JPH0566393U - パイプの連結具 - Google Patents
パイプの連結具Info
- Publication number
- JPH0566393U JPH0566393U JP564292U JP564292U JPH0566393U JP H0566393 U JPH0566393 U JP H0566393U JP 564292 U JP564292 U JP 564292U JP 564292 U JP564292 U JP 564292U JP H0566393 U JPH0566393 U JP H0566393U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- pipes
- arms
- main body
- pipe
- Prior art date
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- Pending
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- Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 2つのパイプの芯出しおよび連結が1つの部
品でできるとともに、ワンタッチでできるパイプの連結
具の提供。 【構成】 端部にそれぞれほぼ同一外径のフランジ1
3、22が設けられた2つのパイプ1、2を嵌合してシ
ールリングでシールするとともに、フランジ同士を近接
させて同軸的に連結するための連結具3において、前記
フランジの外径に対応した内径を有する円筒面状のバン
ド板41と、該バンド板の両縁から中心側に向かって斜
め外方に延長された傾斜縁42、42とからなり、該傾
斜縁の先端の内幅は前記2つのパイプのフランジの厚さ
の和より大きく、傾斜縁の奥端の内幅は前記和より小さ
く、一部が弾性変形部43となっている板バネ製の開環
状本体4と、該本体の両端から対向して外方に延長され
た腕5、6と、該腕に形成され、腕同士を係合する固着
手段30とからなる。
品でできるとともに、ワンタッチでできるパイプの連結
具の提供。 【構成】 端部にそれぞれほぼ同一外径のフランジ1
3、22が設けられた2つのパイプ1、2を嵌合してシ
ールリングでシールするとともに、フランジ同士を近接
させて同軸的に連結するための連結具3において、前記
フランジの外径に対応した内径を有する円筒面状のバン
ド板41と、該バンド板の両縁から中心側に向かって斜
め外方に延長された傾斜縁42、42とからなり、該傾
斜縁の先端の内幅は前記2つのパイプのフランジの厚さ
の和より大きく、傾斜縁の奥端の内幅は前記和より小さ
く、一部が弾性変形部43となっている板バネ製の開環
状本体4と、該本体の両端から対向して外方に延長され
た腕5、6と、該腕に形成され、腕同士を係合する固着
手段30とからなる。
Description
【0001】
本考案は、自動車用暖房装置の温水配管などの低圧の流体配管に用いられるパ イプの連結具に関する。
【0002】
自動車用暖房装置はエンジンの冷却水を温水配管を通じて車室に設けたヒータ コアに循環させる構造となっている。この温水配管において、ヒータコアに突設 した温水の入口パイプまたは出口パイプと、温水配管のパイプとの連結は、次の 様になされていた。 イ)一方のパイプの端部に2段の径大部を設けると共に、端面にフランジを形 成する。 ロ)他方のパイプの端部に前記径大部の1段目に差し込まれる嵌入部と、前記 フランジとほぼ同一外径のフランジを形成する。 ハ)前記他方のパイプの嵌入部にOリングを外嵌し、一方のパイプに差し込む 。これによりOリングは前記径大部の2段目に嵌まり込み、フランジ同士はOリ ングを圧縮しながら当接する。 ニ)次に略U字形断面を有するフランジ同士の外周を円弧状クリップで止める 。 ホ)さらにこれを芯出しクランプで挟み、ヒータコアケースにビス止めする。 上記クリップは、半円より大きい円弧状を呈し、バネ鋼の弾力性で開いてクラ ンプするために板厚が0.3mmと薄く、幅も嵌め込みを可能にするために2つ のフランジの厚さの和より幾分大きい。これによりクリップのみでは2つのパイ プを緊密に連結できず、パイプの芯がずれ、Oリングの圧縮が偏りシール不良が 生じ易い。このため、クランプで芯出しをしている。
【0003】
上記従来のパイプの連結方法では、芯出しと連結とを行うためにクリップと芯 出しクランプとが必要であるとともに、クランプをビス止めしなければならず、 部品点数が多いと共に組付けに手間がかかる欠点があった。 本考案の目的は、2つのパイプの芯出しおよび連結が1つの部品でできると共 に、ワンタッチでできるパイプの連結具の提供にある。
【0004】
本考案のパイプの連結具は、端部にそれぞれほぼ同一外径のフランジが設けら れた2つのパイプを嵌合してシールリングでシールするとともに、フランジ同士 を近接させて同軸的に連結するための連結具において、前記フランジの外径に対 応した内径を有する円筒面状のバンド板と、該バンド板の両縁から中心側に向か って斜め外方に延長された傾斜縁とからなり、該傾斜縁の先端間の内幅は前記2 つのパイプのフランジの厚さの和より大きく、傾斜縁の奥端の内幅は前記和より 小さく、一部が弾性変形部となっている板バネ製の開環状本体と、該本体の両端 から対向して外方に延長された腕と、該腕に形成され、腕同士を係合する係合手 段とからなる。
【0005】
このパイプの連結具は、2つのパイプの端部を嵌合させ、フランジ同士を突き 合わせておき、連結具の開環部を拡開させて2つのフランジの外周を本体に挟み 込む。次に2つの腕を近接方向に圧縮すると共に、係合手段を係合させる。これ により、2つのパイプが圧接されると共に、芯のずれが矯正され、パイプの緊密 な連結と同時に、2つのパイプの芯が一致する。 よって1つの部品でパイプの連結と芯出しが同時にでき、部品点数の低減と組 付け作業の効率化とが達成できる。
【0006】
図1〜図4は本考案の一実施例を示すもので、1は自動車用暖房装置のヒータ ーコアHに突設した入口パイプ、2は温水配管の一部であるパイプ、3はこの考 案にかかるパイプの連結具である。 パイプ1はアルミニウムなどの金属又は樹脂製で、端部に一段目径大部11お よび該径大部11よりさらに径大の二段目径大部12が設けられ、端面は延展さ れてフランジ13となっている。パイプ2は、アルミニウムなどの金属又は樹脂 製で、その先端部が前記一段目径大部11に嵌まり込む嵌入部21となっており 、前記フランジ13と同一外径のフランジ22がバルジ加工により形成されてい る。連結具3は、板金を打ち抜いて形成した素材をマルチプレスにより成形し、 焼入れによりバネとなっている。
【0007】 連結具3は、前記フランジ13とフランジ22とを、その外周部を重ねて包む ための開環状本体4と、該本体4の両端から外方に延長された腕5、6と、各腕 5、6を相互に固着する固着手段30とからなる。
【0008】 開環状本体4は、たとえば340度の円弧状を呈し、前記フランジ13および フランジ22の外径に対応した内径を有する円筒面状のバンド板41と、その両 縁から中心側に向かって斜めに延長された傾斜縁42、42とからなる。傾斜縁 42、42のなす中心に向かって広がるテーパー角αは、たとえば25度である 。傾斜縁42、42の先端(内周端)は、内幅W1 が前記フランジ13およびフ ランジ22の厚さの和Lより大きく、傾斜縁42、42の奥端の内幅(バンド板 41の内面の幅)W2 は前記和Lより小さくなるように設定されている。開環状 本体4の中間には、傾斜縁42、42のない弾性変形部43が形成され、開環口 44の拡開を容易にしている。この弾性変形部43は、本体4に複数箇所形成し てもよい。
【0009】 腕5は、前記バンド板41を同一幅で長手方向に延長して外方に平板状に折り 曲げた腕板51と、その先端をさらに、たとえば3倍の幅に広げ、腕6に向かっ てほぼ直角に折り曲げた手板52とからなる。手板52の先端部53は、たとえ ば45度の傾斜で中心側に垂れ下がってる。手板52には2つの係合穴54、5 4が並設されている。 腕6は、前記バンド板41を長手方向に平板状に延長して外方に折り曲げた腕 板61と、その先端をさらに延長して腕5に向かってほぼ直角に折り曲げた手板 62とからなる。手板62の先端には、前係合穴54、54に対応して中心方向 に折り曲げた一対のフック状の爪63、63が形成されている。
【0010】 固着手段30は、この実施例では、本体4の面方向に長いスリット状の前記係 合穴54、54と、該スリットと同一面内で、前記腕5側に滑らかな円弧状の縁 63a、逆はフック状の縁63bとなっている前記爪63、63とで構成されて いる。 なお、前記腕板61の先端側61aは、幅が広く形成してあり、図3に示す矢 印Kの方向から衝撃が手板52の先端部に加わることを防止し、爪63と係合穴 54との係合が外れることを防止している。また、図4に示す如く、腕板61を 折り曲げて手板52の先端部53の中心側を覆う段部64を設けておくと、図3 に示す矢印P方向からの衝撃に対する係合の離脱防止効果がある。さらに、図4 に示す如く、爪63、63の先端に返り65を設けておくと、前記衝撃が加わっ た場合の係合離脱防止効果がある。
【0011】 この連結具3は、図2に示す如く、パイプ2の嵌入部21にOリング20を嵌 め込んでおき、パイプ1の一段目拡大部11に差し込み、Oリング20を加圧し ながらフランジ13とフランジ22とを近接させる。つぎに図1に示す如く開環 状本体4の開環口44を拡開してフランジ13およびフランジ22の外周を、傾 斜縁42、42の間に挟み込む。次に指で腕5、6を圧縮して当接させる。これ により、爪63、63は手板52の垂れ下がった先端部53の外面を摺動して、 係合穴54、54に嵌まり込む。爪63、63が一旦係合穴54、54に嵌まり 込むと、腕5、6のバネの反力により係合されて、図3に示す如く連結具3の固 着がなされる。
【0012】 この作業により、フランジ13とフランジ22とは互いに圧接されるとともに 、開環状本体4の傾斜縁42、42の内面に規制されて微動し、パイプ1および パイプ2は軸心が一致するよう調整される。この微動調整を円滑に行うには、傾 斜縁42、42のなす前記テーパー角αが15度〜45度であることが望ましい 。
【0013】 図5、図6は固着手段30の他の実施例を示す。この実施例では、固着手段3 0は、腕板51の中間部の両側に、本体4の軸に直交する面方向の手7、7を設 け、該手7、7の上端に爪71、71を形成してなる。腕6は手を備えず、前記 爪71、71と腕板51と間に挟まれるようにして固定される。 なお、係合手段は、上記実施例以外の構造であってもよく、シールリングには Oリング以外のシールリングを用いてもよい。
【図1】本考案のパイプの連結前の連結部の斜視図であ
る。
る。
【図2】本考案のパイプの連結後の連結部の断面図であ
る。
る。
【図3】本考案のパイプの連結後の連結具の斜視図であ
る。
る。
【図4】本考案のパイプ連結具の側面図である。
【図5】本考案の他の実施例にかかるパイプ連結具の側
面図である。
面図である。
【図6】図5に示すパイプ連結具の平面図である。
1 パイプ 2 パイプ 3 連結具 4 開環状本体 5、6 腕 13、22 フランジ 30 固着手段(係合手段) 41 バンド板 42 傾斜縁 43 弾性変形部
Claims (1)
- 【請求項1】 端部にそれぞれほぼ同一外径のフランジ
が設けられた2つのパイプを嵌合してシールリングでシ
ールするとともに、フランジ同士を近接させて同軸的に
連結するための連結具において、 前記フランジの外径に対応した内径を有する円筒面状の
バンド板と、該バンド板の両縁から中心側に向かって斜
め外方に延長された傾斜縁とからなり、該傾斜縁の先端
間の内幅は前記2つのパイプのフランジの厚さの和より
大きく、傾斜縁の奥端の内幅は前記和より小さく、一部
が弾性変形部となっている板バネ製の開環状本体と、該
本体の両端から対向して外方に延長された腕と、該腕に
形成され、腕同士を係合する係合手段とからなるパイプ
の連結具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP564292U JPH0566393U (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | パイプの連結具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP564292U JPH0566393U (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | パイプの連結具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566393U true JPH0566393U (ja) | 1993-09-03 |
Family
ID=11616794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP564292U Pending JPH0566393U (ja) | 1992-02-14 | 1992-02-14 | パイプの連結具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0566393U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001208223A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-08-03 | Hitachi Valve Ltd | 排出弁 |
WO2021022013A1 (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-04 | Norma U.S. Holding Llc | Joint assembly, v-clamp, and end flanges |
-
1992
- 1992-02-14 JP JP564292U patent/JPH0566393U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001208223A (ja) * | 2000-01-21 | 2001-08-03 | Hitachi Valve Ltd | 排出弁 |
WO2021022013A1 (en) * | 2019-07-31 | 2021-02-04 | Norma U.S. Holding Llc | Joint assembly, v-clamp, and end flanges |
US11566733B2 (en) | 2019-07-31 | 2023-01-31 | Norma U.S. Holding Llc | Joint assembly, v-clamp, and end flanges |
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