JPH08228611A - 無用植物の発生防止具 - Google Patents

無用植物の発生防止具

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JPH08228611A
JPH08228611A JP3836295A JP3836295A JPH08228611A JP H08228611 A JPH08228611 A JP H08228611A JP 3836295 A JP3836295 A JP 3836295A JP 3836295 A JP3836295 A JP 3836295A JP H08228611 A JPH08228611 A JP H08228611A
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JP
Japan
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pile
water
ground
cover
plant
Prior art date
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Pending
Application number
JP3836295A
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English (en)
Inventor
Hirobumi Kajima
嶋 博 文 鹿
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SANPORI KK
Original Assignee
SANPORI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路や庭園の植込に植わった街路樹や庭木な
どの有用植物を保護しつつ、その植込に雑草などの無用
植物が発生することを防止する。 【構成】 有用植物が植わった植込14の地面を覆うよ
うに敷設される非透水性のカバー1と、そのカバー1を
地面に打ちつけて固定する杭2とから構成され、杭2に
は、カバー1の表面に降り落ちた雨水などを流入させる
集水穴5が形成されると共に、その集水穴5に流入した
水を地中に浸み出させる放水穴7が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、庭園や舗道の植込、あ
るいは高速道路の路肩や中央分離帯の植込に雑草などが
生えることを防止する無用植物の発生防止具に関する。
【0002】
【従来の技術】市街地の舗道には、美観や保健のために
イチョウやポプラ、ツツジなどの街路樹を植えた植込が
設けられ、また、高速道路の路肩や中央分離帯には、自
動車の排気ガスによる大気汚染に強いキョウチクトウな
どを植えた植込が設けられている。これらの植込は、道
路管理者である地方公共団体や道路公団などによって管
理され、植込に投げ捨てられたゴミや空き缶を収拾する
清掃作業や、植込に生えた雑草を取り除く雑草防除作業
が定期的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、植物の成育活
性が最も高まる春季から夏季にかけては、直ぐに雑草が
生い茂るので、雑草防除作業を頻繁に行わなければなら
ず、道路管理費が著しく嵩むという問題があった。ま
た、自動車の交通量が多い高速道路の路肩や中央分離帯
での清掃作業や雑草防除作業は危険を伴い、その作業頻
度が増せばその分だけ交通事故に遇うおそれも増大す
る。殊に、植込に雑草が生い茂っていると、その雑草を
掻き分けながらゴミや空き缶を発見・収拾しなければな
らないので、通常よりも清掃時間が長くなって交通事故
の危険が増す。
【0004】なお、除草剤を使用すれば長期間にわたっ
て雑草を防除できるが、除草剤の使用は環境汚染のおそ
れがあるし、植込に除草剤を散布すると、その植込に植
わった街路樹などの有用植物までもが立ち枯れするおそ
れがある。そこで本発明は、植込に植わった街路樹や庭
木などの有用植物を保護しつつ、その植込に雑草などの
無用植物を発生させないようにすることを技術的課題と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明に係る無用植物の発生防止具は、有用植物
が植わった植込の地面を覆うように敷設される非透水性
のカバーと、そのカバーを地面に打ちつけて固定する杭
とから成り、当該杭には、杭頭の上面から杭先に向かっ
て延びる中ぐり状の集水穴が形成されると共に、その集
水穴の内部から杭の周壁を貫通して外部に開口する複数
の放水穴が形成されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明によれば、植込の地面が非透水性のカバ
ーで覆われて、その地面に雑草が生えることが防止され
ると共に、地面を覆うカバーの表面にそのカバーを通し
て地中から水分や養分を吸収する雑草が生えることも防
止される。
【0007】また、非透水性のカバーを地面に打ちつけ
て固定する杭の杭頭から杭先に向かって延びる中ぐり状
の集水穴に雨水などが溜まり、その溜まった水が杭の周
壁を貫通する複数の放水穴を通じて地中に浸み出すの
で、植込の地面が非透水性のカバーで覆われていても、
植込に植わった街路樹などの有用植物に水分を補給する
ことができる。また、杭の集水穴に肥料を充填しておけ
ば、水分と共に養分も自動的に補給されるので、有用植
物に施肥する手間も軽減される。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって具体的
に説明する。図1は本発明の第一実施例を示す縦断面
図、図2はその横断面図、図3は使用状態を示す図、図
4は第二実施例を示す縦断面図である。
【0009】図1および図2に示す無用植物の発生防止
具は、街路樹や庭木などの有用植物が植わった植込の地
面を覆うように敷設される非透水性のカバー1が、ポリ
エチレン樹脂やウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、合成ゴ
ムなどによってマット状又はシート状に成形されてい
る。そして、そのカバー1を地面に打ちつけて固定する
杭2は、強化プラスチックやコンクリートなどで一体成
形され、杭頭3の上面から杭先4に向かって延びる中ぐ
り状の集水穴5と、その集水穴5の内部から杭2の周壁
6を貫通して外部に開口する複数の放水穴7が形成され
ている。なお、各放水穴7は、集水穴5に溜まった水を
放水しやすくするため、図2のように集水穴5の内部か
ら外部に向かって開口幅を漸次拡大させた形状になって
いる。
【0010】また、杭2の周壁6には、その内側に沿っ
て集水穴5の長手方向に延びる複数の補強用リブ8が形
成されると共に、その外側に沿って杭2の抜けを防止す
る複数の返し9が形成されている。なお、杭頭3は、全
体が鍔形に成形されると共に、その鍔形の周縁部に沿っ
て下方に突出する環状リブ10が形成されている。
【0011】また、カバー1は、それが比較的肉厚なマ
ット状のものであれば、図1に示すように、杭2を打ち
込むための杭打穴11が予め所定箇所に形成されると共
に、その杭打穴11の周囲に沿って杭頭3の環状リブ1
0と嵌合する環状溝12が形成されている。そして、カ
バー1の環状溝12と杭頭3の環状リブ10とが互いに
嵌合することによって、杭打穴11からの雑草の発芽が
確実に防止されると共に、カバー1の表面と杭頭3の上
面とが面一になって、カバー1の表面に降り溜まった雨
水が杭2の集水穴5に流入しやすくなる。
【0012】なお、カバー1が肉薄なシート状のもので
あれば、杭2で簡単に打ち抜けるので、杭打穴11など
は不要である。また、杭2は、杭頭3がカバー1と一緒
に地面に埋まり込んだ状態に打ち込めるので、その杭頭
3の上面に開口した集水穴5に雨水が流れ込みやすくな
ると同時に、カバー1は、杭2で打ち抜かれた穴の周囲
が杭頭3によって地面にめり込むように強く押圧される
ので、その穴からの雑草の発芽も確実に防止される。
【0013】次に、カバー1と杭2の使用状態を図3に
よって説明する。図3は、上り車線と下り車線の車道1
3Rおよび13Lに挟まれた中央分離帯の植込14を示
し、その植込14の中央に沿って道路の景観を高める有
用植物であるキョウチクトウなどの植木15が植わって
いる。そして、植込14の地面を覆うように非透水性の
カバー1が敷設され、その上からカバー1を固定する杭
2が打ち込まれている。なお、植込14の地面は、各車
道13R,13Lと植木15との中間部分を凹ませた状
態に整地され、その凹みに沿って杭2が打ち込まれてい
る。
【0014】しかして、植込14の地面は、非透水性の
カバー1で覆われているから雑草などの無用植物が生え
ることが確実に防止される。また、地面が非透水性のカ
バー1で覆われていても、そのカバー1を地面に打ちつ
けている杭2の集水穴5に溜まった雨水などが放水穴7
から地中に浸み出して、植木15に水分が補給される。
【0015】なお、植込14の地面が非透水性のカバー
1で覆われていれば、地中からの水分の蒸発が抑制され
るので、杭2を適当な間隔で打ち込んでおけば、植木1
5に必要な水分量は十分に賄える。殊に、図3に示すよ
うに、植込14の地面を凹ませた部分に杭2を打ち込ん
でおけば、そこに雨水や散水車から放水された撒き水な
どが多量に溜まるので、地中に補給できる水分の量も非
常に多くなる。また、集水穴5の内部に油粕などの肥料
を充填しておけば、水分と共に養分も補給できる。
【0016】次に、図4の実施例では、杭2の集水穴5
の内部に、その内部に詰まった泥などを掻き出す穴掃除
具16が配設されている。すなわち、植込14の地面に
敷設されたカバー1の表面には自動車の走行によって生
ずる土埃や泥はねなどが付着し、それらが雨水に運搬さ
れて、杭2の集水穴5に流入したり、あるいは、地中の
土や砂が、杭2の周壁6を貫通する放水穴7から集水穴
5に流入して、その内部に堆積し、長期間経過すると泥
詰まりを生ずるおそれがあるので、その泥詰まりを解消
するための穴掃除具16が配設されている。
【0017】この穴掃除具16は、杭頭3の上面側から
杭先4に向かって集水穴5に差し入れられる細棒17の
先端に、集水穴5の内部に沿って摺動自在なピストン形
の泥掻き部材18を取り付けて、その泥掻き部材18を
集水穴5の穴底まで差し込む構造になっている。なお、
細棒17は、錆にくいステンレス棒を使用し、その先端
に取り付けた泥掻き部材18を集水穴5に挿脱する操作
が容易に行えるように後端部をリング状に曲げて把手1
9が形成されている。また、泥掻き部材18は、図4の
如く集水穴5の穴底の形状に合わせて略円錐形に成形す
るか、あるいは略円板形に成形する。
【0018】しかして、穴掃除具16は、細棒17の先
端に取り付けた泥掻き部材18を予め集水穴5の穴底ま
で差し込んでおく。そして、長期間経過して集水穴5の
内部に泥詰まりが生じたときは、細棒17の後端部に形
成された把手19を持って、集水穴5の穴底まで差し込
まれている泥掻き部材18を集水穴5から引き抜く。こ
れにより、集水穴5の内部に堆積した泥が一挙に掻き出
されて、泥詰まりが簡単に解消される。
【0019】
【発明の効果】本発明は、植込の地面を覆うように敷設
される非透水性のカバーによって、環境汚染のおそれの
ある除草剤を用いずに、雑草などの無用植物の発生を確
実に防止することができると同時に、そのカバーを地面
に打ちつけて固定する杭によって、植込に植わった街路
樹や庭木などの有用植物に必要な水分や養分を地中に補
給することができるという大変優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す縦断面図。
【図2】第一実施例の横断面図。
【図3】本発明品の使用状態を示す図。
【図4】本発明の第二実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1・・・非透水性のカバー 2・・・杭 3・・・杭頭 4・・・杭先 5・・・集水穴 6・・・杭の周壁 7・・・放水穴 14・・・植込 15・・・植木(有用植物) 16・・・穴掃除具 17・・・細棒 18・・・泥掻き部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有用植物が植わった植込(14)の地面を
    覆うように敷設される非透水性のカバー(1)と、その
    カバー(1)を地面に打ちつけて固定する杭(2)とか
    ら成り、当該杭(2)には、杭頭(3)の上面から杭先
    (4)に向かって延びる中ぐり状の集水穴(5)が形成
    されると共に、その集水穴(5)の内部から杭の周壁
    (6)を貫通して外部に開口する複数の放水穴(7)が
    形成されていることを特徴とする無用植物の発生防止
    具。
  2. 【請求項2】 前記集水穴(5)の内部に、その内部に
    沿って摺動自在なピストン形の泥掻き部材(18)を細棒
    (17)の先端に取り付けて前記集水穴(5)の穴底まで
    差し込む穴掃除具(16)が配設されている請求項1記載
    の無用植物の発生防止具。
JP3836295A 1995-02-27 1995-02-27 無用植物の発生防止具 Pending JPH08228611A (ja)

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JP3836295A JPH08228611A (ja) 1995-02-27 1995-02-27 無用植物の発生防止具

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10178906A (ja) * 1996-12-26 1998-07-07 Fukuoka Marumoto Kk 高設栽培装置
KR100352142B1 (ko) * 2000-05-15 2002-09-12 삼성에버랜드 주식회사 떼꽂이 및 그의 제조방법
CN101850309A (zh) * 2010-06-25 2010-10-06 西北农林科技大学 一种斜齿迷宫宽流道式涌泉根灌灌水器
JP4838909B1 (ja) * 2011-08-24 2011-12-14 ヒノックス商事株式会社 マルチ栽培用の補助器具
CN105028150A (zh) * 2015-08-31 2015-11-11 重庆雪瑞盛泉农业开发有限公司 树木根部区域雨水收集缓释装置
JP2016166526A (ja) * 2016-06-06 2016-09-15 角銅 秀光 アンカー部材
JP2018148814A (ja) * 2017-03-10 2018-09-27 株式会社アグリス シート材固定具

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