JP3462766B2 - ピックアップ送り装置 - Google Patents
ピックアップ送り装置Info
- Publication number
- JP3462766B2 JP3462766B2 JP27358698A JP27358698A JP3462766B2 JP 3462766 B2 JP3462766 B2 JP 3462766B2 JP 27358698 A JP27358698 A JP 27358698A JP 27358698 A JP27358698 A JP 27358698A JP 3462766 B2 JP3462766 B2 JP 3462766B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクに記録さ
れている信号を読み取るピックアップの送り装置に関す
るものである。
れている信号を読み取るピックアップの送り装置に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】光学式ピックアップを用いてディスクに
記録されている信号の読み取り動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、斯かるピックアップはディス
クの径方向へピックアップ送り用電動機によって移動さ
れるように構成されている。
記録されている信号の読み取り動作を行うディスクプレ
ーヤーが普及しているが、斯かるピックアップはディス
クの径方向へピックアップ送り用電動機によって移動さ
れるように構成されている。
【０００３】斯かるピックアップを移動させる装置とし
ては、種々あるが外周に送り溝が設けられている軸を回
転させることによって移動させるようにした技術が、実
開平２−７２４７０号公報に記載されている。
ては、種々あるが外周に送り溝が設けられている軸を回
転させることによって移動させるようにした技術が、実
開平２−７２４７０号公報に記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ディスクプレーヤーの
代表的なものとしては、ＣＤプレーヤーが良く知られて
いるが、最近では、パーソナル型のコンピューターと組
み合わせて使用するＣＤ−ＲＯＭプレーヤーが一般に普
及している。斯かるＣＤ−ＲＯＭプレーヤーは、音声信
号を再生するＣＤプレーヤーと異なり、信号の高速読み
出し動作が要求されるため、ピックアップの移動動作を
高速にて行うことが要求されている。
代表的なものとしては、ＣＤプレーヤーが良く知られて
いるが、最近では、パーソナル型のコンピューターと組
み合わせて使用するＣＤ−ＲＯＭプレーヤーが一般に普
及している。斯かるＣＤ−ＲＯＭプレーヤーは、音声信
号を再生するＣＤプレーヤーと異なり、信号の高速読み
出し動作が要求されるため、ピックアップの移動動作を
高速にて行うことが要求されている。
【０００５】外周に送り溝が設けられている軸を回転さ
せることによりピックアップを移動させるように構成さ
れたピックアップ送り装置において、ピックアップを高
速で移動させるためには、電動機の回転速度を増加させ
ることが考えられるが、電動機が高価になるという問題
がある。斯かる問題を解決する方法として、最近では、
送り溝の傾きの角度を大きくすることが行われている
が、この角度を大きくすると、該送り溝に係合する係合
部が形成されているラックと呼ばれる部材に対して大き
な荷重が加わることになる。前記ラック部材に大きな荷
重が加わると、ラック部材が変形し、ピックアップの移
動動作を安定して行うことが出来ないという問題があ
る。
せることによりピックアップを移動させるように構成さ
れたピックアップ送り装置において、ピックアップを高
速で移動させるためには、電動機の回転速度を増加させ
ることが考えられるが、電動機が高価になるという問題
がある。斯かる問題を解決する方法として、最近では、
送り溝の傾きの角度を大きくすることが行われている
が、この角度を大きくすると、該送り溝に係合する係合
部が形成されているラックと呼ばれる部材に対して大き
な荷重が加わることになる。前記ラック部材に大きな荷
重が加わると、ラック部材が変形し、ピックアップの移
動動作を安定して行うことが出来ないという問題があ
る。
【０００６】本発明は、斯かる問題を解決したピックア
ップ送り装置を提供しようとするものである。
ップ送り装置を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明のピックアップ送
り装置は、固定基板に取付固定されていガイドシャフト
によりディスクの径方向への変位を可能に支持されてい
るとともにディスクに記録されている信号の読み取り動
作を行うピックアップが搭載され、且つ第１及び第２の
支持部が形成されているピックアップ支持部材と、外周
に送り溝が設けられているとともに電動機により回転駆
動せしめられ、且つ前記ピックアップ支持部材に形成さ
れている第１及び第２支持部に形成されている軸穴に挿
通されるピックアップ送り用軸と、前記ピックアップ支
持部材に固定されているとともに前記ピックアップ送り
用軸の送り溝に係合する係合部が形成されているラック
部材と、前記ピックアップ支持部材に固定されていると
とも前記ラック部材に形成されている係合部を前記送り
溝方向へ付勢する板バネとより構成されている。
り装置は、固定基板に取付固定されていガイドシャフト
によりディスクの径方向への変位を可能に支持されてい
るとともにディスクに記録されている信号の読み取り動
作を行うピックアップが搭載され、且つ第１及び第２の
支持部が形成されているピックアップ支持部材と、外周
に送り溝が設けられているとともに電動機により回転駆
動せしめられ、且つ前記ピックアップ支持部材に形成さ
れている第１及び第２支持部に形成されている軸穴に挿
通されるピックアップ送り用軸と、前記ピックアップ支
持部材に固定されているとともに前記ピックアップ送り
用軸の送り溝に係合する係合部が形成されているラック
部材と、前記ピックアップ支持部材に固定されていると
とも前記ラック部材に形成されている係合部を前記送り
溝方向へ付勢する板バネとより構成されている。
【０００８】
【実施例】図１は本発明のピックアップ送り装置を示す
要部の平面図、図２は図１のＡ−Ｂ拡大正面断面図であ
る。
要部の平面図、図２は図１のＡ−Ｂ拡大正面断面図であ
る。
【０００９】図において、１は固定基板２に取付固定さ
れている円柱状のガイドシャフト（図示せず）によって
ディスクの径方向、即ち矢印Ａ及びＢ方向への変位を可
能に支持されているとともにディスクに記録されている
信号の読み取り動作を行うピックアップ３が搭載されて
いるピックアップ支持部材であり、第１支持部４及び第
２支持部５が形成されている。
れている円柱状のガイドシャフト（図示せず）によって
ディスクの径方向、即ち矢印Ａ及びＢ方向への変位を可
能に支持されているとともにディスクに記録されている
信号の読み取り動作を行うピックアップ３が搭載されて
いるピックアップ支持部材であり、第１支持部４及び第
２支持部５が形成されている。
【００１０】６は前記ガイドシャフトと平行に設けられ
ているとともに前記ピックアップ支持部材１の第１支持
部４及び第２支持部５に形成されている軸穴７及び８に
挿通されて該ピックアップ支持部材１を支持するピック
アップ送り用軸であり、外周に送り溝９が形成されてい
る。１０は前記ピックアップ支持部材１にネジ１１によ
って固定されている樹脂製のラック部材であり、前記ピ
ックアップ送り用軸６に形成されている送り溝９に係合
する係合部１２が形成されている平板部１３が一体的に
成形されている。１４及び１５は前記ラック部材１０に
形成されている平板部１３の係合部１２が形成されてい
る面の反対側の面に一体成形されている第１及び第２の
突起であり、該第１突起１４は前記係合部１２の反対
側、即ち該係合部１２と対応する位置に形成されてい
る。
ているとともに前記ピックアップ支持部材１の第１支持
部４及び第２支持部５に形成されている軸穴７及び８に
挿通されて該ピックアップ支持部材１を支持するピック
アップ送り用軸であり、外周に送り溝９が形成されてい
る。１０は前記ピックアップ支持部材１にネジ１１によ
って固定されている樹脂製のラック部材であり、前記ピ
ックアップ送り用軸６に形成されている送り溝９に係合
する係合部１２が形成されている平板部１３が一体的に
成形されている。１４及び１５は前記ラック部材１０に
形成されている平板部１３の係合部１２が形成されてい
る面の反対側の面に一体成形されている第１及び第２の
突起であり、該第１突起１４は前記係合部１２の反対
側、即ち該係合部１２と対応する位置に形成されてい
る。
【００１１】１６は前記ピックアップ支持部材１にネジ
１１によって固定されている板バネであり、ピン１７に
よって取付位置が規制されているとともに前記ラック部
材１０の平板部１３を押圧する押圧平板部１８が形成さ
れている。前記押圧平板部１８の前記平板部１３に形成
されている第１突起１４及び第２突起１５に対向する位
置には係合穴１９及び２０が形成されている。
１１によって固定されている板バネであり、ピン１７に
よって取付位置が規制されているとともに前記ラック部
材１０の平板部１３を押圧する押圧平板部１８が形成さ
れている。前記押圧平板部１８の前記平板部１３に形成
されている第１突起１４及び第２突起１５に対向する位
置には係合穴１９及び２０が形成されている。
【００１２】斯かる構成において、第１突起１４の根元
には、図２に示すように傾斜部１４Ａが形成されてお
り、係合穴１９の端部１９Ａがその傾斜部１４Ａと当接
するように関係付けられている。
には、図２に示すように傾斜部１４Ａが形成されてお
り、係合穴１９の端部１９Ａがその傾斜部１４Ａと当接
するように関係付けられている。
【００１３】以上に説明したように本発明のピックアッ
プ送り装置は構成されており、斯かる構成において、ピ
ックアップ送り用の電動機が回転すると、その回転力が
ピックアップ送り用軸６に伝達され、該ピックアップ送
り用軸６が正逆方向に回転せしめられる。前記ピックア
ップ送り用軸６が回転すると、該ピックアップ送り用軸
６に形成されている送り溝９に係合部１２が係合されて
いるため、該係合部１２を介してラック部材１０に矢印
ＡまたはＢ方向への変位力が作用することになる。
プ送り装置は構成されており、斯かる構成において、ピ
ックアップ送り用の電動機が回転すると、その回転力が
ピックアップ送り用軸６に伝達され、該ピックアップ送
り用軸６が正逆方向に回転せしめられる。前記ピックア
ップ送り用軸６が回転すると、該ピックアップ送り用軸
６に形成されている送り溝９に係合部１２が係合されて
いるため、該係合部１２を介してラック部材１０に矢印
ＡまたはＢ方向への変位力が作用することになる。
【００１４】その結果、前記ラック部材１０が固定され
ているピックアップ支持部材１は、ガイドシャフト及び
ピックアップ送り用軸６によって案内且つ支持されなが
ら矢印ＡまたはＢ方向へ移動せしめられる。従って、ピ
ックアップ３をディスクの径方向に移動させることが出
来、ディスクからの信号の読み取り動作を行うことが出
来る。
ているピックアップ支持部材１は、ガイドシャフト及び
ピックアップ送り用軸６によって案内且つ支持されなが
ら矢印ＡまたはＢ方向へ移動せしめられる。従って、ピ
ックアップ３をディスクの径方向に移動させることが出
来、ディスクからの信号の読み取り動作を行うことが出
来る。
【００１５】このようにピックアップ３の移動動作は行
われるが、斯かる移動動作が行われるとき、ラック部材
１０の平板部１３が板バネ１６の押圧平板部１８によっ
て係合部１２が送り溝９と係合する方向へ押圧されるた
め、該送り溝９と係合部１２との係合関係を良好に維持
することが出来る。また、係合部１２の反対側に第１突
起１４を形成したので、板バネ１６の付勢力を該係合部
１２に対して良好に与えることが出来る。そして、第１
突起１４の根元に傾斜部１４Ａを形成し、係合穴１９の
端部１９Ａがその傾斜部１４Ａと当接するように構成し
たので、板バネ１６の付勢力が係合部１２に対して集中
して加わることになる。
われるが、斯かる移動動作が行われるとき、ラック部材
１０の平板部１３が板バネ１６の押圧平板部１８によっ
て係合部１２が送り溝９と係合する方向へ押圧されるた
め、該送り溝９と係合部１２との係合関係を良好に維持
することが出来る。また、係合部１２の反対側に第１突
起１４を形成したので、板バネ１６の付勢力を該係合部
１２に対して良好に与えることが出来る。そして、第１
突起１４の根元に傾斜部１４Ａを形成し、係合穴１９の
端部１９Ａがその傾斜部１４Ａと当接するように構成し
たので、板バネ１６の付勢力が係合部１２に対して集中
して加わることになる。
【００１６】
【発明の効果】本発明のピックアップ送り装置は、ピッ
クアップが搭載されているピックアップ支持部材にピッ
クアップ送り用軸の送り溝に係合する係合部が形成され
ているラック部材を固定し、該ラック部材に形成されて
いる係合部を送り溝溝方向へ板バネによって付勢するよ
うに構成しただけでなく、前記係合部が形成されている
面の反対側の面に突起を一体成形し、該突起を板バネに
形成されている係合穴と係合させることによってラック
部材に対する板バネの位置決めを行うようにしたので、
ラック部材と板バネとの位置関係を良好に保持すること
が出来、更に送り溝に係合する係合部の反対側に突起を
形成したので、板バネの付勢力を前記係合部に対して良
好に与えることが出来、その結果本発明によればピック
アップの高速送り動作を正確、且つ良好に行うことが出
来る。
クアップが搭載されているピックアップ支持部材にピッ
クアップ送り用軸の送り溝に係合する係合部が形成され
ているラック部材を固定し、該ラック部材に形成されて
いる係合部を送り溝溝方向へ板バネによって付勢するよ
うに構成しただけでなく、前記係合部が形成されている
面の反対側の面に突起を一体成形し、該突起を板バネに
形成されている係合穴と係合させることによってラック
部材に対する板バネの位置決めを行うようにしたので、
ラック部材と板バネとの位置関係を良好に保持すること
が出来、更に送り溝に係合する係合部の反対側に突起を
形成したので、板バネの付勢力を前記係合部に対して良
好に与えることが出来、その結果本発明によればピック
アップの高速送り動作を正確、且つ良好に行うことが出
来る。
【００１７】
【００１８】また、本発明は、突起の根元に傾斜部を形
成し、該傾斜部と板バネに形成されている係合穴の端部
とが当接するように構成したので、板バネの付勢力が係
合部に対して集中して加わることになり、該係合部と送
り溝との係合関係を良好に保持することが出来るという
利点を有している。
成し、該傾斜部と板バネに形成されている係合穴の端部
とが当接するように構成したので、板バネの付勢力が係
合部に対して集中して加わることになり、該係合部と送
り溝との係合関係を良好に保持することが出来るという
利点を有している。
【図１】本発明のピックアップ送り装置を示す要部の平
面図である。
面図である。
【図２】図１のＡ−Ｂ拡大正面断面図である。
１ ピックアップ支持部材
３ ピックアップ
６ ピックアップ送り用軸
９ 送り溝
１０ ラック部材
１２ 係合部
１４ 第１突起
１４Ａ 傾斜部
１５ 第２突起
１６ 板バネ
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G11B 21/00 - 21/06
Claims (2)
- 【請求項１】 固定基板に取付固定されているガイドシ
ャフトによりディスクの径方向への変位を可能に支持さ
れているとともにディスクに記録されている信号の読み
取り動作を行うピックアップが搭載され、且つ第１及び
第２の支持部が形成されているピックアップ支持部材
と、外周に送り溝が設けられているとともに電動機によ
り回転駆動せしめられ、且つ前記ピックアップ支持部材
の第１及び第２支持部に形成されている軸穴に挿通され
るピックアップ送り用軸と、前記ピックアップ支持部材
にネジにより固定されているとともに前記ピックアップ
送り用軸の送り溝に係合する係合部が設けられている平
板部が一体的に成形されているラック部材と、前記ピッ
クアップ支持部材に前記ネジによって固定されていると
ともに前記平板部の係合部が形成されている面の反対側
で該係合部が形成されている位置に対応する位置に形成
されている突起が係合する係合穴が形成され、且つ前記
平板部を前記係合部が前記送り溝と係合する方向に付勢
する板バネとより成るピックアップ送り装置。 - 【請求項２】 突起の根元に傾斜部を形成し、該傾斜部
と板バネに形成されている係合穴の端部とが当接するよ
うにしたことを特徴とする請求項１に記載のピックアッ
プ送り装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27358698A JP3462766B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | ピックアップ送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27358698A JP3462766B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | ピックアップ送り装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000100089A JP2000100089A (ja) | 2000-04-07 |
| JP3462766B2 true JP3462766B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=17529868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27358698A Expired - Fee Related JP3462766B2 (ja) | 1998-09-28 | 1998-09-28 | ピックアップ送り装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3462766B2 (ja) |
-
1998
- 1998-09-28 JP JP27358698A patent/JP3462766B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2000100089A (ja) | 2000-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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