JPH08230135A - 化粧板の製造方法 - Google Patents

化粧板の製造方法

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Publication number
JPH08230135A
JPH08230135A JP7066730A JP6673095A JPH08230135A JP H08230135 A JPH08230135 A JP H08230135A JP 7066730 A JP7066730 A JP 7066730A JP 6673095 A JP6673095 A JP 6673095A JP H08230135 A JPH08230135 A JP H08230135A
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JP
Japan
Prior art keywords
veneer
adhesive
veneers
thermosetting resin
plywood
Prior art date
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Pending
Application number
JP7066730A
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English (en)
Inventor
Teruichiro Todoroki
輝一郎 軣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ひび割れ等が生じにくく、更には貼着される
突板の表面の硬度アップも図られる化粧板の製造方法を
提供する。 【構成】 突板11、12の裏面に熱硬化性樹脂接着剤
13を塗布した後、接着剤塗布面を木質基板10の表面
に積層して熱圧締貼着する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合板、木片成型板(パ
ーティクルボード)又は木質繊維板(ファイバーボー
ド)の表面に突板を接合した化粧板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図2に示すように、合板等からなる木質
基板30の表面に接着剤31を介して厚さ0.2〜0.
5mm程度の突板32を貼着した化粧板33は、安価で
美麗なことから、床板や壁板に広く採用され普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この化
粧板33は周囲の湿分の変化によって表面の突板32が
水分の吸放出を伴って動き、突板32の表面にひび割れ
が発生する問題が以前からあった。そこで、この問題を
解決するために、木質基板と突板との間に和紙等のシー
ト状物を介して突板の動きを抑制しようとすることも試
みられており、多少の効果は認められるものの、和紙等
では突板の動きを抑制することは不十分であることが分
かった。また、該化粧板の製造にあっては、木質基板の
表面に接着剤を塗布して和紙を貼着した後、更に和紙の
上に接着剤を塗布する必要があるので、2工程の塗装工
程を必要とし、製造工程が煩雑になるという問題があっ
た。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、ひび
割れ等が生じにくく、更には貼着される突板の表面の硬
度アップも図られる化粧板の製造方法を提供することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の化粧板の製造方法は、突板の裏面に熱硬化性樹脂
接着剤を塗布した後、接着剤塗布面を木質基板の表面に
積層して熱圧締貼着している。ここで、木質基板とは合
板、木片成型板、木質繊維板をいい、突板とは、美麗な
木目模様を有する木材(例えば、ナラ、ケヤキ等)の薄
い単板(例えば、厚みが0.2〜0.5mm程度)をい
う。また、熱硬化性樹脂接着剤としては、ユリア・メラ
ミン共縮合、変性フェノール、酢酸ビニル樹脂エマルジ
ョンを用いる。
【0005】
【作用】請求項1記載の化粧板の製造方法においては、
突板の裏面(即ち、接合面)に熱硬化性樹脂接着剤を塗
布した後、木質基板に積層して熱圧締貼着しているの
で、木質基板の表面に熱硬化性樹脂接着剤を塗布した場
合よりも、突板側に多く付着、含浸する。従って、熱圧
締後、突板の硬度が従来より高まり、更には強度も増
す。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る化粧板の製
造方法の説明図である。
【0007】図1に示すように、木質基板の一例である
合板10の表裏に貼着しようとする突板11、12の裏
面側に予め熱硬化性樹脂接着剤13を塗布する。熱硬化
性樹脂接着剤13の塗布は、スプレッダーによって行
い、塗布量は120〜150g/m2 と通常より多めに
塗布する。ここで、突板11、12の厚みは0.2〜
0.5mm程度であるが、厚い場合には含浸量を増やす
ために、更に多くの熱硬化性樹脂接着剤を塗布すること
も可能である。
【0008】次に、裏面に熱硬化性樹脂接着剤13が塗
布された突板11、12を合板10の表裏に積層し、ホ
ットプレスによって熱圧締貼着を行う。この場合の条件
は、温度が110〜115℃、時間が50〜60秒、圧
力が5〜7kg/cm2 程度で行う。これによって、突
板11、12が合板10の表裏面に貼着されるが、加熱
されることによって熱硬化性樹脂接着剤13が突板1
1、12内部に積極的に浸透し、硬化後は突板11、1
2の強度を向上し、更には表面硬度を高める。
【0009】前記実施例は、木質基板として合板を使用
したが、木片成型板、木質繊維板であっても本発明は適
用される。更に、場合によっては接着剤を塗布した突板
11、12を載置する前に、木質基板の上に薄く熱硬化
性樹脂接着剤を塗布することも可能であり、これによっ
て木質基板の表面も積極的に補強される。
【0010】
【発明の効果】請求項1記載の化粧板の製造方法は、以
上の説明からも明らかなように、接合使用する突板の裏
面に、熱硬化性樹脂接着剤が予め塗布されているので、
突板を熱圧締貼着すると、塗布された接着剤が積極的に
突板内に浸透し、突板の強度を高めひび割れ等の防止を
図ることができる。また、熱硬化性樹脂接着剤がより多
く浸透することによって、突板の硬度が高まり、表面に
傷等が生じにくくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る化粧板の製造方法の説
明図である。
【図2】従来例に係る化粧板の製造方法の説明図であ
る。
【符号の説明】
10 合板(木質基板) 11 突板 12 突板 13 熱硬化性樹脂接着剤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突板の裏面に熱硬化性樹脂接着剤を塗布
    した後、接着剤塗布面を木質基板の表面に積層して熱圧
    締貼着することを特徴とする化粧板の製造方法。
JP7066730A 1995-02-28 1995-02-28 化粧板の製造方法 Pending JPH08230135A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104385384A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 重庆星星套装门(集团)有限责任公司 三聚氰氨同步木纹装饰面皮预制工艺以及热压机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104385384A (zh) * 2014-11-21 2015-03-04 重庆星星套装门(集团)有限责任公司 三聚氰氨同步木纹装饰面皮预制工艺以及热压机

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