JPH08233897A - 部分放電測定用金属電極 - Google Patents
部分放電測定用金属電極Info
- Publication number
- JPH08233897A JPH08233897A JP6205895A JP6205895A JPH08233897A JP H08233897 A JPH08233897 A JP H08233897A JP 6205895 A JP6205895 A JP 6205895A JP 6205895 A JP6205895 A JP 6205895A JP H08233897 A JPH08233897 A JP H08233897A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- partial discharge
- metal electrode
- fixing
- metallic electrode
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 測定対象物への取付けが簡便で、かつ再利用
が可能な部分放電測定用金属電極を提供する。 【構成】 可撓性を有する金属シート、上記金属シート
の少くとも片面に積層された可撓性を有する絶縁シー
ト、及び上記金属シートに電気的に接続して設けた引出
しコネクタからなるシート状金属電極であって、該シー
ト状金属電極を円柱状の物体に巻付けて固定及び固定を
解除する機構を具えている部分放電測定用金属電極。
が可能な部分放電測定用金属電極を提供する。 【構成】 可撓性を有する金属シート、上記金属シート
の少くとも片面に積層された可撓性を有する絶縁シー
ト、及び上記金属シートに電気的に接続して設けた引出
しコネクタからなるシート状金属電極であって、該シー
ト状金属電極を円柱状の物体に巻付けて固定及び固定を
解除する機構を具えている部分放電測定用金属電極。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電力ケーブルの
絶縁接続箱のように、遮蔽層分割部分において、その分
割された両側の遮蔽層間に発生する高周波パルスを検出
することにより部分放電を測定する場合に用いる金属電
極に関するものである。
絶縁接続箱のように、遮蔽層分割部分において、その分
割された両側の遮蔽層間に発生する高周波パルスを検出
することにより部分放電を測定する場合に用いる金属電
極に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図３は電力ケーブルの絶縁接続箱の絶縁
筒間電圧を測定する方法の概要説明図である。電力ケー
ブル11の絶縁接続箱12の両方の絶縁筒13ａ，13ｂ上に金
属電極14を取付け、該金属電極14を引出リード線15を介
して検出器16に接続する。この際、金属電極14と接続箱
12内の遮蔽層は、静電結合により、高周波測定周波数で
は低インピーダンスでつながっている状態になる。この
ため、検出器16は遮蔽層間の電圧を測定できる。
筒間電圧を測定する方法の概要説明図である。電力ケー
ブル11の絶縁接続箱12の両方の絶縁筒13ａ，13ｂ上に金
属電極14を取付け、該金属電極14を引出リード線15を介
して検出器16に接続する。この際、金属電極14と接続箱
12内の遮蔽層は、静電結合により、高周波測定周波数で
は低インピーダンスでつながっている状態になる。この
ため、検出器16は遮蔽層間の電圧を測定できる。
【０００３】図４はこのような測定に用いる従来の金属
電極の一例の説明図である。図面に示すように、ケーブ
ル又は絶縁接続箱21の防食層上にアルミニウム箔22を巻
付け、さらに、その上に銅テープ23を巻付け、該銅テー
プ23に引出しリード線24をハンダ付け25する。そして、
これらを覆って固定用テープ26を巻いて固定する。ある
いは、防食層上に錫箔を巻付け、その上に、あらかじめ
引出しリード線をハンダ付けしておいた銅板をのせ、前
記同様にこれらを固定用テープを巻いて固定する方法が
とられている。
電極の一例の説明図である。図面に示すように、ケーブ
ル又は絶縁接続箱21の防食層上にアルミニウム箔22を巻
付け、さらに、その上に銅テープ23を巻付け、該銅テー
プ23に引出しリード線24をハンダ付け25する。そして、
これらを覆って固定用テープ26を巻いて固定する。ある
いは、防食層上に錫箔を巻付け、その上に、あらかじめ
引出しリード線をハンダ付けしておいた銅板をのせ、前
記同様にこれらを固定用テープを巻いて固定する方法が
とられている。
【０００４】図５は電力ケーブルの終端接続における金
属電極の一例の説明図である。終端部銅管31には防食層
が施されていないため、商用周波数領域での絶縁を保つ
ため、金属電極下には絶縁シートを設けてある。
属電極の一例の説明図である。終端部銅管31には防食層
が施されていないため、商用周波数領域での絶縁を保つ
ため、金属電極下には絶縁シートを設けてある。
【０００５】図６は従来の金属電極の他の例の説明図で
ある。図面に示すように、ケーブルの接続部を構成する
絶縁筒31に対して、その表面に位置決めされる金属箔34
は、電極支持部材32の下面の開口部を覆うように取付け
られた絶縁シート33により、絶縁筒31に対して押圧され
ている。又電極支持部材32を固定保持するためにゴム紐
36を用い、ウエイト部材37によりゴム紐36を緊張させる
ことにより箔電極34の固定状態を維持できるように構成
されている（特開平6-230072号公報参照）。なお、35は
引出しリード線である。
ある。図面に示すように、ケーブルの接続部を構成する
絶縁筒31に対して、その表面に位置決めされる金属箔34
は、電極支持部材32の下面の開口部を覆うように取付け
られた絶縁シート33により、絶縁筒31に対して押圧され
ている。又電極支持部材32を固定保持するためにゴム紐
36を用い、ウエイト部材37によりゴム紐36を緊張させる
ことにより箔電極34の固定状態を維持できるように構成
されている（特開平6-230072号公報参照）。なお、35は
引出しリード線である。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】図４及び図５に示す従
来の金属電極は、電極取付けに慣れが必要であり、かつ
作業時間が長くかかる。電極は使い捨てであり、コスト
高になる等の問題がある。又図６に提案されている電極
は、その構成上、ケーブル接続箱が水平配置の場合しか
使用できないという問題がある。
来の金属電極は、電極取付けに慣れが必要であり、かつ
作業時間が長くかかる。電極は使い捨てであり、コスト
高になる等の問題がある。又図６に提案されている電極
は、その構成上、ケーブル接続箱が水平配置の場合しか
使用できないという問題がある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消し、取付けが簡便で、かつ再利用が可能な部分放電
測定用金属電極を提供するもので、その特徴は、可撓性
を有する金属シート、上記金属シートの少くとも片面に
積層された可撓性を有する絶縁シート、及び上記金属シ
ートに電気的に接続して設けた引出しコネクタからなる
シート状金属電極であって、該シート状金属電極を円柱
状の物体に巻付けて固定及び固定を解除する機構を具え
ていることにある。
解消し、取付けが簡便で、かつ再利用が可能な部分放電
測定用金属電極を提供するもので、その特徴は、可撓性
を有する金属シート、上記金属シートの少くとも片面に
積層された可撓性を有する絶縁シート、及び上記金属シ
ートに電気的に接続して設けた引出しコネクタからなる
シート状金属電極であって、該シート状金属電極を円柱
状の物体に巻付けて固定及び固定を解除する機構を具え
ていることにある。
【０００８】
【作用】本発明におけるシート状金属電極は可撓性を有
することにより、絶縁接続箱や終端接続箱に巻付けて使
用することが可能であり、又少くとも一面に絶縁シート
を有するため、防食層が施されていない終端部銅管上に
も直接巻付けて使用することができる。
することにより、絶縁接続箱や終端接続箱に巻付けて使
用することが可能であり、又少くとも一面に絶縁シート
を有するため、防食層が施されていない終端部銅管上に
も直接巻付けて使用することができる。
【０００９】シート状金属電極は固定及び固定解除機構
を具えているため、巻付けた状態で固定することが可能
であり、測定終了時には固定を解除すればシート状金属
電極を簡単に取外すことができ、再利用できる。
を具えているため、巻付けた状態で固定することが可能
であり、測定終了時には固定を解除すればシート状金属
電極を簡単に取外すことができ、再利用できる。
【００１０】検出リード線は引出しコネクタに接続する
ことで、簡単に接続できる。又巻付けた状態で固定する
ため、測定対象の方向にかかわらず固定できる。
ことで、簡単に接続できる。又巻付けた状態で固定する
ため、測定対象の方向にかかわらず固定できる。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の部分放電用金属電極の具体例
の説明図で、図１（イ）は平面図、図１（ロ）は図１
（イ）のＸ−Ｘ断面図である。図面において、１は銅
箔、アルミニウム箔等の可撓性を有する金属シート、２
は上記金属シート１の片面に積層したポリエチレンフィ
ルム等の可撓性を有する絶縁シート、３は前記金属シー
ト１に電気的に接続して設けた引出しコネクタである。
又４ａ，４ｂはマジックテープ等の固定及び固定解除機
構で、一方は金属シート１の長さ方向の端縁近くに、他
方は絶縁シート２の長さ方向の端縁近くに設ける。上記
固定及び固定解除機構４ａ，４ｂは上記マジックテープ
のような長さ調整が容易なものが望ましいが、もちろん
ホックのようにある長さに固定されるものであってもか
まわない。
の説明図で、図１（イ）は平面図、図１（ロ）は図１
（イ）のＸ−Ｘ断面図である。図面において、１は銅
箔、アルミニウム箔等の可撓性を有する金属シート、２
は上記金属シート１の片面に積層したポリエチレンフィ
ルム等の可撓性を有する絶縁シート、３は前記金属シー
ト１に電気的に接続して設けた引出しコネクタである。
又４ａ，４ｂはマジックテープ等の固定及び固定解除機
構で、一方は金属シート１の長さ方向の端縁近くに、他
方は絶縁シート２の長さ方向の端縁近くに設ける。上記
固定及び固定解除機構４ａ，４ｂは上記マジックテープ
のような長さ調整が容易なものが望ましいが、もちろん
ホックのようにある長さに固定されるものであってもか
まわない。
【００１２】図２は本発明の金属電極をケーブルの絶縁
接続箱に適用した例の斜視図である。図面に示すよう
に、電力ケーブル11の絶縁接続箱12の分離された絶縁筒
13ａ，13ｂ上に本発明の金属電極10を巻付ける。そし
て、金属電極10に設けた引出しコネクタ３と検出器16を
引出しリード線15で接続し、接続部内の遮蔽層間の電圧
を測定する。
接続箱に適用した例の斜視図である。図面に示すよう
に、電力ケーブル11の絶縁接続箱12の分離された絶縁筒
13ａ，13ｂ上に本発明の金属電極10を巻付ける。そし
て、金属電極10に設けた引出しコネクタ３と検出器16を
引出しリード線15で接続し、接続部内の遮蔽層間の電圧
を測定する。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の部分放電
測定用金属電極によれば、測定対象の方向にかかわら
ず、簡便に取付け可能で、電極取付け作業時間を大幅に
短縮できる。又電極の再利用が可能でコスト低減の効果
がある。従って、遮蔽層間に発生する高周波パルスを検
出することを利用した電力ケーブル等の電力機器の部分
放電測定に利用すると効果的である。
測定用金属電極によれば、測定対象の方向にかかわら
ず、簡便に取付け可能で、電極取付け作業時間を大幅に
短縮できる。又電極の再利用が可能でコスト低減の効果
がある。従って、遮蔽層間に発生する高周波パルスを検
出することを利用した電力ケーブル等の電力機器の部分
放電測定に利用すると効果的である。
【図１】本発明の部分放電測定用金属電極の具体例の説
明図で、図１（イ）は上面図、図１（ロ）は図１（イ）
のＸ−Ｘ断面図である。
明図で、図１（イ）は上面図、図１（ロ）は図１（イ）
のＸ−Ｘ断面図である。
【図２】本発明の金属電極をケーブルの絶縁接続箱に適
用した例の斜視図である。
用した例の斜視図である。
【図３】電力ケーブルの絶縁接続箱の絶縁筒間電圧を測
定する方法の概要説明図である。
定する方法の概要説明図である。
【図４】電力ケーブルの絶縁接続部の測定に用いる従来
の金属電極の説明図である。
の金属電極の説明図である。
【図５】電力ケーブルの終端接続部の測定に用いる従来
の金属電極の説明図である。
の金属電極の説明図である。
【図６】従来の金属電極の他の例の説明図である。
１ 金属シート ２ 絶縁シート ３ 引出しコネクタ ４ａ，４ｂ 固定及び固定解除機構
Claims (1)
- 【請求項１】 可撓性を有する金属シート、上記金属シ
ートの少くとも片面に積層された可撓性を有する絶縁シ
ート、及び上記金属シートに電気的に接続して設けた引
出しコネクタからなるシート状金属電極であって、該シ
ート状金属電極を円柱状の物体に巻付けて固定及び固定
を解除する機構を具えていることを特徴とする部分放電
測定用金属電極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6205895A JPH08233897A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 部分放電測定用金属電極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6205895A JPH08233897A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 部分放電測定用金属電極 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08233897A true JPH08233897A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=13189162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6205895A Pending JPH08233897A (ja) | 1995-02-24 | 1995-02-24 | 部分放電測定用金属電極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08233897A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020064012A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 三菱電機株式会社 | 部分放電検出用アンテナ |
| KR102225338B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-03-09 | (주)오앤엠 코리아 | 공기 중 방사되는 부분 방전 신호 검출 센서 |
-
1995
- 1995-02-24 JP JP6205895A patent/JPH08233897A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020064012A (ja) * | 2018-10-18 | 2020-04-23 | 三菱電機株式会社 | 部分放電検出用アンテナ |
| KR102225338B1 (ko) * | 2020-10-28 | 2021-03-09 | (주)오앤엠 코리아 | 공기 중 방사되는 부분 방전 신호 검출 센서 |
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