JPH0822737B2 - 表面積の大きいガンマアルミン酸リチウムの製造 - Google Patents

表面積の大きいガンマアルミン酸リチウムの製造

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JPH0822737B2
JPH0822737B2 JP5509243A JP50924392A JPH0822737B2 JP H0822737 B2 JPH0822737 B2 JP H0822737B2 JP 5509243 A JP5509243 A JP 5509243A JP 50924392 A JP50924392 A JP 50924392A JP H0822737 B2 JPH0822737 B2 JP H0822737B2
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    • C01F7/04Preparation of alkali metal aluminates; Aluminium oxide or hydroxide therefrom
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、リチウム塩及びアルミニウム源から得られ
た表面積の小さいガンマアルミン酸リチウムを過酸化水
素と接触させることによる表面積の大きな主として単一
相のガンマアルミン酸リチウムの製造に関する。
背景技術 ガンマアルミン酸リチウムは、溶融カーボネート燃料
電池におけるカーボネート電解質のための支持物質の候
補者である。この支持物質は、テープキャスティングに
より、面積で約1平方メートル及び厚さ0.5−2mmの多孔
性タイルに加工される。アルミン酸リチウムは、溶融カ
ーボネート燃料電池の腐食条件下及び約650℃の操作温
度で不活性である。しかし、アルミン酸リチウムは、3
相即ちα、β、γを有する。相の混合物の存在は、タイ
ルの早いクラッキング及び電解質の損失を招く。これら
の相の内、最も安定なのはγ相である。純粋なガンマ相
のアルミン酸リチウムは、タイルの寿命を約40000時間
までも長くする。
電解質保持物質として働くために、LiAlO2は、ガンマ
相に主として存在し、表面積は10m2/gより大きく、そし
てアルファ又はベータの相の最低の存在がなければなら
ない。α及びβ相の両者は、700℃より高い温度でγ相
に転化する。残念ながら、か焼温度の上昇は、アルミン
酸リチウムの表面積を約1m2/gにまで減少させる。表面
積の大きいγ−アルミン酸リチウムを製造する試みは、
文献に報告されてきている。
表面積の大きなガンマアルミン酸リチウムを製造する
ために開発された一つのやり方はゾルーゲルルートであ
り、それは、基本的に、小さい粒子の固体粉末への金属
アルコキシドの加水分解そして高温度のか焼である。こ
の方法を報告している二つのヨーロッパ特許は、EP2076
63号及びEP235098号であり、30−40m2/gの表面積が得ら
れていた。この方法の不利益は、不活性雰囲気の必要、
処理段階の数及び方法の完了までの時間の長さである。
この方法の工業化は、複雑で、労力を必要としそして高
価である。
表面積の大きなγ−アルミン酸リチウムの製造の他の
態様は、EP336322号に記載されているように、アルミン
酸リチウムを水のみと、又は水及び有機溶媒の存在下1
種以上のヒドロキシル基と接触させることである。この
特許では、最初の表面積が22m2/gであるγ−LiAlO2100g
が、室温で31.25日間350gの蒸留水と接触される。得ら
れた水和物は、Li2Al2O4・7H2Oの式を有した。650、800
及び900℃で1時間の加熱処理は、それぞれ約80、50及
び40m2/gの表面積を与えた。この方法は生産を実行する
には簡単であるが、水との長い接触時間が望ましくな
い。その上、X線粉末回折像は、得られるアルミン酸リ
チウムの相を示すようには含まれない。表面積の増大を
伴う混合物の存在は、長い時間水との接触中中間体であ
る水和物の形成により可能である。混合した相は、一般
に低い温度例えば650℃で生ずるが、ガンマ相は、一般
により高い温度例えば900℃で得られる。
日本公開特許昭63−270311号は、又水を使用する同様
な方法を記述している。この発明では、20m2/gの表面積
を有するγ−LiAlO2粉末は、30℃で16時間水中で水和さ
れ、漉過されそして2時間500℃で加熱された。得られ
る表面積は、84m2/gであった。接触時間が30℃で2時間
に減少したとき、表面積は、20m2/gから52.8m2/gに増大
したに過ぎなかった。X線粉末回折像は、アルミン酸リ
チウムの相を限定するようには含まれなかった。これら
の条件下で相、α、β、γの混合物を得ることができ
る。
表面積を増大するためのアルミン酸リチウムの酢酸処
理は、日本公開特許平02−80319号に記載されている。2
0m2/gの表面積のガンマ−アルミン酸リチウムは、室温
で2時間98.5重量%の酢酸と混合され、漉過されそして
2時間120℃で乾燥された。得られる表面積は、53.6m2/
gであった。X線粉末回折像は、酢酸処理アルミン酸リ
チウムの相を限定するようには与えられず、相の混合物
は、単一相がX線により確認されない限り存在する。ア
ルミン酸リチウムが酸溶液に或る溶解度を有することも
知られている。その上、乾燥温度は、粉末中に随伴する
CH3COOHから過剰の炭素を焼き払うには高くない。
アルミン酸リチウムは、又硝酸リチウム、硝酸アルミ
ニウム及び水を含む溶液に炭酸アンモニウムを加えてカ
ーボネートを形成し、次に大気中で36時間800℃でか焼
することにより製造された。この方法は、公開特許昭64
−61314号(1989年3月8日)に記載されていた。得ら
れる表面積は50−70m2/gであり、平均の粒子サイズは10
0オングストロームであった。X線粉末回折像は含まれ
ず、そのため、この方法により得られるアルミン酸リチ
ウムの相は未知である。
支配的な単一ガンマ相のみのアルミン酸リチウムの確
認は、溶融カーボネート燃料電池への応用がアルミン酸
リチウムが約10m2/gの大きな表面積を有するばかりでな
く、存在する支配的な単一のガンマ相を有することを要
するので、重要である。これらの報告された製造方法の
多くは、最終のアルミン酸リチウムの相を報告していな
い。
発明の開示 本発明は、ガンマ相のアルミン酸リチウムの表面積を
増大する方法を提供する。これらの生成物は、少なくと
も95%のガンマ相のアルミン酸リチウムである。表面積
の小さいγ−アルミン酸リチウム例えば8m2/gより小さ
い表面積のものは、細かく砕かれ、過酸化水素とともに
室温でスラリーとし、激しく混合し、そして後で過酸化
水素から分離される。回収した生成物は、オーブン又は
炉で乾燥される。X線及び表面積による分析は、10−50
m2/g又はそれ以上の表面積を有する支持的な単一ガンマ
相のアルミン酸リチウムの存在を示す。表面積の小さい
γ−アルミン酸リチウムは、微細なリチウム塩例えば水
酸化リチウム及び化学量論的量のアルミニウム源例えば
γ−Al2O3の均一な混合物を製造し、次に少なくとも2
時間700−900℃の温度で大気中で混合物をか焼すること
により製造できる。か焼される塩の混合物は、従来の技
術例えば粉砕、ボールミリングなどにより製造できる。
か焼後、得られた生成物は、0.5−5m2/gの表面積及び約
1:1のLi:Alのモル比を有する単一相のγ−LiAlO2であ
る。
表面積の小さいγ−LiAlO2は、リチウム塩及びアルミ
ニウム源から製造される。方法は、水酸化リチウム、炭
酸リチウム、硝酸リチウム、過酸化リチウム、しゅう酸
リチウム、酢酸リチウム、安息香酸リチウム、蟻酸リチ
ウムなどを含むがこれらに限定されない初めから乾燥し
たリチウム塩の任意のものを使用できる。アルミニウム
源は、乾燥粉末として一般に市販されているアルミナ、
水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、アルミニウム
アルコキシド、ベーマイトなどである。リチウム塩及び
アルミニウム化合物の均一な混合物は、均一な混合物が
得られるまで、2種の粉末状成分とともに粉末例えばボ
ールミリングにより得られる。好ましい混合物は、化学
量論的量の少なくとも200m2/gの表面積を有するγ−ア
ルミナ及び水酸化リチウムをともにボールミリングによ
り生成する。ボールミル中でかなりの量の粉砕媒体を使
用して、これらの物質の均一な混合物が約4時間で得る
ことができる。粉砕時間の量は、通常の粉砕変数例えば
選択された装置、負荷などに依存する。
表面積の小さいγ−LiAlO2を製造することは、これは
アルミン酸リチウム生成物の混合相の形成を制限するの
で、少なくとも700℃のか焼温度を使用する。900℃より
高い温度も使用できるが、本発明を実施するための好ま
しい温度は、この範囲が混合相、焼結を避けさらに過剰
の凝集を避けるので、700−900℃であり、好ましくは75
0−800℃である。か焼は、概して少なくとも約6時間行
われて、反応の完了を確実にし、より長いか焼時間、24
時間まで又それ以上も使用できる。2時間ほどの短いか
焼時間も有用なγ−アルミン酸リチウム生成物を生成す
るが、より長いか焼時間が好ましい。
任意の源からの表面積の小さいγ−LiAlO2は、微細に
粉砕される。微細なγ−アルミン酸リチウムは、次に過
酸化水素水溶液とともにスラリー化され、激しく混合さ
れそして漉過される。概して、この混合は、外界温度で
行われるが、低温度又は高温度も使用できる。
少なくとも30分間の混合時間は、γ−アルミン酸リチ
ウムの表面積の小さい増加をもたらし、混合時間は、生
成物が混合されない時間を伴う。混合時間は、数日間延
長でき、新しい過酸化水素の周期的な添加は、表面積の
非常に大きい生成物を達成するために、次から次に混合
された生成物に添加される。γ−アルミン酸リチウム及
び過酸化水素の混合は、0−120℃の温度、概して外界
温度及び圧力で最も好都合に行われるが、それより高い
温度及び圧力ももし望むならば使用できる。混合は、温
度の上昇を伴い、そすて混合約2時間後に概して生ずる
或る発泡又は泡立ちが始まる。
30−70℃の濃度の市販の過酸化水素が概してこの方法
で使用されるが、5−30%のより希釈された溶液も使用
できる。30%の濃度が良好な結果を与えることが分っ
た。過酸化水素処理生成物は、200−600℃で乾燥され、
30−550℃での乾燥は、少なくとも2時間の期間好まし
く、10m2/gより大きい表面積の表面積の大きいガンマア
ルミン酸リチウム生成物を生成する。アルミン酸リチウ
ムの3種の相のそれぞれの密度は異なり、そのため、密
度は、相を確認することを助けるものである。アルファ
相は、3.6g/ccの密度を有し、ベータ相は、2.8g/ccの密
度を有し、そしてガンマ相は、2.6g/ccの密度を有す
る。
実 施 例 以下の実施例は、本発明をさらに説明する。他に指示
されない限り、全ての温度は摂氏であり、アルミン酸リ
チウムの相はX線回折により決定され、表面積はBET表
面積分析器により決定され、そして密度はマルチピクノ
メーターにより決定された。X線回折像では、ガンマピ
ークは、ピークの頂点のシンボルoにより同定され、そ
してベータピークは、シンボルxにより同定される。
図面の簡単な説明 図1及び2は、>99%γ−LiAlO2の存在を示すX線分
析である。
図3は、単一相γ−LiAlO2の存在を確認するX線分析
である。
図4及び5は、単一相γ−LiAlO2を示すX線分析であ
る。
図6及び7は、支配的にガンマ相のアルミン酸リチウ
ムを示すX線分析である。
図8は、アルミン酸リチウムのβ及びγ相の存在を示
すX線粉末回折像である。
表面の小さいLiAlO2の製造 168gの水酸化リチウム−水和物及び211gのVersal G
L、γ−Al2O3を、均一に混合し、そして少なくとも4時
間ジルコニア又はアルミナのボールを使用してボールミ
リングにより粉砕した。ボールをふるいにより粉末から
分離した。粉末をアルミナのさやに移し、そして少なく
とも6時間750℃で大気中で焼いた。焼いた生成物を冷
却後再び粉砕した。アルミン酸リチウムの表面積は1.0m
2/gであった。ピクノメーターからの密度は、2.60g/cc
であった。X線分析は、図1に示されるように、>99%
γ−LiAlO2の存在を示した。
実施例 1 150gの表面積の小さいγ−LiAlO2を、30秒間600mLの3
0%過酸化水素とブレンドし、そして磁気撹拌器を使用
して20分間撹拌した。混合物を室温で16時間放置し、2
時間500℃でか焼し、次に粉砕して凝集物を破壊した。
表面積の分析は14.9m2/gを示した。密度は2.59g/ccであ
った。図2のX線分析は、生成物が>99%γ−LiAlO2
あることを示した。化学分析は、生成物が10.2重量%の
リチウム及び41重量%のアルミニウムであることを示
し、それは、γ−LiAlO2中のリチウム対アルミニウムの
1:1モル比に相当する。
実施例 2 実施例1で得られた生成物を、新しい30%過酸化水素
中で再スラリー化し、そして室温で20分間磁気撹拌器を
使用して撹拌した。スラリーを約16時間かけて沈降させ
た。物質を次に500℃で大気中で2時間か焼し、そして
粉砕して凝集物を破壊した。表面積は35.4m2/gに増大
し、そしてX線分析(図3)は単一相のγ−LiAlO2の存
在を確認した。
実施例 3 100gの表面積の小さいガンマアルミン酸リチウムを、
30分間200mLの30%H2O2とともに機械撹拌器を使用して
撹拌し、そして23時間放置した。γ−アルミン酸リチウ
ムを次に過酸化水素溶液から分離し、そして生成物を2
時間大気中で500℃で焼いた。粉砕後、密度は2.60g/cc
であり、そして表面積は10.1m2/gであった。生成物は、
>99%γ−LiAlO2であった。
実施例 4 他のアルミン酸リチウムのサンプルを製造し、そして
実施例1において行ったように過酸化水素により処理し
た。生成物を二つの部分に分けた。一つの部分を16時間
110℃で乾燥し、表面積は12.0m2/gであることが測定さ
れた。他の部分を2時間500℃で焼き、表面積は13.9m2/
gであった。生成物の両方の部分は、X線分析により単
一相のガンマアルミン酸リチウムであった(図4及び
5)。
実施例 5 1kgの実施例1におけるように製造されたガンマアル
ミン酸リチウムを、1日室温で2Lの30%過酸化水素とと
もに機械撹拌器を使用して混合した。追加の過酸化水素
(600mL)を第二日に加え、さらに24時間撹拌した。サ
ンプルを次に漉過し、粒子状の固体を大気中で2時間50
0℃で焼いた。粉砕後、γ−アルミン酸リチウム生成物
は、28.1m2/gの表面積及び2.62g/ccの密度を有した。X
線分析は、図6に示されるように支配的なガンマ相のア
ルミン酸リチウムを示した。
実施例 6 1:1モル比の炭酸リチウム及びアルミナを緊密に混合
し、次に少なくとも6時間900℃で焼いた。得られた生
成物は、0.5m2/gの表面積を有する>90%ガンマアルミ
ン酸リチウムであった。100gのこの物質を72時間機械撹
拌器を使用して300mLの30%過酸化水素と混合した。固
体を次に2時間500℃で焼き、粉砕して凝集物を破壊し
た。生成物の密度は2.57g/ccであった。表面積は11.0m2
/gであった。X線分析(図7)は、生成物が支配的にガ
ンマ相のアルミン酸リチウムであることを示した。
実施例 7 100gの7.8m2/gの表面積のγ−アルミン酸リチウム
を、24時間200mLの30%H2O2と撹拌した。漉過後、固体
を少なくとも2時間大気中で500℃で焼き、次に粉砕し
て凝集物を破壊した。密度は2.60g/ccであり、表面積は
22.6m2/gに増大した。生成物は、支配的に単一相のγ−
LiAlO2であった。
実施例1−3は、この方法が一連の連続した操作を使
用することを説明し、その際、0.5−5m2/gのか焼した表
面積の小さいγ−アルミン酸リチウムは、過酸化水素/
乾燥サイクルを経て繰返しリサイクルされ、即ちγ−ア
ルミン酸リチウムは、続けて再スラリー化され新しい過
酸化水素中で1/2−24時間又はそれ以上撹拌され、次に
γ−アルミン酸リチウムの回収、乾燥及び再粉砕を行っ
てその表面積がそれぞれの追加の工程サイクルとともに
増大する生成物を生成する。このサイクルを2回そして
それより多く繰り返すことは、γ−アルミン酸リチウム
の表面積を10−20m2/gの範囲から20m2/gより大きい範囲
に増大できる。
実施例5は、多数の日の間か焼したγ−アルミン酸リ
チウムの長期の撹拌を示し、その際追加の過酸化水素は
次々に加えられる。時間及び次々に加えられる過酸化水
素の量は、調節されて、20m2/gより大きい表面積を有す
るγ−アルミン酸リチウムを生成する。
比較例 A 150gの2m2/gより小さい表面積を有するガンマ−アル
ミン酸リチウム及び300mLの蒸溜水を室温で20分間とも
に混合した。得られたスラリー混合物を次に外界温度で
約16時間放置してエージングし、2時間500℃でか焼し
た。処理したアルミン酸リチウムは、表面積を増大せ
ず、そして相はなおガンマ相であった。
比較例 B 50gのガンマ−アルミン酸リチウム及び100mLの水を90
℃で8時間混合した。得られた混合物を次に漉過し、そ
して固体を2時間500℃で焼いた。表面積は、33.4m2/g
であり、密度は、2.7g/ccであった。X線粉末回折像
は、アルミン酸リチウムのβ及びγ相の存在を示した
(図8)。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】8m2/gより小さい表面積を有するガンマア
    ルミン酸リチウムと5−70%の濃度を有する過酸化水素
    水溶液とを0℃より高い温度で少なくとも1/2時間混合
    し、ガンマアルミン酸リチウムを過酸化水素から分離
    し、そして乾燥するまでガンマアルミン酸リチウムを20
    0℃より高い温度に加熱することによりガンマアルミン
    酸リチウムを乾燥し、そしてガンマアルミン酸リチウム
    を粉砕して10m2/gより大きいBET表面積を有するガンマ
    −アルミン酸リチウムを生成することを特徴とする10m2
    /gより大きいBET表面積を有する少なくとも95%のガン
    マ相のアルミン酸リチウムを製造する方法。
  2. 【請求項2】8m2/gより小さいBET表面積を有するアルミ
    ン酸リチウムは、水酸化リチウム、炭酸リチウム、硝酸
    リチウム、過酸化リチウム、しゅう酸リチウム、酢酸リ
    チウム、安息香酸リチウム及び蟻酸リチウムからなる群
    から選ばれるリチウム塩並びにアルミニウム源の混合物
    をか焼することにより製造されることを特徴とする請求
    項1の方法。
  3. 【請求項3】アルミニウム源は、アルミナ、水酸化アル
    ミニウム、硝酸アルミニウム、ベーマイト及びアルミニ
    ウムアルコキシドからなる群から選ばれることを特徴と
    する請求項2の方法。
  4. 【請求項4】か焼は、少なくとも6時間750−800℃の温
    度で行われることを特徴とする請求項2の方法。
  5. 【請求項5】か焼したアルミン酸リチウムは、0.5−5m2
    /gの表面積を有するガンマ−アルミン酸リチウムである
    ことを特徴とする請求項2の方法。
  6. 【請求項6】ガンマ−アルミン酸リチウムは、少なくと
    も30%の過酸化水素の濃度を有する過酸化水素溶液と混
    合されることを特徴とする請求項1の方法。
  7. 【請求項7】10m2/gより大きいBET表面積を有するガン
    マ相のアルミン酸リチウムの表面積は、10−50m2/gの表
    面積を有することを特徴とする請求項1の方法。
  8. 【請求項8】0.5−8m2/gの表面積を有するガンマ−アル
    ミン酸リチウムと5−70%の濃度を有する過酸化水素水
    溶液とを0℃より高くしかも120℃より低い温度で少な
    くとも1/2時間混合して10−20m2/gの範囲のBET表面積を
    有するガンマ−アルミン酸リチウムを取得し、10−20m2
    /gの範囲のBET表面積を有するガンマ−アルミン酸リチ
    ウムと新しい過酸化水素溶液とを少なくとも1/2時間混
    合して20m2/gより大きい表面積を有するガンマ−アルミ
    ン酸リチウムを得ることを特徴とする20m2/gより大きい
    BET表面積を有する少なくとも95%のガンマ相のアルミ
    ン酸リチウムを製造する方法。
  9. 【請求項9】200℃より高い加熱は、300−550℃で少な
    くとも2時間行われることを特徴とする請求項1又は7
    の方法。
JP5509243A 1991-11-19 1992-10-07 表面積の大きいガンマアルミン酸リチウムの製造 Expired - Lifetime JPH0822737B2 (ja)

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