JP2002149036A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002149036A
JP2002149036A JP2000345506A JP2000345506A JP2002149036A JP 2002149036 A JP2002149036 A JP 2002149036A JP 2000345506 A JP2000345506 A JP 2000345506A JP 2000345506 A JP2000345506 A JP 2000345506A JP 2002149036 A JP2002149036 A JP 2002149036A
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 転写ローラ支持体及び回転駆動体をフレーム
に対して容易に且つ精度よく位置決めすることができる
画像形成装置を提供すること。 【解決手段】 右側の支持フレーム53には貫通孔73
が設けられて、支持フレーム53の左側には転写ローラ
支持体61が配置され、この右側壁部63には支持孔7
9が設けられている。転写ローラ支持体61の右側壁部
63の左側にはカートリッジガイド69が配置され、こ
のカートリッジガイド69には支持孔85が設けられて
いる。一方、支持フレーム53の右側には、内側から順
に、軸受体91、カム部材93、回転駆動体95が、そ
れぞれ配置されている。そして、カム部材93、軸受体
91、転写ローラ支持体61の右側壁部63、カートリ
ッジガイド69は、軸受体91により、支持フレーム5
3に対して位置決めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真複
写機、電子写真プリンタ(例えばレーザービームプリン
タやLEDプリンタ等)、ファクシミリ装置及びワード
プロセッサなどの画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙等の印刷媒体に画像を形成
する画像形成装置として、例えばレーザービームプリン
タの様に、電子写真画像形成方式により印刷媒体に画像
を形成する画像形成装置が知られている。
【0003】この電子写真画像形成方式とは、帯電手段
によって一様に帯電させた電子写真感光体ドラムに、画
像情報に応じた選択的な露光を行って静電潜像を形成
し、その静電潜像を現像手段によってトナーを用いて現
像して、感光体ドラム上にトナー像を形成し、その後、
感光体ドラム上のトナー像を転写ローラにより印刷媒体
に転写して画像形成を行う方式である。
【0004】この種の画像形成装置においては、感光体
ドラム及び感光体ドラムを帯電させる帯電器、感光体ド
ラムに形成された静電潜像を現像するため、感光体ドラ
ムに現像剤を供給する現像ローラ等を一体的にカートリ
ッジ化し、このカートリッジを装置本体に形成された開
口部分である装着部に着脱可能とするプロセスカートリ
ッジ方式が採用されている。
【0005】また、前記画像形成装置では、少なくとも
感光体ドラムを駆動するために、プロセスカートリッジ
を装置本体に装着した際に、装置本体の駆動源につらな
る回転駆動体と感光体ドラムとを連結させている。この
感光体ドラムを回転駆動する方法として、例えば、特開
平10−254327号公報には、左右一対のフレーム
が立設され、その左右のフレームに挟まれた領域を前記
装着部としてプリンタ内部に画定し、装着部にプロセス
カートリッジを着脱可能に装着するようにしたものが開
示されている。
【0006】具体的には、前記一対のフレームの内、一
方のフレームに貫通孔を設け、その貫通孔を介して装着
部の外部と内部との間を移動可能に回転駆動体を設け、
その回転駆動体の先端に係合部を設けている。プロセス
カートリッジのケースから突出形成され且つカートリッ
ジに収容された感光体ドラムを回転させるための駆動軸
の先端には、前記係合部に係合される被係合部を設けて
いる。そして、前記装着部に装着されたプロセスカート
リッジの被係合部に対して、前記回転駆動体を接近移動
させてその係合部を被係合部に当接させ、回転駆動体を
駆動源により回転させて感光体ドラムを回転させるよう
にし、プロセスカートリッジを交換する際には、回転駆
動体を装着部から離れる方向に移動させて回転駆動体と
プロセスカートリッジの駆動軸とを離脱させ、駆動を切
り離すようにしたものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記プロセスカートリ
ッジ内では、感光体ドラム上に形成された静電潜像が現
像剤(トナー)により現像され、可視像(トナー像)が
形成されるが、その可視像は感光体ドラム上に供給され
た印刷媒体に転写されることになる。この転写のため
に、前記装着部には前記プロセスカートリッジの感光体
ドラムに付勢手段により付勢され且つ回転される転写ロ
ーラが配置され、その転写ローラと感光体ドラムとによ
り印刷媒体を挟持搬送すると共に、転写ローラに転写電
圧を印加することにより、感光体ドラム上にトナー像が
印刷媒体に転写されるのである。
【0008】転写ローラは回転可能且つ感光体ドラムに
付勢可能に取り付けが必要であることから、一般的に
は、転写ローラを固定した支持軸を支持する軸受けを支
持ベース(転写ローラ支持体)に設けた案内ガイドに沿
って上下動可能に配置し、支持ベースと軸受けとの間に
付勢手段(圧縮バネ)を介在させて転写ローラを支持
し、支持ベースを前記装着部に固定し、プロセスカート
リッジが装着されたときに感光体ドラムに転写ローラが
付勢されるようにしている。
【0009】一般に、感光体ドラムに対する転写ローラ
の接触位置は厳密に決定しておく必要がある。それは、
転写ローラは前記支持ベースの案内ガイドに沿って付勢
手段により感光体ドラムに付勢されるため、前記支持ベ
ースの取付位置がずれていると、案内ガイドにより案内
され付勢された転写ローラの感光体ドラムに対する接触
位置が変化することとなり、その変化によって、感光体
ドラムと転写ローラとの間の転写条件が大きく変化して
しまい、印刷媒体に転写される画像の品質が不安定にな
るためである。
【0010】このため、上記した一般の画像形成装置に
あっては、転写ローラを支持する支持ベースと、感光体
ドラムの位置の基準となる回転駆動体とを装着部のフレ
ームに正確に取り付ける必要がある。しかしながら、支
持ベースのフレームに対する取り付けと回転駆動体のフ
レームに対する取り付けは独立して行われているため、
回転駆動体に連結されたときの感光体ドラムに対する転
写ローラの当接位置を高精度に設定することが難しく、
回転駆動体と支持ベースとの取り付け時の位置調節に時
間がかかるという問題がある。
【0011】また、装着部のフレームには、プロセスカ
ートリッジを装着する際に、プロセスカートリッジの駆
動軸を前記回転駆動体に係合可能な位置まで案内するカ
ートリッジガイドを取り付ける必要があるが、その取り
付けも従来は独立して行われており、その取付位置の調
節に時間がかかるという問題もある。
【0012】本発明は、前記課題を解決するためになさ
れたものであり、少なくとも転写ローラ支持体及び回転
駆動体をフレームに対して容易に且つ精度よく位置決め
することができる画像形成装置を提供することを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】(1)前
記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、感
光体ドラムを有するプロセスカートリッジを着脱可能に
装着するための装着部を備えた装置本体と、前記装置本
体のフレームに設けられた連通部を介して、前記装着部
に装着されたプロセスカートリッジの感光体ドラムと作
動的に係合して回転駆動する回転駆動体と、前記フレー
ムの連通部に配置され、前記回転駆動体を回転可能に支
持する軸受体と、前記フレームに支持され、前記軸受体
に係合する係合部を有し、前記装着部に装着されたプロ
セスカートリッジの感光体ドラムから、現像剤像を印刷
媒体に転写するための転写ローラを支持する転写ローラ
支持体と、を備え、前記軸受体を介して前記回転駆動体
と前記転写ローラ支持体とを前記フレームに位置決めし
たことを特徴としている。
【0014】本発明では、感光体ドラムを有するプロセ
スカートリッジは、装置本体の装着部に着脱可能に装着
されるものであり、装着されたプロセスカートリッジの
感光体ドラムは、装置本体のフレームに設けられた連通
部を介して、回転駆動体と作動的に係合して回転駆動さ
れる。この回転駆動体は、フレームの連通部に配置され
た軸受体により回転可能に支持される。また、フレーム
には、軸受体に係合する係合部を有する転写ローラ支持
体が支持され、この転写ローラ支持体に支持された転写
ローラにより、プロセスカートリッジの感光体ドラムか
ら、現像剤像が印刷媒体に転写される。
【0015】特に本発明では、回転駆動体と転写ローラ
支持体とは、軸受体という共通の部材を介してフレーム
に位置決めされる構成であるので、回転駆動体と転写ロ
ーラ支持体との位置精度、つまり、回転駆動体を介して
感光体ドラムと転写ローラとの当接位置精度を高くする
ことができ、回転駆動体と転写ローラ支持体とをフレー
ム対して位置決めする作業が従来より容易である。回転
駆動体と転写ローラ支持体とを、それぞれ別々に位置決
めする必要がなく、軸受体を利用して同じ位置で位置決
めできるので、その作業が簡易化される。
【0016】(2)請求項2の発明は、前記請求項1に
記載の構成に加え、フレームに支持され、軸受体に係合
する係合部を有し、プロセスカートリッジを装着部に案
内するカートリッジガイドを備え、軸受体を介してカー
トリッジガイドをフレームに位置決めしたことを特徴と
している。
【0017】本発明では、上述した回転駆動体や転写ロ
ーラ支持体だけでなく、プロセスカートリッジも軸受体
を利用して位置決めしている。従って、回転駆動体と転
写ローラ支持体とプロセスカートリッジをフレームに対
して位置決めする作業が従来より容易である。つまり、
回転駆動体と転写ローラ支持体とプロセスカートリッジ
を、それぞれ別々に位置決めする必要がなく、軸受体を
利用して同じ位置で位置決めできるので、その作業が簡
易化される。
【0018】(3)請求項3の発明は、請求項1又は2
に記載の構成に加え、軸受体は、連通部を貫通した状態
で固定されるとともに、カートリッジガイドに設けられ
た係合部としての支持孔及び転写ローラ支持体に設けら
れた係合部としての支持孔に挿入されて、カートリッジ
ガイド及び転写ローラ支持体がフレームに位置決めされ
ることを特徴としている。
【0019】本発明では、軸受体は、フレームの連通部
を貫通した状態で固定されているので、この軸受体が、
カートリッジガイドの支持孔及び転写ローラ支持体の支
持孔に係合することにより、感光体ドラムと転写ローラ
との当接位置精度を更に高めることができ、カートリッ
ジガイドの位置決めも高精度且つ容易に行うことができ
る。
【0020】(4)請求項4の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の構成に加え、回転駆動体は、装着部を
覆うカバーの開閉動作に伴って作動する作動部材に作動
的に連結され、開閉動作に伴って回転駆動体はその軸方
向に移動されて感光体ドラムに作動的に着脱されること
を特徴としている。
【0021】本発明では、カバーが開閉されると、その
開閉動作に伴って、回転駆動体は作動部材により軸方向
に移動し、感光体ドラムと作動的に着脱される。例え
ば、カバーが閉じられている時には、回転駆動体は装着
部よりの位置に配置されているが、カバーが開けられる
と、作動部材により装着部から離れる方向に移動され
る。従って、この状態にてプロセスカートリッジを装着
部に装着することができる。その後、カバーが閉じられ
ると、作動部材が作用して回転駆動体は装着部よりに移
動し、感光体ドラムと係合して感光体ドラムを回転させ
ることができる状態となる。尚、プロセスカートリッジ
を取り出す場合は、この逆の動作となる。
【0022】(5)請求項5の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の構成に加え、カートリッジガイドとフ
レームとの間に、転写ローラ支持体の係合部が挟まれる
構成を有することを特徴としている。本発明は、カート
リッジガイドとフレームと転写ローラ支持体との位置関
係を例示したものである。この構成により、転写ローラ
支持体の係合部が軸受体から脱落してしまうのを防止で
きる。
【0023】(6)請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合
部には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形
成されるとともに、転写ローラ支持体の係合部が形成さ
れた一側には、支持孔に向かって延びる長孔が形成され
ており、転写ローラ支持体はこの長孔を介してフレーム
に固定されていることを特徴としている。
【0024】本発明では、転写ローラ支持体に支持孔に
加えて長孔が形成されているので、この長孔(及び例え
ばフレームに設けられた孔)に例えばカートリッジガイ
ドのボス等が嵌り込むことにより、転写ローラ支持体の
回転方向の位置が決まり、転写ローラ支持体が正しい向
きを保って配置される。
【0025】つまり、支持孔と軸受体との嵌合により転
写ローラ支持体の回転中心位置が決定され、長孔を介し
てフレームに固定されることにより容易に転写ローラ支
持体のフレームに対する取付姿勢が決定され、その結
果、回転駆動体と転写ローラとの位置精度、つまり、感
光体ドラムと転写ローラとの当接位置精度を容易に高く
設定することができる。
【0026】(7)請求項7の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合
部には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形
成されるとともに、転写ローラ支持体の係合部が形成さ
れた一側には、支持孔に向かって延びる長孔が形成され
ており、カートリッジガイドには転写ローラ支持体の長
孔を介してフレームに固定するための固定部が形成され
ている。
【0027】本発明では、カートリッジガイドにボス等
の固定部が設けらているので、このカートリッジガイド
の固定部が転写ローラ支持体の長孔に嵌り込むことによ
り、転写ローラ支持体の回転方向の位置が決まる。この
ため、転写ローラ支持体の回転方向の位置を決めるため
に、別部品の固定部剤を準備する必要がなく、低コスト
になる。
【0028】(8)請求項8の発明は、請求項1〜7の
いずれかに記載の構成に加え、転写ローラ支持体の係合
部は転写ローラ支持体の一方端に設けられ、その係合部
には軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成
されるとともに、転写ローラ支持体の他方端には補助係
合部が設けられており、その補助係合部には係合部の支
持孔と同軸上に配置される円弧状又は円形の補助係合孔
が設けられており、転写ローラ支持体は補助係合孔を介
してフレームに固定されていることを特徴としている。
【0029】本発明は、転写ローラ支持体の支持孔が設
けられた一方端とは反対側の構成を示している。つま
り、転写ローラ支持体の他方端には、支持孔と同軸に補
助係合孔を有する補助係合部が設けられ、この補助係合
孔を介してフレームに固定されている。
【0030】従って、転写ローラ支持体は、その支持孔
と補助係合孔を貫く軸を中心にして回動可能な様にフレ
ームに支持され、その回転が前記長孔を利用した固定に
より規制されることにより、感光体ドラムの回転軸に対
して転写ローラの回転軸を確実に平行にすることができ
る。
【0031】(9)請求項9の発明は、請求項1〜8の
いずれかに記載の構成に加え、画像形成装置は、レーザ
光を走査して感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査
装置を有することを特徴としている。本発明は、画像形
成装置を例示したものであり、この装置により、精密な
画像を形成することができる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置の好
適な実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。 (実施の形態)本実施の形態では、画像形成装置とし
て、レーザービームプリンタ(レーザプリンタ)を例に
挙げて説明する。
【0033】a)まず、本実施の形態のレーザプリンタ
の全体構成を、図1に基づいて説明する。尚、図1はレ
ーザプリンタの装置本体(本体ユニット)1の構成を表
す縦断面図である。
【0034】図1に示す様に、本実施の形態のレーザプ
リンタは、本体ユニット1の下方に、本体ユニット1に
着脱自在に挿入される給紙トレー3が配置され、その内
部には、図示しないバネにより上方に付勢された支持板
5が設けられている。前記支持板5の上方には、支持板
5の上に積層状に保持された記録紙(印刷媒体に相当)
を一枚ずつ分離して画像形成部7方向へ供給する供給ロ
ーラ9が配設されている。
【0035】前記供給ローラ9から画像形成部7へ到る
記録紙の搬送経路には、2対の搬送ローラ11,13
と、適宜停止することによって記録紙の先端を係止し、
その記録紙の斜行を補正するレジストローラ15とが順
次配設されている。前記画像形成部7は、プロセスカー
トリッジ21内に設けられた感光体としての感光体ドラ
ム23と、その感光体ドラム23に対向配置された転写
手段としての転写ローラ25とを備えている。尚、感光
体ドラム23は、プロセスカートリッジ21側に配置さ
れ、転写ローラ25は本体ユニット1側に配置されてい
る。
【0036】前記画像形成部7の下流側(図の右側)に
は、搬送ベルト27を介して、加熱ローラ31と押圧ロ
ーラ33とからなる定着部35が設けられている。更
に、前記定着部35の下流側には、その搬送経路に沿っ
て3対の排紙ローラ37a〜cが配置され、本体ユニッ
ト1の上面には、最後の排紙ローラ37cから排出され
る記録紙を受ける排紙トレー39が設けられている。
【0037】また、排紙トレー39とプロセスカートリ
ッジ21との間には、感光ドラム23をレーザ光Lによ
って走査露光するスキャナユニット41が配設されてい
る。尚、前記スキャナユニット41には、画像形成のた
めに、レーザダイオード(図示せず)から照射されるレ
ーザ光を走査する目的で、モータ(図示せず)により回
転駆動されるポリゴンミラー42など、各種の光学素子
等が配置されている。
【0038】b)次に、前記プロセスカートリッジ21
について、図1及び図2に基づいて説明する。尚、図2
は、プロセスカートリッジの内部構造を表す縦断面図で
ある。まず、図1に示す様に、プロセスカートリッジ2
1は、本体ユニット1の上方に開口する凹部である装着
部17に、(矢印A、B方向に進退して)着脱自在に装
着されるものである。尚、装着部17の上方の開口は、
常時はカバー19にて覆われており、カバー19を上方
に回動させて開くことにより、プロセスカートリッジ2
1を着脱することができる。
【0039】このプロセスカートリッジ21は、図2に
示すように、表面に感光層を有する感光体ドラム23を
回転可能に備え、更に、その感光体ドラム23の表面を
一様に帯電させる帯電ローラ43、及び帯電した感光体
ドラム23の表面にトナーを供給する現像手段としての
現像ローラ45を備えている。
【0040】そして、帯電ローラ43によって帯電され
た感光体ドラム23の表面には、スキャナユニット41
から露光開口部21aを介して入射するレーザ光Lによ
って静電潜像が形成され、続いて、現像ローラ45が感
光体ドラム23の表面へ現像材としてのトナーを供給す
ることにより、感光体ドラム23上にて静電潜像が現像
され、トナー像(可視像)が形成される。
【0041】尚、プロセスカートリッジ21には、この
他、トナー容器21bに収容されたトナーを撹拌しなが
ら現像ローラ45に向けて送り出すトナー送り部材47
や、現像ローラ45の表面に付着したトナーを摩擦帯電
させ薄層化する層厚規制ブレード49等、周知の各種構
成が設けられている。
【0042】c)次に、本実施の形態における画像形成
の手順を説明する。給紙トレー3から供給ローラ9によ
り取り出された記録紙は、搬送ローラ11、13により
レジローラ15に送られ、そこで、記録紙の斜行が修正
される。その後、記録紙が画像形成部7に送られると、
感光体ドラム23及び転写ローラ25の間を通過する際
に、感光体ドラム23に付着したトナーが前述の転写ロ
ーラ25との間を通過する記録紙に転写されることによ
り、記録紙に画像(トナー像)が形成される。
【0043】そのトナー像が形成された記録紙は、搬送
ベルト27によって定着部35に搬送される。定着部3
5では、加熱ローラ31と押圧ローラ33とにより挟ま
れるとともに、加熱ローラ31により加熱されて、トナ
ー像の記録紙への定着が行われ、画像形成が完了する。
【0044】その後、画像が定着された記録紙は、3対
の排紙ローラ37a〜cを介して、本体ユニット1の上
面に設けた排紙トレー39に排出される。 d)次に、本実施の形態の要部である、プロセスカート
リッジ21を本体ユニット1に装着するために必要な構
成について、図3〜図11に基づいて説明する。
【0045】尚、図3はレーザプリンタを前方から見た
正面図であり、図4(a)はフレームの一部を構成する
支持フレームの左側面図であり、図4(b)は支持フレ
ームの右側面図である。図3に示す様に、本実施の形態
では、本体ユニット1のカバー19を開けて、装着部1
7にプロセスカートリッジを装着する構成であるが、こ
の装着部17の左右には、金属製の板材からなる一対の
支持フレーム(支持プレート)51、53が平行に立設
されている。
【0046】前記両支持フレーム51、53間には、両
支持フレーム51、53を連結固定するために、金属製
の丸棒パイプである補強部材(図3の細かい斜線部分)
55と、スキャナユニット41が搭載される金属製の板
金曲げ加工された補助プレート57と、電源を覆う金属
製の板金曲げ加工された補助プレート59とが配置され
ている。また、両支持フレーム51、53間には、転写
ローラ25を回転可能に支持した転写ローラ支持体(転
写ベース:図3の粗い斜線部分)61が取り付けられて
いる。
【0047】従って、前記補強部材55と両補助プレー
ト57、59との左右の端部は、図4(但し要部のみ示
してある)に示す位置にて、ネジ等により左右の支持フ
レーム51、53にそれぞれ固定されている。尚、補強
部材55のねじり強度は、補助プレート57、59のね
じり強度よりも充分大きいものである。
【0048】尚、前記両支持フレーム51、53の外側
などに、各種の樹脂製の板材などが取り付けられること
により、本体ユニット1の筐体部分が構成されている。
以下、各構成について詳細に説明する。 図5に転写ローラ支持体61の近傍を示す様に、転写
ローラ支持体61の上面には、同図の左右方向(従って
本体ユニット1の左右方向)に延びる転写ローラ25
が、回転可能に軸支されている。尚、この転写ローラ2
5の支持軸の両端を回転可能に支持する軸受は、転写ロ
ーラ支持体61に設けられた上下方向に延びるガイドG
(図7参照)に摺動可能に嵌合され、且つ圧縮バネ等の
付勢手段を介して転写ローラ支持体61に支持されてい
る。
【0049】この転写ローラ支持体61の上方には、前
記プロセスカートリッジ21が、転写ローラ25と感光
体ドラム23とが対向する様に、感光体ドラム23を下
側にして配置されるので、プロセスカートリッジ21の
下面側と転写ローラ支持体61の上面側との間に搬送経
路が形成されることになる。このとき、前記付勢手段に
より転写ローラ25は、前記ガイドGに案内されて感光
体ドラム23に付勢される。
【0050】前記転写ローラ支持体61の右側の端部に
は、図6(a)に右側面図を示す様に、板状の右側壁部
63が立設され、一方、転写ローラ支持体61の左側の
端部には、図6(b)に左側面図を示す様に、その後方
(図6(b)では左側)に板状の第1左側壁部65が、
前方(図6(b)では右側)に板状の第2左側壁部67
が立設されている。
【0051】図5に示す様に、右側壁部63を挟んで、
右側壁部63の右側(外側)には、支持フレーム53が
配置され、右側壁部63の左側(装着部17側:内側)
には、板状のカートリッジガイド69が配置されてい
る。従って、外側から順に、支持フレーム53、右側壁
部63、カートリッジガイド69の順で平行に配置さ
れ、それらは、後述する様に、一体に連結されている。
【0052】一方、第1、2左側壁部65、67の左側
(外側)には、支持フレーム51が配置され、第1、2
左側壁部65,67の右側(装着部17側:内側)に
は、板状のカートリッジガイド71が配置されている。
従って、外側から順に、支持フレーム51、第1、2左
側壁部65、67、カートリッジガイド71の順で平行
に配置され、それらは、後述する様に、一体に連結され
ている。
【0053】次に、図7に装着部17近傍の右側の構
成を分解して示す様に、右側の支持フレーム53には、
係合部として円形の貫通部(貫通孔)73が設けられて
おり、その貫通孔73の軸を軸中心として、支持フレー
ム53の左右には、以下に述べる各種の部材が取り付け
られている。尚、貫通孔73の半径方向の左右には、一
対のスリット状の係止孔75a、bが設けられるととも
に、一方の係止孔75aの近傍に細孔77が設けられて
いる。
【0054】まず、支持フレーム53の左側(内側)に
は、前記転写ローラ支持体61が配置され、この転写ロ
ーラ支持体61の右側壁部63には、前記貫通孔73と
同径の支持孔79が設けられている。尚、前記と同様
に、支持孔79の半径方向の左右には、一対のスリット
状の係止孔81a、bが設けられるとともに、一方の係
止孔81aの近傍に細孔83が設けられている。
【0055】更に、転写ローラ支持体61の右側壁部6
3の左側(内側)には、前記カートリッジガイド69が
配置され、このカートリッジガイド69には、前記貫通
孔73と同径の支持孔85が設けられている。尚、前記
と同様に、支持孔85の半径方向の左右には、一対のス
リット状の係止孔87a、bが設けられるとともに、一
方の係止孔87aの近傍に細孔89が設けられている。
【0056】一方、支持フレーム53の右側(外側)に
は、内側から順に、軸受体91、カム部材93、回転駆
動体95が、それぞれ配置されている。このうち、軸受
体91は、その円筒状の軸受体本体部分が、支持フレー
ム53の貫通孔73に内嵌して(隙間無く摺動可能に)
取り付けられ、回転駆動体95の軸受けとなる略筒状の
部材である。
【0057】つまり、前記軸受体91は、貫通孔73に
内嵌する外径を有する略円筒形の本体103を備えてお
り、この本体103には、回転駆動体95の軸部101
が摺動可能に挿入される軸受貫通孔91aが形成されて
いる。この軸受貫通孔91aの中心と、本体103の外
周の中心とは同心である。
【0058】前記本体103には、図8に示す様に、そ
の外周面の左右に、前記カム部材93が摺動する斜面
(カム面)を有する一対の鍔状のカム部材105a、b
が突出している。このカム部材105a、bには、軸受
体91を、支持フレーム53側に固定するために、先端
側(支持フレーム53側)に突出する係止突起107
a、bが設けられている。また、一方のカム部材105
aには、軸受体91の回転方向の移動を規制するため
に、先端側に突出するピン109が設けられている。
【0059】更に、軸受体91の本体103の先端側に
は、プロセスカートリッジ21の装着の際に、感光体ド
ラム23の端部の外周に突設された円筒形の枠体24
(図1参照)を保持するために、本体103の外周に沿
って円弧状に張り出す凸部103aが設けられている。
【0060】図7に戻り、前記カム部材93は、軸受体
91の本体103の円筒壁周面に外嵌する(円筒壁周面
が隙間無く摺動可能に挿入される)カム貫通孔93aを
有する筒状部111と、筒状部111より径方向に扇状
に張り出す板材113と、板材113の先端から軸方向
に突出する棒状の係止部115とを備えている。
【0061】この係止部115には、長尺の板状のリン
ク部材117の一端が回動自由に係止されている。尚、
リンク部材117の他端は、カバー19に回動自由に係
止されており、カバー19の開閉動作に伴って、上下方
向に移動する。また、前記回転駆動体95は、大径のギ
ヤであり、図示しないモータ及びギヤ機構により駆動さ
れて、矢印A方向に回転される。この回転駆動体95の
軸中心には、図7の左側(装着部17側)に軸部101
が同軸上に突出しており、この軸部101が、カム部材
93のカム貫通孔93aを貫くとともに、軸受体91の
貫通孔91aに回転自由に挿入されて支持されている。
【0062】尚、軸部101の先端には、感光体ドラム
23の軸部の先端に設けられたねじれた形状の略三角形
状の係合凸部23a(図1参照)と着脱可能に係合して
感光体ドラム23を回転させるために、略三角形状の係
合凹部101a及びその中央の円筒形の凸部101bが
形成されている。
【0063】従って、上述した回転駆動体95、カム部
材93、軸受体91、支持フレーム53、転写ローラ支
持体61の右側壁部63、カートリッジガイド69は、
支持フレーム53の支持孔73を貫く中心軸を中心にし
て配置されている。即ち、回転駆動体95、カム部材9
3、軸受体91、転写ローラ支持体61の右側壁部6
3、カートリッジガイド69は、軸受体91を利用し
て、支持フレーム53に対して位置決めされて、組み付
けられている。
【0064】次に、上述した各部材の組み付け方法に
ついて説明する。図7の左側から、カートリッジガイド
69の支持孔85と、転写ローラ支持体61の右側壁部
63の支持孔79と、支持フレーム53の貫通孔73の
位置を一致させた状態で、重ね合わせる。尚、この場合
には、各係止孔87a、b、81a、b、75a、b及
び細孔89、83、73の位置も一致させる。
【0065】この状態で、支持フレーム53の右側(外
側)から、軸受体91の本体103を支持フレーム53
の貫通孔73及び各支持孔85、79に嵌め込む。それ
とともに、係止突起107a、bを各係止孔87a、
b、81a、b、75a、bに嵌め込んで係止し、且
つ、係止部109を各細孔89、83、73に嵌め込
む。
【0066】これによって、カートリッジガイド69と
転写ローラ支持体61と支持フレーム53と軸受体91
とが、同軸にて一体化する。更に、軸受体91にカム部
材93を外嵌し、外側より回転駆動体95の軸部101
を、軸受体91の軸受貫通孔91aに挿入する。
【0067】これにより、カートリッジガイド69と転
写ローラ支持体61と支持フレーム53と軸受体91と
カム部材93と回転駆動体95とが、軸部101を軸中
心として、同軸に配置されたことになる。従って、図9
に示す様に、装着部17の内側に、軸受体91の本体1
03の先端及び凸部103a、回転駆動体95の軸部1
01が露出した状態となる。
【0068】次に、右側の支持フレーム53近傍の他
の構成ついて説明する。図10にカートリッジガイド6
9を示す様に、右側の支持フレーム53に一体に固定さ
れるカートリッジガイド69は、図10の左下部に形成
された支持孔85の右側に、同図の手前側(装着部17
側)に突出する第1ガイド凸部121を備えるととも
に、第1ガイド凸部121の上方にも同図の手前側に突
出する第2ガイド凸部123を備えている。
【0069】前記第1ガイド凸部121は、支持孔85
に向かって傾斜する斜面121aを有し、この斜面12
1aに沿ってプロセスカートリッジ21が案内される。
つまり、感光体ドラム23の端部の枠体24が、第1ガ
イド121と第2ガイド123との間を通って、同図の
一点鎖線の経路をたどって、支持孔85の位置にまで案
内される。
【0070】また、カートリッジガイド69の一方の面
(外側面)には、4カ所に係止フック125a〜dが立
設され、この係止フック125a〜dが、支持フレーム
53の係止孔53a〜d(図4(b)参照)に係止され
ることにより、カートリッジガイド69と支持ブレート
53とが、転写ローラ支持体61の右側壁部63を挟ん
で結合されて一体化している。
【0071】更に、カートリッジガイド69の外側面の
下部には、その手前側(前方)に、外側に向かって突出
する円筒形のボス(固定部)127が設けられている。
一方、図11に示す様に、転写ローラ支持体61の右側
壁部63には、同図の左側(前方)に、ボス127が貫
挿されるボス孔63aが設けられるとともに、前記図4
(b)に示す様に、支持フレーム53には、ボス127
が貫挿される(貫通孔73の軸中心の方向に延びる)長
孔54が設けられている。
【0072】従って、前記ボス127が、前記ボス孔6
3a及び長孔54に貫挿されることにより、図11に示
す様に、支持孔79(従って貫通孔73)を回転中心と
する転写ローラ支持体61の回転方向(矢印)方向への
動きが規制される。そのため、回転駆動体95と転写ロ
ーラ支持体61の支持フレーム53に対する取付位置及
び姿勢が正確に設定され、プロセスカートリッジ21を
装着した時に、感光体ドラム23に対する転写ローラ2
5の当接位置も正確に設定されるのである。
【0073】次に、左側の支持フレーム51近傍の構
成ついて説明する。前記図5に示す様に、左側の支持フ
レーム51に一体に固定されるカートリッジガイド71
は、前記右側のカートリッジガイド69と同様な形状に
て内側(装着部17側)に突出するガイド凸部131を
備えている。尚、図5では、カートリッジガイド71の
外面側から見たている。
【0074】また、カートリッジガイド71の一方の面
(外側面)には、前記右側のカートリッジガイド69と
同様に、4カ所に係止フック133a〜dが立設され、
この係止フック133a〜dが、支持フレーム53の係
止孔51a〜d(図4(a)参照)に係止されることに
より、カートリッジガイド71と支持フレーム51と
が、転写ローラ支持体61の第1、第2左側壁部65,
67を挟んで結合されて一体化している。
【0075】更に、カートリッジガイド71の外側面の
下方には、外側に向かって突出する円筒形の第1ボス1
35及び第2ボス137が設けられている。一方、転写
ローラ支持体61の第1左側壁部65には、第1ボス1
35が貫挿される第1ボス孔(補助係合部の補助係合
孔)65aが設けられるとともに、第2左側壁部67に
は、第2ボス137が貫挿される第2ボス孔67aが設
けられている。
【0076】また、前記図4(a)に示す様に、支持フ
レーム51には、第1ボス135が貫挿される円孔50
と、第2ボス137が貫挿される(ボス孔50の軸中心
の方向に延びる)長孔52が設けられている。前記左側
の支持フレーム51の円孔50は、右側の支持フレーム
53の貫通孔73と対向する位置に同軸に設けられるも
のであり、よって、転写ローラ支持体61の第1左側壁
部65の第1ボス孔65aは、右側壁部63の支持孔7
9と対向する位置に同軸に設けらている。
【0077】よって、転写ローラ支持体61は、左側の
支持フレーム51の円孔50と右側の支持フレーム53
の貫通孔73とを貫く中心軸に対して、回転可能に軸支
されることになる。従って、前記第2ボス137が、前
記第2ボス孔67a及び長孔52に貫挿されることによ
り、円孔50を回転中心とする転写ローラ支持体61の
回転方向への動きが規制される。
【0078】前記右側のカートリッジガイド69の取り
付けにより、同時に転写ローラ支持体61の取付位置及
び姿勢が正確に決定され、感光体ドラム23に対する転
写ローラ25の当接位置も正確に設定されるだけでな
く、左側のカートリッジガイド71の取り付けにより、
感光体ドラム23と転写ローラ25を平行に確実に保持
することができる。
【0079】e)次に、上述した構成を備えた本実施の
形態における、プロセスカートリッジ21の装着時の動
作について簡単に説明する。前記図1及び図7に示す様
に、カバー19が閉じられた状態では、リンク部材11
7は下方に移動しているので、回転駆動体95を軸方向
の外側に移動させていない状態である。即ち、回転駆動
体95は、軸受体91側に移動されている。
【0080】従って、この状態では、回転駆動体95の
軸部101の先端は、カートリッジガイド69の内側面
よりわずかに突出している。次に、カバー19が開けら
れると、そのカバー19の上方への開動作により、リン
ク部材117が上方に移動される。それにより、カム部
材93は、矢印B方向(図7参照)に回動される。
【0081】この回動により、カム部材93の内側面に
設けられた斜面(カム面)が、軸受体91の外側面に設
けられた斜面(カム面)に沿って摺動するとともに、軸
受体91の斜面の傾斜によりカム部材93自身を軸方向
の外側に移動される。これにより、カム部材93に(図
示しないバネ部材(付勢手段)により軸方向内側に付勢
されて)当接している回転駆動体95も、付勢手段の付
勢に抗して軸方向外側に移動される。
【0082】従って、回転駆動体95の軸部101も軸
方向外側に移動され、その軸部101は貫通孔73内に
引き込まれ、軸部101の先端は、カートリッジガイド
69の内側面より突出しない状態となる。よって、この
状態で、装着部17にプロセスカートリッジ21を装着
すれば、感光体ドラム23の枠体24が、軸受体91の
円弧状の凸部103aの内面に当接して停止した状態と
なる。これにより、感光体ドラム23と回転駆動体95
の軸部101とが、同軸に配置されたことになる。
【0083】その後、カバー19が閉じられると、上述
した手順とは逆に、カバー19の下方への閉動作によ
り、リンク部材117が下方に移動される。それによ
り、カム部材93は、矢印A方向に回動される。この回
動により、カム部材93の内側面に設けられた斜面が、
軸受体91の外側面に設けられた斜面に沿って摺動する
とともに、軸受体91の斜面の傾斜によりカム部材93
自身が軸方向の内側に移動される。これにより、カム部
材93に当接している回転駆動体95も、軸方向内側に
移動される。
【0084】従って、回転駆動体95の軸部101も軸
方向内側に移動され、回転駆動体19の軸部101の先
端は、カートリッジガイド69の内側面より突出する。
これにより、回転駆動体95の軸部101の先端の凹部
101aと感光体ドラム23の軸部の先端の凸部23a
とが嵌合し、回転駆動体95の回転によって、感光体ド
ラム23を回転できる状態となる。
【0085】f)この様に、本実施の形態では、右側の
支持フレーム53の貫通孔73に軸受体91が内嵌して
固定され、この軸受体91に、(内側から)転写ローラ
支持体61の右側壁部63の支持孔79とカートリッジ
ガイド69の支持孔85が嵌合している。これにより、
軸受体91を利用して、転写ローラ支持体61とカート
リッジガイド69を、支持フレーム23に対して位置決
めすることができる。
【0086】つまり、本実施の形態では、軸受体91を
用いて、軸受体91と転写ローラ支持体61とカートリ
ッジガイド69とを同軸に配置することができるので、
従来に比べて、転写ローラ支持体61とカートリッジガ
イド69とを取り付ける作業が容易であり、しかもその
位置決めを極めて精度良く行うことができる。そのた
め、形成される画像が極めて精密である。
【0087】また、転写ローラ支持体61を支持フレー
ム53に対して取り付ける際には、前記軸受体91を利
用して転写ローラ支持体61を支持するだけでなく、長
孔52、54を用いて、その回転方向の位置決めを行う
ことができる。つまり、カートリッジガイド59の支持
孔85とボス127との距離や、カートリッジガイド7
1の第1ボス135、第2ボス137との距離に多少の
バラツキがあった場合でも、長孔52、54にてバラツ
キを吸収して組み付けが可能となるので、極めて便利で
ある。
【0088】尚、本発明は上記実施の形態に何ら限定さ
れることなく、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り、
種々の態様で実施できることはいうまでもない。例えば
支持孔の形状は、軸受体に係合して位置決めができる形
状であればよく、円弧や円形が好ましいが、必ずしもそ
れに限定されるものではない。
【0089】また、印刷媒体としては、例えば紙やOH
Pシート等を利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態のレーザプリンタの装置本体(本
体ユニット)の構成を表す縦断面図である。
【図2】 プロセスカートリッジの内部構造を表す縦断
面図である。
【図3】 レーザプリンタを前方から見た正面図であ
る。
【図4】 (a)は支持フレームの左側面図、(b)は
支持フレームの右側面図である。
【図5】 転写ローラ支持体及びカートリッジガイドを
組み合わせた状態を示す斜視図である。
【図6】 (a)転写ローラ支持体の右側面図、(b)
は転写ローラ支持体の左側面図である。
【図7】 右側の支持フレーム近傍に組み合わされる部
品を示す分解斜視図である。
【図8】 (a)は軸受体の上面図、(b)は軸受体の
正面図、(c)は軸受体の底面図である。
【図9】 装着部近傍の内部構成を示す斜視図である。
【図10】 (a)はカートリッジガイドの正面図、
(b)はカートリッジガイドの側面図である。
【図11】 転写ローラ支持体の右側壁部及びカートリ
ッジガイドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…装置本体(本体ユニット) 17…装着部 19…カバー 21…プロセスカートリッジ 23…感光体ドラム 25…転写ローラ 51、53…支持フレーム 61…転写ローラ支持体(転写ベース) 63…右側壁部 69、71…カートリッジガイド 73…貫通部(貫通孔) 79、85…支持孔 91…軸受体 93…カム部材 95…回転駆動体 117…リンク部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H032 AA05 BA19 BA23 2H035 CA07 CB01 CD05 CD07 CD14 CG03 2H071 BA04 BA13 BA14 BA16 BA19 BA29 BA41 CA01 CA02 CA05 DA06 DA08 DA09 DA15 DA26 EA06

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラムを有するプロセスカートリ
    ッジを着脱可能に装着するための装着部を備えた装置本
    体と、 前記装置本体のフレームに設けられた連通部を介して、
    前記装着部に装着されたプロセスカートリッジの感光体
    ドラムと作動的に係合して回転駆動する回転駆動体と、 前記フレームの連通部に配置され、前記回転駆動体を回
    転可能に支持する軸受体と、 前記フレームに支持され、前記軸受体に係合する係合部
    を有し、前記装着部に装着されたプロセスカートリッジ
    の感光体ドラムから、現像剤像を印刷媒体に転写するた
    めの転写ローラを支持する転写ローラ支持体と、 を備え、 前記軸受体を介して前記回転駆動体と前記転写ローラ支
    持体とを前記フレームに位置決めしたことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記フレームに支持され、前記軸受体に
    係合する係合部を有し、前記プロセスカートリッジを装
    着部に案内するカートリッジガイドを備え、 前記軸受体を介して前記カートリッジガイドを前記フレ
    ームに位置決めしたことを特徴とする前記請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記軸受体は、前記連通部を貫通した状
    態で固定されるとともに、前記カートリッジガイドに設
    けられた前記係合部としての支持孔及び前記転写ローラ
    支持体に設けられた前記係合部としての支持孔に挿入さ
    れて、前記カートリッジガイド及び前記転写ローラ支持
    体が前記フレームに位置決めされることを特徴とする前
    記請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回転駆動体は、前記装着部を覆うカ
    バーの開閉動作に伴って作動する作動部材に作動的に連
    結され、前記開閉動作に伴って前記回転駆動体はその軸
    方向に移動されて前記感光体ドラムに作動的に着脱され
    ることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載
    の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジガイドと前記フレーム
    との間に、前記転写ローラ支持体の係合部が挟まれる構
    成を有することを特徴とする前記請求項1〜4のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記転写ローラ支持体の係合部には前記
    軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成され
    るとともに、前記転写ローラ支持体の前記係合部が形成
    された一側には、前記支持孔に向かって延びる長孔が形
    成されており、前記転写ローラ支持体はこの長孔を介し
    て前記フレームに固定されていることを特徴とする前記
    請求項1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記転写ローラ支持体の係合部には前記
    軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成され
    るとともに、前記転写ローラ支持体の前記係合部が形成
    された一側には、前記支持孔に向かって延びる長孔が形
    成されており、前記カートリッジガイドには前記転写ロ
    ーラ支持体の長孔を介して前記フレームに固定するため
    の固定部が形成されていることを特徴とする前記請求項
    1〜5のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記転写ローラ支持体の係合部は当該転
    写ローラ支持体の一方端に設けられ、その係合部には前
    記軸受体が挿入される円弧状又は円形の支持孔が形成さ
    れるとともに、前記転写ローラ支持体の他方端には補助
    係合部が設けられており、その補助係合部には前記係合
    部の支持孔と同軸上に配置される円弧状又は円形の補助
    係合孔が設けられており、前記転写ローラ支持体は当該
    補助係合孔を介して前記フレームに固定されていること
    を特徴とする前記請求項1〜7のいずれかに記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記画像形成装置は、レーザ光を走査し
    て前記感光体ドラムに静電潜像を形成する光走査装置を
    有することを特徴とする前記請求項1〜8のいずれかに
    記載の画像形成装置。
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