JPH08227627A - 押釦スイッチ等のハート型カム溝 - Google Patents

押釦スイッチ等のハート型カム溝

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JPH08227627A
JPH08227627A JP7031495A JP7031495A JPH08227627A JP H08227627 A JPH08227627 A JP H08227627A JP 7031495 A JP7031495 A JP 7031495A JP 7031495 A JP7031495 A JP 7031495A JP H08227627 A JPH08227627 A JP H08227627A
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JP
Japan
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cam groove
area
lock
flat
flat road
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Pending
Application number
JP7031495A
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English (en)
Inventor
Kiminobu Nakamura
仁宣 中村
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T K R KK
Original Assignee
T K R KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押釦スイッチ等におけるハート型カム溝とロ
ックピンとの相互作用に基づく操作性が優れていると共
に、ロックピンの押圧ばね部材のへたりを可及的に抑え
ることができる押釦スイッチ等のハート型カム溝の構造
を提供するにある。 【構成】 カム溝のロックピンに対するフリー領域と、
ロック領域と、上記ロック領域からフリー領域に至る誘
導復路中の特定の平坦路領域と、の三領域の深さを同じ
レベルに設定したことを特徴とする押釦スイッチ等のハ
ート型カム溝である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押釦スイッチ等におけ
るハート型カム溝に関し、特に、上記ハート型カム溝を
形成したカム溝部材の初回の押圧操作で、ロック状態を
形成し、同カム溝部材を再度押圧操作すると、上記ロッ
ク状態を解除して、元位置に復帰する機能を司さどる押
釦スイッチ等のハート型カム溝に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のハート型カム溝は、例えば実開昭
63−127031号公報に開示されているように、ロ
ックピンに対するハート型カム溝のフリー領域の深さの
レベルと、ロック領域の深さのレベルと、ハート型カム
溝の誘導復路におけるロック領域の次の平坦路領域と、
の何れか1領域又は2領域の深さのレベルが異なるよう
に形成されていた。
【0003】具体的には、上記フリー領域の深さのレベ
ルは上記ロック領域の深さのレベルとは異なっている
が、上記平坦路領域の深さのレベルとは同じに形成され
ている。このように、両者の溝の深さのレベルが異なっ
ている為に、ロックピンの先端面を該カム溝の底面に弾
接する押圧ばね部材の、ロックピンのカム溝の一番深い
レベルにあるフリー領域におけるばね圧と、このフリー
領域より一段高いレベルにあるロック領域におけるばね
圧と、に差が生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この結果、上記従来例
にあっては、操作部材の軽い感触での円滑な動きが阻害
されると云う問題があり、これに加えてカム溝の一番桟
い部分と一番深い部分との段差が大きい為に、ロックピ
ン用の押圧ばね部材のへたりが早いと云う問題があっ
た。
【0005】更に、カム溝が上記構成により、必然的に
深い為に、その分カム板が厚くなり、小型化が阻害され
ると云う問題があった。
【0006】そこで、本発明は、上記カム溝のロックピ
ンに対するフリー領域とロック領域と誘導復路中の特定
の平坦路領域との三領域の深さのレベルを同一のレベル
に設定したことにより、上記従来例の各問題点を解決し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は本発明によ
れば、カム溝のロックピンに対するフリー領域とロック
領域と上記ロック領域からフリー領域に至る誘導復路中
の特定の平坦路領域との三領域の深さを同じレベルに設
定したことで解快される。
【0008】更に上記カム溝のフリー領域からロック領
域に至る誘導往路は、フリー領域に連ねた上り傾斜から
なる第1傾斜路と、この第1傾斜路の頂部に連ねた第1
平坦路と、この第1平坦路に階段状に一段低く連ねた第
2平坦路と、この第2平坦路に一段低く連ねたロック領
域と、より構成することで本発明の課題を解決される。
【0009】更に上記カム溝のロック領域から、フリー
領域に至る誘導復路は、上記ロック領域に連ねた上り傾
斜からなる第2傾斜路と、この第2傾斜路の頂部に連ね
た上記第2平坦路と同じ深さのレベルに設定された第3
平坦路と、この第3平坦路に階段状に一段低く連ねた上
記ロック領域及びフリー領域と同じ深さのレベルに設定
された第4平坦路と、この第4平坦路に連ねた上り傾斜
からなる第3傾斜路と、この第3傾斜路の頂部に連ねた
上記第2及び第3平坦路と同じ深さのレベルに設定され
た第5平坦路と、この第5平坦路に階段状に一段低く連
ねたフリー領域と、より構成することで本発明の課題を
解決される。
【0010】
【作用】本発明は、カム溝のロックピンに対するフリー
領域とロック領域と前記ロック領域からフリー領域に至
る誘導復路中の平坦路領域の深さのレベルを同一レベル
に設定したことにより、上記カム溝の段数を従来のそれ
より少なくすることができる。その結果、カム溝の高低
差が小さくなり、このことにより、ロックピンの先端面
をカム溝の底面に弾接する為の押圧ばね部材のへたりを
極力少なくすることができ、長期に亘り所期の目的を発
揮することができる。
【0011】更に、上記カム溝の高低差が小さいことに
かんがみ、カム溝部材の厚みを薄くすることができると
共に、操作性に優れている。
【0012】
【実施例】図は何れも本発明のハート型カム溝の実施例
を示す。図において、1は操作部材であるカム溝部材
で、この一面側にはハート型のカム溝2が形成されてい
る。このカム溝2の深さ方向には三段階の階部3、4及
び5が形成されている。
【0013】具体的には、カム溝2のロックピン6に対
するフリー領域7は上記下位の段位5に形成されてお
り、このフリー領域7から該フリー領域7の段位5と同
じ深さのレベルに形成されたロック領域8に至る誘導往
路は、上記フリー領域7に連ねた手前上りの傾斜状の第
1傾斜路9と、この第1傾斜路9の頂部に連ねた最上部
の段位3に相当する第1平坦路10と、この第1平坦路
10に連ねた階段状に一段低い第2平坦路11と、この
第2平坦路11に連ねた階段状に一段低い上記フリー領
域7と同じ深さのレベルに設定されたロック領域8と、
より構成されている。
【0014】上記ロック領域8からフリー領域7に至る
誘導復路は、上記ロック領域8に連ねた上り傾斜からな
る第2傾斜路13と、この第2傾斜路13の頂部に連ね
た上記中間段位4のレベル、即ち、上記第2平坦路11
と同じレベルに設定された第3平坦路14と、この第3
平坦路14に連ねた階段状に一段低い上記ロック及びフ
リー領域と同じ深さのレベルに設定された第4平坦路1
5と、この第4平坦路15に連ねた上り傾斜からなる第
3傾斜路16と、この第3傾斜路16の頂部に連ねた上
記第2及び第3平坦路と同じ深さのレベルに設定された
第5平坦路17と、この第5平坦路17に連ねた階段状
に一段低い上記フリー領域7と、より構成されている。
【0015】図1において、矢印Aは誘導往路を示し、
矢印Bは誘導復路を示す。
【0016】上記ロックピン6とカム溝2との相互作用
は、先ず、カム部材1を矢印A方向へ移動すると、ロッ
クピン6はフリー領域を起点として第1傾斜路−第1平
坦路を通って第2平坦路に達し、この状態下で、同カム
溝部材1の上記移動を停止すると、同カム溝部材1は図
示されざるスプリングによって矢印B方向へ若干戻され
て、ロック領域に達する。このロック領域とロックピン
との相関関孫によりカム溝部材がロックされる。
【0017】次に、カム溝部材1を矢印B方向へ移動す
るには、先ず、カム溝部材1を上記矢印A方向に移動す
ると、ロックピン6は、ロック領域を起点として第2傾
斜路−第3平坦路を介して第4平坦路に達する。この状
態下でカム溝部材1の押圧を解除すると、図示されざる
スプリングによって矢印B方向への移動が開始されて、
第3傾斜路−第5平坦路を通って原位置であるフリー領
域に達し、次回の操作に備える。
【0018】上記した本発明を押釦スイッチに利用すれ
ば、1回目の操作でスイッチの例えばON状態をロック
し、2回目の操作で上記ON状態を解除し、前のOFF
状態にすることができる。又、上記とは逆に、1回目の
操作でスイッチの例えばOFF状態をロックし、2回目
の操作で上記OFF状態からON状態にすることができ
る。更に、1回目及び2回目の操作でスイッチのある位
置におけるON状態から他の位置におけるON状態にす
ることができる。又、上記とは逆に1回目及び2回目の
操作でスイッチのある位置におけるOFF状態から他の
位置におけるOFF状態にすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、上記カム
溝のロックピンに対するフリー領域と、ロック領域と、
誘導復路中の特定の平坦路領域と、の三領域の溝の深さ
のレベルを同一のレベルに構成したことにより、カム溝
の深さ方向の高低差が、従来のモれより浅くなり、ロッ
クピンの先端面をカム溝の底面に弾接する為の押圧ばね
部材のへたりを抑えることができ、長期に亘り、その所
期の機能を発揮することができると共に、カム溝部材を
薄くすることができる。更に、これに加えて操作性に優
れている等の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハート型カム溝を施したカム溝部材の
平面図である。
【図2】本発明のハート型カム溝に沿って切断したカム
溝部材の展開図である。
【符号の説明】
1 カム溝部材 2 ハート型カム溝 6 ロックピン 7 フリー領域 8 ロック領域 9 第1傾斜路 10 第1平坦路 11 第2平坦路 13 第2傾斜路 14 第3平坦路 15 第4平坦路 16 第3傾斜路 17 第5平坦路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハート型のカム溝が形成されたカム溝部
    材と、一端部が定位置で回動可に支持され、且つ、他端
    部が上記カム溝にのぞまされたロックピンと、このロッ
    クピンの上記カム溝にのぞまされた先端面をカム溝底面
    に弾接する押圧ばね部材と、よりなるロック機構におい
    て、上記カム溝の上記ロックピンに対するフリー領域と
    ロック領域と上記ロック領域からフリー領域に至る誘導
    復路中の特定の平坦路領域との三領域の深さを同じレベ
    ルに設定したことを特徴とする押釦スイッチ等のハート
    型カム溝。
  2. 【請求項2】 上記カム溝のフリー領域からロック領域
    に至る誘導往路は、フリー領域に連ねた上り傾斜からな
    る第1傾斜路と、この第1傾斜路の頂部に連ねた第1平
    坦路と、この第1平坦路に階段状に一段低く連ねた第2
    平坦路と、この第2平坦路に一段低く連ねたロック領域
    と、より構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載した押釦スイッチ等のハート型カム溝。
  3. 【請求項3】 上記カム溝のロック領域から、フリー領
    域に至る誘導復路は、上記ロック領域に連ねた上り傾斜
    からなる第2傾斜路と、この第2傾斜路の頂部に連ねた
    上記第2平坦路と同じ深さのレベルに設定された第3平
    坦路と、この第3平坦路に階段状に一段低く連ねた上記
    ロック領域及びフリー領域と同じ深さのレベルに設定さ
    れた第4平坦路と、この第4平坦路に連ねた上り傾斜か
    らなる第3傾斜路と、この第3傾斜路の頂部に連ねた上
    記第2及び第3平坦路と同じ深さのレベルに設定された
    第5平坦路と、この第5平坦路に階段状に一段低く連ね
    たフリー領域と、より構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載した押釦スイッチ等のハート型カム溝。
  4. 【請求項4】 上記誘導復路中の特定の平坦路領域は、
    第3平坦路であることを特徴とする請求項1及び3に記
    載した押釦スイッチ等のハート型カム溝。
JP7031495A 1995-02-21 1995-02-21 押釦スイッチ等のハート型カム溝 Pending JPH08227627A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002976A1 (ja) 2012-06-29 2014-01-03 オムロン株式会社 ハートカム機構、およびそれを備えたスイッチ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014002976A1 (ja) 2012-06-29 2014-01-03 オムロン株式会社 ハートカム機構、およびそれを備えたスイッチ
US9514901B2 (en) 2012-06-29 2016-12-06 Omron Corporation Push switch using a heart shaped cam

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