JP5959693B1 - 制御ユニット一体型電動駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】検出角度精度が良く、小型軽量かつトルクリップルの小さな制御ユニット一体型電動駆動装置を提供する。【解決手段】ハウジング4に回転自在に支持されたシャフト6の一端に固定され、ホルダ10と一体化されたセンサ用マグネット9を備え、ホルダ10は、一端に穴の空いた底面を有する円筒状の非磁性体で構成されると共に、センサ用マグネット9は、ホルダ10の底面の両側かつ外周側に射出成形されて一体化され、ホルダ10とセンサ用マグネット9は、シャフト6の一端と空隙を介して離間して配置されると共に、ホルダ10のシャフト6との固定部分を円形接触面を有する構成とした。【選択図】図2

Description

この発明は、車両用の電動パワーステアリング装置に搭載されるモータと制御ユニットをモータの出力軸の同軸上に一体化した制御ユニット一体型電動駆動装置に関するものである。
モータと制御ユニットを一体化した制御ユニット一体型電動駆動装置に使用される半導体センサは、主に磁気抵抗素子が用いられ、モータの回転軸であるシャフトの端部にホルダを介して取り付けられるセンサ用マグネットの回転磁界を検出し、モータの回転角度を検出する。
従来、シャフトへのセンサ用マグネットの保持方法として、例えば特開2005−318687号公報(特許文献1)に開示されているように、シャフトの端部を軸方向に切欠いて平面にした部分に、これよりひとまわり大きな中心穴の空いたセンサ用マグネットを挿入して、ワッシャで固定する技術が知られている。
また、シャフトへのセンサ用マグネットの別の保持方法として、例えば特開2013−7731号公報(特許文献2)に開示されているように、磁気誘導部なる磁性材を有するホルダの内部にセンサ用マグネットを保持し、ホルダをシャフトの外周に固定する技術が知られている。
更に、シャフトへのセンサ用マグネットの別の保持方法として、例えば特開2014−57431号公報(特許文献3)に開示されているように、略円筒形状を有するホルダの一端内部にセンサ用マグネットを固定し、他端をシャフト外周に固定する技術が知られている。
特開2005−318687号公報 特開2013−7731号公報 特開2014−57431号公報
電動パワーステアリング装置に搭載されるモータと制御ユニットを一体化した制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットには、簡易な構造でシャフトに固定できることなどの構造面からの課題、マグネットの着磁や平行な配向が容易なことなどの製造面からの課題、小型軽量で角度検出誤差が小さいことなどの機能面や性能面からの課題がある。
構造面については、例えば特許文献1のように、シャフトに平面部分を設けることは、加工工数や加工時間が増加することや、シャフトとセンサ用マグネットを位置決めして挿入しなければならないので、カメラ等の設備投資が増加するなどの問題がある。
また、製造面については、例えば特許文献2のように、一般的なNS2極のパラレル配向に対して穴の空いたマグネット形状やシャフトが貫通した状態などでは着磁が難しいことや、ホルダの内部にセンサ用マグネットを保持する場合に、着磁ヨークとマグネットとの間に空隙とホルダを介して大電流で着磁しなければならず、発熱に対する冷却性能の大きな設備が必要になることやタクトタイムが増加するなどの問題がある。
更に、機能面や性能面については、例えば特許文献2のように、センサ用マグネットに穴が空いている形状では、回転軸上の近傍の磁界強度が低下するので、半導体センサを遠方に配置しなければならない。このため、電動駆動装置の大型化や重量増加によるステアリングギアへの搭載性の悪化や車両燃費の悪化が生じてしまう問題がある。また、例えば特許文献3のように、複雑なパーツからなるホルダや複雑な形状のホルダでは、センサ用マグネットの偏心や傾きが生じて角度誤差が悪化し、トルクリップルなどの操舵フィーリングが悪化する問題がある。
この発明は、上記のような従来装置の課題を解決するためになされたもので、小型軽量で、かつトルクリップルの小さな制御ユニット一体型電動駆動装置の提供を目的とするものである。
この発明による制御ユニット一体型電動駆動装置は、モータ部を制御する制御ユニットを前記モータ部の出力軸に同軸に配置し、前記制御ユニットと前記モータ部を一体化した制御ユニット一体型電動駆動装置において、
前記モータ部は、ハウジングの内周に嵌合された固定子と、前記ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、前記シャフトに固定され、前記固定子と空隙を介して対向する回転子と、前記シャフトのモータ出力側と反対側の一端に固定され、ホルダと一体化されたセンサ用マグネットと、前記センサ用マグネットの磁界を検出する回転角度検出手段と、前記回転角度検出手段で検出した前記回転子の回転角度に応じて前記モータ部の制御を行う制御ユニットと、を備え、
前記ホルダは、一端に穴の空いた底面を有する円筒状の非磁性体で構成されると共に、前記センサ用マグネットは、前記シャフトの軸方向に前記ホルダと重なっている部分の厚さをt2とし、前記厚さt2以外の前記ホルダと重なっていない部分の厚さをt1とした場合、t1>t2なる関係を有して前記ホルダの底面の両側かつ外周側に一体化され、
前記ホルダと前記センサ用マグネットは、前記シャフトの一端と空隙を介して離間して配置されると共に、前記ホルダの前記シャフトとの固定部分を円形接触面を有する構成としたものである。
この発明によれば、前記構成により、小型軽量で、かつトルクリップルの小さな制御ユニット一体型電動駆動装置を提供することができる。
この発明の実施の形態1による制御ユニット一体型電動駆動装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図である。 この発明の実施の形態2による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図である。 この発明の実施の形態2による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとシャフト端面との空隙距離と、空隙1mmあたりの磁界強度の増加率を示す図である。 この発明の実施の形態3による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図である。 この発明の実施の形態3による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる他の実施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態3による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる他の実施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの断面図である。 この発明の実施の形態4による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる実施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態4による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる他の実施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図である。 この発明の実施の形態5による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる実施例を示す断面図である。 この発明の実施の形態5による制御ユニット一体型電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダの異なる他の実施例を示す断面図である。
以下、この発明による制御ユニット一体型電動駆動装置の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による制御ユニット一体型電動駆動装置を示す断面図である。制御ユニット一体型電動駆動装置(以下、単に電動駆動装置という。)1は、電動パワーステアリング装置のステアリングギアを駆動する駆動装置として使用され、モータ部2と、モータ部2を制御すると共に電力を供給する制御ユニットであるECU(Electronic Control Unit )部3から構成される。モータ部2は、ステアリングギア(図示せず)に固定されたハウジング4と、ハウジング4の内部に固定された電機子である筒状の固定子5と、ハウジング4に回転自在に支持された磁性体のシャフト6と、シャフト6に固定され、固定子5と空隙を介して回転自在に対向する回転子7を備えている。なお、回転子7は永久磁石により構成されている。
運転者の操舵力に応じて電動駆動装置1が出力するアシストトルクは、シャフト6の一端に嵌合されたプーリまたはボスを介してステアリングギアのシャフトに伝達される。伝達されたトルクは回転運動からステアリングホイールの向きを変える平行運動の力に変換されて車両が操舵される。また、回転子7の回転角度を検出する回転角度検出手段としての半導体センサ8に対向するセンサ用マグネット9と、センサ用マグネット9を支持するホルダ10が、シャフト6の他端に圧入して嵌合され、回転子7と一体に回転自在に設けられている。
ECU部3は、ステアリングギアへの固定側11とは反対側12に、モータ部2と同軸に配置される。半導体センサ8は、回転自在なセンサ用マグネット9の磁界を検出するホールセンサや磁気抵抗センサなどから構成される。モータ部2は、半導体センサ8で検出された回転子7の回転角度に応じて電力供給と制御信号入出力を行うECU部3、例えばインバータ回路とその制御回路により制御される。
図2は、電動駆動装置1のセンサ用マグネット9とホルダ10を示す断面図で、(a)は側面断面図、(b)は図2(a)のB−B線断面図、(c)は図2(a)のA−A線断面図である。
センサ用マグネット9は、円柱部20と円柱部20の両端で平面部21を有する形状の射出成形磁石で構成されている。センサ用マグネット9は、ステンレス等の非磁性材のホルダ10に一体成型される。ホルダ10は、中空の円筒部22と円筒部22の一端で平面部23を有する形状に絞り加工されている。ホルダ10の平面部23には中心穴24が形成され、この中心穴24を通してセンサ用マグネット9がホルダ10の円筒部22の中空部25にも射出成形により一体成形されている。
ここで、センサ用マグネット9は、シャフト6の軸方向にホルダ10と重なっている部分の厚さをt2とし、厚さt2以外のホルダ10と重なっていない部分の厚さをt1とすると、t1>t2なる関係を有している。
前記のようにセンサ用マグネット9がホルダ10の円筒部22の中空部25にも射出成形により一体成型されるので、センサ用マグネット9がホルダ10から抜けない構造とすることができる。センサ用マグネット9とホルダ10を一体化することにより、着磁工程やシャフト6への圧入工程での取り扱いが容易となる。
また、ホルダ10の平面部23はシャフト6へ圧入する場合に、過大な圧入応力をセンサ用マグネット9にかけることなく、圧入応力の受けとすることができるので、センサ用マグネット9の欠けや割れが発生しない。
また、ホルダ10とシャフト6の嵌合部26は互いに円形であり、相対的な位置決め形状を有していない。シャフト6の一端には、モータ部2の組み立てで回転子7を支持する中心穴27が設けられており、センサ用マグネット9はシャフト6の端面とは離間して配置される。このため、ホルダ10とシャフト6との圧入の残留応力がセンサ用マグネット9に作用することが無く、センサ用マグネット9の欠けや割れが発生しない。
実施の形態1による電動駆動装置1は前記のように構成されており、次のような効果が得られる。
まず、センサ用マグネット9を着磁した後にホルダ10をシャフト6に圧入する場合、回転子7と着磁方向の相対角度に制約が無く、回転子角度を固定すれば、円形のシャフト6の嵌合部26にそのまま圧入でき、嵌合部26の角度をセンサやカメラで検出するなどの設備が不要となる特徴を有する。また、ホルダ10は絞り加工で成形されているので、簡易な構造でこれを実現できる。
また、センサ用マグネット9はホルダ10の形状に関わらず、空隙のみを介して着磁ヨークで着磁できるので、必要な電流値が小さく、着磁ヨークの温度上昇も低減できる効果が得られる。センサ用マグネット9には穴が無いので、着磁の配向ずれが小さく、均一なパラレル配向が得られる特徴を有する。
更に、センサ用マグネット9は円柱形状であること、およびシャフト6とセンサ用マグネット9とが当接されないので漏れ磁束が小さいことから、シャフト6の近傍の磁場強度が低下せず、半導体センサ8をセンサ用マグネット9に近接して配置できるので、モータ部2とECU部3を一体化した電動駆動装置1の小型軽量化が可能となる顕著な効果が得られる。
通常、シャフト6の端面にはモータ部2の組み立てで回転子7を支持する中心穴が設けられているので、シャフト6の端面とシャフト6との直角度は良好でない。シャフト6の端面にセンサ用マグネット9を当接すると、シャフト6の端面が基準となることで、シャフト6に対してセンサ用マグネット9が傾いたり、ホルダ10が座屈してシャフト6に対して偏心したりして、回転磁界が歪み、角度検出精度が悪化して、トルクリップルが悪化する。しかし、実施の形態1によれば、シャフト6とセンサ用マグネット9を当接させないので、この問題を解決でき、操舵フィーリングを改善できる。
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2による電動駆動装置について説明する。実施の形態2による電動駆動装置は、センサ用マグネットとホルダを除くと実施の形態1と同様であるので、図示説明を省略し、ここでは、構成の異なるセンサ用マグネットとホルダについて説明する。
図3は、実施の形態2による電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図で、実施の形態1と同一、若しくは相当する部分には同一符号を付している。なお、図3(a)は側面断面図、(b)は図3(a)のB−B線断面図、(c)は図3(a)のA−A線断面図である。
図3において、シャフト6の端面とセンサ用マグネット9との空隙の距離をgとする。このとき、空隙の距離gを1mm変化させた場合に、半導体センサ8(図1参照)が検知する磁界強度の増加率を図4に示す。例えば、空隙の距離gを0.5mmから3.5mmに増加させた場合には、横軸と縦軸で囲まれた面積、すなわち積分した値だけ磁界強度が増加することを表している。
これは、センサ用マグネット9の直径が15mm、厚み5mm、シャフト6の外径が10mm、ホルダ10は0.5mm厚の非磁性材、半導体センサ8をセンサ用マグネット9の中心軸上2mmの位置とした場合の計算結果である。縦軸はシャフト6の端面にセンサ用マグネット9を当接した場合の磁界強度を100%としており、空隙の距離gに対して、磁性体のシャフト6への漏れ磁束が低減できるので、磁界強度の増加率は常にプラスの値となる。空隙の距離gが2mm以下では、磁界強度の増加率は大きいが、2mm以上ではシャフト6への漏れ磁束が空隙の磁気抵抗が大きくなり少なくなっていくことから増加率が小さくなり、ほとんど一定値となっていくことが分かる。
半導体センサ8での角度検出精度は、半導体センサ8とセンサ用マグネット9との相対距離にも依存する。モータと制御ユニットを一体化した電動駆動装置の個体ごとに相対距離が変動した場合、磁界強度ばらつきによる角度検出誤差のばらつきが大きく、出力トルクに重畳するトルクリップルのばらつきが大きくなってしまう特有の問題がある。
例えば、ホルダ10をステアリングギアへの固定側11(図1参照)を基準に圧入する場合、センサ用マグネット9の軸方向公差はシャフト公差で決まり、かつ、半導体センサ8はハウジング4やECU部3を含んだ公差で決まるので、相対距離のばらつきが大きい。このような場合には空隙の距離gを2mm以上とすることで、磁界強度のばらつきを低減することができる特徴を有する。また、磁界強度も大きいので、漏れ磁束が減った分をセンサ用マグネット9の厚みを減らしてコストダウンを図ることができる利点もある。
一方、電動パワーステアリング装置が軽自動車や小型自動車に搭載される場合には、出力トルクの大きな中型自動車以上車両に比べて、トルクリップルの許容値が小さく、操舵フィーリングへの影響が小さい場合がある。この場合、空隙の距離gを2mm以下にすることにより、モータと制御ユニットを一体化した電動駆動装置の全長を小さくすることができる。従って、電動ステアリング装置のステアリングコラムに直角方向に配置される小型自動車以下では、他の車載機器や運転者の脚部との干渉が少なくなるので、搭載性が改善されるという利点が得られる。また、車両重量の小さい小型自動車において、モータと制御ユニットを一体化した電動駆動装置の重量低減による燃費改善の効果は言うまでもない。
このように、実施の形態2による電動駆動装置では、実施の形態1からさらなるトルクリップル改善、もしくは、小型軽量化を選択的に実現できる顕著な効果を有する。
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3による電動駆動装置について説明する。実施の形態3による電動駆動装置は、センサ用マグネットとホルダを除くと実施の形態1あるいは実施の形態2と同様であるので、図示説明を省略し、ここでは、構成の異なるセンサ用マグネットとホルダについて説明する。
図5は、実施の形態3による電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図で、実施の形態1あるいは実施の形態2と同一、若しくは相当する部分には同一符号を付している。なお、図5(a)は側面断面図、(b)は図5(a)のB−B線断面図、(c)は図5(a)のA−A線断面図である。
図5に示すように、実施の形態3による電動駆動装置のホルダ10は、中心穴24が多角形の形状に形成されている。このため、ホルダ10に対するセンサ用マグネット9の回り止めとして機能する。
回り止めとして機能するための形状は多角形のみでなく、次のような形状でも同様の機能を発揮することができる。
即ち、図6は回転中心軸に対して、中心穴24が偏心した位置に設けられている場合であり、図7は中心穴24が複数個設けられている場合である。また、図8は中心穴24のほかに、ホルダ10の平面部23に窪み30を設けた場合である。
このように構成された実施の形態3による電動駆動装置においても、実施の形態1あるいは実施の形態2と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4による電動駆動装置について説明する。実施の形態4による電動駆動装置は、センサ用マグネットとホルダを除くと実施の形態1、実施の形態2、あるいは実施の形態3と同様であるので、図示説明を省略し、ここでは、構成の異なるセンサ用マグネットとホルダについて説明する。
図9は、実施の形態4による電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図で、実施の形態1、実施の形態2、あるいは実施の形態3と同一、若しくは相当する部分には同一符号を付している。なお、図9(a)は側面断面図、(b)は図9(a)のB−B線断面図、(c)は図9(a)のA−A線断面図である。
図9に示すように、実施の形態4による電動駆動装置のホルダ10は、平面部23が円筒部22の外側に配置されている。
このように、ホルダ10の平面部23が円筒部22の外側に配置された実施の形態4による電動駆動装置においても、実施の形態1、実施の形態2、あるいは実施の形態3と同様の効果を得られることは明らかである。特に、シャフト6の外径がセンサ用マグネット9の外径に比べて小さい場合に有効な構成である。同様に図10、図11に示すように、平面部23に更に軸方向に延びる延長部31を設けても同様の効果を得ることができる。
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5による電動駆動装置について説明する。実施の形態5による電動駆動装置は、センサ用マグネットとホルダを除くと実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、あるいは実施の形態4と同様であるので、図示説明を省略し、ここでは、構成の異なるセンサ用マグネットとホルダについて説明する。
図12は、実施の形態5による電動駆動装置のセンサ用マグネットとホルダを示す断面図で、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、あるいは実施の形態4と同一、若しくは相当する部分には同一符号を付している。なお、図12(a)は側面断面図、(b)は図12(a)のB−B線断面図、(c)は図12(a)のA−A線断面図である。
図12に示すように、実施の形態5による電動駆動装置のホルダ10は、平面部23に切欠き部32を有している。
このように、ホルダ10の平面部23に切欠き部32を有する実施の形態5による電動駆動装置においても、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、あるいは実施の形態4と同様に、ホルダ10に対するセンサ用マグネット9の回り止めとして機能する。
回り止めとして機能するための形状は多角形だけでなく、次のような形状でも同様の機能を発揮することができる。即ち、図13および図14に示すように、平面部23に窪み33を設けた場合である。
このように構成された実施の形態5による電動駆動装置においても、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3、あるいは実施の形態4と同様の効果を得ることができる。
以上、実施の形態1から実施の形態5について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 電動駆動装置、2 モータ部、3 ECU部、4 ハウジング、5 固定子、6 シャフト、7 回転子、8 半導体センサ、9 センサ用マグネット、10 ホルダ、11 固定側、12 反対側、20 円柱部、21、23 平面部、22 円筒部、24、27 中心穴、25 中空部、26 嵌合部、30、33 窪み、31 延長部、32 切欠き部

Claims (4)

  1. モータ部を制御する制御ユニットを前記モータ部の出力軸に同軸に配置し、前記制御ユニットと前記モータ部を一体化した制御ユニット一体型電動駆動装置において、
    前記モータ部は、ハウジングの内周に嵌合された固定子と、前記ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、前記シャフトに固定され、前記固定子と空隙を介して対向する回転子と、前記シャフトのモータ出力側と反対側の一端に固定され、ホルダと一体化されたセンサ用マグネットと、前記センサ用マグネットの磁界を検出する回転角度検出手段と、前記回転角度検出手段で検出した前記回転子の回転角度に応じて前記モータ部の制御を行う制御ユニットと、を備え、
    前記ホルダは、一端に穴の空いた底面を有する円筒状の非磁性体で構成されると共に、前記センサ用マグネットは、前記シャフトの軸方向に前記ホルダと重なっている部分の厚さをt2とし、前記厚さt2以外の前記ホルダと重なっていない部分の厚さをt1とした場合、t1>t2なる関係を有して前記ホルダの底面の両側かつ外周側に一体化され、
    前記ホルダと前記センサ用マグネットは、前記シャフトの一端と空隙を介して離間して配置されると共に、前記ホルダの前記シャフトとの固定部分を円形接触面を有する構成としたことを特徴とする制御ユニット一体型電動駆動装置。
  2. 前記ホルダは、前記センサ用マグネットの回り止めを備えていることを特徴とする請求項1に記載の制御ユニット一体型電動駆動装置。
  3. 前記センサ用マグネットは、前記シャフトの端面との間に2mm以上の空隙を有して前記ホルダにより保持されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制御ユニット一体型電動駆動装置。
  4. 前記センサ用マグネットは、前記シャフトの端面との間に2mm未満の空隙を有して前記ホルダにより保持されていることを特徴とする請求項1からの何れか一項に記載の制御ユニット一体型電動駆動装置。
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