JPH08234803A - サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置 - Google Patents

サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置

Info

Publication number
JPH08234803A
JPH08234803A JP7061933A JP6193395A JPH08234803A JP H08234803 A JPH08234803 A JP H08234803A JP 7061933 A JP7061933 A JP 7061933A JP 6193395 A JP6193395 A JP 6193395A JP H08234803 A JPH08234803 A JP H08234803A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
error signal
signal
characteristic
conversion
servo
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7061933A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiya Kan
敏哉 韓
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP7061933A priority Critical patent/JPH08234803A/ja
Publication of JPH08234803A publication Critical patent/JPH08234803A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Feedback Control In General (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Moving Of The Head To Find And Align With The Track (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定にサーボ制御を行なうためのサーボエラ
ー信号形成回路及び、このサーボエラー信号形成回路を
備えた光ディスク装置を提供することを目的とする。 【構成】 S字特性を有するサーボエラー信号をA/D
変換回路4に供給し、デジタル信号に変換する。このデ
ジタル化されたサーボエラー信号は、特性変換部5に供
給される。特性変換部5は、供給されたサーボエラー信
号のレベル値に応じて、この信号を直線特性の信号に変
換するための変換データを出力する。これにより直線特
性の信号に変換されたサーボエラー信号に応じてサーボ
制御が行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、安定にサー
ボ制御を行なうためのサーボエラー信号形成回路及び、
このサーボエラー信号形成回路を用いた光ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に種々のサーボ制御においては、サ
ーボ制御の対象となる目的サーボ制御物から、その変位
に応じたサーボエラー信号を得て、このサーボエラー信
号を例えば増幅するなどして目的サーボ制御物に帰還す
るようにすることでサーボ制御が行なわれる。
【0003】そして、サーボエラー信号は、直線特性の
良いものを得ることは難しく、S字特性のサーボエラー
信号となることが多い。
【0004】例えばコンパクトディスクプレーヤや光磁
気ディスクをメディアとする記録再生装置においては、
トラッキング制御やフォーカス制御などのサーボ制御が
行なわれている。
【0005】そして、トラッキング制御に用いられるト
ラッキングエラー信号は、例えば、3ビーム法や、1ビ
ームプッシュプル法などが用いられて、光ピックアップ
の出力信号から生成される。このトラッキングエラー信
号は、各トラック領域において、正確にトラックを走査
する位置であるジャストトラック位置をゼロクロス点と
して、ジャストトラック位置からのずれ量に応じたS字
特性の信号である。
【0006】また、フォーカス制御に用いられるフォー
カスエラー信号は、例えば非点収差法や、ナイフエッジ
法などが用いられて、光ピックアップの出力信号から生
成される。そして、このフォーカスエラー信号もまた、
光ビームの焦点ずれに応じたS字特性の信号である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、トラッキン
グエラー信号やフォーカスエラー信号などのサーボエラ
ー信号は、上述したようにS字特性の信号であるので、
例えば図6に示すように、ゼロクロス点Z1近傍の直線
近似が成立する領域abでは、当該サーボエラー信号に
基づいて安定にサーボ制御を実行することができる。
【0008】しかし、図6に示すS字特性のサーボエラ
ー信号は、直線近似が成立する領域abを越えると、非
直線特性の信号となり、当該サーボエラー信号のレベル
が大きくなるほど、この信号の傾斜は緩やかになり、帰
還利得が低下してしまう。このため、このサーボエラー
信号によるサーボ制御は、サーボエラー信号が領域ab
を越えると不安定になり、サーボ制御の安定性は、領域
abでのみ安定となるいわゆる条件付安定になる。
【0009】このように、サーボ制御の安定性が条件付
安定であった場合には、図6に示したように、安定な領
域abを越えると、サーボエラー信号のレベル値は、実
際のエラー量の増加に比べ小さくなる、いわゆる歪みを
生じる。
【0010】そして、このような不安定な状態に対処す
るためには、より安定となるように安定性設計を行なう
必要がある。しかし、上述した非直線特性の歪みは、安
定性設計を行ないにくくしており、非直線特性の歪み部
分の安定性の確保を放棄してしまう場合すらあった。
【0011】以上のことにかんがみ、この発明は、サー
ボエラー信号の非直線特性の部分においても、安定にサ
ーボ制御を行なうためのサーボエラー信号形成回路及
び、このサーボエラー信号形成回路を用いた光ディスク
装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるサーボエラー信号形成回路は、目的
収束点に対するずれに応じて、S字特性を有するサーボ
エラー信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換
手段と、デジタル信号に変換された前記サーボエラー信
号を入力信号とし、前記ずれに対して直線特性になる変
換サーボエラー信号を得る特性変換手段とからなること
を特徴とする。
【0013】また、この発明による光ディスク装置は、
光ディスクからの反射光を受光して、信号を取り出す光
ピックアップ部と、前記光ピックアップ部からの信号の
供給を受けて、前記光ビームの目的収束点に対するずれ
に応じてS字特性を有するトラッキングエラー信号を生
成するトラッキングエラー信号生成手段と、前記S字特
性のトラッキングエラー信号の供給を受けて、この信号
をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手段と、前
記デジタル信号変換手段においてデジタル化された前記
S字特性のトラッキングエラー信号を入力信号とし、直
線特性の変換トラッキングエラー信号を得る特性変換手
段と、前記特性変換手段からの変換トラッキングエラー
信号により、前記光ディスク上を走査する光ビームの前
記光ディスク上の走査位置を制御するトラッキング制御
手段とを備えることを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明によるサーボエラー信号形成回路にお
いては、デジタル化されたS字特性のサーボエラー信号
が特性変換手段において、ずれ量に対して直線特性とな
る変換サーボエラー信号に変換される。
【0015】また、この発明による光ディスク装置にお
いては、上記の特性変換手段から得られる直線特性の変
換トラッキングエラー信号により、トラッキング制御が
行なわれる。
【0016】
【実施例】以下、図を参照しながら、この発明によるサ
ーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置について説
明する。
【0017】図1は、この発明による光ディスク装置の
一実施例を説明するためのブロック図である。この例
は、コンパクトディスクプレーヤ(以下、CDプレーヤ
と略称する)の例である。
【0018】図1において、光ピックアップ1は、コン
パクトディスク(以下、CDと略称する)100にレー
ザビームを照射し、CD100からの反射光を受光し
て、その反射光の光量の変化に基づいて、CD100に
記録されている信号を取り出す。
【0019】また、光ピックアップ1は、光ピックアッ
プ1に備えられ、レーザビームを集光する対物レンズ
(図示せず)をCD100の半径方向に位置制御するた
めのトラッキングコイルや、対物レンズのCD100に
対する距離を制御するためのフォーカスコイルを備えた
2次元アクチュエータ(図示せず)を有しており、後述
するトラッキングエラー信号や、フォーカスエラー信号
に基づいて、トラッキング制御やフォーカス制御を行な
う。
【0020】また、光ピックアップ1の受光部は、この
例の場合には、図2に示すように、4分割ディテクタの
構成とされており、各フォトディテクタA、B、C、D
からの受光出力SA、SB、SC、SDは、RF回路2
に供給される。
【0021】この例のRF回路2は、再生信号生成回路
2a、トラッキングエラー信号生成回路2b、フォーカ
スエラー信号生成回路2cを備えており、この例におい
ては、トラッキングエラー信号生成部2bとフォーカス
エラー信号生成部2cは、サーボエラー信号を生成する
サーボエラー信号生成手段である。
【0022】再生信号生成部2aでは、4つの受光出力
SA〜SDの和の信号として再生高周波信号RFを生成
し、再生信号処理部3に供給する。再生信号処理部3で
は、デジタル音声信号を復調及び復号化処理する。
【0023】トラッキングエラー信号生成部2bでは、
また、(SA+SB)−(SC+SD)の演算(受光出
力の振幅レベルのみの演算)により、トラッキングエラ
ー信号TEを生成する。また、フォーカスエラー信号生
成部2cでは、(SA+SC)−(SB+SD)の演算
(受光出力の振幅レベルのみの演算)により、フォーカ
スエラー信号FEを生成する。この場合、これらトラッ
キングエラー信号TE、フォーカスエラー信号FEは、
前述したようにいずれもS字特性を有する非直線特性の
信号である。
【0024】なお、説明を容易にするため、以降の説明
では、トラッキングエラー信号TEに基づくトラッキン
グ制御を中心に説明するが、フォーカスエラー信号FE
に対しても同様の処理が行なわれる。
【0025】上述したようにトラッキングエラー信号生
成部2bで生成されたトラッキングエラー信号TEは、
A/D変換回路4に供給されてデジタル信号に変換され
る。このデジタル化されたトラッキングエラー信号TE
Dは、特性変換部5に供給される。
【0026】特性変換部5は、S字特性を有し、非直線
特性のトラッキングエラー信号TEDを直線特性の信号
に変換するものであり、この例では、後述するようにR
OMにより構成されている。そして、トラッキングエラ
ー信号TEDの値に対応した直線特性の信号に変換する
変換データを、この特性変換部5は、出力する。この特
性変換部5から得られた直線特性の変換トラッキングエ
ラー信号TE1Dは、デジタルフィルタの位相補償回路
6に供給される。
【0027】そして、変換トラッキングエラー信号TE
1Dは、位相補償回路6において、高域補償がなされた
のち、乗算回路7に供給される。
【0028】乗算回路7では、予め設定された乗算値保
持部7aからの乗算値と、変換トラッキングエラー信号
TE1Dとの乗算処理を行なう。これにより、トラッキ
ングサーボのために、変換トラッキングエラー信号TE
1Dに必要とされるゲインが与えられる。
【0029】そして、乗算回路7から出力された変換ト
ラッキングエラー信号TE1Dは、ドライバ8に供給さ
れ、ここで上述した2次元アクチュエータのトラッキン
グコイルを動作させるためのアナログ信号が形成され、
2次元アクチュエータに供給される。
【0030】これにより、2次元アクチュエータのトラ
ッキングコイルは、直線特性の変換トラッキングエラー
信号TE1Dに基づいて制御され、本来、不安定なトラ
ッキング制御になるトラッキングエラー信号TEの非直
線特性の区間においても安定にトラッキング制御が実行
される。
【0031】図3は、特性変換部5の一例を説明するた
めの図であり、特性変換部5としてROMを用いた場合
の例である。このROM5には、このROM5のアドレ
スとして入力されるトラッキングエラー信号TEDのレ
ベル値に対して求められる直線特性の変換トラッキング
エラー信号TE1Dの変換データが書き込まれ保持され
ている。
【0032】この変換データは、この例の場合、トラッ
キングエラー信号TEDを正弦波とみなし、逆サイン関
数アークサイン(以下、arcsinと記載する)を用
いて求められるものである。
【0033】すなわち、ROM5に書き込まれる変換デ
ータは、この変換データをy、トラッキングエラー信号
TEDの各レベル値をx、このトラッキングエラー信号
TEDのピークレベル値をxpとすると、 y=arcsin(x/xp) … (1) で表される計算式によって求められる。
【0034】そして、(1)式により、予め求められた
変換データが、この例のROM5に書き込まれ保持され
る。
【0035】そして、非直線特性のトラッキングエラー
信号TE(TED)がROM5に、そのアドレスとして
供給されると、ROM5からは、該当する記憶領域の変
換データが読み出される。したがって、ROM5から
は、図4の実践で示す変換された直線の変換トラッキン
グエラー信号TE1(TE1D)が得られる。
【0036】なお、この例では、ROMを用いたが、R
OMに限らず、不揮発性のメモリであれば、この発明に
用いることができる。
【0037】また、特性変換部5に、ROMなどのメモ
リに代えて、DSP(デジタル・シグナル・プロセッ
サ)を用い、トラッキングエラー信号TEDについて、
トラッキング制御時に、リアルタイムで、前述の(1)
式に応じた演算をソフトウエアで実行して変換データを
求め、直線特性の信号に変換された変換トラッキングエ
ラー信号TE1(TE1D)を得るようにしても良い。
【0038】なお、この発明においては、直線特性に変
換をしようとする信号の振幅管理を厳密にして、当該信
号のピークレベル値xpの大きさを精度良くきめること
により、より厳密な直線特性への変換を実現することが
できる。
【0039】すなわち、この例の場合、ROM5には、
トラッキングエラー信号のS字特性に対応した直線特性
のデータが書き込まれる。この直線特性のデータは、ジ
ャストトラック位置からのずれを正しく補正することが
できる値となるようにされる。
【0040】ところが、実際のトラッキングエラー信号
TEは、ピークレベル値が常時一定であるとは限らず、
このトラッキングエラー信号TEにより読み出したRO
M5のデータによって、直線特性への信号の変換を行な
うと、実際のずれ量に合致した直線特性の信号に変換で
きない場合がある。このため、得られたトラッキングエ
ラー信号TEをROM5に書き込まれた直線特性のデー
タに正しく対応できるようにする必要がある。
【0041】そのためには、トラッキングエラー信号T
Eのピークレベル値を、予め決められた所定の値、すな
わち、直線特性の変換トラッキングエラー信号のピーク
レベル値に等しくなるようにして、ROM5の直線特性
のデータによって適性に直線特性の信号に変換すること
ができるようにすればよい。
【0042】その方法の一例としては、例えば、再生信
号の高周波信号RFのエンベロープ波形から生成される
オフトラック信号OFTKを用いて、トラッキングエラ
ー信号TEのピークレベル値を検出し、このピークレベ
ル値を所定の値となるように、例えば、ゲイン・コント
ロール・アンプを用いて、トラッキングエラー信号TE
を制御することが考えられる。
【0043】すなわち、CDの場合には、ピットが形成
されたトラック領域からの反射光の光量は、トラック領
域の間のオフトラック領域からの反射光の光量に比べ小
さい。このため、再生高周波信号RFは、図5に示すよ
うにトラック領域TRでは振幅が小さく、オフトラック
領域OFでは振幅が大きくなる。このため、再生高周波
信号RFのエンベロープ波形は、図5に示すように、こ
の例の場合、CDのトラック領域TRとオフトラック領
域OFに対応して変化する波形である。
【0044】そこで、再生高周波信号RFのエンベロー
プ波形を抽出し、このエンベロープ波形をその中央値で
スライスすることにより、図5に示すように、トラック
領域TRと、オフトラック領域OFを示すことができる
矩形波のオフトラック信号OFTKを生成することがで
きる。
【0045】また、トラッキングエラー信号TEは、図
5に示すように、各トラック領域においてジャストトラ
ック位置P1、P2、P3をゼロクロス点として、その
ジャストトラック位置P1、P2、P3からのずれ量に
応じたS字特性の信号である。
【0046】そして、再生高周波信号RFのエンベロー
プ波形と、トラッキングエラー信号TEは、いずれも正
弦波状で、同周波数の信号であり、図5にも示したよう
に、再生高周波信号RFのエンベロープ波形と、トラッ
キングエラー信号TEとは、常に90度の位相差を有す
る。
【0047】したがって、再生高周波信号RFのエンベ
ロープ波形から生成されるオフトラック信号OFTK
と、トラッキングエラー信号TEとの間にも、上述の位
相関係が成立する。
【0048】このため、オフトラック信号OFTKの立
ち上がり、または、立ち下がりのタイミングで、トラッ
キングエラー信号TEをサンプリングすることにより、
図5に示すようにトラッキングエラー信号TEのピーク
レベル値PPまたは−PPをサンプリングすることがで
きる。
【0049】そして、図1において、RF回路2とA/
D変換回路4との間にゲイン・コントロール・アンプを
設けるとともに、ゲイン・コントロール・アンプの出力
端とゲインコントロール端子との間にサンプリングホー
ルド回路を設ける。このサンプリングホールド回路のサ
ンプリングホールドパルスとして前記オフトラック信号
の立ち上がり、または、立ち下がりのパルスを供給す
る。そして、このサンプリングホールド回路のホールド
出力によりゲイン・コントロール・アンプを利得制御し
て、このアンプからのトラッキングエラー信号のピーク
レベル値が、常に、前述したような値になるようにす
る。
【0050】なお、RF回路2から得られたトラッキン
グエラー信号TEのゲインを制御する代わりに、CDに
照射される光ビームのパワーを制御して、RF回路2に
おいて生成されるトラッキングエラー信号TEを所定の
ピークレベル値の信号となるようにしてもよい。
【0051】また、直線特性の変換データを得るための
計算式は、上述の(1)式に限るものではなく、直線特
性への変換の対象となる信号の非直線特性に応じて最適
な計算式を用いるようにする。
【0052】また、この発明は、トラッキング制御だけ
でなく、上述のフォーカスエラー信号生成部2cにおい
て生成されるS字特性を有するフォーカスエラー信号F
Eについても直線特性のフォーカスエラー信号に変換す
ることができる。したがって、フォーカスエラー信号F
Eを、この発明により直線特性の信号に変換すること
で、フォーカス制御をも安定に行なうようにすることが
できる。
【0053】なお、上述の例は、CDプレーヤの例とし
て説明したが、CDプレーヤに限るものではなく光磁気
ディスクの記録再生装置などについても、この発明を適
用することができる。
【0054】また、特に光磁気ディスクの記録再生装置
においては、記録時のトラッキング制御についても、こ
の発明を適用し、記録時のトラッキング制御をも安定に
実行させることができる。
【0055】また、トラッキングエラー信号TEやフォ
ーカスエラー信号FEだけ出なく、S字特性や歪み特性
を有する非直線特性のサーボエラー信号に、この発明を
適用し、直線特性のサーボエラー信号を得ることによ
り、各種のサーボ制御を安定に行なうことができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によるサ
ーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置によれば、
サーボエラーに対して直線関係で対応したサーボエラー
信号を得ることができるため、常時安定にサーボ制御を
実行することができる。
【0057】また、サーボエラー信号の歪みに予め備え
る必要がなく、このサーボエラー信号に基づいて制御さ
れるサーボ系の安定性の設計が適切かつ簡単に行なえ
る。
【0058】また、制御帯域の拡大、安定度の増大など
の当該サーボ系の特性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による光ディスク装置の一実施例を説
明するための図である。
【図2】この発明による光ディスク装置の一実施例の光
ピックアップで用いられる受光部を説明するための図で
ある。
【図3】この発明による光ディスク装置の一実施例の特
性変換部の具体例の一例を説明するための図である。
【図4】この発明による光ディスク装置の一実施例の特
性変換部で実行される変換処理を説明するための図であ
る。
【図5】この発明による光ディスク装置の一実施例にお
いて行うことができるトラッキングエラー信号のピーク
レベル値の検出について説明するための図である。
【図6】従来の非直線特性のサーボエラー信号を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 光ピックアップ 2 RF回路 2a 再生信号生成部 2b トラッキングエラー信号生成部 2c フォーカスエラー信号生成部 3 再生信号処理部 4 アナログ/デジタル変換部 5 特性変換部 6 位相補償回路 7 乗算回路 7a 乗算値保持部 8 2次元アクチュエータドライバ 100 CD(コンパクトディスク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/00 H02P 5/00 R

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】目的収束点に対するずれに応じて、S字特
    性を有するサーボエラー信号をデジタル信号に変換する
    デジタル信号変換手段と、 デジタル信号に変換された前記サーボエラー信号を入力
    信号とし、前記ずれに対して直線特性になる変換サーボ
    エラー信号を得る特性変換手段とからなるサーボエラー
    信号形成回路。
  2. 【請求項2】前記特性変換手段は、前記S字特性に対す
    る直線特性のデータが、前記S字特性のデータと対応付
    けられて記憶されるメモリであって、 前記S字特性のデータを入力して、対応付けられた直線
    特性のデータを得る請求項1に記載のサーボエラー信号
    形成回路。
  3. 【請求項3】前記特性変換手段は、前記S字特性のデー
    タが供給され、このS字特性のデータに対する直線特性
    のデータを演算により求める演算手段である請求項1に
    記載のサーボエラー信号形成回路。
  4. 【請求項4】光ディスクからの反射光を受光して、信号
    を取り出す光ピックアップ部と、 前記光ピックアップ部からの信号の供給を受けて、前記
    光ビームの目的収束点に対するずれに応じてS字特性を
    有するトラッキングエラー信号を生成するトラッキング
    エラー信号生成手段と、 前記S字特性のトラッキングエラー信号の供給を受け
    て、この信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変
    換手段と、 前記デジタル信号変換手段においてデジタル化された前
    記S字特性のトラッキングエラー信号を入力信号とし、
    直線特性の変換トラッキングエラー信号を得る特性変換
    手段と、 前記特性変換手段からの変換トラッキングエラー信号に
    より、前記光ディスク上を走査する光ビームの前記光デ
    ィスク上の走査位置を制御するトラッキング制御手段と
    を備えた光ディスク装置。
  5. 【請求項5】光ディスクからの反射光を受光して、信号
    を取り出す光ピックアップ部と、 前記光ピックアップ部からの信号の供給を受けて、前記
    光ビームの正常な集光度を保つ位置を目的収束点とし
    て、この目的収束点に対するずれに応じてS字特性を有
    するフォーカスエラー信号を生成するフォーカスエラー
    信号生成手段と、 前記S字特性のフォーカスエラー信号の供給を受けて、
    この信号をデジタル信号に変換するデジタル信号変換手
    段と、 前記デジタル信号変換手段においてデジタル化された前
    記S字特性のフォーカスエラー信号を入力信号とし、直
    線特性の変換フォーカスエラー信号を得る特性変換手段
    と、 前記特性変換手段からの変換フォーカスエラー信号によ
    り前記光ディスク上を走査する光ビームの前記光ディス
    クに対する集光度を制御するフォーカス制御手段とを備
    えた光ディスク装置。
JP7061933A 1995-02-24 1995-02-24 サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置 Pending JPH08234803A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7061933A JPH08234803A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7061933A JPH08234803A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08234803A true JPH08234803A (ja) 1996-09-13

Family

ID=13185481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7061933A Pending JPH08234803A (ja) 1995-02-24 1995-02-24 サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08234803A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245541A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sony Corp 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録再生装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009245541A (ja) * 2008-03-31 2009-10-22 Sony Corp 情報処理装置および方法、プログラム、並びに記録再生装置
US8125864B2 (en) 2008-03-31 2012-02-28 Sony Corporation Information processing device and method, program, and recording/reproducing device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH06243496A (ja) ディスク再生装置及びそのフォーカスバランス自動調整方法及び信号処理装置
EP0776003A2 (en) Apparatus for and method of recording information on or reproducing information from a recording medium
JP3734133B2 (ja) 光記録媒体再生装置におけるフォーカスバイアス調整装置及び調整方法
US4661942A (en) Control apparatus for information storage and retrieval system
JP2000509540A (ja) フォーカス制御のための閉ループサーボ動作
JP3384336B2 (ja) 情報記憶装置
JP2845865B2 (ja) トラッキングバランス補正装置
JP3269309B2 (ja) 光ディスクの制御装置
JPH08234803A (ja) サーボエラー信号形成回路及び光ディスク装置
JP4189738B2 (ja) 自動ゲイン調整装置及び自動ゲイン調整方法
JP2004139702A (ja) チルト角度検出装置及び方法
JP2000331356A (ja) トラッキング誤差信号生成装置
US4926407A (en) Optical data processor
JP2718052B2 (ja) トラッキングサーボのゲイン調整装置
JPH06295448A (ja) 光ディスク装置
KR100498455B1 (ko) 서보 시스템의 루프이득을 제어하기 위한 장치 및 방법
JP2718053B2 (ja) フォーカスサーボのゲイン調整装置
KR100531358B1 (ko) 광 기록재생장치의 트랙킹 서보 장치
JP3839298B2 (ja) ディスク再生装置の調整機構および調整方法
JPH0982026A (ja) 情報再生装置
JP2757894B2 (ja) 光学的情報記録再生装置
JP2000311350A (ja) 自動利得制御装置、自動利得制御方法及び光ディスク装置
JPH0770072B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JPH05325236A (ja) トラッキングエラー信号生成装置
JPH02294940A (ja) 光学式情報記録再生装置