JPH08231077A - ローラ搬送装置 - Google Patents

ローラ搬送装置

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JPH08231077A
JPH08231077A JP6200295A JP6200295A JPH08231077A JP H08231077 A JPH08231077 A JP H08231077A JP 6200295 A JP6200295 A JP 6200295A JP 6200295 A JP6200295 A JP 6200295A JP H08231077 A JPH08231077 A JP H08231077A
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shaft
boss
roller shaft
gear
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Masahiro Nakajima
正博 中島
Yoshihiro Masuda
好広 増田
Kiyoshi Matsumoto
清 松本
Hitoshi Togawa
仁志 戸川
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギヤ160をローラ軸132Rに支持する構
造を簡単にする。 【構成】 支持板間にローラ機構120Dが回転自在に
支持されている。ローラ機構120Dは、被搬送物に搬
送力を与えるローラ本体130と、ローラ本体130の
側部に設けたローラ軸132Rと、ローラ軸132Rに
着脱可能に嵌合固定されるボス部材140と、ボス部材
140の外周部に嵌合装着され、かつボス部材140に
対して回り止めされたギヤ160と、ローラ軸132R
を支持し、支持板に支持される軸受170Rと、を備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、感光材等を搬
送するためのローラ搬送装置に関し、詳しくはローラ軸
へのギヤの固定構造に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、この種の感光材処理
装置のローラ搬送装置として、所定間隙を有して対向設
置された支持板に、ローラ機構をローラ軸を介して支持
すると共に、ローラ軸に駆動力を伝達するためのギヤを
固定したものが知られている。図9はローラ機構の端部
を示す分解斜視図である。ローラ機構210は、ローラ
本体212と、ローラ本体212の両側部に設けられた
ローラ軸214(図示では一方を示す)と、一方のロー
ラ軸214の軸ボス部214aに固定されたギヤ216
と、ローラ軸214の軸体受部214bで支持板220
に対して固定された軸受222と、を備えている。軸ボ
ス部214aは、ギヤ216を回り止め固定するために
軸体受部214bより大径に形成すると共に軸カット部
214cを備えている。
【0003】このような軸ボス部214aを有するロー
ラ軸214は、丸材を端部から切削縮径して軸体受部2
14bを形成し、さらに軸ボス部214aの外周面の一
部を切削して軸カット部214cを形成することにより
製造している。
【0004】しかし、上記ローラ軸214は、ギヤ21
6を支持するための軸ボス部214aが太く、材料費の
コストアップをもたらしているだけでなく、軸体受部2
14bを形成するための切削加工も面倒であり、製造に
手間取るという問題があった。
【0005】こうした問題を解決するために、図10に
示すように、ローラ軸230を全長にわたって同径の丸
材から形成した場合には、ギヤ232を回り止めするた
めにローラ軸230の端部から全長にわたって軸カット
部230aを形成する必要がある。しかし、軸カット部
230aが軸受234を支持する部分にもあると、その
角部で軸受234の摩耗を速めるという問題を招く。
【0006】また、他の従来の技術として、図11に示
すように、ローラ軸242の軸カット部242aを形成
する部分をローラ軸242の端部にとどめて、その部分
でギヤ244を固定し、軸カット部242aがない部分
で軸受246により支持する構成も知られている。しか
し、この場合には、ギヤ244が軸受246の外側に位
置するので、ローラ機構240を清掃等のために支持板
250から外す際に、ギヤ244をローラ軸242から
外す必要があり、その作業が面倒であった。また、この
構成では、ギヤ244がローラ軸242の端部にあるた
めに、ギヤ244からローラ軸242の根元部分に加わ
る曲げモーメントが大きくなり、これに耐えるためにロ
ーラ軸242を高い強度とするか大径化しなければなら
ず、コストアップになる。
【0007】さらに、図12に示す別の従来の技術のよ
うに、フランジ部260aを有するギヤ260を用い
て、ギヤ260をネジ262でローラ軸264に固定す
る構造とした場合には、ネジ262の取り付け、取り外
し作業が面倒であるだけでなく、フランジ部260aの
分だけローラ軸264が長くなって材料量が多くなり、
しかも装置自体も軸方向へ大型化する。
【0008】本発明は、上記従来の技術の問題を解決す
るものであり、ギヤをローラ軸で支持する構造が簡単で
かつその製造も容易であり、しかも小型にできるローラ
搬送装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】課題を解決するためにな
された請求項1の発明は、対向設置された支持板に軸受
を介してローラ機構を回転自在に支持するローラ搬送装
置において、ローラ機構は、ローラ本体と、このローラ
本体の両側に設けられかつ全長にわたってほぼ同じ直径
を有し、少なくともローラ本体の近傍に軸側係合部を有
するローラ軸と、ローラ軸の係合部に外嵌される嵌合孔
を有し、嵌合孔を介してローラ軸に回り止め状態で固定
されると共に、その外周部にボス側係合部を有するボス
部材と、ボス部材のボス側係合部に対して外嵌される装
着孔を有し、装着孔を介してボス部材に回り止めされた
固定されたギヤと、を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項2は、請求項1の軸受を支持板に装
着すると共に、ギヤ及びボス部材を軸受とローラ本体と
の間に配置したものである。
【0011】請求項3は、請求項1または請求項2のボ
ス部材とギヤとを、ローラ軸の軸方向でほぼ同じ幅に形
成したものである。
【0012】請求項4は、請求項1または請求項3のい
ずれかのボス部材として、ローラ軸の軸線方向へ分割し
た分割部材で形成すると共に、各分割部材には、それら
を互いに合わせることで嵌合孔を形成したものである。
【0013】
【作用】本発明に係るローラ搬送装置では、対向設置さ
れた支持板に、軸受を介してローラ機構が回転自在に支
持されている。ローラ機構は、ほぼ全長にわたって同じ
直径のローラ軸に、ボス部材を介してギヤを固定してい
る。ボス部材の嵌合孔は、ローラ軸の軸側係合部に外嵌
することで、ボス部材がローラ軸に回り止めされた状態
で固定される。また、ボス部材の外周部のボス側係合部
にギヤの装着孔を外嵌させることにより、ギヤがボス部
材に回り止め状態で固定される。ローラ軸は、全長にわ
たってほぼ同じ直径の軸であり、ギヤを固定するため
に、ローラ軸を縮径するなどの加工を必要としない。
【0014】請求項2では、請求項1におけるギヤ及び
ボス部材を、軸受とローラ本体との間に配置することに
より、ローラ軸に固定したギヤをローラ本体と共に一体
的に着脱することができる。
【0015】請求項3では、ボス部材とギヤとをローラ
軸の軸方向で同じ幅に形成することにより、ローラ軸の
軸方向において装置を小型に構成する。
【0016】請求項4では、ボス部材を、ローラ軸の軸
線方向へ分割した分割部材で構成すると共に、ローラ軸
に外嵌される軸固定溝を両分割部材に設けることによ
り、両分割部材をローラ軸に外嵌させるように互いに組
み合わせれば、ボス部材がローラ軸に装着される。
【0017】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
【0018】図1はこの発明の一実施例に係るローラ搬
送装置を備えた自動現像機5を示す要部側断面図であ
る。この自動現像機5は、フィードトレイ10と、現像
ユニット20と、定着ユニット30と、水洗ユニット4
0と、乾燥ユニット50と、フィルム受け60とを備え
ている。感光フィルムや印画紙などの感光材Pは、フィ
ードトレイ10上に沿って自動現像機5内に挿入され、
現像ユニット20と、定着ユニット30と、水洗ユニッ
ト40と、乾燥ユニット50を順次通過する間に現像処
理される。処理済みの感光材は、フィルム受け60に排
出される。
【0019】現像ユニット20は、現像処理槽22と、
現像液の温度を調節するためのヒータユニット24と、
ローラを用いて感光材を搬送するための現像ラック26
とを備えている。定着ユニット30は、同様に、定着処
理槽32と、ヒータユニット34と、定着ラック36と
を備えている。また、水洗ユニット40は、水洗処理槽
42と、水洗ラック46とを備えている。乾燥ユニット
50は、感光材を搬送するための乾燥ラック52と、感
光材の表面に風を吹きつけることによって乾燥する乾燥
装置54と、乾燥装置54に空気を供給する乾燥ブロワ
56とを備えている。
【0020】自動現像機5内の搬送路では、対向ローラ
によって感光材が順次搬送される。図2は、定着ラック
36における搬送経路を示す説明図である。定着ラック
36は、対向する一対の側板37の間に(図2の紙面に
垂直な方向に)、6組の対向ローラ38a〜38fと、
5つの感光材ガイド39a〜39eとを設けたものであ
る。図2は側面図なので、一対の側板37の一方のみが
図示されている。対向ローラ38a〜38fのそれぞれ
は、同一径の2つのローラの間に感光材Pを挟持しつつ
搬送するローラである。感光材Pは、定着ラック36内
のU字状の経路に沿って搬送される。すなわち、感光材
Pは、まず3組の対向ローラ38a〜38cによって下
方に搬送され、次の3つの対向ローラ38d〜38fに
よって上方に搬送される。感光材ガイド39a〜39e
は、各対向ローラに感光材Pがうまくはさみ込まれるよ
うに感光材を案内する役割を有している。図1に示す現
像ラック26と水洗ラック46も、定着ラック36と類
似の構成を有している。
【0021】また、乾燥ユニット50における乾燥ラッ
ク52は、ローラ搬送装置100により感光材Pを乾燥
装置54に搬送する。図3はローラ搬送装置100を示
す側面図である。ローラ搬送装置100は、連結部材
(図示省略)を介して所定間隔を隔てて支持された支持
板112R,112Lと、支持板112R,112L間
に回転自在に支持された1対のローラ機構120D,1
20Eと、を備えている。ローラ機構120D,120
Eは、ほぼ同様な構成であるから、ローラ機構120D
を代表して説明する。
【0022】図4はローラ機構120Dの右側端部を示
す断面図である。図3及び図4に示すように、ローラ機
構120Dは、ローラ本体130と、ローラ本体130
の側部のフランジ部131R,131Lから軸方向へそ
れぞれ突設されたローラ軸132R,132Lと、一方
のローラ軸132Rに外嵌されたボス部材140と、ボ
ス部材140に外嵌されたギヤ160と、ローラ軸13
2R,132Lの端部に装着されかつ支持板112R,
112Lの軸支持孔113R,113Lに支持された軸
受170R,170Lと、を備えている。
【0023】図3及び図4に示すローラ搬送装置100
の構成により、ギヤ160に駆動力が与えられると、駆
動力は、ギヤ160、ボス部材140からローラ軸13
2R、ローラ本体130及びローラ軸132Lへ伝達さ
れ、これらを一体的に回転させる。そして、他のローラ
機構120Eとの間で感光材を搬送する。
【0024】次に、ローラ機構120Dの各部の構成及
び作用について、さらに詳細に説明する。図4に示すよ
うに、ローラ機構120Dを構成するローラ本体130
は、その両側(図4では一方を示す)に側部孔130a
が形成されており、この側部孔130aにフランジ部1
31R,131Lが固定されている。さらに、フランジ
部131R,131Lの中心軸孔130b(図示では一
方を示す)にステンレス製のローラ軸132R,132
Lがそれぞれ固定されている。
【0025】図5はローラ機構120Dのギヤ160の
周辺部を示す分解斜視図である。ローラ軸132Rの根
元部の側面部には、ボス部材140に対して回り止めす
るための軸カット部135が形成されている。この軸カ
ット部135は、ローラ軸132Rの外周面の一部を切
削することにより、断面でDカット字形に形成されてい
る。
【0026】ローラ軸132Rに外嵌固定されるボス部
材140は、ギヤ160を固定するためのものであり、
2つの分割部材143a,143bを連結することによ
り構成されている。分割部材143a,143bは、同
一形状であり、したがって分割部材143aについて説
明する。
【0027】分割部材143aは、分割部材143b側
に合わされるボス接合面144を備えている。また、ボ
ス接合面144には、断面半円の軸固定溝145が形成
されている。軸固定溝145は、ローラ軸132Rとほ
ぼ同じ内径であり、他方の分割部材143bと連結され
たときに嵌合孔146(図4)を構成するものである。
【0028】また、上記ボス接合面144には、ボスピ
ン147が突設され、このボスピン147に隣接してピ
ン連結孔148が形成されている。ボスピン147は、
他方の分割部材143bのピン連結孔(図示省略)に嵌
入して、分割部材143aと分割部材143bとを連結
するものである。なお、ピン連結孔148は、ボスピン
147との嵌合の際の寸法許容値を大きくするために4
角形の開口に形成されている。
【0029】さらに、分割部材143aの軸固定溝14
5側の内周部には、ボス固定段部149が形成されてい
る。ボス固定段部149は、ローラ軸132Rに分割部
材143aを組み付けたときに、ローラ軸132Rの軸
カット部135に嵌合する形状であり、ローラ軸132
Rに対して分割部材143aを回り止めするためのもの
である。
【0030】また、分割部材143aの外周部には、ギ
ヤ160を回り止めするためのボスカット部151が形
成されている。ボスカット部151は、軸方向に沿って
全長にわたって形成されている。
【0031】上記ボス部材140に外嵌されるギヤ16
0は、その中央部に装着孔162を有するハブ部161
を備えている。装着孔162は、ボス部材140のボス
外周面152に嵌合するものであり、ボスカット部15
1に位置決めされるための回り止部163が形成されて
いる。また、ハブ部161の内周側には、係合爪164
が弾発的な上下動可能に突設されている。係合爪164
の先端部には、爪先端部165が形成されており、この
爪先端部165がボス部材140の外周部に形成された
被係合凹所153に弾性的に係合するように形成されて
いる。
【0032】次に、ローラ搬送装置100の組付作業に
ついて説明する。まず、ローラ軸132Rにボス部材1
40を組み付ける作業を行なう。この作業は、分割部材
143a,143bのぞれぞれのボス固定段部149を
ローラ軸132Rの軸カット部135に合わせると共
に、ボスピン147を互いのピン連結孔148に嵌入
し、それらのボス接合面144を合わせることにより行
なう。
【0033】次に、ギヤ160の装着孔162の回り止
部163をボス部材140のボスカット部151に位置
合わせして、ギヤ160の装着孔162をボス部材14
0に対して挿入する。このとき、係合爪164の爪先端
部165がボス部材140側の被係合凹所153に係合
することにより、ギヤ160は、ローラ軸132Rに対
して抜止がされた状態で、ボス部材140のボス外周面
152に固定される。その後、ローラ軸132R,13
2Lの端部に、軸受170R,170Lを介して支持板
112R,112Lの軸支持孔113R,113Lに取
り付けることにより、ローラ機構120Dが組み付けら
れる。
【0034】上記実施例によれば、ボス部材140がギ
ヤ160をローラ軸132Rに対して固定する役割を果
たすから、従来の技術で説明したような、ギヤを固定す
るために、ローラ軸の端部を切削する加工が不要とな
り、つまり、ローラ軸132Rを全長で同じ径の丸材で
形成すればよいから、構成及び製造作業が簡単になる。
【0035】また、ギヤ160は、軸受170Rとロー
ラ本体130との間に配設されているから、ローラ軸1
32Rの根元に加わる曲げモーメントが小さくなり、ロ
ーラ軸132R自体を細くでき、ステンレスの材料量を
減らすことによりローラ本体130の重量を軽減するこ
とができる。
【0036】さらに、ローラ軸132Rの軸カット部1
35は、ボス部材140が位置する部分に形成すればよ
く、軸受170Rを摩耗させない。
【0037】また、ギヤ160は、ボス部材140に外
嵌するだけでローラ軸132Rに装着することができ、
ネジ止めなどによる締結具を用いた締結作業も不要であ
り、着脱作業も簡単である。
【0038】そのうえ、ギヤ160は、ボス部材140
と軸方向でほぼ同じ厚みに形成されており、従来の技術
において図12で説明したような、ギヤ260をローラ
軸264に取り付けるためのフランジ部260aが不要
であり、よって、ローラ軸132Rが短くなり、自動現
像機5を幅方向へ小型にすることができる。
【0039】また、ローラ搬送装置100は、ローラ機
構120Dと一体にギヤ160も同時に簡単に外せるか
ら、その着脱作業も容易である。
【0040】上記実施例では、ボス部材140を、2つ
の分割部材143a,143bを組み合わせることによ
り構成したが、これに限らず、図6ないし図8に示すよ
うに1つのボス部材140Bで構成してもよい。図6は
分解斜視図、図7は組み立てた図、図8は図7のB−B
線に沿った断面図である。
【0041】これらの図に示すように、ボス部材140
Bは、ボス部材140Bに嵌合凹所142Bを備えてい
る。嵌合凹所142Bは、一方が開放された開口部14
1Baとなり、ローラ軸132Bの根元部の両側に形成
された軸カット部135Bに嵌合するように形成されて
いる。また、ボス部材140Bの外周面152Bは、ギ
ヤ160Bの装着孔162Bに嵌合可能になっている。
さらに、ボス部材140Bの外周部には、ギヤ160B
を抜止するためのボス側突起155Bが突設されてい
る。ボス側突起155Bは、ギヤ160Bの装着孔16
2Bの内周側に形成された切欠部163Bに挿入自在に
設けられており、また、図8に示す切欠部163B内に
形成された弾性突起164Bに係合するものである。
【0042】この構成により、ボス部材140Bを介し
てギヤ160Bをローラ軸132Bに固定するには、ボ
ス部材140Bをローラ軸132Bの軸カット部135
Bに嵌合することによりボス部材140Bをローラ軸1
32Bに固定する。さらに、ギヤ160Bの切欠部16
3Bをボス部材140Bのボス側突起155Bに位置合
わせして、ギヤ160Bの装着孔162Bをボス部材1
40Bに外嵌させる。このとき、ボス側突起155Bが
弾性突起164Bを乗り越えることで、ギヤ160B
は、ボス部材140Bから抜止される。
【0043】この実施例では、嵌合凹所142Bの開口
部141Baを介してローラ軸132Bに対して挿入す
るだけで、ボス部材140Bは、ローラ軸132Bに位
置決め固定されるから、ボス部材140Bのローラ軸1
32Bへの装着作業が一層容易になる。
【0044】なお、この発明は上記実施例に限られるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の
態様において実施することが可能であり、例えば次のよ
うな変形も可能である。
【0045】ボス部材をローラ軸に対して回り止めする
手段としては、図5のようにDカット部で形成するほ
か、図6のようにローラ軸の両外周部を切削してもよ
く、また、ローラ軸をカットするほか、ネジやキーで固
定する手段であってもよい。また、ボス部材にギヤを固
定する構成も、同様な回り止め手段で構成することがで
きる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係るローラ搬送装置によれば、ローラ軸にギヤを固定
するために、ボス部材を介在させているので、ローラ軸
を全長にわたって同じ直径で形成することができ、ギヤ
を固定するためにローラ軸の縮径などの加工を必要とし
ない。
【0047】請求項2によれば、請求項1におけるギヤ
を、軸受とローラ本体との間に配置することにより、ロ
ーラ機構を支持板に対して着脱する際に、ローラ軸に固
定したギヤをローラ本体と共に一体的に着脱することが
でき、その作業性に優れている。
【0048】請求項3によれば、ボス部材をギヤの幅と
ほぼ同じ幅に形成することにより、ローラ軸の軸方向に
おいて装置自体を小型に構成することができる。
【0049】請求項4によれば、ボス部材を、ローラ軸
の軸線方向へ分割した分割部材で構成することにより、
ボス部材をローラ軸に装着する作業を容易にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてローラ搬送装置を備え
た自動現像機を示す要部側断面図。
【図2】定着ラックにおける搬送経路を示す説明図。
【図3】ローラ搬送装置を示す側面図。
【図4】ローラ搬送装置の右側端部の断面図。
【図5】ローラ機構の組付前の状態を示す斜視図。
【図6】他の実施例に係るローラ機構の組付前の状態を
示す斜視図。
【図7】他の実施例に係るローラ機構を組み付けた状態
を示す斜視図。
【図8】図7のB−B線に沿った断面図。
【図9】従来のローラ機構の組付前の状態を示す斜視
図。
【図10】他の従来のローラ機構の組付前の状態を示す
斜視図。
【図11】さらに他の従来のローラ機構の組付前の状態
を示す斜視図。
【図12】別の従来のローラ機構の組付前の状態を示す
斜視図。
【符号の説明】
5…自動現像機 10…フィードトレイ 20…現像ユニット 22…現像処理槽 24…ヒータユニット 26…現像ラック 30…定着ユニット 32…定着処理槽 34…ヒータユニット 36…定着ラック 37…側板 38a〜38c…対向ローラ 38a〜38f…対向ローラ 38d〜38f…対向ローラ 39a〜39e…感光材ガイド 40…水洗ユニット 42…水洗処理槽 46…水洗ラック 50…乾燥ユニット 52…乾燥ラック 54…乾燥装置 56…乾燥ブロワ 60…フィルム受け 100…ローラ搬送装置 112R,112L…支持板 113R,113L…軸支持孔 120D,120E…ローラ機構 130…ローラ本体 130a…側部孔 130b…中心軸孔 131R,131L…フランジ部 132B…ローラ軸 132L,132R…ローラ軸 135…軸カット部 135B…軸カット部 140…ボス部材 140B…ボス部材 141Ba…開口部 142B…嵌合凹所 143a,143b…分割部材 144…ボス接合面 145…軸固定溝 147…ボスピン 148…ピン連結孔 149…ボス固定段部 151…ボスカット部 152…ボス外周面 152B…外周面 153…被係合凹所 155B…ボス側突起 160…ギヤ 160B…ギヤ 161…ハブ部 162…装着孔 162B…装着孔 163…回り止め部 163B…切欠部 164…係合爪 164B…弾性突起 165…爪先端部 170R,170L…軸受
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 清 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内 (72)発明者 戸川 仁志 滋賀県彦根市高宮町480番地の1 大日本 スクリーン製造株式会社彦根地区事業所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向設置された支持板に軸受を介してロ
    ーラ機構を回転自在に支持するローラ搬送装置におい
    て、 ローラ機構は、 ローラ本体と、 このローラ本体の両側に設けられかつ全長にわたってほ
    ぼ同じ直径を有し、少なくともローラ本体の近傍に軸側
    係合部を有するローラ軸と、 ローラ軸の係合部に外嵌される嵌合孔を有し、嵌合孔を
    介してローラ軸に回り止め状態で固定されると共に、そ
    の外周部にボス側係合部を有するボス部材と、 ボス部材のボス側係合部に対して外嵌される装着孔を有
    し、装着孔を介してボス部材に回り止めされた固定され
    たギヤと、 を備えたことを特徴とするローラ搬送装置。
  2. 【請求項2】 軸受を支持板に装着すると共に、ギヤ及
    びボス部材を軸受とローラ本体との間に配置した請求項
    1に記載のローラ搬送装置。
  3. 【請求項3】 ボス部材とギヤとは、ローラ軸の軸方向
    でほぼ同じ幅に形成した請求項1または請求項2に記載
    のローラ搬送装置。
  4. 【請求項4】 ボス部材は、ローラ軸の軸線方向へ分割
    した分割部材で形成すると共に、各分割部材は、それら
    を互いに合わせることでローラ軸を固定する嵌合孔を構
    成する軸固定溝を備えた請求項1または請求項3のいず
    れかに記載のローラ搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7267502B2 (en) * 2004-01-19 2007-09-11 Funai Electric Co., Ltd. Image forming apparatus including a feed roller and press-fit member for attaching gear to roller shaft

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