JPH08229866A - 吸着パッド - Google Patents

吸着パッド

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JPH08229866A
JPH08229866A JP1872995A JP1872995A JPH08229866A JP H08229866 A JPH08229866 A JP H08229866A JP 1872995 A JP1872995 A JP 1872995A JP 1872995 A JP1872995 A JP 1872995A JP H08229866 A JPH08229866 A JP H08229866A
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正雄 平栗
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸着面を出没自在に構成して突出方向に付勢
することにより、ガラス基板の湾曲、反り、歪み、傾斜
等にも対応でき、確実に吸着保持できる吸着パッドを提
供する。 【構成】 基台1の取付凹部10内に台座部材2が取付
けられ、この台座部材2上に吸着部材5が嵌合される。
台座部材2と吸着部材5とは固定枠部材3により固定さ
れ、吸着部材5はコイルスプリング6により上方へ付勢
されている。吸着部材5の吸着面にガラス基板が接触す
ると、排気孔11からの吸気により取付凹部10内は負
圧となり、吸着部材5自体が下降する。台座部材2と吸
着部材5とは、その中心孔21、環状溝22と、支持軸
部52とスリーブ部材4との嵌合部によってラビリンス
構造が形成され、Oリングなしでも吸着力が得られるよ
うになっている。ただしOリングがある方が望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は吸着パッドに係り、特に
ガラス基板等の平板状ワークを吸着保持する場合に好適
な吸着パッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の真空チャック或いは吸着パッド
は、例えば半導体ウエハや液晶パネル用ガラス基板等の
被吸着物を皿状のパッド表面に接触させて、この状態
で、パッド表面に形成された吸気孔から排気することに
より、被吸着物とパッド表面との間が減圧され、その負
圧により被吸着物をパッド表面に吸着させるものであ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の吸着パッド
には、パッド表面に吸気孔がただ単に開口しているも
の、吸気孔の周囲にテフロン等の樹脂リングが圧入され
ているもの等があるが、いずれにしてもパッド表面は一
定の形状でかつ固定されているため、被吸着物の表面に
反りや歪みが存在するとパッド表面に合致せずに吸着で
きなくなる。特に、大容量液晶パネル用のガラス基板の
ように、大面積でかつ薄いために成膜後に歪みが発生す
るものを複数の吸着パッドで保持しようとすると、歪み
や反りによって、一部の吸着パッドがガラス基板の表面
に接触できず吸着ミスが発生するという問題点があっ
た。
【0004】これらの問題点は、被吸着物を上方から吸
着パッド上に落とすような搬送機構を有する場合にも発
生するが、特に被吸着物を斜め方向から吸着パッドに向
けて搬送するようになっている場合には、吸着パッドと
被吸着物との適応性が悪いと全く吸着保持することがで
きないという深刻な事態になる。
【0005】そこで本発明は上記問題点を解決するもの
であり、その課題は、被吸着物の表面の反りや歪みや被
吸着物の吸着方向等に依らず安定した吸着性能を有し、
特に大面積の被吸着物を複数の吸着パッドにより保持す
る場合に適した新規のパッド構造を実現することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講じた手段は、吸着面から排気を行うことに
より被吸着物を吸着するように構成された吸着パッドに
おいて、前記吸着面を有する吸着部材を基台に対して所
定範囲内において出没自在に取付け、前記吸着部材を前
記基台に対してその突出方向に付勢するための加圧手段
を設けるものである。
【0007】この場合において、前記吸着面を介して排
気するための排気経路を設け、該排気経路を、前記吸着
部材と前記基台との間に直接若しくは間接に形成された
ラビリンス構造によって閉塞することが好ましい。
【0008】また、前記吸着面に隣接して形成された固
定吸着面を有する固定吸着部を設け、前記固定吸着面を
前記吸着面の出没範囲内において面一になるような位置
に形成し、前記固定吸着部には、前記固定吸着部を介し
て排気するための排気経路を設けることが好ましい。
【0009】さらに、前記吸着部材に、前記基台に対し
て出没するように形成された第1構造部と、該第1構造
部に取付けられ、前記吸着面を備えた第2構造部とを設
け、前記第1構造部に対して前記第2構造部を所定範囲
内で首振り状に傾斜可能に取付ける取付手段を設けるこ
とが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1によれば、吸着面が出没自在に構成さ
れていることにより、被吸着物に湾曲、反り、歪み等が
存在していても、被吸着物の状態に合わせて吸着するこ
とができるとともに、吸着面が突出方向に付勢されてい
ることにより、吸着部材若しくは被吸着物の姿勢が上
下、垂直、斜め方向等、いずれの方向に向いていても支
障なく吸着することができる。
【0011】請求項2によれば、吸着部材と基台との間
にラビリンス構造を設けることにより、複雑かつ精密な
シール構造を設けずに排気経路を有効に閉塞することが
できるので、簡易かつ低製造コストで有効な吸着性能を
得ることができる。
【0012】請求項3によれば、固定吸着面を吸着面の
出没範囲内において面一になるように隣接して設けるこ
とにより、吸着面により捉えた被吸着物を吸着部材が没
するとともに固定吸着面まで引き寄せ、固定吸着面にて
確実に吸着することができるので、確実でかつ高い位置
精度の吸着保持が可能になる。
【0013】請求項4によれば、第1構造部を第2構造
部に対して首振り状に傾斜可能に取付けることにより、
吸着面の傾斜角を被吸着物の表面に対応させることがで
きるので、被吸着物表面の湾曲、反り、歪み等が大きい
場合でも確実な吸着保持が可能になる。
【0014】
【実施例】次に、図面を参照して本発明に係る吸着パッ
ドの実施例を説明する。以下に説明する各実施例はいず
れも液晶パネル用のガラス基板を吸着保持するために複
数個並列させて用いられるものであるが、本発明に係る
吸着パッドには、以下の実施例の記述に限定されること
なく、種々の被吸着物に対して個別に用いられるものも
包含される。
【0015】〔第1実施例〕図1乃至図3は本発明に係
る第1実施例の構造を示すものである。本実施例の吸着
パッドは、図1及び図3に示すように、平板状の基台1
に、複数の取付凹部10が形成されるとともに、この取
付凹部10の並列ラインの側方に延在する排気孔11が
形成されている。この排気孔11から各パッド取付凹部
10にはそれぞれ1つずつの排気支孔12が伸び、取付
凹部10と排気孔11とを連絡している。
【0016】取付凹部10内には円盤状の台座部材2が
挿入され、台座部材2の上には、リング状に成形された
スリーブ部材4を底面側から圧入した吸着部材5が嵌合
している。これらの台座部材2及び吸着部材5は、環状
に形成された固定枠部材3により押圧固定され、この固
定枠部材3は基台1に穿設された固定孔13を通して螺
入された固定ネジ14により固定されている。
【0017】台座部材2には、中心孔21と、その周囲
に形成された環状溝22と、外周に形成された周縁鍔2
3とがそれぞれ同心に形成されている。一方、吸着部材
5には、上面に浅い凹部形状を備えた吸着面51と、中
心部において下方へ突出した支持軸部52と、支持軸部
52内に形成された通気孔53と、通気孔53の下方に
連続形成された収容孔54と、外周部に形成された周縁
鍔55とがそれぞれ同心円状に形成されている。
【0018】台座部材2の中心孔21には吸着部材5の
支持軸部52が嵌合し、収容孔54内にはコイルスプリ
ング6が収容されて、吸着部材5を基台1に対して常に
上方へ付勢している。台座部材2の環状溝22には吸着
部材5に圧入されたスリーブ部材4が嵌合している。ま
た、台座部材2の周縁鍔23は基台1の取付凹部10の
周囲の段差上に係合し、上記固定枠部材3の内縁部31
によって固定されるとともに、Oリング71により取付
凹部10内を密閉している。固定枠部材3の内縁部31
は吸着部材5の周縁鍔55をも固定しており、コイルス
プリング6により上方へ付勢されている吸着部材5を保
持している。なお、吸着部材5の底面に接触するように
Oリング72が取付けられている。
【0019】上記のように構成された吸着パッドは、図
1に示すように、吸着部材5がコイルスプリング6によ
って上方へ付勢されており、吸着面51は周囲の基台1
の表面及び固定枠部材3の表面よりも上方へ突出してい
る。この状態では、吸着部材5の支持軸部52と台座部
材2の中心孔21、及びスリーブ部材4と台座部材2の
環状溝22はそれぞれ嵌合しているが、これらの嵌合部
は多少の遊びを以て形成されているために、吸着部材5
は支持軸部52を中心にして、その吸着面51を周囲に
若干傾斜させることができるようになっている。
【0020】しかし、排気孔11を通して吸気した状態
で、図2に示すように吸着面51に対して被吸着物であ
るガラス基板8を接触させると、吸着部材5の内部の通
気孔53、収容孔54、取付凹部10は負圧となり、コ
イルスプリング6の弾性力に抗して吸着部材5が下降す
る。下降するに従って支持軸部52と中心孔21、スリ
ーブ部材4と環状溝22の嵌合は共に深くなり、吸着面
51の傾斜可能角度は極めて狭くなる。
【0021】本実施例ではOリング71,72によって
吸着部材5、スリーブ部材4、台座部材2、取付凹部1
0、排気支孔12、排気孔11からなる排気経路を閉塞
しているので、効率的な吸気に基づく強力な吸着力を得
ることができる。この場合Oリング72は、吸着部材5
の下降動作を妨げる可能性があるので省略する場合があ
るが、この場合、Oリング72が存在している場合と比
べて排気経路の密封性は低下するものの、中心孔21と
支持軸部52との嵌合部及びスリーブ部材4と環状溝2
2との嵌合部により形成されたラビリンス構造によっ
て、仮にこれらの嵌合部に比較的大きな遊びが存在して
も排気経路内の負圧はある程度は保持される。
【0022】本実施例では、ガラス基板8が傾斜してい
たり、ガラス基板8に湾曲、反り、歪み等が発生してい
たりしても、吸着部材5はコイルスプリング6を介して
出没自在に取付けられているとともに、その吸着面51
も若干傾斜可能に取付けられているので、吸着面51を
ガラス基板8の表面に倣って適応させることができるた
め、確実な吸着保持を行うことができる。勿論、ガラス
基板8自体が多少傾斜して吸着面に当接される場合につ
いても同様に確実な吸着を行うことが可能である。
【0023】また、本実施例ではコイルスプリングによ
り常に吸着部材を突出方向に付勢しているので、吸着パ
ッドの姿勢を上下、垂直、斜め方向等、任意の方向に向
けても確実に吸着させることができる。したがって、い
ずれの方向からも被吸着物を供給することができるた
め、搬送系、処理系その他の周辺装置の設計の自由度を
大幅に高めることができる。
【0024】〔第2実施例〕次に、本発明に係る吸着パ
ッドの第2実施例を説明する。この実施例は、図4に示
すように、基台1’に複数の取付孔15が穿設され、こ
の取付孔15毎に台座部材2’が嵌合されている。基台
1’には、取付孔15の側方両側を通過する第1排気孔
16と第2排気孔17とを有し、第1排気孔16を取付
孔15内に接続する排気支孔18と、第2排気孔17と
基台1’の上面側とを接続する排気支孔19とが穿設さ
れている。
【0025】排気支孔18は台座部材2’内に形成され
た排気接続孔24に連通し、排気支孔19は台座部材
2’内に形成された環状の排気接続孔25に連通してい
る。台座部材2’の中央上部には吸着部材5’が取付け
られ、その支持軸部52は、台座部材2’の中心に形成
された収容凹部26に嵌合している。支持軸部52の内
側に形成された収容孔54内にはコイルスプリング6が
収容され、台座部材2’に対して吸着部材5’を常に上
方へ付勢している。吸着部材5’には下方から環状のス
リーブ部材4’が圧入され、このスリーブ部材4’は台
座部材2’の上方内側に環状に形成された摺動部56に
嵌合している。
【0026】吸着部材5’は、環状の固定枠部材3’の
内縁部31でその周縁鍔55が上方から押圧されること
により、上記コイルスプリング6の弾性力に抗して台座
部材2’に対して保持されている。固定枠部材3’は浅
い凹部形状を有する環状の吸着面32を備え、その面か
ら下方の台座部材2’に形成された排気接続孔25に連
通された環状の通気孔33が形成されている。なお、O
リング73,74,75,76は、それぞれ排気経路を
封鎖するためのものである。
【0027】本実施例によれば、第1実施例と同様の吸
着部材により第1実施例と同様の効果が得られるととも
に下記の様な作用効果が得られる。上述と同様にガラス
基板が吸着面51に接触して吸着されると、吸着部材
5’は下降する。吸着面51が下降すると、やがて吸着
面51が吸着面32の高さに接近し、ガラス基板も吸着
面32に接近するようになるので、排気孔17から吸気
を行うとガラス基板は吸着面32にも吸着される。
【0028】このように本実施例では、当初、出没自在
でしかも多少の角度であれば傾斜可能な吸着面51に吸
着されたガラス基板が吸着部材5’とともに下降し、次
に吸着面32によって吸着される。吸着面32は基台
1’に対して固定されているので、充分な可撓性を有す
るガラス基板であれば、基台1’に沿って正確かつ確実
に保持される。本実施例によれば、ガラス基板に多少の
湾曲、反り、歪み等が発生していても、吸着面51によ
り確実に吸着できるとともに、吸着面32により強力に
吸着することにより、ガラス基板の湾曲、反り、歪みを
矯正して精度良く固定することができる。勿論、ガラス
基板の剛性が高く、湾曲、反り、歪みを矯正できない場
合には、吸着部材5’の吸着面51のみにより吸着保持
される。
【0029】排気孔16と17からは、共通の排気系に
より吸気を行ってもよいが、吸着面32での吸着力を高
めるためには別系統の排気系により別個に吸気を行うこ
とが好ましい。この場合、両排気系の動作制御を行うこ
とが望ましく、例えば、当初は排気孔16を通じての吸
気のみを行い、吸着部材5’にガラス基板が吸着されて
排気孔16の真空度が所定値まで上昇した時点で、排気
孔17を通じての吸気を開始することも可能である。
【0030】〔第3実施例〕次に、図5を参照して本発
明に係る第3実施例を説明する。この実施例は、吸着部
材5を除いてほぼ上記第1実施例と同様の構造を有する
ので、同様の部分には同一符号を付し、その説明は省略
する。この実施例においては、第1実施例の吸着部材5
の代わりに、下側部材8と上側部材9との2段構造が形
成されている。下側部材8は、中央上部において球内面
状に形成された摺動面81と、その下方に形成された支
持軸部82と、上面に部材の軸線を中心にしてその周り
に等角度に配置された4個の取付穴83と、支持軸部8
2の内部に形成された収容孔84と、外周に形成された
周縁鍔85とを有する。
【0031】一方、上側部材9は、中央下側において上
記摺動面81に嵌合するように構成された球面状の玉状
部90と、表面上に形成された吸着面91と、吸着面9
1の中央部から上記収容孔84に連通する如く形成され
た通気孔92とを有する。上側部材9の底面と下側部材
8の上面との間には、上側部材9の姿勢をほぼ垂直に保
持するための4つのコイルスプリング93が上記取付穴
83に嵌合され、その内側にはOリング94が配置され
ている。
【0032】この実施例では、上記第1実施例と同様の
作用効果に加えて、以下の作用効果をも奏する。すなわ
ち、上側部材9は、玉状部90と摺動面81とにより構
成される球面ジョイントの摺動により、吸着面91を下
側部材8に対して所定角度範囲内ではあるが自在に傾斜
させることができるようになっているため、ガラス基板
の傾斜、湾曲、反り、歪みに合わせて吸着面91が傾斜
し、確実に吸着できるようになっている。吸着面91の
傾斜許容角度は、吸着する被吸着物の湾曲、反り、歪み
量を勘案したり、吸着面91に対する被吸着物の搬送姿
勢を考慮して設計される。
【0033】上記各実施例においては、吸着部材の形状
を平面円形としたが、吸着部材としては平面環状、矩形
その他の任意の形状で構成できる。また、上記実施例で
は吸着部材をコイルスプリングにより上方に付勢した
が、その他の弾性部材や流体圧駆動手段(油圧シリン
ダ、エアシリンダ等)等の他の公知の加圧手段を用いて
もよいことは明らかである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は以下の効果
を奏する。請求項1によれば、吸着面が出没自在に構成
されていることにより、被吸着物に湾曲、反り、歪み等
が存在していても、被吸着物の状態に合わせて吸着する
ことができるとともに、吸着面が突出方向に付勢されて
いることにより、吸着部材若しくは被吸着物の姿勢が上
下、垂直、斜め方向等、いずれの方向に向いていても支
障なく吸着することができる。
【0035】請求項2によれば、吸着部材と基台との間
にラビリンス構造を設けることにより、複雑かつ精密な
シール構造を設けずに排気経路を有効に閉塞することが
できるので、簡易かつ低製造コストで有効な吸着性能を
得ることができる。
【0036】請求項3によれば、固定吸着面を吸着面の
出没範囲内において面一になるように隣接して設けるこ
とにより、吸着面により捉えた被吸着物を吸着部材が没
するとともに固定吸着面まで引き寄せ、固定吸着面にて
確実に吸着することができるので、確実でかつ高い位置
精度の吸着保持が可能になる。
【0037】請求項4によれば、第1構造部を第2構造
部に対して首振り状に傾斜可能に取付けることにより、
吸着面の傾斜角を被吸着物の表面に対応させることがで
きるので、被吸着物表面の湾曲、反り、歪み等が大きい
場合でも確実な吸着保持が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る吸着パッドの第1実施例の構造を
図3のI−I線に沿って切断することにより示す縦断面
図である。
【図2】第1実施例におけるガラス基板を吸着した状態
を示す縦断面図である。
【図3】第1実施例の平面図である。
【図4】本発明に係る吸着パッドの第2実施例の構造を
示す縦断面図である。
【図5】本発明に係る吸着パッドの第3実施例の構造を
示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 台座部材 3 固定枠部材 4 スリーブ部材 5 吸着部材 6 コイルスプリング 10 取付凹部 11 排気孔 12 排気支孔 13 固定孔 21 中心孔 22 環状溝 23 周縁鍔 51 吸着面 52 支持軸部 53 通気孔 54 収容孔 55 周縁鍔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸着面から排気を行うことにより被吸着
    物を吸着するように構成された吸着パッドにおいて、 前記吸着面を有する吸着部材を基台に対して所定範囲内
    において出没自在に取付け、前記吸着部材を前記基台に
    対してその突出方向に付勢するための加圧手段を設けた
    ことを特徴とする吸着パッド。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記吸着面を介して
    排気するための排気経路を設け、該排気経路は、前記吸
    着部材と前記基台との間に直接若しくは間接に形成され
    たラビリンス構造によって閉塞されていることを特徴と
    する吸着パッド。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記吸着面に隣接し
    て形成された固定吸着面を有する固定吸着部を設け、前
    記固定吸着面を前記吸着面の出没範囲内において面一に
    なるような位置に形成し、前記固定吸着部には、前記固
    定吸着部を介して排気するための排気経路を設けたこと
    を特徴とする吸着パッド。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記吸着部材は、前
    記基台に対して出没するように形成された第1構造部
    と、該第1構造部に取付けられ、前記吸着面を備えた第
    2構造部とを有し、前記第1構造部に対して前記第2構
    造部を所定範囲内で首振り状に傾斜可能に取付ける取付
    手段を設けたことを特徴とする吸着パッド。
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