JP2001128352A - 電力ケーブル用接続箱 - Google Patents
電力ケーブル用接続箱Info
- Publication number
- JP2001128352A JP2001128352A JP30389499A JP30389499A JP2001128352A JP 2001128352 A JP2001128352 A JP 2001128352A JP 30389499 A JP30389499 A JP 30389499A JP 30389499 A JP30389499 A JP 30389499A JP 2001128352 A JP2001128352 A JP 2001128352A
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- JP
- Japan
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- connection box
- metal foil
- foil electrode
- power cable
- anticorrosion layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】部分放電測定時の作業を軽減することのできる
電力ケーブル用接続箱の提供。 【解決手段】接続箱外周に施される防食層の内部に金属
箔電極を埋設し、そのリード線を外部に引き出した。接
続箱ケース（銅管）防食層の外周上に金属箔電極を設
け、その金属箔電極を含めた防食層上にさらに防食層を
施すことで前記の構造が得られる。
電力ケーブル用接続箱の提供。 【解決手段】接続箱外周に施される防食層の内部に金属
箔電極を埋設し、そのリード線を外部に引き出した。接
続箱ケース（銅管）防食層の外周上に金属箔電極を設
け、その金属箔電極を含めた防食層上にさらに防食層を
施すことで前記の構造が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力ケーブル用接
続箱に関し、より具体的には、部分放電検出用の金属箔
電極を有した電力ケーブル用接続箱に関する。
続箱に関し、より具体的には、部分放電検出用の金属箔
電極を有した電力ケーブル用接続箱に関する。
【０００２】
【従来の技術】電力ケーブル線路の絶縁診断として、部
分放電測定技術が用いられている。図２（ａ）、（ｂ）
は部分放電測定の原理を示す回路図で、図２（ａ）は絶
縁体中で部分放電が発生する場合の等価回路図である。
部分放電を検出、測定するためには、図２（ｂ）のよう
に、部分放電パルスが検出インピーダンスＺｄを通して
還流するための結合コンデンサＣｋが必要となる。
分放電測定技術が用いられている。図２（ａ）、（ｂ）
は部分放電測定の原理を示す回路図で、図２（ａ）は絶
縁体中で部分放電が発生する場合の等価回路図である。
部分放電を検出、測定するためには、図２（ｂ）のよう
に、部分放電パルスが検出インピーダンスＺｄを通して
還流するための結合コンデンサＣｋが必要となる。
【０００３】図３（ａ）は電力ケーブル線路の絶縁接続
箱に部分放電検出法を適用したもので、図３（ｂ）にそ
の等価回路を示す。図３（ａ）において、２は接続箱ケ
ース（銅管）上の防食層、４は金属箔電極、符号５は絶
縁筒、８は電力ケーブルを示す。図３（ｂ）において、
６は金属シース、７はケーブル導体を示す。
箱に部分放電検出法を適用したもので、図３（ｂ）にそ
の等価回路を示す。図３（ａ）において、２は接続箱ケ
ース（銅管）上の防食層、４は金属箔電極、符号５は絶
縁筒、８は電力ケーブルを示す。図３（ｂ）において、
６は金属シース、７はケーブル導体を示す。
【０００４】金属箔電極４は、金属シース６と防食層２
との間に静電容量Ｃ３，Ｃ４を介して金属シース６に直
接接続したのと同じにみなされる（Ｚｃ３，ＡＣ４＜＜
Ｚｄ）。
との間に静電容量Ｃ３，Ｃ４を介して金属シース６に直
接接続したのと同じにみなされる（Ｚｃ３，ＡＣ４＜＜
Ｚｄ）。
【０００５】ここで、例えば、絶縁接続箱右側部分の静
電容量Ｃ１から部分放電が発生すると、絶縁接続箱の左
側の部分Ｃ２が結合コンデンサーとして作用し、金属シ
ース６と絶縁筒５との間に接続した検出インピーダンス
Ｚｄで部分放電を検出できるようになる。
電容量Ｃ１から部分放電が発生すると、絶縁接続箱の左
側の部分Ｃ２が結合コンデンサーとして作用し、金属シ
ース６と絶縁筒５との間に接続した検出インピーダンス
Ｚｄで部分放電を検出できるようになる。
【０００６】以上の原理により、絶縁接続箱において部
分放電測定を行う時には、金属シース６と防食層２との
間に静電容量Ｃ３，Ｃ４を形成するために、絶縁接続箱
の絶縁筒５を挟んだ両側の防食層２の上側に金属箔電極
（薄肉銅板等）４を現地で巻き付け固定しており、金属
箔電極４におけるリード線にインピーダンスＺｄ素子を
接続していた。
分放電測定を行う時には、金属シース６と防食層２との
間に静電容量Ｃ３，Ｃ４を形成するために、絶縁接続箱
の絶縁筒５を挟んだ両側の防食層２の上側に金属箔電極
（薄肉銅板等）４を現地で巻き付け固定しており、金属
箔電極４におけるリード線にインピーダンスＺｄ素子を
接続していた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来例；図３
の電力ケーブル用接続箱において、その設置環境が水没
する箇所もあり、金属箔電極４を取り付けたままにして
おくことは、腐食等の問題があるので、通常は、部分放
電測定を行う時に現地で接続箱ケース（銅管）上の防食
層２上に金属箔電極４を取り付け、部分放電測定が終わ
れば当該金属箔電極４を取り外しており、このような金
属箔電極の取り付け、取り外しは大変な手間がかかる。
の電力ケーブル用接続箱において、その設置環境が水没
する箇所もあり、金属箔電極４を取り付けたままにして
おくことは、腐食等の問題があるので、通常は、部分放
電測定を行う時に現地で接続箱ケース（銅管）上の防食
層２上に金属箔電極４を取り付け、部分放電測定が終わ
れば当該金属箔電極４を取り外しており、このような金
属箔電極の取り付け、取り外しは大変な手間がかかる。
【０００８】そこで、本発明の目的は、前述した不便を
解消し、部分放電測定時の作業を軽減することのできる
電力ケーブル用接続箱を提供することにある。
解消し、部分放電測定時の作業を軽減することのできる
電力ケーブル用接続箱を提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明により提供する電
力ケーブル用接続箱は、接続箱外周に施される防食層の
内部に金属箔電極を埋設し、そのリード線を外部に引き
出したものである。
力ケーブル用接続箱は、接続箱外周に施される防食層の
内部に金属箔電極を埋設し、そのリード線を外部に引き
出したものである。
【００１０】このように、金属箔電極が予め防食層の中
に埋め込まれているため、外部に引き出されたリード線
への結線だけで、直ちに部分放電測定に供することがで
きる。また、金属箔電極は防食層で覆われるため、電力
ケーブル用接続箱がおかれる環境下でも長期間の使用に
耐えることが可能となる。
に埋め込まれているため、外部に引き出されたリード線
への結線だけで、直ちに部分放電測定に供することがで
きる。また、金属箔電極は防食層で覆われるため、電力
ケーブル用接続箱がおかれる環境下でも長期間の使用に
耐えることが可能となる。
【００１１】接続箱ケース上に施された防食層の外周上
に金属箔電極を設け、その金属箔電極を含めた防食層上
にさらに防食層を施すことで前記の構造が得られる。
に金属箔電極を設け、その金属箔電極を含めた防食層上
にさらに防食層を施すことで前記の構造が得られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】図１は、本発明に係る電力ケーブ
ル用接続箱の実施例を示したもので、（ａ）接続箱の概
略を示し、（ｂ）は同接続箱の要部を示している。
ル用接続箱の実施例を示したもので、（ａ）接続箱の概
略を示し、（ｂ）は同接続箱の要部を示している。
【００１３】この実施例は、縁切り用の絶縁筒５を有
し、防食層を施した接続箱ケース（銅管）の内部に電力
ケーブル及びこれに付帯する部品を納めている構造であ
って、接続箱ケース（銅管）上の防食層２の外周上に、
薄肉の銅板、ステンレス板、アルミ板等の金属板でなる
金属箔電極４を設け、この金属箔電極４を含めた当該防
食層２の上に防食層２′を施し、以て、金属箔電極４を
防食層２，２′の中に埋込み、金属箔電極４に接続され
たリード線３を防食層２′の外部に引き出しておき、必
要時に結線に供せるようにしたものである。
し、防食層を施した接続箱ケース（銅管）の内部に電力
ケーブル及びこれに付帯する部品を納めている構造であ
って、接続箱ケース（銅管）上の防食層２の外周上に、
薄肉の銅板、ステンレス板、アルミ板等の金属板でなる
金属箔電極４を設け、この金属箔電極４を含めた当該防
食層２の上に防食層２′を施し、以て、金属箔電極４を
防食層２，２′の中に埋込み、金属箔電極４に接続され
たリード線３を防食層２′の外部に引き出しておき、必
要時に結線に供せるようにしたものである。
【００１４】防食層２′は、防食層２と同じ材質のもの
で形成しても良いし、異なる材質のものを使用しても良
い。このように、金属箔電極を予め防食層の中に組み込
んでおくことで、水密及び所定の絶縁を保持することが
でき、現地での取り付け作業の必要がなくなる。
で形成しても良いし、異なる材質のものを使用しても良
い。このように、金属箔電極を予め防食層の中に組み込
んでおくことで、水密及び所定の絶縁を保持することが
でき、現地での取り付け作業の必要がなくなる。
【００１５】尚、上記の実施例では、絶縁接続箱を対象
としたが、その他の中間接続箱、終端接続箱にも適用可
能である。
としたが、その他の中間接続箱、終端接続箱にも適用可
能である。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、部
分放電測定時の作業を軽減することのできる電力ケーブ
ル用接続箱を提供するという所期の目的を達成すること
ができ、部分放電測定を行う時に現地で金属箔電極を取
り付ける作業が不要となり、現地作業の向上に貢献でき
る。
分放電測定時の作業を軽減することのできる電力ケーブ
ル用接続箱を提供するという所期の目的を達成すること
ができ、部分放電測定を行う時に現地で金属箔電極を取
り付ける作業が不要となり、現地作業の向上に貢献でき
る。
【図１】本発明に係る電力ケーブル用接続箱の実施例を
示し、（ａ）は接続箱概略説明図、（ｂ）は同接続箱の
要部断面説明図。
示し、（ａ）は接続箱概略説明図、（ｂ）は同接続箱の
要部断面説明図。
【図２】（ａ）は絶縁体中で部分放電が発生する場合の
等価回路図、（ｂ）は部分放電検出回路図。
等価回路図、（ｂ）は部分放電検出回路図。
【図３】従来の電力ケーブル用接続箱における金属箔電
極取り付け例を示し、（ａ）は接続箱の概略説明図、
（ｂ）は同接続箱の等価回路図。
極取り付け例を示し、（ａ）は接続箱の概略説明図、
（ｂ）は同接続箱の等価回路図。
１ 接続箱ケース（銅管） ２ 防食層 ２′ 防食層 ３ リード線 ４ 金属箔電極 ５ 絶縁筒 ６ 金属シース ７ ケーブル導体 ８ 電力ケーブル
Claims (2)
- 【請求項１】接続箱外周に施される防食層の内部に金属
箔電極を埋設し、そのリード線を外部に引き出したこと
を特徴とする電力ケーブル用接続箱。 - 【請求項２】接続箱ケース上に施された防食層の外周上
に金属箔電極を設け、その金属箔電極を含めた防食層上
にさらに防食層を施した、請求項１記載の電力ケーブル
用接続箱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30389499A JP2001128352A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電力ケーブル用接続箱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30389499A JP2001128352A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電力ケーブル用接続箱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001128352A true JP2001128352A (ja) | 2001-05-11 |
Family
ID=17926552
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30389499A Pending JP2001128352A (ja) | 1999-10-26 | 1999-10-26 | 電力ケーブル用接続箱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001128352A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102185273A (zh) * | 2010-12-08 | 2011-09-14 | 中国科学院电工研究所 | 一种具有局部放电检测功能的电缆终端 |
-
1999
- 1999-10-26 JP JP30389499A patent/JP2001128352A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN102185273A (zh) * | 2010-12-08 | 2011-09-14 | 中国科学院电工研究所 | 一种具有局部放电检测功能的电缆终端 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 8 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080331 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090331 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |