JPH08233074A - 変速補助装置 - Google Patents

変速補助装置

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JPH08233074A
JPH08233074A JP6688495A JP6688495A JPH08233074A JP H08233074 A JPH08233074 A JP H08233074A JP 6688495 A JP6688495 A JP 6688495A JP 6688495 A JP6688495 A JP 6688495A JP H08233074 A JPH08233074 A JP H08233074A
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Yasushi Yamamoto
康 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変速歯車を潤滑する油ポンプの負荷を増減す
ることにより、変速歯車と出力軸の各回転数を互いに近
づけ、迅速かつ円滑な変速操作を得る。 【構成】 歯車変速機の中間軸12に油ポンプ15を電
磁式クラツチ13を介して接続し、通常は歯車箱18の
油を油ポンプ15により電磁絞り弁16を経て歯車箱1
8の天壁部から出力軸10の変速歯車38へ散布するよ
うにする。変速操作機構6に設けた変速レバー7の操作
方向を検出する変速センサ33の信号に基づき、電子制
御装置20によりシフトアツプ中は電磁絞り弁16を絞
り、シフトダウン中は電磁式クラツチ13を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両の平行歯車式変速
機、詳しくは迅速かつ円滑な変速操作を得る変速機の変
速補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用変速機は中間軸に結合した中間歯
車と出力軸に遊回転可能に支持した各変速段の変速歯車
とが常時噛み合され、公知の同期クラツチ機構により変
速歯車を選択的に出力軸に結合することにより、所要の
変速段の歯車の噛合いが達せられる。しかし、大型車両
になると駆動伝達系の慣性量が大きくなり、変速操作中
に車輪から受ける出力軸と、中間軸と連動する変速歯車
との回転差をなくすための、同期クラツチ機構の操作に
はかなりの時間と操作力が要求される。
【0003】そこで、実開平2-141757号公報に開示され
る変速補助装置のように、同期クラツチ機構にアクチユ
エータを設けたものも提案されているが、これは構造が
複雑になり、コストが嵩むという難点がある。また、実
開平5-12809 号公報に開示される変速補助装置では、変
速歯車に電磁制動力を加え、変速歯車と出力軸の各回転
数を近づけるものがあるが、これはシフトアツプ操作の
みに有効であり、従来の変速機に付加すべき部品点数が
多く、コスト低減が難しい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、出力軸の変速歯車の強制潤滑または強制冷
却を行うための油ポンプの負荷を増減することにより、
変速歯車と出力軸の各回転数を近づけるようにした、変
速補助装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は歯車変速機の中間軸に油ポンプを断
接クラツチを介して接続し、歯車箱の油を油ポンプによ
り絞り弁を経て歯車箱の天壁部から出力軸の変速歯車へ
散布する変速機において、変速操作機構に変速レバーの
操作方向を検出する変速センサを設け、該変速センサの
信号に基づき絞り弁と電磁式クラツチを制御する制御装
置を備えたものである。
【0006】
【作用】断接クラツチは通常は接続状態にあり、油ポン
プは歯車箱の底部の油を吸い込み、通常は全開になつて
いる絞り弁を経て歯車箱の天壁部から、各変速歯車およ
び同期クラツチ機構へ散布する。
【0007】シフトアツプ操作時、中間軸の回転数は操
作前よりも低くする必要がある。そこで、絞り弁を絞
り、油ポンプの負荷を増大すれば、中間軸の回転数が低
くなり、変速歯車の回転数が出力軸の回転数に近づき、
迅速かつ円滑な変速操作が得られる。
【0008】一方、シフトダウン操作時は、中間軸の回
転数は操作前よりも高くする必要がある。そこで、断接
クラツチを遮断し、中間軸に作用する油ポンプの負荷を
なくすれば、中間軸の回転数が操作中に低下する度合が
少なくなり、迅速かつ円滑な変速操作を助ける。
【0009】本発明において、断接クラツチは普通の電
磁クラツチに限らず、油圧クラツチや空圧クラツチも含
むものであり、この場合制御装置により油圧回路または
空圧回路の電磁切換弁を制御することにより全く同じ作
用効果を奏する。
【0010】
【実施例】図1は本発明に係る変速補助装置の概略構成
を示す側面断面図、図2は同変速補助装置の要部を示す
側面断面図である。図1に示すように、変速機の歯車箱
18の前端部にクラツチ箱5が結合され、変速操作時、
主クラツチ3は機関のクランク軸2と変速機の入力軸4
の間を遮断するように構成される。歯車箱18には入力
軸4と同軸に出力軸10が支持され、さらに中間軸12
が出力軸10と平行に支持される。入力軸4の歯車8は
中間軸12の歯車9と常時噛み合される。中間軸12に
結合した歯数の異なる中間歯車39は、出力軸10に遊
回転可能に支持した各変速段の変速歯車38と常時噛み
合される。出力軸10に配設した公知の同期クラツチ機
構35の軸方向移動により、所定の変速歯車38が選択
的に出力軸10へ回転結合されるようになつている。
【0011】歯車箱18の上部に変速操作機構6が配設
される一方、天壁部に油供給管17aが配設される。油
供給管17aは油ポンプ15からの油を入力歯車8と各
変速歯車38と同期クラツチ機構35へ散布するように
なつている。上述した構成は従来の変速機とほぼ同様で
ある。
【0012】本発明によれば、中間軸12の後端部に電
磁式クラツチ13を介し油ポンプ15が接続される。油
ポンプ15は歯車箱18の底部の油を入口通路14から
吸い込み、出口通路17、絞り弁、好ましくは電磁絞り
弁16を経て油供給管17aへ供給する。変速レバー7
のシフトアツプ操作またはシフトダウン操作を検出する
変速センサ33が変速操作機構6に配設される。制御装
置、好ましくは電子制御装置20は変速センサ33の信
号に基づき、電磁絞り弁16を全開位置と絞り位置に切
り換え、また電磁式クラツチ13を接続位置と遮断位置
に切り換える。図2に示すように、電磁式クラツチ13
と油ポンプ15は歯車箱18の後端部に結合した歯車箱
19に配設される。すなわち、中間軸12の端部は歯車
箱18の端壁に軸受21により支持され、かつ歯車箱1
9の内部へ突出される。歯車箱19に固定した保持板2
2に電磁コイル23が支持され、中間軸12に電磁コイ
ル23に対向する駆動板22aが固定される。駆動板2
2aと円錐形のクラツチ板25との間にばね24が介装
される。クラツチ板25はスプライン25aにより中間
軸12に軸方向移動可能に嵌合され、かつばね24の力
により油ポンプ15の円錐孔27aへ係合される。
【0013】油ポンプ15は歯車箱19の内周壁に回転
可能に組み込まれた内歯歯車19aと、内歯歯車19a
と噛み合うピニオン27とからなり、内歯歯車19aに
対し偏心するピニオン27は、中間軸12に軸受26に
より遊回転可能に支持される。油ポンプ15の吸込口は
入口通路14、管14aを経て、歯車箱18の底部に配
設したストレーナ29へ接続される。一方、油ポンプ1
5の吐出口は出口通路17、電磁絞り弁16を経て油供
給管17aへ接続される。
【0014】次に、本発明による変速補助装置の作動に
ついて説明する。シフトアツプ操作時、中間軸12ない
し変速歯車の回転数は、操作前の出力軸10の回転数よ
りも相対的に高くなつている。変速センサ33の信号に
基づく電子制御装置20の出力により、電磁式クラツチ
13を接続状態とし、電磁絞り弁16を絞り、中間軸1
2により駆動される油ポンプ15の負荷を増大する。こ
の時、中間軸12は機関の回転力を受けないから、中間
軸12の回転数が急に低くなり、中間歯車39と噛み合
う変速歯車の回転数が、車輪の回転力を受ける出力軸1
0の回転数に近づく。こうして、同期クラツチ機構35
の操作負担が軽減され、迅速かつ円滑なシフトアツプ操
作が得られる。
【0015】一方、シフトダウン操作時、中間軸12な
いし変速歯車の回転数は、操作前の出力軸10の回転数
よりも相対的に低くなつている。変速センサ33の信号
に基づく電子制御装置20の出力により、電磁式クラツ
チ13を遮断し、電磁絞り弁16を全開にする。したが
つて、油ポンプ15の負荷が中間軸12から除去される
ことになり、中間歯車39と噛み合う変速歯車の回転数
の低下の度合が抑えられる一方、慣性走行に伴う車輪か
ら回転力を受ける出力軸10の回転数が変速歯車の回転
数に近づき、同期クラツチ機構35の操作負担が軽減さ
れ、迅速かつ円滑なシフトダウン操作が得られる。
【0016】図3は上述の制御をマイクロコンピユータ
からなる電子制御装置20により行うための制御プログ
ラムの流れ図である。図3において、p11〜p20は制御
プログラムの各ステツプを表す。本制御プログラムはp
11で開始し、p12で変速センサ33の変速開始信号を読
み込む。p13で変速操作がシフトアツプであるか否かを
判別する。変速操作がシフトアツプの場合はp14で電磁
絞り弁16を絞り、p17へ進む。
【0017】p13で変速操作がシフトアツプでない場合
は、p15で変速操作がシフトダウンか否かを判別する。
変速操作がシフトダウンでない場合はp12へ戻り、変速
操作がシフトダウンである場合は、p16で電磁式クラツ
チ13を遮断する。p17で変速センサ33からの変速終
了信号を読み込む。p18で変速操作が終了したか否かを
判別する。変速操作が終了してない場合はp17へ戻り、
変速操作が終了した場合はp19で電磁式クラツチ13を
接続し、電磁絞り弁16を全開にし、p20で終了する。
【0018】
【発明の効果】本発明は上述のように、シフトアツプ操
作中は油ポンプの負荷を大きくして中間軸の回転数を低
くする一方、シフトダウン操作中は断接クラツチを遮断
して中間軸から油ポンプの負荷を解放するものであるか
ら、変速歯車と出力軸の各回転数を互いに近づけるよう
に働き、迅速かつ円滑な変速操作が得られ、構成が簡単
であり、従来の変速機に組み付けられるので、製造経費
を節減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変速補助装置の概略構成を示す側
面断面図である。
【図2】同変速補助装置の要部を示す側面断面図であ
る。
【図3】同変速補助装置を制御する制御プログラムの流
れ図である。
【符号の説明】
6:変速操作機構 7:変速レバー 9:中間歯車 1
0:出力軸 12:中間軸 13:断接クラツチ 1
5:油ポンプ 16:絞り弁 17a:油供給管 18:歯車箱 20:制御装置 23:電磁コイル 2
5:クラツチ板 27:ピニオン 33:変速センサ
35:同期クラツチ機構 38:変速歯車 39:中間
歯車

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】歯車変速機の中間軸に油ポンプを断接クラ
    ツチを介して接続し、歯車箱の油を油ポンプにより絞り
    弁を経て歯車箱の天壁部から出力軸の変速歯車へ散布す
    る変速機において、変速操作機構に変速レバーの操作方
    向を検出する変速センサを設け、該変速センサの信号に
    基づき絞り弁と電磁式クラツチを制御する制御装置を備
    えたことを特徴とする変速補助装置。
  2. 【請求項2】前記制御装置はシフトアツプ中は前記絞り
    弁を絞り、シフトダウン中は前記断接クラツチを遮断す
    る、請求項1に記載の変速補助装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102338273A (zh) * 2011-09-26 2012-02-01 三一重工股份有限公司 一种平地机及其强制润滑系统
JP2014074420A (ja) * 2012-10-02 2014-04-24 Isuzu Motors Ltd 車両用変速機の制御システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102338273A (zh) * 2011-09-26 2012-02-01 三一重工股份有限公司 一种平地机及其强制润滑系统
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