JP4095415B2 - スイッチ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、揺動可能なノブを揺動又は押圧することで、揺動又は押圧された方向に応じてそれぞれ別のスイッチ接点がオンオフするスイッチ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、揺動部材を揺動自在に支持するとともに、押圧自在に設け、同揺動部材の揺動した方向又は押圧した方向に応じて、それぞれ別のスイッチ接点がオンオフする多方向押圧型スイッチとして、種々のものが提案され使用されている。
【0003】
このような多方向押圧型スイッチとして、特許文献1に記載の技術が提案されている。
この技術では、スイッチ作動部材を揺動自在に設け、同スイッチ作動部材に対して、揺動部材を押圧可能にスライド自在に配置している。そして、揺動部材を揺動した際には、スイッチ作動部材がともに揺動して同スイッチ作動部材に対向するスイッチ接点をオン作動する。また、揺動部材を押圧すると、スイッチ作動部材に対してスライド移動して、揺動部材に対向するスイッチ接点をオン作動するようにしている。
【0004】
【特許文献1】
特開2001―185001号公報(「0010」、第1図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成であると、揺動部材が揺動することで、スイッチ作動部材に対向するスイッチ接点がオンされると同時に、押圧方向にも押圧されてしまい揺動部材に対向するスイッチ接点がオンされてしまう虞がある。そうすると、複数の接点スイッチがオンされてしまい、目的の接点スイッチのみをオン作動できない問題がある。
【0006】
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、簡易な構成で、複数のスイッチ接点が同時に動作されることを防止することができるスイッチ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、基部と、該基部に揺動可能に支持されるノブホルダと、押込み操作に基づき、前記ノブホルダに対して押込み方向にスライド移動可能とされたノブとを具備し、前記ノブの押込み操作に応じて第1スイッチ接点が押圧され、前記ノブの揺動操作に伴い前記ノブホルダが揺動されることに応じて第2スイッチ接点を押圧する構成とされたスイッチ装置において、前記ノブが押込み方向に移動するときは該ノブを押込み方向にガイドするとともに前記ノブホルダの揺動を阻止し、前記ノブホルダが揺動するときは前記ノブの押込み方向の移動を阻止するガイド機構を備え、前記ガイド機構は、前記ノブに設けられた被ガイド部と、前記基部に設けられ、前記被ガイド部の押込み方向の移動をガイドするガイド部と、前記ガイド部のガイド開始部位側に、前記ノブホルダの揺動時に被ガイド部を係止して、前記被ガイド部のガイド部に対する押込み方向の移動を阻止する係止部とを備えることを特徴とする。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記係止部は、前記ノブホルダの揺動にともなう前記被ガイド部の、前記ガイド部側部位の移動軌跡に対応して形成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2において、前記ガイド部はガイド溝を含み、被ガイド部は突条部であり、前記ノブは、前記ノブホルダに設けられた摺動溝に前記突条部がガイドされて、前記ノブホルダに対してスライド移動可能とされていることを特徴とする。
【0011】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項において、前記ガイド機構は複数設けられていることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
以下、本発明をスイッチ装置に具体化した第1実施形態を、図1乃至図7を参照して説明する。図1は、本実施形態におけるスイッチ装置1の分解斜視図である。また、図2はガイド部44の要部斜視図である。そして、図3はスイッチ装置1の平面図であり、図4は図3のA−A断面図、図5は図3のB−B断面図である。そして、図6及び図7は、スイッチ装置1の作用を説明する図3のB―B断面図である。
【0013】
なお、以下の説明において、特に断らない限り、「上」、「下」、「左」、「右」は、図4の紙面中における「上」、「下」、「左」、「右」を示すものとし、「前」、「後」は、図4における紙面に直交する手前側を「前」、奥側を「後」とする。
【0014】
図1に示すように、本実施形態におけるスイッチ装置1は、ノブホルダ21と、ノブ31と、基部である枠体41とを備えて構成されている。
そして、このスイッチ装置1の上方はカバー11で覆われている。前記カバー11、ノブホルダ21、ノブ31、及び枠体41は、合成樹脂により形成されている。
【0015】
スイッチ装置1の下方には、配線基板52が配設されている。
前記配線基板52上には、所定位置にゴム接点からなる一対のスイッチ接点53と、ゴム接点からなるスイッチ接点54が固定されている。スイッチ接点53は、第2スイッチ接点に相当し、スイッチ接点54は、第1スイッチ接点に相当する。
【0016】
スイッチ接点54は、2等辺三角形の頂角の位置に位置し、他のスイッチ接点53は、2等辺三角形の底辺において両端角部の位置に位置するように配置されている。
【0017】
スイッチ接点53は、図4に示すように、環状の薄肉部53aと、同薄肉部53aに支持される円柱状の可動部53bとを備えて構成されている。この薄肉部53aは弾性を有するように形成されている。
【0018】
そして、それぞれのスイッチ接点53の可動部53b上面に、プッシャ55の円盤状の固定部が固着されている。このプッシャ55は、略円柱形状をしており、上端が半球状とされている。
【0019】
また、図5に示すように、可動部53bの下部には、可動接点53cが固着されている。そして、該可動接点53cの下方において、配線基板52上には、固定接点54dが配置されている。
【0020】
従って、スイッチ接点53が押圧されておらず、可動部53bが配線基板52に対して離間した状態においては、可動接点53cと固定接点53dとの間にはギャップが形成される。そして、薄肉部53aの弾性力に抗して、スイッチ接点53が押圧されると可動部53bが固定接点53dに接触してスイッチング作動するように構成されている。
【0021】
スイッチ接点54は、スイッチ接点53と同一構成であるため、重複説明を省略する。その代わりに、スイッチ接点53と同一構成であるスイッチ接点54の各構成に対しては、スイッチ接点53を構成する各構成に付したアルファベットの符号を付す。
【0022】
枠体41は、図1に示すように、四角枠状に形成されている。
そして、図4に示すように、この枠体41において、左右両側壁の略中央部の上面に、それぞれ軸受孔42aを有する支持部42が上方に突出されている。
【0023】
また、枠体41において、前後側壁の略中央部に、それぞれ上下方向に貫通する嵌合孔43aを備えた筒状部43が設けられている。各筒状部43の嵌合孔43aに、各プッシャ55を上下方向に嵌入することにより、枠体41はスイッチ接点53にて支持されている。また、プッシャ55の上部は、筒状部43の上部から上方へ突出されている。
【0024】
また、枠体41において、左右両側壁の内側面の略中央部に、それぞれガイド部44が設けられている。このガイド部44は、枠体41の左右両側壁の内側面において、上下方向に設けられ、前後に互いに平行に並設された一対のガイドリブ44cを備えている。両ガイドリブ44c間には図2に示すように、上下方向にガイド溝44bが形成されている。
【0025】
ガイド部44の上面は、係止面44aとされており、前後方向において湾曲形状に形成されている。なお、湾曲形状は、後記するノブホルダ21が揺動するときに、ノブホルダ21の揺動にともない移動するノブ31における突条部35下面の移動軌跡に対応して形成されている。係止面44aは、ガイド部のガイド開始部位側に位置する係止部に相当する。
【0026】
ノブホルダ21は、図1に示すように、略矩形筒状をなす筒状体に形成され、図4に示すように、ノブホルダ21の左右両側壁の外側面に、それぞれ軸部22が突出されている。そして、ノブホルダ21は、前記軸部22が支持部42の軸受孔42aに対して挿入されることにより、揺動自在に支持されている。
【0027】
ノブホルダ21には、上下方向に伸びる断面四角形の貫通孔21aが形成されている。この貫通孔21aの開口部は、図3に示すように、ノブ31を平面視した大きさと略同じ大きさとされている。また、図5に示すように、ノブホルダ21の前後両側壁の下端部には、板状の押圧板23がそれぞれ前方向及び後ろ方向に延出されている。
【0028】
各押圧板23の下面は、押圧面23aとされて、プッシャ55の上端に対して対向配置され、ノブホルダ21の揺動時に、プッシャ55の上端に接して押圧可能とされている。即ち、プッシャ55は、揺動するノブホルダ21に押圧されて、スイッチ接点53をオン作動する。前記押圧板23は第2押圧部に相当する。
【0029】
また、図3及び図4に示すように、貫通孔21aの左右内側面には、ノブホルダ21の上下方向全体にわたって摺動溝24がそれぞれ形成されている。摺動溝24を形成している3方の内側面(溝内の底面、前後両面)は、図3において、ガイド溝44bの3方の内側面(溝内の底面、前後両面)と略同じ断面形状とされている。即ち、ノブホルダ21の非揺動時には、摺動溝24とガイド溝44bのガイド中心とが一致するようにされている。
【0030】
なお、ガイド中心とは、両溝(摺動溝24、ガイド溝44b)がそれぞれ突条部35(後記する)をガイドした際に、移動する突条部35の軸心と同軸となる軌跡のことである。
【0031】
また、図3及び図5に示すように、貫通孔21aの前側の内側面には、ノブホルダ21の上下方向全体にわたって摺動溝25が形成されている。
また、ノブホルダ21において、貫通孔21a前後両内側面の下端部には、図5に示すように、係止段部26がそれぞれ形成されている。
【0032】
ノブ31は、ノブホルダ21の貫通孔21aに対して上下方向に摺動自在に内嵌されている。ノブ31は、図1に示すように、上面側が前後方向において湾曲した略蒲鉾状に形成されている。また、図3及び図4に示すように、ノブ31において左右両側面の略中央部に、上下方向に延在する被ガイド部としての突条部35がそれぞれ設けられている。同突条部35は、摺動溝24に対して摺動自在に係合されている。また、突条部35は、ノブホルダ21の非揺動時に、ノブ31が下方に押圧されると、ガイド溝44bに対しても摺動自在に係合可能とされている。
【0033】
前記突条部35の下端は、図1、及び図4に示すようにノブ31の下端(係止片33の下面の位置)と同じとされている。
また、図4に示すように、ノブ31の右側端部の下面には、第1押圧部としての押圧片34が下方に向けて突出されている。そして、押圧片34は、下端部が枠体41の下端面から突出されており、ノブホルダ21が非揺動時においては、スイッチ接点54の上面に当接するように配置されている。即ち、ノブ31は、押圧や揺動されていない非操作時には、押圧片34がスイッチ接点54の上面に当接されることにより支持されている。
【0034】
また、このノブホルダ21が非揺動時において、図5に示すように、前記突条部35の下端は、係止面44aの頂部の高さ位置に位置するように配置されている。
【0035】
さらに、ノブホルダ21の揺動時には、ノブホルダ21の揺動に伴いノブ31の突条部35の下端が振れて、ガイドリブ44cの係止面44a上に移動し、この揺動時において下方にノブ31が押圧された際に、突条部35の下端が係止面44aに係止されて、ガイド溝44b内に係入不能にされている。
【0036】
即ち、ノブ31がノブホルダ21とともに揺動すると、押圧片34は、係止面44aにおいて、図2に示すx領域の上方を移動することとなる。このx領域は、ガイド部44のガイドリブ44cの上面にあたる部分である。
【0037】
前記突条部35と、ガイド溝44bを含むガイド部44と、ガイド部44の上面の係止面44aとを備えて、ガイド機構G1が構成されている。
また、図3及び図5に示すように、ノブ31において、前側側面の略中央部に、上下方向に延在する突条部36が形成され、同突条部36は、摺動溝25に対して摺動自在に係合されている。
【0038】
また、ノブ31の前後両側の下端部には、図5に示すように、それぞれ係止片33が設けられている。同係止片33は、ノブホルダ21の上動時に係止段部26に係止して、ノブ31が貫通孔21aから離脱しないようにされている。
【0039】
ノブ31の上面の略中央部に、操作部32が設けられている。この操作部32は、左右方向を長手方向として、上面側が湾曲した蒲鉾状に形成されている。
カバー11は、図1に示すように、スイッチ装置1を覆うように配置された板状の部材からなる。カバー11には開口部11aが形成され、同開口部11aからノブ31に設けられた操作部32が突出されている。開口部11aは、図3に示す操作部32を平面視した形状よりも、やや大きい形状とされ、特に、図5に示すように、前後方向に操作部32よりも大きい形状とされて、ノブ31の操作部32の揺動操作及び押し込み操作が可能とされている。
【0040】
次に、上記の構成のスイッチ装置1の作用について説明する。
まず、スイッチ装置1を押圧操作した場合を説明する。
スイッチ装置1は、ノブ31及びノブホルダ21が、押圧や揺動されていない非操作時には図4、図5に示すように摺動溝24とガイド溝44bのガイド中心とが一致する状態となっている。また、このとき、ノブ31は、押圧片34がスイッチ接点54の薄肉部54aの弾性力により上方に付勢されて、係止片33がノブホルダ21の係止段部26に係止した状態にある。
【0041】
この状態でスイッチ装置1に対して、図6に示すように、図中矢印方向(下方向)にスイッチ接点54の薄肉部54aに弾性力に抗して押込み操作すると、スイッチ装置1のノブ31のみが下方向に移動する。このとき、ノブ31の被ガイド部である両突条部35がそれぞれノブホルダ21の各摺動溝24に、突条部36が摺動溝25にガイドされて、ノブ31がノブホルダ21に対してスライド移動する。
【0042】
また、スイッチ接点54が、押圧片34に上方向から押圧されるため、スイッチ接点54の薄肉部54aが撓み、可動部54bが下方に押し込まれる。すると、図4に示す、可動接点54cが、固定接点54dに接続される。この結果、スイッチ接点54がスイッチング作動し、オン状態とされる。
【0043】
ここで、図6に示すように、ノブ31が下方向に移動した距離だけ、ノブ31の各突条部35の下端部が、各ガイド部44のガイド溝44bに挿入される。このとき、各突条部35の側面は、各ガイド部44のガイド溝44bの内周面に沿って摺動する。そのため、僅かな移動量であっても、各突条部35がそれぞれガイド溝44bに挿入されると、各突条部35の前後両側の側面は、ガイド溝44bの前後両側の内側面に、前後方向の動きを拘束されることとなる。従って、ノブ31が押込み方向に移動すると、ノブホルダ21の揺動が阻止される。
【0044】
この結果、ノブホルダ21には押圧力が加わらないため、停止したままである。このように、ノブ31は左右両側で、前後方向の揺動を阻止されるため、ノブホルダ21の揺動は確実に防止される。
【0045】
そして、スイッチ装置1に対する押込み操作を解除すると、ノブ31はスイッチ接点54の薄肉部54aの弾性力により、図5に示すように係止片33が係止段部26に係止する位置に復帰する。それとともに、スイッチ接点53はオフ状態となる。
【0046】
次に、スイッチ装置1を揺動操作した場合を説明する。
非操作時のスイッチ装置1に対して、図7に示すように、図中矢印方向(後ろ方向)に揺動操作すると、ノブ31を保持した状態のノブホルダ21が軸部22を中心として回動する。そして、ノブホルダ21は左方向に回動し、後側が下がるように傾斜する。
【0047】
すると、ノブホルダ21の後側の押圧板23が、押圧面23aにてプッシャ55を押圧する。押圧されたプッシャ55は薄肉部53aの弾性力に抗して後側のスイッチ接点53を押圧する。すると、可動部53bが下方に押し込まれ、可動接点53cが、固定接点53dに接続される。この結果、スイッチ接点53がスイッチング作動し、オン状態とされる。
【0048】
このとき、図7に示すように、ノブホルダ21の揺動にともない、突条部35が揺動する。すると、突条部35の下面は、ガイド部44の係止面44aにおいて、図2に示すx領域の上方に移動する。このとき、ガイド部44の係止面44aは、ノブホルダ21の揺動にともなう突条部35の下面の移動軌跡に対応して形成されているため、ノブホルダ21の揺動が許容されるとともに、ノブホルダ21の揺動が僅かであっても、突条部35の下面は係止面44aのx領域の上方に移動する。
【0049】
すると、この状態で突条部35が押込み方向(下方向)に移動しようとしても、突条部35が係止面44aのx領域の部分に係止(阻止)されて、移動することができない。従って、ノブホルダ21が揺動するとき、ノブ31の押込み方向の移動が阻止される。
【0050】
そして、スイッチ装置1に対する揺動操作を解除すると、押圧されたスイッチ接点53の薄肉部53aの弾性力によりノブ31を保持した状態のノブホルダ21は、軸部22を中心として揺動操作された方向とは逆方向に揺動する。その結果、スイッチ装置1は元の非操作時に戻され、スイッチ接点54はオフ状態とされる。
【0051】
なお、揺動操作した場合、ノブ31の揺動にともない押圧片34も図7に示すようにノブ31と一体に揺動するが、この押圧片34の揺動時における押し込み方向への移動量は、前述した押圧操作される場合と異なり、下方への移動量が少ないため、スイッチ接点54がオン作動することはない。
【0052】
なお、スイッチ装置1の操作部32を、ノブホルダ21の前側が下がるように揺動操作しても、上述した内容と同様の作用を示すため、その説明は省略する。仮に、スイッチ装置1が、激しい振動を受ける場所に設置されており、操作に影響を受ける程の外力を受ける場合について考察する。この場合、外力を受けることでノブホルダ21が揺動すると、ノブ31がそれにともない揺動する。そのため、突条部35の下面は、ガイド部44の係止面44aの上方に移動することとなり、ノブ31の押込み方向の移動は阻止される。従って、激しい外力が加わることにより、スイッチ装置1が誤って押込み操作され、スイッチ接点54がオン状態とされることは防止される。
【0053】
従って、上記実施形態のスイッチ装置1によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のスイッチ装置1は、ガイド機構G1を備えており、このガイド機構G1は、ノブ31が押込み方向に移動するときは該ノブ31を押込み方向にガイドするとともにノブホルダ21の揺動を阻止する。また、ノブホルダ21が揺動するときはノブ31の押込み方向の移動を阻止する。従って、簡易な構成で、複数のスイッチ接点が同時に動作されることを防止することができる。
【0054】
(2) また、本実施形態においては、ガイド機構G1は、ノブ31に設けられた被ガイド部である突条部35と、枠体41に設けられたガイド部44と、ガイド部44の上面の係止面44aとを備える。このガイド部44は、突条部35の押込み方向の移動をガイドするガイド溝44bを含む。また、係止面44aはノブホルダ21が揺動すると、ノブ31の押込み方向の移動を阻止する。従って、簡易な構成で、上記(1)の効果を得ることが可能となる。
【0055】
(3) 更には、本実施形態においては、ガイド部44の係止面44aは、ノブホルダ21の揺動にともなう突条部35の、ガイド部44側の面である下面の移動軌跡に対応して形成されている。従って、ノブホルダ21の揺動が僅かであっても、ノブホルダ21の揺動を許容するとともに、ノブ31の押込み方向への移動を阻止することができる。
【0056】
(4) また、本実施形態においては、ノブ31は、突条部35がノブホルダ21に設けられた摺動溝24にガイドされてノブホルダ21に対してスライド移動可能とされるとともに、突条部35がガイド部44のガイド溝44bにガイドされることで、押込み方向に移動可能とされている。従って、両溝にてガイドされる共通の突条部35を設けるだけで、押圧操作をする際のガイド機構G1として簡易な構成とすることができる。
【0057】
また、摺動溝24と、ガイド溝44bのガイド中心を一致させるという対応関係を設定するだけで、容易にノブ31を押圧操作することが可能となる。
(5) 更には、本実施形態においては、ガイド機構G1は複数設けられている。従って、上記(1)乃至(4)に記載した効果を確実に得ることができる。
【0058】
(第2実施形態)
次に、本発明のスイッチ装置の第2実施形態を、図8乃至図11を参照して説明する。図8は、第2実施形態のスイッチ装置の平面図であり、図9は図8のC−C断面図、図10は図8のD−D断面図である。また、図11は、第2実施形態のノブ及び枠体の分解斜視図である。
【0059】
なお、第2実施形態の説明では、上述した第1実施形態と同じ構成である部分については、同一符号を付しその説明を省略し、異なるところを説明する。
第2実施形態においては、上記第1実施形態のガイド機構G1の代わりに、図8に示すように、ノブ31の左右両側に設けられた被ガイド部としての突部62と、枠体41に設けられたガイド部64と、ガイド部64に設けられた係止部としての係止面64aとを備えるガイド機構G2が設けられている。
【0060】
突条部61は、前後両側の下端部に、図11に示すように、それぞれ突部62が設けられている。同突部62は、ノブ31の上動時に、ノブ31の係止片33がノブホルダ21の係止段部26に係止した状態で、ノブホルダ21の下面に係止するようにされている(図9参照)。そして、各突部62の左右両側の面は、図9に示すように、枠体41の内周面に当接する。そのため、ノブ31が押込み方向に移動するとき、この面が枠体41の内周面に摺接する。
【0061】
ガイド部64は、枠体41の左右両側壁の内側面の略中央部に設けられている。そして、一対のガイドリブ64cは枠体41の左右両側壁の中央部内側面において、前後に互いに並設され、上下方向に延びている。この両ガイドリブ64c間は、前記突部62をガイドするガイド溝64bとされている。また、それぞれのガイドリブ64cの上面は、係止面64aとされている。係止面64aは、係止部に相当する。
【0062】
この係止面64aは、図10に示すように、ノブホルダ21が揺動するときに、ノブホルダ21の揺動にともない移動するノブ31の突部62の下面の移動軌跡に対応して形成されている。
【0063】
上記の構成において、操作部32を押込み操作すると、ノブ31がノブホルダ21に対して押込み方向(下方向)にスライド移動する。そして、ノブ31に設けられた押圧片34が、スイッチ接点54を押圧し、スイッチ接点54がスイッチング作動する。
【0064】
ここで、ノブ31の左右両側の突条部61において、突部62の部分が、ガイドリブ64c,64c間のガイド溝64bに挿入されガイドされて、押込み方向(下方向)に移動する。すると、ノブ31が下方に移動した距離だけ、突部62が、ガイド溝64bに挿入される。このとき、各突部62は、前後両側のガイドリブ64cに沿って摺動する。そのため、僅かな移動量であっても、各突条部61の前後両側の側面が、ガイド溝64bに、前後両側の動きを拘束されることとなる。従って、ノブ31が押込み方向に移動すると、ノブホルダ21の揺動が阻止される。
【0065】
そして、スイッチ装置1に対する押込み操作を解除すると、第1実施形態と同様に、ノブ31はスイッチ接点54の薄肉部54aの弾性力により、元の位置に復帰する。それとともに、スイッチ接点53がオフ状態とされる。
【0066】
また、操作部32を前後方向に揺動操作すると、ノブ31を保持した状態のノブホルダ21が、軸部22を揺動中心として揺動する。そして、傾斜した側の、ノブホルダ21に設けられた押圧板23の押圧面23aが、プッシャ55を介してスイッチ接点53を押圧し、スイッチ接点53をスイッチング作動させることにより、オン状態とする。
【0067】
このとき、ノブホルダ21の揺動にともない、突条部61が揺動する。すると、突条部61の突部62は、ガイドリブ64cの上面の係止面64aの上方に移動する。このとき、ガイド部64の係止面64aは、ノブホルダ21の揺動にともなう突部62の下面の移動軌跡に対応して形成されているため、ノブホルダ21の揺動は許容されるとともに、ノブホルダ21の揺動が僅かであっても、突部62の下面は係止面64aの上方に移動する。
【0068】
すると、この状態で突部62が押込み方向(下方向)に移動しようとしても、突部62が係止面64aに係止(阻止)されて、移動することができない。従って、ノブホルダ21が揺動するとき、ノブ31の押込み方向の移動が阻止される。
【0069】
そして、スイッチ装置1に対する揺動操作を解除すると、第1実施形態と同様に、押圧されたスイッチ接点53の薄肉部53aの弾性力により、ノブホルダ21は元の位置に戻される。そして、スイッチ接点53はオフ状態とされる。
【0070】
従って、上記第2実施形態のスイッチ装置によれば、第1実施形態の(1)乃至(5)の作用効果に加え、以下のような効果を得ることができる。
(1) 第2実施形態では、ガイド機構G2は、突部62と、一対のガイドリブ64c,64cと、各ガイドリブ63cの上面の係止部である係止面64aを備えて構成されている。
【0071】
従って、ガイド機構G2において、枠体41に設けるガイド部を、簡易な構成とすることができる。
なお、上記各実施形態は以下のような別例に変更して具体化してもよい。
【0072】
・ 上記各実施形態では、スイッチ装置1を構成する基部は、枠体41としたが、ノブホルダ21を揺動可能に保持することができ、ガイド機構G1(G2)のガイド部44(64)を備えていれば、基部はどのような形状に構成してもよい。例えば、基部を、ノブホルダ21を揺動可能に支持する支持部材と、ガイド部44(64)とを有する固定部材の別部材でそれぞれ構成してもよい。
【0073】
・ また、ガイド機構G1(G2)は2箇所に設けられているものとしたが、設けるガイド機構G1(G2)の数はこれに何ら限定されない。例えば、1箇所のみに設けてもよい。また、3箇所以上に設けてもよい。
【0074】
・ 更には、ガイド部44(64)はガイド溝44b(64b)を含み、被ガイド部は突条部35または突部62であるガイド機構G1(G2)としたが、ノブ側にガイド溝が設けられ、枠体に突条部が設けられてもよい。
【0075】
例えば、図12に示すように、上記各実施携帯のガイド機構G1(G2)の部分に、ガイド部として一対の板部材74を、図中斜線部分の面にて枠体41に形成し、被ガイド部としてのガイド溝71をノブ31の右側面に対して上下方向に延びるように設けて、ガイド機構G3としてもよい。この場合、板部材74の上面は、ノブホルダ21の揺動にともなうノブ31の下面の揺動軌跡に対応した形状とし、係止部としての係止面74aとする。
【0076】
・ また、図1〜図11の各実施形態ではガイド溝44b(64b)及び摺動溝24は同じガイド中心であり、ともに被ガイド部である突条部35をガイドするものとしたが、ガイド溝44b(64b)と摺動溝24は、同じガイド中心ではなく、異なる部材をガイドするものであってもよい。
【0077】
具体的には、図13に示すように、上記各実施形態のガイド機構G1(G2)の部分に、ノブ31の下端面から下方に、被ガイド部として突部82を形成し、ノブホルダ21の揺動にともなう突部82の揺動軌跡に対応した形状の係止部としての係止面84aを備えたガイド部84を設け、ガイド機構G4としてもよい。そして、ガイド部84のガイド溝84bとはガイド中心をずらして、被摺動部81,81を形成するとともに、図示しないノブホルダにこの被摺動部81,81をガイドする摺動溝を形成してもよい。
【0078】
・ 更には、ガイド部44(64)の係止部を係止面44a(64a)とし、この係止面44a(64a)をノブホルダ21の揺動にともなう押圧片34の下側面の移動軌跡に対応して形成されているものとしたが、これに限定されない。即ち、ノブホルダ21が揺動したときに、ノブ31の押込み方向の移動を阻止するのであれば、どのような形状としてもよい。
【0079】
・ また、ガイド機構G1(G2)は、ノブ31に設けられた突条部35(または突部62)と、ガイド溝44b(64b)を含むガイド部44(64)と、係止面44a(64a)とにより構成したが、ガイド機構はこの構成に何ら限定されない。即ち、ノブ31が押込み方向に移動するときは、ノブホルダ21の揺動を阻止し、ノブホルダ21が揺動するときはノブ31の押込み方向の移動を阻止することができれば、どのような形態であってもよい。例えば、ガイド部は、ガイド溝と係止部とが、別部材により構成されていてもよい。
【0080】
・ 更には、ノブホルダ21が軸部22によって、枠体41の支持部42の軸受孔42aに軸支されるものとしたが、これに何ら限定されない。即ち、ノブホルダ21が枠体41に揺動可能に支持されていればよく、例えば、ノブホルダ21を、枠体41により、4方向に揺動可能に支持してもよい。
【0081】
【発明の効果】
以上詳述したように、請求項1乃至請求項4に記載の発明によれば、簡易な構成で、複数のスイッチ接点が同時に動作されることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるスイッチ装置の分解斜視図。
【図2】 ガイド部の要部斜視図。
【図3】 スイッチ装置1の平面図。
【図4】 同じく図3のA−A断面図。
【図5】 同じく図3のB―B断面図。
【図6】 スイッチ装置の作用を説明する図3のB―B断面図。
【図7】 スイッチ装置の作用を説明する図3のB―B断面図。
【図8】 第2実施形態のスイッチ装置の平面図。
【図9】 同じく図9のC―C断面図。
【図10】 同じく図9のD―D断面図。
【図11】 第2実施形態のノブ及び枠体の斜視図。
【図12】 別例のノブ及びガイド部の斜視図。
【図13】 別例のノブ及びガイド部の斜視図。
【符号の説明】
1…スイッチ装置
21…ノブホルダ
31…ノブ
35…突条部(被ガイド部)
41…枠体(基部)
44…ガイド部
44a…係止面(係止部)
44b…ガイド溝
44c…ガイドリブ
53…スイッチ接点(第2スイッチ接点)
54…スイッチ接点(第1スイッチ接点)
62…突部(被ガイド部)
G1…ガイド機構
Claims (4)
- 基部と、該基部に揺動可能に支持されるノブホルダと、押込み操作に基づき、前記ノブホルダに対して押込み方向にスライド移動可能とされたノブとを具備し、前記ノブの押込み操作に応じて第1スイッチ接点が押圧され、前記ノブの揺動操作に伴い前記ノブホルダが揺動されることに応じて第2スイッチ接点を押圧する構成とされたスイッチ装置において、
前記ノブが押込み方向に移動するときは該ノブを押込み方向にガイドするとともに前記ノブホルダの揺動を阻止し、前記ノブホルダが揺動するときは前記ノブの押込み方向の移動を阻止するガイド機構を備え、
前記ガイド機構は、
前記ノブに設けられた被ガイド部と、
前記基部に設けられ、前記被ガイド部の押込み方向の移動をガイドするガイド部と、
前記ガイド部のガイド開始部位側に、前記ノブホルダの揺動時に被ガイド部を係止して、前記被ガイド部のガイド部に対する押込み方向の移動を阻止する係止部とを備えることを特徴とするスイッチ装置。 - 前記係止部は、前記ノブホルダの揺動にともなう前記被ガイド部の、前記ガイド部側の部位の移動軌跡に対応して形成されていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。
- 前記ガイド部はガイド溝を含み、被ガイド部は突条部であり、
前記ノブは、前記ノブホルダに設けられた摺動溝に前記突条部がガイドされて、前記ノブホルダに対してスライド移動可能とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスイッチ装置。 - 前記ガイド機構は複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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