JPH08186868A - 携帯通信システム - Google Patents

携帯通信システム

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Publication number
JPH08186868A
JPH08186868A JP6325776A JP32577694A JPH08186868A JP H08186868 A JPH08186868 A JP H08186868A JP 6325776 A JP6325776 A JP 6325776A JP 32577694 A JP32577694 A JP 32577694A JP H08186868 A JPH08186868 A JP H08186868A
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JP
Japan
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time
base station
clock
self
employed
Prior art date
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Application number
JP6325776A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Aihara
敏治 相原
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯電話端末および自営基地局における時計機
能の示す時刻の正確さを保つことができる携帯電話シス
テムを提供する。 【構成】携帯電話機Aと親機Cは各々、自身の時計機能
の示す時刻を公衆基地局Bまたは親機Cのいずれから送
られた時刻情報を基に修正が行われたかと、その修正の
行われた修正日時を記憶し、携帯電話機Aは、公衆基地
局Bの無線エリア内では、自身の時計機能の示す時刻を
公衆基地局Bから送られてくる時刻情報を基に修正し、
親機Cの無線エリア内では、親機Cの修正日時の方が自
身の修正日時より新しい場合、親機Cの時刻情報を基に
自身の時計機能の時刻を修正し、親機Cは、携帯電話機
Aの修正日時の方が自身の修正日時より新しい場合、携
帯電話機Aの時刻情報を基に自身の示す時刻を修正す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、携帯電話機とその親機
の有する時計機能の時刻修正を行う携帯電話システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話システムとしてPHS
(パーソナル・ハンディホン・システム)の実用化が進
められているが、このシステムでは携帯電話機を使用
し、1つの携帯電話機で屋外や、事業所を始め家庭内等
の屋内においても通話を可能にしている。
【0003】この携帯電話機を屋外で使用する場合、屋
外に配置されている公衆基地局のいずれかを介し、その
公衆基地局のエリア内ならどこにおいても通話が行なえ
る。また、屋内で使用する場合は、例えば家庭内ではコ
ードレス電話システムの親機等の自営基地局を介して通
話を行なうこともできる。そして、この携帯電話機は、
使用者に時刻や通話時間等を通知するための時計機能を
備えるものが考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上述した携帯電
話機の時計機能には自動的に時刻を修正するものが考え
られている。この場合、携帯電話機は自営基地局より送
られてくる、自営基地局の有する時計機能の示す時刻情
報を基に、自身の時計機能の時刻修正を行うことが考え
られている。
【0005】しかし、自営基地局は、例えば家庭内のコ
ードレス電話システムの親機等、個人的に使用されてい
るものであるため、備えられている時計機能の時刻の正
確さは甚だ疑わしいものである。
【0006】また、自営基地局自身も、自身の時計機能
の時刻の正確さを保つために、適宜時刻修正の必要があ
る。本発明は、上記事情に鑑みてなされてものであり、
携帯電話端末および自営基地局における時計機能の示す
時刻の正確さを保つことができる携帯電話システムを提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、公衆基地局ま
たは自営基地局を介して携帯通信端末により通信を可能
にした携帯通信システムにおいて、前記携帯通信端末
は、時刻を計時する時計手段と、この時計手段の示す時
刻を前記公衆基地局または前記自営基地局より送られて
くる情報を基に修正する第1の修正手段と、この第1の
修正手段での時刻修正が前記公衆基地局または前記自営
基地局のいずれの時刻情報に基づくかを記憶する記憶手
段とから構成され、前記自営基地局は、時刻を計時する
時計手段と、前記携帯通信端末の前記記憶手段に前記公
衆基地局の時刻情報に基づく修正が行われた旨が記憶さ
れていると前記携帯通信端末における時計手段の時刻を
基に自身の時計手段の時刻を修正する第2の修正手段と
から構成されている。
【0008】本発明は、公衆基地局または自営基地局を
介して携帯通信端末により通信を可能にした携帯通信シ
ステムにおいて、前記携帯通信端末は、時刻を計時する
時計手段と、この時計手段の示す時刻を前記公衆基地局
または前記自営基地局より送られてくる情報を基に修正
する第1の修正手段と、この第1の修正手段での時刻修
正が前記公衆基地局または前記自営基地局のいずれの時
刻情報に基づくものかをその修正日時とともに記憶する
記憶手段と、前記公衆基地局の無線エリア内では、前記
記憶手段に記憶されている修正日時に関わらず自身の時
計手段の時刻を修正し、前記自営基地局の無線エリア内
では、前記自営基地局の記憶手段に記憶されている修正
日時が自身の記憶手段に記憶されている修正日時より新
しい場合、前記自営基地局の時計手段の示す時刻を基に
自身の時計手段の時刻を修正する第3の修正手段とから
構成され、前記自営基地局は、時刻を計時する時計手段
と、前記携帯通信端末の記憶手段に記憶されている修正
日時が自身の記憶手段に記憶されている修正日時より新
しい場合、前記携帯通信端末における時計手段の時刻に
修正する第4の修正手段とから構成されている。
【0009】本発明では、前記第1の修正手段は前記携
帯通信端末の電源がONにされた時点で実行するよう構
成されている。本発明では、前記第2、第3または第4
の修正手段は前記自営基地局と前記携帯通信端末との通
信リンクが確立された時点で実行するよう構成されてい
る。
【0010】本発明は、公衆基地局または自営基地局を
介して通信する携帯通信装置において、時刻を計時する
時計手段と、前記公衆基地局または自営基地局から送ら
れてくる時計情報に基づいて前記時計手段の時刻を設定
する設定手段とから構成されている。
【0011】本発明は、前記設定手段により設定された
時刻を記憶する時刻記憶手段と、前記自営基地局から送
られてくる該自営基地局で時計情報が設定された時刻と
前記時刻記憶手段に記憶されている時刻とを比較する比
較手段と、この比較手段により前記時刻記憶手段に記憶
されている時刻が前記自営基地局で設定された時刻より
古いとき、該自営基地局から送られてくる時計情報に基
づいて前記時計手段の時刻を修正する時刻修正手段とか
ら構成されている。
【0012】
【作用】この結果、本発明によれば、携帯通信端末は、
時計機能の示す時刻を公衆基地局または自営基地局より
送られてくる時刻情報を基に修正し、その修正が前記公
衆基地局または前記自営基地局のいずれから送られた時
刻情報を基に行われたかを示す情報を記憶し、自営基地
局は、前記携帯通信端末に前記公衆基地局から送られた
時刻情報を基に修正が行われた旨の情報が記憶されてい
る場合、前記携帯通信端末における時計機能の示す時刻
を基に自身の時計機能の示す時刻を修正するようにした
ので、前記携帯通信端末は、前記公衆基地局または前記
自営基地局のいずれの無線エリア内においても、該当す
る基地局の示す時刻に自身の時計機能の示す時刻を合わ
せることができる。また、前記自営基地局は前記携帯通
信端末の時計機能の示す時刻に自身の時計機能の示す時
刻を合わせることにより、前記公衆基地局の時計機能の
示す時刻に近似性の高い時刻修正を行うことができる。
【0013】本発明によれば、携帯通信端末と自営基地
局は各々、時計機能の示す時刻を公衆基地局または前記
自営基地局のいずれから送られた時刻情報を基に修正が
行われたかと、その修正の行われた修正日時を記憶し、
前記携帯通信端末は、前記公衆基地局の無線エリア内で
は、自身の時計機能の示す時刻を前記公衆基地局から送
られる時刻情報を基に修正し、前記自営基地局の無線エ
リア内では、前記自営基地局の修正日時の方が自身の修
正日時より新しい場合、前記自営基地局の時刻を基に自
身の時計機能の時刻を修正し、前記自営基地局は、前記
携帯通信端末の修正日時の方が自身の修正日時より新し
い場合、前記携帯通信端末の時刻を基に自身の示す時刻
を修正するようにしたので、前記携帯通信端末は前記公
衆基地局の無線エリア内では、常に正確な公衆基地局の
時計機能の示す時刻に自身の時計機能の示す時刻を合わ
せることができる。また、前記自営基地局は、自身の修
正日時より前記携帯通信端末の修正日時の方が新しい場
合、前記携帯端末における時計機能の示す時刻に自身の
時計機能の示す時刻を合わせることにより、自身の時計
機能の示す時刻を最新に保つことができる。
【0014】本発明によれば、前記携帯通信端末の時計
機能の示す時刻の修正は、前記携帯通信端末の電源がO
Nにされた時点で実行するようにしたので、前記携帯通
信端末の使用を開始する時点で、常に時計機能の示す時
刻の修正が成される。
【0015】本発明によれば、前記自営基地局の時計機
能の示す時刻の修正は、前記自営基地局と前記携帯通信
端末との通信リンカが確立された時点で実行するように
したので、自営基地局では、前記携帯通信端末と通信を
開始する時点で、常に時計機能の修正が成される。
【0016】本発明によれば、公衆基地局または自営基
地局から送られてくる時計情報に基づいて時計手段の時
刻を設定するようにしたので、携帯通信装置は、前記公
衆基地局または前記自営基地局のいずれの無線エリア内
においても、該当する基地局の示す時刻に自身の時計機
能の示す時刻を合わせることができる。
【0017】本発明によれば、前記自営基地局から送ら
れてくる該自営基地局で時計情報が設定された時刻と時
刻記憶手段に記憶されている時刻とを比較し、前記記憶
されている時刻が前記自営基地局で設定された時刻より
古いとき、該自営基地局から送られてくる時計情報に基
づいて前記時計手段の時刻を修正するようにしたので、
携帯通信装置は、自身の時計手段の時刻を該自身の時計
手段の時刻より新しい前記自営基地局で設定された時刻
に合わせることにより、自身の時計手段の時刻を最新に
保つことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従い説明す
る。図1は、本発明が適用されるPHSシステムの概略
構成を示している。図1においてAは携帯電話機であ
り、携帯電話機Aは公衆基地局Bまたは自営基地局(本
実施例では、家庭内のコードレス電話システムにおける
親機C)の成す無線エリア内において、これら公衆基地
局Bまたは親機Cを介して公衆網Dと接続する。なお、
携帯電話機A、公衆基地局Bおよび親機Cはそれぞれ時
計機能を有している。また、親機Cは自営基地局として
機能するとともに、一般的な電話機としての機能も有し
ている。
【0019】図2は、本発明のコードレス電話システム
に適用される携帯電話機Aの概略回路構成を示してい
る。図2において1は制御部で、この制御部1にはバス
2により送受信部3、通信制御部4、音声処理部5、表
示部6、ROM7、RAM8および時計部9がそれぞれ
接続されている。
【0020】ここで、送受信部3は図示しない周波数変
換部とモデムにより構成されており、アンテナ10を接
続している。前記周波数変換部における受信側では、ア
ンテナ10から入力された信号が送信/受信を振り分け
るアンテナスイッチを介して入力され、PLLシンセサ
イザから出力される所定周波数の局部発振信号と混合す
ることにより、1.9GHz帯から1MHz付近のIF信号
に周波数変換される。
【0021】また、前記周波数変換部における送信側で
は、前記モデムから入力されたπ/4シフトQPSKの
変調波を前記PLLシンセサイザから出力される所定周
波数の局部発振信号と混合することにより、1.9GHz
帯に周波数変換し、前記アンテナスイッチを介してアン
テナ10から輻射する。
【0022】一方、前記モデムにおける受信側では、前
記周波数変換部からのIF信号が復調されIQデータに
分離され、データ列となって通信制御部4へ転送され
る。また、前記モデムにおける送信側では、通信制御部
4から転送されてきたデータからIQデータを作成して
π/4シフトQPSKに変調して前記周波数変換部へ出
力する。
【0023】通信制御部4は、フレーム同期及びスロッ
トのデータフォーマット処理を行なう。通信制御部4に
おける受信側では、送受信部3のモデムから送られてく
る受信データから所定タイミングで1スロット分のデー
タを取り出し、このデータの中からユニークワード(同
期信号)を抽出してフレーム同期をとり、且つ制御デー
タ部及び音声データ部のスクランブル等を解除した後、
制御データは制御部1へ送り、音声データは、音声処理
部5に転送する。
【0024】また、通信制御部4における送信側では、
音声処理部5から転送されてくる音声データに制御デー
タ等を付加して作成し、スクランブル等をかけた後にユ
ニークワード等を付加して1スロット分の送信データを
作成して所定タイミングでフレーム内の所定スロットに
挿入して送受信部3のモデムに送出する。
【0025】音声処理部5は、図示しないスピーチコー
デックとPCMコーデックにより構成されており、スピ
ーカ11とマイク12を接続している。前記スピーチコ
ーデックは、デジタルデータの圧縮/伸張処理を行なう
もので、その受信側では、通信制御部4から送られてき
たADPCM音声信号(4bit×8KHz=32Kbp
s)をPCM音声信号(8bit×8KHz=64Kbp
s)に復号化することにより伸張して前記PCMコーデ
ックに出力する。また、前記スピーチコーデックにおけ
る送信側では、前記PCMコーデックから送られてきた
PCM音声信号をADPCM音声信号に符号化すること
により圧縮して通信制御部4に出力している。
【0026】ここで、前記PCMコーデックはアナログ
/デジタル変換処理をするものであり、その受信側で
は、前記スピーチコーデックから送られてくるPCM音
声信号をD/A変換して、そのアナログ音声信号をスピ
ーカ11に出力する。また、PCMコーデックにおける
送信側では、マイク12から入力されたアナログ音声信
号をA/D変換して、そのPCM音声信号を前記スピー
チコーデックに出力する。
【0027】表示部6は、使用者により入力される電話
番号や、各種メッセージ、後述する時計部9による現在
時刻などを表示するものである。ROM7は、制御部1
の動作制御を行なうための制御プログラムを記憶してい
る。RAM8は、制御部1の制御で扱われるデータを一
時的に記憶するものである。時計部9は時刻を計時する
もので、この時計部9は公衆基地局Bまたは親機Cの時
刻情報に基づいて時刻修正を可能にしている。そして、
時計部9の時刻修正を行った際に公衆基地局Bまたは親
機Cのいずれから送られてきた時刻情報を基に修正を行
ったかを示す修正元情報と、その時刻修正の行われた日
時はRAM8に記憶するようにしている。なお、これら
時刻修正に係わる情報は修正が行われる毎に、最新のデ
ータとしてRAM8に書き込まれる。
【0028】制御部1は所定プロトコルに従い携帯電話
機A全体を制御するものであり、制御部1にはキー入力
部13が接続されている。キー入力部13は、発信の際
の電話番号などを入力するためのテンキーや発呼をする
ための発呼キー等を有している。
【0029】図3は、本発明のコードレス電話システム
に適用される親機Cの概略回路構成を示しており、上記
に示した図2の携帯電話機Aと同一部分には同番号を付
している。以下、携帯電話機Aと相違する部分について
説明する。
【0030】制御部14は親機Cの電話機としての制御
を行うとともに、基地局としての制御も行う。ROM1
5は、制御部14の動作制御を行なうための制御プログ
ラムを記憶している。
【0031】RAM16は、制御部14の制御で扱われ
るデータを一時的に記憶するものである。時計部9は時
刻を計時するもので、この時計部9は公衆基地局Bまた
は親機Cの時刻情報に基づいて時刻修正を可能にしてい
る。そして、時計部17の時刻修正を行った際に、携帯
電話機Aが公衆基地局Bから送られてきた時刻情報を基
に修正を行った日時と、親機C自身が時刻修正を行った
日時はRAM16に記憶するとともに、携帯電話機Aか
らの時刻情報を基にせず、親機Cの使用者が手動で時計
部17の時刻修正を行った場合、その時刻修正が行われ
た日時も記憶する。なお、これら時刻修正に係わる情報
は修正が行われる毎に、最新のデータとしてRAM8に
書き込まれる。
【0032】また、携帯電話機Aでは、音声処理部5に
スピーカ11とマイク12が接続されていたが、親機C
にはNCU(ネットワーク・コントロール・ユニット)
14が接続されている。このNCU14は、公衆網Dに
接続されているとともにハンドセット19を接続してお
り、このハンドセット19あるいは携帯電話機Aによる
オンフック/オフフック操作に基づいて公衆網Dとの接
続等を制御するプロトコル処理をする。
【0033】次に、以上のように構成された携帯電話機
Aと親機Cの動作を図4及び図5に示したフロ−チャ−
トを基に説明する。初めに、携帯電話機Aの動作を説明
する。
【0034】いま、携帯電話機Aの使用者が公衆基地局
Bあるいは親機Cの無線エリア内で、携帯電話機Aの図
示しない電源スイッチをONにする。すると、ステップ
s1で、携帯電話機Aの制御部1は電源スイッチがON
にされた旨を検知し、所定制御チャネルをサーチするこ
とにより、公衆基地局Bまたは親機Cの制御信号を引き
込み、制御信号が公衆基地局Bのものであるなら位置登
録動作を行う。
【0035】そして、ステップs2で、携帯電話機Aの
制御部1は携帯電話機A自身が親機Cの無線エリア内に
存在し、親機Cからの制御信号を引き込んだ場合、ステ
ップs3で、時計部9の時刻が図示しない電源部の電池
切れ等の原因によりリセットされていないか否かを判定
する。そして、時計部9の時刻がリセットされていない
場合、ステップs4で、RAM8に記憶されている時刻
更新データ(修正元情報、時刻修正日時)が、公衆基地
局Bから送られてきた時刻情報を基に前回修正が行われ
たものか否かを判定する。
【0036】ここで、ステップs5で、RAM8に記憶
されている時刻更新データの修正元情報が、公衆基地局
Bである場合、現在の時計部9の時刻の正確性が高いた
め、時計部9の時刻修正は行わない。しかし、この修正
元情報が公衆基地局Bでなく親機Cである場合、ステッ
プs6で、親機CのRAM16に記憶されている時刻更
新データの時刻修正日時と携帯電話機AのRAM8に記
憶されている時刻更新データの時刻修正日時とを比較す
る。
【0037】そして、ステップs7で、例えば親機Cの
使用者が手動で親機Cの時計部17の時刻を修正した等
の原因により、親機Cの時刻修正日時の方が携帯電話機
Aの時刻修正日時より新しい場合、ステップs8で、制
御部1は時計部9の示す時刻を親機Cから送られてくる
時刻情報で修正し、ステップs9で、RAM8に親機C
から送られてきた時刻情報を基に修正を行った旨を示す
情報(修正元情報)と、現時刻(時刻修正日時)を新し
い時刻更新データとして書き替える。
【0038】もし、ステップs3で、時計部9の時刻が
リセットされている場合、ステップs8で、制御部1は
時計部9の示す時刻を親機Cからの時計部17から送ら
れてくる時刻情報に修正し、ステップs9で、上述した
と同様にRAM8の時刻更新データを書き替える。
【0039】また、ステップs7で、携帯電話機Aの時
刻修正日時の方が親機Cの時刻修正日時より新しい場
合、現在の時計部9の時刻の正確性が高いため、時計部
9の示す時刻の修正は行わない。
【0040】一方、ステップs2で、携帯電話機A自身
が公衆基地局Bの無線エリア内に存在する場合、携帯電
話機Aは公衆基地局Bに対して位置登録を行うと共に、
ステップs10で、制御部1は時計部9の示す時刻を公
衆基地局Bの時計機能から送られてくる時刻情報を基に
修正し、ステップs11で、RAM8に公衆基地局Bか
ら送られてきた時刻情報を基に修正を行った旨を示す情
報(修正元情報)と、現時刻(時刻修正日時)を新しい
時刻更新データとして書き替える。
【0041】次に、親機Cの動作を説明する。いま、携
帯電話機Aの使用者が親機Cの無線エリア内で、携帯電
話機Aの図示しない電源スイッチをONにし、携帯電話
機Aの制御部1が親機Cに対して応答したものとする。
【0042】そして、ステップs21で親機Cと携帯電
話機Aとで時刻を修正するために通信リンクが確立され
ると、ステップs22で、制御部14はRAM16に記
憶されている時刻修正日時と携帯電話機Aより送られて
くる時刻修正日時とを比較する。
【0043】そして、ステップs23で、携帯電話機A
より送られてくる時刻修正日時の方が新しい場合、ステ
ップs24で、制御部14は時計部17の示す時刻を携
帯電話機Aの時計部9の時刻情報に修正し、ステップs
25で、RAM16に時刻修正日時として現時刻を新し
いデータとして書き替える。
【0044】また、ステップs23で、親機CのRAM
16に記憶されている時刻修正日時の方が新しい場合、
現在の時計部17の時刻の正確性が高いため、時計部1
7の示す時刻の修正は行わない。
【0045】従ってこのような実施例によれば、携帯電
話機Aと親機Cは各々、自身の時計機能の示す時刻を公
衆基地局Bまたは親機Cのいずれから送られた時刻情報
を基に修正が行われたかと、その修正の行われた修正日
時を記憶し、携帯電話機Aは、公衆基地局Bの無線エリ
ア内では、自身の時計機能の示す時刻を公衆基地局Bか
ら送られてくる時刻情報を基に修正し、親機Cの無線エ
リア内では、親機Cの修正日時の方が自身の修正日時よ
り新しい場合、親機Cの時刻情報を基に自身の時計機能
の時刻を修正し、親機Cは、携帯電話機Aの修正日時の
方が自身の修正日時より新しい場合、携帯電話機Aの時
刻情報を基に自身の示す時刻を修正するようにしたの
で、携帯電話機Aは公衆基地局Bの無線エリア内では、
常に公衆基地局Bの時計機能の示す時刻に自身の時計機
能の示す時刻を合わせることができる。また、親機C
は、自身の修正日時より携帯電話機Aの修正日時の方が
新しい場合、携帯電話機Aにおける時計機能の示す時刻
に自身の時計機能の示す時刻を合わせることにより、自
身の時計機能の示す時刻を最新に保つことができる。こ
れにより、携帯電話機Aおよび親機Cにおける時計機能
の時刻の正確さを保つことができ、使用者は時計機能に
関して信頼性の高い携帯電話システムを使用することが
できる。
【0046】また、携帯電話機Aの電源をONにした時
点で、常に時計機能の示す時刻の修正が成され、これに
より、携帯電話機Aを使用する際には、常に正確性の高
い時計機能を保持することができ、時計機能を予備的に
長時間保持する必要もなくなる。
【0047】さらに親機Cでは、携帯電話機Aと通信を
開始する時点で、常に時計機能の修正が成され、これに
より、親機Cが携帯電話機Aと通信する際に、常に正確
性の高い時計機能を保持することができる。
【0048】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ず、要旨を変更しない範囲で適宜変形して実施できる。
例えば、時計機能の修正回数を指定できるようにしても
よい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、携帯電話端末は、公衆
基地局または自営基地局のいずれの無線エリア内におい
ても、該当する基地局の示す時刻に自身の時計機能の示
す時刻を合わせることができる。また、前記自営基地局
は前記携帯電話端末の時計機能の示す時刻に自身の時計
機能の示す時刻を合わせることにより、前記公衆基地局
の時計機能の示す時刻に近似性の高い時刻修正を行うこ
とができる。これにより、前記携帯電話端末および前記
自営基地局における時計機能の時刻の正確さを保つこと
ができ、使用者が手動で時刻合わせを行う必要がなくな
る。
【0050】また、本発明によれば、携帯電話端末は公
衆基地局の無線エリア内では、常に正確な公衆基地局の
時計機能の示す時刻に自身の時計機能の示す時刻を合わ
せることができる。また、前記自営基地局は、自身の修
正日時より前記携帯電話端末の修正日時の方が新しい場
合、前記携帯電話端末における時計機能の示す時刻に自
身の時計機能の示す時刻を合わせることにより、自身の
時計機能の示す時刻を最新に保つことができる。これに
より、前記携帯電話端末および前記自営基地局における
時計機能の時刻の正確さを保つことができ、使用者は手
動で時刻合わせを行う必要がなくなり、時計機能に関し
て信頼性の高い携帯電話システムを使用することができ
る。
【0051】本発明によれば、前記携帯電話端末の使用
を開始する時点で、常に時計機能の示す時刻の修正が成
され、これにより、前記携帯電話端末を使用する際に、
常に正確性の高い時計機能を保持することができる。
【0052】本発明によれば、自営基地局では、前記携
帯電話端末と通信を開始する時点で、常に時計機能の修
正が成され、これにより、前記自営基地局が前記携帯電
話端末と通信する際に、常に正確性の高い時計機能を保
持することができる。
【0053】本発明によれば、携帯通信装置は、前記公
衆基地局または前記自営基地局のいずれの無線エリア内
においても、該当する基地局の示す時刻に自身の時計機
能の示す時刻を合わせることができ、これにより前記公
衆基地局または前記自営基地局のいずれの無線エリア内
においても、正確性の高い時計機能を保持することがで
きる。
【0054】本発明によれば、携帯通信装置は、自身の
時計手段の時刻を該自身の時計手段の時刻より新しい前
記自営基地局で設定された時刻に合わせることにより、
自身の時計手段の時刻を最新に保つことができ、これに
より正確性の高い時計機能を保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における、PHSシステムの
概略構成を示す図。
【図2】一実施例における、携帯電話機Aの概略回路構
成を示す図。
【図3】一実施例における、親機Cの概略回路構成を示
す図。
【図4】一実施例における、携帯電話機Aの動作を示す
フロ−チャ−ト。
【図5】一実施例における、親機Cの動作を示すフロ−
チャ−ト。
【符号の説明】
A…携帯電話機、B…公衆基地局、C…親機、D…公衆
網、1…制御部、2…バス、3…送受信部、4…通信制
御部、5…音声処理部、6…表示部、7…ROM、8…
RAM、9…時計部、10…アンテナ、11…スピー
カ、12…マイク、13…キー入力部、14…制御部、
15…ROM、16…RAM、17…時計部、18…N
CU、19…ハンドセット。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆基地局または自営基地局を介して携
    帯通信端末により通信を可能にした携帯通信システムに
    おいて、 前記携帯通信端末は、 時刻を計時する時計手段と、 この時計手段の示す時刻を前記公衆基地局または前記自
    営基地局より送られてくる情報を基に修正する第1の修
    正手段と、 この第1の修正手段での時刻修正が前記公衆基地局また
    は前記自営基地局のいずれの時刻情報に基づくかを記憶
    する記憶手段とを具備し、 前記自営基地局は、 時刻を計時する時計手段と、 前記携帯通信端末の前記記憶手段に前記公衆基地局の時
    刻情報に基づく修正が行われた旨が記憶されていると前
    記携帯通信端末における時計手段の時刻を基に自身の時
    計手段の時刻を修正する第2の修正手段とを具備したこ
    とを特徴とする携帯通信システム。
  2. 【請求項2】 公衆基地局または自営基地局を介して携
    帯通信端末により通信を可能にした携帯通信システムに
    おいて、 前記携帯通信端末は、 時刻を計時する時計手段と、 この時計手段の示す時刻を前記公衆基地局または前記自
    営基地局より送られてくる情報を基に修正する第1の修
    正手段と、 この第1の修正手段での時刻修正が前記公衆基地局また
    は前記自営基地局のいずれの時刻情報に基づくものかを
    その修正日時とともに記憶する記憶手段と、 前記公衆基地局の無線エリア内では、前記記憶手段に記
    憶されている修正日時に関わらず自身の時計手段の時刻
    を修正し、前記自営基地局の無線エリア内では、前記自
    営基地局の記憶手段に記憶されている修正日時が自身の
    記憶手段に記憶されている修正日時より新しい場合、前
    記自営基地局の時計手段の示す時刻を基に自身の時計手
    段の時刻を修正する第3の修正手段とを具備し、 前記自営基地局は、 時刻を計時する時計手段と、 前記携帯通信端末の記憶手段に記憶されている修正日時
    が自身の記憶手段に記憶されている修正日時より新しい
    場合、前記携帯通信端末における時計手段の時刻に修正
    する第4の修正手段とを具備したことを特徴とする携帯
    通信システム。
  3. 【請求項3】 第1の修正手段は前記携帯通信端末の電
    源がONにされた時点で実行することを特徴とする請求
    項1または2に記載の携帯通信システム。
  4. 【請求項4】 第2、第3または第4の修正手段は前記
    自営基地局と前記携帯通信端末との通信リンクが確立さ
    れた時点で実行することを特徴とする請求項1または2
    に記載の携帯通信システム。
  5. 【請求項5】 公衆基地局または自営基地局を介して通
    信する携帯通信装置において、 時刻を計時する時計手段と、 前記公衆基地局または自営基地局から送られてくる時計
    情報に基づいて前記時計手段の時刻を設定する設定手段
    とを具備したことを特徴とする携帯通信装置。
  6. 【請求項6】 前記設定手段により設定された時刻を記
    憶する時刻記憶手段と、 前記自営基地局から送られてくる該自営基地局で時計情
    報が設定された時刻と前記時刻記憶手段に記憶されてい
    る時刻とを比較する比較手段と、 この比較手段により前記時刻記憶手段に記憶されている
    時刻が前記自営基地局で設定された時刻より古いとき、
    該自営基地局から送られてくる時計情報に基づいて前記
    時計手段の時刻を修正する時刻修正手段とを具備したこ
    とを特徴とする請求項5に記載の携帯通信装置。
JP6325776A 1994-12-27 1994-12-27 携帯通信システム Pending JPH08186868A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0924581A1 (fr) * 1997-12-15 1999-06-23 Koninklijke Philips Electronics N.V. Téléphone sans fil et procédé de gestion d'horloge
FR2773429A1 (fr) * 1998-01-07 1999-07-09 Philips Electronics Nv Telephone sans fil et procede de gestion d'horloge
FR2788916A1 (fr) * 1999-01-22 2000-07-28 Sagem Reseau local a horloge sauvegardee
WO2000059187A1 (de) * 1999-03-26 2000-10-05 Siemens Aktiengesellschaft Schnurlostelefon

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