JPH08232791A - エンジンのデマンド燃料供給装置 - Google Patents

エンジンのデマンド燃料供給装置

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JPH08232791A
JPH08232791A JP7339056A JP33905695A JPH08232791A JP H08232791 A JPH08232791 A JP H08232791A JP 7339056 A JP7339056 A JP 7339056A JP 33905695 A JP33905695 A JP 33905695A JP H08232791 A JPH08232791 A JP H08232791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料ポンプの運転をエンジンで消費されると
予想される燃料量を供給するように制御し、しかもその
燃料ポンプの消費電力を減少させる。 【解決手段】 エンジン制御ユニット(ECU)は各イ
ンジェクタが開いている持続時間とエンジン速度を乗じ
た値に基いて、燃料ポンプ制御信号を決め、その信号を
燃料ポンプドライバーに送り、燃料ポンプを制御駆動し
て、エンジンにより要求される燃料を各燃料インジェク
タに供給し、各インジェクタでの適切な燃料圧を維持
し、更に燃料デマンドの突然の増加に対応できる適切な
超過燃料量を供給する。また、その燃料ポンプ制御信号
により燃料ポンプドライバーは燃料ポンプに供給される
電力のデューティサイクルを変化させと共にその電力が
予め定めた最小、最大デューティサイクル以内になるよ
うに調整される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃エンジンへの燃料
供給を制御するための方法と装置に関し、より特定する
とエンジンの燃料デマンドの関数として燃料を供給する
方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使われている多くの小型燃料供給装
置では、燃料は供給量一定のポンプを使用して燃料タン
クからエンジンに供給されていて、過剰な燃料はエンジ
ンからそのタンクに戻る。戻りの燃料はエンジンの熱を
燃料供給系に運び、タンク内の燃料温度と蒸気圧をかな
り上昇させる。加熱された戻り燃料により生じる圧力を
解放するために、その蒸気を大気中に逃がすのは好まし
くない。それは発癌性の炭化水素を逃がしたり、または
オゾンのような有害なオキシダントを形成することがあ
るからである。また、その大気への解放は燃料消費効率
をかなり減少させるので好ましくない。また、燃料タン
ク内の液体燃料が熱せられると、燃料ポンプをベイパー
ロックさせ、エンジンを停止させたり、タンクの燃料が
冷却されるまでエンジンが起動しないことがある。燃料
ポンプの運転を一定にすることが更に好ましくないの
は、電力消費を増加させしかもポンプと燃料フィルター
の寿命を短くするからである。
【0003】最近では、電気的に燃料を噴射する小型内
燃エンジンに燃料を送る燃料ポンプは過大な容量を有
し、最悪な状態またはエンジンの最大負荷運転状態で
も、エンジンに十分な燃料を何時も供給する。その最悪
の状態は、急激な加速、牽引運転、重積載、急勾配の坂
を登る時のようにスロットル広く開きエンジンが運転し
ている時に生じる。最悪そして最大負荷状態の間、エン
ジンはアイドリンング時そして通常の負荷運転の時より
も、かなり余計に燃料を必要とする。
【0004】各インジェクタで適切な圧力を保持するた
めに、運転に必要な量よりも多い燃料をエンジンに供給
するのは望ましいが、燃料ポンプの容量を大きくする
と、アイドリングそして通常運転時に、要求されるより
かなり多い燃料を各インジェクタに送ることになる。そ
の結果、またフィルタの寿命低下と、電力消費の増加を
もたらす。
【0005】不都合には、小型のエンジンに適用される
時、比較的小容量の交流発電機と発電装置が使われるの
で、低速でしばしば出力が不足し、電力消費の増加はそ
の発電機に過度の電力負荷をかけてその運転に悪影響を
与え、発電機の寿命を短くする。もし電力デマンドがそ
の交流発電機と発電装置の出力容量を越えると、電力不
足を補うために電力は蓄電池から引き出され、蓄電池の
寿命を短くする。現代では、エンジンから電力を供給す
る搭載機器の数は増え続けており、それらは、自動車で
は一般ライト、ヘッドライト、ブレーキ、ステレオ、コ
ンパクトディスクプレアーそして携帯電話等であり、船
では魚群探知機であり、スノーモービル用ではライト、
ハンドル用ヒータ、エンジン運転モニタ計器であり、他
の電力消費機器および計器と同様に、設計技術者は電力
を消費する総てのエンジンの構成品に電力消費を最小に
するように全力を傾けている。
【0006】燃料ラインの圧力を検知して、エンジンの
要求に応じて燃料ポンプの出力を変えて、電力消費を減
じる試みがなされてきた。この種の燃料供給装置はエン
ジンの燃料要求に応じて燃料ポンプの運転速度を変えて
いて、それにより、ポンプの下流側の燃料圧を変え電力
消費を減じている。この燃料供給装置の代表例は、米国
特許のタッキイによる4,728、264号、4,78
9,308号、4,926,829号、タッキイ等によ
る5,044,344号、5,120,201号、タッ
キイによる5,148,792号、5,265,644
号がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の装置は燃料ポンプの下流側で、燃料ポンプの運転を変
えるために燃料ポンプの下流側での燃料圧を表示する圧
力センサまたは調整器のような少なくとも一つの構成品
が必要となる。加えて、これらの装置は、燃料圧の検知
がその時のエンジの要求値を示し、次のエンジンの要求
を予測していないので、反応が遅いという問題が生じ
る。そのように燃料の適正量の供給に時間遅れがありる
得るので、燃料デマンドの急激な増加は一時的にエンジ
ン出力の急な低下を引き起こすことがあり、これは適切
な燃料量が燃料ポンプにより送られ要求値に合うまで続
く。
【0008】ミシガン州のグランド・ブランによるファ
ーストイナーシャスイッチは、燃料ポンプの運転を可変
制御する燃料ポンプのアッドオン式ドライバーを構成
し、内燃エンジンのエンジン制御ユニットからの燃料噴
射運転信号だけを使用している。この燃料ポンプのドラ
イバーは、大型エンジンである自動車の用途に適用され
ていて、その燃料ポンプドライバーを格納するモジュー
ルボックスが設けられ、そのドライバーは外部電線で、
燃料噴射制御信号の入力のために燃料インジェクタと通
じていて、また、外部電線で燃料ポンプのドライバーに
通じている。その両方の外部電線は誘導放射電磁気の干
渉(EMI)と無線周波の干渉(RFI)を起こし易
く、電線にノイズをひき起こし、燃料ポンプの運転に悪
影響を与える。更に、燃料噴射信号を分岐することは信
号のレベルを減少し、燃料噴射に悪影響を与えることが
ある。加えて、エンジン区画は混雑しており、整頓上、
燃料ポンプドライバーをエンジンの近くに、燃料インジ
ェクタの比較的近傍に搭載するのは望ましくない。
【0009】そのファーストイナーシャ式燃料ポンプド
ライバーは前述の圧力を検知する燃料供給装置よりも反
応は速いけれども、それもまたその時点のデマンドに対
応して燃料ポンプの圧力を調整している。従って、燃料
デマンドの急激な増加により燃料の供給の遅れが起こり
得る。それは、ファーストイナーシャ式ドライバーはエ
ンジン制御ユニットが各燃料インジェクタに燃料噴射制
御信号を計算して送り、その後、燃料ポンプが供給すべ
き量を決定してその信号を送るからである。ある場合に
はこの遅れは重大である。特に、全負荷またはスロット
ルが広く開いた状態の間、燃料デマンドが急激に増加す
る場合である。それは、そのファーストイナーシャ式燃
料ポンプドライバーモジュールは、デマンドの増加に同
調して燃料供給を増加するために、スロットルの位置を
検知するような前もってエンジンの燃料デマンドを検知
する手段を持たないからである。燃料供給増加における
そのような時間遅れを補償するために、その燃料ポンプ
ドライバーは運転中ほぼ常時、過剰な燃料を送るように
燃料ポンプに指示しなければならない。もし、急激なデ
マンドの増加に対してもエンジンに適切な燃料量を送る
ように前もってエンジンの燃料デマンドを判定すれば、
その過剰な燃料は少なくて済む。
【0010】
【課題を解決するための手段】燃料が噴射される内燃エ
ンジンへの燃料供給装置であり、燃料ポンプの運転は少
なくともエンジンで消費されると予想される燃料量を供
給するように制御され、しかもその燃料ポンプが消費す
る電力は減少される。その燃料供給装置はエンジンと連
通し、エンジン速度、スロットルの位置、エンジンに入
る空気流量、またはエンジンの点火のようなエンジンの
運転パラメータに基いて、エンジンの燃料デマンドを決
定するエンジン制御ユニット(ECU)を有している。
このエンジンの燃料デマンド情報は、ECUにより燃料
ポンプドライバーに送信される燃料ポンプ制御信号を決
めるために使われる。その燃料ポンプドライバーはその
ポンプを制御駆動し、ECUにより発生したその制御信
号に応じて燃料の送出量を変える。好ましくは、ECU
により基準式で算出された燃料ポンプ制御信号は、ポン
プのデューティサイクルを燃料ポンプドライバーにより
変化させ、エンジンにより要求されるだけの燃料を各燃
料インジェクタに供給し、各インジェクタでの適切な燃
料圧を維持し、更に燃料デマンドの突然の増加に対応で
きる適切な超過燃料を供給する。好ましくは、燃料ポン
プの下流側に、燃料圧力調整器を設け、各インジェクタ
に供給される燃料圧を調整し、該インジェクタがエンジ
ン運転中のインテーク行程の間の望ましい燃料量を確実
に調量する。
【0011】好ましくは、ECUはエンジン運転を監視
し、エンジンに入る空気に各燃料インジェクタが混ぜる
べき燃料量を決めて、効率的なエンジン運転を確実にす
る。そのために、ECUはエンジンの燃料デマンド情報
を使用し、燃料インジェクタドライバー信号を作り、そ
の信号は各燃料インジェクタに送られ、各インジェクタ
が次のインテーク行程の間に開いて燃料を噴射する持続
時間を制御する。
【0012】好ましくは、燃料ポンプの制御信号を決め
る際に、ECUは各インジェクタが開いている持続時間
とエンジン速度を乗じ、エンジンのデマンドを満たすた
めにエンジンに供給されるべき燃料を決める。好ましく
は、供給すべき燃料量を決めるために、燃料ポンプ制御
信号を基準式で算出する時に、算出された燃料デマンド
の結果は、更に選択された定数と乗じられ、エンジンに
より要求されるよりも多い燃料をエンジンに供給し、各
インジェクタでの適切な燃料圧を維持し、更に燃料デマ
ンドの突然の増加に対応できる超過燃料量が確保される
ようにする。好ましくはその定数は1より大きく、エン
ジンにより要求されるよりも多い燃料をエンジンに供給
する。例えば、燃料ポンプがエンジンにより要求される
よりも常に少なくとも5から10%以上多い燃料を供給
するように、その定数は選択されても良い。もし、エン
ジンにより多いまたはより少ない余剰燃料を供給するの
が望ましければ、より大きいまたはより小さい定数が選
択されても良い。
【0013】ECUで作られた燃料ポンプ制御信号は燃
料ポンプドライバーにより燃料ポンプに供給される電力
のデューティサイクルを制御し、燃料ポンプ運転のデュ
ーティサイクルを制御する。好ましくは、もしその算出
された制御信号が望ましい最小デューティサイクルより
小さい値で燃料ポンプを運転させる値でれば、その制御
信号は自動的にセットされてその望ましい最小デューテ
ィサイクルで燃料ポンプは運転され、各インジェクタで
の燃料圧を維持し、更に燃料デマンドの突然の増加に対
応できる超過したある燃料を供給する。好ましくは、も
しその算出された制御信号が最大デューティサイクルよ
り大きい値で燃料ポンプを運転させる値であれば、その
燃料ポンプ制御信号は自動的にセットされてその最大デ
ューティサイクルで燃料ポンプは運転され、ポンプの損
傷を防ぐ。デューティサイクルの最大そして最小限界値
は経験的に決められ、燃料ポンプの形式、容量、用途、
特別な使用により変わり得る。
【0014】一方、算出された燃料ポンプ制御信号が最
小デューティサイクルと最大デューティサイクルの間で
燃料ポンプを運転させる値あれば、燃料ポンプ制御信号
はその算出された値に等しくセットされる。燃料ポンプ
制御信号が決められると、この制御信号は燃料ポンプド
ライバーに入力され、燃料ポンプのモータに送られる電
力量を調整し、燃料ポンプ運転のデューティサイクルを
変化させ、少なくともエンジンにより要求されるだけの
燃料を供給する。
【0015】この発明の目的、特徴、優位性は、燃料が
噴射される内燃エンジンに燃料を供給する装置と方法を
提供するものであり、少なくともエンジンにより要求さ
れる燃料量を各インジェクタに供給し、エンジン運転中
の燃料の適切な量を確保し、更に燃料デマンドの突然の
増加に対応できる超過した適切な燃料を各インジェクタ
に供給する。更に、燃料ポンプの出力をエンジンの燃料
デマンドにより近接するようにし、エンジンの燃料デマ
ンドに直接応じて、燃料ポンプの燃料供給をより迅速に
変え、エンジンの燃料デマンドに応じて燃料ポンプのデ
ューティサイクルを変えて燃料ポンプで消費される電力
量を減少させ、また要求される燃料がエンジンで消費さ
れる前に、エンジンの燃料デマンドに応じて燃料ポンプ
で供給される燃料量を調整出来る。また、迅速にエンジ
ンにより使用される燃料を変える。また、燃料デマンド
の突然の増加に迅速に応じるように、電気制御ユニット
は燃料インジェクタ制御信号と燃料ポンプ制御信号とを
エンジンの燃料デマンド情報に基いて決める。その結
果、電力を供給する磁石発電機または他の発電機だけを
有するエンジンに使われる燃料噴射用高圧燃料ポンプを
可能にする。また、燃料ポンプが常時最小デューティサ
イクルで運転され、エンジンの燃料デマンドの突然の増
加に対応できるだけの超過燃料を各燃料インジェクタに
確実に供給する。また、燃料ポンプはその最大デューテ
ィサイクルより大きいデューティサイクルで運転されな
いようにし、ポンプの損傷を防ぐようになっている。ま
た、蓄電池のない設計の装置にも使用できる。燃料イン
ジェクタドライバー信号から独立してECUが燃料ポン
プ運転を制御するのを可能にする。また、ECUが、エ
ンジンスタート、アイドリング、全負荷運転状態を含む
エンジン運転の各段階の間、燃料ポンプの運転を柔軟に
制御できるようになる。また、ECUが、実際のエンジ
ンの運転に基いて燃料ポンプの運転を制御し、燃料ポン
プの出力をより正確に制御する。またこの装置は、小型
エンジンへの使用で要求される簡素な経済的な構造であ
り、用途が多く、二行程、四行程のエンジンへの使用に
も適しており、信頼できる、柔軟性のある、耐久性があ
り、簡便で、コンパクトな形の、丈夫な構造であり、経
済的に製作できものである。
【0016】この発明のこれらのそして他の目的、特
徴、優位性は以下の最適実施例の詳細な説明および添付
図により明かになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1、2は内燃エンジン32用の
燃料供給装置30を示しており、そのエンジン制御ユニ
ット(ECU)34は燃料ポンプ36の運転を制御する
ようにエンジン32に連通していて、その燃料ポンプは
燃料を燃料タンク38からエンジン32の複数の燃料イ
ンジェクタ40に燃料を送り、燃料ポンプがエンジン3
2により要求される燃料の量は少なくともその燃料イン
ジェクタ40に送るように直接制御している。ECU3
4は実際のエンジンの運転を監視し、エンジンの燃料デ
マンドに応じて、電気的な燃料ポンプ制御信号42をつ
くり、その信号は燃料ポンプのドライバー回路44によ
り受信され、その回路は燃料ポンプに電力46を供給
し、燃料ポンプの制御信号42に応じて、ポンプ36の
電気モータ48を制御して駆動する。好ましくは、燃料
ポンプはエンジン32に適切量の燃料を送り、しかも燃
料ポンプ36の電力使用は最小になるように制御され
る。更に好ましくは、ポンプの燃料消費を最小にするこ
とは、蓄電池を使用しないように設計された装置につい
てこの発明の燃料供給装置30の使用を可能にする。
【0018】図1の燃料ポンプ36は電気モータ駆動の
歯車式またはタービン式燃料ポンプであり、エンジンに
供給される燃料を入れた燃料タンク52の内側に設けら
れている。燃料タンクの内側に設ける場合にはポンプ3
6はブラケット(図示していない)により保持される
か、タンク内のリザーバ(図示されていない)内に収容
される。しかしながら、この発明の燃料供給装置30の
燃料ポンプ36はタンク52の外部に置かれ、エンジン
32とタンク36の間に、燃料主管58に、または船舶
用には蒸気分離器(図示せず)内に設置される。その燃
料ポンプの配置例は米国特許第5,368,001号、
5,263,459号、5,170,764号、5,0
38,741号、5,096,391号、4,893,
647号に開示されていて、これらの特許の譲受人はこ
の発明の譲受人と同じであり、それらに説明されてい
る。
【0019】タンク52の燃料内の粒状の堆積物がタン
ク52から吸引されて、ポンプ36に損傷を与えたり、
燃料インジェクタに付着したりするのを防ぐために、靴
下状または袋状フィルターによりポンプの燃料入口を被
うようにする。ポンプは、、この発明の譲受人が譲り受
けた米国特許第5,149,252号と、5,122,
039号とに開示されたものと開示された程度まで同様
であり、それらのポンプの構造と動作の詳細な説明とそ
の背景がそれらに言及されている。
【0020】図1、2に見られるように、ポンプ36は
導管または燃料ライン56に燃料を供給し、その燃料ラ
インはエンジン32に付いた燃料主管58に連結され、
エンジンの運転中、各インジェクタ40に燃料が分配さ
れるようにする。好ましくは、更に、細かいごみや他の
より小さい粒状物質が各インジェクタ40に到達するの
を防ぐために、燃料ポンプ36の下流側に燃料フィルタ
60を設ける。
【0021】好ましくは、エンジン運転中、燃料ポンプ
36は少なくとも20ポンド/平方インチ(PSI)の
圧力で各インジェクタ40に燃料を供給する。各インジ
ェクタ40で適切な燃料圧を保つため、各インジェクタ
40は正確に適切な燃料を調量し、エンジンの燃料のデ
マンドに応える。効率のよいエンジン運転のために、燃
料ライン56は燃料ポンプ36の下流側に圧力調整器6
2を有している。それにより、その圧力調整器は62に
よって、燃料要求が大きい間でも、適切な噴射動作にな
るように望ましい燃料圧力で、各インジェクタ40にい
つも足りる燃料を供給でき、またECU34は好ましく
はエンジン32が要求する値を越えて圧力調整器62に
燃料を送るようにする。
【0022】図1に図示された燃料供給装置30は圧力
調整器62から燃料タンク52に延びる戻り管64を有
しており、ポンプ36により供給された過剰の燃料はタ
ンク52に戻ることができる。図示されていないがエン
ジンが船で使われる船外機の場合は、その燃料の戻りは
蒸気分離器(図示せず)に過剰燃料を戻すようになって
おり、または、その戻り管は燃料を戻すために燃料主管
58から燃料タンク52まで延びている。代替案とし
て、戻りのない燃料噴射装置が使用され得る。戻りのな
い装置が使用された場合には、好ましくはその燃料ポン
プは過度に加圧された燃料を燃料ポンプから燃料タンク
に戻すための圧力逃がし弁を有する。そのような燃料ポ
ンプは参考資料となる米国特許第5,248,223に
開示されていて、そこに言及されている。
【0023】図2に明白に図示されているように、エン
ジンの運転中そしてエンジンシリンダ72の吸気弁66
が、シリンダ72のインテーク行程の間、開位置にある
間は、調量された燃料68が開いたインジェクタ40か
ら噴射され、インテークマニホールド70を通ってエン
ジン32に入る空気と混合される。この空気と燃料の混
合気はシリンダー室72に入り圧縮され、吸気弁66が
閉じられた後、点火プラグ74から放たれた火花で点火
する。シリンダー室72の内圧は点火によりシリンダー
室72に嵌入するピストン76に対して力を及ぼして、
急激に増加する。この力はピストンロッド78を介して
クランク(図示せず)に伝達され、エンジン32から、
自動車のトランスミッション、芝刈機のブレード、船外
機のプロペラ、スノーモービルの軌道部、チェーンソウ
のチエン、草刈機の鞭等の外部機器(図示せず)に伝達
される。
【0024】小排気量の四行程エンジンが図2に開示さ
れているが、エンジンの一行程置きに吸気行程がある
が、この発明の燃料供給装置30は、二行程の燃料噴射
型内燃エンジンにも使われ、それは、エンジンの回転毎
の吸気行程またはインテーク行程を有しており、燃料ポ
ンプ36に使用される電力を減少させるために、エンジ
ンの燃料デマンドに対応して、燃料ポンプの運転を変化
させている。従って、この発明の燃料供給装置30は、
燃料噴射型二行程と四行程の内燃エンジンに使用できて
好ましい。
【0025】エンジン制御ユニット エンジン制御ユニット(ECU)34はエンジンの運転
を監視し、エンジンの燃料デマンドを決定し、燃料ポン
プ36の運転を変化制御し、エンジン32で消費される
燃料は少なくとも使用できるようし、ポンプの運転を燃
料のデマンドに近くし、ポンプの効率を上げ、そのポン
プ36の電力消費を最小にする。エンジンの運転中、E
CU34は好ましくはエンジン速度とエンジン32に入
る空気の量を検知またはその近似値を求めて、エンジン
の燃料デマンドを決定する。
【0026】好ましくは、エンジンの燃料デマンドは、
ECU34により適切なエンジンの運転パラメータを検
知し、これらのパラメータに基いて、ECU34がプロ
グラムによりアクセスできるエンジン制御マップから適
切な燃料デマンドまたは燃料インジェクタの開口持続時
間を適切に選択する。好ましくは、このエンジンを制御
するためのマップは実験と試験を繰り返して経験的に決
定され、ECU34に、消去できまたプログラムできる
読み出し専用メモリ(EPROM)に記憶され、また
は、ECU34でアクセスできる他の記憶装置に記憶さ
れる。
【0027】更に、エンジン運転の他のパラメータがE
CU34により検知モニターされ得る。それらは、冷却
水の温度、周囲の空気の温度、エンジンの点火であり、
エンジンの燃料デマンドを決定または調整すると同時に
エンジンの運転を調整する。例えば、ECU34は点火
プラグ74と連通してエンジンの燃焼を監視し、エンジ
ンの運転を調整し、そしてエンジンの調整がなされたも
のに一部基いてエンジンの燃料デマンドが調整される。
【0028】エンジンの燃料デマンドはECU34によ
り使用され、燃料ポンプの運転を制御し、デマンドを満
足するように各インジェクタが適切な燃料量を調量する
ように制御する。ECU34は燃料インジェクタの動作
を制御し、各インジェクタ40が、エンジンシリンダ室
72に入る空気と混ぜるべき燃料を制御し、各インジェ
クタ40がエンジンの吸気行程(図2に図示されてい
る)の間、燃料インジェクタが開いている持続時間を決
め、効率の良いエンジン運転のための適切な空気と燃料
の混合気をつくり得る。この発明の燃料供給装置の30
の構造、動作の原理は単または多気筒のエンジンについ
て同じであり、次に、小排気量の単気筒のエンジンにつ
いてだけ更に詳細に説明する。
【0029】好ましくは、小型エンジンへの適用に対し
て、ECU34はエンジン32に連通し、図2に見られ
る様にスロットル80の位置を検知し、エンジン32に
入りつつある空気の量を検知する。そして、エンジン速
度センサ(図示せず)と連通し、それらを使用してエン
ジンの燃料デマンドの判断をする。代替案として、エン
ジン32に入る空気の流量を検知するために、ECU3
4は空気流センサまたは空気流量センサに、例えばホッ
トワイヤまたはホットフィルムマスワイヤ空気流センサ
に連通して燃料デマンドを決めてもよい。エンジン速度
は、例えば、ECU34がエンジンのフライホイールに
連結された可変磁気センサのようなセンサと連通して検
知できる。代替案として、エンジン速度はエンジンの点
火コイルと連絡して、または他のエンジン速度センサを
介して検知されてもよい。
【0030】ECU34は燃料デマンドに基いて燃料イ
ンジェクタ制御信号82をつくり、それからその信号8
2をインゼク40に送り、一定の間インジェクタ40が
開いてエンジン32のインテーク行程の間、燃料を噴射
するように制御し、適当な量の燃料がシリンダー室72
に入る空気流に噴射される。信号82は、図2に図示さ
れているように、好ましくはパルス幅を変調した信号8
4の形にする。ECU34からインジェクタ40に送ら
れてきた信号84のパルスの幅に応じて、インテーク行
程の間、一定の持続時間インジェクタ40が開いてい
る。これは図3、4にブロック図で示している。
【0031】好ましくはまたこのように、燃料ポンプ制
御信号42は、燃料インジェクタ制御信号82と少なく
とも同じ位迅速に算出され、好ましくは、燃料インジェ
クタ制御信号82が燃料インジェクタ40に到達する前
に算出されて、燃料ポンプ36に送られ、より早くより
正確に燃料ポンプの出力を変化させ、エンジンの燃料デ
マンドにより近くなるようにする。そのように、燃料ポ
ンプの運転は、スロットルが広く開いた状態(WOT)
またはほぼ全負荷エンジン状態のような燃料デマンドの
大きい変化に反応するようにより迅速に変えられ、燃料
デマンドのそのような変化に応じるために、エンジン運
転状態のほぼ常時供給される過剰燃料を最小にして、ポ
ンプの電力使用を著しく減じる。
【0032】好ましくは、燃料ポンプの制御信号42は
基準式で算出され、燃料ポンプ36はECU34がエン
ジン32が消費すると予想し決定した少なくともその量
の燃料を燃料インジェクタ40に送る。好ましくは、E
CU34は燃料ポンプの制御信号42を基準式で算出
し、先ず、エンジン運転の上昇インテーク行程の間、エ
ンジンシリンダ72に燃料インジェクタ40が噴射する
燃料量を決定し、この値にエンジン速度を乗じて、エン
ジン32で使用されると予想される燃料の近似の流量を
決定する。
【0033】もし必要であれば、ECU34はエンジン
のある回転数で、エンジンのある数のインテーク行程
で、ある固定した時間間隔で、またはクランクシャフト
のある角度の位置でまたはその後で燃料ポンプの制御信
号を基準式で算出してもよい。燃料ポンプの制御信号4
2を決める間のエンジンの回転数、インテーク行程数、
時間、または回転量は、エンジンの用途、形式、速度ま
たは他の要素により変わり得る。
【0034】好ましくは、多気筒エンジンについて、燃
料ポンプの制御信号42を決定する場合、予め決めた好
ましいエンジンの回転数に対し、各インジェクタ40の
各上昇インテーク行程の間インジェクタ40から噴射さ
れる燃料の量を決定するために、ECU34は各インジ
ェクタ40がインテーク行程間の開いている持続時間を
合計する。好ましくは、これはまた、エンジンの予め定
めた回転数に対するエンジンの各インテーク行程につい
て、ECU34により送られるインジェクタ制御信号8
2により、ECU34が各インジェクタ40に開いてい
るように指示する持続時間を合計してもとめる。より速
く応答するために、ECU34は、エンジン回転の少し
の振れのようなエンジン運転の少しの変化に対して、ま
たはエンジンの回転とは独立したある一定時間内のエン
ジン運転仕様に対しても、エンジンのデマンドを決定す
ることができる。
【0035】また、燃料インジェクタ40の容量は類型
化されており、インジェクタ40における燃料圧も基準
化されていて、また少なくとも比較的厳密な範囲に決め
られていて、エンジン32に要求されインジェクタ40
で噴射される燃料量はECU34で決定され得る。それ
は、インジェクタ40がインテーク行程の間に燃料を噴
射して開いている持続時間を決定するからである。従っ
て、エンジンの燃料デマンドは、エンジン運転の各イン
テーク行程の間に燃料インジェクタ40が燃料を噴射し
て開いている持続時間の関数であり、その持続時間はE
CU34が計算する。
【0036】燃料インジェクタの制御信号82のパルス
幅が変調されると、ECU34はこの信号を使用し、上
昇インテーク行程の間インジェクタ40が開いている時
間を合計して、噴射される燃料の量が決定され、それに
より、少なくともほぼ同時に燃料ポンプの制御信号42
を基準式により算出し、それによりポンプの運転を制御
し、インテーク行程の間に消費されると予想される燃料
を少なくとも補給する。燃料インジェクタ信号82がパ
ルス幅を変調されると、ECU34は燃料ポンプの制御
信号42を決定することができる。すなわち、インジェ
クタ40が燃料を噴射し開いている持続時間を決め、上
昇インテーク行程の間に各燃料インジェクタ40に送ら
れる制御パルスについて、その計算された幅を合計する
ことによってである。代替案として、ECU34は燃料
ポンプの制御信号42を決定するために、エンジンの燃
料デマンド情報を独立に使用してもよい。
【0037】好ましくは、ECU34は次の式に基いて
燃料ポンプ制御信号42を作る。 燃料ポンプ制御信号 ≒ (エンジン速度)×(燃料噴
射持続時間)×K エンジン速度; エンジンの回転中、または複数回の回
転中、または燃料ポンプ制御信号42が計算されるイン
テーク行程の間のエンジン32の速度であり、好ましく
は、毎分回転数である。 燃料噴射持続時間; 燃料ポンプ制御信号を決める時間
帯において、燃料インジェクタ40が開いている時間で
ある。 K; エンジン32で要求される燃料より多い量を、燃
料ポンプ信号42に基いて燃料ポンプ36が確実に供給
するための定数である。
【0038】好ましくは、Kは燃料ポンプ36が超過燃
料を供給するのを確実にするように選択され(即ち、エ
ンジンが要求するよりも多い燃料を)、圧力調整器62
は各燃料インジェクタ40における適切な燃料圧を維持
する。好ましくは、Kは1より大きく燃料ポンプ36が
エンジン32により要求されるよりも5から10%多い
燃料を供給するように選択され、各インジェクタ40で
適切な燃料圧を維持し、エンジンに適切な超過燃料を使
用できるようにし、燃料デマンドが急に上昇しても燃料
デマンドに合うようにする。しかし、Kはエンジンの形
式、エンジンの用途、燃料ポンプの容量と形式や他の設
計条件により、5から10%大きくしたり小さくしたり
する。例えば、Kは燃料ポンプの容量と形式とエンジン
の用途に基いて経験的に決定され、ある特定の超過量
が、運転中のエンジンに供給される。好ましくは、Kは
インジェクタ40への燃料流をモニターし、燃料ポンプ
36がエンジン32により要求される燃料を越えた必要
な燃料量を供給するまでKを変えるように燃料供給装置
30を構成して決定される。
【0039】燃料ポンプドライバー 燃料ポンプドライバー44はECU34によりドライバ
ー44に供給された燃料ポンプ制御信号42に反応し
て、モータ48に電力46を供給する。好ましくは、燃
料ポンプドライバー44は燃料ポンプ制御信号42に比
例して燃料ポンプ36に電力46を供給し、燃料ポンプ
制御信号42により伝えられるエンジン32の燃料の要
求に応じて、燃料ポンプのデューティサイクルを変え
る。一般的には、エンジンの通常運転では、燃料ポンプ
ドライバー44は燃料ポンプ36に、好ましくは12か
ら15ボルトの電圧を供給する。
【0040】図3、4に図示されているように、燃料ポ
ンプドライバー44は、好ましくは燃料ポンプ36の近
くに設置され、電動ポンプの電力46がモータ48に届
くまでの距離を最小にし、運転中の電磁干渉の発生を最
小にし、その制御信号が他の発生源からの電磁無線周波
の干渉を受けるのをできるだけ小さくする。好ましく
は、燃料ポンプドライバー44は燃料ポンプ36に保持
されている。
【0041】図4により明かに図示されているように、
燃料ポンプドライバー44はパルス幅変調増幅器86を
好ましくは有し、パルス幅を変調したポンプ電力信号8
8を発生させ、燃料ポンプモータ48に電力信号88を
送り、ポンプ36を駆動する。好ましくは、各単位運転
の間、パルスの数と幅はECU34から受け取った燃料
ポンプ制御信号42に比例していて、ポンプ運転のデュ
ーティサイクルは燃料ポンプ制御信号42にに応じて正
確に制御され、それにより、エンジン32への燃料流を
正確に制御する。それ故、パルス幅を変調した燃料ポン
プ電力信号46は燃料ポンプ制御信号42に応答して燃
料ポンプ36の運転を制御するデューティサイクル信号
である。好ましくは、燃料ポンプ制御信号42はまたパ
ルス幅を変調した信号90であり、その信号はポンプの
運転を制御し、燃料ポンプドライバー44によりポンプ
モータ48に出力される電力信号88を制御する。
【0042】燃料ポンプ36が、燃料デマンドの増加中
に、ポンプの構成品の慣性に関連した時間遅れを避けて
常に運転するのを確実するために、また燃料デマンドの
突然の増加に応じられるように超過燃料が確実にインジ
ェクタ40に供給されるために、ECU34で計算され
た後、制御信号42はECU34で自動的にセットさ
れ、前述した計算された燃料ポンプ制御信号が最小信号
限界値より小さければ、ポンプ36は最小デューティサ
イクルで運転され、燃料ポンプ36を最小デューティサ
イクル以下で運転しないようにする。好ましくは、EC
U34は算出された燃料ポンプ制御信号と最小デューテ
ィサイクル値を連続的に比較し、もしその計算結果が最
小限界値より小さければ、燃料ポンプ制御信号42を最
小デューティサイクルと等しくする。それ故、例えば、
かなり低い燃料デマンドの間は、制御信号42は好まし
くは、燃料ポンプ36が50%のデューティサイクルで
運転するようにセットされる。
【0043】しかし、この最小デューティサイクルの限
界置は燃料ポンプの容量と形式そして実験的に決定され
る必要のある他の運転要素により、上下に調整される。
例えば、将来燃料ポンプが進歩すれば50%よりずっと
小さいデューティサイクルで効率よく歯車ロータ式の燃
料ポンプを運転できる。タービン式の燃料ポンプについ
ては、最小デューティサイクルはかなり低くなり、30
%のデューティサイクルまたはそれ以下になり得る。
【0044】逆に、ECU34は燃料ポンプ制御信号4
2を、もし算出された制御信号(前記基準式により)が
100%より大きいデューティサイクルでポンプを運転
する値であれば、100%のデューティサイクルでポン
プを運転するようにセットし、大きすぎる電力信号46
がポンプ36に送られないようにする。また、算出され
た制御信号値が50%と100%のデューティサイクル
の間でポンプを運転する値であれば、燃料ポンプ制御信
号42はその算出された値に等しくセットされる。計算
後、もし必要であればデューティサイクルの調整後、燃
料ポンプ制御信号42は燃料ポンプドライバー44に入
力され、ドライバー44は制御信号42でセットされた
デューティサイクルでポンプ36を運転する。
【0045】第二実施例 図5、6はこの発明の燃料供給装置30’の第二実施例
を図示している。燃料供給装置30’は、燃料ポンプド
ライバー44については図1、3、4に図示する燃料供
給装置30と同様であるが、相違する点は一般の回路板
を有する回路板モジュールのような単体のパッケージ9
2内で、ECU34に燃料ポンプドライバー44が結合
されていて、組み立てられる燃料供給装置の部品数を減
じている。好ましくは、燃料ポンプへの電力信号46は
同軸ケーブルを使用して燃料ポンプモータ48に送ら
れ、ノイズ拾いと電磁干渉を最小にする。図6により明
白に図示されているように、燃料ポンプの制御信号はE
CU34から直に燃料ポンプドライバー44に好ましく
は送られる。好ましくは、燃料ポンプドライバー44は
パルス幅変調増幅器86を有し、パルス幅を変調した燃
料ポンプ用電力信号88を燃料ポンプ36のモータ48
を駆動するように供給する。
【0046】この発明の燃料供給装置の作用に言及する
と、図7のにフローチャート図に見られるように、開始
100後、エンジンの回転中、二行程のエンジンでは回
転毎に、四行程のエンジンでは一回転置きに、ECU3
4はエンジン速度102と、燃料デマンドより決められ
るエンジン回転の間で各燃料インジェクタが開いている
持続時間104とを決定する。好ましくは、ECU34
はスロットル80の位置を読み取り、エンジン速度を検
知して燃料デマンドを決定する。エンジン速度と燃料デ
マンドを決定する時に、燃料ポンプ制御信号42は前述
した下記の式106を使用して算出される。 燃料ポンプ制御信号 ≒ (エンジン速度)×(燃料噴
射持続時間)×K
【0047】ステップ108で、算出された燃料ポンプ
制御信号が燃料ポンプ36の最大デューティサイクルよ
り、好ましくは100%デューティサイクルであるが、
それより大きければ、燃料ポンプ制御信号42はポンプ
36がその最大デューティサイクルで運転するようにセ
ットされ、この信号42はステップ112で燃料ポンプ
ドライバー44に入力され、ポンプ36を最大デューテ
ィサイクルで運転させる。またステップ114で、算出
された燃料ポンプ制御信号が燃料ポンプ36の望ましい
最小デューティサイクルより、例えば50%デューティ
サイクルより小さければ、燃料ポンプ制御信号42はス
テップ116でポンプ36がその望ましい最小デューテ
ィサイクルで運転するようにセットされ、この信号42
はステップ112で燃料ポンプドライバー44に入力さ
れ、ポンプ36をその望ましい最小デューティサイクル
で運転する。また、算出された燃料ポンプ制御信号が燃
料ポンプ36のその望ましい最小デューティサイクルと
最大デューティサイクルの間にあれば、その算出された
値に等しくセットされ、ステップ112で燃料ポンプド
ライバー44に入力され、ポンプ36に対応するドライ
ブ信号46を送るようにドライバー44に指示する。
【0048】この発明はその好ましい実施例に関連して
開示されているが、この発明の概念そして範囲にある他
の実施例も有り得るし、この発明はその請求項の範囲そ
の正当な内容からはずれないで、修正し、変化させ、置
換することができる。
【0049】
【発明の効果】この発明の優位性は、少なくともエンジ
ンにより要求される燃料量を各インジェクタに供給し、
エンジン運転中の燃料の適切な量を確保し、更に燃料デ
マンドの突然の増加に対応できる適切な超過燃料を各イ
ンジェクタに供給する。更に、燃料ポンプの出力をエン
ジンの燃料デマンドにより近接するようにし、エンジン
の燃料デマンドに直接応じて、燃料ポンプの燃料供給を
より迅速に変え、エンジンの燃料デマンドに応じて燃料
ポンプのデューティサイクルを変えて燃料ポンプで消費
される電力量を減少させ、また要求される燃料がエンジ
ンで消費される前にエンジンの燃料デマンドに応じて燃
料ポンプで供給される燃料量を調整できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好ましい実施例による燃料供給装置
の概要図である。
【図2】図1の線2−2に沿った内燃エンジンの一部断
面図である。
【図3】図1の燃料供給装置の概要ブロック図である。
【図4】図1の燃料供給装置の概要ブロック図であり、
燃料ポンプに電力を制御して送る燃料ポンプドライバー
の好ましい構成と配置をより詳細に図示している。
【図5】この発明の第二の好ましい実施例による燃料供
給装置の概要ブロック図である。
【図6】図5の燃料供給装置の概要ブロック図であり、
エンジン制御ユニットと燃料ポンプドライバーの好まし
い構成と配置をより詳細に図示している。
【図7】この発明の燃料供給装置の動作を図示するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
30 燃料供給装置 32 エンジン 34 エンジン制御ユニット(ECU) 36 燃料ポンプ 38 燃料タンク 40 燃料インジェクタ 42 ポンプの制御信号 46 電力 44 燃料ポンプドライバー 48 電気モータ 52 燃料タンク 56 燃料ライン 58 燃料主管 60 燃料フィルタ 62 圧力調整器 66 吸気弁 70 インテークマニホールド 72 シリンダー室 74 点火プラグ 76 ピストン 78 ピストンロッド 80 スロットル 86 パルス幅変調増幅器 92 パッケージ
フロントページの続き (72)発明者 ロナルド エッチ・ロチ アメリカ合衆国 ミシガン 48726 カス シティ、ノース セメタリー ロード 3787 (72)発明者 マシュウ エル・ワーナー アメリカ合衆国 ミシガン 48723、カー ロ、トムリンソン ロード 2984

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンシリンダ内に燃料を噴射する燃
    料インジェクタを有する内燃エンジンへの燃料供給装置
    であって、 燃料タンクと、 該燃料タンクと流路で連通し、受電力に応じて前記燃料
    タンクから該内燃エンジンの該インジェクタに燃料を供
    給する燃料ポンプと、 エンジンの燃料デマンドを決定するために該内燃エンジ
    ンと連絡し、前記燃料ポンプの運転を変化調整するため
    に該燃料ポンプと連通し、少なくともエンジンで消費さ
    れると予想される燃料量を該燃料インジェクタで確保で
    きるようにしたエンジン制御ユニットとを具備する装
    置。
  2. 【請求項2】 前記エンジン制御ユニットとの連絡に応
    じて前記燃料ポンプに動力を与える電力を供給するため
    に、該エンジン制御ユニットと連通し且つ該燃料ポンプ
    と連通するように構成された燃料ポンプドライバーを具
    備する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記燃料ポンプドライバーは制御信号に
    応答する電気回路であり、前記燃料ポンプに前記制御信
    号に比例した電力を出力し、前記制御信号に比例して前
    記燃料ポンプの燃料出力を変化させ、そしてエンジン制
    御ユニットは前記制御信号を発生し、前記制御信号を前
    記燃料ポンプドライバーに送信し、燃料ポンプの運転を
    変化調整し、少なくともエンジンが消費すると予想され
    る燃料量を前記燃料インジェクタで確保できるようにす
    る請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記エンジン制御ユニットが発生する前
    記制御信号は該エンジン制御ユニットにより決定された
    エンジンの燃料デマンドに比例している請求項3に記載
    の装置。
  5. 【請求項5】 前記エンジン制御ユニットが発生した前
    記制御信号は、該エンジン制御ユニットにより決定され
    たエンジンの燃料デマンドに比例し、エンジンが消費す
    ると予想される燃料に変えて、エンジンにより要求され
    るよりも少なくとも5%以上多い燃料を前記燃料ポンプ
    により前記インジェクタに供給させ、該インジェクタで
    の燃料圧を維持させるに適切な燃料量を供給する請求項
    4に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記エンジン制御ユニットはエンジンに
    入る空気量を検知し、エンジン速度を検知し、エンジン
    の燃料デマンドを決定する請求項4に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記エンジン制御ユニットはエンジンの
    スロットル位置を検知し、エンジン速度を検知し、エン
    ジンの燃料デマンドを決定する請求項6に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記エンジン制御ユニットはエンジンに
    入る空気量を検知し、エンジン速度を検知し、エンジン
    の燃料デマンドを決定する請求項6に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記エンジン制御ユニットは、エンジン
    の運転中のある一定時間内に前記燃料インジェクタによ
    り噴射されると予想される燃料量を決めてエンジンの燃
    料デマンドを決定する請求項4に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記燃料インジェクタはエンジンの運
    転中に於けるシリンダの各インテーク行程の間のある持
    続時間だけ開いていて、該シリンダに燃料を噴射し、前
    記エンジン制御ユニットは、該インジェクタが次のイン
    テーク行程の間にエンジンシリンダ内に燃料を噴射する
    持続時間と、エンジン速度を乗じることにより、エンジ
    ンの燃料デマンドを決める請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記エンジン制御ユニットにより発生
    した前記制御信号は、前記インジェクタが次のインテー
    ク行程の間にエンジンシリンダ内に燃料を噴射する持続
    時間と前記エンジン速度を乗じたものに比例し、燃料ポ
    ンプの運転を変化調整し、少なくともエンジンで消費さ
    れると予想される燃料量を該燃料インジェクタで確保で
    きるようにする請求項10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記エンジン制御ユニットにより発生
    した前記制御信号は、前記インジェクタが次のインテー
    ク行程の間にエンジンシリンダ内に燃料を噴射する持続
    時間と前記エンジン速度を乗じ、更にある定数を乗じた
    値に比例し、エンジンにより消費されると予想される燃
    料に変えて、エンジンが要求するより多い燃料を前記燃
    料ポンプにより該インジェクタに供給し、該インジェク
    タでの燃料圧を維持させる適切な燃料量の供給を確実に
    する請求項10に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記定数は、前記エンジンへの燃料流
    を監視し前記燃料供給装置を校正して決定され、前記制
    御信号は、エンジンにより消費されると予想される燃料
    量に変えて、前記インジェクタにエンジンの要求量を越
    える量を送り、該インジェクタでの燃料圧を維持させる
    適切な燃料量を供給する請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記定数は前記燃料ポンプがエンジン
    の燃料デアマンドよりも少なくとも5%以上多い燃料を
    前記インジェクタに供給するように選択される請求項1
    2に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記燃料ポンプドライバーにより前記
    燃料ポンプに送られる電力は電気的デューティサイクル
    の信号を伴い、該燃料ポンプの運転中の一定時間内に該
    燃料ポンプに供給される電力量を制御し、該燃料ポンプ
    ドライバーからの該電気的デューティサイクルの信号に
    比例して、該燃料ポンプから前記燃料インジェクタへの
    燃料流を制御して変化させ、前記エンジン制御ユニット
    で発生した前記制御信号はポンプ運転最小容量値と比較
    され、もし該発生した制御信号が該ポンプ運転最小容量
    値より小さければ該制御信号は該ポンプ運転最小容量値
    に等しくセットされ、該燃料ポンプドライバーは該燃料
    ポンプに最小デューティサイクル信号を送り、該燃料ポ
    ンプが前記燃料インジェクタに予め定めた最小量の燃料
    流を常時送る請求項3に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記エンジン制御ユニットで発生した
    前記制御信号は燃料ポンプの運転最大容量値と比較さ
    れ、もし該制御信号が該ポンプ運転最大容量値より大き
    ければ該制御信号は該ポンプ運転最大容量値に等しくセ
    ットされ、前記燃料ポンプドライバーは対応する最大デ
    ューティサイクル信号を該燃料ポンプに送り、該燃料ポ
    ンプが前記燃料インジェクタに予め定めた最大量の燃料
    流よりも大きい量を送らないようにする請求項15に記
    載の装置。
  17. 【請求項17】 前記ポンプ運転最小容量値に基いた制
    御信号により、前記燃料ポンプドライバーは少なくとも
    20%のデューティサイクル信号を該燃料ポンプに送
    り、該燃料ポンプがそのポンプ容量の20%よりも小さ
    い値で運転しないようにする請求項16に記載の装置。
  18. 【請求項18】 前記ポンプ運転最小容量値に基いて前
    記燃料ポンプドライバーは制御信号を発生し、50%の
    デューティサイクル信号を前記燃料ポンプに送り、前記
    燃料ポンプがそのポンプ容量の50%よりも小さい値で
    運転しないようにする請求項17に記載の装置。
  19. 【請求項19】 前記ポンプ運転最大容量値の制御信号
    は電気的制御信号であり、前記燃料ポンプドライバーは
    該電気的制御信号により100%のデューティサイクル
    信号を燃料ポンプに送り、前記燃料ポンプがそのポンプ
    容量の100%よりも大きい値で運転しないようにする
    請求項16に記載の装置。
  20. 【請求項20】 前記燃料ポンプは直流モータを有し、
    前記燃料ポンプドライバーはパルス幅変調増幅器を有
    し、前記エンジン制御ユニットにより供給された前記制
    御信号に関連して変化するデューティサイクルで、パル
    ス状の直流電気信号を該ポンプ直流モータに送り、該デ
    ューティサイクルをエンジンの燃料デマンドの関数とし
    て変える請求項15に記載の装置。
  21. 【請求項21】 前記エンジン制御ユニットと連絡し、
    前記燃料ポンプと連通して該燃料ポンプに電力を供給
    し、該燃料ポンプと該エンジン制御ユニットとの通信に
    応じて該燃料ポンプを駆動する燃料ポンプドライバー
    と、該エンジン制御ユニットと該燃料ポンプドライバー
    とを収容するモジュールとを有する請求項1に記載の装
    置。
  22. 【請求項22】 前記エンジン制御ユニットは前記燃料
    ポンプドライバーと一体化されている請求項21に記載
    の装置。
  23. 【請求項23】 前記エンジン制御ユニットと前記燃料
    ポンプドライバーが同じ電気回路板に構成された請求項
    22に記載の装置。
  24. 【請求項24】 前記エンジン制御ユニットと連絡し、
    前記燃料ポンプと連通して該燃料ポンプに電力を供給
    し、該燃料ポンプと該エンジン制御ユニットとの通信に
    応じて該燃料ポンプを駆動する燃料ポンプドライバーを
    具備し、該燃料ポンプドライバーは該燃料ポンプに近接
    して配置され該電力が該燃料ポンプに至るまでの距離を
    最小にする請求項1に記載の装置。
  25. 【請求項25】 前記燃料ポンプドライバーは前記燃料
    ポンプに搭載されている請求項24に記載の装置。
  26. 【請求項26】 前記エンジン制御ユニットと連絡し、
    前記燃料ポンプと連通して該燃料ポンプに電力を供給
    し、該燃料ポンプと該エンジン制御ユニットとの通信に
    応じて該燃料ポンプを駆動する燃料ポンプドライバーを
    具備し、該燃料ポンプドライバーは燃料ポンプの制御信
    号に応答する電気回路であり、該燃料ポンプに該制御信
    号に比例した電力を出力し、該制御信号に比例して該燃
    料ポンプの燃料出力を変化させ、そして、該エンジン制
    御ユニットは下記の基準式で算出される値に比例する前
    記燃料ポンプ制御信号を発生し、 燃料ポンプ制御信号 ≒ (エンジン速度)×(燃料噴
    射持続時間)×K 該エンジン制御ユニットは該燃料ポンプ制御信号を該燃
    料ポンプドライバーに送信し、燃料ポンプの運転を変化
    調整し、少なくともエンジンで消費されると予想される
    燃料量を前記燃料インジェクタで確保できるようにする
    請求項1に記載の装置。
  27. 【請求項27】 燃料インジェクタを有する内燃エンジ
    ンへの燃料供給方法であり、 (a)燃料タンクと、該燃料インジェクタに加圧した燃
    料を供給する燃料ポンプと、燃料ポンプの運転を制御す
    るエンジン制御ユニットとを配設し、 (b)該内燃エンジンのエンジンの燃料デマンドを決定
    し、 (c)該燃料ポンプの運転を変化調整し、少なくともエ
    ンジンで消費されると予想される燃料量を該燃料インジ
    ェクタで確保できるようにすることを、 具備する該方法。
  28. 【請求項28】 前記(a)の工程で、エンジンの燃料
    デマンドはエンジンが運転中に前記インジェクタを通っ
    て流れると予想される燃料量を決めて得られる請求項2
    7に記載の装置。
  29. 【請求項29】 前記(a)の工程で、前記予想される
    燃料量は、 (1)前記インジェクタがエンジンのあるインテーク行
    程の間にエンジンシリンダ内に燃料を噴射すると予想さ
    れる持続時間を決定し、 (2)該持続時間に該持続時間が決定された時のエンジ
    ン速度を乗じること、により得られる請求項28に記載
    の方法。
  30. 【請求項30】 前記(b)の工程において、前記燃料
    ポンプの燃料流量出力は、 (1)エンジンの燃料デマンドに1より大きいある定数
    を乗じて燃料ポンプ制御信号を算出し、エンジンが消費
    すると予想される燃料量に変えて、エンジンが要求する
    より多い燃料を該燃料ポンプにより前記インジェクタに
    供給し、しかも該インジェクタでの燃料圧を維持し、 (2) 算出された該燃料ポンプ制御信号は、燃料ポン
    プの運転最小容量値と比較され、その最小容量値は燃料
    ポンプにより供給され該インジェクタでの燃料圧を維持
    する望ましい最小燃料量に相当しており、もし算出され
    た該燃料ポンプ制御信号が該最小容量値より小さければ
    前記制御信号は該燃料ポンプの該運転最小容量値に等し
    くセットし、 (3)該燃料ポンプ制御信号を、該燃料ポンプの運転最
    大容量値と比較し、その最大容量値は該燃料ポンプの望
    ましい最大運転状態に対応しており、もし該算出された
    該燃料ポンプ制御信号が該最大容量値より大きければ該
    燃料ポンプの運転は該燃料ポンプの望ましい該最大運転
    状態を越えないようにし、 (4)該燃料ポンプ制御信号に応答して該燃料ポンプを
    運転し、エンジンが消費すると予想される燃料量に変え
    て、該エンジンが要求するより多い燃料を該エンジンに
    供給し、該インジェクタでの適切な燃料圧を維持するこ
    と、 の工程により制御される請求項29に記載の方法。
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