JPH08235844A - ディスク再生装置 - Google Patents
ディスク再生装置Info
- Publication number
- JPH08235844A JPH08235844A JP33614595A JP33614595A JPH08235844A JP H08235844 A JPH08235844 A JP H08235844A JP 33614595 A JP33614595 A JP 33614595A JP 33614595 A JP33614595 A JP 33614595A JP H08235844 A JPH08235844 A JP H08235844A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- optical head
- motor
- substrate
- metal substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Moving Of Heads (AREA)
- Rotational Drive Of Disk (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光学ヘッド及びモータの位置決め精度を高く
して再生特性を向上させ、更に、信頼性を高め、小型化
を可能にし、コストを低減させる。 【解決手段】 光学ヘッド6が金属基板1上に設けられ
ており、この金属基板1の下面側に、ターンテーブル4
を回転させるためのモータ3と、光学ヘッド6をディス
クの径方向へ移動させるためのモータ8とが取り付けら
れている。そして、ギア12〜14及びラック15等を
介して、モータ8の回転が金属基板1の上面側へ伝えら
れると共に、この回転によって光学ヘッド6がディスク
の径方向へ移動させられる。
して再生特性を向上させ、更に、信頼性を高め、小型化
を可能にし、コストを低減させる。 【解決手段】 光学ヘッド6が金属基板1上に設けられ
ており、この金属基板1の下面側に、ターンテーブル4
を回転させるためのモータ3と、光学ヘッド6をディス
クの径方向へ移動させるためのモータ8とが取り付けら
れている。そして、ギア12〜14及びラック15等を
介して、モータ8の回転が金属基板1の上面側へ伝えら
れると共に、この回転によって光学ヘッド6がディスク
の径方向へ移動させられる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに記録さ
れている情報信号を光学ヘッドで光学的に読み取って再
生するディスク再生装置に関するものである。
れている情報信号を光学ヘッドで光学的に読み取って再
生するディスク再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディスクに記録されている情報信号を光
学ヘッドで光学的に読み取るためには、ディスクが載置
されているターンテーブルをスピンドルモータで回転さ
せつつ、スライドモータで光学ヘッドをディスクの径方
向へ移動させる必要がある。従来のディスク再生装置で
は、これらの光学ヘッド、スピンドルモータ及びスライ
ドモータが互いに別個の基板の上面側に配されていた。
学ヘッドで光学的に読み取るためには、ディスクが載置
されているターンテーブルをスピンドルモータで回転さ
せつつ、スライドモータで光学ヘッドをディスクの径方
向へ移動させる必要がある。従来のディスク再生装置で
は、これらの光学ヘッド、スピンドルモータ及びスライ
ドモータが互いに別個の基板の上面側に配されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のディス
ク再生装置では、光学ヘッド、スピンドルモータ及びス
ライドモータが互いに別個の基板に配されていたので、
これらの位置決め精度が低くて、優れた再生特性を得る
ことができなかった。また、この様に複数の基板を用い
ていたので、強度が低くて、信頼性が低かった。また、
基板の上面側のみを用いていたので、部品を集約化する
ことができなくて小型化することができず、モータの配
線も複雑で、コストが高かった。
ク再生装置では、光学ヘッド、スピンドルモータ及びス
ライドモータが互いに別個の基板に配されていたので、
これらの位置決め精度が低くて、優れた再生特性を得る
ことができなかった。また、この様に複数の基板を用い
ていたので、強度が低くて、信頼性が低かった。また、
基板の上面側のみを用いていたので、部品を集約化する
ことができなくて小型化することができず、モータの配
線も複雑で、コストが高かった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスク再
生装置は、ディスクに記録されている情報信号を光学的
に再生するディスク再生装置において、基板上に移動自
在に設けられており、前記情報信号を光学的に読み取る
光学ヘッドと、前記基板の下面側に取り付けられると共
に、前記基板の上面側に回転軸が突出しており、前記デ
ィスクが載置されるターンテーブルが前記回転軸に設け
られている第1のモータと、前記基板の下面側に取り付
けられている第2のモータと、この第2のモータの回転
を前記基板の下面側から上面側へ伝えると共に、この回
転によって、前記光学ヘッドを、前記ターンテーブルに
載置されている前記ディスクの径方向へ移動させる回転
伝達機構とを具備することを特徴としている。
生装置は、ディスクに記録されている情報信号を光学的
に再生するディスク再生装置において、基板上に移動自
在に設けられており、前記情報信号を光学的に読み取る
光学ヘッドと、前記基板の下面側に取り付けられると共
に、前記基板の上面側に回転軸が突出しており、前記デ
ィスクが載置されるターンテーブルが前記回転軸に設け
られている第1のモータと、前記基板の下面側に取り付
けられている第2のモータと、この第2のモータの回転
を前記基板の下面側から上面側へ伝えると共に、この回
転によって、前記光学ヘッドを、前記ターンテーブルに
載置されている前記ディスクの径方向へ移動させる回転
伝達機構とを具備することを特徴としている。
【0005】本発明によるディスク再生装置では、光学
ヘッドが設けられている基板に第1及び第2のモータも
取り付けられており、基板が単一であるので、これらの
光学ヘッド並びに第1及び第2のモータの位置決め精度
が高く、強度が高く、取扱も容易である。
ヘッドが設けられている基板に第1及び第2のモータも
取り付けられており、基板が単一であるので、これらの
光学ヘッド並びに第1及び第2のモータの位置決め精度
が高く、強度が高く、取扱も容易である。
【0006】また、光学ヘッドが基板上に設けられてい
るのに対して、回転伝達機構を介在させることによっ
て、第1及び第2のモータは基板1の下面側に取り付け
られているので、基板の上下を有効に利用して部品の集
約化を図ることができ、筐体等への取り付けも容易であ
る。しかも、第1及び第2のモータは何れも基板の下面
側に取り付けられているので、配線が容易である。
るのに対して、回転伝達機構を介在させることによっ
て、第1及び第2のモータは基板1の下面側に取り付け
られているので、基板の上下を有効に利用して部品の集
約化を図ることができ、筐体等への取り付けも容易であ
る。しかも、第1及び第2のモータは何れも基板の下面
側に取り付けられているので、配線が容易である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明をコンパクトディス
クプレーヤ用の光学アセンブリに適用した一具体例を、
図1〜図8に基づいて説明する。なお、この光学アセン
ブリは、ディスクを回転駆動させる機構とそのディスク
の再生を行う機構とを一つの構造部品にまとめたもので
ある。
クプレーヤ用の光学アセンブリに適用した一具体例を、
図1〜図8に基づいて説明する。なお、この光学アセン
ブリは、ディスクを回転駆動させる機構とそのディスク
の再生を行う機構とを一つの構造部品にまとめたもので
ある。
【0008】まず、図1〜図3に示す様に、金属基板1
は略長方形状を成す金属板であり、この金属基板1の一
端部下面に、ディスク2を回転駆動させるためのモータ
3が取付けられている。モータ3のモータ軸は金属基板
1の上方に突出され、そこにターンテーブル4が取付け
られている。金属基板1の中央部には、略長方形状を成
す開口部5が設けられ、この開口部5内に、ディスク2
の読取り再生を行う光学ヘッド6が配置されている。光
学ヘッド6は、その一端部がガイド軸7によって案内さ
れてディスク2の径方向(矢印a方向)に移動自在とな
っている。
は略長方形状を成す金属板であり、この金属基板1の一
端部下面に、ディスク2を回転駆動させるためのモータ
3が取付けられている。モータ3のモータ軸は金属基板
1の上方に突出され、そこにターンテーブル4が取付け
られている。金属基板1の中央部には、略長方形状を成
す開口部5が設けられ、この開口部5内に、ディスク2
の読取り再生を行う光学ヘッド6が配置されている。光
学ヘッド6は、その一端部がガイド軸7によって案内さ
れてディスク2の径方向(矢印a方向)に移動自在とな
っている。
【0009】そして、金属基板1の一側部下面に、光学
ヘッド6を移動させるためのモータ8が取付けられてい
る。このモータ8と前記モータ3との下面には、プリン
ト回路基板9が固着され、この基板9には、ディスク2
の内周側での光学ヘッド6の最終移動位置を検出するス
イッチ10やモータ3、8に駆動電流を供給するコネク
タ11等が設けられている。そして、前記モータ8のモ
ータ軸は金属基板1の上方に突出され、そこにギア12
が取付けられている。なお、このギア12は、はすば歯
車が用いられている。
ヘッド6を移動させるためのモータ8が取付けられてい
る。このモータ8と前記モータ3との下面には、プリン
ト回路基板9が固着され、この基板9には、ディスク2
の内周側での光学ヘッド6の最終移動位置を検出するス
イッチ10やモータ3、8に駆動電流を供給するコネク
タ11等が設けられている。そして、前記モータ8のモ
ータ軸は金属基板1の上方に突出され、そこにギア12
が取付けられている。なお、このギア12は、はすば歯
車が用いられている。
【0010】そして、モータ8によるギア12の回転が
ギア13に伝達され、このギア13の回転が金属基板1
の下部においてギア14に伝達され、このギア14の回
転が金属基板1の上部において光学ヘッド6のラック1
5に伝達されて、その光学ヘッド6が移動される様に構
成されている。なお、光学ヘッド6のラック15はばね
16によって付勢された移動板17にも形成されてお
り、これによってギア14に対するバックラッシュが除
去されている。
ギア13に伝達され、このギア13の回転が金属基板1
の下部においてギア14に伝達され、このギア14の回
転が金属基板1の上部において光学ヘッド6のラック1
5に伝達されて、その光学ヘッド6が移動される様に構
成されている。なお、光学ヘッド6のラック15はばね
16によって付勢された移動板17にも形成されてお
り、これによってギア14に対するバックラッシュが除
去されている。
【0011】次に、図1及び図4に示す様に、前記ギア
13、14は軸受20、21によって回転自在に支持さ
れている。これら軸受20、21は、金属基板1に合成
樹脂によって一体成形、所謂アウトサート成形されたも
のである。なお、以下の説明はこの表現を用いることに
する。また、金属基板1には、ガイド軸7を支持する支
持部22、23、光学ヘッド6の他端部を案内するガイ
ド板24、4本の脚部25等もアウトサート成形されて
いる。そして、これらは金属基板1の上面または下面に
おいてアウトサート成形された複数のランド26によっ
て互いに接続されている。
13、14は軸受20、21によって回転自在に支持さ
れている。これら軸受20、21は、金属基板1に合成
樹脂によって一体成形、所謂アウトサート成形されたも
のである。なお、以下の説明はこの表現を用いることに
する。また、金属基板1には、ガイド軸7を支持する支
持部22、23、光学ヘッド6の他端部を案内するガイ
ド板24、4本の脚部25等もアウトサート成形されて
いる。そして、これらは金属基板1の上面または下面に
おいてアウトサート成形された複数のランド26によっ
て互いに接続されている。
【0012】なお、図2及び図3に示す様に、ガイド軸
7は一方の支持部22側から他方の支持部23側へ挿入
され、一方の支持部22近傍に成形されたランド26は
そのガイド軸7の抜け止めストッパーとなっている。ま
た、図4に示す様に、ガイド板24は金属基板1の開口
部5の一辺を断面コ字状に囲む様に成形され、そのガイ
ド板24に光学ヘッド6の他端部の係合部27が係合さ
れている。
7は一方の支持部22側から他方の支持部23側へ挿入
され、一方の支持部22近傍に成形されたランド26は
そのガイド軸7の抜け止めストッパーとなっている。ま
た、図4に示す様に、ガイド板24は金属基板1の開口
部5の一辺を断面コ字状に囲む様に成形され、そのガイ
ド板24に光学ヘッド6の他端部の係合部27が係合さ
れている。
【0013】更に、図1に示す様に、4本の脚部25は
光学ヘッド6の動作調整の際に脚となるものである。ま
た、図1〜図4に示す様に、金属基板1の上面にはギア
12を取り囲む様に壁部28がアウトサート成形され、
ギア12に塗布された潤滑油が光学ヘッド6等に飛散す
るのを壁部28によって防止している。
光学ヘッド6の動作調整の際に脚となるものである。ま
た、図1〜図4に示す様に、金属基板1の上面にはギア
12を取り囲む様に壁部28がアウトサート成形され、
ギア12に塗布された潤滑油が光学ヘッド6等に飛散す
るのを壁部28によって防止している。
【0014】次に、図4に示す様に、前記軸受20によ
って支持されるギア13は、大径ギア30と小径ギア3
1とこれらの間の軸部32とが合成樹脂によって一体に
成形されたものであり、大径ギア30、軸部32、小径
ギア31の外径を夫々D1 、D2 、D3 とすると、D1
>D2 >D3 であり、アンダーカットのない形状になっ
ている。なお、大径ギア30はギア12に対応するはす
ば歯車となっている。また、前記軸受21によって支持
されるギア14も、大径ギア33と小径ギア34とこれ
らの間の軸部35とが合成樹脂によって一体に成形され
たものであり、大小関係は前記ギア13と同様になって
いる。
って支持されるギア13は、大径ギア30と小径ギア3
1とこれらの間の軸部32とが合成樹脂によって一体に
成形されたものであり、大径ギア30、軸部32、小径
ギア31の外径を夫々D1 、D2 、D3 とすると、D1
>D2 >D3 であり、アンダーカットのない形状になっ
ている。なお、大径ギア30はギア12に対応するはす
ば歯車となっている。また、前記軸受21によって支持
されるギア14も、大径ギア33と小径ギア34とこれ
らの間の軸部35とが合成樹脂によって一体に成形され
たものであり、大小関係は前記ギア13と同様になって
いる。
【0015】そして、ギア13が軸受20の軸挿通孔3
6に上方から挿通され、その大径ギア30が金属基板1
の上部においてギア12に係合されている。また、ギア
14が軸受21の軸挿通孔37に下方から挿通され、そ
の大径ギア33が金属基板1の下部においてギア13の
小径ギア31に係合されると共に、小径ギア34が金属
基板1の上部においてラック15に係合されている。
6に上方から挿通され、その大径ギア30が金属基板1
の上部においてギア12に係合されている。また、ギア
14が軸受21の軸挿通孔37に下方から挿通され、そ
の大径ギア33が金属基板1の下部においてギア13の
小径ギア31に係合されると共に、小径ギア34が金属
基板1の上部においてラック15に係合されている。
【0016】ところで、図4に示す様に、ギア13、1
4の大径ギア30、33の内側面には夫々円形凹部3
8、39が形成され、これら円形凹部38、39内まで
軸受20、21が挿入されている。これによって、軸受
20、21の軸線方向の長さL1 、L2 を極力大きくす
ることができ、軸受20、21の軸挿通孔36、37内
におけるギア13、14の倒れが防止されている。
4の大径ギア30、33の内側面には夫々円形凹部3
8、39が形成され、これら円形凹部38、39内まで
軸受20、21が挿入されている。これによって、軸受
20、21の軸線方向の長さL1 、L2 を極力大きくす
ることができ、軸受20、21の軸挿通孔36、37内
におけるギア13、14の倒れが防止されている。
【0017】また、ギア13は軸受20に上方から挿通
されるので、そのギア13は軸受20の上端部に接触す
る。しかも、ギア12とギア13の大径ギア30とはは
すば歯車であるから、ギア12の回転が大径ギア30に
伝達される際、その回転方向によってギア13には上方
または下方への移動力が作用する。ところが、図5に示
す様に、軸受20の上端部には環状凸部40が形成され
ており、ギア13に下方への移動力が作用しても、環状
凸部40によりギア13との接触面積が少なくなること
によって、これらの接触抵抗は極めて小さく、ギア13
は円滑に回転される。
されるので、そのギア13は軸受20の上端部に接触す
る。しかも、ギア12とギア13の大径ギア30とはは
すば歯車であるから、ギア12の回転が大径ギア30に
伝達される際、その回転方向によってギア13には上方
または下方への移動力が作用する。ところが、図5に示
す様に、軸受20の上端部には環状凸部40が形成され
ており、ギア13に下方への移動力が作用しても、環状
凸部40によりギア13との接触面積が少なくなること
によって、これらの接触抵抗は極めて小さく、ギア13
は円滑に回転される。
【0018】更に、ギア13の円形凹部38内で軸部3
2の外周近傍には環状溝41が形成されており、軸部3
2の基端に生じるR面を環状凸部40に接触させない様
に逃がしている。また、図4に示す様に、軸受20の肉
厚t1 はギア13の軸部32の肉厚t2 と略等しく形成
され、合成樹脂の材質も同じであるから、温度変化によ
る軸受20と軸部32との膨張変化は略等しくなり、両
者に喰付きが生じることが防止されている。
2の外周近傍には環状溝41が形成されており、軸部3
2の基端に生じるR面を環状凸部40に接触させない様
に逃がしている。また、図4に示す様に、軸受20の肉
厚t1 はギア13の軸部32の肉厚t2 と略等しく形成
され、合成樹脂の材質も同じであるから、温度変化によ
る軸受20と軸部32との膨張変化は略等しくなり、両
者に喰付きが生じることが防止されている。
【0019】なお、軸受21とギア14の軸部35とに
ついても同様である。また、軸受20の軸挿通孔36に
おける上端部、中間部、下端部の内径を夫々D4 、
D5 、D6 とすると、D4 ≒D6 <D5 となっており、
成形時の樹脂収縮後は、ギア13の軸部32のラジアル
方向を軸挿通孔36の上端部及び下端部で受ける様に構
成されている。
ついても同様である。また、軸受20の軸挿通孔36に
おける上端部、中間部、下端部の内径を夫々D4 、
D5 、D6 とすると、D4 ≒D6 <D5 となっており、
成形時の樹脂収縮後は、ギア13の軸部32のラジアル
方向を軸挿通孔36の上端部及び下端部で受ける様に構
成されている。
【0020】上述の様に、大径ギア30、33、小径ギ
ア31、34、軸部32、35が一体に成形されたギア
13、14を、金属基板1にアウトサート成形された軸
受20、21に上下方向から挿通させることによって、
ギア12の回転が金属基板1の上下両面でギア13、1
4に伝達されてラック15が駆動されることになる。
ア31、34、軸部32、35が一体に成形されたギア
13、14を、金属基板1にアウトサート成形された軸
受20、21に上下方向から挿通させることによって、
ギア12の回転が金属基板1の上下両面でギア13、1
4に伝達されてラック15が駆動されることになる。
【0021】次に、図1及び図2、図6及び図7に示す
様に、前記ギア13、14のスラスト方向は、スラスト
受け44、45によって受ける様に構成されている。即
ち、スラスト受け44、45は、夫々軸部46、47と
これら軸部46、47に対して直角状を成す受け部4
8、49とが合成樹脂によって一体に成形されたもので
あり、金属基板1の上面と下面とにおいて軸部46、4
7にて回動自在となる様にアウトサート成形されてい
る。
様に、前記ギア13、14のスラスト方向は、スラスト
受け44、45によって受ける様に構成されている。即
ち、スラスト受け44、45は、夫々軸部46、47と
これら軸部46、47に対して直角状を成す受け部4
8、49とが合成樹脂によって一体に成形されたもので
あり、金属基板1の上面と下面とにおいて軸部46、4
7にて回動自在となる様にアウトサート成形されてい
る。
【0022】そして、軸部46、47の上下には、ドラ
イバー差込用の係合溝50、51が形成されている。ま
た、軸部46、47の基端で受け部48、49から18
0°偏倚した位置には、突起52、53が一体に成形さ
れている。更に、軸部46、47の外周面で受け部4
8、49の反対側には、突部から成る被ロック部54、
55が一体に成形されている。なお、被ロック部54、
55の先端はR状面となっている。
イバー差込用の係合溝50、51が形成されている。ま
た、軸部46、47の基端で受け部48、49から18
0°偏倚した位置には、突起52、53が一体に成形さ
れている。更に、軸部46、47の外周面で受け部4
8、49の反対側には、突部から成る被ロック部54、
55が一体に成形されている。なお、被ロック部54、
55の先端はR状面となっている。
【0023】そして、図6及び図7(なお、図6は金属
基板1を透視して表している)に示す様に、スラスト受
け44、45は、その受け部48、49が一点鎖線状態
の様に金属基板1の端縁1a、開口部5の端縁5aから
直角状に突出する状態でアウトサート成形される。そし
て、スラスト受け44、45を矢印b、c方向に回動さ
せて、受け部48、49をギア13の上方、ギア14の
下方に回動させることによって、これら受け部48、4
9によりギア13、14のスラスト方向の受けが行われ
る。
基板1を透視して表している)に示す様に、スラスト受
け44、45は、その受け部48、49が一点鎖線状態
の様に金属基板1の端縁1a、開口部5の端縁5aから
直角状に突出する状態でアウトサート成形される。そし
て、スラスト受け44、45を矢印b、c方向に回動さ
せて、受け部48、49をギア13の上方、ギア14の
下方に回動させることによって、これら受け部48、4
9によりギア13、14のスラスト方向の受けが行われ
る。
【0024】なお、受け部48、49には、ギア13、
14の大径ギア30、33の上面に形成された中心突部
56、57が当接される。また、ギア13は軸受20に
上方から挿通されているので、これら側のスラスト受け
44はギア13の上方への抜け止めとして使用されるこ
とになる。ところで、前述した様にギア13は回転方向
によって上方への移動力が作用するが、ギア13の中心
突部56と受け部48との間に隙間を持たせることによ
り、ギア13に上方への移動力が作用する場合でも受け
部48が回転負荷とはならない。
14の大径ギア30、33の上面に形成された中心突部
56、57が当接される。また、ギア13は軸受20に
上方から挿通されているので、これら側のスラスト受け
44はギア13の上方への抜け止めとして使用されるこ
とになる。ところで、前述した様にギア13は回転方向
によって上方への移動力が作用するが、ギア13の中心
突部56と受け部48との間に隙間を持たせることによ
り、ギア13に上方への移動力が作用する場合でも受け
部48が回転負荷とはならない。
【0025】なお、軸部46、47の突起52、53に
よって、スラスト受け44、45の倒れ防止が図られて
いる。また、軸部46、47の上下の係合溝50、51
は、スラスト受け44、45を回動させる際、特に自動
組立の際のドライバー差込溝であるが、成形時における
軸部46、47のヒケ防止のための肉抜きを兼用してい
る。
よって、スラスト受け44、45の倒れ防止が図られて
いる。また、軸部46、47の上下の係合溝50、51
は、スラスト受け44、45を回動させる際、特に自動
組立の際のドライバー差込溝であるが、成形時における
軸部46、47のヒケ防止のための肉抜きを兼用してい
る。
【0026】次に、図6に示す様に、スラスト受け4
4、45の軸部46、47の近傍で金属基板1の下面及
び上面には、ロック部材60、61がアウトサート成形
されている。これらロック部材60、61は、金属基板
1に貫通された軸部62、63(図8参照)を接続する
接続部64、65間にロック用凹部66が形成されたも
のである。なお、スラスト受け44、45側の接続部6
4、65の面は、軸部62、63を結ぶ線に対して傾斜
する斜面64a、65aとなっている。また、軸部6
2、63はランド26に接続されている。
4、45の軸部46、47の近傍で金属基板1の下面及
び上面には、ロック部材60、61がアウトサート成形
されている。これらロック部材60、61は、金属基板
1に貫通された軸部62、63(図8参照)を接続する
接続部64、65間にロック用凹部66が形成されたも
のである。なお、スラスト受け44、45側の接続部6
4、65の面は、軸部62、63を結ぶ線に対して傾斜
する斜面64a、65aとなっている。また、軸部6
2、63はランド26に接続されている。
【0027】そして、図6に示す様に、スラスト受け4
4、45を回動させると、それらの被ロック部54、5
5によってロック部材60、61が押圧されて弾性変形
し、被ロック部54、55がロック用凹部66に係合さ
れた状態でロック部材60、61が弾性復帰し、それら
ロック部材60、61によってスラスト受け44、45
がロックされる。
4、45を回動させると、それらの被ロック部54、5
5によってロック部材60、61が押圧されて弾性変形
し、被ロック部54、55がロック用凹部66に係合さ
れた状態でロック部材60、61が弾性復帰し、それら
ロック部材60、61によってスラスト受け44、45
がロックされる。
【0028】なお、ロック部材60、61の接続部6
4、65の斜面64a、65aによって、ロックさせる
際には被ロック部54、55がロック用凹部66に円滑
に導入され、ロックされた後は被ロック部54、55が
軸部62、63に対して喰込みの位置となり確実にロッ
クされる。また、ロック部材60、61の弾性は、接続
部64、65が板ばねとして作用し、軸部62、63が
トーションばねとして作用するので、その弾性が効果的
に発揮される。なお、この際、軸部62、63に接続さ
れたランド26をU字状等に屈折させて、そのランド2
6の弾性を利用してもよい。
4、65の斜面64a、65aによって、ロックさせる
際には被ロック部54、55がロック用凹部66に円滑
に導入され、ロックされた後は被ロック部54、55が
軸部62、63に対して喰込みの位置となり確実にロッ
クされる。また、ロック部材60、61の弾性は、接続
部64、65が板ばねとして作用し、軸部62、63が
トーションばねとして作用するので、その弾性が効果的
に発揮される。なお、この際、軸部62、63に接続さ
れたランド26をU字状等に屈折させて、そのランド2
6の弾性を利用してもよい。
【0029】上述の様に、金属基板1にアウトサート成
形された軸受20、21に対して上下方向で重なること
になるスラスト受けを、回動自在のスラスト受け44、
45にて構成することによって、軸受20、21と同時
に金属基板1にアウトサート成形することができる。そ
して、同様にアウトサート成形されたロック部材60、
61によって、スラスト受け44、45をスラスト受け
状態で確実にロックすることができる。
形された軸受20、21に対して上下方向で重なること
になるスラスト受けを、回動自在のスラスト受け44、
45にて構成することによって、軸受20、21と同時
に金属基板1にアウトサート成形することができる。そ
して、同様にアウトサート成形されたロック部材60、
61によって、スラスト受け44、45をスラスト受け
状態で確実にロックすることができる。
【0030】以上、本発明の一具体例に付き述べたが、
本発明は、具体例に限定されることなく、本発明の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。例え
ば、回転伝達要素として具体例では大径ギア、小径ギア
を示したが、これらはプーリ等でもよい。
本発明は、具体例に限定されることなく、本発明の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。例え
ば、回転伝達要素として具体例では大径ギア、小径ギア
を示したが、これらはプーリ等でもよい。
【0031】
【発明の効果】本発明によるディスク再生装置では、光
学ヘッド並びに第1及び第2のモータの位置決め精度が
高いので、再生特性が優れている。また、強度が高いの
で、信頼性が高く、部品の集約化を図ることができるの
で、小型化も可能である。更に、取扱が容易であり、筐
体等への取り付けも容易であり、配線も容易であるの
で、コストが低い。
学ヘッド並びに第1及び第2のモータの位置決め精度が
高いので、再生特性が優れている。また、強度が高いの
で、信頼性が高く、部品の集約化を図ることができるの
で、小型化も可能である。更に、取扱が容易であり、筐
体等への取り付けも容易であり、配線も容易であるの
で、コストが低い。
【図1】本発明をコンパクトディスクプレーヤ用の光学
アセンブリに適用した一具体例の全体の分解斜視図であ
る。
アセンブリに適用した一具体例の全体の分解斜視図であ
る。
【図2】一具体例の全体の組立状態の斜視図である。
【図3】一具体例の全体の平面図である。
【図4】ギアによる回転伝達を説明するための図3IV
−IV線矢視の拡大断面図である。
−IV線矢視の拡大断面図である。
【図5】ギア及び軸受部分の拡大断面図である。
【図6】スラスト受け及びそのロックを説明するための
要部の透視状態の平面図である。
要部の透視状態の平面図である。
【図7】図6VII−VII線矢視の断面図である。
【図8】図6VIII−VIII線矢視の拡大断面図で
ある。
ある。
1 金属基板 3 モータ 4 ターンテーブル 6 光学ヘッド 8 モータ 12 ギア 13 ギア 14 ギア 15 ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 33/12 313 G11B 33/12 313D
Claims (1)
- 【請求項1】 ディスクに記録されている情報信号を光
学的に再生するディスク再生装置において、 基板上に移動自在に設けられており、前記情報信号を光
学的に読み取る光学ヘッドと、 前記基板の下面側に取り付けられると共に、前記基板の
上面側に回転軸が突出しており、前記ディスクが載置さ
れるターンテーブルが前記回転軸に設けられている第1
のモータと、 前記基板の下面側に取り付けられている第2のモータ
と、 この第2のモータの回転を前記基板の下面側から上面側
へ伝えると共に、この回転によって、前記光学ヘッド
を、前記ターンテーブルに載置されている前記ディスク
の径方向へ移動させる回転伝達機構とを具備することを
特徴とするディスク再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33614595A JPH08235844A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ディスク再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33614595A JPH08235844A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ディスク再生装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08235844A true JPH08235844A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=18296163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33614595A Pending JPH08235844A (ja) | 1995-11-30 | 1995-11-30 | ディスク再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08235844A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004018803A1 (de) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Aufzeichnungs- oder Wiedergabegerät für optische Aufzeichnungsträger |
JP2012010817A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Kyoraku Sangyo Kk | 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59135667A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-03 | Toshiba Corp | 光学式デイスクレコ−ド再生装置 |
JPS60247869A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-07 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気ヘツド送り機構 |
-
1995
- 1995-11-30 JP JP33614595A patent/JPH08235844A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59135667A (ja) * | 1983-01-21 | 1984-08-03 | Toshiba Corp | 光学式デイスクレコ−ド再生装置 |
JPS60247869A (ja) * | 1984-05-24 | 1985-12-07 | Victor Co Of Japan Ltd | 磁気ヘツド送り機構 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004018803A1 (de) * | 2004-04-15 | 2005-10-27 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | Aufzeichnungs- oder Wiedergabegerät für optische Aufzeichnungsträger |
JP2012010817A (ja) * | 2010-06-30 | 2012-01-19 | Kyoraku Sangyo Kk | 装飾体ユニット、遊技盤ユニット、及びパチンコ遊技機 |
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