JPH0823570A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JPH0823570A
JPH0823570A JP6179517A JP17951794A JPH0823570A JP H0823570 A JPH0823570 A JP H0823570A JP 6179517 A JP6179517 A JP 6179517A JP 17951794 A JP17951794 A JP 17951794A JP H0823570 A JPH0823570 A JP H0823570A
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Yoshifumi Oshiyama
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は無線通信装置に関し、自営親機のエ
リア内外で確実かつ効率良くトラッキングを行う無線通
信装置を提供することを目的とする。 【構成】 通信回線網に接続された自営基地局及び公衆
基地局との間で無線通信を行う無線通信装置において、
自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基
地局の同期情報を記録する記録手段と、該記録手段に記
録された同期情報と現在同期している基地局の同期情報
との一致を検出する検出手段と、該検出手段により一致
を検出した場合、自営基地局との同期の確立を試みるよ
うに制御し、不一致を検出した場合、自営基地局との同
期の確立をしないように制御する制御手段とを備えるよ
うに構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線通信装置に係り、
詳細には、自営基地局エリアと公衆基地局エリアとのい
ずれにも通信可能な無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような無線通信装置として、
例えば、PHS(Personal Handy phone System )等が
ある。
【0003】このPHSは、既存の電話回線網に接続す
る自営基地局(自営親機)と公衆基地局とを介して通信
可能な無線通信装置である。
【0004】この無線通信装置は、電話回線網に接続す
る自営基地局を利用したほうが、公衆基地局を利用して
通信を行うよりも通話料金が低料金となることから、基
本的に、自営基地局と通信可能なエリア(以下、単に自
営基地局エリアという)内では、常に自営基地局を利用
して通信を行い、自営基地局エリア外に移動した場合に
のみ、公衆基地局を利用するようになっており、自営基
地局エリア外で公衆基地局と通信を行っていても、自営
基地局エリア内に移動した場合は、自営基地局を介して
通信を行うことが要求される。
【0005】このため、従来の無線通信装置は、自営基
地局のエリアに存在しているか否かにかかわらず、電話
装置内部で作成される所定タイミングに基づいて、自営
基地局に対して同期を試み、自営基地局との同期が成立
すると、自営基地局エリアであると判断し、自営基地局
であると判断された位置からの通信には、自営基地局を
利用するというものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の無線通信装置にあっては、自営基地局エリア
に存在しているか否かにかかわらず、自営基地局に対し
て同期を試みるという構成となっていたため、以下に述
べるような問題点があった。
【0007】すなわち、現在位置が自営基地局エリア内
であるか否かは、自営基地局に対する同期の試みにより
判断し、この自営基地局に対する同期は、通信を行って
いない状態、つまり、無線通信装置の電源がOFFの状
態でも間欠的に行われる。
【0008】携帯移動利用が主となる無線通信装置にお
いては、内蔵バッテリの関係上、少しでも消費電力を抑
えることが要求されるが、同期を試みる際には電力を消
費し、特に、自営基地局エリア外では無駄な電力を消費
することになる。
【0009】そこで、無駄な電力消費を抑えるために、
例えば、スイッチ操作や動作モードの設定等により、自
営基地局のエリア内外で同期を試みるか否かを切り替え
ることも考えられるが、この場合、スイッチ操作や動作
モードの設定を行うことは繁雑であり、また、設定の切
り替え忘れや設定誤り、さらには、自営基地局のエリア
内外の判断誤り等により、無駄な電力消費が抑えられな
いばかりか、自営基地局エリア内であるのに通話不能と
なったりといった新たな問題点が生じることになる。
【0010】
【目的】本発明は、自営基地局のエリア内外で確実かつ
効率良く同期を行う無線通信装置を提供することを課題
とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
通信回線網に接続された自営基地局及び公衆基地局との
間で無線通信を行う無線通信装置において、自営基地局
の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基地局の同期
情報を記録する記録手段と、該記録手段に記録された同
期情報と現在同期している基地局の同期情報との一致を
検出する検出手段と、該検出手段により一致を検出した
場合、自営基地局との同期の確立を試みるように制御
し、不一致を検出した場合、自営基地局との同期の確立
をしないように制御する制御手段と、を備えることを特
徴としている。
【0012】また、請求項2記載の発明は、通信回線網
に接続された自営基地局及び公衆基地局との間で無線通
信を行う無線通信装置において、自営基地局の通信エリ
ア付近の少なくとも1つの公衆基地局の同期情報を記録
する記録手段と、該記録手段に記録された同期情報と現
在同期している基地局の同期情報との一致を検出する検
出手段と、該検出手段により一致を検出した場合、自営
基地局との同期の確立を試みる周期を短くするように制
御し、不一致を検出した場合、自営基地局との同期の確
立を試みる周期を長くするように制御する制御手段と、
を備えることを特徴としている。
【0013】そして、この場合、前述の請求項1または
2に記載する発明に加えて、請求項3記載の発明は、前
記記録手段に記録するベース基地局の通信エリア付近の
少なくとも1つの基地局の同期情報を入力する隣接基地
局入力手段を有することが有効である。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、記録手段に、自
営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基地
局の同期情報が記録され、検出手段により、記録手段に
記録された同期情報と現在同期している基地局の同期情
報との一致が検出された場合、制御手段によって自営基
地局との同期の確立が試みられ、一方、不一致が検出さ
れた場合、制御手段によって自営基地局との同期の確立
が行われないように制御される。
【0015】これによって、自営基地局のエリア内外で
確実かつ効率良く同期が行われ、無駄な同期動作による
消費電力の増加が抑えられる。
【0016】また、請求項2記載の発明によれば、記録
手段に、自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つ
の公衆基地局の同期情報が記録され、検出手段により、
記録手段に記録された同期情報と現在同期している基地
局の同期情報との一致が検出された場合、制御手段によ
って自営基地局との同期の確立を試みる周期が短く設定
され、一方、不一致が検出された場合、制御手段によっ
て自営基地局との同期の確立を試みる周期が長く設定さ
れるように制御される。
【0017】これによって、前述の請求項1記載の発明
と同様に、自営基地局の通信エリア内外で確実かつ効率
良く同期の確立が行われる。
【0018】また、この場合、請求項3記載の発明によ
れば、前述の請求項1または2記載の発明に加えて、隣
接基地局入力手段によって、記録手段に記録するベース
基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの基地局の同
期情報が入力されることにより、検出手段による処理負
担が軽減されるとともに、所望の同期情報が設定可能と
なる。
【0019】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して実施例を説明す
る。
【0020】図1〜図6は本発明に係る無線通信装置の
一実施例を示す図である。
【0021】まず、構成を説明する。
【0022】図1は、本実施例の無線通信装置1の全体
構成を示すブロック図である。
【0023】図1において、無線通信装置1は、PHS
端末であり、この無線通信装置1は、アンテナ11、高
周波部12、モデム部13、TDMA(Time Division
Multiple Access )部14、スピーチコーデック部1
5、PCM(Palse Code Modulation )コーデック部1
6、アンプ17、スピーカ18、マイク19、表示部2
1、制御部22、ROM23、RAM24、録再回路2
5、メモリ26、キー入力部27から構成されている。
なお、XはPCMコーデック部16に設けられた水晶発
振子である。
【0024】アンテナ11は、PHS端末として利用す
る場合に、所定の基地局に対して音声データの送受信を
行うものである。
【0025】高周波部12は、図1に示すように、切替
スイッチ31、受信機32、PLL(Phase Locked Loo
p )シンセサイザ33、送信機34から構成され、アン
テナ11によって受信した受信信号に対して周波数変換
処理を行うものである。
【0026】切替スイッチ31は、制御部22からの制
御信号に基づいて、基地局からの電波を受信する時は、
受信機32側に切り替えられ、また、基地局に対して電
波を送信する時は、送信機34側に切り替えられるもの
である。
【0027】受信機32は、アンテナ11から入力され
た信号が送信/受信を振り分ける切替スイッチ31を介
して入力されると、受信信号を3段のミキサにより、
1.9GHzから250MHz付近(1stIF)、さ
らに10MHz付近(2ndIF)、さらには1MHz
付近(3rdIF)のIF信号に周波数変換を行うもの
である。
【0028】PLLシンセサイザ33は、受信機32及
び送信機34での周波数変換のための局部発振信号を出
力するものである。
【0029】送信機34は、モデム部13から入力され
たπ/4シフトQPSKの変調波を2段のミキサで10
MHzから250MHz付近、さらに1.9GHz帯に
周波数変換し、切替スイッチ31を介してアンテナ11
から輻射するものである。
【0030】モデム部13は、π/4シフトQPSKの
変復調処理をするものであり、具体的には、受信時にお
いて、受信機32から入力されるIF信号からIQデー
タを復調し、さらに、復調した信号を直列データ列に変
換してTDMA部14に転送し、一方、送信時におい
て、TDMA部14から転送されてきたデータからIQ
データを作成してπ/4シフトQPSKの変調波を生成
し、π/4シフトQPSKの変調波を送信機34に出力
するものである。
【0031】TDMA部14は、フレーム同期及びデー
タの送受信処理をするものであり、具体的には、受信時
において、モデム部13から送られてくる受信データの
中からユニークワード(同期信号)を抽出してフレーム
同期を取り、かつ、この受信データ中の制御データ部、
音声データ部のスクランブル等を解除し、制御データは
制御部22に転送するとともに、音声データは、スピー
チコーデック部15に転送し、一方、送信時において、
スピーチコーデック部15から転送されてくる音声デー
タに制御データ等を付加して送信データを作成し、スク
ランブル等の処理を施した後にユニークワード等を付加
してフォーマット化し、TDMAフレームの所定タイミ
ングに挿入してモデム部13に出力するものである。
【0032】スピーチコーデック部15は、ディジタル
音声データの圧縮/伸張処理を行うものであり、具体的
には、受信時において、TDMA部14から送られてき
たADPCM音声信号(4bit×8kHz=32kb
ps)をPCM音声信号(8bit×8kHz=64k
bps)に復号化することにより伸張してPCMコーデ
ック部16に出力し、一方、送信時において、PCMコ
ーデック部16から送られてきたPCM音声信号をAD
PCM音声信号に符号化することにより圧縮してTDM
A部14に出力するものである。
【0033】PCMコーデック部16は、アナログ/デ
ィジタル変換処理をするものであり、具体的には、受信
時において、スピーチコーデック部15から送られてく
るPCM音声信号をD/A変換するとともに、変換によ
って得られるアナログ音声信号をアンプに出力し、一
方、送信時において、マイク19から入力されたアナロ
グ音声信号をA/D変換するとともに、変換によって得
られるディジタル音声信号であるPCM音声信号をスピ
ーチコーデック部15に出力するものである。また、P
CMコーデック部16は、音声信号のボリュームやリン
ガー及びトーン信号の制御も行う。
【0034】アンプ17は、PCMコーデック部16か
ら送られてくるアナログ音声信号を増幅し、スピーカ1
8に出力するものであり、スピーカ18は、PHS端末
の受話部においてアンプ17を介して増幅された音声信
号に基づいて外部に音声出力するものである。
【0035】マイク19は、PHS端末の送話部におい
てPCMコーデック部16に音声信号を入力するための
ものである。
【0036】表示部21は、単純マトリクス液晶表示装
置(LCD:Liquid Crystal Display)により構成さ
れ、制御部22によって指示された所定の画像を表示す
るものである。
【0037】制御部22は、ROM23内に格納された
所定のプログラムに基づいて、無線通信装置1内の各部
に対して各種制御信号を出力し、装置全体の制御を行う
ものである。
【0038】ROM23は、無線通信装置1内で利用さ
れるプログラムやデータ等を格納する半導体メモリであ
り、RAM24は、制御部22のプログラム処理実行中
に利用されるプログラムデータ等を格納したり、作業領
域として利用される半導体メモリである。
【0039】録再回路25は、PHS端末として利用す
る際、留守録モード時に、相手から送信されてくる伝言
メッセージを記録、あるいは記録した相手の伝言メッセ
ージを再生するものであり、同様にして、メモリ26
は、PHS端末として利用する際、留守録モード時に、
相手への応答メッセージを記憶しており、着信に応じて
応答メッセージを再生するためメモリである。
【0040】キー入力部27は、無線通信装置1に対し
て操作者の各種操作に基づく指示を行うためのものであ
る。
【0041】次に、図2〜図5に示すフローチャート及
び図6に基づいて本実施例の動作を説明する。
【0042】図2は、電源オン時における処理を説明す
るためのフローチャートである。
【0043】無線通信装置1の電源スイッチがオンされ
ると、自営チャネルがサーチされ(ステップS1)、自
営基地局に対して同期が行われ、同期が確立されるか否
かがチェックされる(ステップS2)。
【0044】そして、上記ステップS2の処理におい
て、同期が確立された場合、後述するサーチ状態設定処
理が行われ(ステップS3)、自営基地局または公衆基
地局からの待ち受け状態となる(ステップS4)。
【0045】一方、上記ステップS2の処理において、
同期が確立されなかった場合、自営チャネルのサーチを
終了するか否かの判断処理が行われ(ステップS5)、
再度自営基地局に対して同期を行う場合は上記ステップ
S1からの処理に戻り、自営基地局に対する同期を終了
する場合は公衆チャネルがサーチされ(ステップS
6)、公衆基地局(PBS)に対して同期が行われ、同
期が確立されるか否かがチェックされる(ステップS
7)。
【0046】そして、上記ステップS7の処理におい
て、同期が確立された場合、公衆基地局からの待ち受け
状態となり(ステップS8)、また、上記ステップS2
の処理において、同期が確立されなかった場合、自営基
地局及び公衆基地局のいずれとも接続できないため、表
示部21により圏外報知が行われる。
【0047】図3は、サーチ状態設定処理を説明するた
めのフローチャートであり、このサーチ状態背邸処理で
は、サーチ状態を設定する他に同期情報の登録も行うも
のである。
【0048】図2におけるステップS3の処理でサーチ
状態設定処理が実行されると、まず、同期を確立したの
が公衆基地局に対してか、自営基地局に対してかが判断
され(ステップP1)、公衆基地局に対しての同期確立
である場合、自営基地局に対する、後述する登録処理に
よりROM23あるいはRAM24に登録された登録同
期情報があるか否かがチェックされる(ステップP
2)。
【0049】上記ステップP2の処理において、登録同
期情報がない場合には、処理が復帰され、一方、登録同
期情報がある場合には、自営基地局に対する同期情報が
記憶されていることになるので、この登録同期情報と現
在の同期情報とが一致しているか否かがチェックされ
(ステップP3)、一致した場合、現在、自営基地局に
近接する公衆基地局エリアにいるものと判断され、自営
チャネルに対して一定時間後とに間欠的にサーチする自
営チャネルサーチが設定される(ステップP4)。ま
た、上記ステップP3の処理において、同期情報が一致
しない場合には、現在、自営基地局から離れた公衆基地
局エリアにいるものと判断され、自営チャネルに対する
サーチ期間が長くなるように設定される(ステップP
5)。なお、この場合、近接する公衆基地局エリアに移
動するまで、自営チャネルに対するサーチを停止してい
ても構わない。
【0050】そして、上記ステップP1の処理におい
て、自営基地局に対しての設定である場合、同期情報登
録処理、すなわち、公衆チャネルサーチが行われ(ステ
ップP6)、公衆基地局と同期が確立したか否かがチェ
ックされ(ステップP7)、同期が確立されない場合に
は、処理が復帰され、同期が確立された場合は、ROM
23あるいはRAM24に公衆同期情報として既に登録
されているか否かがチェックされ(ステップP8)、ま
だ登録されていない場合のみ、公衆基地局に対する同期
情報(CS−ID,一斉呼び出しエリア等)が公衆同期
情報としてROM23あるいはRAM24に登録され
(ステップP9)、続いて、公衆チャネルのサーチを終
了するか否かの判断処理が行われ(ステップP10)、
サーチを終了するまで上記ステップP6〜ステップP9
までの処理が繰り返し実行される。
【0051】これにより、自営基地局の通信エリア付近
の公衆基地局の同期情報を自動的に登録することができ
る。
【0052】図4は、移動時における処理を説明するた
めのフローチャートである。
【0053】移動時には、図3のステップP9において
登録された公衆基地局に対する同期情報である公衆同期
情報が変化したか否か(現在と同じ同期情報か、他の同
期情報あるいは同期外れか)がチェックされ(ステップ
T1)、変化していなければ処理を終了し、変化してい
れば、他の公衆基地局(PBS)に対して同期が確立さ
れるか否かがチェックされる(ステップT2)。
【0054】そして、上記ステップT2の処理におい
て、同期が確立された場合、図3に示すサーチ状態設定
処理(この場合、サーチ状態設定処理では、公衆基地局
と同期確立しているので、ステップP1〜P5の処理が
実行される)が行われ(ステップT3)、上記ステップ
T2の処理において、同期が確立されなかった場合、他
の公衆基地局と接続できないないものと判断され、表示
部21により圏外報知が行われる。
【0055】図5は、手動登録処理を説明するためのフ
ローチャートである。
【0056】手動による登録時には、キー入力部27の
操作により、同期情報登録が指示されると、まず、自営
基地局(HBS)に対して同期が行われて同期が確立さ
れるか否かがチェックされ(ステップQ1)、同期が確
立された場合、図3に示すサーチ状態設定処理(この場
合、ステップP1,P6〜P10の処理)が行われる
(ステップQ2)。
【0057】一方、上記ステップQ1の処理において、
同期が確立されなかった場合、自営基地局と接続できな
いものと判断され、表示部21により自営基地局からの
圏外報知が行われる。
【0058】図6は、本実施例における無線通信装置1
の作用を説明するための概略図である。
【0059】図6に示すように、自営基地局(HBS)
及び公衆基地局(PBS1,PBS2)には、それぞれ
送信エリアがあり、自営基地局(HBS)の送信エリア
内にA地点、公衆基地局(PBS1)の送信エリア内に
B地点、公衆基地局(PBS2)の送信エリア内にC地
点があるものとして説明する。
【0060】まず、図6中のA地点においては、自営基
地局(HBS)エリア内であるため、同期中は、他に接
続可能な公衆基地局(PBS1)の同期情報が無線通信
装置1内に記憶される。
【0061】次に、図6中のA地点からB地点まで無線
通信装置1が移動すると、自営基地局(HBS)エリア
外となるため、自営同期から外れることになり、接続可
能な公衆基地局(PBS1)と同期が行われる。
【0062】この場合、自営基地局(HBS)との同期
中に記憶された同期情報が公衆基地局(PBS1)の同
期情報と一致するため、公衆基地局(PBS1)との同
期中であっても、さらなる移動により再度自営基地局
(HBS)エリア内に入る可能性が大であると判断さ
れ、所定の時間間隔で自営基地局(HBS)に対して同
期を試みることが行われる。
【0063】そして、図6中のB地点からC地点まで無
線通信装置1が移動すると、公衆基地局(PBS1)エ
リア外となるため、次に接続可能な公衆基地局(PBS
2)と同期が行われる。
【0064】この場合、自営基地局(HBS)との同期
中に記憶された同期情報が公衆基地局(PBS1)の同
期情報とは不一致となるため、公衆基地局(PBS2)
エリア内での移動により自営基地局(HBS)エリア内
に入る可能性は小であると判断され、自営基地局(HB
S)に対する同期の試みを行う時間間隔を長くしたり、
あるいは、自営基地局(HBS)に対する同期の試みを
停止する。
【0065】これによって、従来、自営基地局(HB
S)に常時試みていた同期の回数が低減されて消費電力
が抑えられ、無線通信装置1の携帯運用時間が長くな
る。
【0066】さらに、図6中ののC地点からB地点まで
無線通信装置1が移動すると、公衆基地局(PBS2)
エリア外となるため、次に接続可能な公衆基地局(PB
S1)と同期が行われる。
【0067】この場合、自営基地局(HBS)との同期
中に記憶された同期情報が公衆基地局(PBS1)の同
期情報と再度一致するため、公衆基地局(PBS1)エ
リア内での移動により自営基地局(HBS)エリア内に
入る可能性は大であると判断され、自営基地局(HB
S)に対する同期の試みを行う時間間隔を元に戻した
り、あるいは、自営基地局(HBS)に対する同期の試
みを再開する。
【0068】これによって、自営基地局(HBS)エリ
ア内に入ったら、より経済的な通信が可能な自営基地局
(HBS)との同期が行われることになる。
【0069】ちなみに、自営基地局(HBS)と公衆基
地局(PBS1,PBS2)との送信エリアの関係によ
り、記憶される公衆基地局(PBS)の同期情報と記憶
情報とを4種類のパターンに分類したものを〔表1〕に
示す。
【0070】〔表1〕に示すように、パターンによって
情報量の大小はあるが、いずれのパターンにおいても同
期情報として使用することが可能である。
【0071】
【表1】 以上説明したように、本実施例では、自営基地局のエリ
ア内では近接公衆基地局との同期情報を、また、公衆基
地局のエリア内では自営基地局あるいは他の公衆基地局
との同期情報を情報記憶部内に格納することで、格納し
た同期情報に基づいて自営基地局に対する同期を試みる
か否かを判断し、公衆基地局の制御チャネルを監視する
ことにより、自営基地局への制御チャネルの同期を確実
かつ効率的に行うことができる。
【0072】そして、本実施例では、使用者のスイッチ
操作の手間や電池寿命の心配なく、また、設定の誤りや
忘れもなく、公衆の同期監視のみで確実に自営基地局と
の同期を効率的に行うことができる。
【0073】また、上記実施例では、〔表1〕に示すよ
うに、パターンによって情報量が異なるが、情報量を少
なくするために、各情報量を一定(例えば、一斉呼び出
しエリア番号のみ)としても、精度の差は生じるもの
の、本実施例を実現することができる。
【0074】さらに、上記実施例では、自営基地局の通
信エリアと、通信エリアが重なる公衆基地局の同期情報
を登録するようにしたが、これに限ることなく、通信エ
リアが重ならなくても、自営基地局の通信エリアの回り
の公衆基地局の同期情報を登録するようにしてもよい
(この場合、自営基地局との同期と関係なく、図3のス
テップP6〜P10が実行される)。
【0075】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、記録手段に、
自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基
地局の同期情報を記録し、検出手段により、記録手段に
記録した同期情報と現在同期している基地局の同期情報
との一致を検出した場合、制御手段によって自営基地局
との同期の確立を試み、一方、不一致を検出した場合、
制御手段によって自営基地局との同期の確立を行わない
ように制御する。
【0076】したがって、自営基地局のエリア内外で確
実かつ効率良く同期を行うことができ、無駄な同期動作
による消費電力の増加を抑えることができる。
【0077】また、請求項2記載の発明では、記録手段
に、自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公
衆基地局の同期情報を記録し、検出手段により、記録手
段に記録した同期情報と現在同期している基地局の同期
情報との一致を検出した場合、制御手段によって自営基
地局との同期の確立を試みる周期を短く設定し、一方、
不一致を検出した場合、制御手段によって自営基地局と
の同期の確立を試みる周期を長く設定するように制御す
る。
【0078】したがって、前述の請求項1記載の発明と
同様に、自営基地局の通信エリア内外で確実かつ効率良
く同期の確立を行うことができる。
【0079】また、この場合、請求項3記載の発明で
は、隣接基地局入力手段によって、記録手段に記録する
ベース基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの基地
局の同期情報を入力することで、前述の請求項1または
2記載の発明に加えて、検出手段による処理負担を軽減
でき、所望の同期情報を設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の無線通信装置の全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】電源オン時における処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図3】サーチ状態設定処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図4】移動時における処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図5】手動登録処理を説明するためのフローチャート
である。
【図6】本実施例における無線通信装置の作用を説明す
るための概略図である。
【符号の説明】
1 無線通信装置 11 アンテナ 12 高周波部 13 モデム部 14 TDMA部 15 スピーチコーデック部 16 PCMコーデック部 17 アンプ 18 スピーカ 19 マイク 21 表示部 22 制御部 23 ROM 24 RAM 25 録再回路 26 メモリ 27 キー入力部 X 水晶発振子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信回線網に接続された自営基地局及び公
    衆基地局との間で無線通信を行う無線通信装置におい
    て、 自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基
    地局の同期情報を記録する記録手段と、 該記録手段に記録された同期情報と現在同期している基
    地局の同期情報との一致を検出する検出手段と、 該検出手段により一致を検出した場合、自営基地局との
    同期の確立を試みるように制御し、不一致を検出した場
    合、自営基地局との同期の確立をしないように制御する
    制御手段と、 を備えることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】通信回線網に接続された自営基地局及び公
    衆基地局との間で無線通信を行う無線通信装置におい
    て、 自営基地局の通信エリア付近の少なくとも1つの公衆基
    地局の同期情報を記録する記録手段と、 該記録手段に記録された同期情報と現在同期している基
    地局の同期情報との一致を検出する検出手段と、 該検出手段により一致を検出した場合、自営基地局との
    同期の確立を試みる周期を短くするように制御し、不一
    致を検出した場合、自営基地局との同期の確立を試みる
    周期を長くするように制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする無線通信装置。
  3. 【請求項3】前記記録手段に記録するベース基地局の通
    信エリア付近の少なくとも1つの基地局の同期情報を入
    力する隣接基地局入力手段を有することを特徴とする請
    求項1または2記載の無線通信装置。
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