JPH08233174A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH08233174A
JPH08233174A JP7042132A JP4213295A JPH08233174A JP H08233174 A JPH08233174 A JP H08233174A JP 7042132 A JP7042132 A JP 7042132A JP 4213295 A JP4213295 A JP 4213295A JP H08233174 A JPH08233174 A JP H08233174A
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tube
elastic
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Wataru Shimakawa
渉 嶋川
Koichiro Sugimoto
剛一郎 杉本
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Koyo Seiko Co Ltd
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L27/00Adjustable joints, Joints allowing movement
    • F16L27/12Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement
    • F16L27/127Adjustable joints, Joints allowing movement allowing substantial longitudinal adjustment or movement with means for locking the longitudinal adjustment or movement in the final mounted position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結対象となる管の外側に固定された連結筒
をかしめて行われる弾性管の抜け止め固定に際し、該弾
性管に生じる局所的な歪みを有効に分散させ、確実な連
結状態を安定して実現する。 【構成】 連結対象となる金属管1の外側に有底円筒形
の連結筒2を固定し、例えば、この固定のために連結筒
2の底板20を挾持する盛り上げ部12,12の一方を金属管
1と連結筒2との間の環状空間A中に突設させ、この環
状空間Aに弾性管4を挿入する際に、この弾性管4の先
端が盛り上げ部12に当接し、連結筒2の底板20との間
に、盛り上げ部12に相当する幅(=X)を有して隙間が
形成される構成とする。そして、この後の連結筒2のか
しめに伴って弾性管4に生じる歪みを、前記隙間の側へ
の弾性管4の膨らみにより分散し、かしめ位置近傍への
歪みの集中を緩和する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、各種の油圧回
路において圧油の給排のための管を連結すべく用いられ
る管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧アクチュエータの動作により所定の
作業を行わせるべく、多くの産業分野に亘って広範に利
用されている各種の油圧駆動装置においては、油圧アク
チュエータへの作動油の給排のために長寸に亘る油圧配
管が必要であり、配管の中途の適宜位置にて管同士を連
結し、また配管の端部において管と他の構成部材とを連
結するために各種の管継手が用いられている。
【0003】この種の油圧配管においては、内部を流れ
る作動油の高圧化に対処すべく金属管が採用されること
が多く、内部温度又は周辺温度の変動に伴って配管が伸
縮する問題があり、更に、舵取り補助のための動力舵取
装置(パワーステアリング装置)等、自動車に装備され
る油圧駆動装置用の油圧配管においては、走行中の車体
の振動に伴って配管が振動する問題がある。従って、こ
のような油圧配管に用いられる前記管継手には、管の伸
縮及び振動を許容しつつ連結状態を維持することが必要
であり、従来から、図6に示す如き管継手が用いられて
いる。
【0004】図中1は、連結対象となる金属管である。
該金属管1の外側には、これよりも大径の有底円筒形を
なす連結筒2が固定されており、また内側には、管端部
から所定長に亘って内挿管3が嵌め込まれている。
【0005】前記連結筒2の底板22の中心部には、前記
金属管1の外径よりもやや大径の挿通穴23が貫通形成し
てあり、該連結筒2の固定は、金属管1の外側に嵌め合
わせた前記挿通穴23の周縁部を、この状態での周壁のか
しめにより金属管1の全周に亘って形成された周溝に係
合せしめることにより、図示の如く、連結筒2の他側の
開口を金属管1の管端部側に向けてなされている。
【0006】このように固定された連結筒2の内側に
は、金属管1の外周面との間に、管端部側に開口を有し
て環状空間が生じており、この環状空間にゴム等の弾性
材を用いてなる弾性管4が挿入され、連結筒2の中途部
を全周に亘ってかしめて形成された一又は複数か所(図
においては2か所)のかしめ部2a,2aにより、外側から
掴持して抜け止め固定されている。
【0007】このように金属管1と弾性管4とは、連結
筒2を介して連結され、この連結状態において金属管1
に生じる伸縮は、弾性管4の軸方向の変形により許容さ
れ、また金属管1に加わる振動は、軸と直交する面内で
の弾性管4の撓みによって許容される結果、油圧配管の
振動及び伸縮を吸収しつつ連結状態を良好に維持するこ
とができる。
【0008】このとき弾性管4は、連結筒2のかしめ部
2a,2aにより金属管1の外周面に押し付けられており、
該金属管1の内側を流れる高圧の作動油の漏れ出しを防
ぐ封止手段としても作用する。また、金属管1の内側に
挿入された内挿管3は、細幅の金属板を螺旋状に巻いて
なる螺旋管であり、内部を流れる作動油の脈動を吸収す
る構成となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図7は、以上の如き管
継手の組み立て手順の説明図である。まず、連結対象と
なる金属管1の外側に連結筒2を固定し、両者間の環状
空間Aに弾性管4の管端部を臨ませ、図7(a)中に矢
符にて示す如く挿入する。この挿入を終えた後、図示し
ない所定のかしめ工具を用い、図7(b)中に白抜矢符
にて示す如く、連結筒2の外側にかしめ力を加えて該連
結筒2を変形させる。これにより、図6に示す如き連結
状態が得られる。
【0010】以上の如き組み立てに際し、連結筒2の外
側に付与されるかしめ力は、これの内側の環状空間Aに
挿入された弾性管4にも、金属管1との間での圧縮力と
して加わり、この圧縮力の作用による弾性管4の変形
は、図6中に矢符により示す如く、かしめ部2a,2aの両
側に歪みを分散させて吸収される。
【0011】ところが、前記かしめ工程の前段階での弾
性管4の挿入は、図7(b)に示す如く、連結筒2の底
板22に先端を当接せしめるまで行われることが多く、か
しめ部2a,2a間に挾まれた部分及び内奥側のかしめ部2a
と底板22との間に歪みが集中し、例えば、金属管1の内
部を流れる作動油の熱の作用により、この集中部にバル
ジ(熱による膨れ)が生じ、更なる歪みの集中により割
れが発生して、金属管1の外周での封止が損なわれる問
題があった。
【0012】このような問題を解決すべく、図8に示す
如く、内周面に複数の逃げ溝2b,2b…が周設された連結
筒2を用い、該連結筒2のかしめに伴う弾性管4の歪み
を前記逃げ溝2b,2b…に分散させて吸収する構成とした
管継手がある。
【0013】ところが前記逃げ溝2b,2b…は、一般的に
冷鍛成形により得られる連結筒2との同時成形が不可能
であるため、成形完了後に逃げ溝2b,2b…の形成のため
の機械加工が不可欠となり、加工工数の増加を招く難点
があった。
【0014】また、金属管1の内部を流れる作動油の油
圧が高いとき、金属管1と弾性管4との間での封止機能
を高めるべく、図6に示す局所的なかしめではなく、軸
方向の適宜長さに亘って連続的なかしめを行う場合があ
り、このような場合、前記逃げ溝2b,2b…により弾性管
4の歪みを十分に吸収できなくなり、前述した問題を有
効に解消し得ないという不都合があった。
【0015】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、連結対象となる管の外側に固定された連結筒を
かしめて行われる弾性管の抜け止め固定に際し、該弾性
管に生じる局所的な歪みを有効に分散させることがで
き、確実な連結を安定して実現すると共に、このための
余分な加工も不要となる管継手を提供することを目的と
する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係る管継手は、
連結対象となる管の外側に有底円筒形をなす連結筒を、
底面の中心部に設けた挿通穴を介して嵌め込み、他側の
開口を前記管の管端部側に向けて固定しておき、該連結
筒の内周と前記管の外周との間の環状空間に弾性管を挿
入し、前記連結筒を外側からかしめることにより抜け止
め固定して、該弾性管と前記管とを相互に連結する管継
手において、前記環状空間の内側に突設され、前記弾性
管の先端との当接により該弾性管の挿入長さを制限し
て、前記連結筒の底面と前記弾性管の先端との間に所定
の隙間を形成する当接部を具備することを特徴とする。
【0017】
【作用】本発明においては、管と連結筒との間の環状空
間の内側に連結筒の底面から所定長離れて当接部を突設
し、前記環状空間に挿入される弾性管の挿入長さを、こ
れの先端が前記当接部に当接することにより制限し、連
結筒の底面との間に所定の隙間を確保しておき、この後
に行われる連結筒のかしめによる抜け止め固定に際して
弾性管に発生する歪みを、前記隙間の範囲内での弾性管
の膨れによって分散し、かしめ位置近傍での集中を緩和
する。
【0018】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は、本発明に係る管継手の使用状態を
示す一部破断縦断面図、図2は、その要部の拡大断面図
である。
【0019】図中1,1は、連結対象となる金属管であ
り、これらの管端部の外側には連結筒2,2が夫々固定
されており、また、図1に断面として示された一方の金
属管1の内側には、管端部から所定長に亘って内挿管3
が嵌め込まれている。
【0020】連結筒2は、金属管1よりも大径の有底円
筒形をなす部材であって、その底板20の中央には、金属
管1の外径と略等径の挿通穴21が形成してあり、該連結
筒2の固定は、各別の金属管1の外側に嵌め合わせた前
記挿通穴21の周縁部を、この状態での周壁のかしめによ
り金属管1の全周に亘って形成された周溝11に係合せし
め、図示の如く、他側の開口を金属管1の管端部側に向
けてなされている。
【0021】この固定により、金属管1と連結筒2との
間には、前者の管端縁の外側を縁取る開口を有して環状
空間A(図3,4参照)が生じ、両金属管1,1は、夫
々の外側の環状空間Aに嵌め込まれた弾性管4を、連結
筒2,2の中途部を全周に亘ってかしめて形成された一
又は複数か所(図においては2か所)のかしめ部2a,2a
により外側から掴持し、抜け止め固定することにより連
結されている。
【0022】このように、各別の連結筒2,2を介して
弾性管4の両端に連結された金属管1,1は、弾性管4
の弾性範囲内において軸方向の移動が可能であり、同じ
く弾性管4の弾性範囲内において軸と直交する面内での
撓み変形が可能であって、両金属管1,1の配設に際し
ての自由度が増す上、外力の作用による振動及び伸縮を
吸収しつつ良好な連結状態を維持することができる。
【0023】前記内挿管3は、図6に示す従来のそれと
同様、細幅の金属板を螺旋状に巻いてなる螺旋管であ
り、内部を流れる作動油の脈動を吸収する構成となって
いる。なお、螺旋管として構成された内挿管3の他端部
には、同側からのほつれを防ぐべく、適宜幅の円環状を
なす止めリング30が嵌着されている。
【0024】連結筒2の係合のための前記周溝11は、金
属管1の外周の所定位置に連結筒2の底板20を嵌め合わ
せた後、この嵌め合わせ部の両側の所定幅の範囲を除い
て周壁の外側への変形を拘束しておき、この状態で金属
管1の管端部に軸方向の押圧力を加える手順により、底
板20の両側に残る非拘束部分を外側に盛り上げて形成さ
れる。このとき前記底板20は、両側の盛り上げ部12,12
により挾持されることになり、周溝11との係合が達成さ
れる。
【0025】図3は、周溝11の形成方法の説明図であ
る。金属管1の管端部側の変形は、連結筒2との間の環
状の隙間に挿入された円筒形のアウタパンチ5により、
また逆側の変形は、金属管1の全周を掴持するチャック
6により、底板20の両側に所定の幅を除いて夫々拘束し
ておく。
【0026】この状態においてアウタパンチ5の内周に
沿ってインナパンチ7を進行させ、図示の如く、金属管
1の管端部に突き当て、その後インナパンチ7と共にア
ウタパンチ5を図中に白抜矢符にて示す向きに進行さ
せ、前記管端部に押圧力を加える。これにより、アウタ
パンチ5の先端及びチャック6による掴持部と底板20と
の間の周壁が夫々外側に盛り上がり、図2に示す如く、
底板20の両側を挾持する盛り上げ部12,12が生じ、これ
らの間に周溝11が形成される。なお、金属管1の外周面
には、前記底板20の固定位置(周溝11及び盛り上げ部1
2,12となる部分)には、ローレット目等の滑り止め用
の凹凸が形成され、前述の如く固定された連結筒2の回
転を拘束するようにしている。
【0027】図2に示す如く連結筒2の底板20は、図6
に示す従来の底板22とは異なり、連結筒2の周壁と略等
しい肉厚を有しており、前述した周溝11の形成過程にお
いて生じる盛り上げ部12,12の一方が、金属管1と連結
筒2との間の環状空間Aの内部に突出するようになして
ある。
【0028】図4は、以上の如く構成された本発明に係
る管継手の組み立て手順の説明図である。この組み立て
は、図7に示す従来の管継手と同様、連結対象となる金
属管1の外側に連結筒2を固定し、両者間の環状空間A
に管端部を臨ませた弾性管4を、図4(a)中に矢符に
て示す如く挿入し、この挿入を終えた後、図示しない所
定のかしめ工具を用い、図4(b)中に白抜矢符にて示
す如く、連結筒2の外側にかしめ力を加えて該連結筒2
を変形させる手順により行われる。
【0029】以上の組み立てにおいて、弾性管4が挿入
される環状空間Aの内側には、連結筒2の底板20を挾持
する一方の盛り上げ部12が突出しており、前記弾性管4
の挿入長さは、該弾性管4の先端が盛り上げ部12に当接
することにより制限され、弾性管4の先端と連結筒2の
底板20との間には、図4(b)に示す如く、前記盛り上
げ部12の幅(=X)に相当する隙間が形成される。
【0030】このように生じる隙間は、この後に連結筒
2に加わるかしめ力による弾性管4の変形を吸収する作
用をなし、かしめ部2a,2aの形成に伴う弾性管4の変形
は、この変形に伴う歪みを前記隙間に分散せしめて吸収
される。従って、かしめ完了後の弾性管4は、図1及び
図2に示す如く、先端側の前記隙間を密に充満するよう
に膨れ、かしめ部2a,2aの近傍への歪みの局所的な集中
が緩和される。
【0031】このことは、従来の管継手においても、環
状空間Aへの弾性管4の挿入長さを制限し、弾性管4の
先端側に隙間を確保することにより実現されるが、この
挿入は、環状空間Aの内部の観察が不可能な状態で行わ
れるものであり、所望の隙間を安定して確保することは
極めて難しい。これに対し、本発明に係る管継手におい
ては、環状空間Aの内部に盛り上げ部12が存在してお
り、該盛り上げ部12との当接により弾性管4の挿入長さ
が強制的に制限されるため、所望の隙間を安定して確保
することができ、かしめ部2a,2aの形成に伴って弾性管
4に生じる歪みの集中が有効に緩和される。
【0032】このように抜け止め固定された弾性管4
は、前述した如く、かしめ部2a,2aの対応位置にて金属
管1の外周面に強く押し付けられ、該金属管1の内側か
らの圧油の漏れ出しを防ぐ封止手段としての作用をなす
が、本発明に係る管継手においては、かしめ部2a,2aの
形成に伴う弾性管4の歪みが分散されているから、バル
ジよる封止機能の低下等、歪みの集中に伴う使用中の不
都合を有効に解消することができる。
【0033】また、弾性管4の抜け止め固定に用いられ
る連結筒2の底板20は、前述した如く周壁と略等しい肉
厚を有しておればよく、前記連結筒2は、周壁から底板
20に亘って一定の厚さを有する単純な円筒形状をなす。
従って連結筒2は、例えば、薄肉の板材から円板形の素
材を切出し、該素材の一側からの絞りにより有底円筒形
に成形し、この円筒の底板20の中央の打抜きにより前記
挿通穴21を形成する一連の工程により容易に構成するこ
とができる。
【0034】これに対し従来の連結筒2は、図6に示す
如く、周壁よりも十分に厚い底板22を有し、更に図8に
示す如く、弾性管4の歪みを分散させるべく内周面に形
成された逃げ溝2b,2b…を有しており、冷間鍛造による
大まかな形状の成形、底板22の中央への挿通穴23の形
成、及び逃がし溝2b,2b…の形成が別工程となり、多大
の工数を要することになる。
【0035】なお以上の実施例においては、連結筒2の
底板20を挾持固定するための盛り上げ部12を弾性管4の
先端に当接させ、該弾性管4の挿入長さを制限している
が、弾性管4との当接部として他の構成を採用すること
もできる。
【0036】図5は、本発明に係る管継手の他の実施例
を示す要部拡大断面図である。図5(a)に示す管継手
は、連結筒2の底板20に形成された挿通穴21の周縁に、
内向きに突出する環状突起 21aを設け、連結筒2と金属
管1との間に挿入される弾性管4の先端を環状突起 21a
に当接させ、該弾性管4の先端と底板20との間に所定幅
(=X)の隙間を確保する構成となっている。
【0037】また図5(b)に示す管継手は、金属管1
外周の連結筒2の固定部位に、所定幅の大径部13を周設
し、環状空間Aの内部に張り出す前記大径部13の端縁に
弾性管4の先端を当接させ、該弾性管4の先端と底板20
との間に所定幅(=X)の隙間を確保する構成となって
いる。なお、図5に示す実施例において、金属管1への
連結筒2の固定は、圧入、焼き嵌め等、かしめ以外の固
定手段により行われている。
【0038】以上の説明においては、動力舵取装置等、
自動車用の油圧駆動装置への使用例について述べたが、
本発明に係る管継手は、自動車用以外の油圧駆動装置に
付設される油圧配管における圧油の給排用の管の連結、
更には、各種の流体給排用の配管において管の連結に用
いることができ、同様の効果が得られることは言うまで
もない。
【0039】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係る管継手に
おいては、連結対象となる管の外側に嵌着した有底円筒
形の連結筒と前記管の外周面との間の環状空間の内側に
当接部を突設し、該当接部に前記環状空間に挿入される
弾性管の先端を当接させて挿入長さを制限したから、前
記弾性管の先端と前記連結筒の底面との間に所定の隙間
が確保された状態となり、この後の連結筒のかしめによ
る抜け止め固定に際し、弾性管に発生する歪みが前記隙
間の範囲内での膨れにより分散され、かしめ位置近傍で
の歪みの集中を有効に緩和することができ、確実な連結
を安定して実現することができると共に、前記当接部の
形成のための余分な加工は不要であり、加工工数の増加
を招くこともない等、本発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る管継手の使用状態を示す一部破断
縦断面図である。
【図2】本発明に係る管継手の要部拡大断面図である。
【図3】連結筒の固定方法の説明図である。
【図4】本発明に係る管継手の組み立て手順の説明図で
ある。
【図5】本発明に係る管継手の他の実施例を示す要部拡
大断面図である。
【図6】従来の管継手の要部拡大断面図である。
【図7】従来の管継手の組み立て手順の説明図である。
【図8】弾性管の歪み分散を図った従来の管継手の要部
拡大断面図である。
【符号の説明】
1 金属管 2 連結筒 2a かしめ部 3 内挿筒 4 弾性管 12 盛り上げ部 13 大径部 20 底板 21 挿通穴 21a 環状突起 A 環状空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結対象となる管の外側に有底円筒形を
    なす連結筒を、底面の中心部に設けた挿通穴を介して嵌
    め込み、他側の開口を前記管の管端部側に向けて固定し
    ておき、該連結筒の内周と前記管の外周との間の環状空
    間に弾性管を挿入し、前記連結筒を外側からかしめるこ
    とにより抜け止め固定して、該弾性管と前記管とを相互
    に連結する管継手において、前記環状空間の内側に突設
    され、前記弾性管の先端との当接により該弾性管の挿入
    長さを制限して、前記連結筒の底面と前記弾性管の先端
    との間に所定の隙間を形成する当接部を具備することを
    特徴とする管継手。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001193880A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Yokohama Hydex Co ホース金具とその製作方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001193880A (ja) * 2000-01-06 2001-07-17 Yokohama Hydex Co ホース金具とその製作方法

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