JPH08230719A - ダンプトラック等におけるアオリ取付装置 - Google Patents

ダンプトラック等におけるアオリ取付装置

Info

Publication number
JPH08230719A
JPH08230719A JP7038572A JP3857295A JPH08230719A JP H08230719 A JPH08230719 A JP H08230719A JP 7038572 A JP7038572 A JP 7038572A JP 3857295 A JP3857295 A JP 3857295A JP H08230719 A JPH08230719 A JP H08230719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tilt
hinge
connecting member
groove
side wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7038572A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Arima
治雄 有馬
Tsugio Fukazawa
次男 深沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Showa Aluminum Corp filed Critical Showa Aluminum Corp
Priority to JP7038572A priority Critical patent/JPH08230719A/ja
Publication of JPH08230719A publication Critical patent/JPH08230719A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷台に産業廃棄物等を積載した場合でも、ア
オリの開閉が支障なく行え、また強度面でも向上させ
る。 【構成】 アオリ(1) が、荷台(11)の側壁(13)に連結部
材(20)を介して180°揺動自在に取り付けられたダン
プトラック等のアオリ取付装置において、荷台(11)の外
側縁部に外方へ略水平に突出する庇部(11A) が設けら
れ、庇部(11A) の上面にアオリ(1) の下壁(1a)が当接し
てアオリ(1) が荷台(11)上に支持されると共に庇部(11
A) の下方に連結部材(20)および荷台側壁(13)の段部(1
6)が位置するようになされている。また、アオリ(1)
が、押出形材製アオリ・パネルと、これの下縁部に沿っ
て取り付けられたシール材(32)とで構成され、シール材
(32)が荷台(11)上面の外側縁部寄り部分に当接するよう
になされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてダンプトラッ
クの箱形荷台(ベッセル)にアオリを取付けるためのア
オリ取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ダンプトラックにおいては、輸送の効率
化のために、往路では荷台に産業廃棄物を積載し、復路
では荷台に雑貨品などの荷物を積み込むために、荷台に
アオリを取付ける場合がある。
【0003】具体的には、図4に示すように、押出形材
製のアオリ(51)を蝶番(52)によって荷台(53)の側壁(54)
に取付けていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記蝶
番(52)によるアオリの取付構造では、該アオリ(51)の下
壁部(51a) と荷台(53)間の隙間(S) に粉状や粒状の産業
廃棄物が進入し、これがアオリ(51)の開閉の妨げになる
という問題があった。また、荷台(53)の側壁(54)に蝶番
(52)を一定間隔で配してアオリ(51)を取付ける構造で
は、荷台(53)に産業廃棄物を積載した場合のアオリ(51)
にかかる荷重が大きいことから、強度的にも不十分であ
った。
【0005】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであって、荷台に産業廃棄物を積載した場合におい
て、アオリの開閉が支障なく行え、また強度面でも向上
させることができるダンプトラック等におけるアオリ取
付装置の提供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のダンプトラック
等におけるアオリ取付装置は、アオリが、荷台の側壁に
連結部材を介して180°揺動自在に取り付けられたダ
ンプトラック等のアオリ取付装置において、アオリ下端
部の外側縁部に、先端に上向きに折り返した係合部を有
する横断面鉤形のヒンジ構成用下方突出部が設けられ、
荷台の側壁に外向きに突出した段部が設けられて、この
段部の外側縁部に、先端に下向きに折り返した係合部を
有する横断面鉤形のヒンジ構成用上方突出部がアオリ側
ヒンジ構成用下方突出部と対向するように設けられ、上
記連結部材がアオリ下面と荷台側壁の段部との間に介在
され、該連結部材の上部に、アオリ側ヒンジ構成用下方
突出部の上向き折返し状係合部が嵌め入れられかつ外向
きに開口した凹溝を有する上部ヒンジ構成部が設けら
れ、アオリ側ヒンジ構成用下方突出部の係合部が凹溝の
内側より、上部ヒンジ構成部の上壁部とこれの先端より
下方に向かって伸びる垂下状係合部とに係り合わせら
れ、凹溝内に、これの開口部下縁より開口部対向面にか
けて、アオリの揺動時にアオリ側ヒンジ構成用下方突出
部の係合部を案内する横断面円弧状の案内面が形成さ
れ、同連結部材の下部に、荷台側ヒンジ構成用上方突出
部の下向き折返し状係合部が嵌め入れられかつ外向きに
開口した凹溝を有する下部ヒンジ構成部が設けられ、荷
台側ヒンジ構成用上方突出部の係合部が凹溝の内側よ
り、下部ヒンジ構成部の下壁部とこれの先端より上方に
向かって伸びる立上がり状係合部とに係り合わせられ、
凹溝内に、これの開口部上縁より開口部対向面にかけ
て、アオリの揺動時に荷台側ヒンジ構成用上方突出部の
係合部を案内する横断面円弧状の案内面が形成されてお
り、荷台の外側縁部に外方へ略水平に突出する庇部が設
けられ、庇部の上面にアオリの下壁が当接してアオリが
荷台上に支持されると共に庇部の下方に連結部材および
荷台側壁の段部が位置するようになされている。
【0007】また、本発明のダンプトラック等における
アオリ取付装置では、アオリが、押出形材製アオリ・パ
ネルと、これの下縁部に沿って取り付けられたシール材
とで構成され、シール材が荷台上面の外側縁部寄り部分
に当接するようになされている。
【0008】なお、アオリは、通常アルミニウム中空押
出型材製であり、また連結部材は、アルミニウム押出形
材製であるが、これに限らず、アオリはその他の材料に
よりつくられていても良いし、連結部材もその他の金
属、あるいは硬質の合成樹脂によりつくられていても、
勿論良い。
【0009】
【作用】上記において、アオリは起立状態より180°
外側に倒すことができるが、それはつぎの作用による。
【0010】すなわち、アオリを外側に倒すと、まず最
初にアオリは連結部材と一緒に揺動し、連結部材の下部
ヒンジ構成部の外向き開口凹溝に入り込んでいる荷台側
ヒンジ構成用上方突出部の下向き折返し状係合部が、こ
れの下端を回転芯(A点)として回動し、結局、アオリ
が連結部材と一緒に90°回動する。このときの連結部
材の回動により係合部の上端は凹溝内の横断面円弧状の
案内面に沿って案内される。
【0011】引き続きアオリを倒すと、連結部材は、も
はやそれ以上回動できないため、連結部材に対して今度
はアオリのみが揺動し、連結部材の上部ヒンジ構成部の
外向き開口凹溝に入り込んでいるアオリ側ヒンジ構成用
下方突出部の上向き折返し状係合部が、これの上端を回
転芯(B点)として回動し、結局、アオリが連結部材に
対してさらに90°回動して、起立状態より180°倒
れるものである。なお、このときのアオリの回動により
係合部の下端は凹溝内の横断面円弧状の案内面に沿って
案内される。
【0012】また、本発明によれば、上記アオリの起立
状態では、荷台の外側縁部に外方へ略水平に突出して設
けられた庇部の上面にアオリの下壁が当接して当該アオ
リが荷台上に支持されると共に、庇部の下方に連結部材
および荷台側壁の段部が位置するため、荷台に産業廃棄
物を積載した場合、上記庇部の存在によって、粉状また
は粒状の産業廃棄物が荷台上面から荷台側壁の段部へ流
入するのが阻止される。
【0013】更に、アオリが、押出形材製アオリ・パネ
ルと、これの下壁に沿って取り付けられたシール材とで
構成され、シール材が荷台上面の外側縁部寄り部分に当
接するようになされた本発明に係るアオリ取付装置で
は、アオリの下壁と荷台上面間への産業廃棄物などの進
入が阻止されると共に、これが上記庇部の作用と相俟っ
て荷台側壁の段部への産業廃棄物などの流入がより確実
に阻止される。
【0014】また、本発明のアオリ取付装置では、上記
連結部材の長さをアオリの長さと同一として、当該連結
部材がアオリ下壁および荷台側壁とその全長にわたって
係合するようにすれば、荷台にアオリをより安定的に取
付けることができる。
【0015】
【実施例】つぎに、本発明をダンプトラックにおけるア
オリの取付装置に用いた場合の実施例について図面に従
って説明する。
【0016】図1〜図3において、3本のアルミニウム
中空押出型材製パネル(2a)(2b)(2c)によって構成される
アオリ(1) が、ダンプトラックの荷台(11)の側壁さらに
詳しくはアルミニウム押出形材製の荷台枠部材(12)の側
壁部(13)に、アルミニウム押出形材製の連結部材(20)を
介して180°揺動自在に取り付けられている。
【0017】図1に詳しく示すように、アオリ(1) の下
壁(1a)は荷台(11)上に支持せられ、またアオリ(1) 下端
部の外側縁部には、先端に上向きに折り返した係合部
(5) を有する横断面鉤形のヒンジ構成用下方突出部(4)
が設けられている。
【0018】一方、荷台枠部材(12)の側壁部(13)には外
向きに突出した段部(16)が設けられていて、この段部(1
6)の外側縁部に、先端に下向きに折り返した係合部(15)
を有する横断面鉤形のヒンジ構成用上方突出部(14)がア
オリ側ヒンジ構成用下方突出部(4) と対向するように設
けられている。
【0019】連結部材(20)はアオリ(1) 下面と荷台枠部
材(12)の側壁部(13)の段部(16)との間に介在されてお
り、該連結部材(20)の上部に、アオリ側ヒンジ構成用下
方突出部(4) の上向き折返し状係合部(5) が嵌め入れら
れかつ外向きに開口した凹溝(29)を有する上部ヒンジ構
成部(21)が設けられている。
【0020】そして、アオリ側ヒンジ構成用下方突出部
(4) の係合部(5) が凹溝(29)の内側より、上部ヒンジ構
成部(21)の上壁部(24)とこれの先端より下方に向かって
伸びる垂下状係合部(25)とに係り合わせられている。
【0021】また凹溝(29)内には、これの開口部下縁よ
り開口部対向面にかけて、アオリ(1) の揺動時にアオリ
側ヒンジ構成用下方突出部(4) の係合部(5) を案内する
横断面円弧状の案内面(28)が形成されている。
【0022】また同連結部材(20)の下部に、荷台側ヒン
ジ構成用上方突出部(14)の下向き折返し状係合部(15)が
嵌め入れられかつ外向きに開口した凹溝(31)を有する下
部ヒンジ構成部(22)が設けられている。
【0023】そして、荷台側ヒンジ構成用上方突出部(1
4)の係合部(15)が凹溝(31)の内側より、下部ヒンジ構成
部(22)の下壁部(26)とこれの先端より上方に向かって伸
びる立上がり状係合部(27)とに係り合わせられている。
【0024】また凹溝(31)内には、これの開口部上縁よ
り開口部対向面にかけて、アオリ(1) の揺動時に荷台側
ヒンジ構成用上方突出部(14)の係合部(15)を案内する横
断面円弧状の案内面(30)が形成されている。
【0025】更に、荷台(11)の外側縁部には外方へ略水
平に突出する庇部(11A) が設けられ、庇部(11A) の上面
にアオリの下壁(1a)が当接してアオリ(1) が荷台(11)上
に支持されると共に庇部(11A) の下方に連結部材(20)お
よび荷台側壁(13)の段部(16)が位置するようになされて
いる。
【0026】アオリ(1) は、上述した押出形材製アオリ
・パネル(2a)(2b)(2c)と、最下位のパネル(2c)の下縁部
に沿って取り付けられたゴム製のシール材(32)とで構成
され、シール材(32)が荷台(11)上面の外側縁部寄り部分
に当接するようになされている。この場合、最下位のパ
ネル(2c)の内側下縁部に内段部(33)が設けられ、内段部
(33)には、対向する2つの係合突起(34)が形成されてい
る。そして、シール材(32)の両側面における細溝(32a)
にパネル(2c)の両係合突起(34)が嵌入されている。ま
た、上記シール材(32)の上面には若干の窪み(32b) が形
成され、この窪み(32b) により、荷台(11)への当該シー
ル材(32)の当接時における変形に対処し得るようになさ
れている。
【0027】さらに、荷台枠部材(12)の段部(16)には、
後述のように連結部材(20)が回動したさい、その下部ヒ
ンジ構成部(22)の下壁部(26)の先端部(26a) を下側に逃
がすための逃がし用凹部を設けることもある。
【0028】上記アオリ(1) を、ダンプトラックの荷台
(11)に取り付けるには、例えばまずアオリ(1) のヒンジ
構成用下方突出部(4) と連結部材(20)の上部ヒンジ構成
部(21)とを、後者の凹溝(29)内にこれの端部より前者の
上向き折返し状係合部(5) をスライドさせながら挿入し
て、係り合わせ、つぎに、この連結部材(20)付きアオリ
(1) を、荷台(11)のヒンジ構成用上方突出部(14)に、連
結部材(20)の下部ヒンジ構成部(22)の凹溝(31)内にこれ
の端部より上方突出部(14)の係合部(15)をスライドさせ
ながら挿入すれば良い。
【0029】上記のようなアオリ(1) の取付けは、アル
ミニウム押出形材製のアオリ構成パネル(2) と連結部材
(20)とを、荷台(11)のヒンジ構成用上方突出部(14)に嵌
め合わせるだけであるため、素人でも作業可能であり、
アオリ(1) の回転機構の取付けを簡素化することがで
き、アオリの取付作業に手間がかゝらず、また取付精度
を確実に出すことができる。
【0030】そして、上記アオリ(1) を、図1に示す起
立状態より外側に倒すと、まず最初にアオリ(1) は連結
部材(20)と一緒に揺動し、連結部材(20)の下部ヒンジ構
成部(22)と係り合う荷台側ヒンジ構成用上方突出部(14)
の下向き折返し状係合部(15)が、これの下端を回転芯
(A点)として回動し、結局、アオリ(1) が連結部材(2
0)と一緒に90°回転する。
【0031】引き続きアオリ(1) を倒すと、連結部材(2
0)はもはやそれ以上回動できないため、連結部材(20)に
対して今度はアオリ(1) のみが揺動し、連結部材(20)の
上部ヒンジ構成部(21)と係り合うアオリ側ヒンジ構成用
下方突出部(4) の上向き折返し状係合部(5) が、これの
上端を回転芯(B点)として回動し、アオリ(1) は連結
部材(20)に対してさらに90°回転し、起立状態より1
80°倒れて、図2に示す状態となる。
【0032】なお、上述したアオリ(1) の回動は、アオ
リ(1) の重量やヒンジの係合状態によっては、アオリ
(1) だけが先に90°回動し、次に、当該アオリ(1) と
連結部材(20)とが一緒に回動することもある。
【0033】更に、本装置によれば、荷台(11)の外側縁
部に外方へ略水平に突出する庇部(11A) が設けられ、庇
部(11A) の上面にアオリ(1) の下壁(1a)が当接してアオ
リ(1) が荷台(11)上に支持されると共に庇部(11A) の下
方に連結部材(20)および荷台側壁(13)の段部(16)が位置
する構造としたことにより、荷台(11)に産業廃棄物を積
載した場合、上記庇部(11A) の存在によって、粉状また
は粒状の産業廃棄物が荷台(11)上面から荷台側壁(13)の
段部(16)へ流入するのが阻止される。
【0034】更に、アオリ(1) の下縁部に沿って取り付
けられたシール材(32)は、荷台(11)上面の外側縁部寄り
部分に当接して、アオリ(1) の下壁(1a)と荷台(11)上面
間への産業廃棄物などの進入を阻止し、これが上記庇部
(11A) の作用と相俟って荷台側壁(13)の段部(16)への産
業廃棄物などの流入がより確実に阻止される。
【0035】また、連結部材(20)の上下のヒンジ構成部
(21)(22)における外向き凹溝(29)(31)にアオリ(1) 下端
部のヒンジ構成用下方突出部(4) および荷台側壁(13)の
ヒンジ構成用上方突出部(14)が係合することにより、ア
オリ(1) が開閉するようにした本装置では、上記連結部
材(20)の長さをアオリ(1) の長さと同一とした場合、当
該連結部材(20)がアオリ(1) 下端部および荷台側壁(13)
とその全長にわたって係合するため、かかるヒンジ部分
における強度が向上される。
【0036】
【発明の効果】本発明に係るダンプトラック等における
アオリ取付装置は、アオリを外側に倒すと、まず最初に
アオリは連結部材と一緒に揺動し、連結部材の下部ヒン
ジ構成部の外向き開口凹溝に入り込んでいる荷台側ヒン
ジ構成用上方突出部の下向き折返し状係合部が、これの
下端を回転芯(A点)として回動し、結局、アオリが連
結部材と一緒に90°回動する。このときの連結部材の
回動により係合部の上端は凹溝内の横断面円弧状の案内
面に沿って案内される。
【0037】引き続きアオリを倒すと、連結部材は、も
はやそれ以上回動できないため、連結部材に対して今度
はアオリのみが揺動し、連結部材の上部ヒンジ構成部の
外向き開口凹溝に入り込んでいるアオリ側ヒンジ構成用
下方突出部の上向き折返し状係合部が、これの上端を回
転芯(B点)として回動し、結局、アオリが連結部材に
対してさらに90°回動して、起立状態より180°倒
れるものである。なお、このときのアオリの回動により
係合部の下端は凹溝内の横断面円弧状の案内面に沿って
案内される。
【0038】したがって、アオリの回転機構の取付けを
簡素化することができて、従来の丁番が不要となり、そ
の取付工数を大幅に削減することができて、アオリの取
付作業に手間がかゝらない。しかも素人でも取付作業が
可能であり、かつ取付精度を確実に出すことができる。
【0039】そして、本発明によれば、上記アオリの起
立状態では、荷台の外側縁部に外方へ略水平に突出して
設けられた庇部の上面にアオリの下壁が当接して当該ア
オリが荷台上に支持されると共に、庇部の下方に連結部
材および荷台側壁の段部が位置するため、荷台に産業廃
棄物を積載した場合、上記庇部の存在によって、粉状ま
たは粒状の産業廃棄物が荷台上面から荷台側壁の段部へ
流入するのが阻止される。
【0040】更に、アオリが、押出形材製アオリ・パネ
ルと、これの下壁に沿って取り付けられたシール材とで
構成され、シール材が荷台上面の外側縁部寄り部分に当
接するようになされた本発明に係るアオリ取付装置で
は、アオリの下壁と荷台上面間への産業廃棄物などの進
入が阻止され、これが上記庇部の作用と相俟って荷台側
壁の段部への産業廃棄物などの流入がより確実に防止さ
れる。
【0041】従って、ダンプトラックの荷台に産業廃棄
物を積載した場合でも、アオリの開閉が支障なく行え
る。
【0042】また、本発明のアオリ取付装置では、上記
連結部材の長さをアオリの長さと同一として、当該連結
部材がアオリ下壁および荷台側壁とその全長にわたって
係合するようにすれば、荷台にアオリをより安定的に取
付けることができる。
【0043】従って、ダンプトラックのアオリとしても
十分な強度が得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアオリ取付装置の実施例を示す垂直断
面図である。
【図2】図1におけるアオリを180°回動させた状態
の垂直断面図である。
【図3】本発明のアオリ取付装置による荷台へのアオリ
の取付状態を示す垂直断面図である。
【図4】従来例を示す垂直断面図である。
【符号の説明】
1 アオリ 1a 下壁 2 パネル 4 横断面鉤形のヒンジ構成用下方突出部 5 上向き折返し状係合部 11 荷台 11A 庇部 12 荷台枠部材 13 荷台側壁(側壁部) 14 横断面鉤形のヒンジ構成用上方突出部 15 下向き折返し係合部 16 段部 20 連結部材 21 上部ヒンジ構成部 22 下部ヒンジ構成部 24 上壁部 25 垂下状係合部 26 下壁部 27 立上がり状係合部 28 横断面円弧状の案内面 29 外向き開口凹溝 30 横断面円弧状の案内面 31 外向き開口凹溝 32 シール材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アオリ(1) が、荷台(11)の側壁(13)に連
    結部材(20)を介して180°揺動自在に取り付けられた
    ダンプトラック等のアオリ取付装置において、アオリ
    (1) 下端部の外側縁部に、先端に上向きに折り返した係
    合部(5) を有する横断面鉤形のヒンジ構成用下方突出部
    (4) が設けられ、荷台(11)の側壁(13)に外向きに突出し
    た段部(16)が設けられて、この段部(16)の外側縁部に、
    先端に下向きに折り返した係合部(15)を有する横断面鉤
    形のヒンジ構成用上方突出部(14)がアオリ側ヒンジ構成
    用下方突出部(4) と対向するように設けられ、上記連結
    部材(20)がアオリ(1) 下面と荷台側壁(13)の段部(16)と
    の間に介在され、該連結部材(20)の上部に、アオリ側ヒ
    ンジ構成用下方突出部(4) の上向き折返し状係合部(5)
    が嵌め入れられかつ外向きに開口した凹溝(29)を有する
    上部ヒンジ構成部(21)が設けられ、アオリ側ヒンジ構成
    用下方突出部(4) の係合部(5) が凹溝(29)の内側より、
    上部ヒンジ構成部(21)の上壁部(24)とこれの先端より下
    方に向かって伸びる垂下状係合部(25)とに係り合わせら
    れ、凹溝(29)内に、これの開口部下縁より開口部対向面
    にかけて、アオリ(1) の揺動時にアオリ側ヒンジ構成用
    下方突出部(4) の係合部(5) を案内する横断面円弧状の
    案内面(28)が形成され、同連結部材(20)の下部に、荷台
    側ヒンジ構成用上方突出部(14)の下向き折返し状係合部
    (15)が嵌め入れられかつ外向きに開口した凹溝(31)を有
    する下部ヒンジ構成部(22)が設けられ、荷台側ヒンジ構
    成用上方突出部(14)の係合部(15)が凹溝(31)の内側よ
    り、下部ヒンジ構成部(22)の下壁部(26)とこれの先端よ
    り上方に向かって伸びる立上がり状係合部(27)とに係り
    合わせられ、凹溝(31)内に、これの開口部上縁より開口
    部対向面にかけて、アオリ(1) の揺動時に荷台側ヒンジ
    構成用上方突出部(14)の係合部(15)を案内する横断面円
    弧状の案内面(30)が形成されており、荷台(11)の外側縁
    部に外方へ略水平に突出する庇部(11A) が設けられ、庇
    部(11A) の上面にアオリ(1) の下壁(1a)が当接してアオ
    リ(1) が荷台(11)上に支持されると共に庇部(11A) の下
    方に連結部材(20)および荷台側壁(13)の段部(16)が位置
    するようになされているダンプトラック等におけるアオ
    リ取付装置。
  2. 【請求項2】 アオリ(1) が、押出形材製アオリ・パネ
    ルと、これの下縁部に沿って取り付けられたシール材(3
    2)とで構成され、シール材(32)が荷台(11)上面の外側縁
    部寄り部分に当接するようになされている請求項1記載
    のダンプトラック等におけるアオリ取付装置。
JP7038572A 1995-02-27 1995-02-27 ダンプトラック等におけるアオリ取付装置 Pending JPH08230719A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7038572A JPH08230719A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ダンプトラック等におけるアオリ取付装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7038572A JPH08230719A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ダンプトラック等におけるアオリ取付装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08230719A true JPH08230719A (ja) 1996-09-10

Family

ID=12529014

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7038572A Pending JPH08230719A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 ダンプトラック等におけるアオリ取付装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08230719A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533805A (ja) * 2007-07-19 2010-10-28 ダブリューイーダブリュー ヴェスターヴァルダー アイゼンヴェルク ゲーエムベーハー コンテナのための作業足場組立体
EP3431372A1 (de) * 2017-07-19 2019-01-23 INMET Stahl GmbH & Co. KG Bordwandelement sowie nutzfahrzeug mit einem derartigen bordwandelement

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010533805A (ja) * 2007-07-19 2010-10-28 ダブリューイーダブリュー ヴェスターヴァルダー アイゼンヴェルク ゲーエムベーハー コンテナのための作業足場組立体
US8490827B2 (en) 2007-07-19 2013-07-23 Wew Westerwalder Eisenwerk Gmbh Work platform assembly for a container
EP3431372A1 (de) * 2017-07-19 2019-01-23 INMET Stahl GmbH & Co. KG Bordwandelement sowie nutzfahrzeug mit einem derartigen bordwandelement

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11514613A (ja) 旋回又は滑動するハッチ
JPH08230719A (ja) ダンプトラック等におけるアオリ取付装置
JPH1096362A (ja) 嵌合ヒンジ
KR20150021201A (ko) 차량용 적재함 커버장치
JP3286914B2 (ja) トラック等車両荷室の後部扉の開閉装置
JPS5984623A (ja) 貨物輸送車の荷箱
JP3108910B2 (ja) ウイング車
JP3069765B2 (ja) トラック等の車両におけるアオリ取付装置
JP3286743B2 (ja) トラックの箱形荷台の後部扉の開閉装置
JPH05294262A (ja) 車両のアオリ取付装置における異物入込み防止装置
JP3218342B2 (ja) 車両荷台における幌シート取付装置
JPH047115Y2 (ja)
JP2001030964A (ja) トラックの荷台構造
JP3527159B2 (ja) 廃材等の収納箱
JPH05278641A (ja) 車両におけるアオリ取付装置
JPH10226237A (ja) 自動車のバックドア開閉構造
JPH0565081A (ja) 車両におけるアオリ取付装置
JP2000072046A (ja) トラックの煽り
JPH05278642A (ja) 車両におけるアオリ取付装置
JPH0214971Y2 (ja)
JP2617412B2 (ja) パネルの連結装置
JPH11334453A (ja) ダンプ車
JPS6117864Y2 (ja)
JPH0565082A (ja) 車両におけるアオリ取付装置
US781979A (en) Dumping-car.

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040817

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041214