JPH08235183A - 自然言語処理装置および自然言語処理方法 - Google Patents

自然言語処理装置および自然言語処理方法

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JPH08235183A
JPH08235183A JP7040940A JP4094095A JPH08235183A JP H08235183 A JPH08235183 A JP H08235183A JP 7040940 A JP7040940 A JP 7040940A JP 4094095 A JP4094095 A JP 4094095A JP H08235183 A JPH08235183 A JP H08235183A
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JP7040940A
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Inventor
Tomoo Ikeda
朋男 池田
Katsumi Tanaka
克己 田中
Yutaka Deguchi
豊 出口
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】文書中の各文と、文書の解析結果中における文
書中の各文の解析結果を表す部分との対応関係を保持
し、利用することにより、文書や解析結果の部分的な変
更等を、解析結果、文書に反映できる自然言語処理装置
を提供すること。 【構成】自然言語で記述した文書を入力すると共に、文
書内容の変更操作が可能な入力部 101と、文書を記憶す
るための文書記憶部 102と、文書の解析のための言語情
報を記憶するための言語辞書記憶部 103と、文書を解析
するための文書解析部と、文書の解析結果を記憶するた
めの解析結果記憶部 105と、文書中の各文と文書の解析
結果との対応関係を記憶あるいは検索するための対応関
係処理部 106とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自然言語によるプログ
ラム自動作成装置、自然言語によるデータベース検索装
置などの各種文書処理装置等に用いて最適な自然言語処
理装置および自然言語処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人間が対話に用いる言語、すなわち、自
然言語による記述をそのまま利用して、これよりプログ
ラムを生成する技術や、ある自然言語から別の自然言語
へ翻訳するといった技術がより実用的なシステムになる
よう広く研究されている。
【0003】そして、その成果を反映した装置として、
自然言語によるプログラム仕様記述支援装置、文書推敲
支援装置、自動翻訳装置などの各種言語処理装置が実現
されているが、これらの言語処理装置においては、自然
言語で記述された文書の内容の解析を行ない、その文書
の内容を理解し、あるいは文書中に記述されている情報
を抽出し、その情報をもとにしてさまざまな処理を行な
うことが必要となる。
【0004】そのため、このような言語処理装置では一
般に、入力文書中のそれぞれの文について形態素解析、
構文解析、意味解析などの各種自然言語解析を行ない、
そしてそれぞれの文の解析結果に基づき、文書全体、あ
るいは文書中のある範囲が表す情報を得るための処理を
行ない、得られた構造を文書全体の解析結果として出力
するといったことを行なう。
【0005】この種の具体的装置としては例えば、情報
処理学会第48回全国大会予稿集(3)第117頁〜第
120頁に示される「自然言語仕様書に基づくソフトウ
ェア開発支援システム」があり、この装置はソフトウェ
ア設計者による自然言語仕様書の作成を支援し、さらに
完成した仕様書に基づき、実際に動作するプログラムを
生成する。
【0006】ところで、各種自然言語解析を行なうにあ
たり、文書中のそれぞれの文と、解析結果の構造は必ず
しも一対一に対応するわけではなく、文書中の複数の文
の解析結果が一つの構造として出力される場合や、文書
中の一文の解析結果が複数の構造として出力される場合
もある。
【0007】そして、従来、各種自然言語解析を行なう
にあたり、文書を解析した結果、得られた情報に誤りが
ある場合には入力文書を修正するようにするか、あるい
は文書を解析した結果、得られた情報そのものを直接修
正することにより、誤りを修正するといった手立てをと
るようにしていた。
【0008】しかし、この場合、次のような問題点があ
る。
【0009】すなわち、第1には入力文書を修正するこ
とにより誤りを修正する手法の場合、文書を解析した結
果、得られた情報の誤りから、入力文書のどの部分に誤
りがあるかを発見する必要があるが、これは必ずしも容
易なことではない、という点である。
【0010】また、第2には文書を解析した結果、得ら
れた情報を直接修正することにより誤りを修正する手法
の場合、文書の解析結果に直接手を加えるため、その変
更が入力文書に反映されない、という点である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来より、自然言語で
記述された文書の解析を行ない、その文書の内容を理解
し、あるいは文書中に記述されている情報を抽出し、そ
の情報をもとにしてさまざまな処理を行なう技術が研究
されている。
【0012】しかし、文書中のそれぞれの文と解析結果
の構造は必ずしも一対一に対応していない。そのため、
例えば解析結果に誤りがあった場合にこの誤りを解消す
るには従来は入力文書を修正するようにするか、あるい
は文書を解析した結果、得られた情報そのものを直接修
正するようにしている。
【0013】ところが、前者の場合、文書を解析した結
果、得られた情報の誤りから、入力文書のどの部分に誤
りがあるかを見付けるようにすることになるが、これは
容易なことではなく、また、後者の場合、文書の解析結
果に直接手を加えることで修正するため、その変更が入
力文書には全く反映されないという問題があり、いずれ
も処理精度や生産性あるいは能率の点で問題を残す。
【0014】そこで、この発明の目的とするところは、
自然言語による文書あるいはその文書の解析結果の部分
的な変更等を、それぞれ解析結果、文書に自動的に反映
させることができて処理精度や高い生産性が得られる自
然言語処理装置および自然言語処理方法を提供すること
にある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明はつぎのようにする。
【0016】すなわち、第1には、自然言語で記述した
文書を入力し、また、文書内容の変更操作が可能な入力
手段と、この入力手段にて与えられる文書を更新記憶す
る文書記憶手段と、自然言語で記述した文書の解析のた
めの言語情報を保持する言語辞書記憶手段と、前記文書
記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶手段の保
持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で解析する
文書解析手段と、前記文書記憶手段から得られる文書中
の各文とその文書の解析結果との対応関係を保持する対
応関係処理手段と、前記文書解析手段による文書の解析
結果を記憶する解析結果記憶手段とを備える。
【0017】また第2には、自然言語で記述した文書を
入力し、また、文書内容の変更操作が可能な入力手段
と、この入力手段にて与えられる文書を更新記憶すると
共に、この文書の各文にそれぞれ固有の識別子を付加し
て記憶する文書記憶手段と、自然言語で記述した文書の
解析のための言語情報を保持する言語辞書記憶手段と、
前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
手段の保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
解析する文書解析手段と、前記文書記憶手段から得られ
る文書中の各文に付加する前記固有の識別子を生成する
と共に、その文書中の各文とその文書の解析結果との対
応関係をこの識別子を用いて保持する対応関係処理手段
と、前記文書解析手段による文書の解析結果を前記識別
子とともに記憶する解析結果記憶手段とを備える。
【0018】第3には、自然言語で記述した文書を入力
し、また、文書内容の変更操作を可能とし、解析のため
に文書中の所望の部分を指示することを可能にした入力
手段と、この入力手段にて与えられる文書を更新記憶す
る文書記憶手段と、自然言語で記述した文書の解析のた
めの言語情報を保持する言語辞書記憶手段と、前記文書
記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶手段の持
つ言語情報を用いて少なくとも一文単位で解析すると共
に、前記所望の部分を指定した解析の指示があるときは
文書の該当部分を解析する文書解析手段と、前記文書記
憶手段から得られる文書中の各文とその文書の解析結果
との対応関係を保持する対応関係処理手段と、前記文書
解析手段による文書の解析結果を記憶すると共に、前記
所望の部分を指定した解析の解析結果についてはその対
応部分を更新して記憶する解析結果記憶手段とを備え
る。
【0019】第4には、自然言語で記述した文書を入力
し、また、少なくとも削除を含む文書内容の変更操作を
可能とした入力手段と、この入力手段にて与えられる文
書を更新記憶する文書記憶手段と、自然言語で記述した
文書の解析のための言語情報を保持する言語辞書記憶手
段と、前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞
書記憶手段の保持する言語情報を用いて少なくとも一文
単位で解析する文書解析手段と、前記文書記憶手段から
得られる文書中の各文とその文書の解析結果との対応関
係を保持する対応関係処理手段と、前記文書解析手段に
よる文書の解析結果を記憶すると共に、前記削除による
文書内容の変更操作があったときは前記対応関係処理手
段による対応関係の情報に基づいて文書の削除された対
応部分の解析結果を削除して記憶する解析結果記憶手段
とを備える。
【0020】第5には、自然言語で記述した文書を入力
し、また、少なくとも追加を含む文書内容の変更操作を
可能とした入力手段と、この入力手段にて与えられる文
書を更新記憶する文書記憶手段と、自然言語で記述した
文書の解析のための言語情報を保持する言語辞書記憶手
段と、前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞
書記憶手段の持つ言語情報を用いて少なくとも一文単位
で解析する文書解析手段と、前記文書記憶手段から得ら
れる文書中の各文とその文書の解析結果との対応関係を
保持する対応関係処理手段と、前記文書解析手段による
文書の解析結果を記憶すると共に、前記文書の追加部分
の解析結果については対応関係処理手段による対応関係
の情報に基づいて文書の追加された対応部分にその解析
結果を追加して記憶する解析結果記憶手段とを備える。
【0021】
【作用】第1の構成によれば、入力手段により自然言語
で記述した文書を入力し、また、変更するとその内容が
文書記憶手段に更新記憶し、文書解析手段はこの文書記
憶手段に記憶した文書を言語辞書記憶手段の保持する言
語情報を用いて解析し、その解析結果は解析結果記憶手
段に与える。そして、対応関係処理手段は文書記憶手段
に記憶された文書中の各文と、文書の解析結果中におけ
る文書中の各文の解析結果を表わす部分との対応関係を
保持するので、解析結果記憶手段手段には文書記憶手段
に記憶された文書中の各文と、文書の解析結果中におけ
る文書中の各文の解析結果を表わす部分とを対応関係を
もって記憶することから、文書を変更すれば文書記憶手
段にはその変更後の文書が保存され、解析結果記憶手段
手段には文書記憶手段に記憶された文書中の各文と、文
書の解析結果中における文書中の各文の解析結果を表わ
す部分とを対応関係をもって記憶されるので、本装置に
よれば、特に文書中の一つあるいは複数の文の解析結果
が一つの構造として出力される場合、あるいは文書中の
一文の解析結果が一つあるいは複数の構造として出力さ
れる場合において、文書の修正、あるいは解析結果の修
正を、それぞれ容易に解析結果、入力文書に反映させる
ことが可能になる。
【0022】第2の構成によれば、入力手段は自然言語
で記述した文書を入力することができ、文書内容の変更
操作が可能であり、文書記憶手段はこの入力手段にて与
えられる文書を更新記憶すると共に、この文書の各文に
はそれぞれ対応関係処理手段から与えられる固有の識別
子を付加して記憶保存する。文書解析手段は文書記憶手
段から得られる文書をこの言語辞書記憶手段の持つ言語
情報を用いて一文単位で解析し、対応関係処理手段は文
書中の各文に付加する前記固有の識別子を生成すると共
に、文書中の各文と文書の解析結果との対応関係をこの
識別子を用いて保持する。そして、前記文書解析手段に
よる文書の解析結果は対応関係処理手段から得られる前
記識別子とともに記憶することで、文書と解析結果をこ
の識別子により対応付けて管理できる。
【0023】このように、文書中の各文を記憶する際
に、各文に他の文と重複することのない識別子を付加
し、文書の解析結果中における文書中の各文の解析結果
を表す部分に同一の識別子を付加することにより、文書
の解析結果中における文書中の各文の解析結果を表す部
分との対応関係を保持して管理することができるので、
文書、あるいは解析結果の変更等を、それぞれ解析結
果、文書に容易に反映させることができる。
【0024】第3の構成の場合、入力手段からは自然言
語で記述した文書の入力と、文書内容の変更操作を可能
とし、また、文書中の所望の部分を指定してその解析を
指示することができる。この入力手段にて与えられる文
書を文書記憶手段は更新記憶し、文書解析手段は文書記
憶手段から得られる文書を言語辞書記憶手段の持つ言語
情報を用いて少なくとも一文単位で解析すると共に、前
記所望の部分を指定した解析の指示があるときは文書の
該当部分を解析する。また、対応関係処理手段は文書中
の各文と文書の解析結果との対応関係を保持しており、
解析結果記憶手段は前記文書解析手段による文書の解析
結果を記憶すると共に、前記所望の部分を指定した解析
の解析結果についてはその対応部分を対応関係処理手段
による対応関係に基づいて知って更新する。
【0025】このように、文書中の一部分を部分的に解
析する際に、文書中の各文と、文書の解析結果中におけ
る文書中の各文の解析結果を表す部分との対応関係を用
いて、文書の解析結果中において、部分的に解析された
部分に対応する解析結果を更新することができ、文書、
あるいは解析結果の部分的な変更等を、それぞれ解析結
果、文書に容易に反映させることが可能になる。
【0026】第4の構成の場合、入力手段からは自然言
語で記述した文書の入力の他、少なくとも削除を含む文
書内容の変更操作を可能としている。文書記憶手段はこ
の入力手段にて与えられる文書を更新記憶し、文書解析
手段は文書記憶手段から得られる文書を言語辞書記憶手
段の持つ言語情報を用いて少なくとも一文単位で解析す
る。また、対応関係処理手段は文書中の各文と文書の解
析結果との対応関係を保持し、解析結果記憶手段は前記
文書解析手段による文書の解析結果を記憶すると共に、
前記削除による文書内容の変更操作があったときは対応
関係処理手段による対応関係の情報に基づいて文書の削
除された対応部分の解析結果を削除する。
【0027】従って、文書中の一部分を部分的に削除す
る際に、文書中の各文と、文書の解析結果中における文
書中の各文の解析結果を表す部分との対応関係を用い
て、文書の解析結果中において、部分的に削除された部
分に対応する解析結果を削除することができ、文書、あ
るいは解析結果の部分的な変更等を、それぞれ解析結
果、文書に容易に反映させることが可能になる。
【0028】第5の構成においては、入力手段からは自
然言語で記述した文書の入力と、少なくとも追加を含む
文書内容の変更操作が可能である。文書記憶手段はこの
入力手段にて与えられる文書を更新記憶し、文書解析手
段は文書記憶手段から得られる文書をこの言語辞書記憶
手段の持つ言語情報を用いて少なくとも一文単位で解析
する。対応関係処理手段は、文書中の各文と文書の解析
結果との対応関係を保持し、解析結果記憶手段は前記文
書解析手段による文書の解析結果を記憶すると共に、前
記文書の追加部分の解析結果については対応関係処理手
段による対応関係の情報に基づいて文書の追加された対
応部分にその解析結果を追加する。
【0029】従って、文書中に文などを追加し、その追
加した部分を解析する際に、文書中の各文と、文書の解
析結果中における文書中の各文の解析結果を表す部分と
の対応関係を用いて、追加された文などに対応する解析
結果を文書の解析結果中の対応する場所に追加すること
でき、文書、あるいは解析結果の部分的な変更等を、そ
れぞれ解析結果、文書に容易に反映させることが可能に
なる。
【0030】このように本発明によれば、文書中の各文
と、文書の解析結果中における文書中の各文の解析結果
を表す部分との対応関係を保持し、その情報を用いるよ
うにしたことにより、文書、あるいは解析結果の部分的
な変更等を、それぞれ解析結果、文書に容易に反映させ
ることが可能になる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0032】図1は本発明の実施例である文書処理装置
の全体ブロック図である。
【0033】図に示すようにこのシステムは、文書を入
力するための文書入力部101、この文書入力部101
により入力された文書を文番号や種類情報と共に記憶す
るための文書記憶部102、文書解析のための言語情報
を記憶する言語辞書記憶部103、文書記憶部102に
記憶された文書を取り込んで、これを言語辞書記憶部1
03に記憶されている文書解析のための言語情報を用い
て一文ずつ文書解析する文書解析部104、この文書解
析部104による文書の解析結果を記憶するための解析
結果記憶部105、文番号を発生すると共に、文書中の
各文と文書の解析結果との対応関係を記憶したり、検索
したりするための対応関係処理部106、文書の解析結
果を表示するための解析結果表示部107とより構成さ
れている。
【0034】本装置は機能的には仕様書エディタと解析
処理機能部とからなるもので、仕様書エディタ(以下、
エディタと呼ぶ)には文書入力部101と文書記憶部1
02、対応関係処理部106、そして、解析結果表示部
107が含まれ、解析処理機能部には言語辞書記憶部1
03と文書解析部104、そして、解析結果記憶部10
5が含まれる。
【0035】文書入力部101を操作することにより仕
様書エディタを起動させると、文書入力部101のディ
スプレイ上には図23の如き、コマンド入力部Aと文書
編集部Bおよび状態表示部Cの各領域からなる画面が表
示される。コマンド入力部Aには、仕様書エディタへ文
書を入力したり、編集したりする各種文書編集コマンド
ボタンや解析処理機能部に対して解析を指令するコマン
ドボタンなどが表示されてこれらコマンドボタンを例え
ば、マウスなどにより操作することができる。
【0036】それぞれのボタンを操作すると、コマンド
を表示したメニュー画面が表れる。オペレータ(操作
者)は、メニュー画面の所望コマンドボタンをマウスで
選択することにより、エディタにコマンドを入力した
り、文書の入力等ができるようになり、文書入力状態の
時は文書入力部101の持つキーボードの操作等により
例えば図23の文書編集部Bに示してあるように所望の
文書入力をしたりすることができる。
【0037】コマンドボタンのうち、編集ボタンをマウ
スによりクリックすると、追加、削除、複写、ペースト
の各コマンドを含むメニューが表れる。オペレータが追
加を選択すると、さらに追加するオブジェクトの種類を
示すメニューが表れ、オペレータがメニューの中の一つ
を選択すると、さらに追加するオブジェクトの種類を示
すメニューが表れる。オペレータがメニューの中の一つ
を選択すると、エディタは画面の文書編集部Bの領域に
おけるカーソルの位置にオペレータが選択した種類のオ
ブジェクトを挿入するように機能する。
【0038】オペレータが削除を選択すると、エディタ
は文書編集部Bの領域上でカーソルの位置を含むオブジ
ェクトを削除し、その情報を記憶する。コマンドボタン
のうち、文書解析ボタンを操作すると、全文解析、一文
解析、解析結果表示等の各コマンドを含むメニューを表
示し、オペレータがいずれかを選択すると、その選択し
たコマンドが解析処理機能部に対してのコマンドとして
当該解析処理機能部に与えられ、解析を実施させること
ができる。
【0039】全文解析、一文解析、解析結果表示等の各
コマンドを含むメニューの中からオペレータが全文解析
を選択すると、エディタはオペレータが入力した文書全
体を解析するように解析処理機能部に対してコマンドを
与え、解析処理機能部がその解析を行った結果はエディ
タが受けとることができるようにしてある。オペレータ
が一文解析を選択すると、エディタはそのコマンドを解
析処理機能部に対して与え、文書編集部Bの領域上でカ
ーソルの位置を含む文についてその文およびその文と依
存関係を持つ文を解析処理機能部は解析し、その解析結
果を格納し、また、エディタが受けとることができるよ
うにしてある。また、全文解析、一文解析の際には解析
処理機能部はエディタが記憶していた削除されたオブジ
ェクトの情報に基づき、削除されたオブジェクトの解析
結果を削除する。オペレータが解析結果表示を選択する
と、エディタは図24に示すような解析結果表示画面を
表示し、解析処理機能部が解析した文書編集部Bの領域
上でカーソルの位置を含む文の解析結果を表示するとい
ったことを行なうことができる。
【0040】なお、図23および図24においては、そ
れぞれ画面操作のためのスクロールバーDが画像表示さ
れ、このスクロールバーDをマウス操作することで文書
等の表示位置を所望位置にスクロール操作したり、カー
ソル位置を移動させたりすることができる。
【0041】因みに、スクロールバーDの詳細を示すと
図25の如きであり、251は一行目移動ボタンで、こ
れをマウス操作するとカーソルを一行目(最初の行)に
移動させることができる。また、252はスクロールボ
タンであり、一行アップスクロールボタン252aと、
任意位置スクロールボタン252bと、一行ダウンスク
ロールボタン252cからなり、一行アップスクロール
ボタン252aをマウスでクリックすると画面は一行ア
ップスクロールされ、任意位置スクロールボタン252
bをマウスによりドラッグ操作するとドラッグした任意
位置までスクロールすることができる。さらに一行ダウ
ンスクロールボタン252cをマウスでクリックすると
画面は一行ダウンスクロールされる。
【0042】また、253は文書のうち、画面に表示さ
れている領域を示している領域表示マークである。25
4は最終行目移動ボタンで、これをマウス操作するとカ
ーソルを最終行目(最後の行)に移動させることができ
る。
【0043】つぎに、本発明装置の構成要素である文書
入力部101、文書記憶部102、言語辞書記憶部10
3、文書解析部104、解析結果記憶部105、対応関
係処理部106、解析結果表示部107の各部機能の詳
細を順に説明する。
【0044】〔文書入力部101〕文書入力部101は
文書を入力したり、あるいは編集したり、コマンド入力
したりするための装置部分である。文書入力部101は
キーボードとディスプレイ、そして、ポインティングデ
バイスとしてマウスを備える。もちろん、ポインティン
グデバイスとしてはトラックボールなどもあり、これら
を使用することができるが、以下の説明では一例として
最も一般的なマウスを使用することにする。文書入力部
101はキーボードを操作して文字を入力したり、編集
したりすることができ、その状況はディスプレイに表示
される構成である。
【0045】文書入力部101におけるディスプレイ上
での画面表示の例を図2に示す。図中201は文書が表
示される画面領域である文書表示部、202は画面の隅
に絵表示された機能ボタンである終了ボタン、203は
画面の隅に絵表示された機能ボタンである全文解析ボタ
ン、204は画面の隅に絵表示された機能ボタンである
部分解析ボタン、205は画面の隅に絵表示された機能
ボタンである削除ボタンであり、これらボタンはアイコ
ンと同様のものであって、マウスを操作してマウスカー
ソルを所望の機能ボタンの位置に移動させ、マウスに付
属する操作ボタンをクリックすることでその機能を指令
入力することができる。
【0046】文書記憶部102はこの文書入力部101
により入力された文書等を記憶するためのものであり、
本装置においては使用者(オペレータ)がキーボードを
操作することで「文書」を入力すると、この入力された
「文書」が文書記憶部102に記憶されるようになって
いる。
【0047】ここで規則として上記「文書」は、一つま
たは複数の「章」に分けて入力することとし、形式とし
ては各章の「章名」を入力した後に、各章に含まれる各
「文」を入力するものとする。
【0048】なお、各章の「章名」と各「文」とを区別
するために、例えば、各章の「章名」の文字列に
は“。”(句点)を付けず、「文」には文字列の最後に
文の終りの符号である“。”(句点)を付けるようにし
て文字入力をすることで、この文字列中の句点の有無か
ら「章名」と「文」の種別を分類することができる。
【0049】文書入力部101ではオペレータがキーボ
ードを操作することで入力された文書を、順次、文書表
示部201に表示するとともに、その入力内容を文書記
憶部102にも送り、文書記憶部102では当該入力さ
れた内容を記憶する。
【0050】また、文書入力部101において、オペレ
ータがマウスを操作してディスプレイ上の全文解析ボタ
ン203にマウスカーソルをおき、この状態でマウスを
クリック操作すると、文書入力部101から全文解析の
指令が文書記憶部102に送られ、これにより文書記憶
部102から記憶されている内容全てを文書解析部10
4に出力すると共に、文書解析部104に解析指令を与
えるように構成してある。
【0051】また、文書入力部101において、オペレ
ータがマウスを操作してディスプレイ上の任意の文の位
置にマウスカーソルをおき、マウスの操作ボタンをクリ
ックした後、部分解析ボタン204の位置にマウスカー
ソルをおき、マウスの操作ボタンをクリックすると、当
該文に対する部分解析指令が文書記憶部102に送ら
れ、文書記憶部102から文書解析部104にその文が
属する文の「章名」、及びその「文」自身を出力すると
共に、文書解析部104に当該文の解析指令を出力する
ように構成してある。
【0052】さらにまた、文書入力部101において
は、オペレータがマウスを操作してディスプレイ上の任
意の文の位置にマウスカーソルをおき、マウスの操作ボ
タンをクリックすることで文を指定した後、削除ボタン
205の位置にマウスカーソルをおき、マウスの操作ボ
タンをクリックすると、その指定した文の消去を行なう
文消去指令を与えることができ、この文消去指令により
ディスプレイの画面上からその文が消去されて、文書記
憶部102からもその文と文番号が消去されると共に、
その消去された文の文番号が文書記憶部102から対応
関係処理部106に出力される構成となっている。
【0053】さらにまた、文書入力部101において
は、オペレータがマウスを操作してディスプレイ上の所
望の「章名」の位置にマウスカーソルをおき、マウスの
操作ボタンをクリックすることで章名を指定した後、削
除ボタン205の位置にマウスカーソルをおき、マウス
の操作ボタンをクリックすると、その指定した章名の削
除指令を発令することができ、これによってディスプレ
イの画面上からその章名及びその章に含まれる文全てを
消去することができると共に、文書記憶部102の当該
章名とその文番号が消去され、また、文書記憶部102
からはその章名の文番号を対応関係処理部106に出力
するような構成となっている。
【0054】このように、文書入力部101の削除操作
により文書記憶部102に記憶されている文書中の文の
情報が削除されると共に、それに対応する画面表示を消
去する機能を文書入力部101は有している。
【0055】また、終了ボタン202の位置にマウスカ
ーソルをおき、マウスの操作ボタンをクリックすると文
書編集終了の指令を与えることができ、文書入力部10
1による文書編集が終了する構成である。
【0056】〔文書記憶部102〕上述したように文書
記憶部102は、文書入力部101を用いて入力された
文書を記憶するが、文書入力部101を用いて入力され
る文書中のそれぞれの「文」は、「文の種類」、「文の
内容」、「文番号」の計3種類の情報を持つ構成である
ものとする。
【0057】但し、オペレータが文書入力部101のキ
ーボードを操作して入力する自然言語による文は、一例
としてコンプレッサの制御プログラム作成の場合で示す
と図2の如く、“センサ制御”(=章名)、“センサの
温度が0°Cのとき、コンプレッサをONする。”(=
文)、“センサの温度が10°Cのとき、コンプレッサ
をOFFする。”(=文)、“タイマ制御”(=章
名)、“タイマの時間が10分のとき、コンプレッサを
ONする。”(=文)、“タイマの時間が40分のと
き、コンプレッサをOFFする。”(=文)、といった
具合であり、文書記憶部102は文字列の最後に句点が
あるか否かを判定して入力された文字列が「章名」であ
るか、「文」であるか種別(種類)を決め、文字列をそ
の種類と共に記憶する。
【0058】そのため、上記入力例では“センサ制御”
を章名として、また、“センサの温度が0°Cのとき、
コンプレッサをONする。”を文として登録し、また、
これらにそれぞれ対応関係処理部106から与えられる
文番号を付与して「文番号」,「種類」,「内容」のフ
ォーマットで記憶することになる。
【0059】すなわち、文書入力部101にて上述のよ
うな文(一文)がキー入力され、オペレータが入力確定
のキー操作を行うことなどにより、文書記憶部102に
この文が入力されると、文書記憶部102はこれを記憶
すると共に、「種類」の判別を行い、この判別した「種
類」を記憶し、また、対応関係処理部106に対して文
番号の問い合わせを行なうようにしてある。対応関係処
理部106ではこの問い合わせにより、その入力された
一文に対しての文番号を付与し、文書記憶部102に与
え、文書記憶部102はこれを記憶することで、「文」
とその「文番号」および「種類」とを記憶することがで
きるように構成されている。
【0060】なお、文書記憶部102は、文書入力部1
01を用いて入力された文書を、文書入力部101のデ
ィスプレイにおける画面上に表示される順序通りに記憶
するように構成されており、また、文書入力部101に
おいてマウスで「文」がクリックされて指定された後、
ディスプレイにおける画面上に表示された削除ボタン2
05がマウスでクリックされることによって削除指令が
なされた場合に、その「文」の文番号を対応関係処理部
106に出力して、その文の文番号が削除されたことを
対応関係処理部106に知らせ、また、その「文」の情
報を記憶内容から削除する機能を有する。
【0061】また、文書記憶部102には、文書入力部
101の操作において、マウスでディスプレイにおける
画面上の「章名」をクリックした後、画面上の削除ボタ
ン205をマウスでクリックして削除指令を発令操作し
た場合に、その「章名」の文番号を対応関係処理部10
6に出力して、その章名の文番号が削除されたことを対
応関係処理部106に知らせ、また、その「章名」及び
その章に含まれる「文」全ての情報を削除する機能を有
する。
【0062】さらにまた、文書記憶部102には、解析
結果中から削除された文番号が対応関係処理部106よ
り入力された場合は、その文番号を持つ文の種類が章名
ならば、その章名及びその章に属する文全ての情報を削
除する機能と、その文番号を持つ文の種類が章名でなけ
れば、その文の情報を削除する機能を有する。
【0063】文書記憶部102の内容の例を、図3に示
す。
【0064】図に示すように、文書記憶部102には文
の番号と種類および内容が例えば、“1”(=文の番
号),“章名”(=種類),“センサ制御”(=内
容)、“2”(=文の番号),“文”(=種類),“セ
ンサの温度が0°Cのとき、コンプレッサをONにす
る”(=内容)、“3”(=文の番号),“文”(=種
類),“センサの温度が−10°Cのとき、コンプレッ
サをOFFにする”(=内容)、“4”(=文の番
号),“章名”(=種類),“タイマ制御”(=内
容)、“5”(=文の番号),“文”(=種類),“タ
イマの時間が10分のとき、コンプレッサをONにす
る”(=内容)、といった具合に記憶される。
【0065】〔言語辞書記憶部103〕言語辞書記憶部
103は、入力文書の文解析のための言語情報を記憶す
る記憶部であり、この言語辞書記憶部103には、「形
態素解析用テーブル」、「構文解析用テーブル」、「意
味解析用テーブル」、「対象知識テーブル」の計4つの
テーブルが記憶保持されている。
【0066】これらのうち、「形態素解析用テーブル」
は、複数の単語に関する情報を記憶しており、それぞれ
の単語の情報は、その単語の内容(自然言語表現)、品
詞および活用情報からなる。「形態素解析用テーブル」
の内容の一例を図4に示す。
【0067】すなわち、「形態素解析用テーブル」は単
語とその品詞、および活用情報(国語文法の動詞活用)
とが記録されており、例えば、単語としては“コンプレ
ッサ”、その品詞として“名詞”、そして、活用情報と
してこの場合は“なし”なる情報が、また、単語として
“タイマ”、その品詞として“名詞”、そして、活用情
報としてこの場合は“なし”なる情報が、また、単語と
して“ON”、その品詞として“動詞”、そして、活用
情報としてこの場合は“サ変活用”なる情報が、また、
単語として“なる”、その品詞として“動詞”、そし
て、活用情報としてこの場合は“五段活用”なる情報
が、また、単語として“10分”、その品詞として“数
詞”、そして、活用情報としてこの場合は“なし”なる
情報が、また、単語として“の”、その品詞として“助
詞”、そして、活用情報としてこの場合は“なし”なる
情報が、また、単語として“とき”、その品詞として
“副詞”、そして、活用情報としてこの場合は“なし”
なる情報が、といった具合に登録されている。
【0068】また、「構文解析用テーブル」は、句構造
文法における書き換え規則を意味しており、文中の品詞
列と照合が成功した右辺の記号列を左辺の記号列に書き
換える操作が行なわれる。「構文解析用テーブル」の内
容の例を図5に示す。
【0069】図に示すように、「構文解析用テーブル」
は左辺、右辺1、右辺2、右辺3、アーク名から構成さ
れており、例えば、“文”(=左辺),“名詞句”(=
右辺1),“助詞+”(=右辺2),“動詞句*”(=
右辺3),“ ”(=アーク名)、“文”(=左
辺),“名詞句”(=右辺1),“助詞+”(=右辺
2),“文*”(=右辺3),“ ”(=アーク
名)、“文”(=左辺),“副詞句”(=右辺1),
“文*”(=右辺2),“ ”(=右辺3),“副詞
句”(=アーク名)、“名詞句”(=左辺),“名詞
*”(=右辺1),“ ”(=右辺2),“ ”
(=右辺3),“ ”(=アーク名)、“名詞句”
(=左辺),“名詞句*”(=右辺1),“助詞+”
(=右辺2),“名詞句”(=右辺3),“ ”(=
アーク名)、… といった具合に句構造文法における書
き換え規則が登録されている。
【0070】これは例えば、「“文”(=左辺),“名
詞句”(=右辺1),“助詞+”(=右辺2),“動詞
句*”(=右辺3),“ ”(=アーク名)」の構造
の場合、“文”は“名詞句”,“助詞+”,“動詞句
*”の構造を持ち、この構造の場合には末尾に“*”が
付いている項を親ノードとし、末尾に“+”が付いてい
る項をアーク名とするアークを持つという規則を示して
おり、「“文”(=左辺),“副詞句”(=右辺1),
“文*”(=右辺2),“ ”(=右辺3),“副詞
句”(=アーク名)」の構造の場合、“文”は“副詞
句”,“文*”の構造を持ち、この構造の場合には末尾
に“*”が付いている項を親ノードとし、アーク名“副
詞句”のアークを持つという規則を示しており、「“名
詞句”(=左辺),“名詞*”(=右辺1),“ ”
(=右辺2),“ ”(=右辺3),“ ”(=ア
ーク名)」の構造の場合、“名詞句”は“名詞*”の構
造を持ち、末尾に“*”が付いている項を親ノードと
し、アークは持たないという規則を示している。
【0071】また、「意味解析用テーブル」は、構文解
析結果をもとに意味構造を生成するための規則が記述さ
れており、文書解析部104の意味解析処理において参
照される。「意味解析用テーブル」の内容の例を図6に
示す。
【0072】図に示すように、「意味解析用テーブル」
は親ノード、アーク、子ノード、親知識ノード、知識ア
ーク、子知識ノード、新アークから構成されている。ア
ークとはノード間を接続するものである。
【0073】「意味解析用テーブル」は、例えば、
「“ ”(=親ノード),“を”(=アーク),“
”(=子ノード),“動作”(=親知識ノード),
“動作”(=知識アーク),“機器”(=子知識ノー
ド),“動作”(=新アーク)」、「“ ”(=親ノ
ード),“が”(=アーク),“ ”(=子ノー
ド),“状態”(=親知識ノード),“状態”(=知識
アーク),“機器”(=子知識ノード),“状態”(=
新アーク)」、「“ ”(=親ノード),“の”(=
アーク),“ ”(=子ノード),“属性”(=親知
識ノード),“属性”(=知識アーク),“機器”(=
子知識ノード),“属性”(=新アーク)」、「“な
る”(=親ノード),“に”(=アーク),“ ”
(=子ノード),“状態”(=親知識ノード),“
”(=知識アーク),“ ”(=子知識ノード),
“条件”(=新アーク)」といった具合に構成されてい
る。但し、“ ”は空白を示す。
【0074】そしてこれは、例えば、「“ ”(=親
ノード),“を”(=アーク),“”(=子ノード),
“動作”(=親知識ノード),“動作”(=知識アー
ク),“機器”(=子知識ノード),“動作”(=新ア
ーク)」の場合は、親ノードは空白であり、アークが
“を”の場合、子ノードは空白で、親知識ノードは“動
作”であり、知識アークは“動作”で、子知識ノードは
“機器”、新アークは“動作”となることを示してお
り、「“ ”(=親ノード),“が”(=アーク),
“ ”(=子ノード),“状態”(=親知識ノー
ド),“状態”(=知識アーク),“機器”(=子知識
ノード),“状態”(=新アーク)」の場合は、親ノー
ドは空白であり、アークが“が”のときは子ノードは空
白で、親知識ノードは“状態”であり、知識アークは
“状態”で、子知識ノード“は機器”、新アークは“状
態”となることを示しており、また、「“なる”(=親
ノード),“に”(=アーク),“ ”(=子ノー
ド),“状態”(=親知識ノード),“ ”(=知識
アーク),“ ”(=子知識ノード),“条件”(=
新アーク)」の場合は、親ノードが“なる”の場合で、
アークが“に”のとき、子ノードは空白で、親知識ノー
ドは“状態”であり、知識アークと子知識ノードは空白
で、新アークは“条件”となることを示しているといっ
た具合である。
【0075】また、「対象知識テーブル」は、入力文書
の解析のための意味情報を記憶しており、文解析部10
4の意味解析処理において参照される。「対象知識テー
ブル」の内容の例を図7に示す。
【0076】図に示すように、「対象知識テーブル」は
ノード1、知識ノード1、知識アーク、ノード2、知識
ノード2からなり、例えば、「“コンプレッサ”(=ノ
ード1),“機器”(=知識ノード1),“動作”(=
知識アーク),“ON”(=ノード2),“動作”(=
知識ノード2)」、“コンプレッサ”(=ノード1),
“機器”(=知識ノード1),“動作”(=知識アー
ク),“OFF”(=ノード2),“動作”(=知識ノ
ード2)」、「“時間”(=ノード1),“属性”(=
知識ノード1),“状態”(=知識アーク),“?分”
(=ノード2),“状態”(=知識ノード2)」、
「“センサ”(=ノード1),“機器”(=知識ノード
1),“属性”(=知識アーク),“温度”(=ノード
2),“属性”(=知識ノード2)」といった具合であ
る。
【0077】そして、例えば、「ノード1が“コンプレ
ッサ”で知識ノード1が“機器”,知識アークが“動
作”,ノード2が“ON”,知識ノード2が“動作”」
の場合、“コンプレッサ”というノードで知識ノードが
“機器”,知識アークが“動作”であり、“ON”とい
うノードを持っていて知識ノードが“動作”であるもの
があることを示し、「ノード1が“時間”,知識ノード
1が“属性”,知識アークが“状態”,ノード2が“?
分”,知識ノード2が“状態”」の場合、“時間”とい
うノードで、知識ノードが“属性”,知識アークが“状
態”,ノードが“?分”,知識ノードが“状態”である
ものがあることを示す。
【0078】〔文書解析部104〕文書解析部104
は、文書記憶部102に記憶されている文書の解析を行
なう機能部であり、文一文毎に文の種類が「章名」であ
るか「文」であるかを判別し、文であれば単語毎に分割
して単語の番号、原形、品詞、活用情報を求め、単語と
その品詞情報から入力文の構文を解析し、入力文の構文
構造を生成し、これより構文構造を意味構造に変換し、
これを解析結果記憶部105に記憶し、解析を行なった
文の文番号を対応関係処理部106に与えるといった処
理をし、文の種類が「章名」の場合はその内容を解析結
果記憶部105に記憶させるといった処理を行なう機能
を有する。
【0079】文書解析部104での処理の内容は図8の
フローチャートの如きである。
【0080】文書解析部104ではまず、ステップS8
01の処理により、入力文書より文を一文づつ取り出
す。一文を取り出したならば、次にステップS802の
判定処理に移り、文が章名であるか否かをチェックす
る。このステップS802での判定処理の結果、取り込
んだ一文の種類が「章名」であったならば、処理をステ
ップS806の解析結果記憶処理に移す。一方、取り込
んだ文の種類が「文」であったならば、ステップS80
3以下の処理に移る。
【0081】ステップS803においては形態素解析処
理を行なう。この形態素解析処理は、まず、言語辞書記
憶部103中の「形態素解析用テーブル」の情報を参照
することにより、入力文(前記取り込んだ一文)を単語
毎に分割し、入力文中の単語の番号、原形、品詞、活用
情報を求める。
【0082】次にステップS804の処理に移り、ここ
で構文解析処理を行なう。構文解析処理は、言語辞書記
憶部103中の「構文解析用テーブル」の情報を参照す
ることにより、形態素解析処理(ステップS802での
処理)において得た単語とその品詞情報をもとに入力文
の構文を解析し、入力文の構文構造を生成する。
【0083】具体的には、言語辞書記憶部103中の
「構文解析用テーブル」の情報から、下の3つの規則に
より、木構造からなる構文構造を生成していく。
【0084】[規則1]. 右辺各項のうち、末尾に
“*”が付いている項を親ノードとする。 [規則2]. 右辺各項のうち、末尾に“+”が付いて
いる項をアーク名とする。末尾に“+”のついた項が存
在しない場合には、アーク名の項をアーク名とする。 [規則3]. 右辺各項のうち、[規則1]、[規則
2]以外の項を子ノードとする。
【0085】構文構造生成が終わったならば、次にステ
ップS805の処理に進む。そして、ここで意味解析処
理を行なう。ステップS805の処理である意味解析処
理においては、言語辞書記憶部103中の「意味解析用
テーブル」の情報、および「対象知識テーブル」の情報
を参照することにより、入力文の構文構造を意味構造に
変換し、解析結果記憶部105に出力する。
【0086】入力文の構文構造を意味構造に変換する手
法はつぎの如きである。構文解析結果の木構造の親ノー
ド・アーク・子ノードの組について、図6の「意味解析
用テーブル」の各行の要素と、順に照合を行なう。照合
のための必要十分条件は次の[条件1]、[条件2]に
従うものとする。
【0087】[条件1]. 木構造中の親ノード・アー
ク・子ノードの組は図6の「意味解析用テーブル」の親
ノード・アーク・子ノードの組と一致すること。ただし
空白の項は任意とする。 [条件2]. 図6の「意味解析用テーブル」中での
「親知識ノード」,「知識アーク」,「子知識ノード」
の項は、図7の「対象知識テーブル」中の「知識ノード
1」,「知識アーク」,「知識ノード2」の組に一致し
た行がなければならない。その場合、図7の「対象知識
テーブル」において「知識ノード1」は「ノード1」、
「知識ノード2」は「ノード2」に対応するノードでな
ければならない。
【0088】ここで、図7の「対象知識テーブル」中に
“?”なる記号の入った項が存在する場合には、当該
“?”は任意の文字列と一致するものとする。但し、図
6の「意味解析用テーブル」において空白の項は任意と
する。
【0089】この規則に従った照合処理を行ない、図6
の「意味解析用テーブル」による意味解析規則中に成功
したルールが存在した場合、構文解析結果の木構造にお
けるアークを、図6の「意味解析用テーブル」中の照合
したルールの新アークの項と置き換える処理を行なう。
【0090】上記の処理を施すことによって、入力文の
構文構造を、意味構造に変換することができる。
【0091】入力文の構文構造を意味構造に変換し、解
析結果記憶部105に出力したならば、次にステップS
806の処理に進む。ステップS806の処理は解析結
果記憶処理である。
【0092】解析結果記憶処理では、文の種類が「章
名」の場合はその内容を解析結果記憶部105に出力
し、また、文の種類が「文」の場合は意味解析処理S8
05において得られた意味構造を、解析結果記憶部10
5に出力する。また同時に、解析を行なった文の文番号
を、対応関係処理部106に出力する。
【0093】この処理が終わると次にステップS807
の判定処理に移り、この判定処理では、入力文書が全て
解析されたか否かを調べる。そして、未だ解析されてい
ない入力文があると判定された場合は、ステップS80
1に進み、上述の処理を繰り返す。ステップS807の
判定処理の結果、全ての入力文が解析されたと判定され
た場合には処理を終了し、これによって文書解析部10
4の処理を終了する。このようにして、文書解析部10
4では文一文毎に文の種類が「章名」であるか「文」で
あるかを判別し、文であれば単語毎に分割して単語の番
号、原形、品詞、活用情報を求め、単語とその品詞情報
から入力文の構文を解析し、入力文の構文構造を生成
し、これより構文構造を意味構造に変換し、これを解析
結果記憶部105に記憶し、解析を行なった文の文番号
を対応関係処理部106に与えるといった処理をし、文
の種類が「章名」の場合はその内容を解析結果記憶部1
05に記憶させるといった処理を行なって、全ての入力
文についての処理が終了した段階で以上の文書解析処理
を終了する。
【0094】〔解析結果記憶部105〕解析結果記憶部
105は、上述のような処理を行なって文書解析部10
4が求めた文書の解析結果を記憶するためのものであ
る。解析結果記憶部105は、入力文書の解析結果を入
力文書中の各々の章毎に記憶する。また、各々の章につ
いて、章名、その章中に記述されている各文の解析結
果、および各々の文の文番号を記憶する。その際、章
名、及び各文の解析結果は文書解析部104より出力さ
れた情報を記憶するものとし、各文の文番号については
対応関係処理部106より出力された情報を記憶するも
のとする。
【0095】文の解析結果は下記の形式で記憶する。 X0(A1_X1 A2_X2(A3_X3)) ここで上記形式のうち、先頭にある記号(この例では
“X0”)は親ノードを示し、それに続く括弧中にはそ
の親ノードに接続するアーク、及びそのアークによって
接続される子ノードを列挙する。そして各々の子ノード
に更に子ノードがある場合には、同様の形式で括弧内に
列挙する。上記の例では、親ノードX0に対し、子ノー
ドX1がアークA1で、また、子ノードX2がアークA
2でそれぞれ接続してあり、更にノードX2は子ノード
X3がアークY3で接続してあることを示している。
【0096】解析結果記憶部105の処理内容にふれて
おく。解析結果記憶部105は、文書解析部104にお
いて解析された文の種類に応じてつぎのような処理を行
うように構成してある。
【0097】まず、文書解析部104において解析され
た文の種類が「章名」である場合で、この場合の処理
は、「解析結果記憶部105中にその文と同一の文番号
を持つ章名が既に存在し、その章名と新たな章名が異な
る」場合と、「解析結果記憶部105中にその文と同一
の文番号を持つ章名が存在しない」場合で処理が異な
る。
【0098】前者(「解析結果記憶部105中にその文
と同一の文番号を持つ章名が既に存在し、その章名と新
たな章名が異なる」)の場合は、その章の章名の部分を
新たな章名に変更する処理を行ない、後者(「解析結果
記憶部105中にその文と同一の文番号を持つ章名が存
在しない」)の場合は、新たに章の解析結果を記憶する
欄を作成し、章名及び文番号を記憶するという処理を行
なう。
【0099】また、文書解析部104において解析され
た文の種類が「文」である場合は、解析結果記憶部10
5は、「解析結果記憶部105中にその文と同一の文番
号を持つ文が既に存在する」場合に、その文の解析結果
の部分を新たな解析結果に変更するという処理を行な
い、「解析結果記憶部105中にその文と同一の文番号
を持つ文が存在しない」場合には、一番最近に解析され
た章名を持つ欄の末尾に文の解析結果及び文番号を記憶
するという処理を行なう。
【0100】また、対応関係処理部106より、入力文
書中から削除する文の番号が入力された場合には解析結
果記憶部105は以下の処理を行なう。
【0101】一つは、解析結果記憶部105中に入力さ
れた文番号を持つ文の種類が「章名」ならば、その章に
関する解析結果全てを削除するという処理であり、もう
一つは、解析結果記憶部105中に入力された文番号を
持つ文の種類が「章名」でなければ、その文に関する解
析結果を削除するという処理である。
【0102】また、解析結果表示部107より、解析結
果中から削除する文が指定された場合には解析結果記憶
部105は以下の処理を行なう。
【0103】一つは、章名の削除が指定された場合、そ
の章名を持つ章に関する解析結果全てを削除し、対応関
係処理部106にその章名を持つ文番号を出力するとい
う処理であり、もう一つは、文の解析結果の削除が指定
された場合、その文の解析結果を削除し、対応関係処理
部106にその文の解析結果の持つ文番号を出力して知
らせるという処理である。
【0104】解析結果記憶部105の記憶内容の例を、
図9に示す。図2の如き入力文は、処理の結果、解析結
果記憶部105においては、章名“センサ制御”があ
り、これには文番号“1”が付与され、章名“センサ制
御”には“ON(動作_コンプレッサ 要求_とき(条
件_0°C(状態_温度(属性_センサ))))”なる
解析結果と、“OFF(動作_コンプレッサ 要求_と
き(条件_−10°C(状態_温度(属性_セン
サ))))”なる解析結果となり、これらにはそれぞれ
文番号“2”,“3”が付与され、次に章名“タイマ制
御”があり、これには文番号“4”が付与され、章名
“タイマ制御”には“ON(動作_コンプレッサ要求_
とき(条件_10分(状態_時間(属性_タイ
マ))))”なる解析結果と、“OFF(動作_コンプ
レッサ 要求_とき(条件_40分(状態_時間(属性
_タイマ))))”なる解析結果となり、これらにはそ
れぞれ文番号“5”,“6”が付与されて記憶されてい
る。
【0105】〔対応関係処理部106〕対応関係処理部
106の機能はつぎの通りである。対応関係処理部10
6は、文書中の各文と文書の解析結果との対応関係を記
憶あるいは検索する機能要素であるが、この対応関係処
理部106は、文書中の文番号を管理するために、文番
号カウンタを持つ。そして、この文番号カウンタの値は
処理開始時に“1”に初期化されるものとする。
【0106】具体的には、対応関係処理部106は、以
下に説明する機能を持つ。
【0107】第1には、文書記憶部102から文番号の
問い合わせを受けると、文番号カウンタの値を文書記憶
部102に出力し、文番号カウンタの値に“1”を加え
るという機能である。
【0108】第2には、文書記憶部102から入力文書
中から削除する文の文番号が入力されると、その入力さ
れた文番号を解析結果記憶部105に出力するという機
能である。
【0109】第3には、文書解析部104から解析を行
なった文の文番号が出力されると、その文番号を解析結
果記憶部105に出力するという機能である。
【0110】第4には、解析結果記憶部105から解析
結果中から削除する文の文番号が入力されると、その文
番号を文書記憶部102に出力するという機能である。
【0111】〔解析結果表示部107〕解析結果表示部
107は、解析結果記憶部105に記憶されている文書
の解析結果を表示するものである。解析結果表示部10
7による画面表示例を図10に示す。図中、1001は
章名表示部であり、解析結果表示部107は画面の左隅
に領域を確保してここに章名を表示させる。また、10
02は結果表示部であり、解析結果表示部107は章名
表示部1001に表示された章名に対応する文の解析結
果を表示させる。また、1003は画面の上部の領域に
確保された章削除ボタン、1004は画面の上部の領域
に確保された文削除ボタンであり、マウスでクリックす
ることでこれらのボタンの指し示す機能を実施する機能
を有する。
【0112】章名表示部1001には、文書中に含まれ
る章名を列挙して、表示させる。また、任意の章名をマ
ウスでクリックすると、結果表示部1002に、その章
に属する文の解析結果を表示するように構成してある。
また、解析結果記憶部105に記憶されている章、ある
いは文の解析結果の情報が削除された場合は、それに対
応する画面表示を消去するように構成してある。
【0113】また、任意の章名をマウスでクリックし、
章削除ボタン1003をマウスでクリックすると、その
章名を章名表示部1001から消去し、結果表示部10
02の内容を消去するとともに、その章名に対応する文
番号を解析結果記憶部105から対応関係処理部106
に出力するように構成してあり、また、任意の文の解析
結果をマウスでクリックし、文削除ボタン1003をマ
ウスでクリックすると、その文の解析結果を結果表示部
1002から消去すると共に、その文の解析結果に対応
する文番号を、解析結果記憶部105から対応関係処理
部106に出力するといった機能を有する。
【0114】以上が、本装置の構成要素の機能の詳細で
ある。つぎに本装置の動作を説明する。
【0115】(動作例;文書全体を解析する場合の動作
例)以下に例を用いて、本発明の実施例である文書処理
装置の動作について具体的に説明する。ここでは、オペ
レータが図11の文書を入力した場合の動作例について
説明する。
【0116】今、オペレータが文書入力部101のキー
ボードを操作して図11の如き自然言語による文を入力
したとする。この文は文書入力部101のディスプレイ
に表示されると共に、文書記憶部102にも送られてこ
こに記憶される。
【0117】文書記憶部102は、文書入力部101か
らの文書を「文の種類」、「文の内容」、「文番号」の
計3種類の情報を持つ構成で記憶する。
【0118】すなわち、オペレータが文書入力部101
のキーボードを操作して入力する自然言語による文が、
コンプレッサの制御プログラム作成用で、“センサ制
御”(=章名)、“センサの温度が0°Cのとき、コン
プレッサをONする。”(=文)、“センサの温度が1
0°Cのとき、コンプレッサをOFFする。”(=
文)、“タイマ制御”(=章名)、“タイマの時間が1
0分のとき、コンプレッサをONする。”(=文)、
“タイマの時間が40分のとき、コンプレッサをOFF
する。”(=文)、といった内容であり、これをそれぞ
れ一文ずつ入力した段階で文書記憶部102はその一文
を記憶し、また、その一文の種類を文字列の状態から判
別して「章名」であるか「文」であるかを決め、その種
類の情報を記憶する。また、このとき、対応関係処理部
106に問い合わせを行い、これにより該対応関係処理
部106から得られる文番号も合わせて記憶する。
【0119】すなわち、文書入力部101より“センサ
制御”なる一文が入力されると、オペレータの指示によ
り、あるいは入力確定のキー操作により、文書記憶部1
02にこの文が入力される。そして、文書記憶部102
はこれを記憶すると共に、対応関係処理部106に対し
て文番号の問い合わせを行なう。対応関係処理部106
ではこの問い合わせにより、その入力された一文に対し
ての文番号を出力して文書記憶部102に与え、文書記
憶部102はこれを記憶することで、文とその文番号と
を対応付けて記憶する。
【0120】同様に“センサの温度が0°Cのとき、コ
ンプレッサをONする。”なる一文が入力されると、オ
ペレータの指示により、あるいは入力確定のキー操作に
より、文書記憶部102にこの文が入力される。そし
て、文書記憶部102はこれを記憶すると共に、対応関
係処理部106に対して文番号の問い合わせを行なう。
対応関係処理部106ではこの問い合わせにより、その
入力された一文に対しての文番号を出力して文書記憶部
102に与え、文書記憶部102はこれを記憶すること
で、文とその文番号とを対応付けて記憶する。
【0121】このように、オペレータが図11の文書を
文書入力部101にて入力したとすると、この入力した
文書は文書入力部101より文書記憶部102にも送ら
れてここに記憶され、その際、文書入力部101からは
一文入力する毎に対応関係処理部106に文番号の問い
合わせが行なわれ、対応関係処理部106はこれによっ
て文番号を生成して文書記憶部102に与えるので、文
書記憶部102では文書入力部101からの文の内容と
共に、この対応関係処理部106より得られた文番号
を、対応付けて記憶することになる。
【0122】このとき、文番号の生成はつぎのようにし
て行われる。すなわち、対応関係処理部106は処理開
始時点で文番号カウンタを“1”に初期化しており、文
書入力部101から最初に“センサ制御”なる文字列を
一文入力することにより発生した問い合わせを受けて、
対応関係処理部106は文番号カウンタ“1”を文番号
として文書記憶部102に与えるので、文書記憶部10
2では文書入力部101からの文の内容“センサ制御”
と共に、この対応関係処理部106より得られた文番号
“1”を、対応付けて記憶する。対応関係処理部106
は文番号を出力すると文番号カウンタを“1”進めて
“2”にする。
【0123】つぎに文書入力部101から“センサの温
度が0°Cのとき、コンプレッサをONにする。”なる
文字列を一文入力することにより発生した問い合わせを
受けて、対応関係処理部106は文番号カウンタの内容
“2”を文番号として文書記憶部102に与えるので、
文書記憶部102では文書入力部101からの文の内容
“センサの温度が0°Cのとき、コンプレッサをONに
する。”なる文字と共に、この対応関係処理部106よ
り得られた文番号“2”を、対応付けて記憶する。ま
た、対応関係処理部106は文番号を出力すると文番号
カウンタを“1”進めて“3”にする。
【0124】つぎに“センサの温度が−10°Cのと
き、コンプレッサをOFFにする。”なる文字列を一文
入力することにより発生した問い合わせを受けて、対応
関係処理部106は文番号カウンタの内容“3”を文番
号として文書記憶部102に与えるので、文書記憶部1
02では文書入力部101からの文の内容“センサの温
度が−10°Cのとき、コンプレッサをOFFにす
る。”なる文字と共に、この対応関係処理部106より
得られた文番号“3”を、対応付けて記憶する。また、
対応関係処理部106は文番号を出力すると文番号カウ
ンタを“1”進めて“4”にする。
【0125】つぎに“タイマ制御”なる文字列を一文入
力することにより発生した問い合わせを受けて、対応関
係処理部106は文番号カウンタの内容“4”を文番号
として文書記憶部102に与えるので、文書記憶部10
2では文書入力部101からの文の内容“タイマ制御”
なる文字と共に、この対応関係処理部106より得られ
た文番号“4”を、対応付けて記憶する。また、対応関
係処理部106は文番号を出力すると文番号カウンタを
“1”進めて“5”にする。
【0126】つぎに“タイマの時間が10分のとき、コ
ンプレッサをONにする。”なる文字列を一文入力する
ことにより発生した問い合わせを受けて、対応関係処理
部106は文番号カウンタの内容“5”を文番号として
文書記憶部102に与えるので、文書記憶部102では
文書入力部101からの文の内容“タイマの時間が10
分のとき、コンプレッサをONにする。”なる文字と共
に、この対応関係処理部106より得られた文番号
“5”を、対応付けて記憶する。また、対応関係処理部
106は文番号を出力すると文番号カウンタを“1”進
めて“6”にする。
【0127】つぎに“タイマの時間が40分のとき、コ
ンプレッサをOFFにする。”なる文字列を一文入力す
ることにより発生した問い合わせを受けて、対応関係処
理部106は文番号カウンタの内容“6”を文番号とし
て文書記憶部102に与えるので、文書記憶部102で
は文書入力部101からの文の内容“タイマの時間が4
0分のとき、コンプレッサをOFFにする。”なる文字
と共に、この対応関係処理部106より得られた文番号
“6”を、対応付けて記憶する。
【0128】このような動作の結果、文書記憶部102
の内容は図3のようになる。また、対応関係処理部10
6の文番号カウンタの値はこの段階で“7”となる。
【0129】このようにして文字列を入力することで文
番号の問い合わせが行われ、これによって対応関係処理
部106から得られる文番号と、入力された文字列の内
容そして種類の情報が文書記憶部102に図3の如く記
憶される。
【0130】オペレータが文書を全て入力し終わったと
する。この段階で、オペレータは文書入力部101の全
文解析ボタン203をマウスでクリックする。すると、
文書入力部101から全文解析の指令が出され、これに
よって文書記憶部102に記憶されている内容全てを文
書解析部104に出力し、これを受けた文書解析部10
4では受け取った文書について、一文単位で以下の処理
を行なう。
【0131】文書解析部104ではまず、ステップS8
01の処理を実行することにより、“センサ制御”なる
文字列を最初の「一文」としてとり出す。
【0132】次に、ステップS802の処理により、文
の種類のチェックが行なわれる。この場合、“センサ制
御”なる文字列には、文の種類として「章名」が登録さ
れていることから、ステップS806に処理を移す。
【0133】次に、ステップS806において解析結果
記憶処理が行なわれ、文の内容である“センサ制御”な
る文字列が解析結果記憶部105に、そして文番号
“1”が対応関係処理部106に各々出力される。
【0134】解析結果記憶部105では、対応関係処理
部106から入力された文番号“1”を持つ「章名」が
存在しないので、新たに章の解析結果を記憶する欄を作
成し、文書解析部104より入力された章名及び文番号
を記憶する。
【0135】この結果、解析結果記憶部105の内容
は、図12のようになる。すなわち、「章名」として
“センサ制御”の文字列が登録され、「内容」その内容
は空欄であり、文の「番号」として“1”が登録され
る。
【0136】次に、ステップS807の処理終了か否か
の判定処理を行なう。その結果、未だ解析されていない
入力文があるので、未終了であり、従って、ステップS
801に進む。
【0137】次に、ステップS801の処理により、
“センサの温度が0℃のとき、コンプレッサをONす
る。”なる一文が2番目の文として取り出される。
【0138】次に、ステップS802の処理により、文
の種類のチェックが行なわれる。この場合、文の種類と
して「文」と登録されているので、ステップS803以
下の処理を行なう。
【0139】ステップS803においては「形態素解析
用テーブル」を用いて形態素解析処理が行なわれ、文は
単語に区分され、区分された各単語とその品詞、および
活用情報が解析される。その結果、図13に示す如き形
態素解析結果が得られる。
【0140】一文に関するこの形態素解析処理が終わる
と次に、ステップS804の処理に移り、ここで「構文
解析用テーブル」を用いて構文解析処理が行なわれて、
図14に示す構文解析結果が得られる。ここで図14は
ノード“ON”はアーク“を”によりノード“コンプレ
ッサ”と、また、アーク“副詞句”によりノード“と
き”と接続されており、さらにノード“とき”はアーク
“の”によりノード“0°C”と接続されており、“0
°C”はアーク“が”によりノード“温度”と接続され
ており、“温度”はアーク“の”によりノード“セン
サ”と接続されているということを示している。
【0141】構文解析結果が得られたならば次に、ステ
ップS805の処理に移り、ここで構文解析結果をもと
に「意味解析用テーブル」を用いて意味構造を生成する
意味解析処理が行なわれる。その意味解析結果を図15
に示す。
【0142】図15に示す意味解析結果は、“ON”は
“コンプレッサ”の動作であり、この動作するに要求さ
れる条件としては“センサ”の温度が“0°C”を示し
ている必要があるという意味であることを示している。
【0143】意味解析が終わると次に、文書解析部10
4はステップS806の処理である解析結果記憶処理を
行ない、文の解析結果記憶部105にこの解析結果を記
憶させ、また、この解析の対象となった“センサの温度
が0℃のとき、コンプレッサをONする。”なる一文は
2番目に取り込んだ文であるので、文書解析部104は
この番号“2”を対応関係処理部106に出力する。
【0144】対応関係処理部106は、文書解析部10
4から解析を行なった文の文番号を受けるとこの文番号
を解析結果記憶部105に出力する。
【0145】解析結果記憶部105では、対応関係処理
部106から入力された文番号“2”を持つ文が存在す
るか否かを調べる。この場合、文番号“2”の解析結果
は今回初めて文書解析部104から受け取ったものであ
るから、当然、存在しない。そのため、解析結果記憶部
105は一番最近に解析された章名“センサ制御”を持
つ欄の末尾に、文書解析部104より今回受け取った文
の解析結果及び文番号を記憶する。
【0146】この結果、解析結果記憶部105の内容
は、図16のようになる。
【0147】次に、文書解析部104はステップS80
7の判定処理を行ない、未解析入力文の有無を調べる。
ここで、未だ解析されていない入力文があるので、文書
解析部104はステップS801に進み、つぎの一文を
読み込む。
【0148】そして、この一文の処理も上記と同様に行
なう。文書全体の解析終了後、解析結果記憶部105の
内容は、図9のようになる。
【0149】解析結果記憶部105の内容は、解析結果
表示部107に表示される。
【0150】以上は文書全体を解析する場合の動作例で
あった。
【0151】次に、文書の一部を解析する場合の動作に
ついて説明する。
【0152】(文書の一部を解析する場合の動作例)文
書の一部を解析する必要にある例としては、入力済み、
解析済みの文書の一部を削除したり、書き替えたりする
場合である。
【0153】例えば、オペレータが文書入力部101を
用いて、図11の文書中の2行目の文を図17に示す如
き文に変更したとする。つまり、“センサの温度が0°
Cのとき、コンプレッサをONする。”なる文を“セン
サの温度が0°Cのとき、コンプレッサをOFFす
る。”なる文に訂正したとする。文書記憶部102に記
憶される内容は文書入力部101のディスプレイにおけ
る画面の位置との対応がとられているので、この場合、
その変更部分が訂正されたかたちで文書記憶部102に
記憶されるので、文書記憶部102の内容は図18のよ
うに、文番号“2”の文の内容が“センサの温度が0°
Cのとき、コンプレッサをOFFする。”なる文にな
る。
【0154】オペレータが文書の一部を変更した後、文
書入力部101の部分解析ボタン204をマウスでクリ
ックすると、文書記憶部102は自己に記憶されている
内容のうち、マウスにより指定された文の属する章の
「章名」、および指定された「文」自身の情報(内容)
を文書解析部104に出力する。
【0155】そして、これを受けた文書解析部104で
は、以下の処理を行なう。
【0156】まず、ステップS801の処理により、マ
ウスにより指定された文の属する章の「章名」である文
番号“1”の“センサ制御”が最初の文としてとり出さ
れる。
【0157】次に、ステップS802の処理により、文
の種類のチェックが行なわれる。この場合、文の種類は
「章名」であるので、ステップS806に処理を移す。
【0158】次に、ステップS806において解析結果
記憶処理が行なわれ、文の内容“センサ制御”が解析結
果記憶部105に、そして、これに文番号である“1”
が対応関係処理部106に各々出力される。対応関係処
理部106ではこの文番号“1”を解析結果記憶部10
5に与えるので、解析結果記憶部105では、対応関係
処理部106から入力された文番号“1”を持つものを
探す。その結果、「章名」が“センサ制御”であるもの
が文番号“1”を持つものとして存在し、しかも、文書
解析部104から入力された「章名」も同じであるの
で、特に処理を行なわない。
【0159】次に、文書解析部104はステップS80
7の処理により、未解析文の有無を調べる。この場合、
未だ解析されていない入力文があるので、ステップS8
01に進む。
【0160】次に、ステップS801の処理により、
“センサの温度が0℃のとき、コンプレッサをOFFす
る。”が2番目の文として取り出される。
【0161】文書解析部104は次に、ステップS80
2の処理により、文の種類のチェックを行なう。この場
合、文の種類は「文」であるので、ステップS803以
下の処理を行なう。まず、ステップS803において形
態素解析処理が行なわれる。そして、次に、ステップS
804において構文解析処理が行なわれ、さらにステッ
プS805において意味解析処理が行なわれる。
【0162】これが終わると次に、ステップS806に
おいて解析結果記憶処理が行なわれ、文書解析部104
は文の解析結果を解析結果記憶部105に、そして、文
番号の情報“2”を対応関係処理部106に出力する。
対応関係処理部106はこの文書解析部104から受け
取った文番号“2”を解析結果記憶部105に出力す
る。
【0163】解析結果記憶部105では、対応関係処理
部106から入力された文番号“2”を持つものの存在
を調べる。今回の処理は文番号“2”の文の内容変更で
あるから、文番号“2”を持つものは文として既に存在
している。従って、解析結果記憶部105では文番号
“2”を持つ文の文の解析結果の部分を文書解析部10
4より入力された文の解析結果に変更する。
【0164】この結果、解析結果記憶部105の内容
は、図19のようになる。
【0165】次に、文書解析部104はステップS80
7の処理により、未解析文の存在をチェックする。変更
したのは文番号“2”を持つ文のみであるから、全ての
入力文が解析されていることが確認され、文書解析部1
04の処理は終了する。
【0166】解析結果記憶部105の内容は、解析結果
表示部107に表示される。
【0167】次に、文書の一部を削除する場合について
説明する。
【0168】(文書の一部を削除する場合での動作例)
オペレータが文書入力部101を用いて、図11の文書
中の2行目の文、つまり、“センサの温度が0°Cのと
き、コンプレッサをONする。”なる文をマウスでクリ
ックし、削除ボタン205をマウスでクリックしたとす
る。これにより、文書入力部101のディスプレイにお
ける画面上で当該第2行目の文は消去されるとともに、
画面に対応している文書記憶部102ではその文が削除
される。この結果、文書記憶部102の内容は図20
(a)のようになる。文書記憶部102では文が削除さ
れると、その削除された文の文番号を対応関係処理部1
06に出力する構成となっているので、文書記憶部10
2はこの削除した文の文番号“2”を対応関係処理部1
06に出力することになる。また、対応関係処理部10
6はこの削除に伴う文番号を受け取るとそれを解析結果
記憶部105に出力する構成である。
【0169】従って、対応関係処理部106は、文書記
憶部102から文番号“2”が入力されると、その文番
号“2”を解析結果記憶部105に出力する。
【0170】解析結果記憶部105は、文番号“2”を
持つ解析結果情報が存在するかを調べる。今回の操作が
文の削除であるから、当然、文番号“2”を持つ解析結
果情報が存在している。そこで、解析結果記憶部105
はこの文番号“2”を持つ解析結果情報が「章名」では
ないことを確認した上で、その文に関する解析結果を削
除する。
【0171】この結果、解析結果記憶部105は図20
(b)のようになる。
【0172】なお、削除対象が「章名」である場合は、
その「章名」とその「章名」に属する全ての解析結果情
報を削除することになる。
【0173】次に、文書に文を追加し、解析を行なう場
合の動作について説明する。
【0174】(文書に文を追加し、解析を行なう場合)
上記で説明した文書の削除が終った状態において、オペ
レータが文書入力部101を用いて、文書の2行目に図
17の文を追加した場合、文書記憶部102は、文が追
加されたので、対応関係処理部106に文番号の問い合
わせを行なう。この問い合わせにより対応関係処理部1
06は、文番号カウンタの値“7”を文書記憶部102
に出力し、文番号カウンタの値に“1”を加えて“8”
にする。
【0175】追加された文の情報は、文番号“7”とと
もに文書記憶部102に記憶される。この結果、文書記
憶部102の内容は図21(a)のようになる。
【0176】オペレータが文書に文を追加した後、文書
入力部101の部分解析ボタン204をマウスでクリッ
クすると、文書記憶部102に記憶されている内容のう
ち、マウスにより指定された文の属する章の章名、およ
び指定された文自身の情報を文書解析部104に出力す
る。
【0177】すると文書解析部104では、以下の処理
を行なう。
【0178】文書解析部104では、まず、一行読み込
みを行なう(ステップS801)。この処理により、
“センサ制御”が最初の文として取り出されることにな
る。
【0179】一行読み込みが行なわれると、次にステッ
プS802の判定処理により、文の種類のチェックが行
なわれる。このステップS802の判定処理では読み込
まれた文が「章名」か否かをチェックする。この場合、
文の種類は章名であるので、ステップS806に処理で
ある解析結果記憶処理に移る。
【0180】そして、このステップS806において解
析結果記憶処理が行なわれ、文の内容である「センサ制
御」の文字列が解析結果記憶部105に、また、文番号
“1”の情報が対応関係処理部106に各々出力され
る。
【0181】“センサ制御”なる文字列が入力された解
析結果記憶部105では、対応関係処理部106から入
力された文番号“1”を持つ章名「センサ制御」が存在
し、入力された章名とも同一であるので、特に処理を行
なわない。
【0182】解析結果記憶処理が終わると次にステップ
S807の終了判定処理に移る。この段階では、未だ解
析されていない入力文があるので、ステップS801に
進み、つぎの一行読み込みを行なう。
【0183】このステップS801の一行読み込み処理
により、“センサの温度が0℃のとき、コンプレッサを
OFFする。”なる文が2番目の文としてとり出され
る。
【0184】次に、ステップS802の処理により、文
の種類のチェックが行なわれる。この場合、上記2番目
の文の種類は「文」であり、「章」ではないので、ステ
ップS803以下の処理に移る。
【0185】ステップS803においては形態素解析処
理が行なわれる。すなわち、形態素解析処理は、言語辞
書記憶部103中の「形態素解析用テーブル」の情報を
参照することにより、入力文(前記取り込んだ一文)を
単語毎に分割し、入力文中の単語の番号、原形、品詞、
活用情報を求めるという処理である。そして、これが終
わると次に、ステップS804において構文解析処理が
行なわれる。構文解析処理は、言語辞書記憶部103中
の「構文解析用テーブル」の情報を参照することによ
り、形態素解析処理(ステップS802での処理)にお
いて得た単語とその品詞情報をもとに入力文の構文を解
析し、入力文の構文構造を生成するといった処理であ
る。
【0186】構文解析処理が終わると、次に、ステップ
S805において意味解析処理が行なわれる。この意味
解析処理においては、言語辞書記憶部103中の「意味
解析用テーブル」の情報、および「対象知識テーブル」
の情報を参照することにより、入力文の構文構造を意味
構造に変換し、解析結果記憶部105に出力するといっ
たことが行なわれる。
【0187】次に、ステップS806において解析結果
記憶処理が行なわれ、文の種類が「章名」の場合はその
内容を解析結果記憶部105に出力し、また、文の種類
が「文」の場合は意味解析処理S805において得られ
た意味構造を、解析結果記憶部105に出力し、また同
時に、解析を行なった文の文番号を、対応関係処理部1
06に出力するといった処理が行なわれる。
【0188】解析を行なった文は追加された文であり、
その文番号は“7”であるから、文の解析結果が解析結
果記憶部105に出力されると、文書解析部104から
は対応関係処理部106に文番号“7”が出力されるこ
とになる。
【0189】解析結果記憶部105では、対応関係処理
部106から入力された文番号“7”を持つ文が存在す
るか否かを調べる。しかし、文番号“7”を持つ文は追
加された文であるから解析結果記憶部105にはまだ存
在しないので、一番最近に解析された章名“センサ制
御”を持つ欄の末尾に、文書解析部104より入力され
た文の解析結果を記憶する。
【0190】この結果、解析結果記憶部105の内容
は、図21(b)のようになる。
【0191】次に、ステップS807の処理により、全
ての入力文が解析されていることが確認され、文書解析
部104の処理が終了する。
【0192】解析結果記憶部105の内容は、解析結果
表示部107に表示される。
【0193】(解析結果の一部を削除する場合の動作
例)次に、オペレータが解析結果表示部107を用いて
解析結果の一部を削除する場合の動作について説明す
る。
【0194】例として、オペレータが解析結果表示部1
07中の章名表示部1001中で、“センサ制御”の部
分をクリックし、章削除ボタン1003をクリックした
場合の動作について述べる。
【0195】解析結果表示部107は、章名表示部10
01から“センサ制御”の部分を消去し、結果表示部1
002に表示されている内容を消去する。
【0196】解析結果記憶部105は、章名“センサ制
御”を持つ「章」に関する解析結果全てを削除するとと
もに、「章名」が“センサ制御”に対応する文番号
“1”を対応関係処理部106に出力する。
【0197】対応関係処理部106は解析結果記憶部1
05から入力された文番号“1”を、文書記憶部102
に出力する。
【0198】文書記憶部102は、対応関係処理部10
6から入力された文番号“1”を持つ文の種類が「章
名」であるので、その「章名」及びその「章」に属する
「文」全ての情報を削除する。
【0199】文書入力部101は、文書記憶部102か
ら削除された「章名」である“センサ制御”なる章名お
よびその「章」に属する「文」を画面から消去する。
【0200】その結果、動作終了後の文書記憶部102
の内容は図22(a)の如くとなり、また、解析結果記
憶部105の内容は図22(b)の如くとなる。
【0201】なお本実施例では、文書入力部101をワ
ードプロセッサのようなユーザインタフェースを持つ文
書入力装置としているが、この例のみに限定されるわけ
ではなく、例えば、キーボードのみの入力装置でも良
い。また磁気ディスク、磁気テープ、OCR等の入力装
置でも良い。
【0202】また、解析結果表示部107をユーザイン
タフェースを持つ表示装置としているが、この例のみに
限定されるわけではなく、例えば、CRTのみの出力装
置でも良い。また、磁気ディスク、磁気テープ等の出力
装置でも良い。
【0203】また、解析結果記憶部105の後段に、解
析結果表示部107を設けているが、この構成のみに限
定されるわけではなく、解析結果記憶部の内容を更に処
理する装置などを接続しても良い。例えば、解析結果記
憶部の内容に基づきプログラムやデータベース検索言語
を生成する装置などを接続しても良い。
【0204】このように、本発明は上記実施例にのみ限
定されるものではなく、種々変形して実施できる。
【0205】以上、本装置は、文書中の各文と、文書の
解析結果中における文書中の各文の解析結果を表わす部
分との対応関係を保持し、その情報を用いることによ
り、文書、あるいは解析結果の部分的な変更等を、それ
ぞれ解析結果、文書に容易に反映させることが可能な自
然言語処理装置を提供することを目的としており、自然
言語で記述した文書を入力し、また、文書内容の変更操
作が可能な入力手段と、この入力手段にて与えられる文
書を更新記憶する文書記憶手段と、自然言語で記述した
文書の解析のための言語情報を保持する言語辞書記憶手
段と、文書記憶手段から得られる文書をこの言語辞書記
憶手段の保持する言語情報を用いて少なくとも一文単位
で解析する文書解析手段と、文書中の各文と文書の解析
結果との対応関係を保持する対応関係処理手段と、前記
文書解析手段による文書の解析結果を記憶する解析結果
記憶手段とを備えたものであり、入力手段により自然言
語で記述した文書を入力し、また、変更するとその内容
が文書記憶手段に更新記憶され、文書解析手段はこの文
書記憶手段に記憶した文書を言語辞書記憶手段の保持す
る言語情報を用いて解析し、その解析結果は解析結果記
憶手段に与える。
【0206】そして、対応関係処理手段は文書記憶手段
に記憶された文書中の各文と、文書の解析結果中におけ
る文書中の各文の解析結果を表わす部分との対応関係を
保持するので、解析結果記憶手段手段には文書記憶手段
に記憶された文書中の各文と、文書の解析結果中におけ
る文書中の各文の解析結果を表わす部分とを対応関係を
もって記憶するので、文書を変更すれば文書記憶手段に
はその変更後の文書が保存され、解析結果記憶手段手段
には文書記憶手段に記憶された文書中の各文と、文書の
解析結果中における文書中の各文の解析結果を表わす部
分とを対応関係をもって記憶されることから、本装置に
よれば、特に文書中の一つあるいは複数の文の解析結果
が一つの構造として出力される場合、あるいは文書中の
一文の解析結果が一つあるいは複数の構造として出力さ
れる場合において、文書の修正、あるいは解析結果の修
正を、それぞれ容易に解析結果、入力文書に反映させる
ことが可能になる。
【0207】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
文書中の各文と、文書の解析結果中における文書中の各
文の解析結果を表す部分との対応関係を保持し、その情
報を用いることにより、文書、あるいは解析結果の部分
的な変更等を、それぞれ解析結果、文書に容易に反映さ
せることが可能になる自然言語処理装置および自然言語
処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における全体構成を示す概略的なブロ
ック図。
【図2】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文書入力部の画面表示例を示
す図。
【図3】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文書記憶部の内容の一例を示
す図。
【図4】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文解析部104の形態素解析
処理に用いられる形態素解析用テーブルの一例を示す
図。
【図5】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文解析部104の構文解析処
理に用いられる構文解析用テーブルの一例を示す図。
【図6】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文解析部104の意味解析処
理に用いられる意味解析用テーブルの例を示す図。
【図7】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文解析部104の意味解析処
理に用いられる対象知識テーブルの内容の一例を示す
図。
【図8】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例における文書解析部の処理の流れを示
すフローチャート。
【図9】本発明の実施例を説明するための図であって、
本発明の一実施例としての解析結果記憶部の内容例を示
す図。
【図10】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての解析結果表示部の表示例
を示す図。
【図11】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての入力文書の例を示す図。
【図12】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての解析結果記憶部の内容例
を示す図。
【図13】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての文書解析部における形態
素解析処理の結果例を示す図。
【図14】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての文解析部における構文解
析結果例を示す図。
【図15】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての文解析部における意味解
析結果例を示す図。
【図16】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての解析結果記憶部の内容例
を示す図。
【図17】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての入力文書例を示す図。
【図18】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての文書記憶部の内容例を示
す図。
【図19】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、本発明の一実施例としての解析結果記憶部の内容例
を示す図。
【図20】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、(a)は本発明の一実施例としての文書の一部を削
除する場合での文書記憶部の内容例を示す図、(b)は
文書の一部を削除する場合での解析結果記憶部の内容例
を示す図。
【図21】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、(a)は本発明の一実施例としての文書に文を追加
し、解析を行なう場合での文書記憶部の内容例を示す
図、(b)は文書に文を追加し、解析を行なう場合での
解析結果記憶部の内容例を示す図。
【図22】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、(a)は本発明の一実施例としての解析結果の一部
を削除する場合での文書記憶部の内容例を示す図、
(b)は解析結果の一部を削除する場合での解析結果記
憶部の内容例を示す図。
【図23】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、エディタ機能の画面例を示す図。
【図24】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、エディタ機能の画面例を示す図。
【図25】本発明の実施例を説明するための図であっ
て、エディタ機能の画面例におけるスクロールバーの説
明をする図。
【符号の説明】
101…文書入力部 102…文書記憶部 103…言語辞書記憶部 104…文書解析部 105…解析結果記憶部 106…対応関係処理部 107…解析結果表示部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自然言語で記述した文書を入力し、ま
    た、文書内容の変更操作が可能な入力手段と、 この入力手段にて与えられる文書を更新記憶する文書記
    憶手段と、 自然言語で記述した文書の解析のための言語情報を保持
    する言語辞書記憶手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
    手段が保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
    解析する文書解析手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書中の各文とその文書
    の解析結果との対応関係を保持する対応関係処理手段
    と、 前記文書解析手段による文書の解析結果を記憶する解析
    結果記憶手段とを備えたことを特徴とする自然言語処理
    装置。
  2. 【請求項2】 自然言語で記述した文書を入力し、ま
    た、文書内容の変更操作が可能な入力手段と、 この入力手段にて与えられる文書を更新記憶すると共
    に、この文書の各文にそれぞれ固有の識別子を付加して
    記憶する文書記憶手段と、 自然言語で記述した文書の解析のための言語情報を保持
    する言語辞書記憶手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
    手段の保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
    解析する文書解析手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書中の各文に付加する
    前記固有の識別子を生成すると共に、この文書中の各文
    とこの文書の解析結果との対応関係をこの識別子を用い
    て保持する対応関係処理手段と、 前記文書解析手段による文書の解析結果を前記識別子と
    ともに記憶する解析結果記憶手段とを備えたことを特徴
    とする自然言語処理装置。
  3. 【請求項3】 自然言語で記述した文書を入力し、ま
    た、文書内容の変更操作が可能とし、解析のために文書
    中の所望の部分を指示することを可能とした入力手段
    と、 この入力手段にて与えられる文書を更新記憶する文書記
    憶手段と、 自然言語で記述した文書の解析のための言語情報を保持
    する言語辞書記憶手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
    手段の保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
    解析すると共に、前記所望の部分が解析のために指示さ
    れているときは文書の該当部分を解析する文書解析手段
    と、 前記文書記憶手段から得られる文書中の各文とその文書
    の解析結果との対応関係を保持する対応関係処理手段
    と、 前記文書解析手段による文書の解析結果を記憶すると共
    に、前記所望の部分を指定した解析の解析結果について
    はその対応部分を更新して記憶する解析結果記憶手段と
    を備えたことを特徴とする自然言語処理装置。
  4. 【請求項4】 自然言語で記述した文書を入力し、ま
    た、少なくとも削除を含む文書内容の変更操作を可能と
    した入力手段と、 この入力手段にて与えられる文書を更新記憶する文書記
    憶手段と、 自然言語で記述した文書の解析のための言語情報を保持
    する言語辞書記憶手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
    手段の保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
    解析する文書解析手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書中の各文とその文書
    の解析結果との対応関係を保持する対応関係処理手段
    と、 前記文書解析手段による文書の解析結果を記憶すると共
    に、前記削除による文書内容の変更操作があったときは
    対応関係処理手段による対応関係の情報に基づいて文書
    の削除された対応部分の解析結果を削除して記憶する解
    析結果記憶手段とを備えたことを特徴とする自然言語処
    理装置。
  5. 【請求項5】 自然言語で記述した文書を入力し、ま
    た、少なくとも追加を含む文書内容の変更操作を可能と
    した入力手段と、 この入力手段にて与えられる文書を更新記憶する文書記
    憶手段と、 自然言語で記述した文書の解析のための言語情報を保持
    する言語辞書記憶手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書を前記言語辞書記憶
    手段の保持した言語情報を用いて少なくとも一文単位で
    解析する文書解析手段と、 前記文書記憶手段から得られる文書中の各文とその文書
    の解析結果との対応関係を保持する対応関係処理手段
    と、 前記文書解析手段による文書の解析結果を記憶すると共
    に、前記文書の追加部分の解析結果については前記対応
    関係処理手段による対応関係の情報に基づいて文書の追
    加された対応部分にその解析結果を追加して記憶する解
    析結果記憶手段とを備えたことを特徴とする自然言語処
    理装置。
  6. 【請求項6】 自然言語で記述した文書を記憶手段に更
    新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語によ
    る文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解析
    手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、前
    記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段によ
    る文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の解
    析結果を保存することを特徴とする自然言語処理方法。
  7. 【請求項7】 自然言語で記述した文書を記憶手段に更
    新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語によ
    る文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解析
    手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、前
    記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段によ
    る文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の解
    析結果を保存し、 前記文書中の一つあるいは複数の文の解析結果が一つの
    構造として出力される場合、あるいは文書中の一文の解
    析結果が一つあるいは複数の構造として出力される場合
    に、 前記文書中の各文と、前記文書の解析結果中における文
    書中の各文の解析結果を表す部分との対応関係を知って
    文書の修正または解析結果の修正を、それぞれ対応関係
    にある前記保存した解析結果または記憶手段の記憶文書
    に施すことを特徴とする自然言語処理方法。
  8. 【請求項8】 自然言語で記述した文書を記憶手段に更
    新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語によ
    る文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解析
    手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、前
    記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段によ
    る文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の解
    析結果を保存するようにし、文書中の各文を前記記憶手
    段に記憶する際には、各文に他の文と異なる識別子を付
    加し、前記文書の解析結果中における文書中の各文の解
    析結果を表す部分に上記識別子と同一の識別子を付加す
    ることにより、文書の各文とこの各文の解析結果との対
    応関係を保持することを特徴とする自然言語処理方法。
  9. 【請求項9】 自然言語で記述した文書を記憶手段に更
    新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語によ
    る文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解析
    手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、前
    記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段によ
    る文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の解
    析結果を保存するようにし、文書の一部分を変更して前
    記記憶手段に記憶させた場合に、その変更した文書につ
    いて部分的に解析するときは前記記憶手段に記憶させた
    文書中の各文と、文書の解析結果中における文書中の各
    文の解析結果を表す部分との対応関係を用いて、文書の
    解析結果中において、部分的に解析された部分に対応す
    る解析結果を更新保存することを特徴とする自然言語処
    理方法。
  10. 【請求項10】 自然言語で記述した文書を記憶手段に
    更新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語に
    よる文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解
    析手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、
    前記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段に
    よる文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の
    解析結果を保存するようにし、前記記憶手段に記憶した
    文書の一部を削除する際には、その文書中の各文と、文
    書の解析結果中におけるその文書中の各文の解析結果を
    表す部分との対応関係を用いて、前記保存した文書の解
    析結果中の対応する解析結果部分を知り、その部分を削
    除することを特徴とする自然言語処理方法。
  11. 【請求項11】 自然言語で記述した文書を記憶手段に
    更新記憶し、この記憶手段に記憶した文書を自然言語に
    よる文書の解析のための言語情報に基づいて解析する解
    析手段により少なくとも一文づつ文書解析すると共に、
    前記記憶手段に記憶した文書中の各文と前記解析手段に
    よる文書の解析結果との対応関係を保持しつつ、文書の
    解析結果を保存するようにし、前記記憶手段に記憶した
    文書に一部内容追加をし、その追加した部分を解析する
    際に、前記記憶手段に記憶した文書中の各文と、文書の
    解析結果中における文書中の各文の解析結果を表す部分
    との対応関係を用いて、前記文書の追加部分に対応する
    解析結果を、前記保存した文書の解析結果中の対応部分
    に追加することを特徴とする自然言語処理方法。
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