JPH08233402A - エンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents
エンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機Info
- Publication number
- JPH08233402A JPH08233402A JP6670895A JP6670895A JPH08233402A JP H08233402 A JPH08233402 A JP H08233402A JP 6670895 A JP6670895 A JP 6670895A JP 6670895 A JP6670895 A JP 6670895A JP H08233402 A JPH08233402 A JP H08233402A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- engine
- compressor
- control mechanism
- starting
- capacity control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン1の始動時における失速を防止する
とともに四方弁3の作動不良を防止する。 【構成】 圧縮機2の容量制御機構2Aを部分負荷状態と
してエンジン1を起動し、完爆検知手段23がエンジン1
の完爆を検知したとき圧縮機2の容量制御機構2Aを全負
荷状態に切り換える。
とともに四方弁3の作動不良を防止する。 【構成】 圧縮機2の容量制御機構2Aを部分負荷状態と
してエンジン1を起動し、完爆検知手段23がエンジン1
の完爆を検知したとき圧縮機2の容量制御機構2Aを全負
荷状態に切り換える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンに直結され容量
制御機構を有する圧縮機を具備するエンジン駆動形ヒー
トポンプ式空気調和機に関する。
制御機構を有する圧縮機を具備するエンジン駆動形ヒー
トポンプ式空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来のこの種エンジン駆動
形ヒートポンプ式空気調和機においては、圧縮機を全負
荷状態としてエンジンを起動すると、起動時の負荷が大
きいためエンジンが失速するおそれがあった。一方、圧
縮機を部分負荷状態としてエンジンを起動すると、エン
ジンの始動性は良くなるが、四方弁を駆動するのに十分
なガス冷媒の差圧が発生しないため、四方弁の作動不良
が発生する。
形ヒートポンプ式空気調和機においては、圧縮機を全負
荷状態としてエンジンを起動すると、起動時の負荷が大
きいためエンジンが失速するおそれがあった。一方、圧
縮機を部分負荷状態としてエンジンを起動すると、エン
ジンの始動性は良くなるが、四方弁を駆動するのに十分
なガス冷媒の差圧が発生しないため、四方弁の作動不良
が発生する。
【0003】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、エンジンに直結され容量制御機構を有する圧縮
機、四方弁、室外熱交換器、絞り機構、室内熱交換器等
からなるヒートポンプサイクルを具備するエンジン駆動
形ヒートポンプ式空気調和機において、上記エンジンの
完爆を検知する完爆検知手段と、上記エンジンの起動時
上記圧縮機の容量制御機構を部分負荷状態に切り換え、
上記完爆検知手段がエンジンの完爆を検知したとき上記
圧縮機の容量制御機構を全負荷状態に切り換える始動制
御装置を設けたことを特徴とするエンジン駆動形ヒート
ポンプ式空気調和機にある。
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、エンジンに直結され容量制御機構を有する圧縮
機、四方弁、室外熱交換器、絞り機構、室内熱交換器等
からなるヒートポンプサイクルを具備するエンジン駆動
形ヒートポンプ式空気調和機において、上記エンジンの
完爆を検知する完爆検知手段と、上記エンジンの起動時
上記圧縮機の容量制御機構を部分負荷状態に切り換え、
上記完爆検知手段がエンジンの完爆を検知したとき上記
圧縮機の容量制御機構を全負荷状態に切り換える始動制
御装置を設けたことを特徴とするエンジン駆動形ヒート
ポンプ式空気調和機にある。
【0004】他の特徴とするところは、上記完爆検知手
段を上記エンジンの回転数検知手段によって構成したこ
とにある。
段を上記エンジンの回転数検知手段によって構成したこ
とにある。
【0005】
【作用】本発明においては、始動制御装置によって圧縮
機の容量制御機構を部分負荷状態に切り換えた状態でエ
ンジンを起動し、エンジンが完爆状態となったとき圧縮
機の容量制御機構を全負荷状態に切り換える。
機の容量制御機構を部分負荷状態に切り換えた状態でエ
ンジンを起動し、エンジンが完爆状態となったとき圧縮
機の容量制御機構を全負荷状態に切り換える。
【0006】
【実施例】本発明の1実施例が図1ないし図3に示され
ている。図1に示すように、水冷式のエンジン1に直結
されて駆動される圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器
4、絞り機構5、室内熱交換器6等によってヒートポン
プサイクルが構成されている。
ている。図1に示すように、水冷式のエンジン1に直結
されて駆動される圧縮機2、四方弁3、室外熱交換器
4、絞り機構5、室内熱交換器6等によってヒートポン
プサイクルが構成されている。
【0007】エンジン1はスタータモータ11によってそ
のクランク軸を回転することによって起動される。圧縮
機2はその容量制御機構2Aにより全負荷状態と部分負荷
状態に切り換えうるようになっている。
のクランク軸を回転することによって起動される。圧縮
機2はその容量制御機構2Aにより全負荷状態と部分負荷
状態に切り換えうるようになっている。
【0008】冷房運転時、エンジン1によって圧縮機2
が駆動されると、この圧縮機2から吐出されたガス冷媒
は実線矢印で示すように、四方弁3を経て室外熱交換器
4に入り、ここで室外フアン7によって送風される外気
に放熱することによって凝縮液化する。
が駆動されると、この圧縮機2から吐出されたガス冷媒
は実線矢印で示すように、四方弁3を経て室外熱交換器
4に入り、ここで室外フアン7によって送風される外気
に放熱することによって凝縮液化する。
【0009】この液冷媒は絞り機構5を流過する過程で
断熱膨張した後、室内熱交換器6に入り、ここで室内フ
アン8によって送風される室内空気を冷却することによ
って蒸発気化する。しかる後、このガス冷媒は四方弁3
を経て圧縮機2に戻る。
断熱膨張した後、室内熱交換器6に入り、ここで室内フ
アン8によって送風される室内空気を冷却することによ
って蒸発気化する。しかる後、このガス冷媒は四方弁3
を経て圧縮機2に戻る。
【0010】暖房運転時には、圧縮機2から吐出された
冷媒は破線矢印で示すように、四方弁3、室内熱交換器
6、絞り機構5、室外熱交換器4、四方弁3をこの順に
経て圧縮機2に戻る。
冷媒は破線矢印で示すように、四方弁3、室内熱交換器
6、絞り機構5、室外熱交換器4、四方弁3をこの順に
経て圧縮機2に戻る。
【0011】エンジン1を流過することによって昇温し
た冷却水はラジェータ9に入り、ここで室外フアン7に
よって送風される外気に放熱することによって降温した
後、冷却水循環ポンプ10によって付勢されてエンジン1
に戻る。以上は従来のものと同じである。
た冷却水はラジェータ9に入り、ここで室外フアン7に
よって送風される外気に放熱することによって降温した
後、冷却水循環ポンプ10によって付勢されてエンジン1
に戻る。以上は従来のものと同じである。
【0012】スタータモータ11はエンジン制御装置20か
らの指令によって制御され、このエンジン制御装置20に
は始動スイッチ21からの信号が入力される。圧縮機2の
容量制御機構2Aは始動制御装置22からの指令によって制
御され、この始動制御装置22にはエンジン1の完爆を検
知する完爆検知手段23及びエンジン制御装置20からの信
号が入力される。
らの指令によって制御され、このエンジン制御装置20に
は始動スイッチ21からの信号が入力される。圧縮機2の
容量制御機構2Aは始動制御装置22からの指令によって制
御され、この始動制御装置22にはエンジン1の完爆を検
知する完爆検知手段23及びエンジン制御装置20からの信
号が入力される。
【0013】エンジン1の始動時におけるエンジン回転
数、スタータモータのオン・オフ及び圧縮機容量の時間
的変化が図2に示され、図3には制御フローチャートが
示されている。
数、スタータモータのオン・オフ及び圧縮機容量の時間
的変化が図2に示され、図3には制御フローチャートが
示されている。
【0014】始動スイッチ21が投入されると、エンジン
制御装置20は始動制御装置22に出力する。すると、始動
制御装置22は圧縮機2の容量制御機構2Aに出力してこれ
を部分負荷状態に切り換える。これと同時にエンジン制
御装置20はスタータモータ11に出力してこれを起動し、
このスタータモータ11によってエンジン1のクランク軸
が駆動され、エンジン1は約300rpmの回転数で回転する
過程で着火する。着火すると、スタータモータ11は停止
し、クランク軸から切り離される。
制御装置20は始動制御装置22に出力する。すると、始動
制御装置22は圧縮機2の容量制御機構2Aに出力してこれ
を部分負荷状態に切り換える。これと同時にエンジン制
御装置20はスタータモータ11に出力してこれを起動し、
このスタータモータ11によってエンジン1のクランク軸
が駆動され、エンジン1は約300rpmの回転数で回転する
過程で着火する。着火すると、スタータモータ11は停止
し、クランク軸から切り離される。
【0015】エンジン1の回転数が次第に上昇し、エン
ジン1が完爆状態となり負荷を掛けても失速しない回転
数(約700rpm) に到達したとき、これを検知した完爆検
知手段23からの信号が始動制御装置22に入力される。す
ると、始動制御装置22は容量制御機構2Aに出力してこれ
を全負荷状態に切り換える。しかる後、四方弁3が冷
房、暖房等の運転モードに応じて切り換えられる。
ジン1が完爆状態となり負荷を掛けても失速しない回転
数(約700rpm) に到達したとき、これを検知した完爆検
知手段23からの信号が始動制御装置22に入力される。す
ると、始動制御装置22は容量制御機構2Aに出力してこれ
を全負荷状態に切り換える。しかる後、四方弁3が冷
房、暖房等の運転モードに応じて切り換えられる。
【0016】なお、完爆検知手段23をエンジン1の回転
数検知手段により構成し、エンジン1の回転数が所定の
回転数以上となったとき完爆状態と判定することができ
る。
数検知手段により構成し、エンジン1の回転数が所定の
回転数以上となったとき完爆状態と判定することができ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、圧縮機の容量制御機
構を部分負荷状態としてエンジン起動するので、エンジ
ンの始動時における失速を防止できるとともにエンジン
の始動時における回転数を低くしうるのでその信頼性を
向上できる。
構を部分負荷状態としてエンジン起動するので、エンジ
ンの始動時における失速を防止できるとともにエンジン
の始動時における回転数を低くしうるのでその信頼性を
向上できる。
【0018】また、エンジンが完爆状態になった時点で
圧縮機は全負荷状態に切り換えられるので、四方弁の切
り換えに十分な冷媒ガスの差圧を得ることができ、従っ
て、四方弁の作動不良を防止しうる。
圧縮機は全負荷状態に切り換えられるので、四方弁の切
り換えに十分な冷媒ガスの差圧を得ることができ、従っ
て、四方弁の作動不良を防止しうる。
【図1】本発明の1実施例を示す系統図である。
【図2】上記実施例におけるエンジン始動時のエンジン
回転数とスタータモータのオン・オフと圧縮機容量との
関係を示すタイムチャートである。
回転数とスタータモータのオン・オフと圧縮機容量との
関係を示すタイムチャートである。
【図3】上記実施例の制御フローチャートである。
11 スタータモータ 1 エンジン 2 圧縮機 2A 容量制御機構 4 室外熱交換器 5 絞り機構 6 室内熱交換器 20 エンジン制御装置 21 始動スイッチ 22 始動制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 花井 実 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 米田 道雄 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱 重工業株式会社名古屋研究所内 (72)発明者 加藤 忠広 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町三丁目 1番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (2)
- 【請求項1】 エンジンに直結され容量制御機構を有す
る圧縮機、四方弁、室外熱交換器、絞り機構、室内熱交
換器等からなるヒートポンプサイクルを具備するエンジ
ン駆動形ヒートポンプ式空気調和機において、 上記エンジンの完爆を検知する完爆検知手段と、上記エ
ンジンの起動時上記圧縮機の容量制御機構を部分負荷状
態に切り換え、上記完爆検知手段がエンジンの完爆を検
知したとき上記圧縮機の容量制御機構を全負荷状態に切
り換える始動制御装置を設けたことを特徴とするエンジ
ン駆動形ヒートポンプ式空気調和機。 - 【請求項2】 上記完爆検知手段を上記エンジンの回転
数検知手段によって構成したことを特徴とする請求項1
記載のエンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6670895A JPH08233402A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | エンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6670895A JPH08233402A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | エンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08233402A true JPH08233402A (ja) | 1996-09-13 |
Family
ID=13323705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6670895A Withdrawn JPH08233402A (ja) | 1995-03-02 | 1995-03-02 | エンジン駆動形ヒートポンプ式空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08233402A (ja) |
-
1995
- 1995-03-02 JP JP6670895A patent/JPH08233402A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020507 |