JPH08232919A - 締付けバンド - Google Patents

締付けバンド

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JPH08232919A
JPH08232919A JP3644895A JP3644895A JPH08232919A JP H08232919 A JPH08232919 A JP H08232919A JP 3644895 A JP3644895 A JP 3644895A JP 3644895 A JP3644895 A JP 3644895A JP H08232919 A JPH08232919 A JP H08232919A
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JP
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band
tightening
projection
hole
tip
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JP3644895A
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Takeshi Nakamura
猛 中村
Koji Otsuki
孔二 大槻
Akihiro Honda
明廣 本多
Yukihisa Tani
幸央 谷
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NHK Spring Co Ltd
Mihama Seisakusho KK
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Mihama Seisakusho KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 締付けの際にフック等が潰れることなく、ま
た簡単な工具により締付け可能である。 【構成】 金属製のバンド部材12の両端側を所定範囲
にわたって重なるようにリング状に形成し、内側バンド
部12A上と外側バンド部12b上の各先端から内側に
入った部位に、バンド部材12を縮径すべく、締付け工
具の先端を係合して互いに近づけるための締付け突起1
6、26をそれぞれ設ける一方、内側バンド部12Aの
締付け突起26より先端側に係合突起24を、外側バン
ド部12Bの締付け突起16より先端側に係合孔14を
穿設し、締付け突起16、24を近づけることにより係
合突起24が係合孔24に係合するようにしたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車用ブーツ等の接
続部分の被締付け物を締め付ける締付けバンドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図9は、第1の従来例である締付けバン
ドの締付け状態を示す図面である。締付けバンド1は、
例えばパイプにゴム管等を接続した被締付け物を締め付
ける際に使用するものである。金属製のバンド部材2が
リング状に形成され、かつ両端が重ねられ、この重ね合
わせ部の外側に位置する外側部2bには係止孔3、3が
形成され、内側部2aには係止孔3、3に係合するフッ
ク4、4が形成されている。また、外側部2bの先端部
と、外側部2bの先方のバンド部材2上とには、工具引
っかけ部5、5が形成されている。
【0003】締付けバンド1の工具引っかけ部5、5に
やっとこ状の工具7の先端を引っかけ、各工具引っかけ
部5、5を引き寄せると、外側部2bがフック4、4の
上を滑りながら移動し、外側部2bの係止孔3、3がフ
ック4、4と一致したときに互いに係合する。なお、工
具引っかけ部5、5は、図10に示すように、幅方向の
切込みを入れ切り起こした形状であり、バンド部材2の
接線方向に開口5aが形成され、工具7の先端を引っ掛
けて、バンド部材2を縮径する。
【0004】第2の従来技術として、図11に示すもの
もある。この締付けバンド1を構成するバンド部材6の
両端は、互いに重なる、内側バンド部分6Aと外側バン
ド部分6Bであり、内側バンド部分6Aのフック6aと
外側バンド部分6Bの係合孔6bとが係合することによ
り、バンド部材6が縮径した際に連結されることとな
る。
【0005】内側バンド部分6Aのフック6aより先端
には縮径片8aが形成され、外側バンド部分6Bの係合
孔6bと離間した内側の部位には縮径片8bが形成され
ている。また、外側バンド部分6Bの係合孔6bと縮径
片8bとの間には、開口6cが形成されている。この開
口6cには、バンド部材6を被締付け物に巻き付けた際
に、内側バンド部分6Aの縮径片8aを位置させるもの
である。そして、締付けは、縮径片8aと縮径片8bと
を、前記工具7の先端を引っ掛けて近づけて縮径すると
こにより、フック6aと係合孔6bとが係合して縮径状
態を保持することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術で
ある締付けバンド1を締付けると、バンド部材2の外側
部2bがフック4、4の上を滑りながら移動する際にバ
ンド部材2が縮径するので、外側部2bに中心方向に力
が作用し、フック4、4が潰れてしまう。このため、係
止孔3、3に係合するフック4、4が係合できなくなる
こともある。
【0007】また、上記締付けバンド1では、工具引っ
かけ部5、5の開口5aがバンド部材2の接線方向に開
口しているため、工具7の先端が引っ掛けにくい。とき
には外れることもあり、自動化も困難であった。
【0008】一方、第2の従来技術では、縮径片8aと
縮径片8bとを近づけて縮径する際に、外側バンド部分
6Bの縮径片8bより先端側の外側バンド先端部6Dに
は縮径する際の力が加わらず、縮径片8bを基部として
外側バンド先端部6Dが外方に跳ね上がってしまうおそ
れがある。このため、バンド部材6を縮径する際に、外
側バンド先端部6Dを押さえるガイドを設けたり、工具
を工夫して跳ね上がらないようにすることも考えられる
が、構造が複雑になり、ひいてはコストアップとなる。
また、先端バンド先端部6Dに縮径片8aが移動する開
口6を形成する必要があり、外側バンド部分6Bの強度
が弱くなる可能もある。
【0009】そこで、本発明は、締付けの際にフック等
が潰れることなく、また簡単な工具により締付け可能な
締付けバンドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、金属製のバ
ンド部材の両端側を所定範囲にわたって重なるようにリ
ング状に形成し、重なった外側バンド部と内側バンド部
とに縮径状態を保持する係合手段を有する締付けバンド
において、前記内側バンド部上と外側バンド部上の各先
端から内側に入った部位に、バンド部材を縮径すべく、
締付け工具の先端を係合して互いに近づけるための締付
け突起をそれぞれ設ける一方、前記内側バンド部の締付
け突起より先端側に係合突起を、外側バンド部の締付け
突起より先端側に係合孔を穿設し、前記締付け突起を近
づけることにより係合突起が係合孔に係合するようにし
たことを特徴とする。
【0011】前記内側バンド部の係合突起より先端側に
仮止め突起を設け、外側バンド部の前記係合孔よりもさ
らに内側の部位に、前記仮止め突起が係合する仮止め孔
を穿設し、被締付け物にバンド部材を巻き付けた際に、
前記仮止め突起を仮止め孔に係合して仮止め可能とする
のが好適である。また、仮止め孔を長孔に形成し、バン
ド部材を縮径する際に、仮止め突起が長孔内を移動して
ガイドするようなガイド孔にしても良い。
【0012】また、内側バンド部の先端に、幅狭で、か
つ前記仮止め突起を長孔に仮止めした際に長孔内に位置
する舌片を形成し、バンド部材を縮径する際に、舌片が
長孔内を移動してガイドされるようにしても良い。
【0013】なお、前記締付け突起は、バンド部材の幅
方向に入れられた切込み部近傍のバンド部材の部位が凸
状に盛り上げられて形成された開口を有する凸部であ
り、締付け突起の開口に連続した逃げ孔をバンド部材に
形成し、この逃げ孔内に工具の先端を外方から浸入させ
た後、締付け突起の開口に工具の先端の凸部を嵌合可能
としても良い。
【0014】前記外側バンド部の先端の係合孔を穿設し
た部位を、バンド部材を巻き付けた際の曲率より小さな
曲率に形成し、該部位が、バンド部材を縮径する際に係
合突起を跨ぐように移動可能とするのが好適である。
【0015】
【作用】作用について説明する。締付け工具の先端を締
付け突起にそれぞれ係合し、バンド部材を縮径する。す
ると、外側バンド部の先端の係合孔を穿設した部位にバ
ンド部材を縮径する際の力が加わることなく縮径し、係
合孔が穿設された部位が係合突起を乗り越えて、係合孔
と係合突起が係合する。なお、縮径する際に、仮止め突
起が、仮止め孔内を移動するようにすることにより、内
側バンド部が外側バンド部と重なった状態で縮径するこ
とができる。また、内側バンド部の先端に舌片を形成し
ておくことにより、舌片もガイドの役割をする。
【0016】外側バンド部の先端の係合孔を穿設した部
位を、バンド部材を巻き付けた際の曲率より小さな曲率
に形成し、該部位が、バンド部材を縮径する際に係合突
起を跨ぐように移動させることにより、該部位で係合突
起を潰すことがない。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図1〜
図8に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る締
付けバンドの展開状態を示す平面図である。図2は締付
けバンドの展開状態を示す側面図である。図3は締付け
バンドの両端部を示す斜視図である。図4は締付けバン
ドをリング状にして仮止めした状態を示す斜視図であ
る。図5はバンド部材の外側バンド部を示す斜視図であ
る。図6〜図8は、締付け状態を示す斜視図、平面図お
よび側面図である。
【0018】締付けバンド10は、金属製のバンド部材
12の両端を所定範囲の重ね合わせ部13にわたって重
なるようにリング状に形成するものである。重ね合わせ
部13は、内側バンド部12Aと外側バンド部12Bと
が重なっている。
【0019】外側バンド部12B上には、先端側から、
バンド部材12の長手方向に沿って穿設された2個の係
止孔14、14、締付け突起16および周方向に長い長
孔であるガイド孔18が形成されている。
【0020】一方、内側バンド部12Aには、先端側か
ら、幅狭の舌片20、仮止め突起22、前記係止孔1
4、14に係合する係合突起24、24および締付け突
起26が形成されている。
【0021】前記締付け突起16および締付け突起26
は同一構造である。締付け突起16は、バンド部材12
の幅方向に入れられた切込み部近傍のバンド部材12の
部位が凸状に盛り上げられて凸部16aに形成されてい
る。この凸部16aの切込み部は、外方に開放する開口
16bが形成されている。この開口16bに連続して、
バンド部材12上には、逃げ孔16cが形成されてい
る。この逃げ孔16cは、図5に示すように、締付け工
具30の先端部30aが外径方向から浸入する大きさで
ある。
【0022】そして、締付けバンド10を縮径するため
の締付け工具30は、前記従来例で説明したやっとこ状
の工具7と同一構造のものである。しかし、締付け工具
30の先端部30aは図5に示すようにL字状に形成さ
れ、締付け突起16の逃げ孔16c内に浸入した状態
で、締付け工具30の先端部30aを矢印A方向に移動
することにより開口16bに係合させることができる。
【0023】締付け突起26は、締付け突起16と同一
構造であり、凸部16aは凸部26aに該当し、開口1
6bは開口26bに該当し、逃げ孔16cは逃げ孔26
cに該当する。
【0024】前記バンド部材12を被締付け物に巻き付
けた際に、前記ガイド孔18の先端側の縁18aに前記
仮止め突起22を係合する。仮止め突起22は、バンド
部材12にU字状の切込みを形成し、該切込みで囲まれ
た部位を切り起こしたものである。また、バンド部材1
2を被締付け物に巻き付けた際に、外側バンド部12B
のガイド孔18内に、内側バンド部12A先端の舌片2
0が位置するように、舌片20は外径方向に若干起立さ
せている(図4参照)。
【0025】前記内側バンド部12Aの係合突起24、
24は、V字状の切込みを入れ、切込みに囲まれた部位
を切り起こして形成されている。また、各係合突起2
4、24は、離間して配置されている。
【0026】一方、外側バンド部12Bの係止孔14、
14、係合突起24、24に同時に係合可能な位置関係
にある。また、バンド部材12の係止孔14、14が穿
設されている部位は、曲率の小さい円弧状に形成された
係合域15とする。この係合域15は、バンド部材12
を被締付け物に巻き付けてガイド孔18の縁18aに仮
止め突起22を係合した際には、係合孔14、14が係
合突起24、24に係合しない状態である(図4参
照)。
【0027】上述するように構成された締付けバンド1
0の締付け動作について説明する。まず、被締付け物に
バンド部材12を巻き付け、ガイド孔18の先端側の縁
18aに仮止め突起22を係合して仮止めする。このと
き、外側バンド部12Bのガイド孔18内に、内側バン
ド部12A先端の舌片20が位置している(図4参
照)。
【0028】続いて、締付け突起16および締付け突起
26に、締付け工具30の先端部30aを外径方向から
逃げ孔16c、26cに浸入させ、バンド部材12の縮
径方向に締付け工具30を締付けると、各締付け突起1
6、26が互いに近づき、このとき舌片20および仮止
め突起22がガイド孔18に案内されつつ縮径する。
【0029】また、バンド部材12を縮径する際に、バ
ンド部材12の締付け突起16、26より先端部位には
締付け力が加わらず、係止孔14、14が穿設された係
合域15は延ばされることなく曲率の小さい状態のまま
係合突起24、24を跨ぐように乗り越えて、係止孔1
4、14と係合突起24、24の係合位置まで縮径させ
る。
【0030】すると、外側バンド部12Bの先端側の係
止孔14が、内側バンド部12Aの内側の係合突起24
に係合する。この状態で、締付け工具30の締付け力を
解除すると、バンド部材12の弾性力によりバンド部材
12が開こうとして、係合域15が延ばされ、外側バン
ド部12Bの内側の係止孔14が内側バンド部12Aの
先端側の係合突起24が係合する。なお、内側バンド部
12A先端の舌片20は、ガイド孔18に沿って移動す
る(図6〜図8参照)。
【0031】上記実施例において、内側バンド部12A
先端に突起22のみを形成しておいても良い。また、締
付け突起16、26に逃げ孔16c、26cが存在しな
くても良い。
【0032】また、上記締付けバンド10において、外
側バンド部12Bの係合域15に縮径時の力が加わって
いないため、係合域15の曲率が他のバンド部材12の
曲率と同じであっても、係合域15で係合突起24、2
4を潰すことなく乗り越えることとなる。
【0033】以上本発明の好適な実施例を挙げて種々説
明したが、本発明は上記実施例に限定されるものでな
く、例えば締付け突起16、26の形状が限定されるこ
となく、要は工具により締付け可能であれば良いなど、
発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得る
ことはもちろんである。
【0034】
【発明の効果】本発明に係る締付けバンドは次に示すよ
うな顕著な効果を奏する。
【0035】 内側バンド部上と外側バンド部上の各
先端から内側に入った部位に、バンド部材を縮径すべ
く、締付け工具の先端を係合して互いに近づけるための
締付け突起をそれぞれ設ける一方、内側バンド部の締付
け突起より先端側に係合突起を、外側バンド部の締付け
突起より先端側に係合孔を穿設し、締付け突起を近づけ
ることにより係合突起が係合孔に係合するようにしたの
で、縮径の際に、係合孔を有する部位に締付け力が及ば
ないので係合突起を潰すことがなく、係合孔と係合突起
とを係合することができる。
【0036】 内側バンド部の先端に、幅狭で、かつ
前記仮止め突起をガイド孔に仮止めした際にガイド孔内
に位置する舌片を形成し、バンド部材を縮径する際に、
舌片がガイド孔内を移動するため、縮径の際に、被締付
け物の軸線方向にずれることなく内側バンド部と外側バ
ンド部と重なった状態で締付けることができる。また、
舌片は、外側バンド部のガイド孔内に位置するため、外
側バンド部と内側バンド部との段差が解消される。
【0037】 外側バンド部の先端の係合孔を穿設し
た部位(係合域)を、バンド部材を巻き付けた際の曲率
より小さな曲率に形成し、該係合域が、バンド部材を縮
径する際に係合突起を跨ぐように移動するようにしたの
で、外側バンド部の係合域に縮径時の力が加わっていな
いため、係合域は延ばされることなく曲率の小さい状態
のまま係合突起を跨ぐように乗り越えて、係止孔と係合
突起の係合位置まで縮径させて、係合することができ
る。
【0038】 締付け突起の凸部の開口に連続した逃
げ孔をバンド部材に形成し、この逃げ孔内に工具の先端
を外方から浸入させた後、締付け突起の開口に工具先端
を嵌合するため、工具先端が確実に締付け突起をとらえ
ることができ、チャックミスがなくなり、ひいては組付
け作業の作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る締付けバンドを展開した状態を示
す部分省略平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】バンド部材の両端を所定範囲の重ね合わせる、
内側バンド部と外側バンド部とを示す斜視説明図であ
る。
【図4】締付けバンドの仮止め状態を示す斜視図であ
る。
【図5】締付け突起を示す斜視説明図である。
【図6】締付けバンドの締付け状態を示す斜視説明図で
ある。
【図7】締付けバンドの締付け状態を示す平面図であ
る。
【図8】締付けバンドの締付け状態を示す側面図であ
る。
【図9】従来の締付けバンドの側面図である。
【図10】従来の締付けバンドの工具引っかけ部を示す
平面図である。
【図11】従来の締付けバンドの斜視説明図である。
【符号の説明】
10 締付けバンド 12 バンド部材 12A 内側バンド部 12B 外側バンド部 13 重ね合わせ部 14 係合孔 15 係合域 16 締付け突起 24 係合突起 26 締付け突起
フロントページの続き (72)発明者 本多 明廣 長野県駒ヶ根市赤穂1170番地の3 日本発 条株式会社内 (72)発明者 谷 幸央 長野県駒ヶ根市赤穂1170番地の3 日本発 条株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のバンド部材の両端側を所定範囲
    にわたって重なるようにリング状に形成し、重なった外
    側バンド部と内側バンド部とに縮径状態を保持する係合
    手段を有する締付けバンドにおいて、 前記内側バンド部上と外側バンド部上の各先端から内側
    に入った部位に、バンド部材を縮径すべく、締付け工具
    の先端を係合して互いに近づけるための締付け突起をそ
    れぞれ設ける一方、 前記内側バンド部の締付け突起より先端側に係合突起
    を、外側バンド部の締付け突起より先端側に係合孔を穿
    設し、前記締付け突起を近づけることにより係合突起が
    係合孔に係合するようにしたことを特徴とする締付けバ
    ンド。
  2. 【請求項2】 内側バンド部の係合突起より先端側に仮
    止め突起を設け、 外側バンド部の前記係合孔よりもさらに内側の部位に、
    前記仮止め突起が係合する仮止め孔を穿設し、被締付け
    物にバンド部材を巻き付けた際に、前記仮止め突起を仮
    止め孔に係合して仮止め可能としたことを特徴とする請
    求項1記載の締付けバンド。
  3. 【請求項3】 仮止め孔を長孔に形成し、バンド部材を
    縮径する際に、仮止め突起が長孔内を移動してガイドす
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載の締付けバ
    ンド。
  4. 【請求項4】 内側バンド部の先端に、幅狭で、かつ前
    記仮止め突起を長孔に仮止めした際に長孔内に位置する
    舌片を形成し、バンド部材を縮径する際に、舌片が長孔
    内を移動してガイドされるようにしたことを特徴とする
    請求項2記載の締付けバンド。
  5. 【請求項5】 前記締付け突起は、バンド部材の幅方向
    に入れられた切込み部近傍のバンド部材の部位が凸状に
    盛り上げられて形成された開口を有する凸部であり、 締付け突起の開口に連続した逃げ孔をバンド部材に形成
    し、この逃げ孔内に工具の先端を外方から浸入させた
    後、締付け突起の開口に工具の先端の凸部を嵌合可能で
    あることを特徴とする請求項1、2、3または4項記載
    の締付けバンド。
  6. 【請求項6】 外側バンド部の先端の係合孔を穿設した
    部位を、バンド部材を巻き付けた際の曲率より小さな曲
    率に形成し、該部位が、バンド部材を縮径する際に係合
    突起を跨ぐように移動することを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5項記載の締付けバンド。
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