JPH08236447A - 分子線エピタキシ装置とそれを用いた化合物半導体薄膜の製造方法および化合物半導体装置の製造方法 - Google Patents

分子線エピタキシ装置とそれを用いた化合物半導体薄膜の製造方法および化合物半導体装置の製造方法

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JPH08236447A
JPH08236447A JP3786695A JP3786695A JPH08236447A JP H08236447 A JPH08236447 A JP H08236447A JP 3786695 A JP3786695 A JP 3786695A JP 3786695 A JP3786695 A JP 3786695A JP H08236447 A JPH08236447 A JP H08236447A
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compound semiconductor
heat shield
electron beam
electron gun
thin film
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JP3786695A
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Teruo Busshu
照夫 物集
Kiyoshi Ouchi
潔 大内
Kazuhiko Hosomi
和彦 細見
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ホール移動度が高く、結晶性の良好な化合物半
導体薄膜が得られる改良された電子ビーム蒸着装置を備
えた分子線蒸着装置と、この装置を用いた化合物半導体
薄膜の製造方法およぴ化合物半導体装置の製造方法とを
実現する。 【構成】炭素等の固体ソース源としてMBE装置に使用
する電子ビーム蒸着装置の構成を、電子銃本体1の外周
部に設けられたヒートシールド7の外壁に、例えばヒー
タ11による加熱手段を設けて、蒸着開始前に予めヒー
トシールド7を加熱し、焼だしにより不純ガスを除去し
ておき、その後の結晶成長時に電子銃周辺部からのガス
放出を抑制する構造にする。 【効果】HBTなどのヘテロ構造デバイスに不可欠な、
極めて急峻な不純物プロファイルを有する高品質なp型
化合物半導体薄膜が形成できる。炭素をドーパントとし
てもホール移動度を従来の2倍に改善し、Beと同等に
でき素子特性を大幅に向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分子線エピタキシ装置
とそれを用いた化合物半導体薄膜の製造方法および化合
物半導体装置の製造方法に係り、特にドーパントとして
炭素のごとき高融点材料を固体ソースとして用いる場合
に好適な電子ビーム蒸着装置を備えた分子線エピタキシ
装置とそれを用いた化合物半導体薄膜の製造方法および
化合物半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化合物半導体は、電子移動度・飽和電子
速度がSiにくらべ優れているため、高速・高周波デバ
イスを実現できるとして注目を集めている。なかでも、
ヘテロ接合バイポーラトランジスタ(HBT)は、高速
・高周波特性に優れるとして、近年活発に研究開発され
ている。このHBT構造の形成方法としては、主にドー
パントのドープ量分布に急峻なプロファイルが容易に得
られる分子線エピタキシ法(MBE法)が用いられてい
る。
【0003】例えば、InP−InGaAs系のnpn
型HBT構造をMBE法により製造する場合には、In
GaAsベース層へのp型ドーパントとして、従来ベリ
リウムBeを用いていたが、拡散係数が大きく、薄膜形
成中あるいは素子形成後の通電中に、Beがベース層か
らエミッタ層(例えばInP)およびコレクタ層(例え
ばInGaAs)に拡散し、特性の劣化を来たしてい
た。このため、Beに代えて拡散係数の小さな炭素がド
ーパントとして用いられるようになってきた。炭素ソー
スとしては、当初グラファイトフィラメントが用いられ
たが、寿命が短く、また制御性も悪く実用に供さなかっ
た。
【0004】その後、MBE装置の排気系をイオンポン
プからターボポンプ等のガス対応の排気系に切り替え、
有機金属気相成長法(MOCVD法)で用いられている
トリメチルガリウム(TMGa)が検討されているが、
結晶成長室に残留する炭素のメモリ効果のため次に成長
する膜(例えばエミッタ層)への炭素汚染および蒸着ソ
ースの汚染等が問題となっていた。
【0005】これらの解決策として、電子ビーム蒸着を
用いた固体ソースによるベース層への高濃度炭素ドーピ
ングが検討されている。以下、図4に示した従来の電子
ビーム蒸着装置の概略断面図を用いて説明する。図に於
いて、1は電子銃本体、2はルツボの中に充填された炭
素ソース、3はシャッタ、4は電流導入ケーブル、5は
電子銃用熱電対、6は電子銃本体を冷却するための冷却
水導入パイプ、7はヒートシールド、8は真空チャンバ
取付フランジ、9はシャッタ3の回転導入器である。
【0006】この電子ビーム蒸着装置をMBE装置に取
り付けて、GaAsに炭素ドーピングを行った結果、通
常のMBEにおけるドーピングと同様に急峻なドーピン
グプロファイルが得られている。しかし、GaAs膜の
移動度(ホール移動度)は図5に示した如く、1×10
19cm-3以上のキャリア濃度においてBeドープ膜に比
べて半分程度の値しか得ることが出来なかった。すなわ
ち、図5は、横軸にキャリア濃度(cm-3)を、縦軸に
ホール移動度(cm2/v・s)を、それぞれ示してお
り、△プロットが炭素ドープGaAs、実線が比較のた
めに示したBeドープGaAs(Beのドープピング
は、ヒータ加熱方式による蒸着によるもの)の特性であ
る。
【0007】なお、この種の固体ソースMBE法におけ
る電子銃を用いた高濃度炭素ドーピングに関連するもの
として、第40回応用物理学関係連合講演会、講演予稿
行集第204頁、29p−ZQ−2(1993年春季)
が挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように従来の固体ソースによる電子ビーム蒸着装置を
用いて炭素ドーピングを行った場合、ホール移動度が従
来法(Beドープ)の約1/2程度と低く、しかも高純
度結晶が得られないという問題があった。
【0009】したがって、本発明の目的は、このような
従来の問題点を解消することにあり、その第1の目的は
ホール移動度が高く、結晶性の良好な化合物半導体薄膜
が得られる改良された電子ビーム蒸着装置を備えた分子
線蒸着装置を、第2の目的はそれを用いた化合物半導体
薄膜の製造方法を、そして第3の目的は化合物半導体装
置の製造方法を、それぞれ提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者等は固体ソースによる電子ビーム蒸着装置
を用いて炭素ドーピングを行い、その際に生じるホール
移動度の低下および結晶性の劣化原因について種々実験
検討を行なった。その結果、炭素蒸着時に電子銃本体か
ら漏れ出る電子ビームが、その外壁を構成しているヒー
トシールドに当たることによって異常加熱が起こり、ヒ
ートシールド壁に吸着もしくは付着していた残留ガス等
の不純物が、炭素ビームと共にMBE装置の結晶成長室
内に移送されて結晶性の劣化が起こるという重要な知見
を得た。
【0011】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
ものであり、上記第1の目的は、MBE装置に設けられ
た電子ビーム蒸着装置に、電子銃周辺部からのガス放出
を抑制する手段を配設することによって解決される。
【0012】ガス放出を抑制する手段としては、例えば
電子銃本体の外周を囲うヒートシールド壁面に加熱装
置を配設し、蒸着開始前にヒートシールド壁面を加熱し
て脱ガスする構成とするか、加熱装置の代わりに冷却
装置を配設し、蒸着中に電子銃本体から漏れ出る電子ビ
ームがヒートシールド壁面に当たってもガス放出が起こ
らない構成とするか、電子銃本体もしくはヒートシー
ルドのいずれかを相対的に移動し得る移動手段を備え、
蒸着開始前に予め電子銃本体から漏れ出る電子ビームに
よってヒートシールド壁面を加熱することによって脱ガ
スする構成とするか、ヒートシールドの最も内側にグ
ラファイト板を配設して、電子銃本体から漏れ出る電子
ビームをこのグラファイト板で遮断する構成とするか、
もしくはこれら〜の組み合わせとする。
【0013】これら〜の手段は、少なくとも電子銃
本体から漏れ出る電子ビームがヒートシールドに当たる
特定壁面領域に配設すればよく、必ずしもヒートシール
ドの全長にわたって設ける必要はない。経験的には、例
えばヒートシールドの上端部から全長の約1/4程度の
領域までが特定壁面領域となる。
【0014】また、上記第2の目的は、MBE装置に設
けられた電子ビーム蒸着装置によって固体ソースを用い
て真空雰囲気下で化合物半導体に所定のドーパントをド
ープする工程を有する化合物半導体薄膜の製造方法にお
いて、固体ソースにより所定のドーパントをドープする
工程を、上記第1の目的を達成することのできるMBE
装置の電子ビーム蒸着装置を用いてドーパントを供給し
てドープする工程として成る化合物半導体薄膜の製造方
法によって達成される。
【0015】なお、化合物半導体としては、例えばGa
As、AlAs、InP、GaP、AlP、GaSb、
AlSb並びにこれらの化合物を組み合わせた混晶系、
例えばInGaAs、InGaPのごとき3元および、
例えばInGaAsPのごとき4元混晶を含む周知のII
I−V族化合物半導体が用いられる。さらにその他の化
合物半導体として、例えばZnS、ZnSe、ZnMg
SSeのごときII−VI族化合物半導体も適用できる。
【0016】また、電子ビーム蒸着装置による固体ソー
スのドーパントとしては炭素(C)のごとき高融点材
料、その他場合によっては鉄(Fe)、シリコン(S
i)等も使用できる。
【0017】電子ビーム蒸着装置によって炭素等のドー
パントを結晶成長室に供給するに際しては、電子銃のフ
ィラメント電流を瞬時に少なくとも100mA以上に増
加させ、所定時間ドーピングを行なった後、瞬時に電流
を下げることが望ましい。そして、電子銃のフィラメン
ト電流を少なくとも100mA以上に保持し、シャッタ
の開閉により所定時間ドーピングを行うことが望まし
い。
【0018】また、上記第3の目的は、MBE装置に設
けられた電子ビーム蒸着装置によって固体ソースを用い
て真空雰囲気下で化合物半導体に所定のドーパントをド
ープする工程を有する化合物半導体装置の製造方法にお
いて、固体ソースにより所定のドーパントをドープする
工程を、上記第1の目的を達成することのできるMBE
装置の電子ビーム蒸着装置を用いてドーパントを供給し
てドープする工程として成る化合物半導体装置の製造方
法によって達成される。半導体装置としては、HBT構
造のみならず、その他例えばHEMT等の電界効果トラ
ンジスタ(FET)にも適用できる。
【0019】HBT構造のnpn型化合物半導体装置の
製造方法を代表例として述べると、III族原料にGa、
In、V族原料にAs、P、もしくはアルシンAs
3、ホスフィンPH3を用いて形成する。基本的な製造
工程は、先ず本発明のMBE装置の結晶成長室の試料台
にInP基板を保持し、Siをドープしたn型InGa
As層(コレクタ)を成長させる工程と、次いで炭素を
ドープしたp型InGaAs層(薄いベース)を成長さ
せる工程と、再度Siをドープしたn型InP層(エミ
ッタ)を成長させる工程とで構成される。
【0020】本発明の特徴は、この薄いp型ベース層形
成工程において、上記電子ビーム蒸着装置に固体ソース
として例えばグラファイトを用いて炭素ビームを結晶成
長室に供給してベース層を形成するところにある。
【0021】なお、必要に応じてドーパントの導入方法
をこれとは逆にしてベース層をn型、コレクタおよびエ
ミッタをp型にすれば、同様の方法で逆導電型のpnp
型化合物半導体装置が得られる。勿論、この場合のp型
コレクタおよびエミッタの炭素ドープは、上記電子ビー
ム蒸着装置に固体ソースとしてグラファイトを用いて炭
素ビームを結晶成長室に供給すればよい。
【0022】
【作用】本発明の電子ビーム蒸着装置には、電子銃周辺
部からのガス放出を抑制する手段が配設されていること
から、高純度結晶が得られ、ホール移動度の大きな化合
物半導体薄膜を形成することができる。
【0023】ガス放出を抑制する手段がの場合には、
ヒートシールド壁面に設けた加熱装置の作用により、蒸
着開始前にヒートシールド壁面を加熱することで壁面に
吸着されたガスや付着していた残留ガス等の不純物は、
高真空に保持された結晶成長室から外部に排出される。
このような脱ガスのための加熱手段を、ここでは焼きだ
し機構と呼んでいる。
【0024】また、ガス放出を抑制する手段がの場合
には、ヒートシールド壁面に設けた冷却装置の作用によ
り、蒸着中に電子銃本体から漏れ出る電子ビームがヒー
トシールド壁面に当たっても壁面が冷却されているため
ガス放出が起こらない。
【0025】また、ガス放出を抑制する手段がの場合
には、蒸着開始前に予め電子銃本体から漏れ出る電子ビ
ームによって積極的にヒートシールド壁面を加熱するこ
とで、の場合と同様に脱ガスし、不純物は結晶成長室
から外部に排出される。
【0026】さらにまた、ガス放出を抑制する手段が
の場合には、ヒートシールドの最も内側にグラファイト
板を配設することによって、電子銃本体から漏れ出る電
子ビームをこのグラファイト板で遮断するため、ヒート
シールド壁面の異常加熱が防止されガス放出が起こらな
い。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。なお、実施例1〜4では、MBE装置に適用
する固体ソース用電子ビーム蒸着装置を主体とした構成
例を、実施例5では、この電子ビーム蒸着装置を備えた
MBE装置の構成例と、それを用いて化合物半導体薄膜
を形成する方法及び化合物半導体装置の製造方法の例に
ついて、それぞれ説明する。
【0028】〈実施例1〉図1は、本発明の一実施例を
示すMBE装置に適用する固体ソース用電子ビーム蒸着
装置の要部断面図である。同図において、1は電子銃本
体、2はルツボ内に充填された固体ソース(炭素ソー
ス)、3はシャッタ、4aは電流導入ケーブル、5は電
子銃用熱電対、6は電子銃本体の冷却水導入パイプ、7
は電子銃本体1の外周を囲むヒートシールド、8は真空
チャンバ取付フランジ、9はシャッタの回転導入器、1
0は電子銃本体の支持体である。本実施例においては、
漏れ電子ビーム等によりヒートシールド7が加熱されて
不純物ガスを放出するのを防止するために、予めヒート
シールド7の外壁に取り付けたヒータ11(電流導入ケ
ーブル4bにより給電)により、ヒートシールドを13
00〜1400℃の高温で焼きだしを行うことが出来る
ように構成されている。
【0029】なお、ヒートシールド7は、通常Taもし
くはMo等の高融点金属で形成され、ヒータ11は例え
ば電熱線による抵抗加熱方式のもので形成することがで
きる。そしてヒータ11の温度制御は、図示されていな
い制御系によって、電子銃本体1が電流導入ケーブル4
aを通して給電加熱される前に、ヒートシールド7が十
分に焼きだされ、不純ガスを放出しなくなるまでの所定
時間の間、加熱される。
【0030】〈実施例2〉図2は、本発明の他の実施例
を示す電子ビーム蒸着装置の要部断面図である。本実施
例においては、漏れ電子ビーム等によりヒートシールド
7が加熱されて不純物ガスを放出するのを防止するため
に、ヒートシールド7の外壁に冷却手段として冷却パイ
プ12を取り付け、ヒートシールド7の温度が上昇しな
いようにした。
【0031】冷却パイプ12は、銅パイプ等の熱伝導良
好なパイプで形成され、周知の例えば水を冷媒として循
環させる構造とした。この例では、電子銃本体1の外壁
を冷却するための冷却水導入パイプ6から分岐させて冷
却パイプ12を配設したが、必要に応じて冷却パイプ1
2を独立させた配管構成としてもよい。
【0032】〈実施例3〉図3は、本発明の他の実施例
を示す電子ビーム蒸着装置の要部断面図である。本実施
例においては、ベローズ13aによる移動機構13を取
付け、電子銃本体1の位置をヒートシールド7の上端部
近傍から下方にヒートシールド全長の約1/4の位置を
下点とするストロークで移動させることが出来る構成と
した。
【0033】電子ビーム蒸着装置使用時には、漏れ電子
ビーム等によりヒートシールド7が加熱されるが、本移
動機構の採用により、予めヒートシールド7が加熱され
る領域を漏れ電子ビームによって均一に加熱し、ヒート
シールドの焼きだしを事前に行うことが出来るようにし
た。このため、実使用時(結晶成長時)に不純物ガスが
結晶成長室に放出するのを防止出来た。
【0034】移動機構13の構成は、図示の通りべロー
ズ13aの一方の面が支持体10´によってフランジ8
に固定され、他方の面には支持体10により電子銃本体
1が固定される。15は、その一端がべローズに固定さ
れたガイドaであり、16は、このガイドaに係合して
その一端がフランジ8に固定されたガイドbである。
【0035】14はガイドa15に一端が固定された操
作棒であり、これを上下に駆動することにより電子銃本
体1の位置をヒートシールド7内で上下に移動すること
ができる。ヒートシールド7の焼きだし中に電子銃本体
1の位置を移動させて、漏れ電子ビームによりヒートシ
ールド7の壁面を上下に走査して加熱し、蒸着本番に備
えてヒートシールド7から不純物ガスを放出させてお
く。
【0036】なお、移動機構13としては、このような
機械的な移動方式だけでなく、その他、例えば電磁移動
方式による、いわゆる磁気移送機構等でもよい。
【0037】〈実施例4〉本実施例においては、図面を
省略しているが、単一あるいは複数のシールド板で構成
されるヒートシールド7のうち、最も内側のシールド板
をグラファイト板で形成した。これにより漏れ電子ビー
ムによるヒートシールド7の異常加熱が防止される。な
お、グラファイト板はヒートシールド7の全長にわたっ
て設ける必要はなく、実施例3の場合と同様にヒートシ
ールド7の上端部近傍から下方にヒートシールド全長の
約1/4の位置の領域までに設ければよい。また、グラ
ファイト板を配設する代わりに、少なくとも最も内側の
ヒートシールド7の内壁面に炭素被膜を蒸着等の方法で
コーティングしてもよい。
【0038】〈実施例5〉 (1)電子ビーム蒸着装置を備えたMBE装置の構成例 図7は、ガスソースMBE装置の概略構成図を示したも
のである。ガスソースMBE装置の主要部は、大別する
と高真空に排気された結晶成長室21と基板導入室(ロ
ードロック室)30の2室から構成されている。結晶成
長室21には、バルブV1を介して第1の排気系VAC
1としてターボ分子ポンプ(TMP)と油拡散ポンプ
(DP)とが配設され、これらによって排気されてベー
ス圧力は液体窒素シュラウド29を用いて10-10To
rr台に到達するように構成されている。
【0039】さらに結晶成長室21には、ヒータ23を
内蔵した試料台32が配設され、この試料台上に結晶基
板22が保持されると共に、結晶基板22の表面(薄膜
結晶成長面)に対向する結晶成長室の周壁に、結晶を成
長させる各種ソース源となる固体分子線セル27、クラ
ッキングセル25、26及び電子ビーム蒸着装置28
が、それぞれ対応するシャッタ71、51、61及び8
1を介して放射状に配設されている。31は、基板の温
度計測用のパイロメータである。
【0040】結晶成長室21の外部に設けられた24
a、24bは、ガスソースのマスフローコントローラで
あり、この例ではV族のAs及びPの原料としてAsH
3とPH3を用いてそれぞれ流量を制御し、対応するクラ
ッキングセル25(Asセル)および26(Pセル)に
必要とする流量で送給し、それぞれAs2とP2に加熱分
解して基板22に供給する構成としている。
【0041】固体分子線セル27は、ヒータ加熱方式の
セルで構成され、この例ではIII族原料のGa用分子線
セルを示しいる。In用分子線セルも配設されているが
この図では省略した。
【0042】また、電子ビーム蒸着装置28は、実施例
1の図1に示した構成のものを採用し、p型ドーパント
として炭素を使用するため、ルツボにはグラファイトが
充填されている。
【0043】ロードロック室30の一方は、結晶成長室
21にゲートバルブGVを介して接続され、他方はバル
ブV2を介して第2の排気系VAC2を構成するターボ
分子ポンプ(TMP)に接続されて所定の真空を保持す
る構造となっている。
【0044】(2)炭素ドープp型GaAs膜の製造例
とホール移動度の測定 図7のMBE装置により、試料基板22に(100)G
aAs基板、Gaソースとして固体分子線セル27、A
sソースとしてAsH3が送給されるクラッキングセル
(Asセル)25、炭素ドーパントとしてグラファイト
が充填され電子ビーム蒸着装置28をそれぞれ用いて膜
厚500nmの炭素ドープによるp型GaAs膜を形成
した。
【0045】この炭素ドープのGaAs膜形成に際して
は、予め電子ビーム蒸着装置28の電流導入ケーブル4
b(図1参照)からヒータ11(図1参照)に給電する
ことにより、ヒートシールド板7を1400℃に10時
間加熱し、焼だしによる脱ガス処理を行なう。続いてシ
ャッタ81を開いて炭素を基板22に供給すると共に、
シャッタ71及び51を開いてAs及びGaをそれぞれ
基板22に供給して炭素がドープされたp型GaAs薄
膜を形成した。
【0046】図6は、このようにして形成された炭素ド
ープp型GaAs膜のホール移動度の評価結果を示した
ものである。すなわち、縦軸にホール移動度を、横軸に
キャリア濃度をそれぞれ示しており、図中には比較のた
めに図5と同様のBeドープのGaAs膜の特性をも示
した。この結果から本発明によればホール移動度はBe
ドープの場合と同等の移動度が得られており、図5に示
した従来の炭素ドープによる場合と比較して著しい特性
向上がみられ、高品質な結晶が得られた。
【0047】この効果は、電子ビーム蒸着装置28の構
造を改良したことによるものであり、本実施例では実施
例1に示した電子ビーム蒸着装置を採用しているが、実
施例2〜4に示したいずれの電子ビーム蒸着装置でも、
また、これら実施例1〜4の装置構成を組み合わせて用
いても良好な効果が得られることは明らかである。
【0048】(3)HBT構造のnpn型化合物半導体
装置の製造方法の一例 図7に示したガスソースMBE装置を用いて、InGa
As/InP系HBT(ヘテロバイポーラトランジス
タ)構造の形成に適用した例を示す。
【0049】図8に素子の断面構造図を示すように、基
板22にはInP基板を用い、その上に膜厚300nm
のSiドープn型InGaAs(サブコレクタ層)/3
00nmのSiドープn型InGaAs(コレクタ層)
/膜厚50nmの炭素ドープp型InGaAs(ベース
層)/膜厚3nmのInGaAs(ノンドープ層)/膜
厚50nmのSiドープn型InP(エミッタ層)/膜
厚50nmのSiドープn型InP(キャップ層)/膜
厚50nmのSiドープn型InGaAs(キャップ
層)を順次形成した。
【0050】上記素子の具体的な製造方法を、図7に示
したMBE装置の操作手順と共に説明する。結晶成長室
21はターボ分子ポンプ(TMP)および油拡散ポンプ
(DP)で排気され、ベース圧力は液体窒素シュラウド
29を用いて10-10Torr台に到達している。
【0051】V族原料のAsH3とPH3は、マスフロー
コントローラ24aおよび24bを用いて流量制御し、
クラッキングセル25および26により、それぞれAs
2とP2に加熱分解してInP基板22に供給した。
【0052】III族原料には金属InとGaを用いた。
それぞれ固体分子線セル27(図にはGa用分子線セル
を代表して示し、In用分子線セルは図示せず)を用い
て加熱蒸発させて供給した。
【0053】また、p型ドーパント(炭素C)には実施
例1記載の電子ビーム蒸着装置28を用いてグラファイ
トを加熱蒸発させて用いた。なお、電子銃のフィラメン
ト電流は、1.0A/sのスピードで瞬時に増大させ
た。n型ドーパントにはSiを固体分子線セル(図示せ
ず)を用い、加熱蒸発させて基板22に供給した。
【0054】電子ビーム蒸着装置28をHBT構造の形
成に用いる前に、結晶成長室21内で、ヒートシールド
板7(図1参照)を予め1400℃で10時間焼きだし
を行った。
【0055】先ず、基板22の後方、試料台32に設置
したヒータ23により、パイロメータ31で温度を計測
しながら480℃に加熱したInP基板22上に、Si
を2×1019cm-3ドープしたn型InGaAsサブコ
レクタ層を300nm、Siを2×1016cm-3ドープ
したn型InGaAsコレクタ層を300nm順次形成
した後、Siセルのシャッタ(図示せず)を閉じ、電子
ビーム蒸着装置28のシャッタ81を開き、Cを4×1
19cm-3ドープしたp型InGaAsベース層を50
nm形成した。
【0056】その後、電子ビーム蒸着装置のシャッタ8
1を閉じ、ノンドープInGaAs層を3nm形成し
た。この後、Gaセル27のシャッタ71、Inセルの
シャッタ(図示せず)、およびAsセル25のシャッタ
51を順次閉じ、InGaAs層の成長を終了した。な
お、このノンドープ層は必ずしも形成する必要はない
が、隣接する上下層へのCの混入を防止する上で形成し
た方が有効である。
【0057】次にPセル26のシャッタ61を開き、そ
の後InおよびSiのセルシャッタ(共に図示せず)を
開き、Siを5×1017cm-3ドープしたn型InPエ
ミッタ層を50nm、さらにSiの分子線セル(図示せ
ず)の温度を上げて、Siを1×1019cm-3ドープし
たn型InP層(キャッブ層)を50nm成長した。そ
の後、In、Siのシャッタ(図示せず)、およびPの
シャッタ61を閉じ、InP層の成長を終了する。
【0058】Siの温度を設定し直した後、Asのシャ
タ51、Inのシャッタ(図示せず)、Gaのシャッタ
71、およびSiのセルシャッタ(図示せず)を開け
て、Siを2×1019cm-3ドープしたn型InGaA
s層(キャップ層)を50nm成長し、ダブルキャップ
層を有するHBT構造を形成した。
【0059】このHBT構造におけるCの濃度プロファ
イルは、図9に示したSIMSプロファイルからも明ら
かなように、急峻なプロファイルを示し、トランジスタ
特性も電流増幅率100、遮断周波数160GHzと非
常に良好な値を示した。なお、比較例として従来の図4
に示した電子ビーム蒸着装置を用いて作成した炭素ドー
プのp型InGaAsベース層を有するHBT構造のト
ランジスタ特性は、電流増幅率30、遮断周波数80G
Hzであつた。
【0060】なお、上記実施例では、npn型HBT構
造について説明しているが、ドーパントのドープ順を変
えて導電型を逆転したpnp型HBT構造とすること、
さらには例えばHEMTのごとき周知のFET構造の製
造にも適用できることは言うまでもない。
【0061】また、ここではInGaAsとInPから
なるヘテロ構造膜を主体に説明しているが、その他の化
合物半導体材料系、例えばIII−V族半導体であれば、
GaAs、AlAs、InP、GaP、AlP並びにこれら
の化合物を組み合わせた3元および4元混晶を含む化合
物半導体ヘテロ構造についても適用可能であり、またII
−VI族半導体のZnS、ZnSe、ZnMgSSe等
の半導体薄膜の成長にも適用できるのは言うまでもな
く、本実施例と同様の効果が得られることは明らかであ
る。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明により所期
の目的を達成することができた。すなわち、改良された
電子ビーム蒸着装置を用いることにより、以下に示す効
果が得られた。 炭素のごとき高融点のドーパントをドープした化合物
半導体層を高品質に、しかも容易に形成することが可能
となる。 グラファイトが炭素ソースとして使用可能となり、蒸
着ソースの汚染を防止出来ると共に、急峻な濃度プロフ
ァイルのp型ドーピング層を安定して形成できる。 化合物半導体装置の例えばHBT構造等の形成に適用
することにより、素子特性を大幅に向上することが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例となる電子ビーム蒸着装置の
概略構成を示す断面図。
【図2】同じく他の実施例となる電子ビーム蒸着装置の
概略構成を示す断面図。
【図3】同じく他の実施例となる電子ビーム蒸着装置の
概略構成を示す断面図。
【図4】従来技術による電子ビーム蒸着装置の概略構成
を示す断面図。
【図5】従来技術による電子ビーム蒸着装置を用いて形
成したCドープGaAs膜のホール移動度とキャリア濃
度の関係を示す特性図。
【図6】本発明による電子ビーム蒸着装置を用いて形成
したCドープGaAs膜の移動度とキャリア濃度の関係
を示す特性図。
【図7】本発明による電子ビーム蒸着装置を備えたガス
ソースMBE装置の概略構成図。
【図8】本発明による電子ビーム蒸着装置を備えたガス
ソースMBE装置を用いて形成したヘテロバイポーラト
ランジスタの成膜断面構成図。
【図9】本発明による電子ビーム蒸着装置を備えたガス
ソースMBE装置を用いて形成したヘテロバイポーラト
ランジスタのSIMSによるドーピングプロファイル特
性図。
【符号の説明】
1…電子銃、 2…蒸着材料、3
…シャッタ、 4a…電子銃用電流
導入ケーブル、4b…ヒータ用電流導入ケーブル、 5
…熱電対、6…冷却水導入パイプ、 7…ヒ
ートシールド、8…フランジ、 9
…シャッタ回転導入機、10…電子銃本体の支持体、
10´…移動機構の支持体、11…ヒータ、
12…冷却水パイプ、13…移動機
構、 13a…べローズ、14…操作
棒、 15…ガイドa、16…ガイ
ドb、 21…結晶成長室、22…基
板、 23…基板ヒータ、24…
マスフローコントローラ、 25…AsH3用クラッ
キングセル、26…PH3用クラッキングセル、 27
…Ga用分子線セル、28…電子ビーム蒸着装置、
29…シュラウド、30…基板導入室(ロードロッ
ク室)、31…パイロメータ、 51…A
s用シャッタ、61…P用シャッタ、 7
1…Ga用シャッタ、81…C用シャッタ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体ソース源として電子ビーム蒸着装置を
    備えた分子線エピタキシ装置であって、前記電子ビーム
    蒸着装置を、少なくとも電子銃および電子銃の周囲を囲
    むヒートシールドで構成すると共に、前記電子ビーム蒸
    着装置に、電子銃周辺部からのガス放出を抑制する手段
    を配設して成る分子線エピタキシ装置。
  2. 【請求項2】上記電子銃周辺部からのガス放出を抑制す
    る手段を、電子銃本体の外周を囲うヒートシールド壁
    面に加熱装置を配設し、蒸着開始前にヒートシールド壁
    面を加熱する焼だしにより不純ガスを脱ガスする構成と
    して成る請求項1記載の分子線エピタキシ装置。
  3. 【請求項3】上記電子銃周辺部からのガス放出を抑制す
    る手段を、電子銃本体の外周を囲うヒートシールド壁
    面に冷却装置を配設し、蒸着中に電子銃本体から漏れ出
    る電子ビームがヒートシールド壁面に当たっても壁面冷
    却によりガス放出が起こらない構成として成る請求項1
    記載の分子線エピタキシ装置。
  4. 【請求項4】上記電子銃周辺部からのガス放出を抑制す
    る手段を、電子銃本体、もしくはヒートシールドのい
    ずれかを相対的に移動し得る移動手段を備え、蒸着開始
    前に予め電子銃本体から漏れ出る電子ビームによってヒ
    ートシールド壁面を加熱する焼だしにより不純ガスを脱
    ガスする構成として成る請求項1記載の分子線エピタキ
    シ装置。
  5. 【請求項5】上記電子銃周辺部からのガス放出を抑制す
    る手段を、複数枚のヒートシールド板で構成されるヒ
    ートシールドのうち、少なくとも最も内側のヒートシー
    ルド板がグラファイト板で形成されているか、もしくは
    最も内側のヒートシールド板が炭素でコーティングされ
    ており、電子銃本体から漏れ出る電子ビームを、このグ
    ラファイト板、もしくは炭素でコーティングされたヒー
    トシールド板で遮断する構成として成る請求項1記載の
    分子線エピタキシ装置。
  6. 【請求項6】上記のヒートシールド壁面に配設された
    加熱装置を、抵抗加熱ヒータで構成して成る請求項2記
    載の分子線エピタキシ装置。
  7. 【請求項7】上記のヒートシールド壁面に配設された
    冷却装置を、水冷パイプで構成して成る請求項3記載の
    分子線エピタキシ装置。
  8. 【請求項8】上記の電子銃本体、もしくはヒートシー
    ルドのいずれかを相対的に移動し得る移動手段を、べロ
    ーズ機構で構成して成る請求項4記載の分子線エピタキ
    シ装置。
  9. 【請求項9】分子線エピタキシ装置に設けられた電子ビ
    ーム蒸着装置によって固体ソースを用いて真空雰囲気下
    で化合物半導体に所定のドーパントをドープする工程を
    有する化合物半導体薄膜の製造方法において、固体ソー
    スにより所定のドーパントを化合物半導体にドープする
    工程を、請求項1乃至8いずれか一つに記載された電子
    ビーム蒸着装置を用いてドーパントを供給してドープす
    る工程として成る化合物半導体薄膜の製造方法。
  10. 【請求項10】上記化合物半導体をGaAs、AlA
    s、InP、GaP、AlP、GaSb、AlSbおよ
    びこれらの化合物を組み合わせた混晶系の少なくとも1
    種で構成すると共に、ドーパントを炭素で構成する化合
    物半導体薄膜を形成するに際し、上記電子ビーム蒸着装
    置に充填する固体ソースを、グラファイトとして炭素を
    ドープしたp型化合物半導体薄膜を形成する工程を有し
    て成る請求項9記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
  11. 【請求項11】上記電子ビーム蒸着装置によって炭素ド
    ーパントを結晶成長室に供給するに際し、電子銃のフィ
    ラメント電流を瞬時に少なくとも100mA以上に増加
    させ、所定時間ドーピングを行なった後、瞬時に電流を
    下げる工程を有して成る請求項10記載の化合物半導体
    薄膜の製造方法。
  12. 【請求項12】分子線エピタキシ装置に設けられた電子
    ビーム蒸着装置によって固体ソースを用いて真空雰囲気
    下で化合物半導体に所定のドーパントをドープする工程
    を有する化合物半導体装置の製造方法において、固体ソ
    ースにより所定のドーパントを化合物半導体にドープす
    る工程を、請求項1乃至8いずれか一つに記載された電
    子ビーム蒸着装置を用いてドーパントを供給してドープ
    する工程として成る化合物半導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】上記固体ソースとして炭素を用て化合物
    半導体に炭素ドープする工程を有して成る請求項12記
    載の化合物半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】上記化合物半導体装置がヘテロバイポー
    ラトランジスタ構造を有し、炭素ドープp型化合物半導
    体層をベース層として形成する工程を有して成る請求項
    12記載の化合物半導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】III族原料にGaおよびIn、V族原料
    にAsおよびP、もしくはアルシン(AsH3)および
    ホスフィン(PH3)を用いて化合物半導体装置を形成
    するに際し、炭素ドープp型GaAs層、もしくはIn
    GaAs層をベース層として形成する工程を有して成る
    請求項14記載の化合物半導体装置の製造方法。
JP3786695A 1995-02-27 1995-02-27 分子線エピタキシ装置とそれを用いた化合物半導体薄膜の製造方法および化合物半導体装置の製造方法 Pending JPH08236447A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030041646A (ko) * 2001-11-21 2003-05-27 (주)알파플러스 도가니 입구에서의 소오스 응축 방지형 진공 증발원
US7329595B2 (en) * 2005-04-26 2008-02-12 Lucent Technologies Inc. Deposition of carbon-containing layers using vitreous carbon source
JP2015226062A (ja) * 2014-05-26 2015-12-14 宇辰 張 ゼロ次元電子デバイス及びその製造方法

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