JPH0823254B2 - 電動ベネシャンブラインド - Google Patents

電動ベネシャンブラインド

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JPH0823254B2
JPH0823254B2 JP4310694A JP31069492A JPH0823254B2 JP H0823254 B2 JPH0823254 B2 JP H0823254B2 JP 4310694 A JP4310694 A JP 4310694A JP 31069492 A JP31069492 A JP 31069492A JP H0823254 B2 JPH0823254 B2 JP H0823254B2
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JP
Japan
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drum
tilting
head box
motor
bottom rail
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JP4310694A
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JPH06317076A (ja
Inventor
正博 長島
敏光 本多
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Tosoh Corp
Original Assignee
Toso KK
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電動ベネシャンブライン
ドの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電動式ベネシャンブラインドは、
特公昭57−13716号などによって公知であるが、
傾動ドラム又はリングをドラムに遊嵌し、ドラムを電気
モータによって回転して、スラットを傾斜し、昇降させ
る方式であった。モータを回転すると、ドラムとその上
にはめたリング又は傾動ドラムが回転し、ボトムレール
はモータの回転方向により少し上昇又は下降し、スラッ
トは前方又は後方へ傾斜する。スラットの傾斜が限度に
達すると、リング又は傾動ドラムはドラム上でスリップ
し、ドラムのみが回転する。その結果、スラットは限度
まで前傾又は後傾したままボトムレールと共に上昇又は
下降する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動式ベネシャ
ンブラインドはスラットの昇降と傾斜を分離することが
できなかったため、スラットの傾斜角度を変えずに昇降
することも、ボトムレールすなわちスラットを全く昇降
させずに傾斜調整することもできないという問題があっ
た。特にスラット傾斜角度の微調整は不可能に近かっ
た。
【0004】本発明はこの問題を解決するためになされ
たものであり、その目的とするところは、スラットを全
く昇降せずに、スラットの傾斜角度の調整が可能な電動
ベネシャンブラインドを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明が採用する手段は、昇降コードを巻いてスラ
ットを昇降させる昇降用ドラムを回転させるモータとは
別に、スラットを傾動させる傾動ドラムを回転駆動する
傾動ドラム用モータを設けたことにある。その傾動ドラ
ムは昇降用のドラムとは分離してヘッドボックス又はボ
トムレールに設ける。
【0006】
【作用】スラットを傾斜させるラダーコードの一端側と
係合する傾動ドラムは昇降用ドラムとは独立しているか
ら、昇降用ドラムが回転しても停止したままである。し
たがって、スラットの昇降中スラットの傾斜角度は不変
である。逆に、傾動ドラムが回転しても昇降用ドラムは
回転しないから、スラットの傾斜角度を調整してもボト
ムレールの位置は一定である。その結果、スラットの昇
降と傾斜角度調整を従来よりも高精度かつ容易に実施す
ることができる。
【0007】
【実施例】本発明のブラインドを図面に示す実施例に基
づいて具体的に説明する。図1及び図2に示す通り、ベ
ネシャンブラインドのヘッドボックス10は直接又はブラ
ケット等を使用して窓枠11の一方の側に固定され、窓枠
11の他方の側にはブラケット12、12が固定される。その
ブラケット12、12に固定軸14がヘッドボックス10に平行
に固定され、その固定軸に巻取筒16が回動自在に外嵌さ
れる。固定軸14と巻取筒16の間にはコイルスプリング15
が介在し、そのコイルスプリングの一端は固定軸14に他
端は巻取筒16にそれぞれ固定される。
【0008】ヘッドボックス10の両側にガイドコ−ド17
の一端が金具18を介して係止される。ガイドコ−ド17の
他端は金具19を介して窓枠11の反対側に係止される。ガ
イドコ−ド17は金具18を調整して緊張させる。ボトムレ
−ル30とスラット40はその両側の貫通孔31、41を通るガ
イドコ−ド17に沿って移動可能に取付けられる。ヘッド
ボックス10の一端部に減速機付きのモ−タ20が配置さ
れ、その出力軸に断面角形の回転軸21が連結される。回
転軸21にそれと一体に回転するが長手方向には摺動自在
なドラム22の片側が外嵌される。ドラム22の反対側には
めねじが設けられ、そのめねじはブラケット28を介して
ヘッドボックス10に固定されたボルト29にねじばめされ
る。ブラケット23の中にリング24を入れ、そのリングを
ドラム22に遊嵌するか又は一体回転しないようにスリッ
プ可能にはめる。ボトムレ−ル30の一端部に減速機付き
のモ−タ32が配設され、その出力軸に傾動軸33が連結さ
れる。傾動軸33はブラケット34、34を介して軸受けさ
れ、そのブラケット内において傾動ドラム35、35が傾動
軸33に固定される。昇降コ−ド36、36は、ボトムレ−ル
30とヘッドボックス10の間に並べられたスラット40の孔
42を貫通してヘッドボックス10内に入り、一端はドラム
22に係止され、他端はボトムレ−ル30に係止される。各
スラット40はラダ−コ−ド38、38に通され、そのラダ−
コ−ドの一端はヘッドボックス10内のリング24、24に掛
けられ他端は傾動ドラム35、35に掛けられる。傾動軸33
にリミットスイッチを含む制動装置39を組合せ、モ−タ
32の回転を規制して傾動軸33の過度の回転を防止する。
【0009】巻取筒16の両端部にリ−ル25、25を固定
し、そのリ−ルにテンションコ−ド26を巻く。両側のテ
ンションコ−ド26、26の自由端はボトムレ−ル30に取付
けた滑車37、37を介してボトムレ−ル30の中央において
連結する。図1の実施例において、スラット40の奥行が
ドラム22の直径よりも小さいと、ヘッドボックス10付近
のラダ−コ−ド38、38の前後のひもの間隔が他の部分よ
りも広目になり、その付近のスラットの傾斜が他の部分
と同一になりにくくなるが、図3及び図4の実施例に示
すように、図1のボトムレ−ル内のモ−タ32をヘッドボ
ックス10内に移し、そのモ−タの出力軸に傾動軸33を直
結し、その傾動軸をブラケット34、34で軸受けし、その
傾動軸に小径の傾動ドラム35、35を固定すると、すべて
のスラット40の傾斜角を同一にすることができる。この
場合、ボトムレ−ル30にはブラケット44、44を設けて、
被動軸43を回転自在に軸受けし、ブラトケット内におい
てその被動軸にラダ−コ−ド38、38を掛ける被動ドラム
45、45を取付ける。
【0010】図4に示すように、モ−タ20をヘッドボッ
クス10の中央付近に配設し、二分したドラム22、22をヘ
ッドボックス10の両端部付近に配置すると、昇降コ−ド
36、36はスラット40とボトムレ−ル30のガイドコ−ド1
7、17の近くの両端部を通る。このように、スラット40
の昇降コ−ド36、36の通る孔42、42が窓枠11の両側縁に
近いとブラインドを閉じたときに直射日光が昇降コ−ド
の孔42からもれ込む割合は小さくなる。この場合、モ−
タ20の回転はギヤを介して回転軸21に伝達され、ドラム
22、22にねじばめされるボルト29とそれをヘッドボック
ス10に固定するブラケット28はヘッドボックス10の両端
部に取付けられる。なお、両側に出力軸を持つ減速機付
きのモ−タを使用したときは、ギヤを介さず、両側の出
力軸と回転軸を直結することができる。
【0011】次に、本発明のブラインドの操作を上記実
施例について説明する。図示していないが、ブラインド
スイッチの閉ボタンを押すと、モ−タ20が始動し、ドラ
ム22は回転軸21上を一方向に移動すると共に昇降コ−ド
36、36を巻戻す方向に回転する。昇降コ−ド36、36が巻
戻されて弛むと、コイルスプリング15がテンションコ−
ド26、26を介してボトムレ−ル30を引くから、ボトムレ
−ル30はヘッドボックス10から離れる方向に移動し、ブ
ラインドは閉じ始める。この間、スラット40の傾斜角度
は全く変化しない。
【0012】ボトムレ−ル30が巻取筒16に近接してブラ
インドが閉じると、ドラム22に固定されたストッパ46が
リミットスイッチ47を押し、モ−タ20を停止させる。ブ
ラインドの前傾ボタン(図示せず)を押すと、モ−タ32
が一方に回転して傾動ドラム35、35を回すから、スラッ
ト40は一方に傾斜する。又、後傾ボタン(図示せず)を
押すと、モ−タ32は逆転し、スラット40は逆方向に傾斜
する。制動装置39によりスラット40の過度の傾斜は防止
される。この間、ボトムレール30は全く昇降しない。
【0013】ブラインドの開ボタン(図示せず)を押す
と、モ−タ20が前とは逆に回転し、ドラム22は回転しな
がら、回転軸21上を逆方向に摺動するから、昇降コ−ド
36、36はドラム22に巻上げられ、ボトムレ−ル30はヘッ
ドボックス10の方へ移動してブラインドは開き始める。
この間、スラット40の傾斜角度は全く変化しない。ボト
ムレ−ル30がヘッドボックス10の側に寄ってスラット40
が相互に密着したとき、ドラム22のストッパ46´がリミ
ットスイッチ47´を押しモ−タ20の回転を停止する。
【0014】ボトムレ−ル30とスラット40はガイドコ−
ド17に支持され、そのガイドコ−ドに沿って移動するか
ら、ブラインドの開閉及び傾斜の運動は円滑であり、ボ
トムレ−ル30やスラット40が垂れ下がることはない。こ
のように、本発明のブラインドは天窓等の水平又は緩傾
斜の窓に設置されたときでも、スラットの傾斜調整とは
独立に、従来、不可能であったボトムレ−ルの移動、す
なわち、ブラインドの開閉を簡単に行うことができる。
【0015】実施例のブラインドはいずれも天窓用であ
るが、窓面が垂直な通常の窓にも適用できることはいう
までもない。垂直な窓の場合は、ガイドコードとテンシ
ョンコードは使用しないから、その関係部材はすべて不
要である。
【0016】
【発明の効果】本発明の電動ベネシャンブラインドは、
傾動ドラムを昇降用ドラムとは独立に設け、その傾動ド
ラムを昇降用の電気モータとは別の電気モータで回転駆
動する方式であるから、従来の傾動ドラムを昇降用のド
ラムに遊嵌し、昇降ドラムを電気モータで回転させてス
ラットの昇降と傾動を行うものとは異なり、スラットの
昇降と傾動をそれぞれ別の電気モータによって独立に動
作させることができるから、スラットの昇降と傾動を高
精度で実施することが可能であり、これまで特に困難で
あったスラット傾斜角度の微調整も至極容易に実施する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明の一実施例のベネシャンブラインドの
一部を断面で示す正面図、
【図2】は同じく側断面図、
【図3】は他の実施例の図1に相当する図、
【図4】は別の実施例の図1に相当する図、
【符号の説明】
10:ヘッドボックス、20:モ−タ(昇降用)、21:回転
軸、22:ドラム、24:リング、30:ボトムレ−ル、32:
モータ(傾動用)、33:傾動軸、35:傾動ドラム、36:
昇降コ−ド、38:ラダ−コ−ド、40:スラット、43:被
動軸、45:被動ドラム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ヘッドボックス(10)と、前記ヘッドボッ
    クスに設けたドラム(22)と、前記ドラムに一端を係止
    し、他端をボトムレール(30)に係止した昇降コード
    (36)と、前記ヘッドボックスと前記ボトムレールの間
    に設けたラダーコード(38)と、前記ラダーコードに支
    持された一列のスラット(40)と、前記ヘッドボックス
    に設けられて前記ドラムを回転駆動する昇降用モータ
    (20)とを備えたブラインドにおいて、前記ヘッドボッ
    クスに前記ラダーコードの一端側と係合する傾動ドラム
    (35)又はリング(24)を前記昇降コード用ドラム(2
    2)とは独立して回転するように設け、前記ボトムレー
    ルに前記ラダーコードの他端側と係合する被動ドラム
    (45)又は傾動ドラム(35)を設け、前記傾動ドラムが
    設けられた前記ヘッドボックス又は前記ボトムレールに
    前記傾動ドラムを回転駆動する傾動用モータ(32)を
    けたことを特徴とする電動ベネシャンブラインド。
  2. 【請求項2】傾動ドラム(35)に傾動軸(33)を固定
    し、制動装置(39)を介して前記傾動軸に傾動用モータ
    (32)の回転軸を接続したことを特徴とする請求項1記
    載の電動ベネシャンブラインド。
JP4310694A 1992-11-20 1992-11-20 電動ベネシャンブラインド Expired - Lifetime JPH0823254B2 (ja)

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JP27980886A Division JPS63134777A (ja) 1986-11-26 1986-11-26 天窓用ベネシヤンブラインド

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JPH06317076A JPH06317076A (ja) 1994-11-15
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JPS55154293U (ja) * 1979-04-20 1980-11-06
JPS5828157Y2 (ja) * 1980-03-17 1983-06-18 佐々木 ブラインド工業株式会社 ベネシヤンブラインド

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