JPH0122235Y2 - - Google Patents

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JPH0122235Y2
JPH0122235Y2 JP10359581U JP10359581U JPH0122235Y2 JP H0122235 Y2 JPH0122235 Y2 JP H0122235Y2 JP 10359581 U JP10359581 U JP 10359581U JP 10359581 U JP10359581 U JP 10359581U JP H0122235 Y2 JPH0122235 Y2 JP H0122235Y2
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lightning current
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JP10359581U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は検出精度を落さず、形状を小型化して
機器直付を容易にした雷電流検出素子に関する。
従来、雷害に対する保護のために、配電機器に
設けた避雷器の接地側に装着して放電電流を検出
する雷電流測定素子として、磁鋼片や磁気テープ
が使用されている。磁鋼片は、接地線の周囲に設
けられて、放電電流により発生する接地線の回り
の磁界により磁化され、その残留磁気を測定する
ことにより放電電流の波高値を知るというもので
あるが、従来の磁鋼片は寿命と検出精度の点で問
題があつた。
一方、磁気テープを使用するものは、第1図
イ,ロに示すように、磁気テープ支持板3上に磁
気テープ4を貼り付けた磁気テープユニツト1を
接地線2に直角に張り渡し、これを絶縁板5とビ
ス6によつて支持して機器の所定の位置に固定す
るようにしていた。
しかし、磁気テープ4を使用するものでは、磁
気テープユニツト1を張り渡すために形状が大型
化し、そのため、雷害に対する保護を必要とする
配電機器等の襲雷の記録をとるとき、磁気テープ
ユニツト1を収容した専用の測定箱を設ける必要
があつた。また、襲雷による放電電流は、第2図
に模式的に示すように、予め録磁された所定周波
数の磁気波形7が放電電流により消磁された部分
8の長さlを測定することにより、求められてい
た。
本考案は、上記に鑑み、従来の検出精度を落さ
ずに取付け空間を小さくするため、磁気テープを
接地線に接続される導体のまわりに多層に巻き付
けるようにした雷電流検出素子を提供するもので
ある。
以下第3図〜第5図を参照して本考案の実施例
を詳細に説明する。
第3図イ,ロは本考案による電流検出素子の構
成説明図であつて、イ〜ハは参照数字10で総称
する雷電流検出素子の作製過程を模式的に示し、
ニはハに示す該素子の横断面図である。
雷電流検出素子10は、所定の長さと直径を有
した銅線(又は棒)11と、該銅線の長さより短
い所定の幅および長さを有して銅線11の回りに
多層に巻き付けられる磁気テープ支持ストリツプ
12と、磁気テープ支持ストリツプ12上に、該
ストリツプより狭い幅と再生に必要な所定の長さ
を有して接着された磁気テープ13と、その上に
多層に巻き付けられた磁気テープ13を固定する
防水テープ又は収縮チユーブ14から構成され
る。
尚、磁気テープ13の長さは、記録された音を
再生して消磁部を検出するのに必要な長さとす
る。
磁気テープ13(例えば、厚さ35ミクロンのポ
リエステル磁気テープ)には、第4図の最上部に
示すように、予め一定周波数(例えば1KHz)の
波形15が記録されている。この磁気テープ13
が多層(例えば、10層)に巻かれた検出素子10
(例えば、直径3.2mm)を電気機器の所定の位置に
セツトする。セツト状態は第5図で後述される。
その状態において、銅線11に雷電流が流れる
と、消磁作用によつて第4図に示すように波形1
5が部分的に消去される。波形15の消去面積
は、500A,750A,1000Aで示すように雷電流の
レベルに応じて大になる。
第4図で示した消磁波形は以下のようにして得
られる。銅線11に周期Tが、例えば、T=
18.2μs×2の雷電流を流す。この後、磁気テープ
13を取り外し、磁気検出ピツクアツプを有する
磁電変換装置(テープレコーダ)を用いて磁気波
形を電流波形に変換する。この電流波形をオツシ
ロスコープで観察あるいは撮影することによつて
第4図の消磁波形を得ることができる。一方、記
録波形15は可聴周波数であるので音声として出
力することができる。音声として出力すると、
500A,750A,1000Aのように雷電流が増加して
消磁面積が大になるにつれて音声レベルが小にな
る。
第4図に示した結果は数千件のデータの一部で
あるが、消磁部が連続状でなく、間隔的に表れる
理由は以下の通りであると推測される。即ち、雷
電流は銅線11の内部を均等に分布して流れるよ
うなことはなく、銅線11の中心部から外れた点
を局部的に流れる、と考えられる。そのため、局
部電流によつて形成される円形磁界は銅線11と
同軸状でなくなる。その結果、銅線11の外周に
磁界の強い部分と弱い部分が形成される。波形1
5は、磁界の強い部分に位置する部分が消磁され
る。本考案では、磁気テープ13が多層状になつ
ているので、消磁部が間隔的に表れることにな
る。
第5図は本考案の雷電流検出素子を使用した避
雷器内蔵高圧カツトアウトの部分説明図である。
参照数字100で示す雷電流検出素子付き避雷器
内蔵高圧カツトアウトは、高圧カツトアウトの保
護外筒を形成する本体碍子101と、本体碍子1
01と一体形成され内部に避雷器(図示せず)を
収容した避雷器保護外筒102と、避雷器に接続
した接地端子台103と、該端子台103に接続
し雷電流検出素子取付け部を有する端子104
と、該端子の対向側に設けられ、該端子104と
同一構成を有した雷電流検出素子取付け部を有す
る端子105を取付けバンド106に接続する接
続導体107と、端子104と105の間に装着
された雷電流検出素子10と、常時は両端子10
4と105の間を短絡し、雷電流検出素子10を
装着したときは素子10の外周部にて短絡を解除
される弾性補助接点108を有している。
以上の構成において、磁気テープ13が接地線
の一部分を構成する銅線11の回りに多層に巻き
付けられたため、雷電流検出素子10全体の占め
る空間が極めて小さくなつた。また、放電電流の
検出が、従来のものは消磁波形部の長さから電流
値を求めたのみに対し、本考案では消磁波形部の
面積から電流値を算出するため、従来のものと検
出精度は変らない。さらに、第5図に示したよう
に、本考案による素子10は、使用個所への直接
装着が可能であり取付け、交換などの着脱を容易
に行うことができる。
以上説明したように、本考案による雷電流検出
素子によれば、磁気テープを接地線の一部分を構
成する導体の回りに多層に巻き付けたため、検出
精度を維持しながら磁気テープの取り付け空間を
小さくする小型化ができ機器への直付が極めて容
易となり実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はイ,ロ従来の雷電流検出素子の模式的
構成説明図、第2図は第1図に示す磁気テープの
録磁および消磁波形の説明図、第3図は本考案に
よる雷電流検出素子の説明図であつて、イ〜ハは
フローシートを示す模式的構成説明図、ニは横断
面図、第4図は第3図の磁気テープの録磁および
消磁波形の説明図、第5図は本考案の雷電流検出
素子を使用した避雷器内蔵高圧カツトアウトの部
分説明図で、イは正面図、ロは側面図である。 符号の説明、1……磁気テープ・ユニツト、2
……接地線、3……磁気テープ支持板、4……磁
気テープ、5……絶縁板、6……固定ビス、7…
…録磁波形、8……録磁波形消磁部、10……雷
電流検出素子、11……導体、12……磁気テー
プ支持ストリツプ、13……磁気テープ、14…
…防水テープ又は収縮チユーブ、15……録磁波
形、100……雷電流検出素子付き避界器内蔵高
圧カツトアウト、101……本体碍子、102…
…避雷器保護外筒、103……接地端子台、10
4,105……端子、106……取付けバンド、
107……接続導体、108……弾性補助接点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 避雷器内蔵型機器の接地線に流れる雷電流を検
    出する雷電流検出素子において、 前記接地線と接続されることにより前記雷電流
    を流す検出素子用導体と、 前記検出素子用導体に多層に巻き付けられた検
    出素子用テープを備え、 前記検出素子用テープは一定の周波数の磁気波
    形が記録されており、かつ、磁電変換手段におい
    て磁電変換されるのに必要な所定の長さを有する
    ことを特徴とする雷電流検出素子。
JP10359581U 1981-07-13 1981-07-13 雷電流検出素子 Granted JPS588890U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10359581U JPS588890U (ja) 1981-07-13 1981-07-13 雷電流検出素子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10359581U JPS588890U (ja) 1981-07-13 1981-07-13 雷電流検出素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS588890U JPS588890U (ja) 1983-01-20
JPH0122235Y2 true JPH0122235Y2 (ja) 1989-06-30

Family

ID=29898204

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JP10359581U Granted JPS588890U (ja) 1981-07-13 1981-07-13 雷電流検出素子

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JPS588890U (ja) 1983-01-20

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