JP2006272673A - 化粧シート貼り木質ボード - Google Patents

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Akiro Fujikawa
昭郎 藤川
Toshiaki Tanaka
利秋 田中
Yoshiaki Kobayashi
義昭 小林
Tetsuya Mizutani
哲也 水谷
Kazuhide Murakami
和秀 村上
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Abstract

【課題】 木質板を芯材とし表面に化粧シートを貼着したものにおいて簡単な構成で化粧シートの表面に凹凸が発生し難くする。接着剤として水分と反応して硬化する接着剤又は水溶性接着剤を使用しても木質板が水の影響を受けることなくいっそう化粧シートの表面に凹凸が発生しないようにする。
【解決手段】 木質板1の外面に樹脂層2を積層して構成した基板3に、水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤により化粧シート5を貼着する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、木質板表面に化粧シートを貼着した化粧シート貼り木質ボードに関するものである。
従来から、家具、システムキッチン等のキャビネットの扉、側板、天板等として使用される化粧シート貼り木質ボードA’は、図3に示すように、パーティクルボードやMDF(中密度繊維板)等の木質板1の表面に接着剤4’により化粧シート5を貼着することで形成してある。
ところが、パーティクルボードやMDF(中密度繊維板)等の木質板1は表面に木片や木質繊維が露出するため粗面となり、このため、木質板11の粗面である表面に化粧シート5を直接貼付けた場合、化粧シート5の表面に微小な凹凸が生じて外観が悪くなるという問題がある。特に、化粧シート5が木目模様やその他の模様を有するものの場合には上記微小な凹凸が目立ち難いが、化粧シート5が複雑な模様でない場合、あるいは化粧シート5が単色の場合には表面の微小な凹凸が目だちやすいという問題がある。
更に、接着剤4’として溶剤系の接着剤4’を使用した場合には、溶剤が揮発することで環境に悪影響を与えるため環境面で好ましくない。
一方、接着剤4’として酢酸ビニル系接着剤4’のような水溶性接着剤4’を用いた場合には溶剤系の接着剤4’のように環境面の問題はないが、接着剤4’の水分が木質板1に吸水されて木質板1の表面に膨張により凹凸が発生してしまう。したがって、前述のように木質板1の表面に木片や木繊維が存在することによる木質板1表面が粗面となるだけでなく、これに加えて接着剤4’の水分が木質板1に影響を与えて表面に凹凸が発生しやすくなり、いっそう木質板1の表面が凹凸になって、化粧シート5を貼着した場合にいっそう凹凸が生じ易くて外観が悪くなるという問題がある。
また、パーティクルボードやMDF等の木質板1に化学的処理、熱的処理、高圧水蒸気処理等の寸法安定化処理を行い、該寸法安定化処理をした木質板1の表面をサンダー処理し、その後、表面に接着剤4’により化粧シート5を貼着することで化粧シート貼り木質ボードAを形成するものが特許文献1により知られている。
この従来例にあっては、パーティクルボードやMDF等の木質板1に化学的処理、熱的処理、高圧水蒸気処理等の寸法安定化処理を行っているが、木質板1の表面には木片や木繊維が露出していることには変りはなく、表面が粗面となっているためサンダー処理が必要になるという問題がある。しかも、サンダー処理をしたとしても、表面には依然として木片や木繊維が露出するので、木片や木繊維が表面に露出しない場合に比べると表面は粗面となっていることに変りは無い。また、パーティクルボードやMDF等の木質板1に化学的処理、熱的処理、高圧水蒸気処理等の寸法安定化処理を行って合板と同等もしくはそれを超える耐水性能を持たせるようにしているので、寸法安定化処理をしていない木質板1に比べると耐水性能が向上するが、依然として、吸水性が残っている。したがって、木質板1の表面に木片や木繊維が存在することによる木質板1表面が粗面となるだけでなく、これに加えて接着剤4’の水分が木質板1に吸水されることによる木質板1表面への凹凸の発生により、化粧シート5に凹凸が生じ易くて外観が悪くなるという問題がある。
特開平9−216206号公報
本発明は上記の従来の問題点に鑑みて発明したものであって、木質板を芯材とし表面に化粧シートを貼着したものにおいて簡単な構成で化粧シートの表面に凹凸が発生し難く、また、環境に悪影響を与えることがない化粧シート貼り木質ボードを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る化粧シート貼り木質ボードは、木質板1の外面に樹脂層2を積層して構成した基板3に、水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤により化粧シート5を貼着して成ることを特徴とするものである。ここで、基板3がパーティクルボードの表面に低圧メラミン層を積層一体化した低圧メラミン貼りパーティクルボードであることが好ましい。
このように、基板3が木質板1の外面に樹脂層2を被覆して形成してあるので、基板3の外面に木片や木質繊維等が露出せず、基板3の外面に凹凸が生じないようにでき、これにより基板3に接着される化粧シート5に凹凸が生じない。更に、樹脂層2により木質板1が水分の影響を受けないようにでき、この点でも基板3の外面に凹凸が生じないようにできて化粧シート5に凹凸が生じないようにでき、例えば、接着剤として水溶性接着剤を使用しても、何ら問題がなく、また、接着剤として水分と反応して硬化する接着剤4を使用する場合、確実に反応させるために水分を供給する方法を採用したとしても木質板1が水分の影響を受けないようにでき、また、基板3に化粧シート5を接着する接着剤として水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤を使用することで溶剤系の接着剤のように溶剤が飛散するという環境面での問題も生じない。
本発明は、木質板を芯材とし表面に化粧シートを貼着したものにおいて簡単な構成で化粧シートの表面に凹凸が発生しない商品価値の高い化粧シート貼り木質ボードを提供することができ、また、接着剤として水分と反応して硬化する接着剤又は水溶性接着剤を使用することで溶剤系の接着剤のように溶剤が飛散して環境に悪影響を与えることがない
以下、本発明を図1、図2に示す各実施形態に基いて説明する。
基板3はパーティクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質板1の外面に樹脂層2を積層して構成してある。
図1、図2に示す実施形態において使用する基板3は、生パーティクルボード層(完全硬化する前のパーティクルボード)の表裏両外面に低圧メラミン層を熱プレスにより一体化することで、パーティクルボードよりなる木質板1の表裏両外面に低圧メラミン層よりなる樹脂層2を積層した基板(低圧メラミン化粧パーティクルボード)3を形成してある。
ここで、生パーティクルボード層の表裏両外面に低圧メラミン層を熱プレスすることで、生パーティクルボード層中のユリア、メラミン、エポキシ等の熱硬化性樹脂の接着力により木片同士が固着されてパーティクルボードが形成されると共に上記熱硬化性樹脂及びメラミンの接着力により低圧メラミン層とパーティクルボードとが一体化して、パーティクルボードの表裏両外面に低圧メラミン層が一体に積層された低圧メラミン化粧パーティクルボードが形成される。
このような構成の基板3となる低圧メラミン化粧パーティクルボードは、パーティクルボードよりなる木質板1の表裏両外面が低圧メラミン層よりなる樹脂層2により完全に被覆されるので、パーティクルボードの表裏両外面に存在する木片が低圧メラミン層により完全に覆われ、したがって、木片が外面に露出することによる凹凸の発生を無くし、表裏両外面を平坦とすることができる。しかも、パーティクルボードの表裏両外面が低圧メラミン層により完全に覆われるため、防水性に優れ、パーティクルボードが水を吸って膨張したりして外面が凹凸形状となるというようなことが生じないようになっている。また、この低圧メラミン化粧パーティクルボードは、酸、アルカリに強く、強度、耐熱、耐薬、耐汚染性に優れ、更に、虫食い、割れ、筋、腐れ等の心配がなく、しかも、パーティクルボードよりなる木質板1が芯材となっているので、ビス止め、釘打ち等が容易にできるという特徴を有している。
上記低圧メラミン化粧パーティクルボードよりなる基板3の外面に、水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤により化粧シート5を貼着して化粧シート貼り木質ボードAを形成してある。図1には低圧メラミン化粧パーティクルボードよりなる基板3の片方の外面(表面)にのみ水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤により化粧シート5を貼着して化粧シート貼り木質ボードAを形成した例を示し、図2には低圧メラミン化粧パーティクルボードよりなる基板3の両外面(表面、裏面)に水分と反応して硬化する接着剤4又は水溶性接着剤により化粧シート5を貼着して化粧シート貼り木質ボードAを形成した例を示している。
水分と反応して硬化する接着剤4としては、例えばPURが用いられる。PURとは「Poly Urethane Reactives(ポリウレタンリアクティブ)」接着剤の略称で、反応型ホットメルトのことであり、ポリウレタン系の未硬化樹脂(プレポリマー)を主成分とし加熱溶解の後、水(例えば空気中の水分(湿気))と反応し硬化するものである。
基板3の外面にPURにより化粧シート5を貼着するに当たっては、例えば、基板送りコンベア(図示せず)で基板3を搬送し、化粧シート供給部(図示せず)から供給される化粧シートを基板3側に供給するのであるが、上記基板3の外面又は化粧シート5の内面にPURを塗布し、該PURを介して化粧シート5を基板3の外面に重ね、加熱押圧ロール(図示せず)を通すことでPURを介して化粧シート5を基板3の外面に圧着し、更に、冷却ロールにより押圧する。この際、PURは加熱することで溶解し、その後、空気中の水分により反応硬化させて化粧シート貼り木質ボードAを形成する。なお、基板3、化粧シート5の送り速度は例えば5m/分〜18m/分程度とするのが好ましい。
このようにPURは空気中の水分(湿気)だけで反応硬化させてもよいが、上記基板3又は化粧シート5を供給して重ね合わせる際、基板3の外面又は化粧シート5の内面のいずれか一方にPURを塗布し、他方に水を塗布し、その後、基板3の外面又は化粧シート5の内面のいずれか一方にPURを塗布し、他方に水を塗布したもの同士を重ね、加熱押圧ロール(図示せず)を通して押圧することでPURを加熱溶融し、その後、冷却ロールを通すことで溶融したPURを上記供給された水と反応硬化させて基板3の外面にPURにより化粧シート5を接着一体化して化粧シート貼り木質ボードAを形成するようにしてもよい。
PURは上記のように水分と反応し、反応後は溶融せず、高い接着強度を有し、基板3の外面の樹脂層(低圧メラミン)と化粧シート5との接着が強固に行われることになる。
ここで、低圧メラミン化粧パーティクルボードよりなる基板3は芯材がパーティクルボードという木質板であるにもかかわらず、前述のように外面に木片が露出しないので外面が凹凸のない平坦な面にできると共に耐水性があり、このため、基板3に接着される化粧シート5に凹凸が生じない。また、接着剤として水分と反応して硬化する接着剤4であるPURを使用する場合、前述のように、基板3の外面又は化粧シート5の内面のいずれか一方にPURを塗布し、他方に水を塗布するというように水を供給してやると、空気中の水分のみで反応硬化させる場合に比べてより確実にPURの反応硬化が図れるが、このようにPURを反応硬化させるために基板3の外面又は化粧シート5の内面のいずれかに水を塗布する場合であっても低圧メラミンよりなる樹脂層2により木質板1に水が浸入せず、水の影響で木質板1の外面に凹凸が生じるという現象が生じることがなく、この点でも化粧シート5に凹凸が生じないようにできる。この結果、接着剤として水分と反応して硬化する接着剤4であるPURを使用しても何ら問題がなく、溶剤系の接着剤のように溶剤が飛散するという環境面での問題も生じないことになる。
上記実施形態においては、木質板1としてパーティクルボードの例を示したが、木質板1としてMDF(中密度繊維板)又はその他の木質繊維板を使用してもよい。
また、上記実施形態においては、接着剤として水分と反応して硬化する接着剤4であるPURを使用した例を示したが、酢酸ビニル系接着剤のような水溶性接着剤を用いて木質板1の外面に樹脂層2を積層して構成した基板3に化粧シート5を貼着するようにしてもよい。この場合は、水溶性接着剤中の水分が木質板1に浸入せず、水の影響で木質板1の外面に凹凸が生じるという現象が生じることがないものであり、また、溶剤系接着剤のように環境面での問題も生じない。
ところで、本発明の化粧シート貼り木質ボードAは家具、システムキッチン等のキャビネットの扉、側板、天板等として使用されるが、これ以外の用途に使用してもよいのは勿論である。
(a)は本発明の化粧シート貼り木質ボードの断面図であり、(b)は同上の分解断面図である。 (a)は本発明の他の実施形態の化粧シート貼り木質ボードの断面図であり、(b)は同上の分解断面図である。 (a)は従来例の化粧シート貼り木質ボードの断面図であり、(b)は断面図である。
符号の説明
1 木質板
2 樹脂層
3 基板
4 接着剤
5 化粧シート

Claims (2)

  1. 木質板の外面に樹脂層を積層して構成した基板に、水分と反応して硬化する接着剤又は水溶性接着剤により化粧シートを貼着して成ることを特徴とする化粧シート貼り木質ボード。
  2. 基板がパーティクルボードの表面に低圧メラミン層を積層一体化した低圧メラミン貼りパーティクルボードであることを特徴とする請求項1記載の化粧シート貼り木質ボード。
JP2005093144A 2005-03-28 2005-03-28 化粧シート貼り木質ボード Withdrawn JP2006272673A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011020274A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Dic Corp 化粧板の製造方法及び化粧板

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