JPH08236462A - 気相成長方法 - Google Patents

気相成長方法

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JPH08236462A
JPH08236462A JP7066883A JP6688395A JPH08236462A JP H08236462 A JPH08236462 A JP H08236462A JP 7066883 A JP7066883 A JP 7066883A JP 6688395 A JP6688395 A JP 6688395A JP H08236462 A JPH08236462 A JP H08236462A
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silicon single
oxide film
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Hitoshi Habuka
等 羽深
Naoto Tate
直人 楯
Masanori Mayuzumi
雅典 黛
Hitoshi Tsunoda
均 角田
Masayasu Katayama
正健 片山
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Shin Etsu Handotai Co Ltd
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
    • C30B29/00Single crystals or homogeneous polycrystalline material with defined structure characterised by the material or by their shape
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    • C30B29/06Silicon
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C30CRYSTAL GROWTH
    • C30BSINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
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    • C30B25/02Epitaxial-layer growth

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイクロラフネスを伴わない平坦な表面状態
のエピウェーハを確実に製造することができる気相成長
方法を提供する。 【構成】 シリコン単結晶基板を、好ましくは800℃
未満の温度より不活性ガス雰囲気内で昇温する工程と、
自然酸化膜を気相成長の前に950℃以上1190℃以
下の水素ガス雰囲気内でエッチング除去する工程とを有
する気相成長方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリコン単結晶基板上
にシリコン単結晶薄膜を気相成長させる方法に関する。
さらに詳しくは、シリコン単結晶薄膜を気相成長する前
の雰囲気に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン単結晶基板上にシリコン
単結晶薄膜を気相成長させる際には、水素ガス雰囲気中
で前記基板の昇温を行っていた。例えば、予め空気雰囲
気から窒素雰囲気に置換された前室より温度が900℃
付近の反応容器内にシリコン単結晶基板が搬入される
と、該シリコン単結晶基板は、図6に示すように、水素
ガス雰囲気内で加熱されて所望のエッチング温度にまで
昇温される。
【0003】次に、反応容器内に塩化水素ガスを導入し
て前記シリコン単結晶基板の主表面をエッチングし、さ
らに原料ガスを導入して所望厚さのシリコン単結晶薄膜
を気相成長させる。気相成長終了後は加熱を中止して前
記反応容器内を冷却し、シリコン単結晶薄膜を気相成長
させた基板(以下、「エピウェーハ」という。)を前記
反応容器から搬出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の方法では、エピウェーハ表面の広い範囲にわたっ
てマイクロラフネスという微小な凹凸が形成されること
があった。暗室内で前記エピウェーハ表面に集光を照射
すると、マイクロラフネスが形成された領域では光が乱
反射して白く曇って見えるので、これを「曇り」または
「ヘイズ」という。エピウェーハ表面は、マイクロラフ
ネスを伴わない平坦なものであることが好ましい。
【0005】また、シリコン単結晶基板の主表面のエッ
チングに塩化水素ガスを用いると、該塩化水素ガスは貯
蔵タンク、供給配管、反応炉内などを食刻して生じた金
属汚染物質を含有するのでシリコン単結晶基板を金属汚
染させたり、シリコン単結晶薄膜の気相成長時に残存す
る塩化水素ガスがシリコン単結晶基板の主表面をエッチ
ングしてオートドープ量を増大させるなど、エピウェー
ハの製造に好ましくない問題が発生する。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、マイクロラフネスを伴わない平坦な
表面状態のエピウェーハを確実に製造することができる
気相成長方法を提供すると同時に、塩化水素ガスに代わ
るシリコン単結晶基板のエッチング方法を用いた気相成
長方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の成長方法は、シ
リコン単結晶基板の主表面上にシリコン単結晶薄膜を気
相成長させる方法において、前記シリコン単結晶基板を
不活性ガス雰囲気内で昇温する工程と、前記シリコン単
結晶基板の表面上に形成された自然酸化膜を気相成長の
前に水素ガスでエッチング除去する工程とを有するもの
である。
【0008】前記不活性ガス雰囲気内で昇温する工程
は、前記シリコン単結晶基板の表面上に形成された自然
酸化膜を水素ガスでエッチング除去するのに適した温度
まで継続され、好ましくは、800℃未満の温度より開
始される。
【0009】また、前記自然酸化膜を水素ガスでエッチ
ング除去するのに適した温度は、水素ガスによる自然酸
化膜に対するエッチング速度がシリコン単結晶に対する
エッチング速度の1/10以上となる温度であることが
好ましく、その温度は例えば、950℃以上1190℃
以下である。
【0010】前記不活性ガスとしては、例えばヘリウ
ム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノンのいずれ
か一種又は、これらから任意に選んで調製した希ガスを
使用することが好ましい。
【0011】
【作用】本発明者がマイクロラフネスの発生原因を調査
したところ、水素ガス雰囲気内でシリコン単結晶基板を
昇温中、該シリコン単結晶基板の表面上に形成された厚
さ約1.5nmの自然酸化膜(SiO2 )が水素ガスでエ
ッチング除去される際に、図7(b)に示すようにエッ
チングに局部的なムラが発生し、自然酸化膜12が完全
に除去された部分13から順次シリコン単結晶基板11
の表面が水素ガスでエッチングされ始める為に、水素ガ
スで深くエッチングされる部分と浅くエッチングされる
部分が生じ、この結果、凹凸14がシリコン単結晶基板
11の表面上に形成されることが判った。
【0012】自然酸化膜12は、塩化水素ガスを用いな
くても、水素雰囲気内で略800℃以上に加熱されると
水素によりエッチングされる。しかし800℃ないし9
00℃付近の温度においては、自然酸化膜12がシリコ
ン単結晶基板11の全面で同時に除去されるわけではな
く、自然酸化膜12のエッチングが比較的早く進行して
シリコン単結晶11の表面がすぐに露出する部分とそう
でない部分とが共存する。
【0013】ところで、900℃付近における水素のエ
ッチング能力は、シリコン単結晶基板に対しては約0.
7nm/minであり、自然酸化膜に対しては約0.05nm/m
inである。つまり、水素によるシリコン単結晶基板のエ
ッチング速度は、自然酸化膜のエッチング速度の約14
倍である。この時、シリコン単結晶11の表面が一端露
出するとその部分が自然酸化膜12に対するエッチング
速度の約14倍の速さでエッチングされるので、自然酸
化膜12のわずかなエッチングムラが増幅された形で凹
凸14が形成される。そして、この凹凸14がマイクロ
ラフネスの発生原因となる。
【0014】つまり、従来のように、自然酸化膜に対す
る水素のエッチングムラが基板表面上で増幅されやすい
例えば900℃付近の温度で、シリコン単結晶基板を水
素雰囲気の反応容器に搬入すると、昇温開始時に900
℃付近の温度で保持される時間が必然的に長くなるの
で、マイクロラフネスの発生を確実に抑制することはで
きなかった。
【0015】一方1100℃付近では、自然酸化膜に対
する水素のエッチング能力が900℃付近のほぼ20倍
の約1nm/minになり、また、シリコン単結晶基板に対す
るエッチング速度ともほぼ等しくなる。
【0016】そこで、シリコン単結晶基板を800℃な
いし900℃付近では不活性ガス雰囲気内で昇温して自
然酸化膜が除去されないようにし、前記シリコン単結晶
基板の表面上に形成された自然酸化膜を水素ガスでエッ
チング除去するのに適した温度、例えば1100℃付近
で初めて水素ガスを導入して水素ガスをシリコン単結晶
基板に接触させる。すると、シリコン単結晶基板主表面
の自然酸化膜は全面で短時間に除去される。1100℃
付近では、水素ガスのエッチング能力が自然酸化膜とシ
リコン単結晶基板とでほぼ等しいので、図7(a)に示
すように自然酸化膜に対するエッチングムラが基板表面
上で増幅されず、マイクロラフネスの発生を確実に抑制
することが可能である。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面を参照
しながら説明する。 実施例1 図1は、本発明の気相成長方法によるシリコン単結晶薄
膜の製造工程を示している。本実施例においては、図2
に示すようなコールドウォール式の気相成長装置を使用
して、シリコン単結晶基板1(以下、「基板1」とい
う。)の表面にシリコン単結晶薄膜2(以下、「薄膜
2」という。)を気相成長させた。
【0018】前記気相成長装置は、図2に示すように、
透明な石英ガラス製の反応容器3と、該反応容器3の外
側に設置された赤外線加熱灯4と、気相成長に使用する
ガス8のガス導入口5と、ガス排出口6と、基板搬送口
7とを有する水平型の枚葉式気相成長装置である。
【0019】薄膜2の製造を行うには、まず、基板1を
窒素雰囲気の図示しない前室より基板搬送口7を通して
約700℃に冷却された反応容器3内に搬入し、該反応
容器3内に基板1を水平に載置する。前記反応容器3内
は前もってアルゴンガスで置換されており、前記基板1
が前記反応容器3内に載置されると同時に昇温を開始す
る。
【0020】基板1及び薄膜2の表面状態を損なわない
ためには、1100℃付近に昇温するまで前記反応容器
3内をアルゴンガス雰囲気に保つことが望ましい。しか
し、水素ガスに比べて高価なアルゴンガスを大量に使用
することはコストの点で問題である。
【0021】そこで、アルゴンガス雰囲気内で昇温中
に、900℃、1000℃、1100℃において前記反
応容器3内を水素ガス雰囲気に置換して、マイクロラフ
ネスの発生状況を比較し、前記反応容器3内を昇温中に
アルゴンガス雰囲気に保つことが必要な温度を実験によ
り求めた。
【0022】まず、前記反応容器3内に基板1を搬入終
了後直ちに昇温を開始し、各温度条件までアルゴンガス
雰囲気内で昇温させた。続いて、前記反応容器3内を水
素ガス雰囲気に置換した。本実験においては、マイクロ
ラフネスの発生状態を正確に把握するために、各温度条
件で3分間保持してマイクロラフネスがより発生しやす
い条件を設定した。
【0023】次に、水素ガス雰囲気内で基板1を110
0℃で2分間保持して自然酸化膜を完全に除去した後
に、トリクロロシランを原料ガスとして、成長温度11
00℃、成長時間2分で、約6μmの厚さの薄膜2を成
長させた。
【0024】本実験の結果成長した薄膜2の表面を原子
間力顕微鏡で観察したのが図3ないし図5のグラフであ
る。図3のグラフから、900℃で前記反応容器3内を
水素ガス雰囲気に置換した場合には、基板1が深くまで
エッチングされてマイクロラフネスが特に大きいことが
把握された。これに対して、1000℃及び1100℃
においては、図4および図5に示すように、基板1の表
面がエッチングされる様子は殆ど観察されなかった。
【0025】本実験結果をもとにさらに検討を加えた結
果、前記反応容器3内を800℃以上900℃付近の温
度で水素ガス雰囲気に置換すると、マイクロラフネスが
発生することがわかった。また、不活性ガス雰囲気から
水素ガス雰囲気に変わる温度は、水素ガスによる自然酸
化膜に対するエッチング速度がシリコン単結晶に対する
エッチング速度の1/10以上となる950℃以上であ
れば、マイクロラフネスの発生が確実に抑制されること
がわかった。しかし、シリコン単結晶基板の温度が11
90℃より高くなると、オートドープ現象やスリップな
どの弊害のほうが無視できなくなるほど大きくなるの
で、好ましくない。
【0026】本実施例においては、不活性ガスとしてア
ルゴンガスを用いたが、不活性ガスとしてヘリウム、ネ
オン、クリプトン、キセノンのいずれか一種又は、これ
らから任意に選んで調製した希ガスを使用することがで
きる。また、不活性ガスとして窒素を用いることも可能
であるが、高温度で窒化物を形成するので注意が必要で
ある。
【0027】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
気相成長方法によれば、シリコン単結晶基板を800℃
ないし900℃付近では不活性ガス雰囲気内で昇温して
自然酸化膜がムラにエッチングされないようにするの
で、マイクロラフネスを伴わない平坦な表面状態のエピ
ウェーハを確実に製造することができる。また、塩化水
素ガスを用いることにより発生していた金属汚染やオー
トドープの問題も抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す工程説明図である。
【図2】第1の実施例で使用した気相成長装置の説明図
である。
【図3】昇温中の反応容器内を900℃でアルゴンガス
雰囲気から水素ガス雰囲気に変えた場合のマイクロラフ
ネスのレベルを示すグラフである。
【図4】昇温中の反応容器内を1000℃でアルゴンガ
ス雰囲気から水素ガス雰囲気に変えた場合のマイクロラ
フネスのレベルを示すグラフである。
【図5】昇温中の反応容器内を1100℃でアルゴンガ
ス雰囲気から水素ガス雰囲気に変えた場合のマイクロラ
フネスのレベルを示すグラフである。
【図6】従来の気相成長方法を示す工程説明図である。
【図7】自然酸化膜とシリコン単結晶基板が水素ガスで
エッチング除去される様子を示す概略説明図である。 (a)1100℃付近でのエッチング。 (b)900℃付近でのエッチング。
【符号の説明】
1 基板またはシリコン単結晶基板 2 薄膜またはシリコン単結晶薄膜 3 反応容器 4 赤外線加熱灯 5 ガス導入口 6 ガス排出口 7 基板搬送口 8 ガス 11 シリコン単結晶基板 12 自然酸化膜 13 自然酸化膜が完全に除去された部分 14 凹凸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角田 均 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字大平 150番地 信越半導体株式会社半導体白河 研究所内 (72)発明者 片山 正健 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越半 導体株式会社半導体磯部研究所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン単結晶基板の主表面上にシリコ
    ン単結晶薄膜を気相成長させる方法において、前記シリ
    コン単結晶基板を不活性ガス雰囲気内で昇温する工程
    と、前記シリコン単結晶基板の表面上に形成された自然
    酸化膜を気相成長の前に水素ガスでエッチング除去する
    工程とを有することを特徴とする気相成長方法。
  2. 【請求項2】 前記不活性ガス雰囲気内で昇温する工程
    は、前記シリコン単結晶基板の表面上に形成された自然
    酸化膜を水素ガスでエッチング除去するのに適した温度
    まで継続されることを特徴とする請求項1に記載の気相
    成長方法。
  3. 【請求項3】 前記不活性ガス雰囲気内で昇温する工程
    は、800℃未満の温度より開始されることを特徴とす
    る請求項1または2に記載の気相成長方法。
  4. 【請求項4】 前記自然酸化膜を水素ガスでエッチング
    除去するのに適した温度は、水素ガスによる自然酸化膜
    に対するエッチング速度がシリコン単結晶に対するエッ
    チング速度の1/10以上となる温度であることを特徴
    とする請求項2に記載の気相成長方法。
  5. 【請求項5】 前記自然酸化膜を水素ガスでエッチング
    除去するのに適した温度は、950℃以上1190℃以
    下であることを特徴とする請求項2または4に記載の気
    相成長方法。
  6. 【請求項6】 前記不活性ガスとしてヘリウム、ネオ
    ン、アルゴン、クリプトン、キセノンのいずれか一種又
    は、これらから任意に選んで調製した希ガスを使用する
    ことを特徴とする請求項1,2または3に記載の気相成
    長方法。
JP7066883A 1995-03-01 1995-03-01 気相成長方法 Pending JPH08236462A (ja)

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