JPH08235434A - スロットマシン制御装置 - Google Patents

スロットマシン制御装置

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JPH08235434A
JPH08235434A JP7067016A JP6701695A JPH08235434A JP H08235434 A JPH08235434 A JP H08235434A JP 7067016 A JP7067016 A JP 7067016A JP 6701695 A JP6701695 A JP 6701695A JP H08235434 A JPH08235434 A JP H08235434A
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JP
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slot machine
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card
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JP7067016A
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English (en)
Inventor
Masahiro Hamano
雅弘 濱野
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 貨幣の金額に相応する価値情報を隣接するス
ロットマシンへ伝送していることを遊戯者へ知らせるこ
とにより、トラブル発生の要因を少なくする。 【構成】 前面に貨幣受付口14,投入スイッチ16,
表示器18などが設けられており、貨幣受付口14より
貨幣が受け付けられた後、投入スイッチ16が操作され
ると、表示器18に貨幣の金額に相応するメダル枚数が
数字で表示されるとともに、前記メダル枚数が隣接する
スロットマシンへ伝送される。この伝送時には、ブザー
が作動し、また表示器18に表示された数字が順次小さ
くなる。これにより遊戯者はメダル枚数のスロットマシ
ンへの伝送を認識できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パチンコホールのよ
うな遊戯場において、スロットマシンに隣接して設けら
れるスロットマシン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスロットマシンは、遊戯者による
メダルの投入および始動レバーの操作により複数個のリ
ールを始動させた後、遊戯者による停止釦スイッチの押
操作により各リールを順次停止させてゲームが行われる
ようになっている。ゲームの開始に先立ち、遊戯者はメ
ダル貸出機によりメダルの貸出しを受けた後、所望の機
械を選択し、その機械に対しゲーム毎に所定枚数のメダ
ルを投入しつつゲームを実施する。
【0003】このゲーム毎のメダル投入操作は遊戯者に
とって煩雑であるため、近年、あらかじめ多数枚のメダ
ルを機械に連続投入して預け、その預けたメダル(以
下、「保有メダル」という)を使用してゲームを実行す
る、いわゆるクレジットタイプのスロットマシンが提案
された。このタイプのスロットマシンでは、保有メダル
の枚数を表示するメダル枚数表示器が設けてあり、遊戯
者はこのメダル枚数表示器に表示された数値を見て、現
在の保有メダルの枚数を把握できるようになっている。
ところがこの種のスロットマシンでも、最初のメダルの
連続投入操作は不可欠であるため、メダルの投入につい
ての遊戯者の作業負担は完全になくすことができない。
【0004】そこで近年、スロットマシンに隣接して薄
型のメダル貸出機を設け、このメダル貸出機とスロット
マシンとの間をコード線で電気接続することにより、メ
ダル貸出機に投入された貨幣の金額に相応する価値情報
としてメダル枚数を前記コード線を介してメダル貸出機
よりスロットマシンへ伝送する方式が提案された。この
方式によれば、スロットマシンでは、前記メダル枚数を
受信したとき、現在の保有メダルの枚数に前記メダル枚
数を加算して、前記メダル枚数表示器に表示する数値を
更新する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの方式
の場合、遊戯者はメダル枚数がスロットマシンへ伝送さ
れたかどうかが分かりにくいため、メダル枚数表示器に
表示された数値が前記メダル枚数分だけ加算された数値
なのか、加算される前の数値なのかを認識できない場合
があり、トラブル発生の要因となる。
【0006】この発明は、上記問題に着目してなされた
もので、受け付けられた貨幣の金額に相応する価値情報
を隣接するスロットマシンへ伝送していることを遊戯者
に知らせることにより、トラブル発生の要因をなくした
スロットマシン制御装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、スロットマ
シンに隣接して設けられるスロットマシン制御装置であ
って、貨幣の投入を受け付ける貨幣受付口と、前記貨幣
受付口より受け付けられた貨幣の金額に相応する価値情
報を前記スロットマシンへ伝送する伝送手段と、前記伝
送手段が前記価値情報をスロットマシンへ伝送している
ことを遊戯者へ報知する報知手段とを備えている。
【0008】請求項2の発明にかかるスロットマシン制
御装置では、前記報知手段は、音を発する発音装置であ
って、前記価値情報の伝送時に、この発音装置を発音動
作させることにより、前記価値情報をスロットマシンへ
伝送していることを遊戯者へ報知するようにしている。
【0009】請求項3の発明にかかるスロットマシン制
御装置では、前記報知手段は、価値情報を数字で表示す
る表示器であって、前記価値情報の伝送時に、この表示
器に表示させた数値を順次小さくすることにより、前記
価値情報をスロットマンシへ伝送していることを遊戯者
へ報知するようにしている。
【0010】
【作用】この発明のスロットマシン制御装置では、貨幣
受付口へ貨幣が投入されると、その貨幣の金額に相応す
る価値情報が伝送手段により隣接するスロットマシンへ
伝送される。この伝送時、報知手段が動作し、伝送手段
が前記価値情報をスロットマシンへ伝送していることを
遊戯者へ報知する。
【0011】請求項2のスロットマシン制御装置では、
発音装置が発音動作して前記価値情報のスロットマシン
への伝送を遊戯者へ報知する。
【0012】請求項3のスロットマシン制御装置では、
表示器が表示する価値情報の数値を順次小さくして、前
記価値情報のスロットマンシへの伝送を遊戯者へ報知す
る。
【0013】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるスロット
マシン制御装置1の設置状態を示す。このスロットマシ
ン制御装置1はスロットマシン2毎に隣接して設けられ
ており、各スロットマシン2とスロットマシン制御装置
1との間はコード線9により電気接続されている。各ス
ロットマシン制御装置1は光ファイバなどの伝送路3を
介して集計用コンピュータ4に電気接続され、さらに集
計用コンピュータ4は通信回線8を介してカード会社の
センター装置に接続される。
【0014】各スロットマシン2は、周面に複数の図柄
がそれぞれ表示された3個のリール(図示せず)を備え
ており、その前面には、ゲームの実施に必要な構成とし
て、始動レバー5,リール毎の3個の停止釦スイッチ
6,メダル保有枚数を表示するためのメダル枚数表示器
60などが設けられるとともに、機内には、CPUを制
御主体として構成各部を電気制御する制御回路部7が組
み込まれている。
【0015】図2はスロットマシン制御装置1の外観
を、また図3はその内部構造を、それぞれ示しており、
その前面の上扉10には第1表示ランプ13と貨幣受付
口14と返却スイッチ60が、中扉11には第2表示ラ
ンプ15と投入スイッチ16とカード提示部17が、下
扉12には表示器18が、それぞれ設けられている。前
記投入スイッチ16は、背後に第3表示ランプ63が設
けられた背照式の押釦スイッチである。上扉10,中扉
11,下扉12は開閉可能となっており、上扉10には
上扉10を施錠するための錠19が、下扉12には中扉
11および下扉12を施錠するための錠20が、それぞ
れ設けてある。
【0016】第1〜第3の各表示ランプ13,15,6
3は、詳細は後述するが、機械の動作状態を点灯,消
灯,点滅の各状態により遊戯者や係員に報知するための
ものである。前記貨幣受付口14は所定の金種の紙幣
(この実施例では1000円札)の投入を受け付ける部
分である。前記貨幣受付口14の内側には、図4に示す
ように、貨幣受付口14より受け付けられた紙幣を機械
内部に取り込んだり、貨幣受付口14へ返却したりする
ための貨幣搬送機構29と、その紙幣について真偽を判
別すると共に決められた金種(ここでは1000円札)
であるかどうかを判別する紙幣判別器28と、取り込ん
だ紙幣をストックする金庫62とを含む紙幣処理ユニッ
ト21が設けられている。なお図中、64,65は光電
センサであり、一方の光電センサ64は貨幣受付口14
に対する紙幣の投入や返却を検出し、他方の光電センサ
65は紙幣が待機位置に到達したことを検出する。
【0017】前記カード提示部17は、前記紙幣判別器
28が1000円札であることを判別したとき、その金
額に相応するプリペイドカードを提示した後、そのプリ
ペイドカードを機内へ取り込むようにしたものである。
この実施例では、外側が透明カバーで覆われた表示窓2
2と、この表示窓22の内側へプリペイドカードを半ば
突出させて外部より視認可能な状態に置いた後、そのプ
リペイドカードを内部に取り込むためのカード作動機構
23とで構成される。なおこのカード提示部17は、実
物のプリペイドカードを用いたものであるが、これに限
らず、CRTなどの画像表示手段をもってカード提示部
17を構成し、その表示画面にプリペイドカードの画像
を表して、これを機内に取り込む様子を表示するように
してもよい。
【0018】前記投入スイッチ16は、貨幣の金額に相
応する価値情報をスロットマシン2へ伝送することを指
示するためのものであり、この投入スイッチ16の操作
により前記したプリペイドカードの機内への取込および
紙幣の金庫62への取込みが実行される。この実施例で
は前記価値情報はメダル枚数であるが、これに限らず貨
幣の金額そのものであってもよい。貨幣の金額を価値情
報としてスロットマシン2へ伝送する場合は、スロット
マシン2において、貨幣の金額をメダル枚数に換算する
ことになる。
【0019】前記表示器18は、貨幣の金額に相応する
価値情報としてのメダル枚数を表示して遊戯者に知らせ
る他、発生したエラーの内容などを数値で表示して係員
などに知らせるためのものである。この実施例では、貨
幣受付口14に1000円札が投入されたときは、数値
「50」が表示され、また例えば受け付けられた紙幣の
詰まりや紙幣判別器28の異常があったときは数値「0
1」が、金庫62が満杯になったときは数値「02」
が、前記カード作動機構23が作動せずにプリペイドカ
ードの取込みが行われないときは数値「03」が、スロ
ットマシン制御装置1とスロットマシン2との間に通信
エラーがあったときは数値「04」が、それぞれ表示さ
れる。
【0020】図5は、前記カード提示部17におけるカ
ード作動機構23の構成を示す。このカード作動機構2
3は、プリペイドカード30を支持する支持面24上に
ガイド25,25を設け、前記支持面24にプリペイド
カード30を往復動作させるための送りローラ26,2
6とプリペイドカード30の位置を検出するための光電
センサ27とが配備されたものである。同図は、プリペ
イドカード30が前記表示窓22の内側へ突出して外部
より視認可能な状態に置かれた状態を示す。また同図に
は、プリペイドカード30が内部の待機位置に取り込ま
れた状態を鎖線で示してある。この実施例では、光電セ
ンサ27が一旦オフ状態からオン状態へ移行した後、再
びオフ状態になったとき、プリペイドカード30が突出
状態から取込状態に移行したか、取込状態から突出状態
に移行したものと判断される。
【0021】図6は、上記したスロットマシン制御装置
1の回路構成例を示すもので、制御・演算の主体である
CPU35と、プログラムが格納されるROM36と、
各種データが記憶されるRAM37と、入出力ポート3
9,40とを含む。前記CPU35にはこれらメモリや
入出力ポート39,40がバス34を介して電気接続さ
れており、前記入出力ポート39,40には、前記した
第1〜第3の各表示ランプ13,15,63,紙幣判別
器28,光電センサ27,64,65,表示器18,投
入スイッチ16,返却スイッチ61,ブザー66,貨幣
搬送機構29,カード作動機構23がそれぞれ接続され
ている。前記ブザー66は、メダル枚数をスロットマシ
ン制御装置1からスロットマシン2へ伝送していること
を遊戯者へ報知するためのものである。なお同図におい
て、伝送部38はスロットマシン2との間および集計用
コンピュータ4との間で必要な情報の交信を行うための
ものである。
【0022】図7は、上記したスロットマシン制御装置
1の制御手順を示すもので、同図のステップ1(図中
「ST1」で示す)で電源が投入されたかどうかを判断
する。その判断が「YES」のとき、CPU35は第
1,第2の各表示ランプ13,15を点灯させ、表示器
18に数値としてゼロを表示させる(ステップ2,
3)。つぎのステップ4では、CPU35は光電センサ
27の出力からプリペイドカード30がカード作動機構
23における支持面24上の適正位置にあるかどうかを
チェックし、ステップ5の判定が「YES」であれば、
第1,第2の各表示ランプ13,15を消灯させる(ス
テップ6)。
【0023】つぎのステップ7では貨幣受付口14への
紙幣の投入を光電センサ64の出力により判断してお
り、紙幣の投入があると、ステップ7の判定が「YE
S」であり、CPU35は貨幣搬送機構29を正駆動さ
せて投入紙幣を取り込み、紙幣判別器28により紙幣の
真偽を判別すると共に、その紙幣が1000円札かどう
かを判断する(ステップ8,9)。投入紙幣が待機位置
まで搬送されると、光電センサ65がこれを検出し、貨
幣搬送機構29の駆動は停止する。
【0024】もし投入された紙幣が真札でありかつ10
00円札であれば、ステップ10の判定は「YES」で
あり、CPU35は、ステップ12でRAM37のフラ
グリエアに適正な紙幣を受け付けたことを示すフラグF
をセットし、以下のステップ13〜15で第1表示ラン
プ13を点灯させ、カード作動機構23の送りローラ2
6を正駆動させてプリペイドカード30を表示窓22に
向けて搬送すると共に、第2表示ランプ15を点滅動作
させる。もし投入された紙幣が真札でないか、または1
000円札以外の真札であれば、ステップ10の判定が
「NO」であり、CPU35は表示器18に所定の数値
を表示してエラーである旨を知らせる(ステップ1
1)。この場合、貨幣搬送機構29を逆駆動させて、投
入された紙幣を貨幣受付口14へ返却するようにしても
よい。
【0025】プリペイドカード30が半ば突出状態にな
ったことを光電センサ27の出力より検出されると、ス
テップ16の判定が「YES」であり、CPU35はカ
ード作動機構23の送りローラ26の駆動を停止させ、
第3表示ランプ63を点滅させ、第2表示ランプ15を
点滅状態から消灯状態に切り換える(ステップ17〜1
9)。この停止時、プリペイドカード30は、先端より
適当長さが表示窓22の内側位置に突出し、後端部はカ
ード作動機構23の支持面24上に位置して取込可能な
状態となっている。
【0026】このようにしてプリペイドカード30が透
明カバー22を介して遊戯者に確認できる状態となり、
つぎのステップ20で投入スイッチ16が遊戯者により
操作されると、CPU35は、紙幣搬送機構29を駆動
して待機位置の紙幣を金庫63内に取り込み、カード作
動機構23の送りローラ26を逆駆動させてプリペイド
カード30を機内に搬送すると共に、第2表示ランプ1
5を点灯状態から消灯状態へ切り換える(ステップ2
4,25,26)。プリペイドカード30が機内に取り
込まれて待機位置に達したことを光電センサ27の出力
より検出されると、ステップ27の判定は「YES」と
なり、CPU35はカード作動機構23の送りローラ2
6を停止させる(ステップ28)。
【0027】もし投入スイッチ16に代えて返却スイッ
チ61が遊戯者により操作されると、ステップ20の判
定が「NO」、ステップ21の判定が「YES」とな
り、CPU35は、ステップ22で紙幣搬送機構29を
逆駆動して待機位置の紙幣を貨幣受付口14まで搬送し
て遊戯者へ返却し、つぎのステップ23で前記したフラ
グFをリセットした後、前記したステップ25へ移行す
る。
【0028】ステップ29では、CPU35は前記した
フラグFの内容をチェックしており、もしステップ29
の「F=1」の判定が「YES」であれば、ステップ3
0へ進み、表示器18に1000円札に相応するメダル
枚数「50」を表示させる。
【0029】つぎにステップ31で、CPU35は、前
記したメダル枚数「50」を伝送部38よりスロットマ
シン2の制御回路部7へ送信するとともに、集計用コン
ピュータ4と交信して必要な情報を送出する。この送信
時、CPU35はブザー66を作動させることにより、
メダル枚数をスロットマシン2へ送信していることを遊
戯者へ報知する。
【0030】図8は、スロットマシンにおける受信時の
制御回路部7の制御手順を示すもので、同図のステップ
100でメダル枚数「50」を受信すると、メモリに記
憶されている現在のメダル保有枚数Nに前記メダル枚数
が加算されて、前記メモリの内容が更新される(ステッ
プ101)。ついでメダル枚数表示器60の表示内容
が、現在のメダル保有枚数の表示値Nに一定数n(例え
ば「5」)を加算した値(N+n)に更新された後、加
算表示信号がスロットマシン制御装置1へ送信される
(ステップ102〜103)。
【0031】この加算表示信号がスロットマシン制御装
置1で受信されると、図7のステップ32の判定が「Y
ES」となり、CPU35は、表示器18の現在の表示
値(この場合「50」)より一定数nを減算し、表示器
18の表示内容をその減算結果(50−n)に更新する
と共に、ブザー66を作動させる(ステップ33)。
【0032】このようにしてスロットマシン2のメダル
枚数表示器60には一定数nずつ加算表示され、一方、
スロットマシン制御装置1の表示器18には一定数nず
つ減算表示されるもので、スロットマシン2において1
000円に相応するメダル枚数分だけ加算表示が行われ
ると、図8のステップ104の判定が「YES」とな
り、加算終了信号がスロットマシン2よりスロットマシ
ン制御装置1へ送信される(ステップ105)。
【0033】この加算終了信号がスロットマシン制御装
置1で受信されると、図7のステップ34の判定が「Y
ES」となり、CPU35は、前記したフラグFをリセ
ットし、第1,第3の各表示ランプ13,63を消灯す
る(ステップ35,36)。なお加算終了信号の受信時
点では表示器18の表示値はゼロになっている。前記の
ステップ29において、「F=1」の判定が「NO」の
ときは、ステップ30〜ステップ35はスキップされ
る。
【0034】図9は、この発明の他の実施例にかかるス
ロットマシン制御装置1の外観を示す。この実施例で
は、図2の実施例における投入スイッチ16および第3
の表示ランプ63が設けられておらず、その点が相違す
るのみで、その他の構成は図2の実施例と同様である。
従ってここでは図2の実施例と同様の構成に同一の符号
が付することで、詳細な説明は省略する。
【0035】図10は、図9に示す実施例の制御手順を
示す。この実施例では、図7の制御手順におけるステッ
プ20と、第1,第2の各表示ランプ13,15の点
灯,消灯,点滅の各動作と、表示器18の表示動作とが
相違するのみで、基本的な制御手順は図2の実施例の場
合と同様である。
【0036】この実施例では、カード作動機構23が停
止してプリペイドカード30が突出状態になったとき、
CPU35が経時動作を行い、設定時間(例えば3秒)
が経過するまでの間に返却スイッチ61が操作されない
とき、ステップ20の判定が「YES」となってつぎの
ステップ24へ進むことになる。すなわちこの実施例で
は、プリペイドカード30を表示窓22の内側位置へ送
り出して外部より視認できる状態になった後、設定時間
経過後に、自動的にプリペイドカード30を内部へ取り
込むようにしている。もし設定時間内に返却スイッチ6
1が操作されたときは、ステップ20の判定が「N
O」、ステップ21の判定が「YES」となり、ステッ
プ22へ進む。
【0037】なお上記の各実施例では、表面に「100
0円」の文字が印刷された1枚のプリペイドカードを繰
り返し使用するもので、プリペイドカードに対する情報
の書込みは行っていないが、1000円札が投入される
都度、プリペイドカードを発行して金額データなどを書
き込むようにしてもよい。
【0038】図11は、そのような実施例におけるカー
ド提示部17の構成を示す。図中、22は透明カバーで
覆われた表示窓であり、この表示窓22の内側にはカー
ド作動機構23,カード発行部70,カード繰出機構7
1,カード回収箱72などが設けられている。図示例の
カード作動機構23は、上下一対のベルトコンベヤを有
し、一方のベルトコンベヤは対向するローラ75,76
間にベルト73を、他方のベルトコンベヤは対向するロ
ーラ77,78間にベルト74を、それぞれ張設して成
る。図示していないが、例えばローラ75には正逆駆動
が可能なモータが連繋されている。
【0039】前記カード発行部70は、プリペイドカー
ド30に設けられた情報記録部に金額,メダル枚数など
のデータを磁気的に書き込むための書込ヘッド79と、
書き込まれデータを読み取るための読取ヘッド80とを
有する。前記カード繰出機構71は、内部に多数枚のプ
リペイドカード30が積層して収容される箱型ケース8
1と、箱型ケース81の下面開口部に配置されるベルト
コンベヤ82とで構成されるもので、前記箱型ケース8
1内にはプリペイドカードを下方へ押圧するバネ83が
配備してある。
【0040】前記カード繰出機構71のベルトコンベヤ
82が駆動すると、箱型ケース81内の最下部に位置す
るプリペイドカード30がカード作動機構23の方へ繰
り出された後、カード作動機構23のベルト73,74
間に挟まれて表示窓22へ向けて搬送される。その搬送
途中でプリペイドカード30の情報記録部にカード発行
部70の書込ヘッド79により所定のデータが書き込ま
れる。
【0041】前記カード作動機構23は、フレームによ
り全体が傾動可能に支持されており、表示窓22内で提
示されたプリペイドカード30を取り込む際、カード作
動機構23が図中鎖線で示すように傾動することによ
り、プリペイドカード30はカード回収箱72へ導かれ
るようになっている。
【0042】図12は、2台のスロットマシンに共用さ
れるタイプのスロットマシン制御装置1の構成を示す。
図示例のスロットマシン制御装置1は、2個の投入スイ
ッチ16A,16Bを備えており、左側の投入スイッチ
16Aを操作することにより、1000円に相応するメ
ダル枚数が左側のスロットマシンへ、右側の投入スイッ
チ16Bを操作することにより、1000円に相応する
メダル枚数が右側のスロットマシンへ、それぞれ伝送さ
れるようになっている。
【0043】図13は、表示窓22内に提示されたプリ
ペイドカードの排出を可能としたスロットマシン制御装
置1の構成を示す。このスロットマシン制御装置1は、
投入スイッチ16A,16Bの他に、発行スイッチ90
が設けてあり、この発行スイッチ90を操作することに
より、プリペイドカードが表示窓22に形成されたカー
ド排出口91より繰り出されるようになっている。この
実施例では、発行されたプリペイドカードをいずれの機
械でも使用できるように、プリペイドカードに金額,メ
ダル枚数などのデータが書き込まれている。この実施例
のスロットマシン制御装置1は、プリペイドカードを挿
入するカード挿入口を備えたスロットマシンに有効であ
る。
【0044】
【発明の効果】この発明は上記の如く、貨幣受付口より
受け付けられた貨幣の金額に相応する価値情報をスロッ
トマシンへ伝送する際、伝送手段が前記価値情報をスロ
ットマシンへ伝送していることを報知手段により遊戯者
へ報知するようにしたから、遊戯者は、価値情報のスロ
ットマシンへの伝送を認識でき、トラブル発生の要因を
減少できる。
【0045】請求項2の発明では、発音装置の発音動作
により前記価値情報のスロットマシンへの伝送を遊戯者
へ報知するから、遊戯者は価値情報のスロットマシンへ
の伝送を音により確実に認識できる。
【0046】請求項3の発明では、表示器の表示させる
価値情報を表す数値を順次少なくすることにより前記価
値情報のスロットマンシへの伝送を遊戯者へ報知するか
ら、価値情報がスロットマシンへ伝送されているという
実感を遊戯者に与えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のスロットマシン制御装置の設置状態
を示す正面図である。
【図2】この発明のスロットマシン制御装置の外観を示
す斜面図である。
【図3】この発明のスロットマシン制御装置の内部構造
を示す一部を破断した斜面図である。
【図4】紙幣搬送機構の構成を示す説明図である。
【図5】カード作動機構の構成を示す斜面図である。
【図6】スロットマシン制御装置の回路構成を示すブロ
ック図である。
【図7】スロットマシン制御装置の制御手順を示すフロ
ーチャートである。
【図8】スロットマシンの制御回路部の制御手順を示す
フローチャートである。
【図9】この発明の他の実施例の外観を示す斜面図であ
る。
【図10】図9の実施例における制御手順を示すフロー
チャートである。
【図11】カード提示部の他の実施例を示す説明図であ
る。
【図12】この発明の他の実施例の外観を示す斜面図で
ある。
【図13】この発明の他の実施例の外観を示す斜面図で
ある。
【符号の説明】
1 スロットマシン制御装置 14 貨幣受付口 35 CPU 38 伝送部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スロットマシンに隣接して設けられるス
    ロットマシン制御装置であって、 貨幣の投入を受け付ける貨幣受付口と、 前記貨幣受付口より受け付けられた貨幣の金額に相応す
    る価値情報を前記スロットマシンへ伝送する伝送手段
    と、 前記伝送手段が前記価値情報をスロットマシンへ伝送し
    ていることを遊戯者へ報知する報知手段とを備えて成る
    スロットマシン制御装置。
  2. 【請求項2】 前記報知手段は、音を発する発音装置で
    あって、前記価値情報の伝送時に、この発音装置を発音
    動作させることにより、前記価値情報をスロットマシン
    へ伝送していることを遊戯者へ報知するようにした請求
    項1に記載されたスロットマシン制御装置。
  3. 【請求項3】 前記報知手段は、価値情報を数字で表示
    する表示器であって、前記価値情報の伝送時に、この表
    示器に表示させた数値を順次小さくすることにより、前
    記価値情報をスロットマンシへ伝送していることを遊戯
    者へ報知するようにした請求項1に記載されたスロット
    マシン制御装置。
JP7067016A 1995-02-28 1995-02-28 スロットマシン制御装置 Pending JPH08235434A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007283003A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Sankyo Kk 遊技用装置、遊技機、および価値媒体処理装置
JP2008054722A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Sayama Precision Ind Co 台間遊技媒体貸出機

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