外周面を覆うように固着されていることを
    特徴とするブラシレスモータ。
  2. 【請求項2】 上記複数の透孔は、上記ロータヨークの
    底面部の鍔部近傍に設けられていることを特徴とする請
    求項1記載のブラシレスモータ。
JP15492894A 1994-07-06 1994-07-06 ブラシレスモータ Pending JPH0823668A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15492894A JPH0823668A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシレスモータ

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JP15492894A JPH0823668A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシレスモータ

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JPH0823668A true JPH0823668A (ja) 1996-01-23

Family

ID=15595015

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JP15492894A Pending JPH0823668A (ja) 1994-07-06 1994-07-06 ブラシレスモータ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5959693B1 (ja) * 2015-05-28 2016-08-02 三菱電機株式会社 制御ユニット一体型電動駆動装置
JP2020053590A (ja) * 2018-09-27 2020-04-02 日立金属株式会社 ヨーク一体型ボンド磁石及びその製造方法

Cited By (3)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020305